にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

2019年8月13日の「大阪の片隅で『ASD』について話す会」に参加した感想3 上と下の差

前回に述べさせていただいたように、2019年8月13日火曜日に、西成区民センターで行われた、レンタルADHDおじさんによる「大阪の片隅で『ASD』について話す会」に参加させていただきました。
非常に良い会で、おかげで興味深い話をいろいろと聞くことができ、楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。
いろいろと話を聞かせていただいた中で、自分なりに感じた、考えたことを述べさせていただこうと思います

 

自分だけが正しいと思わないこと

自分が正しい
と思うのは良いことだと思います。逆に
「自分は正しくない。間違っている」
「自分なんかいないほうがいい」
と思うのは、自己肯定感の低い状態なんで、何か変えていかないといけないですね

このように
自分が正しい
と思うのは、自己肯定感がある状態なので、良いことですね。

 

ただ発達障害の人は「自分だけが正しい」と思いがちである。ここが発達障害の「共感性のなさ」「想像力の欠如」という特性からくる「相手の気持ちを推し量ることが難しい」ということですね。世界は自分中心に回っていて、まるで自分はRPGの主人公であって、他の人はNPCやサブキャラクターかモブキャラか何かだと思ってるような人が多いですね。

そうではなくて、この世の中はみんな各々の人間がそれぞれが感情を持っていて、それぞれの人生の歩んでいる。そのそれぞれの人たちがなるべくみんなが円滑に暮らせるように社会のルールがある。

あとそれぞれの人には人生や感情があるように、「正しい」「正義」というもの、あと「価値観」とかは人それぞれである。

 

「そんなもん当たり前だろw常識をすごそうに語られてもw」
と思われるだろうが、意外にもそこをわかっていない発達障害の人は多い

・自分の好きなことは辟易するぐらいしゃべるクセに、自分が興味のない話は全く聞かない
・自分の言いたいことだけ言って、他人の話はほとんど聞かない
・他人の細かな言い間違いには執拗に指摘するクセに、自分が言い間違いをして指摘されたら逆ギレする
・話がやたらと長い
・同じ話を何度も繰り返す
・「垂井で乗り換えがあって」「サンライズ瀬戸」など普通の人が知らないような専門用語を多用して話す。他人にわかりやすく話す気がない
・他人が話を明らかに聞く気がない状況でも、話を一方的に続ける
・他人を平気でディスりまくるくせに、自分がディスられたら怒り出す
とかは、そんな感じですね

これは悪気があるとか、性格が悪いとかではなくて、単に「自分にとって正しい行為をした」と本人は思っていても
結果として「自分さえ良ければそれで良い。他人がどうなろうと知ったことか」と思われてしまう
当事者会では「自分の気持ちに正直なだけ」「裏表がなくて純粋なだけ」「発達障害の人は相手の気持ちを推し量ることが難しいからしょうがない」という形になるんだろうけど
定型社会(一般社会)だと「自己中心的な思考」「ジコチュー」「わがまま」「困ったちゃん」「厄介者」「風上にも置けない」「人間のクズ」と呼ばれてしまうことになり、人間関係で苦労することになりますね

96猫 『嘘の火花』 - YouTube

正しい・間違ってる、良い・悪い、とかではなくて、こういう人は一般社会ではいらない、いないほうがいいんで

やっぱり発達障害の人は特性上、
自分だけが正しい
と思いがちなんですが、それだと下(当事者会)では良くても、上(定型社会)ではなかなか難しいですね

自分も正しいと思ってるが、相手や他の人もまた『自分が正しい』と思っている
というのを認識して、
「その中でどう折り合いをつけていったらいいんだろう??」
と考えていける人が、上(定型社会)でも通用するんじゃないかと思いますね

 

Win-Win

ティーブン・R・コヴィーの著書「7つの習慣」の第4の習慣において「Win-Winを考える」というのがある。

 

人間関係におけるパラダイム
Win-Win:自分も勝ち、相手も勝つ。それぞれの当事者が欲しい結果を得ること
Win-Lose:自分が勝ち、相手は負ける。相手を蹴落としてなんぼの世界
Lose-Win:自分が負けて相手が勝つ。相手が幸せになるならば、自分は常に踏み台でかまわない
Lose-Lose:相手が負けて自分も負ける。相手に勝たせるくらいなら足を引っ張って共倒れしたほうがマシ
Win:自分の勝ちだけを考える。自分が勝てば相手がどうなろうと知ったことではない
No Deal:Win-Winの合意、または取引条件に至らなければ、取引しないことに合意する。妥協するくらいなら白紙に戻す

の6つに集約されるとし、win-winの関係を目指すべきである、とする考えだ。

 

以上のように、win-winの関係となるようにしていくべきである。終わり
・・・と言いたいところですが、そんな単純な話ではない

 


発達障害の人は、残念ながら「Win-Win」ではなく「Win」を目指す人が多い。悪気はなくても「自分さえ良ければそれで良い」と考えて、他人のことが眼中にない。うまくいけば「Win-Win」になるときもあるが、たいていは「Win」の形になってしまう。こうなると問題が起きてしまう。そうではなくて「Win-Win」を目指すべきである。

たとえば
・自分の好きなことは辟易するぐらいしゃべるクセに、自分が興味のない話は全く聞かない
とかさっき述べたような行為とかは「自分さえ良ければそれで良い」という「Win-Win」ではなく「Win」を目指す行動になる

そうなると、相手は

Lose-Win 聞きたくない話を延々と「そうですね・・・」と聞き続ける。「そうですか、すいませんでした」「ごめんなさい」とこちらが折れて、苦痛を甘受する。
Lose-Lose 「お前!さっきから好き勝手にしやがって!ふざけんなよ!ぶっ殺すぞてめえ!」とぶちギレて大喧嘩する。一見、Win-Loseに見えるが、
「あの人って怒り狂ってて怖いよね・・・・・・・なんか自分も怒られたら嫌だし、あまりあの人とは関わりたくないなあ」
と他の人から距離を置かれるので自分もLoseになる。
No Deal 「お前、もう俺に話しかけるな」「もうお前とは絶交だ」と縁を切る

のどれかの行動を取らざるをえなくなってしまう。

 

一番よくあるのが
「なんかあいつって自分の話しかしなくてウザくね?」
「あいつって本当に人をイライラさせるよな」
って包囲網を作られて
「あいつってもういないほうがいいよね」
「今度はあいつ抜きでみんなで飲みに行こうぜ」
とどんどん居場所を失くされていってしまい、だんだんWin-Loseの関係を作られていってしまう

以上のように
Win:自分の勝ちだけを考える。自分が勝てば相手がどうなろうと知ったことではない
の態度だと、Win-Winの関係を築くのは難しいことがよくわかる


ではWin-Winの関係を築くにはどうすればいいのだろうか?

「会社と会社の交渉」「会社と従業員の関係」「国と国の交渉」とかだとかなり複雑になってきますけど、「人と人」の場合は、「まず相手のwinとは何かを考えて、そのうえで自分のwinを考える」ことですね。
ここで大事なのは「まず自分のwinとは何かを考えて、そのうえで相手のwinを考える」のではない。「まず相手のwinとは何かを考えて、そのうえで自分のwinを考える」ことである。
とにかく「まず相手のwinとは何かを考えること」が大事である。しっかり相手の気持ちを忖度(そんたく)する・・・と言うとなんかアレだが、相手の気持ちを推し量ることが大事である。そのためには相手をしっかり観察することが大事になってくる。

そうやって相手の反応をしっかり見ながら、話したり、アクションがとれる人は、Win-Winの関係を築ける人も多い。そういう人は上(定型社会)でも通用する人が多いですね
逆に思いつくままに話すだけで、相手の反応を全く見ないような人は、上(定型社会)ではなかなか難しいですね。

 

たまには上(定型社会)に行く

発達障害の人は、一人で悩みを抱え込むのではなく、当事者会に参加して悩みや生きづらさを分かち合うべきである

taniryo.hatenablog.com

しかしながら、当事者会だけで満足してしまうと、下(当事者会)では良くても、上(定型社会)ではまったく通用しない「当事者会、自助会慣れ」「当事者会、自助会の帝王」になってしまう恐れがある

taniryo.hatenablog.com

そうならないためにも
「なんで自分は上(定型社会)では通用しないんだろう?何が足りないんだろう?」
というのは考えていく必要がありますね
単に当事者会に来て
「楽しかった、良かった」
「いろいろ話を聞けて良かった」
で終わりじゃなくて、
「自分が上(定型社会)でも通用するようになるには、この下(当事者会)ではどういうことを意識してやっていったらいいんだろう?」
「自分には何が足りないんだろう?何が課題なんだろう?」
と考えてやっていくのが大事だと思いますね

gendai.ismedia.jp


ずっと下(当事者会)にいたら、
発達障害の特性による症状がひどく、当事者会をめちゃめちゃにしたり迷惑をかけまくってもなんとも思わない、とんでもない人もいる。それに比べてなんて自分はまともで素晴らしい人間なんだろう!」
と他のダメな人と比べて優越感に浸って満足してしまって、なかなか自分の成長というのがなくなってしまう

たまには上(定型社会)に行って
「当事者会ではまだマシなほうだけど、上(定型社会)じゃこんなもんか・・・」
という感覚を持って、下(当事者会)で俺Sugeeeeeeと満足していちゃダメだなあ、と思ってやっていかないと

4月29日㈪のDMP Stationに参加した感想 - にっし~の日記


二次会で他の当事者会とか、困ったちゃんの参加者への不満とか愚痴をぶちまけたい気持ちもわかるんですけどね・・・
自分もある当事者会をケンカして辞めた口ですし・・・

taniryo.hatenablog.com

ただ
「当事者会ではまだマシなほうだけど、上(定型社会)じゃまだまだだから、もっと努力していかないと」
と思っていたら、当事者会の関係で見下したり糾弾したりして悦に入ってる、そんな暇はないと思うんですけどね


前回にも言った通り、せっかく会が終わった後の二次会なんだから
「あの話はとても良かったです。参考になりました!」
「自分の悩みに答えてくれてありがとうございました。」
とか感謝を述べるとか
「あの場面は緊張してうまく話せませんでしたが、意味はみんなに伝わったみたいで良かったですw」
とか回想するとか
「〇〇と話されましたが、自分は△△だと思いますが、その点どう考えますか?」
「あの話についてもっと聞かせてくれますか?」
とか質問するとか、そういうことをやっていったほうがいいと思いますね

 

特に当事者会に来る人は
「なんでこんなこともできないんだ」「お前なんかいらねえよ」
とかいろいろ否定されてきてる人が多いので
「こんな話をできるなんて、あなたは素晴らしい人ですね」
「あなたのその優しさは、とても良いところだと思います」
といった感じで、もっとお互いを褒められるような、温かい空間になったらいいんじゃないかなと思いますね

 

失敗とか課題とか欠点に向き合うのが大事ではあるけど・・・発達障害の人はプライドが高くメンタルが脆い人が多いから、そこを指摘しても逆上するだけ
そこは本人が取り組むべき問題なので、他人や会ではどうしようもない
というか一回褒められたら「もっと褒められたい!」と強く思うものなので、「もっと褒められるには課題や欠点を直すしかない」ってなったら勝手に自分から直し始めるとは思いますね

それに人間誰しも、嫌なことを言ってくる人より褒めてくれる人のほうが好きなんで、褒めるのが上手い、褒め上手な人は誰からも好かれるので、当事者会や定型社会問わずに人間関係が良くなりやすいですね

 

相手の立場を考える

前に発達障害の関係とかじゃなくて、一般(定型)の社会人サークルのカラオケの会に行ってカラオケやって、二次会に行ったら、幹事の方がAKBのことがあまり好きではない人らしくて
「AKBとか握手券を売りさばいて、CDの売り上げを伸ばしてるだけのインチキグループだろwたいして歌もダンスも上手くないし、曲もたいして良くねえだろwこんなグループが売れちまうから、音楽業界がなんかおかしくなってしまったよ。ていうか握手商法で売り上げを伸ばしてるだけのグループなんかいらないでしょ」
と話していたので
「一応自分はAKBファンですけど、まあメンバーは本当に一生懸命にやっていますんで」
と自分も話したら、幹事の人は「ヤバイ、しまった」という表情をして違う話題にしてましたね


こういうときに「しまった、やってしまった・・・」と思うのが定型、「えっ、事実を言っただけですよね?何が悪いんですか?」と思うのが発達障害、というか下(当事者会)のレベルだと思いますね。
(AKBの是非、握手会商法の是非は別の問題、この「相手の立場を考える」とは完全に別の話題になってしまうので置いておきます)

 

わかりやすい例を出すと、大の巨人ファンの人がいるとして、その人と同じ場で大のアンチ巨人の人がいるとして、
「くたばれ読売ジャイアンツ!」とか「死ね死ね、くたばれ、巨人軍~」という闘魂こめての替え歌を熱唱したりしたら

大合唱「〇ね〇ね!くたばれ!ロッテのパクり!!」【商魂込めて】2018/8/7 巨人対阪神 - YouTube

「なんだとこの野郎!ケンカ売る気かオラァ、ぶち殺すぞてめえ」となってケンカ不可避になる

 

逆に大の巨人ファンの人が、今年の原巨人の素晴らしさ、読売ジャイアンツの素晴らしさ、王長嶋のV9の時代から続く巨人軍の栄光とかを朗々と語りだしても、大のアンチ巨人の人をイラつかせるだけ

 

だから定型の場合だったら、野球の話題にするにしてもお互いの立場を考慮して
「ヤクルトの村上はすごいですね~。10代で30本以上ホームラン打ってますからね。(元西武、巨人の)清原以来じゃないですか?」
パリーグはどこが優勝するんですかね?ソフトバンクのほうが選手層は厚いけど、西武のほうがチームの勢いがある気がしますね」
とかの話題にして、言い争いは避けますね

 

定型は
「変に言い争って体力や気力を消耗するのは嫌だなあ」
「仮に徹底的に言い負かしたとしても、相手の機嫌を害して変に恨みを買ってしまう。『昨日の敵は今日の友』で、もしその人に仕事で助けてもらわないといけなくなって、頭を下げに行ったとしても『は?お前なんかの頼みなんか死んでも聞けるかよw』と絶対に断られてしまう」
「変に口論になって悪口を言い合うと、あとで嫌な気持ちになるから嫌だなあ」
と考えるので、変に口論とか言い争いになるのはなるべく避けます

 

「自分の思ったこと、感じたことをそのまま言って何が悪いんだ!事実は事実だろ!そんな変に他人に気を遣って、自分に嘘をつくなんておかしいだろ!だいたい人によって言うことを変えるとか卑怯じゃないか!」
と思われる方もいるかもしれない

じゃあその理屈でいくと
「最近起きている凶悪犯罪は、犯人が発達障害だったというケースが多い。
発達障害の人は二元論や白黒思考で極端な思考に陥りやすい人が多い、また感情のコントロールができない人も多い。それに他人の気持ちを推し量ることが難しい人も多く、自分さえ良ければそれで良い、他人の気持ちや命なんかどうでも良いと考えてしまいかねない人も多い。以上の観点から見ても、発達障害の人は凶悪犯罪を起こしやすいと言えるので、発達障害の人間は離島か過疎地の山間部とかに隔離したほうがいいんじゃないか?そうすれば日本の治安ももっと良くなるだろう
発達障害のお前も、いずれイラついてこれから凶悪犯罪を起こすんじゃねえの?
(AKBファンの立場から言われてもらうと、握手会で川栄李奈と入山を刺したのも発達障害だったな。おかげで今はAKBの握手会や公演に入る前の手荷物検査やボディチェックが厳しくなった

www.j-cast.com

www.sankei.com

)」
発達障害の人間は会社でも仕事でミスばっかりでちゃんとできないし、空気が読めないから変なことを言って他人をイラつかせる、迷惑ばかりかけるしいないほうがいいよね。
発達障害から天才も輩出している?けどお前は何の役にも立たない社会のお荷物じゃんw」

と定型が発達障害の人に言ってもいいことになる
発達障害の人だって障害に苦しみながら必死に生きてるんだ!それを悪く言うなよ!!」
と反論しても
「えっ、でも事実でしょ??ありのままの事実を言うことの何がいけないんですかw
ていうか自分は思いつくままに人を傷つけるようなことを言ってるクセにさ、人から言われるのはダメって、それっておかしくない??自分は何を言っても良いってわけ??Twitter捨て垢や5ちゃんねるじゃねえんだから」
という形になりますね

 

自分がされて嫌なことは、他人にもやってはいけない
と小学生か幼稚園の先生に言われたと思いますが

 

それにしても定型は
「自分はこう思う」「けど相手やみんなはこう思う」「だからこう言おう」と言う前にいろいろと考えるプロセスを経て話をしている
一方で発達障害の人というか、下(当事者会)のレベルの人は「自分はこう思う」で思考が止まって、それをそのまま言ってしまう。

良く言えば「自分の気持ちに正直」「裏表がなくて純粋」と言えますが、悪く言えば「他人への気遣いができない」「配慮ができない」「あまりにも短絡思考」「無思慮」「思考停止」「場合によっては平気で人を傷つける」「無神経」「自分本位」「自己中心的」「ジコチュー」と言わざるをえない。

「自分はこう思ったけど、これを話したら相手や周りはどう思うのかな?」
といったん考えられるようにならないと、下(当事者会)では良くても、なかなか上(定型社会)では難しいですね。

それにしても周りへの気遣いとかできないので人のために行動ができないので、下(当事者会)は人間性が成熟してない、考えが幼稚な人が多いですね。


あと思考が浅い、考えが浅い人が多いですね。前述したように定型の人は「自分はこう思う」「けど相手やみんなはこう思う」「だからこう言おう」と考えて発言するけど、下(当事者会)の人は「自分はこう思う」でパーンと言って終わり。何も考えてないって人が多いかな、という気はしますね。

 

 


あと人間というのは論理的思考ができる動物ではあるけど、基本的に感情で動く動物
だから
「こんなことも知らないんですか、あなたはバカですか?」
とか言われると
「慢心していた自分に無知さを伝えてくれるなんて、この人はなんていい人なんだろう!」
と思う人はいないですね
「あ?なんだとコラ。バカって言ったほうがバカなんだよバーカ。いきなり馬鹿にしてきやがって、お前はむかつく奴だなあ」
と悪印象、逆に反抗的になりますね
(本当にすごい人、成功する人は「あの嫌な人が嫌なことを言ってくれたから自分は成長することができたから感謝している」と思うらしいが)

「こういうことを勉強して知っておくと、仕事の業績も上がって給料も上がりますよor異性からモテモテになりますよ」
とかうまく言い換えたり、相手の面子とかを傷つけない言い方ができる人が「良い人」「すごい人」って呼ばれやすい

 

 


自分はこの「大阪の片隅で『ASD』について話す会」に参加した際に、ファシリテーターの方が関西の他の当事者会について厳しい意見を述べられていたが、これはやめたほうがいいと思いますね

 

発達障害でも空気が読める人は
「会社の飲み会でも上司の機嫌を損ねるような言動はしないほうがいいし、ここでもファシリテーターさんの考えや価値観に背くような発言は慎んだほうがいいよね・・・」
と考えてしまって
「自分は以前に発達障害の生きづらさにすごく悩んでいましたが、関西の他の当事者会に行くようになって、生きづらさが改善されました!」
といった話はやりにくくなる。というかできなくなりますね。

 

これじゃ「言いっぱなし、聞きっぱなし」の当事者会じゃなくて
「言いたいことも言えないこんな当事者会じゃ ポイズン」だよ

POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~ - YouTube

 

あと参加者がこういうことを言えないと
「あの会ではこういう取り組みをしているのか。自分もやってみようかな?」
「この会ではそうやって発達障害の人を癒してるのな。自分もがんばろう!」
とかの参考や刺激になる話とかもファシリテーターの耳にあんまり入ってこなくなるから、そういう成長もなくなってしまう

 

厳しいことを言うと、狭量というか器が小さいね
だいたい人様の当事者会を悪く言えるほど、あなたは偉いファシリテーターなのか?

 

まあ他の当事者会に対していろいろと思うところがおありだと思うので、そこらへんのモヤモヤというか憤懣を抱えていくよりは、いっそのこと「大阪の片隅で『ASD』について話す会」ではなくて「関西の当事者会の悪口や愚痴を言い倒す会」をやって、いっぺん不満やモヤモヤを一回思いっきり吐き出して、スッキリしてそこからまたリスタートしたほうがいいと思いますね

Another Story / 有安杏果 - YouTube


暗闇のその中で何かが見えてくる

【MV full】暗闇 / STU48 [公式] - YouTube

 

 

 

梅田ダンジョン

二次会で次にいつ集まるのかという話をしていて、参加者の一人が
大阪駅で迷わないか心配」
と話していたのに対して
「いや、大阪駅とか迷わないでしょ」
と話していたのは残念でしたね

 

梅田ダンジョン【OSAKA 1min.+】 - YouTube

【5倍速】梅田ダンジョンをブラブラする【GoPro Hero7 Black/Timewarp】 - YouTube


自分も一昨年に受けたい職業訓練が大阪でしかやっていなかったので、わざわざ滋賀から大阪まで行って、東梅田駅を出てしばらく歩いたビルに通っていたけど、慣れるまで1か月はかかりましたね。自分がどこにいるのかが全然わからない。
大阪駅から梅田への乗り換えで迷わないって人は、大阪で生まれ育ってて子どもの頃から来ているから、大阪駅の構造は一通りわかってるから迷わないってだけでしょ。そうでない人がいきなりパッと大阪駅に来たら割と
「あれっ、ここどこ?どうやったら目的地に行けるの?」
ってなりますね

 

そこらへんの配慮というか、思いやりを欠いてるんじゃないかなと思いますね。
それにしても
発達障害に対して、定型や社会はもっと理解や配慮をしろ!!」
と声高に叫んでる、そういう人に限って自分中心で動いていて、他人への思いやりとか配慮がない人が多いと思いますね
こういうジコチューは下(当事者会)では良くても、上(定型社会)ではなかなか理解されないですね

乃木坂46 『ジコチューで行こう!』 - YouTube


大阪駅で迷う奴が悪い」
ってまだ言うんだったら、東京の新宿駅とか池袋駅とか行ってみろや
ググったら東京・大手町駅、渋谷駅もムズいらしい

newspass.jp


前から「東京の人は上の案内を見て進むから、大阪駅では案内が少ない(近年は増えたが、それでも途中で急に消えるときがある)から迷う、大阪の人は駅の構造は覚えるもんやと思ってるので、あんまり案内を読まないから東京の駅では迷う」って話もありますしね

所詮は井の中の蛙

 

 

「ありがとう」が言えない

この会でも
「みんな挨拶をしているからやっているが、挨拶をする理由がわからない」
というのが議題に上がりました
これが議題に上がることからわかるように、発達障害の人は「ありがとう」を言えない人が多いですね


たとえば、発達障害の人が仕事に手間取ってしまい、忙しそうにしていると、ある人が
「手伝おうか?」
と手伝ってくれたとする。そのおかげでなんとか仕事が片付いたとする

手が空いてる時間に
「先ほどは仕事を手伝っていただいてありがとうございました!おかげで助かりました。本当にありがとうございます」
と手伝ってくれた人にお礼を言うと
「いやいや、たいしたことはしてないよ。けど助けになったようで良かったよ」
と相手も喜んでくれるし、ああ手伝ってよかったな、という気持ちになる。
だから次にまた仕事に手間取ってしまい、忙しそうにしてても、また助けてくれる可能性は高い

「そんなたいしたことはしてないんだから、いちいちお礼とか言わなくていいよ」
という人もいるが、照れ隠しをしているだけことが多いので、言葉とは裏腹に顔はめっちゃ喜んでるケースも多いw

 


逆に手が空いてる時間があっても
「今はちょっと手が空いてるだけで、いろんな仕事をやっていかないといけないから忙しい。そもそもお礼を言うとか面倒くさいし、こんなもん別にしなくてもいいや」
とお礼をしないと
次に仕事に手間取ってしまい、忙しそうにしてても
「そもそもあれはアイツの仕事だから、自分が手伝う必要はない。自分の仕事は自分でやるべきである。それに自分もいろんな仕事を抱えていて決して暇ではない」
と相手も手伝うのが面倒になって手伝ってくれなくなる。声もあんまりかけてもらえなくなるから、会社で孤立していきがちになる。

 


やはりお礼を言えるかどうか、ありがとうを言えるかどうかは大きな差ですね
下(当事者会)にしか居れない人と、上(定型社会)でも通用する人なのかの差と言っても過言ではない

ありがとうは大事

いきものがかり ありがとう - YouTube

 

「そんなもんいちいちありがとうとか言うの面倒じゃん。だいたいこんなもん意味ないでしょ」
と思われるかもしれないが、そう思ってる人は
「そんなもんいちいちあいつと関わるとか面倒じゃん。だいたいあいつと関わる意味ないでしょ」
と周りから思われてる可能性が高いですね
「ありがとう」と言わない人は嫌われこそしないが、好かれない

 

そういえば、ドキュメンタリーで栗原類発達障害の生きづらさに悩んでいたときに、母親から
良いことをしてもらったら、すぐに『ありがとう』と言うようにしなさい
と言われて、実践したら、対人関係での生きづらさはだいぶ緩和されたと話してました

 

 

人間っていろんな欲があります。食べ物を食べなかったらお腹が減って何か食べたくなる食欲があるし、夜になっても寝なかったら眠くなる睡眠欲とかありますが、「他人に認められたい」という承認欲求がある。

・「すごいですね!」「さすがです!」などと褒められたい
・SNSでいいねをたくさんもらいたい
・仕事が認められて、給料をたくさんもらいたい
・人に自分の(自慢)話を聞いてもらいたい
という欲求を誰でも持っている
(この欲求が満たされなくなって、欲求不満が暴発した結果がこの事件なのかもしれない

toratora-media.jp



特に「誰かの重要人物になりたい」っていう気持ちが強い。
だから挨拶されたり、感謝されると
「ああ、自分って誰かから認知されてるんだな」
「ああ、自分って誰かの役に立ってるんだな。必要とされてるんだな」
と感じて、(特に後者は)承認欲求が満たされる。そうすると幸せというか良い気分になる。だから挨拶したり、感謝してくれる人には好印象を抱く

 

こういう感じでよく挨拶や感謝をしていると、いろんな人から好印象を抱かれやすい

[AC CM] あいさつの魔法。 (60sec.) - YouTube

ACジャパン CM こだまでしょうか (英語字幕付) AC JAPAN COMMERCIAL ENGLISH SUBTITLED - YouTube

発達障害の人は根は真面目でいい人なんだけど、定型の人からは誤解されて「怖い人」「クズ」「ウザイ」「むかつく奴」とかそういう印象を持たれることが多い。けど挨拶とかお礼をしっかりすることで「たまに変な言動もあるが、基本的にはいい人」という印象にできることがある

 


そういえばこの会の二次会では、自分は先に帰らせていただいたが、そのときに
「すいません、これでお先に失礼します。機会がありましたらまた参加させていただこうと思います。今日はとても楽しかったです・・・」
と帰りの挨拶していたら、ある人に
「挨拶が長いな」
と言われました

「郷に入っては郷に従え」でその会に参加する以上は、会のルールや慣習に従っていかないといけないので、悪かったとは思いますが・・・
ただ
「聴覚過敏の方もいらっしゃるから、あまり大声で話さない」
「あいまいな指示を受けるのが苦手な方もおられるので、『これからこれをしましょう』『次はあれをしましょう』とか指示をはっきりする」
とかの障害の特性を持っておられるかたにも配慮しましょう、というルールだったらわかるが、これはそうではない

いろんな価値観、考え方っていうのはあると思いますが
・下(当事者会)でしか通らない考え方
・上(定型社会)でも通用する考え方
の大きく2種類に分けられると思う

 

これをどう考えるかにもよりますが、個人的には下(当事者会)だけにしか通用しない「当事者会慣れ」「当事者会の帝王」になるのではなくて、上(定型社会)でもある程度通用する人間になりたいと思っています。だから後者の考え方はいいけど、前者の考え方は意味がないと思ってる。この「挨拶が長いな」ってのは前者の考え方にあたると思いますね。

 

ありがとうを言おう
ということを前述させていただいたけれども、ただ単に「ありがとう、ありがとう」と言えばいいものではない。ドラクエの呪文じゃないんだから
気持ちを込めるというのと、具体的に感謝するというのが大事ですね
「先ほどは仕事を手伝っていただいてありがとうございました!おかげで仕事が早く終わってとても助かりました。本当にありがとうございます」
「すいません、時間なんで自分これでお先に失礼します。また機会がありましたら、参加させていただこうと思いますので、そのときはよろしくお願いします。今日は皆様からいろんなお話をとても参考になりました。本当に楽しい時間でした。ありがとうございました。」
とかいろいろ具体的にどのように感謝しているのか、というのを伝える
「ああ、この人はこんなにも感謝してるんだ。良かったなあ」
より印象は良くなります

 

こういうのを
「挨拶が長いだけやん。意味ないやん」
と捉えてるから「挨拶が長いな」という感想が出てくるんだと思います。たしかに長ければいい、というものでもないし、TPOをわきまえないといけない、というのはあります。

けれども、厳しいことを言わせてもらうと、こういうことを考えない、自分の都合しか考えてないから、上(定型社会)ではうまくいかずに、下(当事者会)にいるんじゃないですか。

立浪 先輩風吹かす - YouTube

 

 

初対面の人との距離のつめかた

初めて行く当事者会でも、お互い同じ発達障害だという共通点があるから、初対面でも
発達障害で悩んでることとかありますか?」
「実は、仕事でミスしてばかりで、上司からずっと怒られていて辛いんです・・・」
「そうなんですね・・・。自分も就職活動がうまくいかなくて、落ちてばかりで・・・」
共通点を見出して、すぐに打ち解けて話しやすい

それに自分と似たタイプの人間、ノリの人間が多いので、あんまり空気を読む必要もない

 

ところが初めて行く一般(定型)の社会人サークルとかだと、どう打ち解けて話していくかが難しい。これをどうするかが難しいですね。

 

まずは焦らずにしっかり場の空気を吸い込むことですね。場の雰囲気をしっかり観察していくということ。

たとえば
「〇〇っていいよね~」「それなー」
という感性を重視した軽いノリで会話するのか
「〇〇っていうのはこうである。だからこうなって、こうなっている」「なるほどね~」
というヲタ的なマニアックなノリが会話するのか、そういう雰囲気を見ますね

 

あとはどういうのにみんな関心があるかですね
「今年はソフトバンクの千賀と、中日の大野雄大ノーヒットノーランを達成したな!」

「そうですね、あれすごいですよね!」
とかって会話だったら
「ああ、みんなプロ野球は知ってるんだな」
となるので、のちに会話に入った時も
「何人か欠けても、他のメンバーで穴を埋められるってソフトバンクホークスの選手層みたいですね!」
とかの野球での例え話が使えるな、とか

 

「ああ、みんなガンダムをわかってるんだな」
ってわかったら
「マスクを被った強キャラって、シャア・アズナブルみたいですね!」
とか言うとか


逆にガンダム知らない人ばかりのところでこれを言ったら
「えっ、何それ???」
「えっ、赤い彗星のシャアを知らないんですか??」
ってなって、良かれと思って言ったことが、かえって変な雰囲気になって、空気や場が悪くなってしまう。特に上(定型社会)だとKY(空気読めない)とか雰囲気や場をぶち壊す奴はかなり嫌われるんで、空気は読んでいかないと。というかしっかり場の流れを感じ取って、流れに乗るのが大事ですね。

 

だいたい場の雰囲気をつかんだら、自分の知ってる事柄を話してるところに行く
そこで適当に入り込んで「なるほど~」「へぇ~そうなんですね~」とか場の雰囲気を見ながら、聞き役に徹して相づちを打っていく
うまく間合いを見計らって「それって〇〇ですよね」「つまり〇〇ってことですか?」とうまく質問、というか問いかけをしていく。そうしていくと、いつの間にか、場に入り込んで会話に参加できるようになる。


本当に何を話しているか、どうしてもわからない場合は
「すいません、自分は〇〇について全然わからないので、ちょっと教えていただけますか?」
下手に出て謙虚に聞いていけば、結構教えてくれる
それをきっかけに場に入っていくという手もある

 

当事者会ではパッと会話に入れても、定型社会ではなかなか会話に入れないので難しい。下(当事者会)から上(定型社会)に行ったときにここの壁は大きかったですね。
あんまり様子を伺ってるだけだと、そのまま消えちゃうしね

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といって存在感を示そうと、焦ってとにかく発言していっても、変な発言とか場を乱す発言などになってしまうことが多いので
「もう引っ込め」「黙れ」「お前はもうしゃべんな」「もうお前は会に来なくていいぞ。というかもう二度と来るな」
とウザがられてしまう。やっぱりなかなか難しいですね

まあボードゲーム会とかアニソン会とかヲタが集まるところだったら、半分発達障害みたいな奴が多いので、そういうところはすぐパッと入れますし、そんなに場に合わせるのに苦労しないけどね

 

 

 

この会の二次会で、別の会が終わった人と合流しての会が始まった
「この会は前のめりで発言していかないと自分が消えるな」
という印象があったから、うまく問いかけとか質問をして会話に参加していったら
「ところで君は誰?」
と急に言われましたね。

 

上(定型社会)だったら「(こいつ誰だろう?)」と思いながらも、会話のテンポとか流れを切りたくないから
「そうなんですよ。これはこういうことなんですよね・・・」
と会話を続ける。なんか話題がなくなって会話が切れたところで、別の話題を探すためにも
「そういえば自分は〇〇って言うんですけど、あなたは?」
と言う感じで自己紹介する、という流れが多いですね

 

下(当事者会)では1個1個の疑問をきっちり解決することを重視して、上(定型社会)ではテンポとか場の流れを重視する傾向があるのかな、と思った

実際、たとえば
「そういえばソフトバンクの千賀がノーヒットノーランをやったのっていつでしたっけ?」
という会話になったとき、
「そういえばいつでしたっけ?ちょっと調べますね」
とすぐスマホで調べるのが当事者会

「そういえばいつでしたっけ?9月上旬ぐらいでしたよね?」
「たぶんそこらへんでしたね」
「そうですね、夏場にちょっと調子を落としていたんですが、そこからノーヒットノーランなんで、すごいですね」
という感じでその流れのまま会話を続けるのが定型社会、が多い気はしますね

まあ定型社会でも
「今度遊びに行こうぜ!次いつ空いてる?」
「ちょっと待って。今調べる」
という、それがわからないと次に進めないの場合は、スマホで調べたりしますけど
スマホで調べると、検索にちょっと時間がかかるから、その間会話が途切れて流れが止まる。定型社会はそこをちょっと嫌いますね。

 

プロ野球のリクエストじゃないんだから

プロ野球リクエスト成功・失敗集 - YouTube


自分も下(当事者会)から上(定型社会)に行ったときは、ここでちょっとつまづいて苦労しましたね。ここは考えるというか、感じるというか慣れていきましたね。

 

 

それにしても下(当事者会)の人は、言葉遣いが悪い奴が多いなあ。
不良かよ

スクールウォーズOP:「ヒーロー」by麻倉未稀 - YouTube

 

あまり強い言葉を遣うなよ、弱く見えるぞ - YouTube

弱い犬ほどよく吠える、というか、威嚇して強く見せるしかない、という、内面の弱さが表れてますよね
それか物事を「良いか悪いか」の2択でしか考えられないから、
「こんな悪いことをする奴には何を言っても構わないんだ」
という考え方しかできないのか
あと下(当事者会)の人は大学を出てない人とか多いから、文章力が低いから、感情をうまく言葉で表現する力がないのか

いずれにしろ、自分の中で感情をコントロールできていない、整理ができていない一例である

 

 

最後に

ケンジさんの会には初参加でしたが、とても楽しい会で、いろいろ気づかされて、大きく成長させてもらいました。
忌憚なき意見をいろいろと述べさせていただきました。これは会への提言という形はとっていますが、実際はすべて書き出して自分の中で整理して、自分自身を見つめ直しているんだと思いますね。

イイトコサガシさんも「生きづらさとは大器晩成」と語っていますね
大器晩成

アンジュルム『大器晩成』 (ANGERME[A Late Bloomer]) (Promotion edit(New Ver.)) - YouTube

アンジュルム『臥薪嘗胆』(ANGERME [Extreme Hardships]) (Promotion edit) - YouTube

 

自分も会社で人間関係がうまくいかずに悩んだり、地方出身なんで障害者枠だと賃金が少ない仕事しかなかったのでクローズで仕事をやっていくしかなかった中で、いろいろ失敗とかうまくいかないことがある中で、努力していくうちにたまたまうまくいっただけですね。偉そうなことを言っていますが、所詮は同じ発達障害だから、スタートはいっしょです。人生がうまくいかないのはいっしょなんでお互いに頑張っていきましょう。

 

ちょっと夏の暑さで体調を崩して、あの会では夏風邪気味だったのは申し訳ない。

2019年8月13日の「大阪の片隅で『ASD』について話す会」に参加した感想2 ファシリテーターの課題

前回に述べさせていただいたように、2019年8月13日火曜日に、西成区民センターで行われた、レンタルADHDおじさんによる「大阪の片隅で『ASD』について話す会」に参加させていただきました。
非常に良い会で、おかげで興味深い話をいろいろと聞くことができ、楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。
特に開催場所がアクセスも周辺環境も良く、会に初めて来た人への対応、「言いっぱなし、聞きっぱなし」という、あと良くも悪くもいい感じで適当なファシリテーションで会としていい感じだった良かったですね。

とても素晴らしい会で、この会に参加できて光栄に思います。しかしながら、ここが良くなればさらに良い会になるのではないか?と思いましたので、僭越ながら意見を述べさせていただきます。

 

仕切りの必要性

前回に
「良くも悪くも適当なファシリテーションでしたが、これがいい感じでバランスがとれているので、すごく良かった」
「ケンジさんはすでにファシリテーターの感覚をつかまれている天才」
と評させていただきましたが・・・。


そもそもファシリテーターファシリテーションとは何か?というところですが・・・

kigyotv.jp


自分はせっかくわざわざ休日に会に集まったのだから、グダグダになるんじゃなくて円滑に会が進んで、みんなが楽しいと思える会になるように司会をしていくのがファシリテーターだと思いますね。

 

その点、この会においてはファシリテーターのケンジさんが、議論をあまり仕切らずに、自由にやらせることで参加者がノビノビと思う存分に話すことができて、とても楽しい会になっている。会としてもバランスもとれていたので良かったと思います

 

けれども細かいことを言うと、少し一部の人が話しすぎていた感があったので、ちょっと仕切ったほうが良かったかもしれないですね。持病が良くなって久しぶりに人と話せたので多く話したいというのがあったのと、いい大学を出ておられて細かく理論的というのはあるんだと思いますが・・・。とはいってもこの会に来る人は話したくて来てるんで、もうちょっと話す時間が公平になるようにしても良かったかもしれないですね。持病もちだろうと健康だろうと、社長だろうとニートだろうと、有名大学卒だろうと高卒・中卒だろうと、基本的には何だろうと会の中では誰でも参加者の一人ですし

 

かといって
「うーんなるほど、じゃあちょっと別の話題にしますか」
「良かったら今の話をもうちょっと聞かせてくれますか?」
「〇〇さんもこういう会社での人間関係でうまくいかなかったことってあります?」
とかやって変に仕切ると、それはそれでケンジさんの会の、参加者が自由にノビノビと議論できる良さがなくなってしまって、
「前はいい加減で参加者で自由にいろいろ話せて楽しかったけど、最近は仕切るようになってかえって以前より話しづらくなってあんまり楽しくなくなったな・・・」
と言われる恐れもあるから難しいところですね・・・。かといって全く仕切らなければいいかというと、それは違うんでね・・・。

 

ここは感覚で覚えるしかない
「あそこは仕切ったほうが良かったかな・・・」
「あそこは仕切らずに自由にやらせたほうが良かったな・・・」
とかいろいろ考えながら、何回も会をやっていくうちに
「ここは変に仕切らずに自由にやらせたほうがいいな・・・」
「ここは仕切ったほうがいいな・・・」
とか、なんとなくわかるようになってくるので、そこまで頑張っていくしかないですね。場面によって使い分けられるようになると、もっといいファシリテーターになれますね。

例えるなら、麻雀で
「あそこで鳴いてチーしたほうが良かったな・・・」
「これは鳴かずに門前でテンパイ即リーチのほうが良かったな・・・」
とか最初はわからないですが、やっていくうちにだんだん感覚がつかめてくるようなもんですかね


あと仕切っていくうちに、「みんなが楽しめる会に仕切ろう」と思ってたはずなのに、知らず知らずのうちに「自分が楽しいように仕切ろう」ってなったり、ただの「ちゃんと会を仕切れる俺Sugeeeeee」という自己満足になってしまって「自分だけが楽しくて、他の参加者にとっては楽しくない会」にいつの間にかなってしまうときがあるので、そこは気をつけたいですね。
「みんなが楽しめる会にするにはどうすればいいんだろう?そのために自分はどうすればいいんだろう?」
ということは常に考えていかないといけない。


こういうのは「難しい」「面倒くさい」と思うだろうが、これを「なんかこういうの面白いな」と思えるようになったら、本当に良いファシリテーターになれる。


そこまで言って委員会NPも、ほとんど竹田恒泰とか長谷川幸洋とかが好き勝手に言ってるだけの番組ですがw司会の辛坊治郎さんの進行が結構上手いですね。議論が紛糾したり停滞してきたら
「〇〇さん、この件についてどう思いますか?」
と話を振ったり、場合によっては自分で意見を言ったり、激しい議論になって収拾がつかなくなったら
「○○ちゃんはこれについてどう思う?」「ざこば師匠はどう思われますか?」
とゲストのアイドルや桂ざこばに話を振って、
「いろいろ議論は尽きませんが、じゃあここで次の話題に行かせてもらいます」
と無理やり議論を終わらせて次の話題に行くのが上手いですねw

 

 

否定から入るのはやめろ

会で「身体の腸内環境を良くすれば、身体が元気になって生活も改善される」という話題が出たので
自分が「専用の施設でしばらく断食をして、腸内環境を整えるという方法があるみたいですね。サッカー選手でやっている人がいました」と話したら
「それって本当に意味があるんですか?あまり効果があるように思えませんが」とバシッと言われたのは辛かったですね・・・
こういうケースが3回ぐらいあったのは残念でしたね


当事者会でこういう否定から入るのはやめるべきだと思いますね

まず、こういう即座に否定されると、話の腰を折られて話はしづらくなります
発達障害で生きづらさを持っていましたが、資格をたくさん取ってから、周りに認められるようになって、自分にも自信がつきました!」
と話したとして

「へぇ~そうなんですね。どういう資格を取られたんですか?」
と返されたなら、続いてこういう資格を取った、そのためにこういう勉強をしました、といった話をできるけど

「資格とか取ったからって、人生それでうまくいくわけねえだろ」
「そんなわけあるかい」
「いやいやいやいや、それはない」
とか否定から入られたり
「そうですか。それより、昨日は別の当事者会に行かせていただいたんですけど・・・」
とか関係ない違う話を始められたり
「でも資格って意味なくないですか?大事なのはその職業の経験であって、資格とかあっても面接とかでも全然意味ないじゃないですか」
「あなたって資格をいろいろ持ってる割には、そんなに年収が良くないですよねwぶっちゃけ意味ないですよねw」
とかいきなりディスられたり、批判的なことを言われると

「いやまあ、そうですけど・・・」
と話を続けらない、話ができなくなってしまう

こうやってせっかく話がしたいからわざわざ当事者会に来たにもかかわらず、したい話ができないということになる。

 


あとこのように頭から否定から入られるのは、大きくディスられた感じがして、精神的にもダメージが大きくキツイ
「次に発言したときに、また否定から入られたらどうしよう・・・」
と緊張してしまって、当事者会にもかかわらずリラックスして話せなくなってしまう。それぐらい心理的にはダメージが大きい


発言するたびに上記のように、否定から入られたり、関係ない違う話を始められたり、とかいきなりディスられたり、批判的なことを言われるとが何回も続いて、会話の蚊帳の外みたいな状況が続くと
「ああ、自分っていないほうがいいんだな・・・」

「自分は社会でも当事者会でも居場所がないし、生きてる価値ないんだろうなあ」
と存在を完全に無視されているように感じる可能性もありますね

 

せめて
発達障害で生きづらさを持っていましたが、資格をたくさん取ってから、周りに認められるようになって、自分にも自信がつきました!」
に対して
「おお、そうなんですね~」
「へぇ~」
「なるほど」
とか最初だけは肯定してくれて、話を一通り聞いてくれたそのあとで
「でも自分は勉強が苦手なんで、自分には資格を取るのは無理そうなんでやめときます」
とかなら
「(一応話は聞いてもらえたな。良かった)」
あんまりダメージはない
やはりいきなり頭ごなしに否定されるのは、グサッと来るというか、自分の存在を否定された感じがしてイヤですね。

 


特に発達障害の人は、障害の特性でうまくいかないことがあって
「頑張ってもうまくいかないことなんです・・・」
と言っても、ロクに話を聞いてくれすに
「それってただの甘えでしょ?」
「意味わかんねえ言い訳してんなよ」
「なにふざけた舐めたこと言ってるの??」
とか頭ごなしに否定されて辛い思いをした人も多いと思うので、やっぱり当事者会ではやってはいけないと思いますね。そうやって辛い思いをしたぶん、人にも同じような辛い思いをさせてはいけないと思いますし。


まあこの会で否定から入った人も悪気があってんじゃなくて、あくまで自分の思ったことをそのまま言っただけだとは思いますが、結果として人を傷つけることになりかねないので、ここは気をつけたほうがいいですね。

当事者会だと
「自分の思ったことを裏表なく素直に言ってるだけ」
発達障害の人は視野が狭く、自分の興味のあることにしか意識を傾けられないから、興味がない話を遮るのは仕方がない」
って形になるけど
定型の一般社会だと
「あいつって頭ごなしに否定してくることがあってウザくね?」
「だよねー、あいつとは話がしづらくて困るんだよなー」
と地味に嫌われる。発達障害の人が知らず知らずのうちに会社での人間関係がうまくいかなくなる要因の一つになる。
まあ定型でも社会性がないオタク気質の奴とかだと、平気でやる奴もいるけどね。


以上のように、発言に対して頭ごなしに否定から入るのは、話の腰を折られて自分の言いたいことが言えなくなるし、大きくディスられた感じがして精神的なダメージが入るし、それで緊張してしまうし、いいことは一つもない。百害あって一利なし
当事者会では禁止にしたほうがいいかもしれないですね


この会でも前述したように、否定から入られることがあったんで、ここはファシリテーターの方にこれぐらいの勢いでやるつもりで、止めてほしかったですね

武井壮さんと見るラグビーワールドカップ衝撃の「タックル」まとめ! - YouTube

ラグビー講座(6)「タックル」慶應義塾體育會蹴球部(慶応大学ラグビー部)2016/02/24 - YouTube


ところでケンジさんは関西のある当事者会について、かなり厳しいことをおっしゃられてましたね。自分は以前にその当事者会に何回か参加させていただきましたが、同じような件があった際には
「そういうすぐに否定するのはやめなさい。一通りは話を聞きなさい」
と止めてました。これに関してはあっちの当事者会のほうがしっかりしてましたね


言いっぱなし、聞きっぱなし」の当事者会とちゃうんかい。あんまりこういうことは言いたくないんやけど、参加者から1000円ずつ参加費をもらっといて、あんたは何をしとるんや

「バカが調子に乗る理由」を早稲田首席が教えてやるよ。 - YouTube

ナベツネ「たかが選手が」 - YouTube

 

 

天才の脆さ

前回に
ファシリテーターの感覚をつかむのはなかなか難しいことだが、ケンジさんはすでに感覚をつかまれている天才である」
と述べさせていただいた。

それはそうだが、パッとファシリテーターをやって、パッと上手く行った人って意外とその後はあんまり伸びないところがある。


パッとファシリテーターをやって、パッと上手くいかない、なかなかいい会ができないような凡人は、大半はこの時点で「自分には無理だ」「自分には向いていない」とほとんどの人が辞めていくんですが、それでも意地とか根性で続ける人は
「下手くそなぶん、人一倍努力するしかない」
と努力するし
「どうしたいい会になるんだろう?」
「そのためにはどういうファシリテーターになればいいんだろう?」
と、もがき苦しみながらいろいろ考えて工夫していくうちに、少しずつだんだんと上手くなっていく。「ああ、こうすれば上手くできるんだな」と感覚をつかんだあとも、もがき苦しんでいろいろ考えて工夫して努力してきたぶん
「何のためにファシリテーターをやるのか?」
「そのためにどういう準備をして、何をすればいいのか?」
という基礎がしっかりしている。

 

ところがパッとファシリテーターをやって、パッと上手く行った人は
「なんだ、ファシリテーターって難しい、大変とか聞いてたけど、簡単じゃないか。楽勝!」
と、「なんとなく」で全部うまくいく。そうすると努力とか工夫をしない。別にやらなくても上手くやれるしね。だから最初から上手い割には、会の回数を重ねても、そんなに上達せずに伸び悩む人が多い。気がついたら、最初はどうしようもなく下手くそだった奴に追い抜かれてるケースも多いですね。

 

こういう消えた天才にならないように気をつけたほうがいいですね

「消えた天才」映像加工シーン - YouTube

 

 

ファシリテーター


野球の監督といっても人それぞれ違うように、ファシリテーターと言ってもいろいろ種類がある

https://leadershipinsight.jp/explandict/%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%90%86%E8%AB%96%E3%80%80path-goal-theory-of-leadership


パスゴール理論におけるリーダーのスタイルは「指示型」「支援型」「参加型」「達成志向型」の4種類に分けられるとされる

 

当事者会のファシリテーターで言うと
「こうすれば発達障害の人でも楽しく、幸せに生きられるようになる!だから君はこうしたほうがいい。あなたはああするべきだ」
と理想のビジョンをもとに一人一人に的確にアドバイスしていくのが「指示型

 

参加者一人一人にノビノビとやらせて、より力を発揮させていくのが「支援型

 

発達障害の人が会社での人間関係を良くするにはどうしたらいいだろうか?自分はこう思います。あなたはどう思いますか?」
とテーマを決めて、自分と参加者でいっしょに意見を出し合って考えていくのが「参加型

 

発達障害のみんなで○○ができるように頑張ろう!一人ひとりが力を発揮して、みんなで力を合わせれば絶対に達成できる」
と目標を設定して、鼓舞してみんなの力を引き出していくのが「達成志向型

かなあ・・・(あくまで一例ね)

 

この中で言うとケンジさんは典型的な「支援型」になる。自分と同じタイプですね。なので自分のやり方が参考になると思うのでまとめておきますね。

Neccoカフェの10/31(水)のイベント、自己の感情を分析する会に参加した感想 - にっし~の日記

 

 

「支援型」のファシリテーターにおける大事なこと

この「支援型」っていうのは、はっきり言うと強力なリーダーシップとか才能がなく、自分の力で会を引っ張っていけない奴がなるタイプ。参加者に会を盛り上げてもらえるかが大事になってくるので、いかに参加者のやる気や良いところを引き出せるかが肝になる
(自分も才能があったら「指示型」とかになりたかったが・・・ないものはないしね・・・)

そのためには「名前を呼ぶ」「自分の意見は言わない」「バッピになる」「褒める」の4点が大事ですね。

 

 

名前を呼ぶ

www.zakzak.co.jp


今年の7月ごろに中日ドラゴンズの与田監督が

「(応援歌の「お前が打たなきゃ誰が打つ」の歌詞の)“お前”ではなくて、名前にしてほしい」

とか言い出して、野球ニュースのみならずワイドショーでも取り上げられて一時期騒動になりましたが・・・。ちょっとこれは与田監督が何をいってるのかわからない

 

とはいっても「お前」「君」「あなた」とかじゃなくて、ファシリテーターは参加者のハンドネームをしっかり覚えて、ハンドネームで呼んだほうがいいですね。やっぱり参加者も「お前」「君」「あなた」とかって呼ばれるよりも、ハンドネームで呼ばれたほうが気分が良いですからね。参加者に気分よく、やる気を出してもらうには大事なことですね。

wikiwiki.jp

自分はTRPGをやってたときは、PC名はなんとか覚えるようにしてましたが、ストーリーの途中で出てくるNPCの名前を全然覚えられなくて、ほとんど忘れてしまってましたね。今から思うとGMゲームマスター)に少し悪いことをした。しばらくしてからは、ルーズリーフを用意してキャラクター名とかは全部メモするようにしました。

 

自分の意見はあまり言わない

指示型」「達成志向型」とかのファシリテーターなら言っていく必要がありますが、「支援型」の場合は自分から積極的に意見を発信していくというよりは、参加者に意見を出しやすい環境を作るのが大事なんで、そこは留意していったほうがいいですね。当然、前述したように進行とか場合によっては仕切りとか要ると思ったらやる必要がありますが。

 

それにTwitterとか掲示板だったら同時にツイートして発信する、同時に話すということは可能である。けれども当事者会のグループトークで直に話し合う場合、同時に話すということはできないので、誰か一人が話すと他の人は話せないということになる。

だから会3時間、180分をやるしても、
「自分はファシリテーターなんだから仕切らなきゃ、喋らなきゃ、何かしなきゃ!」
とバーっと2時間(120分)以上とにかく話し続けたら、他の参加者の人は60分以下しか話せず
「なんかファシリテーターがほとんどしゃべってて、自分はほどんど話せずに終わったな・・・」
となって終わることになる

一方で、ファシリテーターの人はしっかりやるべきことはやって、他はあまりしゃべらず、合計で15分ぐらいしか話さなかったら、残りの2時間45分(165分)、参加者がたっぷり話すことができるので
「ああ、今日はいろいろ話せて良かったなあ」
と満足して帰ることになる

この会には参加者は話がしたいから来ているので、とにかく好き勝手に話せれば満足するという側面もありますしね(笑)

 


あと支援型はあんまり完全無欠な理論は言わないほうがいいですね

カラオケに行って、順番に歌ったとして、自分の前でめちゃくちゃ上手く歌われると、ものすごく嫌ですねw

あと野球で、自分の前のバッターが特大場外ホームランとか打ってると、
「自分もせめてホームランを打たないといけないんじゃないか?」
とかプレッシャーがかかりますね。慣れたら
「周りは関係ない。自分は自分のできることをやればいいんだ」
と開き直れるんですけどね。

これといっしょで
発達障害の人はこうだから、こう上手くいかない。なぜならば〇〇だからである。だからこうやるべきだ。ゆえにこうするべきである!」
とかの非の打ち所がない、完全無欠な理論で、思わずみんな納得してしまう論理を言われると、それに納得をせざるを得なくなり、なかなか自分の意見を言いにくくなるときがある。特にファシリテーターが言うと、参加者が圧倒されて発言しにくくなるときがある。ここは気をつけたいですね。


ケンジさんの会は良くも悪くも、ここの2つがちゃんとできてるのが良いところですね。


一応言っとくと「自分の意見はあまり言わない」はあくまで基本的な姿勢であって、場が紛糾したり停滞したときや、あんまり話せてない人がいた場合
「自分はこう考えますが、あなたはどう思いますか?」
と自分の意見を述べて流れを変えたり、発言を促すこととか、場を仕切るのも大事になる。その場に応じた臨機応変も大事ですね。

 

 

バッピになる

会話とは言葉のキャッチボールである」という話

withnews.jp


ここを掘り下げていったら、コミュニケーション論として面白そうですがw

 

さきほどに「自分の意見はあまり言わない」と述べたが、じゃあどうするのか?というのを考えると、大事なのは
「最近どうですか?」
「どういう悩みがありますか?」
問いかけをして、自分ではなくて相手に話させていくことですね。


ここで問いかけには、答えやすい、話しやすいことを言っていくことですね。野球でいうところのバッティングピッチャーみたいに、相手が打ちやすい球を投げていくこと。打ちづらい、打つのが難しい球を投げてはいけない。

 

たとえば
発達障害の人は自分の世界に入り込んでしまい、他人の気持ちを推し量ることが苦手で空気が読めない人が多いが、要はそれは自分の利益のみを追求して他人への良心がない、ただのサイコパスなのではないか?」
「最近はいろんなとんでもない凶悪犯罪がテレビで報道されることが多く、とても心が痛む。しかしながら、こういう凶悪犯罪者は発達障害じゃないかと思われる事案が多い。実際に18年に起きた新幹線殺傷事件では犯人は発達障害であった。やはり発達障害者とは犯罪者予備軍なのではないか?」

blog.goo.ne.jp

とかの相手に恐怖心を植え付けるような、腰を引かせる内角を抉るような球はいらない

【爽快】思わずのけ反る強烈インズバ集 - YouTube


それと
社会学の見地から考える発達障害の当事者会の意義」
「哲学的思考から考える発達障害形而上学的な存在意義」
とかの外角低めいっぱいにビタっと決まるような、よっぽどマークして狙わないとなかなか打ち返せないような球もいらない

【鳥肌注意】見ていて爽快!見逃し三振集!! - YouTube


さきほど述べたように
「9月に入っても暑い日が続いていますが、体調はどうですか?」
「最近、何か楽しかったこととかありましたか?」
とか、簡単に打ち返せる、答えやすい問いかけをしていく。そうしたら相手も好きに答えやすい。これでいいんです。

【プロ野球ホームラン集2019②】2019年4月2日~7日 - YouTube

 

あと、どんな人間でも好きなこと・嫌いなこと、得意なこと・苦手なこと、人生の中で良かったこと・悪かったこと、黒歴史・白歴史というのはある。嫌い・苦手・黒歴史を聞くんじゃなくて、好き・得意・白歴史を聞いていくことですね

 

「仕事でミスが続いて上司から怒られて辛い?それはあなたが無能なだけでしょw怒られて当たり前ですよw」
「1か月で仕事を辞めた?どんだけ堪え性がないんですかwせめて何か月かは頑張らないとダメでしょw」
「マラソンが趣味?あんなもん走るだけで苦しいだけでしょw何で自分からそんなもんをやるのかわからないですよw」

といった徹底的に相手の苦手、弱みを突く、ディスる
「ただでさえ一般社会でうまくいかないことが多くて悪く言われることが多いのに、なんで当事者会に来ても悪く言われないとといけねーんだよ!ふざけるなよこの野郎、やってられるかよ!!」
と参加者が怒ってしまい、何も話してくれなくなる


当事者会の観点で言うと、「辛いのはあなた一人だけではないんです。ここにいるのはみんな同じように発達障害の特性で悩んでいる仲間なんだ」という姿勢が大事だから、

dic.pixiv.net

「仕事でミスが続いて上司から怒られて辛い?それは本当に辛いですね・・・。自分も会社で失敗して上司に怒鳴られたときは本当に辛かったです・・・」
「1か月で仕事を辞めた?辛い仕事を1か月もよく頑張りましたね。大変だったでしょう・・・」
「マラソンが趣味?打ち込める趣味があるなんて素晴らしいですね!本当に楽しそうですね!」

といった感じで「共感・共鳴」して、
「ああ、自分の気持ちをわかってくれる人がいるんだ!」
参加者に安心感、安堵感を与えるのが大事になってくる

 

定型で話が上手い人なんかは
「何の仕事をされてるんですか?」
「何の趣味をされているんですか?」
と聞いて、
「へぇ~、その話をもっと聞かせてください」
と相手の好きなこと、興味を持ってることを語らせて聞き役に回るのが上手いですね。苦手なことや嫌なことは語りたがらないが、好きなことや得意なことは自分から語りたがるんで、そうやって気分よく語らせることですね


「ダーツが趣味なんですか?どういうところが楽しいですか?ダーツをやるようになったきっかけは?」
といった感じで相手の好きなこと、得意なことをに問いかけをして語らせる。そうすると上機嫌で話してくれる。
さらに
「自分の好きなことをこんなに熱心に聞いてくれるなんて、この人はなんていい人なんだろう」
しっかり話を聞くことで信頼を得ることもできる

 

自分が語るのではなく、相手に好きなことを語らせて聞き手に徹する、これがコミュニケーションが上手い人の基本的なやり方ですね

 

 

褒める

上記のように好きなことを語らせたあとに
「そんな大変な仕事をこなしておられるなんてすごいですね!発達障害だとそういう仕事が難しい人も多いのに、そういう仕事をやれるなんて本当にすごいです」
「そんな打ち込める趣味があるなんて素敵ですね。しかもそんな高いレベルまでやられてるなんて本当にすごいです」
といった感じで褒めることですね。褒めるというか、相手を認めて肯定する、と言ったほうがいいかもしれない

 

人間にとって言われて嫌なことなのは、「バカ」「アホ」「ボケ」とか言われるのも嫌ですが、一番嫌なのは存在を否定される、無視されることですね。
逆に人間にとって一番うれしいのは、存在を認められる、肯定されること。だからどんどん肯定していくのがいいですね。
自分がされて嫌なことはしない、自分がされてうれしいことをやる

というのはファシリテーターというか、人間としての基本ですね。

相手の粗探しをするのではなくて、相手の良いところを探す

 

「こんなにも合理的に物事を考えられるなんてすごいですね!」
「すごく自分に自信を持っておられていいですね!」
とか良いところを褒めていくことですね

 

yuk2.net

 

褒め言葉に転換していくこと

乃木坂46「ウチの彼女は、最高かよ!SEASON2」 齋藤飛鳥 篇|サッポロ一番 カップスター - YouTube


特に発達障害の人は「お前なんかダメだ!」みたいなことを言われ続けて自己肯定感が低い、自分が嫌いな人が多いので、少しでも良いところを褒められることで
「自分なんてダメかと思っていたけど、いいところもあるんだな」
自分の良さに気づいて、自己肯定感を取り戻せるときもある
たかが褒め言葉、たかが一言でもすごく自信になる、希望になるときもある

 

君の名は希望

乃木坂46 5th 「君の名は希望」 Best Shot Version. - YouTube

 

 

あと会のあとの二次会は、会が終わってるんで何を話してもいいですし、多少ハメを外して自由に発言するのはいいと思います。


でもせっかく会が終わった後の集まりなんで、
「〇〇さんのあの話はとても良かったです。すごく参考になりました」
「〇〇さんのあの話はめっちゃ面白かったです。ああゆうのはいいですよね」
とか、そうやって会の振り返りとかをやっていったほうがいいと思いますけどね。特にファシリテーターはそこはちゃんと言って、そういう雰囲気に持っていかないといけないですね

 

「あの話について、もうちょっと聞かせてくれませんか?」
「△△をした、と話されてましたけど、そのあとどうなったんですか?」
とか、そうやって気になった話についてもっと聞いてみるとか、そういうノリでやったほうがいいと思んですけど


もし自分がファシリテーターをやったとして、二次会で自分の会の話題が出なかったら
「参加者の方にあんまり楽しんでもらえなかったのかなあ・・・」
と不安になりますよ


会話に出なくても、相手のことは良いところは褒めるべきだすね
「その服なかなかイケてますね。オシャレですね~」
「いや~笑顔がステキですね。あなたの笑顔のおかげで会全体が癒されます」
「すごく優しい方ですね。まるで菩薩のような方だ」
とか、良いところはどんどん指摘したほうがいいですね

 

ただ発達障害は何も考えずに発言するので
「デブですね」
「こんなことも知らないんですか?バカですね」
とか平気で言いがちですけど、先述したように欠点とかディスるようなことは言わないほうがいい。5ちゃんねるじゃねえんだから
というか当事者会に来る人っていうのは
「こんなこと普通の人なら簡単にできますよ。なんでこんな当たり前なこともできないんですか?どうしようもない劣等生ですね」
とかの心ないことを言われ続けて傷ついてきたと思うので、自分がされて嫌だったことは他人にやってはいけない

dic.nicovideo.jp

 

そうではなくて、良いところをどんどん指摘して褒めていくことでみんなの長所や魅力を伸ばしていけるような、そういうファシリテーターになれたらいいですね

 


あと特にファシリテーターの人が気をつけないといけないのが
今日は来てくれてありがとう
という気持ちを伝えること

 

当事者会の目的にもよるけど、ファシリテーターが一番考えないといけないのが参加者が「休日にわざわざこの会に来て良かったな」と思って帰ってもらうこと。そのためには
「今日はいろいろと貴重な話を聞かせていただいてありがとうございました。あなたが来てくれたおかげで楽しい会になりました。またよかったら次の会も参加してください」
ということをしっかり伝えることですね。
そうすることで
「ああ、自分ってこの会で役立ってたんだな、来た意味があったんだな」
と思って、「休日にわざわざこの会に来て良かったな」と思ってもらいやすくなる
これを面倒くさいと思わずに、マメに、参加者一人ひとりに伝えられる、おもてなしができる人が、良いファシリテーターになるんじゃないかな

 

「良いファシリテーター」って何ですか?と突き詰めて考えると、結局のつまるところは
「さすが〇〇さん!すごいですね!」
とみんなに言われたい、思われたいからファシリテーターをやるんじゃなくて
「参加者が自分の会で楽しんでくれたら、それでいいや」
と思える人間性があるかどうかなのかな、という気はしますね

 

 

 


「そんな褒めるとか、来てくれたお礼をするとか、どうすりゃいいのかわかんねえよwそんな文章で言われても字面で理解できるかよw」
と思われるかもしれないが・・・
とりあえずこのまなっちゃんを参考にしたらいいんじゃないですかね

【乃木坂46 秋元真夏】握手を体験して真夏さんの虜になる共演者たち - YouTube

 

最近、AKBより乃木坂、欅坂、日向坂とかの坂道シリーズのほうが勢いがあるのは、人気メンバーが多い、楽曲が良い、変なスキャンダルが少ないとかいろいろ理由はあるとは思うけど
乃木坂・・・バナナマン
欅坂・・・土田&澤部
日向坂・・・オードリー
がうまくいじったりツッコんだりして、メンバーの魅力を引き出してるのが大きい気はするんだよな

【巨人ファン必見】日向坂のメジャーリーガーたち - YouTube

【欅坂46】菅井様のお金持ち・お嬢様ネタ まとめ【菅井友香・ゆっかー】 - YouTube

 

2019年8月13日の「大阪の片隅で『ASD』について話す会」に参加した感想1 会の感想

2019年8月13日火曜日に、西成区民センターで行われた、レンタルADHDおじさんによる「大阪の片隅で『ASD』について話す会」に参加させていただきましたので、感想を書かせていただこうと思います。

 

 

 

アクセス

会は西成区民センターの会議室で行われた

https://www.kyoiku-shinko.jp/nishinari/

www.manabi.city.osaka.lg.jp

最寄り駅は四ツ橋岸里。駅から出てすぐですね。堺筋線南海本線高野線天下茶屋駅からもすぐで、非常にアクセスが良くで来やすいところですね。

 

近くに安売り食料雑貨店のスーパー玉出、ドラッグストアなどもあって、結構便利でいいところですね。


自分は滋賀の人間で、大阪はあんまりよく知ってるわけではないですが・・・。見た感じそんなに治安が悪いようには見えませんでした。
けれども一応何かあったときに走って逃げれるように、軽装で行ったほうがいいかもしれないですねw

 

進行

まずは幹事のけんじさんに参加費1000円を払って、シールに自分の呼んでもらいたい名前をマジックで書く

開始時間になったら1人ずつ、名前と診断名or自己診断名or症状を軽く自己紹介する
軽く自分の名前と症状を話すだけなんで、そんなにプレッシャーなどもなく話せるので良かったです

各種のペットボトルやお菓子などが用意されていて、それらをつまみながらリラックスして明るく楽しく座談会のように、グループトークをしていく方式。

18時前まで会が続き、終わったら会議室のゴミと机と席を片付けて退出して、会は終了になる。

その後に近場のビッグボーイで二次会となった。

 

 

感想

グループトーク

5,6人で机を囲んで、飲み物やおやつをつまみながら、いろいろと楽しくグループトークをしていく会。グループトークというよりは、座談会に近い感じですね。
関西でいうと関西ほっとサロンとさかいハッタツ友の会を融合させた感じの会。さかいハッタツ友の会のように机で囲んでみんなで話す感じの会ではあるが、関西ほっとサロンのように、テーマとか決めて議論するのではなしに自由にトークをする場ですね。
東京でいうところのNeccoカフェの18:00からのフリートーク形式のイベントの少人数版に近いかな、という気はしますね

気軽に自由に話せる場で、とても良かったですね。


ただ個人的な印象としては、大阪とあって東京よりもみんな押しが強いですねwそこまで言って委員会って番組の雰囲気に近い感じですね

www.ytv.co.jp

「この話題についてこう話そう」と思いついたとして、東京の当事者会だったら話せることも、ここだと周りが押しが強いので話せないままいつの間にか次の話題になっていることも多いので、こっちもやや食い気味に行く感じで行かないといけなかったw

東京だったこういう当事者会だったら「ファシリテーターがちゃんと場を整理しろよ」っていうことになるんだと思います。でもここは大阪なんで、多少は押しが強くない生きていけない土地なので、これはこれでいいのかなと思いますね。良くも悪くも適当なファシリテーションでしたが、これがいい感じでバランスがとれているので、すごく良かったですね。

 

場所と環境が良い

場所が良いと本当に言っていいのかわからないですけど・・・
個人的には開催場所が良かったと思いますね。先述したように、地下鉄の複数の路線の駅から近い場所で、近くにスーパー玉出、ドラッグストアなどもあって便利ですし、公民館で静かな環境で、恵まれた環境で話し合いができて非常に良かったですね。

 

開始時刻のちょっと前に来たときには、すでに机がきっちり並べられていて、ペットボトルやお菓子が準備されていました。おかげで会を通してとても楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

 

初めての人にも良い

今回はけんじさんが主催する会には初めての参加となりましたが、会の開始前に気さくに声をかけていただいて、会話に参加させていただけました。そのおかげで自然とスッと会の輪に入ることができたので、会が始まっても自然体で会話に入っていけました。

 

はっきり言って、発達障害の人って自分のことしか考えられない人が多いので、ファシリテーターの方でも初めて来た人への対応をなおざりにしてしまって、なかなか初めて来た人が会に馴染めないが多々ありますが、この会は初めて来たの人への対応がしっかりできていて素晴らしいと思いました。そのおかげで、初めて会に参加した自分もすぐに会に入れて、とても楽しめたので、ありがたかったですね。

 

言いっぱなし、聞きっぱなし

発達障害の人が同じ発達障害の人への助言は無意味」として「言いっぱなし、聞きっぱなし」を推奨している会。
なかなか新しい、斬新な考えだなと思いますね。ただ一理ある考え方だとは思います。

 

【漫画】生きるのを辞めようとしている人を救う言葉【マンガ動画】 - YouTube

【衝撃】うつ病の人に絶対に言ってはいけない5つの言葉 - YouTube

本当に心を病んでしまってる人には「頑張れ!」「あきらめるな!」「気持ちの問題だ!」とかの松岡修造みたいなことを良かれと思って言ってても、本人にとっては余計に負担になってしまうだけ

松岡修造メッセージ | もっと頑張りたいあなた - YouTube

あきらめんなよ 松岡修造 - YouTube

 


親戚に介護福祉士の人がいますが、老人の方から
「死にたい・・・」
と話されることも少なくないそうだ
そのときに
「ダメですよ死んじゃ!死ぬなんてことをしてはいけませんよ!」
と言ってしまいたくなるけど、これはあんまり良くないやり方らしい
「ああ、そうなんですね、死にたいと思ってるんですね」
と返すのが良いやり方らしい
なぜかと言うと前者はどこか自分が否定されている印象を受けるが、後者は自分が受け入れられている印象になって安心感を得られて、それによって自分を客観視できるようになって精神的に落ち着くらしい。

 

だから
「人生、発達障害の生きづらさで辛いことばかりで・・・」
と言って
「ああ、辛いことが多いんですね・・・」
と返すだけの、「言いっぱなし、聞きっぱなし」の当事者会が本当は一番良いのかもしれないですね


それに
「自分はこれをやって生きづらさが緩和された」
「自分はそうすることで生きづらさが少なくなった」
といったものは、あくまでも自分はそれで良くなったというだけで、他の人がそれをやったところで本当に良くなるとは限らない

 

特に発達障害の人は好き嫌いや興味があるものがはっきりしている人が多い
たとえば
「自分は自分自身に自信がなくて自己肯定感が低かったが、いろいろと勉強をして資格をたくさんとることで、会社や周りから認められるようになって自信になった!あなたも自己肯定感がなくて困っているなら、勉強をして資格をたくさんとるべきだ!」
と助言したとしても、
電車や鉄道の専門用語は覚えられても、科学の元素記号などは全く頭に入らない人もいるので、そういう人が無理やり勉強してもあまりいい結果が出ずに逆にますます自己肯定感をなくしてしまう恐れがある。

 

このように「どのように自己肯定感を得るか?どうやって自分に自信をつけるのか?」というのは人それぞれなので、自分でやるしかない。
ケンジさんも
「会に参加して何かを持ち帰れる人は勝手に持ち帰って成長していくし、何も得られない人もいる」
と話しておられました。その通りだと思います


個人的に大事なのは会に参加して家に帰ってから、会で得たことをどれだけ実践できるかが大事だと思います。

2019年8月25日㈰のイイトコサガシ 話のネタを確実に増やすワークショップに参加した感想 - にっし~の日記

発達障害の人は理屈っぽいところがあって、問いに対してそれっぽい答えが出ると満足しがちである。
たとえば
「仕事中に途中で集中力が途切れてミスが増えてしまう。どうしたらいいんだろう?」
と悩みに対して
「コーヒーを飲むと良い。発達障害の人はカフェインに弱い人が多いので、かなり効果がでる」
という意見が出たとして
「そーなのかー」
で終わったら、単なる知識で終わる

dic.nicovideo.jp

そうではなくて、
「じゃあ仕事の合間に缶コーヒーを買って飲んでみるか!」
と実践して、自分で確かめてみることが大事ですね

それで
「以前より仕事に集中できている気がする!確かにミスも減った」
とかなら良いけど
「自分の体質とは合わない・・・トイレに行く回数も増えて、逆に仕事の作業効率が下がった・・・」
「あんな苦いもの飲めるかよ。あれを飲むだけでストレスになってしまう」
とかだと自分には合わないということになる。
ただムダだったのか?というとそうではなくて、
「じゃあ何が自分に合ってるんだろう?どうしたら、もっと仕事に集中できるようになるんだろう?」
と考えるきっかけになったり、失敗も成功のヒントになっていたりしますしね。
このようにして理論だけで満足するんじゃなくて、理論を知ったら実践で確かめるのが大事です

UVERworld 『PRAYING RUN』 - YouTube

 

 

Twitter等で意見をはっきり言う

良い当事者会とそうでない当事者会の違いって何なのか?
と考えたときに、究極的に考えたら自分が行って楽しいと思える会が良い当事者会で、自分が行ってあまり楽しいと思えない会が良くない当事者会、ということなんだと思います

 

ただ個人的には、自分があまり楽しめない当事者会に多いのが「いったい何をする当事者会なのかイマイチわからない」「当事者会の主催者やファシリテーターの方が何を考えているのかわからない」というところが多いですね。「いったいこの当事者会は何をする会なんだろう?そもそもファシリテーターの方は何を考えておられるのだろう?」と感じるような会はあまり楽しめない会が多いですね。たいていそういう会は、主催者の方も「自分はこの会でいったい何がしたいんだろう?」とよくわからないまま会をやってたりしますしね

 

特に発達障害の人は「あれを適当にやっといて」「空いてる時間にこれをやっといて」とかのあいまいな指示が苦手な人が多い。だから当事者会は「この会はこれをする会です」というのをはっきりさせたほうが、参加者も動きやすいというのはあると思いますね。

 

その点、このケンジさんの会は、ケンジさんがレンタルADHDおじさんというTwitterアカウントで、自分の意見をしっかりツイートしておられるので、「ああ、この会の主催者の人はこう考えてるんだ、こういう価値観なんだ」とわかるので、これはいいですね。あと会の方針もある程度は定まっているので、「この会は何をする会なのか?」というのがわかりやすいのはいいですね。

 

ファシリテーターの天才

ファシリテーターってやるのって大変だし、難しい。参加者が思うより2、3倍は大変ですね。
関西ほっとサロンとか、東京の当事者会でよくある大人数でのフリートーク形式の当事者会なら、ファシリテーターといっても
「はい、始めま〜す。注意事項を話しま〜す。はい次に自己紹介をお願いしま〜す」
「はい、時間が来たので終わりま〜す。あと片付けをお願いしま〜す。お疲れ様でした〜」
でだけやっとけばOKだったりしますけどね。(まあその中でも、困ったちゃんが来たらどうするか?参加者の要望にどう応えるか?どう会を運営するか?といった会の運営やファシリテーターは大事ですが)
それと違って、こういう机を囲んだグループトークグループディスカッションのファシリテーターは本当に難しいし大変。関西だとさかいハッタツ友の会とかはこっちの方式なんで、あそこでファシリテーターをやられてる方はすごいですね。


正直に言って、前者の会は誰がファシリテーターをやってもそんなに変わらないときがあるが、後者はファシリテーターの巧拙が出やすいので本当に難しいし大変ですね。

 

難しいし大変なんで、なかなか上手くいかない。特に発達障害の人は他人の気持ちを推し量るのが苦手だったり、人とのコミュニケーションも苦手な人が多いので、どうしても独り善がりになりがち。かといって「参加者の意見を良く聞いてやっていきたい」とやっていくと、参加者の意見に振り回されてしまう。だから自分なりに「こういう会をやりたい」というのを持ちながらも、参加者の意見も聞いてやっていかないといけない。ここは感覚をつかむしかないんですよね。発達障害の人は不器用な人が多いので、なかなかこの感覚をつかめない人が多い。

 

昨今は発達障害の当事者会はたくさんできてきましたが、ファシリテーターの方でこの感覚をつかめてる人はそんなに多くない気はしますね。
じゃあこの感覚をつかむにはどうすればいいのだろうか?やはり感覚がわかるようになるまで、たくさんファシリテーターをやるとか、会を主催するしかないですね。とにかく必死にやっていくうちに

「ああ、ファシリテーションってこうすればいいのか」

とわかるときが来るので、そこまで数こなしていくしかないですね。なんといいうか・・・ダーツとかボーリングとかカラオケとか、最初はうまくはできないとは思うんですが、たくさん練習してくうちに徐々に上手くなっていくように、ファシリテーションも基本的にたくさんやっていくうちに上手くなっていきます

 

発達障害の当事者会をもっと増やすべきだ!そのためにも『当事者会の開き方』みたいな手引書みたいのを作るべきではないか?」
という最近よく聞きます。発達障害の当事者会をもっと増やすべきという意見には賛同します。けれども当事者会の開き方の手引書は、たしかに無いよりはあったほうがいいとは思いますが・・・。ただダーツ、ボーリング、カラオケとかが自分で練習して感覚をつかんでいくもの。「ダーツ上達法」を読んだところでそれだけで上手くできるようになるほど甘くはないように、会の運営とかファシリテーションも自分でたくさんやって、たくさん失敗したり成功して、自分で「こうしたら上手くいくな」というものをつかんでいくしかない。


「当事者会の開き方の手引書さえあれば、誰でも当事者会を開けるようになる!」
というのは、やや理想論すぎる気はしますね。

パワプロの野球超人伝とかなろう系作品じゃないんだから

ghiaccio.sakura.ne.jp

dic.pixiv.net

 

前置きがやたらと長くなったが、この会のケンジさんは、かなりファシリテーションの感覚をつかんでいたのはすごいですね。並みの人だったら1~2年ぐらいかかるところですけど、すでに感覚をつかんでいるのは本当にすごいですね。
前述したようにダーツ、ボーリング、カラオケとかは練習して練習して練習して練習して、やっとそこそこできるようになるのが普通だけど、たまにちょっとやっただけでパッとそこそこ以上にできる、才能やセンスがある人がいますけど、ケンジさんもそんな感じでファシリテーターをパッとできるようになった、天才なんだろうなと思います。天賦の才ですかねえ。

発達障害でもアスペルガーが強い人より、ADHDが強い人のほうが、多動性がいい方向に出てテンポ良く会を回せるから、ファシリテーターとして最初から適性があって上手い人は多い気はしますね。

2019年8月25日㈰のイイトコサガシ 話のネタを確実に増やすワークショップに参加した感想

2019年8月25日㈰にIKE・Biz としま産業振興プラザで開かれた、イイトコサガシ話のネタを確実に増やすワークショップに参加させていただいたので、感想を述べていきたいと思います

 

 

twitter.com

iitokosagashi.jimdo.com

 

 

アクセス

参加にはまずこくちーずでの参加表明が基本的に必要

kokucheese.com

池袋IKE・Biz としま産業振興プラザで行われた

www.toshima-plaza.jp

池袋駅から歩いて10分ほどで着く。池袋駅はJR山手線、埼京線湘南新宿ライン東武東上線西武池袋線東京メトロ丸ノ内線有楽町線副都心線と多くの路線が乗り入れる駅で、非常に交通の便が良い駅だ。そこから歩いて10分ほどで着くとあって、とてもアクセスがしやすい、来やすい場所だった。

それにしても、熱中症に本当に気をつけないといけないこの夏の殺人的な暑さも、お盆を過ぎて少し落ち着きましたね。それでも蒸し暑さが続いてるので注意は必要ですが。

IKE・Biz としま産業振興プラザの研修室で会は開かれました。新しい建物で、静かな環境で会が開催されました。

 

進行

ファシリテーター冠地 情さんからネームプレートが渡されるので、マジックで名前を書く

開始時間になったら会が開始される

まずは会のおける注意事項として「退室、休憩は自由」「このワークショップは各自にやる気を出させる会ではない」「失敗を恐れずにどんどん新しいことを試す会である」という注意事項の話をされて、1つ1つ参加者に確認をとっていた。

ここから「話のネタを確実に増やすワークショップ」の本題として、自分の好きなことについて、みんなの前で30秒で話していくというワークが開始された。その結果をもとに、自分で感想を述べたり、他の参加者やファシリテーターの方から指摘してもらうフィードバックを行う。
前回の反省などを踏まえて、もう一度好きなことについて30秒で話す。それをもとにまた自分で感想を述べたり、他の参加者やファシリテーターの方から指摘してもらうフィードバックをする。

次はさっき話したこととは違う、別の好きなことについて30秒で話しフィードバックをする。

みんな一通りやったら、今度は30秒で好きなことを話す中で、「これだけは言おう」という3つのワードを考えて話す、というテーマを持ってやりました。

それからは1つの好きなものについて、それぞれ違う切り口で30秒で3回話すというのをやりました

 

自分は都市対抗野球という、先月7月に東京ドームで行われた社会人野球の全国大会について

www.sponichi.co.jp

【都市対抗2019_決勝】JFE東日本 vs.トヨタ自動車 ハイライト(第13日) - YouTube


「社会人野球は各チームの実力が拮抗していて、どこが勝ち上がるのかわからない。今大会優勝したJFE東日本も逆転サヨナラ勝ちが何試合もあった。このように緊迫して白熱した試合が繰り広げられるのがおもしろい」

 

<応援団コンクール最優秀賞>JFE東日本 応援メドレー:都市対抗野球2019 - YouTube

2016.7.24 日立製作所応援~ユーロビート - YouTube

応援に迫力がある高校野球の甲子園でもアルプス席での吹奏楽やチアガールなどによる応援も大きな魅力だが、都市対抗野球は企業がやってるだけあって、マイクと使ったり、(チームによっては)スモークを使ったりと、応援が派手。このような迫力ある楽しい応援も魅力」

www.nikkansports.com

full-count.jp

everyday-wadai.net

「横浜DeNAベイスターズだった須田投手がJFE東日本、細山田捕手がトヨタ自動車で活躍していたりと、プロ野球選手が活躍している姿が見える。また2014年夏の甲子園を全国制覇した大阪桐蔭の中心選手だった峯本選手がJFE東日本、かつて高校1年生で甲子園で148キロを出していた帝京高校の伊藤投手が日本製鉄鹿島で活躍していたりと、甲子園で有名だった選手の活躍を見ることもできる」

 

 


あとは熱闘甲子園というテレビ番組について

www.asahi.co.jp


「8月6日~20日までの全国高校野球選手権大会夏の甲子園)の開催期間中に、23:15からテレビ朝日で放送されていた番組。番組内容はその日の夏の甲子園の試合を選手の目線でダイジェストが中心。試合を見ていなければ『こんな感じの試合だったのか』と把握ができるし、試合を見ていれば『こんな試合だったな』と感動を追体験できる」

 

www.asahi.com

熱闘甲子園ヒロド歩美アナウンサーと、古田敦也さんの2人によって番組が進行される。古田さんは元プロ野球選手だけあって、『この試合は〇〇高校の△△投手が、4番にインコースを攻めて抑えたピッチングが大きなポイントでした』と技術論などを解説する。一方でヒロド歩美さんはアナウンサーらしく、試合が終わったあとの宿舎でのチームの様子や雰囲気などを伝えている。このようにして、甲子園の試合の裏側の技術論やチームの雰囲気などを知ることができる番組である」

 

youtu.be

試合に敗れたチームの宿舎の様子が映されるが、監督が『君たち厳しい練習を課したが、よくやってくれた。ここまでよく頑張ったな』と涙ながらに語っていたり、チームの選手が『日本一を目指していたのに・・・』と悔し涙を流しているのを流しているのを見ると、とても胸が熱くなり、こちらも涙が出そうになる。『自分もここまで必死に何かに取り組んでいるのか??』と自問自答します」

 

 

といった感じで1つの好きな事柄について、3つの切り口から話すということをしました。


今回はわかりやすい例として「都市対抗野球」と「熱闘甲子園」を挙げましたけど、実際は「都市対抗野球の次は高校野球とか、同じジャンルの話をするのではなくて、ジャンルは変えるように」という指示があります。

 

最後に完成度が高さを意識して、1つの好きなものについて、それぞれ違う事柄で30秒で3回話すというのをやりました

終わりに研修室を片付けをして、会の感想のアンケートに記入して、会はお開きになりました。

 

 

感想

難しい、というか無理

ここまで読んで「自分の好きなことを30秒で話すだけでしょ?簡単じゃんw」と思われた方もおられると思いますが、実際にやってみると、めちゃくちゃ難しい

そりゃ30秒間になにか話すだけなら誰でもできますが、自分の好きな事柄について、その事柄について知らない人にも「それはなんか楽しそうだ、面白そうだ」と思わせるように、心を惹き付けられるように話さなければならない

まずこれが難しい。特に発達障害の人は他人の気持ちを推し量るのが難しい人が多いので、自分だけにわかるように話せても、他人にもわかるように話すのが難しいどう話せば他人にも自分の気持ちをわかってもらえるのだろうか?というところをしっかり考えて話さなければならない。

「なぜ好きなのか?どうして好きなのか?」

というのを他人に伝えるためにも

「何が、どのように好きなのか?面白いのか?最高なのか?」

というのを具体的にしっかり説明する必要がありますね。

「とにかく最高!好きだ!面白い!」

だけではなかなか伝わらないですね。秋元康とかのアイドルの曲の歌詞じゃねえんだからw

ラストアイドル 好きで好きでしょうがない TIFバージョン - YouTube

【MV full】 希望的リフレイン / AKB48[公式] - YouTube

【MV full】最高かよ / HKT48[公式] - YouTube


「とにかく好きなんだ!!」

という主観的な思いだけではなくて、

「この事柄はどういうところが良いんだろう??」

と一歩引いて客観的に考えていくことが大事ですね

 

30秒

30秒というのは長そうに見えて、意外とかなり短い

このゆみりんは30秒待っているつもりでいるが、実際は2分ぐらい待っている

《瀧野由美子》何もしない30秒www《STU48》 - YouTube

 

これらの動画で約30秒

マウントレーニア WebCM「ほどける瞬間 宇賀なつみ」篇 30秒 - YouTube

【30秒版】PlayStation®4 Lineup Music Video 「夢の中へ」ft. suis from ヨルシカ - YouTube

チキンラーメンCM 「0秒チキンラーメン 篇」 30秒 / 新垣結衣 - YouTube


これの1人あたりの自己紹介がちょうど30秒

20180407 STU48 東西握手会 自己紹介前半(石田千穂〜岩田陽菜)in幕張メッセ11 - YouTube


やはり30秒というのは短い

 

自分は大学では史学科で論文を書いていたので、何か事を説明するにはまずは客観的な資料を出しながら概要を説明して、そのうえで自分の考えを述べていく、というスタンスだったが
まず概要を1から10まで説明しようにも、30秒だと1も説明できない・・・・・・どうしようもないですね。

 

ファシリテーター冠地 情さんからも
「物事の概要というのはネットでググればすぐにわかる。しかし、あなたの『この物事のこれが好きなんだ!!』という気持ちはあなたにしかないものなんだから、概要ではなくて『これが好きなんだ!』という気持ちを表現していきましょう!」
という指示がある。

だから物事の概要をうまく説明する「話の上手さ、巧さ」ではなくて、
「これが好きなんだ!と言って『そんなもんが好きなのかよwプッ、ゲラゲラw』と思われたら嫌だな・・・どうしよう・・・・・・・ではなくて、とにかく自分はこれが好きなんだ!という気持ちを出し切る
「失敗を恐れて思いっきりできない弱い自分に克ち、誰が何と言おうと自分はこれが好きなんだ!という燃えたぎる熱いを思いを、思いっきり出し切って表現するんだ」
といった気持ちの強さ失敗やうまくいかないことへの恐れを打ち勝つ精神的な強さが求められますね。

 

(現実に即して)発表の準備時間は30秒とか1分しかくれないので、パッと考えてパッとやりきる、出たとこ勝負で勢いで押し切るしかないので、とにかく強い気持ちで勝負するしかないですね。そういう気持ちの強さが試されるワークショップです。

Oogoe Diamond 大声ダイヤモンド AKB48 - YouTube


上記のように、意外と話の上手さ下手さはあまり関係ないので、「自分は話すのはあまり得意じゃないし・・・」という人でもおすすめできるワークショップですね。


人生においては「うまくいかないかもしれない、失敗するかもしれない」というリスクを背負ってでも、前に出ないと成功できない「虎穴に入らずんば虎子を得ず」というケースもある。

そういうときに「失敗したらイヤだしやめとこう」となるのではなく、「思いきってやってみよう!」という強く攻める気持ちを持てるワークショップですね。

【激論】投手が絶対打たれる時!確実にエグい打球もらう論! - YouTube

 

 

仕事ができる人は時短

このワークショップでは30秒で物事の良さ、好きなところを説明、話さなければならない。そういうところでは「時短」というところを意識づけできるワークショップだと思いますね。

実際の社会で「仕事ができる人」とされる人は、職種や業種によって異なるとは思いますが、基本的には「仕事が正確で早い人」と「人に短くわかりやすく説明できる人」だと思います。

たとえば普通は1時間かかる仕事を、しっかり1時間かけて正確にできる人はそこそこ仕事ができる人ですね。けれどもこの仕事を正確に50分とか45分とかで終わらせる、早く仕事を終わらせられる人というのは「仕事ができる人」となりますね。
ただ早く終わってもミスだらけでめちゃくちゃだと「全然仕事ができない人」と逆に評価が下がってしまうので、やみくもに気合入れて早くやればいい、というわけではない。毎日仕事を正確にやっていくうちにだんだん慣れてきて、早くできるようになってくる、というのもありますが、やはり「どうしたら正確性を保ちながら早くできるんだろうか??」と試行錯誤しながら考えて、常に工夫しながらやっていくことが大事ですね。「ああしたほうがいいのかな?こうしたほうがいいのかな?」といろいろ試して失敗しながら、「おっ、このやり方はいいな」と見つけながらやっていくことで、少しずつ作業効率を上がっていくという気はしますね。

何も考えずにやっていたり、「今日も気合入れていこう」「根性で行こう」とか気合や根性だけだと限界がある(場合によっては気合や根性でなんとかやるしかないケースもありますが・・・)。適当に何も考えずに仕事をしていて、「この仕事をこんな短時間でやってのけるなんて・・・なんて君はすごいんだ!!」という展開になるのは、なろう小説の中だけですね

dic.nicovideo.jp

プロ野球選手とかも恵まれた才能に加えて「どうしたら早く次の塁に行けるのか?」「どうしたらホームに速く送球できるのか?」とかしっかり考えてプレーしないとなかなか1軍ではプレーできないですね

元阪神タイガース田上健一!一軍レベルの外野守備は次元が違う・・ - YouTube

 

その点、このワークショップでは「30秒という限られた短い時間で、どうやったらいいんだろう」と考えていかないといけないので、「どうしたら短くできるか?」と考えるクセができるのはいいですね。

 

それと、仕事ができる人というのは、仕事の報・連・相(ほうれんそう)、「報告」「連絡」「相談」をするときにパッと短くわかりやすく話せる人が多いですね。ムダを排して伝えるべきことだけ伝える
説明が難しいことがらを、長く説明するのではなくて、要約して短く伝える

特に発達障害の人は1から10まですべて話そうとして話が長くなってしまったり、途中で自分でも何を話してるのかわからなくなってしまったり、うまく短く話すことができない人が多い

けれども、こうやって30秒で話すようにすると、短く要点だけ話すということができるようになってくるんじゃないかと思いますね。

 

新しいことに挑戦する、試す

イイトコサガシは新しいことにどんどん挑戦して試していく場だ!」という説明を最初にしていました。

自分は3,4年前ぐらい前に
「自分は自分なりに一生懸命に毎日頑張って生きているのに、一向に徐々に生活が良くなっていったり、自分自身が成長している感じが全くない」
というのにすごく悩んでいた時期がありました。悩んだ結果、
「これまでと同じことをやっていたら同じ結果しか出ないだろうから、違うことをやっていくしかない
と思いましたね。違うことをやることで今の生活のバランスが崩れたり、かえってうまくいかないことが増える可能性もあったけど、今の状況を変えるにはリスクを背負ってでも変えていかないといけないと思いましたね。

とにかく何かを変えようと思って、部屋の間取りを変えたり、前は仕事が終わったらすぐ家に帰ってたけど、いろいろ寄り道をするようにしたり、新しい趣味を始めたりとか、いろいろ始めました。しかし人間って新しく始めたことってなかなかうまくいかないことが多くて、思わぬミスとかアクシデントとかが起きることが増えたりしてしまい、心労からストレスがたまることが増えてしまった・・・。
「本当に新しいことをやるのは正しいのか??これまで通り、新しいことはしないほうがいいんじゃないか??」
と考えていた時もあったが、ある日にたまたまネットニュースを読んでいたら
「失敗が多いことは良いことだ。人間は慣れていることにはミスは失敗をあまりしないが、新しいことにチャレンジするとミスや失敗が増える。だからミスや失敗が多いということは、それだけ新しい挑戦をして成長していっているということである」
という記事を見つけて
「なるほど!」
と合点が行きました。そのまま新しいことを続けていると、だんだんとこれまでできなかったことができるようになったり、新しい発見があったりして視野や考え方や自分の可能性が広がっていったりして、自分は日々成長できている、ということを実感できるようになってきました。それからはどんどん新しいことに挑戦していくようにしています。


忌憚なき意見を述べさせていただくと、人生が思うようにいかない、うまくいかない、という思いがあるから発達障害の人が当事者会に参加させているんだと思います。じゃあそのうまくいかない人生を、どうしたらうまくいくようになるのだろうか?と考えたときに、まずは新しいことをやっていくことが大事だと思いますね。これまでと同じことを繰り返していても、なかなか良くはならないと思うので。新しいことを始めたら、それをきっかけに何かが変わって、人生が良くなっていく可能性もあると、自分の経験では思います。

挑戦のススメ 困難な道を突き進むためのマインドセット - YouTube

 

新しいことをやってみて、自分の新しい可能性を見出して、新しい自分を見つけていくことにもつながる

≠ME (ノットイコールミー)/「≠ME」【MV full】 - YouTube

 

当たり前をはみ出せ、新たな価値を編み出せ

萩原工業CM 【ハミダセ、アミダセ篇 】(STU48 瀧野由美子・沖侑果) - YouTube

 

とはいっても発達障害の人の特性として、大きく環境が変わると強度な心理的負担になってしまうときがある。また新しい生活を創ろう!とまずは仕事を辞めて新しい仕事に就こう!と思ったが、なかなか次の就職先が決まらず生活が困窮したり、休日に新しい趣味に打ち込みすぎて体が疲れ切ってしまって平日の仕事に支障をきたすとか、保守と革新、安定と変動、習慣と新しさ、のバランスを考えながら、変に気張ったり焦ったりせずに、無理せず1つずつやっていくのがいいと思いますね。

 

修正力

自分は発達障害の人が社会でも活躍するには、修正力が大事だと思います。
仕事でミスしてしまったときに、「なんでうまくいかなかったんだろう?どうしてこうなったんだろう?」と自分で考えて、「じゃあどうしたらミスはなくなるんだろう?どうやったらうまくいくんだろう?」と自分で考え出して、実行して試していく。こういう修正力が求められますね。

 

周りの人は本当に自分の都合で好き勝手に言いますからね
たとえば仕事でのミスや失敗が続いたら、上司の人なんかは
「あなたは仕事でのミスが多すぎる!もっとしっかりやってくれないと困る!もっと気合を入れて、やる気を出してやってくれ!!」
「もっと仕事に対してしっかり集中してやってくれ!!」
とか言ってくることが多い。これに対して
「上司の人に言われた通りにしないと・・・」
と気合とかやる気を出したり、集中してやっていっても、変に力みすぎて精神力を使い果たして神経が疲れ果ててしまい、疲れから逆に仕事のミスが増えてしまうこともある。それで上司から
「おいおい何やってんだよ!!ちゃんとやれよ!!」
とさらに怒られてしまい
「うわああああああああ、どうすりゃいいんだあああああああああ」
とパニックを起こして
「どうせ自分は発達障害だし仕事なんかできねえんだよ・・・・・・・」
と大きな失敗経験だけ残してしまうことになる・・・

 


「人にこう言われたからこうしないと」ではなくて、「なんでミスが多いんだろう??」と自分で考えてみることですね。
そうやって考えたときに、たとえば
「東京での仕事で、通勤する電車が朝のラッシュの満員電車で、あまりに混みすぎて身動きが取れず、他の乗客に押されたりして身体が疲れるし、他の乗客の迷惑にならないように神経を使う。そうやってやっとこさ会社に着いたころには心身ともにヘトヘトで疲れ果てていて、仕事をこなす気力が足りない・・・」
とかだったら
「がんばって早起きして、朝ごはんを摂らずに家を出て、通勤ラッシュ前に電車に乗って、会社の近くの喫茶店で食事を摂って出勤する」
とか、転職するにしても
「千葉とか埼玉とかの、朝の電車でもそんなにめちゃくちゃは混まない勤務地にする」
「朝10時から19時までとか、12時から21時までとかの少し勤務時間がずれたシフトがある会社で働く」
とかの条件のところを探してみるとか、そうやって解決策を考えていく必要がありますね


あと「朝礼で言われたことを、朝の仕事をしているうちにどうしても飛んでしまって忘れてしまう」という場合は
「朝礼で言われたことを、朝の仕事をする前にササッとメモして、必ず目に留まるところにおいておく」とか

 

「君はあまりにも仕事でのミスが多すぎる!君のミスで私や他の社員にどれほど迷惑がかかるのかわかっているのか??だいたい君にも給料を払ってるんだから、お金をもらっている以上は仕事をしっかりやってもらわないと困る!これは社会人として当たり前のことだろう!君はこの当たり前のこともできていないんだぞ、わかっているのか!!」
とかグチグチうるせえ上司も、自分なりに修正してミスをなくしていけば
「正直言って最初のころの君はミスばかりで、どうしたものかと思っていたが、今はミスもほとんどなくなって、しっかりと仕事をしてくれていて、とっても助かっているよ!これからもこの調子でしっかりと頼むよ、ワッハッハ」
と、手の平を返すが如く上機嫌になる。人間なんてそんなもんです。所詮は自分の立場や都合で動いているので、どういう事情であれ、結果さえ出せば文句は言われなくなります

 

自分の失敗をフォローしてくれて、飯もおごってくれるのは白石先輩ぐらい

乃木坂46「ウチの先輩、最高かよ!~白石麻衣 MousePro篇~」 | マウスコンピューター - YouTube


やはり「なんでうまくいかないのか?」といったことを自分で考えて、自分で修正してくことが大事ですね

 

 

このワークショップでは、30秒で話したあとに、まず自分で感想を述べさせる。そのうえでファシリテーターの方などから感想や指摘をしてもらう、フィードバックをする形の進行になっています。

そのように、このワークショップでは自分でフィードバックをする時間があるので、それをしっかり実践できるので非常に良いと思います。

 

 

多面的に物事を考える

このワークショップは単に好きな事柄について30秒で話すのではなくて、途中からは1つの好きなものについてそれぞれ違う切り口で30秒で3回話す、ということをやっていきます。

発達障害の人は「良いか悪いか」「善か悪か」「正しいか間違っているか」「正解か不正解か」の2択でしか考えてしまう、二元論白黒思考で考えてしまう人が多い。

だからちょっと仕事がうまくいかなかったら
「俺は発達障害の障害者で定型の人より能力が低いからだ」
と「定型か発達障害か」「健常者か障害者か」の二元論でしか考えられず、
「どうせ自分は発達障害だから、どうせ何もできねえよ」

と自分の可能性を自ら狭めてしまったり

「こんなミスをするなんて、自分なんかどうしようもない人間だ・・・」

と自責の念に苛まれる人とかもいますね

 

あと1つの問いに対して1つの答えで満足してしまう人も多い。だから上記の二元論の考えで満足してしまっている人も多い。

 

そうではなくて、1つの事柄について様々な見方をしていかないといけないですね。

たとえば、今年2019年の全国高校野球選手権夏の甲子園)の決勝戦は5-3で履正社(大阪)が星稜(石川)に勝って全国制覇を果たしましたが

www.nikkansports.com

2019年夏甲子園 決勝 履正社 vs 星稜 試合ハイライト - YouTube

これに対して

履正社が強かった、星稜が弱かった」

というのは間違いではない、というより正しい意見・感想ではあるけど・・・


センバツ春の甲子園)では逆に星稜が3-0で履正社に勝っている。それが春から夏にかけて履正社の打線などが強くなったのが大きかった」
プロ野球ドラフト候補の星稜の奥川投手は、準決勝まで自責点0で抑えていたが、決勝では5失点だった。これは履正社の打線が良かったのか?奥川投手に甲子園で投げてきた疲労が出たのか?」
「去年の2018年の甲子園は大阪の大阪桐蔭春夏連覇を果たしている。今年は同じく大阪の履正社が優勝し、大阪府勢の2連覇となった。大阪桐蔭だけでなく、大阪府全体の高校野球のレベルが高いのではないか」
「奥川から5点取った履正社の打線が注目されているが、星稜の打線も智弁和歌山に3回戦でサヨナラ勝ちしてからは、準々決勝では仙台育英に17-1で勝ち、準決勝も明石商業に9-0で勝っていて、好投手から多くの点を取っている好調な打線だった。この星稜の打線を抑えた履正社の投手、守備が良かった」
とかのいろんな見方、考え方ができると、思考の幅が広がったり、視野も広がります


大卒だと大学で卒論を書かされるので、こういう多面的な考え方ってのはできる人は多いですが、高卒でしかも発達障害だと、意識していかないとなかなか多面的に考えていくってことはできないかもしれないですね

taniryo.hatenablog.com

 

このワークショップの「1つの好きなものについてそれぞれ違う切り口で30秒スピーチする」というのは、「1つだけの考え方じゃなくて、多面的に物事を見る、考える」ということが自然とできるようになってくるので、非常に良いですね。

 

初対面の人とも話せるようになる

発達障害の人は見知った人が多くいる当事者会やグループでは饒舌に明るく、思いっきり自分の言いたいことを話していますが、普通の定型の人たちの前では借りた猫のようにおとなしくなって、全く話せなくなってしまう人が多い。初対面などの人とも仲良く話せる話術や思い切って腹を割って話していく度胸が必要である。

その点、このワークショップは「自分の好きなことについて相手に伝える」という点で、見知らぬ初対面の人とも話せる力も身についてくるんじゃないかと思いますね。

 

好きを語れる当事者会は少ない

当事者会っていうのは、発達障害の特性による生きづらさをみんなでわかちあって話し合うという側面が強いので、どうしても
「会社で仕事がうまくいかなくて怒られてばかりで・・・」
「会社での人間関係がうまくいかなくて・・・」
という話が多くなり、
「それは辛いですね・・・自分も就職活動がうまくいかなくて落ちてばかりで・・・」
という辛い、悲しい話が続くことが多い。

それが当事者会での主流になって、
「これが好きで、これをやってるときが楽しくて」
「自分にはこうなりたいという夢があります!」
などの好きや夢を語る人がほとんどいない。そりゃ悲しみや辛さをわかちあっていくことも大事ではあるが、そうやっていつまでも悲しみや辛さを語り合って、傷のなめ合いをして、ネガティブに生きているだけでは、なかなか人生うまくはいくようにはならないですね。

自分も
「毎日がつまらない、面白くない、辛い、苦しいと思う人生ではなくて、楽しい、おもしろい、幸せだと感じる人生を送るにはどうすればいいんだろうか??」
と一時期ずっと悩んでいたときがありましたが、本田健という「ユダヤ人大富豪の教え」のという本も書かれた作者の本を読んでいたら
好きで楽しいことをやって生きるためには、意識して日頃から好きで楽しいことをやって『自分はこれをやってるときが楽しいな』と感じていかないといけない
ということを言っておられて、なるほど、と思って実践していますね。
自分の好きなことは何だろう?楽しいことは何だろう?面白いと思うことは何だろう?
と考えてやるようにはして、辛いことや悲しいことはあまり考えないようにして遠ざかるようにしてますね

(うまくいかないことが続いたりして精神的に消耗してるときは、悪夢を見たり、昔の辛い思い出を思い出したり、嫌な感情が湧き出てきて止まらないときもありますけどね・・・。そういうときは心身ともにかなり疲弊してるときなので、とにかくリラックスして休むしかないですね)。

 

その点、このワークショップは自分の好きなものを熱く語れるという点では、
自分の好きなものは何なのか?なんで好きなのか?
ということをしっかり見つめ直せるので、とても良いと思いますね。


それに当事者会では上記の傾向があるから、
「仕事がキツくて怒られてばかりで辛いです・・・」
「人生うまくいかないことばかりで・・・」
という辛い思いを語ったほうが好まれる風潮がある。しかし定型とかの一般社会では辛い話ばかりする暗い、陰気臭い、ネガティブな人ってかなり嫌われる
明るい、楽しい、ポジティブな人のほうが好まれますね

逆に当事者会で好きなことや夢を朗々と語ったり、明るい、楽しい、ポジティブな人は会では浮いてしまうケースが多いので、そこが今の当事者会の課題じゃないかと思いますね。


もっと夢力を出していかないと

夢力 STU48 - YouTube

STU48 クリーム玄米ブランCM CGB41総選挙 『夢力』 アサヒグループ - YouTube

豆乳アサイーベリーの子がもう卒業してしまって、グラノーラ&ベリーベリーの子も卒業予定でかなしい・・・
クリームチーズの子はしばらく休業してたけど、先月に復帰した!
豆乳カスタードの子が推しメンだから豆乳カスタードをなるべく買いたいけど、あんまり売ってないんだよな・・・

 


キュンキュンしよう

日向坂46 『キュン』 - YouTube

 


Task have Fun(タスクハブファン)で人生は課題(Task)だらけ、だったらそんなTaskを楽しみながらクリアしちゃおう!というのは大事ですね

Task have Fun - 20190803 TIF2019 HOT STAGE - YouTube

 

 

サステナブル

発達障害の人が生きづらさを克服して楽しく幸せに生きていくには、まずは当事者会に参加することが大事である。しかしそれから本当に大事なのは、「当事者会に参加したあと」だと思いますね。当事者会でいろんな人と話して、いろんな話を聞いて、悩みや辛さをわかちあうのは、非常に良いことだと思います。けれども大事なのはそのあとに
「サポステってところに相談すると良いって聞いたし、明日にちょっと行ってみるか」
「会社の人間関係を良くするには、こうやったらいい、と聞いたので、会社に行ったらやってみよう」
などの参考になったことをやってみるとか
「なんか思うように、うまく相手に話したいことを伝えられなかったな・・・どうしたらうまく話せるようになるんだろう??」
と思ったり会話術についてググったり、本を買って読んだりして、自分の課題を克服しようとしたり
「自分の言いたいことだけマシンガントークで一方的に話す人のをずっと聞いてて疲れたな・・・こういう一方的に話すのは人をものすごく疲れさせちゃうから、こういうことをしない人間になろう」
と他人を反面教師にするとか
そうやって当事者会で得たことや感じたことを、家に帰ってから活かせる人はどんどん成長していくけど、そうでない人は毎回、当事者会で見かける割にはあんまり成長がない人が多いですね。


当事者会に参加した感想について

いろいろ話が聞けて良かった

と言う人が多い。

発達障害の人の様々な話を聞けて、生きづらさや悩みをわかちあえて本当に良かったですね」

とは思う。けれども厳しいことを言うと

「当事者会に参加しただけで満足してないですか??」

というところはありますね。率直に言って、こういう感想を言う人は当事者会でずっと来ている割にはあまり成長がない人が多いですね。


うつ病で悩んでおられるが、それでも前向きに生きておられる方の話を聞いて、自分ももっと頑張って生きようと思った」
ADHDの人で仕事の優先順位がつけられず、それについて落ち着いて考えられないので、とにかく就業時間はとにかくひたすら目の前の仕事をこなしていってる、という話は参考になった」
とか毎回、具体的な感想を言える人は、当事者会で見るたびに成長していってる人が多い印象はありますね

 

その点、この30秒スピーチは「なんとなく好き」ではなくて、「これのここが好き」と具体的に考えられるようになる。だから常に具体的に考えるクセがつくので非常に良いと思いますね。

 


このイイトコサガシのワークショップでは、単に参加して楽しかったよかった、で終わりではなく、
今回に新しいことに挑戦をきっかけに、参加者が家に帰ってからも、いろいろと新しいことを試して成長して、それからまた新しいこと試して成長していく、そうやって参加者のサステナブル(持続可能)な成長を目標にしているそうだ。

【MV full】サステナブル / AKB48[公式] - YouTube

 

単に当事者会に参加して良かった、で終わり。ではなくて、それから持続して参加者一人一人が成長してくことが大事だと思うので、これを実現していけるワークショップだと思いますね。

 

 

課題

脱力

イイトコサガシさんは1000回以上にわたって会を開催して、10000人以上の参加者がおられるというところで、場数も充分に踏まれておられるだけあって、参加者ファーストで進行していて、文句のつけようのないほど素晴らしかったですね。

まず最初に注意事項をしっかりと述べて、ファシリテーターと参加者の方向性の違いがないかをしっかり確認して、会の不安要素をなくしてるのは大きいですね。それから参加者ファーストで進めながらも、順を追って参加者に一歩ずつステップを踏ませて、最終的には「話のネタを確実に増やす」ということができるようになっていますね。

 

このように、ファシリテーターの方の指示に従って必死に30秒スピーチをやっていけば、話のネタを増やすができるし、それを通じて自分自身を大きく成長させることができる、素晴らしいワークショップですね。

 

以上のように非の打ち所がない、最高のワークショップといえるだろう。


ただ、あえて1つ改善案を出すとしたら、最後の「完成度が高さを意識して、1つの好きなものについて、それぞれ違う事柄で30秒で3回話す」の前か、そのもう一つ前ぐらいに「脱力」の時間を作ったほうがいいですね。

理由は2つあって、まずは力を入れる前に、いったん力を抜いたほうが、より力が入れられるようになるからだ

【革命】球速&スピン量が一気に上がった!アニキがつかんだ…究極のリリース感覚! - YouTube

急激に球速アップ!秘密は「リラックス足上げ投法」! - YouTube

 

【ピッチング上達!】「腕の力を抜け」と言われるのは何のため?力を抜くコツとは - YouTube

 

桑田真澄のチェンジアップはこう投げる - YouTube

 

TIF2019 BEYOOOOONDS アツイ - YouTube

 

「30秒スピーチ」で30秒に全力を出しきらないといけない、という常に力が入った状態になっているので、どうしてもどこかで力を出し切れてない可能性が高い。いったん脱力させて、そこからまた力を出していく、という形のほうがいいと思いますね。


あと発達障害の人は、根は真面目な人が多いので、このワークショップ以外でも、仕事でもなんでも真面目に「頑張ろう、一生懸命にやろう」と頑張りすぎて、変に力みが出たり、力が入りすぎてうまくいかなかったり、心身ともに負担がかかって疲れ切ってしまってうまく力が発揮できなかったりと、頑張りすぎてうまくいかない人が多い。だから「力の抜き方」「脱力」を教えてあげることで
「なんだ、いつも力を入れるんじゃなくて、いったん力を抜いて、そっから力を入れたほうが、より力を発揮できるんだな」
と知ることで、仕事とかでパフォーマンスが上がる人が出てくるかもしれない。

 


ではどう脱力すればいいのか?
途中で10~15分とかの小休止をとるとか

 

それかタピオカミルクティを飲むとか(意味不明)

わーすた / タピオカミルクティー MUSIC VIDEO (Wasuta / Tapioca Milk Tea) - YouTube


カップスターを食べるとか(意味不明)

乃木坂46「ウチの彼女は、最高かよ!SEASON2」 与田祐希 篇|サッポロ一番 カップスター - YouTube

乃木坂46「ウチの彼女は、最高かよ!SEASON2」 特別篇 遠藤さくら 篇|サッポロ一番 カップスター - YouTube


7並べをやるとか(意味不明)

https://video.twimg.com/ext_tw_video/1156837454822821889/pu/vid/1280x720/70ZimH7cge7fm0Vu.mp4

https://video.twimg.com/amplify_video/1168001051670138881/vid/1280x720/47yHH0B7E2H2suZS.mp4

 


それか目先を変えて、ちょっと違うことをやってみるとかですね
次はあえて言葉を発せずにジェスチャーで何か表現するとか

STU48 KO・BU・SHI Spirit! - YouTube

 

初代のポケモン言えるかなみたいに、泣きながら話すとか、感じを変えて話すとかやってみるとか

ポケモン言えるかな? 初代 - YouTube

何かちょっと違うことをやってみたらいいと思いますね

 

けれども発達障害の人は、1つのことだけしっかり集中してやっていきたいという人が多いので、別のことをやったら混乱してしまったり
エンジンがかかるのが遅いというか、集中し始めるのが遅い人もいるので、変に休憩とかをいれると、かえって水を差されて集中力が途切れてうまくいかなくなってしまう人もいるので、一概には良いとは言えないですけどね。


個人的には、会の真面目にしっかりやる!というのはとても大事だし素晴らしい姿勢だと思いますが、
このブログみたいに(笑)、ちょっと力を抜いた遊びの要素を取り入れることで、さらに会もファシリテーターさん自身も成長していけるんじゃないかと感じます

 

 

最後に

あまりにもこのワークショップが素晴らしかったので、いろいろと長々と感想を述べてしまいました
それだけ素晴らしいワークショップだったので、今後のイイトコサガシの会の発展を願っています

個人的には冠地 情さんは野球を見るのが趣味だったり、白い巨塔を知っていたり、自分の趣味を知っておられたので話が弾んでよかったです。
それを単なる趣味で終わりではなくて、野球だったら野球選手や監督の考え方や生き方などを自分の考え方や生き方に活かしておられたりするのはいいですね。発達障害の人は当事者会に行って、生きづらさや悩みをわかちあうのは大事だとは思いますが、それと並行して「人生が上手く行ってる人」の本を読んだり、動画を見たり、ググって出てきた記事を読んだりして参考にしていくのが大事ですね。

「この人は定型だからうまくやれるんだろ?発達障害の自分には無理だよ・・・」

とたしかにあまり参考にならないケースも多々ありますけど、実際に成功している人の話とかを聞くと参考になったり、ハッとさせられたり、自分の課題を気づかされたりということも多いですからね。そこはやはり素晴らしい姿勢だと思います。

 


自分が参加した8月25日㈰の会は、他の参加者で急な体調不良などで参加できなくなってしまわれた方がおられたので、参加者が少ない会でした。個人的には参加者が少ないぶん、まわりの空気を読まずにファシリテーターの方に率直な意見を言ったり話をしたり、番が早く回ってくるので30秒のスピーチが多くてきてとても良かったですが、素晴らしいワークショップだったので、やはりもっと多くの人にこのワークショップに参加してもらいたかったですね。ぜひとも多くの人にこのワークショップに体感してほしいですね。

 

 

なかなか文章がまとまりませんが、

このワークショップは
発達障害の特性から人生がうまくいかないことばかりなので、みんなとこの生きづらさや悩みを分かち合いたい」
と考えておられる方は、正直に言ってこの会には向いていないので、別の当事者会に行かれたほうがいいと思いますね。


発達障害だが自分なりに頑張って生きている。しかしながら、なかなか人生が好転するきっかけがどうもつかめないでいるので、そういう契機やヒントを見つけたい」
「当事者会で悩みや生きづらさを話し合ってきたが、そういうのではない、何かやるような会に参加したい」
という人はぜひとも参加して欲しいワークショップですね。都合の良い日にちがあればすぐに参加を勧めたいですね。

 


あとこのワークショップでやっていた「30秒スピーチ」も他の当事者会でもやっていくべきだと思いましたね。冠地 情さんみたいなファシリテーションをするのは難しいと思いますが、「30秒スピーチ」は別に特別な道具が必要なわけでもなく、すぐできますし。せいぜい必要な道具は30秒を測れるタイマーぐらい。100均で売ってますし、無くてもスマホアプリを入れるか、秒針付きの腕時計で出来ますし。「30秒スピーチ」をみんなの前でやることで、ここまでいろいろ述べてきたように大きく成長するきっかけになると思います。

 

ぜひともこの「30秒スピーチ」を他の当事者会もどんどんパクって真似していって取り入れてもらって、「30秒スピーチ」を当事者会におけるThe World Standard(わーすた)にしていってほしいですね。

Wa-suta Introduction Movie【わーすた紹介映像】 - YouTube

わーすた @JAM EXPO2019 ストロベリーステージ DAY1 (wasuta) - YouTube 

5月26日日曜日のCHT会に参加した感想

5月26日㈰に千葉市民活動支援センターで開かれたCHT会に参加させていただいたので、感想を述べさせていただきます

 

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アクセス

参加するには、まずこくちーずでの参加表明が必要

kokucheese.com


CHT会千葉市民活動支援センターで行われる

www.chiba-npo.net


千葉駅から歩いて15分ほどで行けるところだ

 

千葉駅を降りると、千葉駅とその周辺が思ったより都会でびっくりして圧倒されますねw

Yahoo!MAPとかで「千葉市民活動支援センター」とスマホで調べると、「千葉駅からモノレールに乗って葭川公園駅に行き、そこから歩く」と指示されるが、別に千葉駅から歩いて15分弱なので、歩いていけますね


それにしても暑い。まるで7月や8月の真夏日のように暑かった。最近はこういう気候が多いので、体調には気をつけよう。


Yahoo!MAPを頼りに着くと、市民会館っぽい施設に着くので、そこのエレベーターで9階に行くと千葉市民活動支援センターに着く。

 

進行

遅刻していったのでどう始まるのかはわからないが・・・

13時に会場が開き、13時半から会が開始になる
スタッフから名札がもらえるので、ここに自分の呼ばれたい名前を書き、名札を身に着ける
たぶん最初にスタッフの方から進行や禁止事項の説明がある

今回は雑談する机、就労に関する話をする机に分かれてフリートークとなる

16時半から部屋の片付け、名札の返却等が行われて、解散となった

まだ話し足りない人で、近所のサイゼリヤ二次会が行われた

 

感想

環境が良い

最寄り駅は千葉駅だが、東京駅から総武線で一本で来れるので、東京からもアクセスしやすくていいですね

千葉市民活動支援センターで会が開催されるが、この千葉市民活動支援センターは、千葉中央ツインビルの9階にある。9階で窓から周りを見下ろせる景色を楽しみつつ、当事者でゆっくりと話ができるので、すごくいい環境だと思いますね。こんなに良い環境で会を開いていただいてありがたい

フロアに自販機もありますし、お菓子も各テーブルに用意されていて、飲み物やお菓子をつまみながら楽しく話ができました。本当に良い環境で話ができてとても良かったです

 

運営がしっかりしている

上記のように話しやすい環境を作るためにしっかり準備されてますし、会の開始や終了の片付けもきっちりやられていて、とても良かったです

個人的には目の前のことをしっかりやりながらも、周りや会の全体をきっちり見ながら、その場その場でやるべきことができていて、すごいと思いました。

あとテーブルごとに話題が分けられていたり、正面のホワイトボードにルールとかも書かれていて、途中から来てもとてもわかりやすかったです


それにしても途中から遅れてきたにもかかわらず、スタッフの方に対応していただいたり、参加者の皆様も話の輪に入れていただいたりして、本当にありがとうございました。おかげで楽しい時間を過ごすことができました

 

おわりに

Neccoとかに参加すると、
「お住いはどちらですか?」
「千葉県です」
「じゃあCHT会にも行かれてるんですか?」
とよく聞かれるので、一度CHT会には参加したいと前々から思っていました。今回参加ができて良かったです。ありがとうございました。


自分は実家は滋賀県ですが、小学生のころは市川にいましたし、今は浦安にいるので、割と千葉県に縁がある人間だと思っているので、千葉県の当事者会のCHT会に参加できて良かったです。


発達障害のいろいろな辛さを抱えながら平日は仕事をして、休日は当事者会の運営と、運営の方はとても大変だと思いますが、やはり千葉で当事者同士で語り合える場として、CHT会をどうか続けていってほしいと思います。

 

CHT会では皆様といろいろ話をしたり聞いたりできてとても楽しかったです。けれども自分が体調やメンタルがあまり良くなかったので、いつもの半分ぐらいしか力が出せなかったのは申し訳なかったですね。あといろいろ自分の足りない部分も見えたんで、いつかはまたCHT会に参加して、今度は万全の状態で参加して、みなさんともっと良い話ができるように、また明日から頑張っていきます。

今回は参加させていただいてありがとうございました。

それにしてもしばらく体調やメンタルが優れない日が続いたので、書くのが遅れてしまったな。

 

次回

 

次のCHT会は今月15日㈯に開催される

cht.wpblog.jp

 

参加表明は次回からはこくちーずPROからになる

www.kokuchpro.com

けどもう満席ですね・・・。まあキャンセル待ちで表明すれば、キャンセルが相次いだら入れることもありますし、興味を持たれた方は参加してみるのもいいかもしれないですね。

4月29日㈪のDMP Stationに参加した感想

4月29日㈪に池袋がんばれ!子供村で開催されたDMP Staion「GW最中の茶話会」に参加させていただいたので、感想を述べさせていただきます。

 

dmpstation.xsrv.jp

 

m.facebook.com

 

 

アクセス

www.kodomomura.com

池袋駅から10分池袋は山手線やいろんな路線が停まるので、アクセスが良い駅だ。ただ住宅街の細い道を入っていくので、「どの出口から出て、どう進めばいいのか?」というのはあらかじめ確認したほうがいいですね。


今回は目白駅から行きました。左手に学習院大学がそびえ立っていて、荘厳な雰囲気がありますね。目白駅からも10分ほどで行けます。

 

会の進行

会に参加するにはまず参加費500円を払って、次に本名とニックネームと住所(市)を記入し、名札をもらってつける。

14時からスタッフのT-sjさんの挨拶と会の禁止事項の説明がある

 次に各自の軽い自己紹介が回ってくる
それが一通り終わったら、18時までフリートークとなる

 

18時前には、他の当事者会のイベントの告知が行われて、会は終了になる

その後、残った人で部屋の片付けをする。それが終わり、まだ残って話がしたい人たちで二次会も行われた

 

 

感想

関西ほっとサロンの模倣

スタッフのT-sjさんが関西におられたとき、発達障害の生きづらさに悩んでおり精神的に追い込まれておられたが、関西ほっとサロンに行って、すごく元気づけられたそうだ。東京に来られたあとも、

「生きづらさを抱えている発達障害の人のために、関西ほっとサロンのような当事者会を作りたい」

と、このDMP Staionを始められたそうだ。

www.adhd-west.net

そのためにT-sjさんは実家の関東に戻られたあとも、何度も関西に行かれて、関西ほっとサロンに参加されたそうだ。そうして会の運営方法を学んで、このDMP Staionの運営に生かしておられる。

やはり関西ほっとサロンを参考にしただけあって、会の雰囲気が関西ほっとサロンにかなり近いですね。「茶話会」と言っているとおり、各テーブルにお菓子がおかれていて、ソフトドリンクも自由に飲める環境で、お菓子や飲み物を飲みながら、自由に話せる空間ですね。

関西ほっとサロンによく行っていたが、関東に引っ越してしまった・・・。関西ほっとサロンにまた参加したいが、関東から芦屋までは遠いしな・・・、困ったなあ・・・。」
と感じている人にはDMP Staionはうってつけの当事者会である。

また、過去の事案等からセクハラ宗教勧誘には厳しい姿勢をとっているので
「当事者会には参加したいが、なんか最近はセクハラ案件とか宗教勧誘とかあるらしいし、そこは怖いなあ・・・」
と感じている人でも、安心して参加ができるだろう

予約不要で途中参加、途中退室が自由なので、
「ゆっくり自由に話せる当事者会に行きたい」
という人にはおすすめの会ですね。

 

告知あり

東京の当事者会の中では珍しく、会の終わりに他の当事者会やイベントなどの告知タイムがあります

関西の当事者会だと、会の終わりに告知タイムをやっている会が多いですが、東京ではほとんどないですね(Neccoでは少しやってますが)

当事者会で発達障害の人で力を合わせることも大事ですが、当事者会同士で連携して力を合わせていくというのも大事だと思うので、こういうのは良いと思います。ぜひとも続けていってほしいですね。

 

引き立て役

会の最中、途中参加者のために、ずっとテーブルを回って、参加者のテーブルにお菓子を補充していったり、空にあったコップにドリンクを補充して回っているスタッフの方がおられた。そのおかげで手持ち無沙汰になることなく、ずっとお菓子や飲み物を飲みながら、楽しく歓談することができました。本当にありがとうございました。

当事者会というのは、会場の手配、名札などの準備、当日に早めに会場入りしての準備、会が始まったら問題が起きないように気を配りながら進行、会が終わったあとの片付けなど、目に見えないところでいろんな準備をしておられる。こういう目に見えない、大変な準備をしておられるからこそ、参加者は楽しく当事者会に参加できるのだから、参加者はスタッフの方々への感謝を忘れてはいけない

 

支援機関

当事者会に参加するメリットについて、以前に語らせていただいたが

taniryo.hatenablog.com

これに加えて、発達障害と診断された人が利用できる制度、支援機関などの情報を得られるのは大きいですね。

障害年金の受給資格、作業所などの利用など、これまで知らなかった有益な情報を得られることもあるので、ぜひとも発達障害の人は当事者会に参加していくべきだろう。

 

人が集まる

この日はNeccoが休みだったこともあって、20人弱もの人が集まった。DMP Staionも会の回数を重ねて、毎回10人以上もの参加者が集まるようになったそうだ。喜ばしいですね。会を運営するにあたっては、なかなか大変なことも多いとは思いますが、池袋の新たな発達障害の人の居場所として、続けていってほしいですね。


人が集まる理由は、前述したように

  • 開催場所の最寄り駅が池袋・目白でアクセスが良い
  • 開催場所が閑静な住宅街の中で、お菓子やドリンクが準備されていて、環境や会の運営が良い
というのはあると思いますが
個人的にはスタッフの方々、特に徳さんの人柄による人望が大きいと思いますね。
自分は「当事者会のファシリテーターで大事なことは何か?と突き詰めて考えると、一番は人間性」と以前に述べさせていただいたが

Neccoカフェの10/31(水)のイベント、自己の感情を分析する会に参加した感想 - にっし~の日記

徳さんを始めとしたスタッフの人徳が大きいと思いますね。

 

 

課題

実に楽しい当事者会で、自分も参加ができてとても良かったです。楽しい時間を過ごさせていただき、スタッフの方々、他の参加者の方々は本当にありがとうございました。そしてお疲れ様です。

そもそも発達障害という障害を持っていて、生きづらさを抱えているにもかかわらず、前向きに生きているのみならず、当事者会を開いている、という時点で賞賛に値する

素晴らしい当事者会だと思いますが、下記の事項が良くなれば、参加者より楽しめる、より良い会になるのではないか?と思ったので、僭越ながら感じたことを述べさせいただきます。

 

片付けをスムーズに

14時から18時までのDMP Staionの会の本編は楽しく終えられて良かったと思います。なので特に言及する必要はないかもしれません。

けれども、あえて述べさせていただくと、DMP Staionの会が終わったあとは、残ってる人で片付けて、それが終わったら夕食を食べながら二次会に行く、というのが毎回の流れのようです。

しかし、ちょっと片付けに時間がかかりすぎですね。

  • より良い会にするため、みんなが喜んでくれる会にするために、自分のすべてを懸けてやってるのはよくわかる。会の準備や最中も常に気を配っているので、会の終了時には気力が残っていない
  • 良い会にするために、わざわざ川越からいろいろなものを車に乗せて持ってきているので、どうしても片付けに時間がかかってしまう
  • 発達障害の特性で「早く片付けよう」と思っても、なかなか思うように片付けられない

というのはあると思います

けれども、発達障害は治らなくても、それを踏まえて「どうしたらいいか?」と考えて、工夫していくことはできるとは思いますね

  • 早く片付けるのが難しいなら、17時ごろから少しずつ片付け始める
  • 車に乗せて帰るものは分けて、残ってる人にそれらを車の前まで持っていってもらう
  • 毎回、会に使うものはそう変わらないはずなので、「先にこれをこう片付けて、次にこれをそう片付ける」とかの順番を考える

とかやるだけでもだいぶ変わるとは思います。

 

別に40秒や3分でやれというつもりはないですが

dic.nicovideo.jp

dic.pixiv.net

 

bunshun.jp

>僕が5分遅れたら20人×5分で100分が無駄になる。

 

「片付けが遅くなるのは発達障害の特性だし、しょうがないじゃん」
だけじゃなくて、こういう意識は持ってほしいですね。

 

 

二次会の場所

自分も大学は渋谷だったから、サークルの帰りに近場のサイゼリアに行っても満席だったりして、みんなで夕食をとる場所を探すのに苦労しましたね・・・。 
だから池袋のような都市の日暮れに、大人数でゆっくりダベれる飲食店を探すのが、いかに難しくて大変かはよくわかりますが・・・。

 

あと想定していた場所が満席で入れなかったので、突発的な難しい対応だったとは思います。けれども二次会の場所はパッと決まったほうが良かったですね。ここは準備不足ですね。

それと、ある先導するスタッフの方が、

サンシャイン通りに行って、どこか入れる店を探そう」

という話だったのに、

電車カフェの前を通ったら立ち止まって電車について語りだしたり、

https://metropolitana.tokyo/ja/archive/maruzen_railcafe


「あの居酒屋にしよう」

と目に入った居酒屋に勝手に決めて、後ろを置き去りにして勝手に信号をわたってしまったり、ちょっと自分だけの判断で周りを振り回しすぎではないか、という印象はありました。

 

それにしても、片付けにしてもこれにしても、会が1、2、3回目だったらまあ「まだまだ慣れてないしね、うまくいかないこともあるよ」と思うけど、回数を重ねてる中でこれでは「何してるのかな?」と感じますね。

 

何度目の当事者会か

乃木坂46 『何度目の青空か?』Short Ver. - YouTube


エアーマンじゃないだから、なんとか対応してほしいですね

エアーマンが倒せない(TEAMねこかんversion) - YouTube

 

入った居酒屋のサービスに疑問符がついたのは残念ですが、これはしょうがない。

ただ厳しいことを言うと、18時半過ぎまで片付けをチンタラしてないで、パパッと片付けて18時15分ぐらいに子供村を出れてたら、もしかしたら最初の店はまだ満席ではなく、入れてたかもしれない。

また、大人数でゆっくりできそうな、池袋の他の店の目星がついていれば、もっとゆっくり夕食ができていた世界線もあったかもしれない。その可能性は考えたほうがいいかもしれないですね。

 

「サービスが悪い」とか言う前に、「まず自分たちのやるべきことはしっかりできていたのか??」と考えることが大事だと思います。

まあ二次会なんざ流れで決めるもんだから、いちいち計画性などを求めるのは野暮な気もしますが。


それと、スマホを見てるときの独り言が多すぎる

 

 

マシンガントーク対策

当事者会だとたまに一方的なマシンガントークする奴がいて困りますね。これにはどのように対応したらいいのだろうか?

マシンガントークによる不都合

まずは一方的なマシンガントークをすることによって、会や他の参加者にどのような迷惑がかかるか挙げていきたい

 

周りを疲れさせる

一方的にハイペースでの話をずっと聞かされ続けることになるので、周りの人が疲れ切ってしまう。せっかく社会での生き辛さを分かち合うために、わざわざ休日に当事者会に来たにもかかわらず、かえって心労が増してしまうことにもなる。

定型の人でもカウンセリングの方でもない限り、一方的な話を聞き続けるのは難しい。

 

一方的に話すとしても
・「自分は○○だと思います。なぜなら〜」
と、まず結論を言ってから、論理立てて理由を述べる
・「もうダメだ・・・と思った、その時でした!」
など、うまく感情を交えたり、話に強弱をつけてメリハリをつける
・落語や漫才みたいに、途中で笑いやユーモアを入れる
・「ここで問題です!このとき上司の人はなんと言ったでしょうか??」
「これに対して自分はこうしました。するとどうなったと思いますか?」
とかの途中でクイズを入れたり、他の人に問いかけをする
ジェスチャーやリアクションを入れる

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・途中で歌う

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・途中で声色を変えたり、モノマネをする

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といった工夫があれば、聞くほうもあまり疲れずに聞ける。


しかしマシンガントークで話す発達障害の奴はこういったものもなく、たいして面白くもない、考えが浅い話を同じトーンで一方的に続けるのみなので、聞いてて疲れるだけですね。

 

そういや学校で「集会のときの校長先生が長くてつまらないから眠くなる」とよく言われてたのは、こういう工夫がなくて長ったらしいからだなw

xn--h9jua5ezakf0c3qner030b.com

 

Neccoの「ペガサス代表・木村志義さんによる就活セミナー・第60回」に参加した感想 - にっし~の日記

  • 頭の中で事柄をうまくまとめられないから、わかりやすく人に伝えられず、ただの情報の羅列になってしまい、結果として話が長くなってしまう
  • 社会性がなく、とにかく自分の考えを相手に主張してしまうため、一方的にマシンガントークのようになり、話が長くなる

と話が長くなる理由は一概に言えない気はするが、いずれにしろダラダラと話が長いと聞いてるほうの体力を奪い、疲れさせてしまう

 

 

理解力が低く、会話が成立しない

こういう奴は高卒が多くて、物事の構造を理解する力がない。だからこっちが言いたいことをきっちり理解せず、字面で勝手に解釈してしまう。

たとえば
発達障害の人は興味のある目の前のことにしか気づかず、周りのことに気づけず、生きづらさを抱えている人が多い。
しかし、街路樹の木々も4月始めには桜が満開だったけれども、今ではとっくに桜の花びらは散って葉っぱ生い茂っているとか、日頃から目の前のことだけでなく、周りにも目を向けて、興味を持つようにしていれば、自然と目の前だけじゃなくて周りのことに気がつけるようになる」
と話したとする


これで
「なるほど、日頃から目の前じゃなくて、周りの風景とか喧騒とかを見ていくことが大事ってことですか?」
などを返すのが普通


けれども一方的にマシンガントークする奴とかは
「4月の桜ですか?そういえば4月上旬に花見の会に行ってきましたが、とても楽しかったです」
とかの結構ズレた返しをしてしまう。

 

当店のポイントカードはお餅でしょうか?じゃないんだから

matome.naver.jp


「今日は晴れですね。 晴れといえば、僕の誕生日は来月だけど、 君はお肉が好き?」(支離滅裂な思考・発言)かよ

dic.pixiv.net

 

あとマシンガントークの奴は、黙ってじっくり人の話を聞く、ということができず、横からしゃしゃり出て、思いつきでしゃべり出してしまう

だから仕事について話してたところを、趣味とか生活とか仕事とか、コロコロころころと場の話題を変えられて、落ち着いて話ができなくなってしまう。

 

その上、そもそも理解力が低いので、「もっと人の話を聞いたほうが良い」とか説得しようにも、話を理解しやがらないので、どうしようもない。

 


他の人が話せない

ネットの掲示板とかチャットとかTwitterなら、文章を書いて送信するだけなんで、一応同時に話すことはできる(LINEの場合は相手がトークしてから、こっちがトークするという、不文律がある気もするが)。

しかし実際に人と話す場合は、同時に話すことはできない。だから誰かが話してたら、他の人は聞き手に回ることになる。

 

だから一方的にマシンガントークを続けるということは、他の人はずっと聞き手にならざるをえないことになる。

言ってしまえば、他の人たちの話す時間を奪ってしまっている、せっかく話してくて当事者会に来たのに、話せない状況にさせられてしまい、他人の時間を奪っている、
という言い方もできるだろう。

 

はっきり言うと、一方的なマシンガントークをする人間は、会で他人の時間を奪う泥棒である。

 


早口でまくし立てる

発達障害の人だったら「おい、何やってんだよ。早くしろよ。なんでそんなにノロマなんだ」とか上司の人に急き立てられて、

あくしろよ - YouTube
焦ってしまってそれがもとでミスが出てしまって、さらに遅れて「何やってんだよ」と怒られて、それでさらに焦ってミスが多く出てパニックになって・・・
という経験をしたことがあると思います

 

このように早口で急き立てる口調というのは、言われるほうは大きなプレッシャーや心理的負荷になる。特に発達障害の人はメンタルが繊細な人が多く、プレッシャーに弱い人が多い。そうやってメンタルが疲れてしまうと、楽しむのが難しくなってしまい、むしろしんどい思いをしてしまうことになる。

 

それと、一方的にマシンガントークしてる奴は、大抵は愚痴、悪口、攻撃、怒りを喚き散らしてることが多い。

同じ場に機嫌が悪い人、怒ってる人がいると、その人に気を使ったり、こっちもイライラしたりして、せっかくの場の空気がかなり悪くなってしまう

 

定型社会だとそういう「場を雰囲気を悪くする人」というのは、かなり嫌われる。たとえイケメンや美人、スタイルが良くて、仕事ができて高収入だろうと、こういう場の雰囲気を悪くする人は嫌われますからね。

 

発達障害の人は「場が読めない」という特性があるので、これをどうするか?というのは発達障害の人の全員の課題と言える。

 

 

それにしても、つぐつぐの周りには穏やかな時間が流れている・・・

https://youtu.be/cyGStPdb4YI

 

 


テンポが悪くなる

ある当事者会で「自己肯定感とは何か」と議論したとき

 

「自己肯定感とは何か?」
「自分に自信を持つこと」
「自分に自信を持つにはどうすればいいんだろうか?」
「自分を受け入れること」
「けど自分のダメなところはなかなか受け入れられない」
「他人を許したりして、受け入れてみる」
「けど平気で他人を傷つける人など、到底受け入れられない人もいる」
「たしかに」
「他人全員、すべて許さないといけないわけじゃない」
「他人をすべて敵視するんじゃなくて、許すことで見えてくるものもある」
「無理せず、少しずつでも自分のペースでやることが大事」

 

といった感じで一人ひとりの話が短いと、どんどん意見が出て、スムーズに議論が進む

 

 

ところが一方的にマシンガントークする奴がいると

 

「自己肯定感とは何か?」
「自分に自信を持つこと」
「自分に自信を持つにはどうすればいいんだろうか?」
「自分を受け入れること」
「けど自分のダメなところはなかなか受け入れられない」
「他人を許したりして、受け入れてみる」
「そんなことはできない!ちょっと話をしたいんですけれども。自分の同じ職場に発達障害の人がいて、その人が本を貸してほしいというので本を貸してあげた。ところが2か月経っても3ヶ月経っても返してくれない。ついには半年経っても返してくれない。これはどうなんだ!普通、物を借りたら、3ヶ月までに『ありがとうございました』と言って返さないといけないんじゃないのか!そんな常識が違う奴とはわかりあうことなんかできやしない!
そもそも物を借りたら、3ヶ月までに返す。それに『ありがとうございました』と言って礼を言う。これが人間として当たり前のことだ。その当たり前のことすらできていない。ということはそいつは人間としておかしいんじゃないか、と思う。なぜ人間として当たり前のことを当たり前にできないのだろうか?理解できない。そういう行動原理が理解できない人間とはわかりあうことなんかできない」
「・・・」
「・・・」
「・・・えーと、どこまで議論してたんでしたっけ?自己肯定感から始まりまりましたよね」
「それで他人を受け入れるという話でしたね」


といった感じで、1人のせいで議論の流れ、スピード、テンポ、リズム感が完全に止まってしまう。

 

このように、場の会話の流れを完全にせき止めてしまい、一人のせいで場の流れや空気がよどんでしまいますね。

 


単に
自分の思ってること、考えはすべて言わないといけない!
と思ってる人も多く、根は真面目で良い人も多い。
このように良く言えば
「裏表がなく、しっかり思ったことは全て言おうとしている素直で真面目な人」
と言えるが、悪く言うと
「言うべきこと、言わないといけないことの区別や取捨選択ができていない」
「相手のことを考えず、自分の正義を他人に無理やり押し付けてるだけのジコチュー」
と言える。

 

ただ「言うべきこと」「言わないほうがいいこと」をしっかり見極めるようになれるかどうか、というのは、発達障害の人の全体の課題ではある。

 

 


相手の表情を察せない


この一方的にマシンガントークする奴は、相手に表情を全く見ていない。だから
「なんか相手が疲れてるな・・・」
「なんかあんまり聞いてくれてないなあ・・・」
とかを察しない。

だから相手が疲れていても、さらに勢いづいて一方的にマシンガントークを続けてしまう。そうすると相手はヘトヘトに疲れ切ってしまい、下手をすると大きな失敗経験になってしまい、当事者会に来るのが嫌になってしまうかもしれない。


あとこのようにして、「人の話をしっかり聞いて、お互いに楽しい会にしていこう」という、まともな人が潰されることにもなる。こうして「悪貨は良貨を駆逐する」「悪が正義を討ち滅ぼす」ということにもつながってしまう

taniryo.hatenablog.com

 

 

以上のように、一方的なマシンガントークは、自分の言いたいことを思う存分に話せて、本人はさぞかし満足だろうが、周りからすれば迷惑この上ない。下手をすると、参加者のメンタルを壊したり、会そのものを壊しかねない。

 

当事者会とは発達障害による生きづらさなどを共感しあい、みんなが楽しめる場であるべきだ。1人だけが楽しくて、他の人が楽しめないということはあってはならないと思うので、対策が必要ではないか?

 

 

マシンガントークへの対処

普通の対応では無理

一方的なマシンガントークする奴は当事者会では対応が難しい。
普通は間違ってるということを人に伝えるときは、「あなたは間違ってる!」と主張すると、

tunes.sakura.ne.jp


人間は自尊心を傷つけられると攻撃的になる性質があるので
「いや、私は間違っていない!間違ってるのはお前のほうだ!」
など激しく言い返して意地を張ってしまい、かえってなかなか行為を改められなくなる。


なので

  • 遠回しに注意する
  • 「人に迷惑をかけないようにするにはどうすればいいと思う?」などの問いかけを行って、自分で思いつかせる
  • 優しく諭す
  • 人を変えるのは難しいので、まずは自分が変わる

といったように、なるべく相手の面子を潰さないようにするのが大事になってくる。

 

ところが一方的にマシンガントークする奴は、諭しても問いかけても理解できない。前述したように傾聴しても、ますます調子に乗るだけ。変わるまで待っても、何も気づかないのでずっと変わらないから、ずーっと耐え続けるだけになる。

どうしようもない。

このように一方的なマシンガントークする奴は、普通の対応ではどうにもならないので、特別な対応が必要になってくる。

 


傾聴が無意味

デール・カーネギーの著書の「人を動かす」の第6章に「聞き手に回る」として、他人の話を心の底から一生懸命に聞くことが、他人から好かれる秘訣だとしている。

www.kitami.tv

定型の人など普通の人だったら、多少我が強い人でも、相手の話に対して相槌を打ち、一生懸命に聞いていれば、
「自分の話をこんなにも聞いてくれるとは、なんていい人なんだろう!こちらもこの人に良くしよう、しっかり話を聞かないと」
と無意識に思うものだ

けれども一方的にマシンガントークをする奴は、傾聴して、話に相槌を打ち、「そういう考え方は良いと思いますね〜」と褒めても、ますます図に乗って、さらに一方的に話し続けるだけ

 

これどうしようもねえな。いったいどうしたらいいんですかね

 


出禁にする

これまで述べたように、一方的にマシンガントークをする奴は周りにとって百害あって一利なしだ。不都合しかないし、対応しようがない。

 

当事者会とは、発達障害の生きづらさを分かち合い、みんなが安心して参加できる場所であるべきだ。みんなが楽しく過ごせる場所であるべきであって、1人だけが楽しくて他の人が楽しめない場所ではあってはならないはずだ。

 

そうした考えから、DMP Station

  • セクハラの禁止
  • 宗教勧誘の禁止
を禁止事項として掲げているはずだ。
 
前回の会の冒頭においてT-sjさんは
これらの行為をした人は投げ捨てる

と言っておられたが、「一方的なマシンガントークをする」にも同じように厳しい姿勢をとるべきではないのか?

 

出禁はやりすぎとしても、「会として許さない」という姿勢は少しは示すべきではないかと思います。

 


一喝する

一方的なマシンガントークする奴は、

「とにかく自分の思ってることを話さなくちゃ」

と感情的になって周りが見えなくなってしまっていたり
「自分は考えてることを相手に伝えられる、しっかりコミュニケーションがとれる人間なんだ!」

と勘違いしてしまっているケースが多い。
だから、

「それは違うんだ」

とはっきり伝えて、目を覚まさせる必要がありますね

 

懐かしの「週刊御意見番」★新庄、ダルビッシュ他 - YouTube

せっかくなので「黙れ小童!」まとめてみた - YouTube

黙れ小僧 もののけ姫 - YouTube

dic.nicovideo.jp

違うそうじゃない。 - YouTube

socceryougo.com

灼眼のシャナ「うるさい!45連発+3」 - YouTube


発達界隈で「あなたは一方的なマシンガントークになってますよ」ということを相手に伝えるサインみたいなのがあるといいかもしれないですね

 


説教する

この前の会で

「『お前!ちゃんと人の話を聞けよ!なんで人の話を聞かないんだ!』と怒ってくれたのが、自分にとって、とても大きかった」

と話されている方がおられた。

このように発達障害の特性として「言われないと気づけない」というのはあるので、

「お前のせいで他の人にどれほど迷惑をかかってると思ってるんだ!」

とはっきり言ってやったほうがいいですね。

www.nicovideo.jp

www.nicovideo.jp

youtu.be

阪神タイガース平田勝男二軍監督が白井一行球審に猛抗議 - YouTube

STU48瀧野由美子のSR配信で「瀧野、バーカ」と書き込んだら読まれた。 - YouTube

 

 

マシンガントークの直し方

本をたくさん読む

まずはしっかり人の話を聞いて理解できるようになることですね。そのためには一番良いのは本を読むことですね。「本を読む」というのは、ほぼ人の話を聞き続けるのといっしょですからね。それと本を読んで頭で理解することができれば、人の話を聞いて理解できるようにもなってくる。文章力も身につきます。

 

当事者会では一方的なマシンガントークする奴には
傾聴しよう
傾聴を身につけよう
という指導が多いですが、

こういう人は
「人に対して話さないといけない」
「話を聞くのではなく、しっかり相手に自分の考えを全て伝えるのがコミュニケーションだ」
「自分が話してないと、目立たないと意味がない」
とか独自の価値観があったり、人間はこれまでのクセを急には直せないので、なかなかうまくいかないですね・・・。

 

「本一冊読み終わるまでは来るな」
と当事者会を追い出すほうが、かえってその人のためにはなるんじゃないかと思います。

 

それにしても大卒だと、国語で良い点とれないと大学に入れないし、卒論を書くのに論文とか読みまくらないといけないし、変な発表したら教授からダメ出しを食らうのでこういう人は少ない。やっぱり一方的なマシンガントークする奴は高卒が多いですね。

taniryo.hatenablog.com


ブログを書く

そんなに言いたいことがあるんなら、俺みたいにブログにして書いてみればいい。どうぞお好きに、心ゆくまで思う存分に書けばいい。

書くって思いの外難しいので、しっかり書けるようになれば、しっかりした考え方とかも身につきます


人間性を高める

こういう奴は「自分が話したい、目立ちたい」という欲望だけで動いている。

自分さえ良ければそれで良い

ではなくて、

自分も相手も良くなるにはどうすればいいか??

とかいろいろ考えられる人間になっていく必要はありますね。


たまには上(一般社会)に行く

以前に「当事者会ばかりに行っていると、当事者会では良い人でも、一般社会では全く通用しない人になってしまう可能性がある」と述べたが

taniryo.hatenablog.com


やはりずっと下(当事者会)にいると

「当事者会に来る人には、人に迷惑をかけまくっても平気な、自分よりひどい人もたくさんいる。それに比べて、自分はなんてまともで素晴らしい人間なんだろう!」

と、自分よりダメな人と比較して満足しきってしまう。

そうではなくて、たまには上(一般の社会人サークルなど)に行って、
「当事者会では『俺Sugeeeeee』と思ってたけど、一般社会の中じゃこんなもんか・・・。現状に満足してちゃダメだな・・・」
と思ったり、感じることは大事ですね。

 

あんまり当事者会に深入りしすぎても、変なトラブルとか揉め事に巻き込まれるケースもありますしね。

 

 

 

まとめ


おっと、マシンガントークについて書いていたら、ゴールデンウィークもとっくに終わってしまった・・・。


DMP Stationは去年にできたばかりの当事者会ですが、何回も回数を重ねて、人が集まるようになってきたそうです。

うまくいかないこと、大変なこともいろいろあるかと思いますが、ぜひとも発達障害の人の一つの居場所になれるように頑張ってほしいですね。

 

なかなか当事者会に顔を出せない状況が続いていましたが、久しぶりに参加できてとても良かったです。
他の参加者の方々と、素に戻って心からいろんな話ができて本当に楽しかったです。
参加者の方々、スタッフの方々はお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

 

平成の終わりに発達障害Bar The BRATsに行った感想

4月25日木曜日に発達障害Bar The BRATs(ブラッツ)に行ったので、感想を書きたいと思います

 

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nikkan-spa.jp

 

 

アクセス

brats.shopinfo.jp

 

>渋谷駅徒歩7分 

 

渋谷駅東急田園都市線半蔵門線の一番近い出口に出て、早歩きで行けば10分弱でBRATsに着けるだろう。


しかし、渋谷駅では今はいろいろと工事をしていて、以前は行けた道が通れなかったり、出口への行き方が変わっていたりして、駅の中で迷ったりして、なかなか思った通りに出口に行くのは難しい。地上に出ても、よくテレビで渋谷駅前のスクランブル交差点を多くの人が渡る様子を見たことがある人も多いと思いますが、渋谷は本当に人が多い。その人波を縫って進まなければならないので、思ったより時間がかかる。

なので、渋谷駅のハチ公前からBRATsまで行くのに15〜20分ぐらいかかりますね。


とはいえ、東京の広くて複雑な駅に惑い迷い、人の多さに圧倒されながら(田舎者並みの感想)、渋谷ストリームが完成したり、来るたびに変わっていく、街の変化や高層ビルの情景を楽しむのも、趣があっていいですね。

 

 

 

youtu.be

nlab.itmedia.co.jp

欅坂のサイレントマジョリティーの撮影場所の工事現場も、もう工場を終えてしまっている・・・

サイレントマジョリティーの冒頭の歌詞の

「人があふれた交差点を どこへ行く?(押し流され)」
を渋谷駅ハチ公のスクランブル交差点を思い浮かべながら歌を聴くと、より歌詞の意味が理解できる気はしますね

 


おっと、渋谷について語りすぎたw
BRATsに初めて来る人は、渋谷駅ではなく表参道駅から来たほうがわかりやすいと思います

 

 

内容

店の雰囲気

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木曜日だったので通し営業だった

 

19時半からオープンだったが、しばらくはやや客の数は少なめだった。人が多い中で話すより、少ない人数でゆっくりした雰囲気で話したい人は木曜日に来るといいかもしれない。


ただ21時になると人が増えるBRATsはお客さんが多いので、いろんな人と話せる空間だ。

 

 

料金

料金はジュース飲み放題だと2500円アルコール飲み放題だと3500円で、BRATsTwitterのツイートをリツイートするか、マスターの光武さんがやっておられるYouTubeの「ぽんこつニュース」をチャンネル登録するかのどちらかをすると、500円割引になる。

 

www.youtube.com


ぽんこつニュース」は発達障害ADHDの特性の強い、BRATsのマスターの光武さんがやっておられるYouTubeのチャンネルだ。ADHDの特性で悩んでおられる方は、動画を見ると参考になるかもしれない

 

 

感想

IT 用語

東京での発達障害の人はプログラマーエンジニアのパソコン関係の仕事をされていたり、目指されている方が多い。

 

だからIT関係IT用語プログラミング言語についてちょっと知っておくと、
Pythonをやっている?人工知能をやってるんですか?」
「やっぱりJavaとCが言語では難しいってよく聞きますよね」
とか、IT関係の仕事をしてる人とも話が弾みやすくて良いかもしれないですね

 

自分は一時期プログラマーを目指していましたときがあったので、そこらへん少し齧っていたので、ちょっとはわかるんでそこは良かったです


ちなみに「発達障害の人はプログラマーが向いてるらしいから、プログラマーを目指すべきか??」という話をよく聞きますね。

たしかに発達障害の人はプログラマーに適正があり、特に東京ではIT業界で活躍されてる人も多いですね。

taniryo.hatenablog.com

ただ全員が全員、プログラマーに向いてるとは言えないですが・・・

 

プログラマー向きの人

理系的な思考が求められるんで、文系より理系のほうが有利ですね。といっても、文系の人でもプログラマーとして活躍されておられる方も多くおられますけどね。

一番大事なことは、プログラミングしてて「やっぱりプログラミングって楽しいなあ」と感じて、寝食を忘れてのめり込めるかどうかですね。あとは「こういうことができるアプリを作ってみたい!」という願望があるかどうかですね。やっぱりこういう強い気持ちがある人は成功しる人が多いですね。

 

自分は史学科出身の文系だったのと、なんとなく始めただけで、頭の中で浮かんだ物事をプログラミングで表現するより、ブログとか文章で表現するほうが好きだった、プログラミングはあまり好きになれなかったですね・・・。

そのせいで、一応IT関係の会社に就職しましたが、1ヶ月ですぐクビになりましたね・・・。ただそのときに「会社をクビになってしまった・・・ショックだ・・・」という思いもありましたが、「やった!これでもうプログラミングをしなくていいんだ!いやぁ嬉しいなあ」という気持ちのほうが強かったので、こういう人間は根本的に向いてないですね・・・・・・・

 


ただ自分がプログラミングして書いたコードで、自分の思った通りにコンピューターが動かない、なんかエラーが出てしまう、ということは、自分の書いたコードに何かしらの問題があるということ。だから「せっかく一生懸命に書いたのに、どうして動かないんだ!チクショー、なんだよこれ、やってられるかコノヤロー」とか感情的に喚き散らしていてもいつまで経っても問題は解決しないので、「なんで動かないのか?」「どうして動かないのか?」というところを冷静になって論理的に考え抜いていかないといけないので、
そうやって感情的になるんじゃなくて、論理的・建設的に考えていけるようになったのはとても良かったですね。

あと前述した通り、IT関連について知識がついて、少しはわかるようになったのは良かったですね。だから少しだけでもプログラミングをやったことは無駄ではなかったと思います。

 

 

BRATsとNeccoの違い

東京ではBRATsと、似たような環境の場所に高田馬場西早稲田Neccoがありますね

neccocafe.com

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Neccoはコーヒーを飲みながら、他のお客さんとお話したり、作業したり、店に置かれている本を読んだりして、おのおのが思い思いに過ごす場所ですね。

一方で、BRATsは酒やドリンクを飲みながら、周りの人と話す場所だ。

なので「飲み物を飲みながらいろいろ話したい」という人はBRATs(もしくはNeccoでも「○○について語る会」などのイベント)、「ゆっくり自由に過ごしたい」という人はNeccoに行くと、良い時間が過ごせるのではないだろうか。


イベントの告知のチラシを置かせてもらったりするのは、BRATsでは難しいのでNeccoのほうがいいですね

 

東京には篠崎にごちゃまぜcafeメムというところもあります

gochamaze-mem.jimdofree.com

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自分はまだ行ったことがないので、これに関しては割愛させていただきます。

 

 

終電

23時30分まで営業しています。BRATsの最寄り駅の表参道駅の終電は0時22分長津田行き、0時17分青山一丁目行きだ。帰りに乗り換え等があると、終電がなくなるケースもあるので、これは気をつけたいですね。閉店までいろんな人と話していたいところですが、ここは気をつけていきたいところですね。

 

 

書くと話すの違い

最近は仕事が忙しく、特に土日祝が主の仕事をしているので、なかなか当事者会に顔を出せずにいましたが、久しぶりにこういう場所に参加できて本当に良かったです。

この前までブログをいろいろと書かせていただいていましたが、やはり「書く」というのと「話す」というのは別物ですね。

個人的には「うまく話せるようになるには、まずしっかり書けるようになるべき」という意見でしたが

taniryo.hatenablog.com

書く」というのは感情をあらわにするのではなく、淡々と論理性を突き詰めて、うまく自分の伝えたいことを文章に変えていく感じですが
話す」というのはうまく感情をいれて、相手の反応を見ながら対応しながらする、という点
少し違いますね

やはり「書く」こと、「話す」ことの両方ともをやっていくことが大事だと思いました

 

ただ「話す」というのは「こんな感じで」「なんとなく」とかで、深く考えてなくてもちょっとごまかしがきく。しかし「書く」だと「なんでそう思うのか?」「どうしてそうなるのか?」を突き詰めていかないと、漠然として、わかるようでわからない文章になってしまう。「書く」っていうのは簡単そうで、意外と難しい。「話す」というのは「書く」よりは簡単なので、「書く」ということができれば、「話す」というのはそんなに難しくはないはず。だから「うまく話せるようになるには、まずしっかり書けるようになるべき」というのは、基本的には間違いではないとは思います。

 

金輝

以前に関西におられた方で、「大阪の発達障害バーの金輝に行って、とても良かったので今回、東京に来たのでBRATsに来た」と話されておられる方がいた。

as.sumomo.ne.jp

mobile.twitter.com

自分もそうだが、関西から関東に引っ越す人も少なくない。このように「関西で当事者会などに参加して良かったから、関東でもこういう会などに参加していこう」という人もいるので、関西関東、両方お互いに当事者会などが盛り上がっていくといいですね。


ただ東京や大阪には多くの当事者会などがあるが、地方になるとなかなか無い場合が多い・・・。自分も実家は滋賀ですが、滋賀にあまり当事者会がなかったので、大阪まで行ってましたね・・・。地方でも当事者会が多く開催されるといいですね。

 

 

 

まとめ

おっと、久しぶりに参加したもので、うれしくなっていろいろと感想を書いてしまった

久しぶりBRATsに越させていただいたが、いろいろな人と様々な話ができて、とても楽しかったです。

それにしてもBRATsはアルコールの種類もすごく豊富で、本格的にメニューが揃っているので、酒やアルコール類が好きな人にはオススメできる店ですね。

酒やアルコールが苦手な人でも、ソフトドリンクの飲み放題のコースもある。

シャレた雰囲気の中で飲み物を飲みながら、いろいろ話をしたい人、聞いて欲しい人、話を聞きたい人などは、ぜひとも来るべきだろう。

ただ基本的に営業日は木、金、土のみ。昼間
の営業はやったりやってなかったりするので、詳しくはBRATsTwitterを確認したほうがいいだろう

https://mobile.twitter.com/bar_brats

久しぶりに来れてとても楽しかったです。今後の発達障害バー BAR The BRATsの発展、隆昌を願っています。

 

 

ハッタツスポーツ&ピクニック会

5月3日金曜日に「ハッタツスポーツ&ピクニック会」という、野外でみんなで軽くスポーツをする会の告知をしておられる方がいた

twipla.jp

自分も参加したいところですが、仕事があるんで参加できないのが残念ですね。

ただ個人的な意見を述べさせていただくと、東京には発達障害の当事者会が多く、「いっしょに集まって、話し合って、生きづらさを分かち合おう!」という会はたくさんある。しかしながら「発達障害の人が集まって、何かをやろう!」という会はあまりない。Neccoのイベントでボードゲームをする会や麻雀をする会はありますが、スポーツをやろうという会はなかったので、「当事者会で話し合うだけじゃなくて、スポーツもやっていこう」という流れができれば、発達界隈もより盛り上がってくる可能性もあるので、ぜひとも会を成功させてほしいですね。

以前に「発達障害の当事者会は一体感のある会を目指すべきだ」と述べさせていただいたが

発達障害の人は都市対抗野球を見るべき - にっし~の日記

ぜひとも「みんなで同じことを楽しめた!やりきった!」と思えるような会をやってほしいですね。会の開催したりする幹事は大変、特に発達障害だとなおのこと大変で難しく、なかなか思ったとおりにならないことも多いとは思いますが、がんばってほしいですね。