にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

2019年8月13日の「大阪の片隅で『ASD』について話す会」に参加した感想2 ファシリテーターの課題

前回に述べさせていただいたように、2019年8月13日火曜日に、西成区民センターで行われた、レンタルADHDおじさんによる「大阪の片隅で『ASD』について話す会」に参加させていただきました。
非常に良い会で、おかげで興味深い話をいろいろと聞くことができ、楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。
特に開催場所がアクセスも周辺環境も良く、会に初めて来た人への対応、「言いっぱなし、聞きっぱなし」という、あと良くも悪くもいい感じで適当なファシリテーションで会としていい感じだった良かったですね。

とても素晴らしい会で、この会に参加できて光栄に思います。しかしながら、ここが良くなればさらに良い会になるのではないか?と思いましたので、僭越ながら意見を述べさせていただきます。

 

仕切りの必要性

前回に
「良くも悪くも適当なファシリテーションでしたが、これがいい感じでバランスがとれているので、すごく良かった」
「ケンジさんはすでにファシリテーターの感覚をつかまれている天才」
と評させていただきましたが・・・。


そもそもファシリテーターファシリテーションとは何か?というところですが・・・

kigyotv.jp


自分はせっかくわざわざ休日に会に集まったのだから、グダグダになるんじゃなくて円滑に会が進んで、みんなが楽しいと思える会になるように司会をしていくのがファシリテーターだと思いますね。

 

その点、この会においてはファシリテーターのケンジさんが、議論をあまり仕切らずに、自由にやらせることで参加者がノビノビと思う存分に話すことができて、とても楽しい会になっている。会としてもバランスもとれていたので良かったと思います

 

けれども細かいことを言うと、少し一部の人が話しすぎていた感があったので、ちょっと仕切ったほうが良かったかもしれないですね。持病が良くなって久しぶりに人と話せたので多く話したいというのがあったのと、いい大学を出ておられて細かく理論的というのはあるんだと思いますが・・・。とはいってもこの会に来る人は話したくて来てるんで、もうちょっと話す時間が公平になるようにしても良かったかもしれないですね。持病もちだろうと健康だろうと、社長だろうとニートだろうと、有名大学卒だろうと高卒・中卒だろうと、基本的には何だろうと会の中では誰でも参加者の一人ですし

 

かといって
「うーんなるほど、じゃあちょっと別の話題にしますか」
「良かったら今の話をもうちょっと聞かせてくれますか?」
「〇〇さんもこういう会社での人間関係でうまくいかなかったことってあります?」
とかやって変に仕切ると、それはそれでケンジさんの会の、参加者が自由にノビノビと議論できる良さがなくなってしまって、
「前はいい加減で参加者で自由にいろいろ話せて楽しかったけど、最近は仕切るようになってかえって以前より話しづらくなってあんまり楽しくなくなったな・・・」
と言われる恐れもあるから難しいところですね・・・。かといって全く仕切らなければいいかというと、それは違うんでね・・・。

 

ここは感覚で覚えるしかない
「あそこは仕切ったほうが良かったかな・・・」
「あそこは仕切らずに自由にやらせたほうが良かったな・・・」
とかいろいろ考えながら、何回も会をやっていくうちに
「ここは変に仕切らずに自由にやらせたほうがいいな・・・」
「ここは仕切ったほうがいいな・・・」
とか、なんとなくわかるようになってくるので、そこまで頑張っていくしかないですね。場面によって使い分けられるようになると、もっといいファシリテーターになれますね。

例えるなら、麻雀で
「あそこで鳴いてチーしたほうが良かったな・・・」
「これは鳴かずに門前でテンパイ即リーチのほうが良かったな・・・」
とか最初はわからないですが、やっていくうちにだんだん感覚がつかめてくるようなもんですかね


あと仕切っていくうちに、「みんなが楽しめる会に仕切ろう」と思ってたはずなのに、知らず知らずのうちに「自分が楽しいように仕切ろう」ってなったり、ただの「ちゃんと会を仕切れる俺Sugeeeeee」という自己満足になってしまって「自分だけが楽しくて、他の参加者にとっては楽しくない会」にいつの間にかなってしまうときがあるので、そこは気をつけたいですね。
「みんなが楽しめる会にするにはどうすればいいんだろう?そのために自分はどうすればいいんだろう?」
ということは常に考えていかないといけない。


こういうのは「難しい」「面倒くさい」と思うだろうが、これを「なんかこういうの面白いな」と思えるようになったら、本当に良いファシリテーターになれる。


そこまで言って委員会NPも、ほとんど竹田恒泰とか長谷川幸洋とかが好き勝手に言ってるだけの番組ですがw司会の辛坊治郎さんの進行が結構上手いですね。議論が紛糾したり停滞してきたら
「〇〇さん、この件についてどう思いますか?」
と話を振ったり、場合によっては自分で意見を言ったり、激しい議論になって収拾がつかなくなったら
「○○ちゃんはこれについてどう思う?」「ざこば師匠はどう思われますか?」
とゲストのアイドルや桂ざこばに話を振って、
「いろいろ議論は尽きませんが、じゃあここで次の話題に行かせてもらいます」
と無理やり議論を終わらせて次の話題に行くのが上手いですねw

 

 

否定から入るのはやめろ

会で「身体の腸内環境を良くすれば、身体が元気になって生活も改善される」という話題が出たので
自分が「専用の施設でしばらく断食をして、腸内環境を整えるという方法があるみたいですね。サッカー選手でやっている人がいました」と話したら
「それって本当に意味があるんですか?あまり効果があるように思えませんが」とバシッと言われたのは辛かったですね・・・
こういうケースが3回ぐらいあったのは残念でしたね


当事者会でこういう否定から入るのはやめるべきだと思いますね

まず、こういう即座に否定されると、話の腰を折られて話はしづらくなります
発達障害で生きづらさを持っていましたが、資格をたくさん取ってから、周りに認められるようになって、自分にも自信がつきました!」
と話したとして

「へぇ~そうなんですね。どういう資格を取られたんですか?」
と返されたなら、続いてこういう資格を取った、そのためにこういう勉強をしました、といった話をできるけど

「資格とか取ったからって、人生それでうまくいくわけねえだろ」
「そんなわけあるかい」
「いやいやいやいや、それはない」
とか否定から入られたり
「そうですか。それより、昨日は別の当事者会に行かせていただいたんですけど・・・」
とか関係ない違う話を始められたり
「でも資格って意味なくないですか?大事なのはその職業の経験であって、資格とかあっても面接とかでも全然意味ないじゃないですか」
「あなたって資格をいろいろ持ってる割には、そんなに年収が良くないですよねwぶっちゃけ意味ないですよねw」
とかいきなりディスられたり、批判的なことを言われると

「いやまあ、そうですけど・・・」
と話を続けらない、話ができなくなってしまう

こうやってせっかく話がしたいからわざわざ当事者会に来たにもかかわらず、したい話ができないということになる。

 


あとこのように頭から否定から入られるのは、大きくディスられた感じがして、精神的にもダメージが大きくキツイ
「次に発言したときに、また否定から入られたらどうしよう・・・」
と緊張してしまって、当事者会にもかかわらずリラックスして話せなくなってしまう。それぐらい心理的にはダメージが大きい


発言するたびに上記のように、否定から入られたり、関係ない違う話を始められたり、とかいきなりディスられたり、批判的なことを言われるとが何回も続いて、会話の蚊帳の外みたいな状況が続くと
「ああ、自分っていないほうがいいんだな・・・」

「自分は社会でも当事者会でも居場所がないし、生きてる価値ないんだろうなあ」
と存在を完全に無視されているように感じる可能性もありますね

 

せめて
発達障害で生きづらさを持っていましたが、資格をたくさん取ってから、周りに認められるようになって、自分にも自信がつきました!」
に対して
「おお、そうなんですね~」
「へぇ~」
「なるほど」
とか最初だけは肯定してくれて、話を一通り聞いてくれたそのあとで
「でも自分は勉強が苦手なんで、自分には資格を取るのは無理そうなんでやめときます」
とかなら
「(一応話は聞いてもらえたな。良かった)」
あんまりダメージはない
やはりいきなり頭ごなしに否定されるのは、グサッと来るというか、自分の存在を否定された感じがしてイヤですね。

 


特に発達障害の人は、障害の特性でうまくいかないことがあって
「頑張ってもうまくいかないことなんです・・・」
と言っても、ロクに話を聞いてくれすに
「それってただの甘えでしょ?」
「意味わかんねえ言い訳してんなよ」
「なにふざけた舐めたこと言ってるの??」
とか頭ごなしに否定されて辛い思いをした人も多いと思うので、やっぱり当事者会ではやってはいけないと思いますね。そうやって辛い思いをしたぶん、人にも同じような辛い思いをさせてはいけないと思いますし。


まあこの会で否定から入った人も悪気があってんじゃなくて、あくまで自分の思ったことをそのまま言っただけだとは思いますが、結果として人を傷つけることになりかねないので、ここは気をつけたほうがいいですね。

当事者会だと
「自分の思ったことを裏表なく素直に言ってるだけ」
発達障害の人は視野が狭く、自分の興味のあることにしか意識を傾けられないから、興味がない話を遮るのは仕方がない」
って形になるけど
定型の一般社会だと
「あいつって頭ごなしに否定してくることがあってウザくね?」
「だよねー、あいつとは話がしづらくて困るんだよなー」
と地味に嫌われる。発達障害の人が知らず知らずのうちに会社での人間関係がうまくいかなくなる要因の一つになる。
まあ定型でも社会性がないオタク気質の奴とかだと、平気でやる奴もいるけどね。


以上のように、発言に対して頭ごなしに否定から入るのは、話の腰を折られて自分の言いたいことが言えなくなるし、大きくディスられた感じがして精神的なダメージが入るし、それで緊張してしまうし、いいことは一つもない。百害あって一利なし
当事者会では禁止にしたほうがいいかもしれないですね


この会でも前述したように、否定から入られることがあったんで、ここはファシリテーターの方にこれぐらいの勢いでやるつもりで、止めてほしかったですね

武井壮さんと見るラグビーワールドカップ衝撃の「タックル」まとめ! - YouTube

ラグビー講座(6)「タックル」慶應義塾體育會蹴球部(慶応大学ラグビー部)2016/02/24 - YouTube


ところでケンジさんは関西のある当事者会について、かなり厳しいことをおっしゃられてましたね。自分は以前にその当事者会に何回か参加させていただきましたが、同じような件があった際には
「そういうすぐに否定するのはやめなさい。一通りは話を聞きなさい」
と止めてました。これに関してはあっちの当事者会のほうがしっかりしてましたね


言いっぱなし、聞きっぱなし」の当事者会とちゃうんかい。あんまりこういうことは言いたくないんやけど、参加者から1000円ずつ参加費をもらっといて、あんたは何をしとるんや

「バカが調子に乗る理由」を早稲田首席が教えてやるよ。 - YouTube

ナベツネ「たかが選手が」 - YouTube

 

 

天才の脆さ

前回に
ファシリテーターの感覚をつかむのはなかなか難しいことだが、ケンジさんはすでに感覚をつかまれている天才である」
と述べさせていただいた。

それはそうだが、パッとファシリテーターをやって、パッと上手く行った人って意外とその後はあんまり伸びないところがある。


パッとファシリテーターをやって、パッと上手くいかない、なかなかいい会ができないような凡人は、大半はこの時点で「自分には無理だ」「自分には向いていない」とほとんどの人が辞めていくんですが、それでも意地とか根性で続ける人は
「下手くそなぶん、人一倍努力するしかない」
と努力するし
「どうしたいい会になるんだろう?」
「そのためにはどういうファシリテーターになればいいんだろう?」
と、もがき苦しみながらいろいろ考えて工夫していくうちに、少しずつだんだんと上手くなっていく。「ああ、こうすれば上手くできるんだな」と感覚をつかんだあとも、もがき苦しんでいろいろ考えて工夫して努力してきたぶん
「何のためにファシリテーターをやるのか?」
「そのためにどういう準備をして、何をすればいいのか?」
という基礎がしっかりしている。

 

ところがパッとファシリテーターをやって、パッと上手く行った人は
「なんだ、ファシリテーターって難しい、大変とか聞いてたけど、簡単じゃないか。楽勝!」
と、「なんとなく」で全部うまくいく。そうすると努力とか工夫をしない。別にやらなくても上手くやれるしね。だから最初から上手い割には、会の回数を重ねても、そんなに上達せずに伸び悩む人が多い。気がついたら、最初はどうしようもなく下手くそだった奴に追い抜かれてるケースも多いですね。

 

こういう消えた天才にならないように気をつけたほうがいいですね

「消えた天才」映像加工シーン - YouTube

 

 

ファシリテーター


野球の監督といっても人それぞれ違うように、ファシリテーターと言ってもいろいろ種類がある

https://leadershipinsight.jp/explandict/%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%90%86%E8%AB%96%E3%80%80path-goal-theory-of-leadership


パスゴール理論におけるリーダーのスタイルは「指示型」「支援型」「参加型」「達成志向型」の4種類に分けられるとされる

 

当事者会のファシリテーターで言うと
「こうすれば発達障害の人でも楽しく、幸せに生きられるようになる!だから君はこうしたほうがいい。あなたはああするべきだ」
と理想のビジョンをもとに一人一人に的確にアドバイスしていくのが「指示型

 

参加者一人一人にノビノビとやらせて、より力を発揮させていくのが「支援型

 

発達障害の人が会社での人間関係を良くするにはどうしたらいいだろうか?自分はこう思います。あなたはどう思いますか?」
とテーマを決めて、自分と参加者でいっしょに意見を出し合って考えていくのが「参加型

 

発達障害のみんなで○○ができるように頑張ろう!一人ひとりが力を発揮して、みんなで力を合わせれば絶対に達成できる」
と目標を設定して、鼓舞してみんなの力を引き出していくのが「達成志向型

かなあ・・・(あくまで一例ね)

 

この中で言うとケンジさんは典型的な「支援型」になる。自分と同じタイプですね。なので自分のやり方が参考になると思うのでまとめておきますね。

Neccoカフェの10/31(水)のイベント、自己の感情を分析する会に参加した感想 - にっし~の日記

 

 

「支援型」のファシリテーターにおける大事なこと

この「支援型」っていうのは、はっきり言うと強力なリーダーシップとか才能がなく、自分の力で会を引っ張っていけない奴がなるタイプ。参加者に会を盛り上げてもらえるかが大事になってくるので、いかに参加者のやる気や良いところを引き出せるかが肝になる
(自分も才能があったら「指示型」とかになりたかったが・・・ないものはないしね・・・)

そのためには「名前を呼ぶ」「自分の意見は言わない」「バッピになる」「褒める」の4点が大事ですね。

 

 

名前を呼ぶ

www.zakzak.co.jp


今年の7月ごろに中日ドラゴンズの与田監督が

「(応援歌の「お前が打たなきゃ誰が打つ」の歌詞の)“お前”ではなくて、名前にしてほしい」

とか言い出して、野球ニュースのみならずワイドショーでも取り上げられて一時期騒動になりましたが・・・。ちょっとこれは与田監督が何をいってるのかわからない

 

とはいっても「お前」「君」「あなた」とかじゃなくて、ファシリテーターは参加者のハンドネームをしっかり覚えて、ハンドネームで呼んだほうがいいですね。やっぱり参加者も「お前」「君」「あなた」とかって呼ばれるよりも、ハンドネームで呼ばれたほうが気分が良いですからね。参加者に気分よく、やる気を出してもらうには大事なことですね。

wikiwiki.jp

自分はTRPGをやってたときは、PC名はなんとか覚えるようにしてましたが、ストーリーの途中で出てくるNPCの名前を全然覚えられなくて、ほとんど忘れてしまってましたね。今から思うとGMゲームマスター)に少し悪いことをした。しばらくしてからは、ルーズリーフを用意してキャラクター名とかは全部メモするようにしました。

 

自分の意見はあまり言わない

指示型」「達成志向型」とかのファシリテーターなら言っていく必要がありますが、「支援型」の場合は自分から積極的に意見を発信していくというよりは、参加者に意見を出しやすい環境を作るのが大事なんで、そこは留意していったほうがいいですね。当然、前述したように進行とか場合によっては仕切りとか要ると思ったらやる必要がありますが。

 

それにTwitterとか掲示板だったら同時にツイートして発信する、同時に話すということは可能である。けれども当事者会のグループトークで直に話し合う場合、同時に話すということはできないので、誰か一人が話すと他の人は話せないということになる。

だから会3時間、180分をやるしても、
「自分はファシリテーターなんだから仕切らなきゃ、喋らなきゃ、何かしなきゃ!」
とバーっと2時間(120分)以上とにかく話し続けたら、他の参加者の人は60分以下しか話せず
「なんかファシリテーターがほとんどしゃべってて、自分はほどんど話せずに終わったな・・・」
となって終わることになる

一方で、ファシリテーターの人はしっかりやるべきことはやって、他はあまりしゃべらず、合計で15分ぐらいしか話さなかったら、残りの2時間45分(165分)、参加者がたっぷり話すことができるので
「ああ、今日はいろいろ話せて良かったなあ」
と満足して帰ることになる

この会には参加者は話がしたいから来ているので、とにかく好き勝手に話せれば満足するという側面もありますしね(笑)

 


あと支援型はあんまり完全無欠な理論は言わないほうがいいですね

カラオケに行って、順番に歌ったとして、自分の前でめちゃくちゃ上手く歌われると、ものすごく嫌ですねw

あと野球で、自分の前のバッターが特大場外ホームランとか打ってると、
「自分もせめてホームランを打たないといけないんじゃないか?」
とかプレッシャーがかかりますね。慣れたら
「周りは関係ない。自分は自分のできることをやればいいんだ」
と開き直れるんですけどね。

これといっしょで
発達障害の人はこうだから、こう上手くいかない。なぜならば〇〇だからである。だからこうやるべきだ。ゆえにこうするべきである!」
とかの非の打ち所がない、完全無欠な理論で、思わずみんな納得してしまう論理を言われると、それに納得をせざるを得なくなり、なかなか自分の意見を言いにくくなるときがある。特にファシリテーターが言うと、参加者が圧倒されて発言しにくくなるときがある。ここは気をつけたいですね。


ケンジさんの会は良くも悪くも、ここの2つがちゃんとできてるのが良いところですね。


一応言っとくと「自分の意見はあまり言わない」はあくまで基本的な姿勢であって、場が紛糾したり停滞したときや、あんまり話せてない人がいた場合
「自分はこう考えますが、あなたはどう思いますか?」
と自分の意見を述べて流れを変えたり、発言を促すこととか、場を仕切るのも大事になる。その場に応じた臨機応変も大事ですね。

 

 

バッピになる

会話とは言葉のキャッチボールである」という話

withnews.jp


ここを掘り下げていったら、コミュニケーション論として面白そうですがw

 

さきほどに「自分の意見はあまり言わない」と述べたが、じゃあどうするのか?というのを考えると、大事なのは
「最近どうですか?」
「どういう悩みがありますか?」
問いかけをして、自分ではなくて相手に話させていくことですね。


ここで問いかけには、答えやすい、話しやすいことを言っていくことですね。野球でいうところのバッティングピッチャーみたいに、相手が打ちやすい球を投げていくこと。打ちづらい、打つのが難しい球を投げてはいけない。

 

たとえば
発達障害の人は自分の世界に入り込んでしまい、他人の気持ちを推し量ることが苦手で空気が読めない人が多いが、要はそれは自分の利益のみを追求して他人への良心がない、ただのサイコパスなのではないか?」
「最近はいろんなとんでもない凶悪犯罪がテレビで報道されることが多く、とても心が痛む。しかしながら、こういう凶悪犯罪者は発達障害じゃないかと思われる事案が多い。実際に18年に起きた新幹線殺傷事件では犯人は発達障害であった。やはり発達障害者とは犯罪者予備軍なのではないか?」

blog.goo.ne.jp

とかの相手に恐怖心を植え付けるような、腰を引かせる内角を抉るような球はいらない

【爽快】思わずのけ反る強烈インズバ集 - YouTube


それと
社会学の見地から考える発達障害の当事者会の意義」
「哲学的思考から考える発達障害形而上学的な存在意義」
とかの外角低めいっぱいにビタっと決まるような、よっぽどマークして狙わないとなかなか打ち返せないような球もいらない

【鳥肌注意】見ていて爽快!見逃し三振集!! - YouTube


さきほど述べたように
「9月に入っても暑い日が続いていますが、体調はどうですか?」
「最近、何か楽しかったこととかありましたか?」
とか、簡単に打ち返せる、答えやすい問いかけをしていく。そうしたら相手も好きに答えやすい。これでいいんです。

【プロ野球ホームラン集2019②】2019年4月2日~7日 - YouTube

 

あと、どんな人間でも好きなこと・嫌いなこと、得意なこと・苦手なこと、人生の中で良かったこと・悪かったこと、黒歴史・白歴史というのはある。嫌い・苦手・黒歴史を聞くんじゃなくて、好き・得意・白歴史を聞いていくことですね

 

「仕事でミスが続いて上司から怒られて辛い?それはあなたが無能なだけでしょw怒られて当たり前ですよw」
「1か月で仕事を辞めた?どんだけ堪え性がないんですかwせめて何か月かは頑張らないとダメでしょw」
「マラソンが趣味?あんなもん走るだけで苦しいだけでしょw何で自分からそんなもんをやるのかわからないですよw」

といった徹底的に相手の苦手、弱みを突く、ディスる
「ただでさえ一般社会でうまくいかないことが多くて悪く言われることが多いのに、なんで当事者会に来ても悪く言われないとといけねーんだよ!ふざけるなよこの野郎、やってられるかよ!!」
と参加者が怒ってしまい、何も話してくれなくなる


当事者会の観点で言うと、「辛いのはあなた一人だけではないんです。ここにいるのはみんな同じように発達障害の特性で悩んでいる仲間なんだ」という姿勢が大事だから、

dic.pixiv.net

「仕事でミスが続いて上司から怒られて辛い?それは本当に辛いですね・・・。自分も会社で失敗して上司に怒鳴られたときは本当に辛かったです・・・」
「1か月で仕事を辞めた?辛い仕事を1か月もよく頑張りましたね。大変だったでしょう・・・」
「マラソンが趣味?打ち込める趣味があるなんて素晴らしいですね!本当に楽しそうですね!」

といった感じで「共感・共鳴」して、
「ああ、自分の気持ちをわかってくれる人がいるんだ!」
参加者に安心感、安堵感を与えるのが大事になってくる

 

定型で話が上手い人なんかは
「何の仕事をされてるんですか?」
「何の趣味をされているんですか?」
と聞いて、
「へぇ~、その話をもっと聞かせてください」
と相手の好きなこと、興味を持ってることを語らせて聞き役に回るのが上手いですね。苦手なことや嫌なことは語りたがらないが、好きなことや得意なことは自分から語りたがるんで、そうやって気分よく語らせることですね


「ダーツが趣味なんですか?どういうところが楽しいですか?ダーツをやるようになったきっかけは?」
といった感じで相手の好きなこと、得意なことをに問いかけをして語らせる。そうすると上機嫌で話してくれる。
さらに
「自分の好きなことをこんなに熱心に聞いてくれるなんて、この人はなんていい人なんだろう」
しっかり話を聞くことで信頼を得ることもできる

 

自分が語るのではなく、相手に好きなことを語らせて聞き手に徹する、これがコミュニケーションが上手い人の基本的なやり方ですね

 

 

褒める

上記のように好きなことを語らせたあとに
「そんな大変な仕事をこなしておられるなんてすごいですね!発達障害だとそういう仕事が難しい人も多いのに、そういう仕事をやれるなんて本当にすごいです」
「そんな打ち込める趣味があるなんて素敵ですね。しかもそんな高いレベルまでやられてるなんて本当にすごいです」
といった感じで褒めることですね。褒めるというか、相手を認めて肯定する、と言ったほうがいいかもしれない

 

人間にとって言われて嫌なことなのは、「バカ」「アホ」「ボケ」とか言われるのも嫌ですが、一番嫌なのは存在を否定される、無視されることですね。
逆に人間にとって一番うれしいのは、存在を認められる、肯定されること。だからどんどん肯定していくのがいいですね。
自分がされて嫌なことはしない、自分がされてうれしいことをやる

というのはファシリテーターというか、人間としての基本ですね。

相手の粗探しをするのではなくて、相手の良いところを探す

 

「こんなにも合理的に物事を考えられるなんてすごいですね!」
「すごく自分に自信を持っておられていいですね!」
とか良いところを褒めていくことですね

 

yuk2.net

 

褒め言葉に転換していくこと

乃木坂46「ウチの彼女は、最高かよ!SEASON2」 齋藤飛鳥 篇|サッポロ一番 カップスター - YouTube


特に発達障害の人は「お前なんかダメだ!」みたいなことを言われ続けて自己肯定感が低い、自分が嫌いな人が多いので、少しでも良いところを褒められることで
「自分なんてダメかと思っていたけど、いいところもあるんだな」
自分の良さに気づいて、自己肯定感を取り戻せるときもある
たかが褒め言葉、たかが一言でもすごく自信になる、希望になるときもある

 

君の名は希望

乃木坂46 5th 「君の名は希望」 Best Shot Version. - YouTube

 

 

あと会のあとの二次会は、会が終わってるんで何を話してもいいですし、多少ハメを外して自由に発言するのはいいと思います。


でもせっかく会が終わった後の集まりなんで、
「〇〇さんのあの話はとても良かったです。すごく参考になりました」
「〇〇さんのあの話はめっちゃ面白かったです。ああゆうのはいいですよね」
とか、そうやって会の振り返りとかをやっていったほうがいいと思いますけどね。特にファシリテーターはそこはちゃんと言って、そういう雰囲気に持っていかないといけないですね

 

「あの話について、もうちょっと聞かせてくれませんか?」
「△△をした、と話されてましたけど、そのあとどうなったんですか?」
とか、そうやって気になった話についてもっと聞いてみるとか、そういうノリでやったほうがいいと思んですけど


もし自分がファシリテーターをやったとして、二次会で自分の会の話題が出なかったら
「参加者の方にあんまり楽しんでもらえなかったのかなあ・・・」
と不安になりますよ


会話に出なくても、相手のことは良いところは褒めるべきだすね
「その服なかなかイケてますね。オシャレですね~」
「いや~笑顔がステキですね。あなたの笑顔のおかげで会全体が癒されます」
「すごく優しい方ですね。まるで菩薩のような方だ」
とか、良いところはどんどん指摘したほうがいいですね

 

ただ発達障害は何も考えずに発言するので
「デブですね」
「こんなことも知らないんですか?バカですね」
とか平気で言いがちですけど、先述したように欠点とかディスるようなことは言わないほうがいい。5ちゃんねるじゃねえんだから
というか当事者会に来る人っていうのは
「こんなこと普通の人なら簡単にできますよ。なんでこんな当たり前なこともできないんですか?どうしようもない劣等生ですね」
とかの心ないことを言われ続けて傷ついてきたと思うので、自分がされて嫌だったことは他人にやってはいけない

dic.nicovideo.jp

 

そうではなくて、良いところをどんどん指摘して褒めていくことでみんなの長所や魅力を伸ばしていけるような、そういうファシリテーターになれたらいいですね

 


あと特にファシリテーターの人が気をつけないといけないのが
今日は来てくれてありがとう
という気持ちを伝えること

 

当事者会の目的にもよるけど、ファシリテーターが一番考えないといけないのが参加者が「休日にわざわざこの会に来て良かったな」と思って帰ってもらうこと。そのためには
「今日はいろいろと貴重な話を聞かせていただいてありがとうございました。あなたが来てくれたおかげで楽しい会になりました。またよかったら次の会も参加してください」
ということをしっかり伝えることですね。
そうすることで
「ああ、自分ってこの会で役立ってたんだな、来た意味があったんだな」
と思って、「休日にわざわざこの会に来て良かったな」と思ってもらいやすくなる
これを面倒くさいと思わずに、マメに、参加者一人ひとりに伝えられる、おもてなしができる人が、良いファシリテーターになるんじゃないかな

 

「良いファシリテーター」って何ですか?と突き詰めて考えると、結局のつまるところは
「さすが〇〇さん!すごいですね!」
とみんなに言われたい、思われたいからファシリテーターをやるんじゃなくて
「参加者が自分の会で楽しんでくれたら、それでいいや」
と思える人間性があるかどうかなのかな、という気はしますね

 

 

 


「そんな褒めるとか、来てくれたお礼をするとか、どうすりゃいいのかわかんねえよwそんな文章で言われても字面で理解できるかよw」
と思われるかもしれないが・・・
とりあえずこのまなっちゃんを参考にしたらいいんじゃないですかね

【乃木坂46 秋元真夏】握手を体験して真夏さんの虜になる共演者たち - YouTube

 

最近、AKBより乃木坂、欅坂、日向坂とかの坂道シリーズのほうが勢いがあるのは、人気メンバーが多い、楽曲が良い、変なスキャンダルが少ないとかいろいろ理由はあるとは思うけど
乃木坂・・・バナナマン
欅坂・・・土田&澤部
日向坂・・・オードリー
がうまくいじったりツッコんだりして、メンバーの魅力を引き出してるのが大きい気はするんだよな

【巨人ファン必見】日向坂のメジャーリーガーたち - YouTube

【欅坂46】菅井様のお金持ち・お嬢様ネタ まとめ【菅井友香・ゆっかー】 - YouTube