にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の就労移行支援事業所を利用についての注意点8 利用者は金づるである

 

 

 

 

 
 
 

就労移行支援事業所とは営利企業である

 
 
就労移行支援事業所とは福祉団体ではあるが営利企業である
 
就労移行支援事業所は利用者から利用代金をほとんど取らない代わりに、地方自治体から福祉サービスを請け負う代わりに補助金を得て利益を得ている
 
はっきりと言うと、就労移行支援事業所は発達障害の人のためにサービスを提供しているのではない。発達障害の人にサービスを提供するとお金がもらえるからやっているのだ
 
ただ就労移行支援事業所なら誰でも地方自治体からお金がもらえるわけではなく、厚生労働省が定める基準によって、支払われる報酬が決まる
 
近年の改定で、就職したあとに半年以上継続して働き続けられているかどうか?という職場定着率への比重が大きくなっているらしい
 
これによると、1単位でだいたい11円ぐらいらしい
 
 
 
 
 

就労移行支援事業所の利益を増やすには?

 
 
これらの資料などを見ていくと、地方自治体から多く補助金をもらって利益を出すには
「就労移行支援計画をちゃんと立てて提出する」
「ちゃんと利用者の方が訓練を行えるような環境を整える」
といった、厚生労働省で決められてることをちゃんとやって減点されないようにすること
 
 
次に利用者を集めること
利用者が利用を開始すると1人あたり1ヶ月で約20万円支給される
 
自分は前職で年収350万ぐらいもらっていたため(残業が多すぎたけどね・・・・)市町村から所得税を課されていたから、就労移行支援事業所の利用料として毎月9300円を払っていたが、そのときの明細にそういう感じで書かれていた
 
 
そして、その利用者に来てもらうこと
不確定情報だけれども、利用者が実際に事業所に来ると1人1万円もらえるらしい
ただ、週5日までという制限はあるので、毎日来させることは不可能
 
また、就職後の半年後の職場定着率が高いこと
職場定着率が高ければ高いほど、多く補助金が出る
 
以上の条件を満たしていくことが、就労移行支援事業所の利益を上げる上で大事なこと
 
 
 
 
 
 

就労移行支援事業所の利益をより増やすにはどうすればいいか?

 
 
これらの条件をうまく利用して、違法なことをせずに厚生労働省からのルールを遵守しながら、就労移行支援事業所の利益を増やしていくにはどうすればいいのだろうか?
 
 
 
 
 
 
ここからは一利用者ではなく、就労移行支援事業所のスタッフの目線でしばらく語る
 
 

利用者を増やすこと

 
就労移行支援事業所の利益を増やすには、まずは利用者を増やすこと
とにかく利用者がいないと何も始まらないので、ホームページ、TwitterYou Tube、市町村での広報などを通じてとにかく告知して、利用者を増やす
また、就労継続支援A型の事業所と提携して、企業への就労を目指したい人を移籍させて囲い込んでいるところもある
 
「おお、この就労移行支援事業所がなかなか良さそうだな。ちょっと話を聞いてみようかな」
と思った人がいた場合、まず事業所に電話をかけてくることも多いので、そこで軽くヒアリングを行い、とりあえず面談しに来てもらう
 
 

面談、体験では全肯定する

 
そうやって面談しにきた人には、とりあえず全集中、じゃなくて全肯定する
 
 
 
就労でうまくいかずに悩んでいる人というのは、メンタル的にも弱っている人が多いので、そういう人に優しい言葉をかけると
「自分なんて何やってもダメだから、生きてる価値もないと思っていたけど、こうやって認めてくれる人もいるんだ!」
と好意を持って信頼してもらいやすい
 
そう思ってもらったところで
「ウチに通所すれば、就労できるようになりますよ!過去にも同じことで悩んでいた人も、ここに通って成長して、入社して今でも楽しく働いています。あなたも同じようになれます!」
と説明して、とりあえず体験に来てもらうように仕向ける
 
 
次に2、3日ほど体験として、事業所で実際に作業してもらう
ここでも基本的に褒めて、全肯定するようにする
「前の職場では怒られてばっかりでメンタルが辛くなってしまったけれども、ここはスタッフも優しいし楽しくやれそうだ!」
と思って通所してくれるようにするのが狙い
 
体験期間の最後の面談で
「通所する場合は電話で連絡してください。スタッフが市役所まで同行して通所への手続きをします。もし、違う事業所に通所するなどで、こちらに通所しない場合でも電話で連絡してください」
と言って、断りにくい流れに持っていく事業所もある
 
本当はすぐに入所させたいんだろうが、
「就労移行支援事業所に無理やり通所させられた」
と言われないためにも、面談→体験を経て、利用者が自ら通所を申し出た、という形にしないと行政から指導が入ったりするらしい
 
 
 
 

最初は無理はさせない、月一の面談では全肯定

 
晴れて通所が決まったら
「最初は無理しないで、通えるときだけ通ってください。午前中だけ、午後からだけでも良いので、体調に気をつけて無理はしないようにしてください」
と言葉をかけて、しばらくは無理はさせない
 
前職を辞めた直後というのは、やはり心身ともに疲弊していることが多い。無理に通所して、体調などを崩されてずっと休むことになったら困る。なので無理はさせないようにする
 
 
月に1回、会議室でスタッフと利用者とでの一対一での面談があるが、ひたすら聞き役に徹して、
「発達太郎さんは軽作業もちゃんとできているので、この調子で続けていけばきっと就労もできると思います」
褒めて全肯定して、気分良く通所を続けさせてもらう
 
前職を退職した直後の2、3ヶ月は
「どうせ自分なんか就労なんかできねえよ・・・・」
と自信を失っていることが多いので、簡単な作業をやらせて成功体験を積ませて、自己肯定感を取り戻させることが先決。
 
 
逆にこの時点で否定的なことを少しでも言ってしまうと
「就労移行支援事業所おもんねーわ」
と早く辞めてしまう恐れがあるので、とりあえず褒めて全肯定する
 
 
 
 

なるべく毎日通所させる

 
2、3ヶ月ほど経って、前職を辞めたショックもやわらいできていて、事業所にも慣れてきたら、今度はなるべく毎日通所させるようにする
 
「事業所にはなるべく毎日来るようにしましょう。企業の方と話す機会も多いですが、企業の方は仕事ができるかどうかよりも、毎日会社に来れるかどうかを一番気にしておられています。だから、なるべく毎日事業所に来るようにしましょう。午前中だけ、午後からでも良いので、事業所にはなるべく毎日来るようにしましょう」
とか言って、毎日来るように仕向ける
そうやって通所する利用者が増えれば、事業所の利益を増やすことができる
 
 
皆勤を達成した利用者を朝礼で表彰して褒め称えたりして
「無理は良くないけど、皆勤するってすごくいいことなんだなー」
と利用者の頭に刷り込んでいくことが大事だ
就労移行支援事業所によっては、皆勤を達成した利用者に2000円のクオカードを配っているところもある
 
 
 
 
 

短所をあげつらって、長く通所するようにする

 
そもそも就労移行支援事業所は、利用者が長期的な就労ができるようにサポートしていくことを目的としている。もし利用者が就職できれば大変喜ばしいことだし、
「わが就労移行支援事業所から就職者数」
にもカウントできる
その上、就職してから半年後まで就職を継続できれば
「わが就労移行支援事業所の職場定着率」
としてカウントでき、補助金もプラスされる
 
 
だが、就職活動をして内定をもらって入社してしまうと、当然ながら就労移行支援事業所は辞める、卒業することになる
 
 
 
利用者が就職できれば大変喜ばしいことではあるが、入社したあとはその利用者分の収入は入ってこなくなり、事業所の利益は減ってしまう・・・・
 
このように利用者が2、3ヶ月という短い期間で自己肯定感を取り戻して、そのまますぐに就職されても、それはそれで困る・・・・
 
 
では、利用者が2、3ヶ月ぐらいですぐに就職しないようにするにはどうすればいいのか?
それは利用者の欠点をあげつらうことだ
 
 
「発達太郎くんは、1つの作業に集中してしまうと、他のことができなくなってしまう特性がある。これだと、希望の事務職に入社できたとしても、作業をやりながら電話対応をする、といったことができずに困ってしまい、もしかしたら早く辞めることになるかもしれないよ。1つの作業をやりながらも、他の作業もできるようになってから就職したほうがいいと思うよ。
あと、事業所で作業するだけではなくて、もっと企業の実習にも参加してフィードバックをもらったほうがいいよ。事業所で作業するのと、実際の企業で作業するのとでは全然違うから、そこでしっかり慣れてから就職したほうがいいよ」
 
などと言って、利用者の欠点をあげつらって不安にさせる
 
「うーん、スタッフの言う通り、このまま就職しても仕事についていけずに早くに辞めることになるかもしれないな・・・・・。もっといろいろできるようになってから就職しよう・・・」
という考えにさせて、なるべく長く事業所に居させ続けるように仕向けていく。就労移行支援事業所を利用できる最長期間は2年間なので、あれやこれやと短所をあげつらって不安にさせて、2年間ずっと通所させたうえで就職ができるのが理想
 
 
就労移行支援事業所に来るような人なんざ、就労がなかなかうまくいかない社会不適合者なんだから、欠点をあげつらうのは容易い。さらにそういう短所というのは障害の特性からくるものなので、努力したところでなかなか良くなるものでもない
「うーん、まだまだできるようにならないね・・・。けどちょっとずつ良くはなってきているので、この調子で頑張ろう!」
と声掛けさえやっておけば、就職までの時間稼ぎができる
 
 
ただ、あまりに欠点をあげつらって厳しく言い過ぎると
「自分なんか何やってもダメだ・・・・就労移行支援事業所に行くのも辞めよう」
と考えてしまったり、精神的に病んでしまって事業所に来れなくなってしまっても、収入が入ってこなくなるので困る
貶したあとはしっかりと褒めるなどして、鞭と飴をしっかりと使い分けていくことが大事だ
 
 
2016年の大河ドラマ真田丸」の最終回では、真田信之大泉洋)が
「領地をしっかりと治めるにはどうすればいいでしょうか?」
と聞かれたことに対して、徳川家康の家臣の本多正信近藤正臣)が
「百姓を生かさず殺さずにおくことだ」
と答えるシーンでドラマを締めくくられていた
 
このように就労移行支援事業所においても、利用者は金づるとして生かさず殺さず、いい塩梅にすることが大事だ
 
 
 
 

年収が低い仕事への入社を勧める

 
そうやって生かさず殺さずでいい塩梅で就労移行支援事業所に通所させ続けても、いずれは就職させなければならない。とはいっても就労移行支援事業所は就職斡旋する場所ではないので、利用者の判断で企業に応募していくことになる
 
だが、このときになるべく年収が低い、そんなに仕事が難しくない就労先を勧めること
 
なぜなら、就職したあとの半年後までは仕事を続けてくれないと、職場定着率としてカウントされないから
 
一概には言えないが、年収や月収が高いほど、求められる業務量は増えてしまう発達障害の人の場合は、新しい環境で多くの業務量を課されると対応できずに、体調を崩して早期退職するリスクが高くなってしまう。そうなってしまうと、職場定着率が逆にマイナスでカウントされてしまう
 
そうならないためにも、求められる業務量が少ない傾向がある年収や月収が低い仕事を勧めたほうが、長期的に継続して勤務できる可能性が高くなるので、そっちのほうを勧めよう
 
特に大手企業の特例子会社への入社を勧めたい。障害者雇用専用の会社とあって障害者対応専用のスタッフも多くいて配慮も手厚い。業務も細分化されていて、障害の特性に合わせて業務が割り振られるので、業務の負担も少ない。大手企業だけあって福利厚生も充実していて、仕事しやすい環境も整っていることが多い。配慮へのコストから年収や月収は安くなりがちだが、このように障害者が働きやすい環境が揃っているので、職場定着率としてカウントされる率が高い。利用者がどの会社に応募するか迷っていたら、このような大手企業の特例子会社をガンガン推すようにしよう
 
 
 
就労移行支援事業所のホームページをよく読めばわかるが、あくまで職場定着率としか書いていない
大学受験の予備校じゃないんだから、別に無理して年収が高い大手企業などを狙わせる必要はない
 
転職エージェントの場合は、自分が斡旋した仕事に利用者が入社して1年以上勤務すれば、その利用者の収入の10分の1が企業にも支払われるシステムだから、なるべく年収が高い仕事に応募させる旨味がある
 
だが就労移行支援事業所にとっては、先述したように年収や月収が高いほど、求められる業務量は増えてしまい、職場定着率が逆にマイナスでカウントされてしまうリスクでしかない。年収や月収が安いが簡単な仕事、特に特例子会社に行くように勧めよう
 
 
 
 
 
 

就労移行支援事業所の養分になるのも意外と悪くはない?

 
以上が、就労移行支援事業所のスタッフ目線の考えだ
 
障害者を利用するだけ利用して、国民の血税を貪る拝金主義者どもを許すな!国民の血税で食らう飯はうまいか?地獄に堕ちな、go to hell. お前らの血は何色だ?
このように就労移行支援事業所のあぶく銭のために利用されるだけ利用されないように、強い自我を持って徹底抗戦しよう!
 
 
 
 
 
 
・・・・・・・と言いたいところだが、スタッフの言いなりになるのも悪くはない
 
皆勤賞を取れるようになれば、入社後も毎日会社に勤務し続けられる体力が身につく
 
発達障害による特性も人によっては
  • 単調な作業をやりつづけられる高い集中力がある
  • 細かいところも気にしてこだわりを持って完璧な作業ができる
  • 周りの意見ばかり気にするのではなく、自分の感性だけで意見することができる
などの長所になりえる特性を持っている人もいるが、あまりにも短所の部分が大きすぎて、なかなか社会で長所の部分を活かせずにいる人もいる
 
そういう人は、短所をある程度克服できれば、長所を活かせるようになれることもある
あと、大きな苦手がなくて、どの作業もある程度ソツなくこなせる人のほうが、長期就労はしやすい傾向はある
 
就労移行支援事業所に来ているということは、短期離職を繰り返しているなど就労がうまくいっていないケースが多い。そういう人が年収が良い大手企業に入っても、業務量についていけずに、また短期離職をするのがオチ。それよりは無理せずに長く働ける企業で長期的に就労したほうが、社会人としていろいろな経験を積めるので良い
どうしてももっと年収の良い企業で働きたい場合でも、まずは特例子会社などの負担の少ない企業で3、4年ほど働いて、実績を作ってからのほうがその人にとっては良い。急がば回れ
 
 
このように就労移行支援事業所のスタッフの言いなりになっていれば、そこそこのスキルや体力が身につき、そこそこの企業に就労できる。就労移行支援事業所にも利益になる。このようにWin-Winの関係になれる
 
・・・まあ人によりけりだ・・・
 
 
 
 
 

就労移行支援事業所への対策

 

苦手を指摘され続けると自己肯定感がなくなる恐れ

 
就労移行支援事業所に通っていようと、どこの企業に応募しようと自由だ
ゴチャゴチャ言ってきても無視すればいい
 
ただ、短所をあげつらってくるのは割としんどい
欠点ばかり指摘されて、自己肯定感がゴリゴリと削られる恐れもある
 
実際、1年以上通所してる割とまともな利用者の人といろいろ話していたこともあったが、割とできる人にもかかわず
「いやー・・・・・、自分はダメなんで・・・・」
といった感じで妙に自信がない人が多い印象があった
 
定型の人でもどうしても苦手なことというのは、たくさん練習してもなかなかできるようにならない。苦手をずっとやるというのはしんどく、自信を失ってしまいがちだ
 

短所を補うより長所を活かすべき

 
そもそも仕事というのは、長所や得意なことを活かせるようなものを選ぶべき。そのためにも就労移行支援事業所では苦手なことができるようにするよりは、得意なことを伸ばしていったほうが良いケースもある
 
得意なことで企業に貢献できたほうが
「あの人は障害のせいか、細かい作業はミスが多くて全然ダメだね・・・・。けどあの作業はできるからすごく助かるよね」
という形で、ダメなことも見逃されるケースもある
 
発達障害でもあまり生きづらさを感じていなくて、むしろ楽しく生きている人というのは、自分の長所が生きて、短所があまり目立たないような仕事を選んで、キャラ立ちさせてうまく立ち回ってる人が多い印象。だから長所を伸ばすようにしたほうが発達障害の人は生きやすくなる気はする
まあそうやって自分の長所と短所を把握するためにも、就労移行支援事業所でいろんな作業をして把握するというのはアリといえばアリだが
 
よって就労移行支援事業所ではなるべく長所を伸ばしていったほうが良い
 
 

スタッフには短所を矯正するように言われれることへの対策

 
とはいっても、発達障害の人より就労移行支援事業所のスタッフのほうが弁が立つことが多いので
「もっと短所を克服するより、長所を伸ばすプログラムをやりたいです」
と主張しても
「これまでできないことができるようになったほうが、もっと仕事ができるようになるよ」
「あなたの○○ができない、というのは企業で仕事するうえでは致命的だから、これができるようにならないと長期的な就労はできないよ」
とか、いろいろ論理で言いくるめてくるので、論破はできないことが多い
前述したように就労移行支援事業所のスタッフは自分が誤っていても謝れない人も多いですし
 
 
ではどうすればいいのか?
対策としては
の4つが有効だ
 
 
休む
 
まずは「休む」
「もっと短所を克服できるようにしよう」
とかゴチャゴチャ言ってきたら
「スタッフさんの言う通り、短所克服のために作業してきましたが、いろいろしんどくなってきました。精神科の先生にも無理をしないように言われていますし、ちょっと明日は事業所を休みます」
バンバン休む
 
事業所を休むと
  • 皆勤賞が取れなくなる
  • 休んだ分、就労移行支援事業所で就労に向けての作業ができない
  • 入社して就労したら、そう簡単に休めなくなる。だから今のうちに毎日通えるように体を慣らしたほうがいい
というデメリットはなくはないが、正直言ってそんなにデメリットはない
 
むしろ、就労移行支援事業所のほうが、利用者通所の補助金がもらえなくなって困る
だからスタッフがゴチャゴチャ言ってきたらバンバン休むと、スタッフのほうが困るので牽制になる
 
これをやっていると、スタッフから
「1日ずっと参加するのが難しいならば、午前中だけか、午後からでも来るようにしましょう」
「作業するのが難しいなら、せめてスタッフとお話だけでもしに事業所に来るようにしましょう」
とか言ってくるだろうが(ちょっとでも事業所に来れば、利用者が通所したことになるため)
「いやー、短所克服しろって言われるのが本当に辛いので、1日しっかり休みたいです」
無視して休むようにしよう
 
そうやって休みまくっていれば
「こっちが短所克服について言うと休んじゃうから、利用者通所が減って困るから、あんまり言わないようにしよう。休みが続いて事業所を辞められたら大変だしなあ」
とスタッフも考えて、そのうち言ってこなくなるはず
 
 
 
 
辞める、転所することを示唆する
 
それでもゴチャゴチャ言ってくるなら
「短所克服しろって言われるのが本当に辛いです・・・正直、就労移行支援事業所を辞めることも考えています
というものあり
 
利用者が減ったら利益が大きく減ることになり、この大きな減収は下手すればスタッフの責任問題にもなりかねないので、さすがにもう言ってこなくなるはず
 
「今は○○という就労移行支援事業所に通っていますが、なんかちょっと自分には合っていないようなので、そちらの就労移行支援事業所で一度話を聞きたいです」
他の就労移行支援事業所に連絡して面談してみるのもいい
所詮、就労移行支援事業所の利用者は取り合いなので、利用者を引き抜けると思って喜んですぐに面談できるはずだ
 
そうやって他の就労移行支援事業所と面談したあとで
「短所克服しろって言われるのが本当に辛いです・・・正直、就労移行支援事業所を移ることも考えています。こないだに別の就労移行支援事業所の人と面談しました」
という話をすれば、スタッフの態度もガラッと変わるはず。本当に他の就労移行支援事業所に移られたら利益も減るし、面子も丸つぶれになるので、スタッフの顔色が変わるはず
 
 
 
 
面談のときはボイスレコーダーで録音する
 
 
「発達太郎くんの様子を見ていたところ、こういう短所がある」
という話は、月に1回ある面談のときに言われることが多い
「自分はそんなに記憶力が良い方がではないですし、またスタッフの方と面談できる貴重な機会ですので、あとでまた聞き返したいと思いので録音してもいいですか?」
と面談の内容もスマホボイスレコーダーで録音するのも有効
さすがに録音されれば、なかなか短所をあげつらうのもしづらくなる
 
 
 
 
 
市役所の障害福祉課にチクる
 
「こんなこともできないんじゃ社会では全然やっていけないよ」
など、あまりにもひどい言い方をされた場合は
「その言い方はひどくないですか?市役所の障害福祉課に言いますよ?」
市役所の障害福祉課にチクるのも有効
 
就労移行支援事業所の補助金の認定を行っているのは、市役所の障害福祉課が管轄していることが多い。障害福祉課にチクれば、場合によっては行政指導が入ったり、下手すれば問題ある就労移行支援事業所と見なされて、補助金の認定が厳しくなる可能性もあるので、スタッフはとても困る
 
 
 
 
 
 

そこまでやるぐらいなら、就労移行支援事業所を辞めたほうがいい

 
・・・・・・と、いろいろと対策を考えてみたけれども、そこまでやるぐらいだったら、さっさと就労移行支援事業所を辞めたほうがいい
 
そもそもなんで就労移行支援事業所に通っているんですか?長期的な就労を目指すために訓練を受けるために行ってるはず
あくまで目標は、長期就労を実現すること面接などの選考を通過して入社することである。別にスタッフをやっつけることではない
 
スタッフをやっつけることに余計なエネルギーを使うぐらいだったら、長期就労に向けてのスキル獲得に使いたい。就労移行支援事業所に通うことでその長期就労につながると思えば通所すればいいし、そうでないと思ったならさっさと辞めたほうがいい。あくまでも長期就労を実現するための手段でしかない
 
発達障害の人、というか定型の人でもあるけど、手段と目的が入れ替わってはならない
 
 
 
 
 
 
 
 

余談

 
これを言っていいのかわからないが・・・・
発達界隈のある人が、とある有名就労移行支援事業所のアドバイザーに就任したけれども、いろいろと揉めて喧嘩別れした、という話があったが・・・・
その人や、その就労移行支援事業所について全く知らないので、実際のところは全然わからない
 
けど個人的に推測するに、その発達界隈の人は字面で判断して発達障害についてのアドバイザーをやっていたけれども、就労移行支援事業所は利益に貢献して欲しい、というところでの齟齬があったんじゃないかと思う
 
就労移行支援事業所の利益に貢献、と言っても
  • 利用者を増やす。興味を持って面談や体験に来てくれる人を増やす
  • 週3日、週4日しか来ていない人を、週4日、週5日など多く通所させる
  • なるべく長く期間にわたって訓練させてから就労させる
  • 就職してから、半年以上は継続して就労させる
 
ということだろうけど・・・・
だが下3つはアドバイザーがやるのは難しい・・・。なので就労移行支援事業所を広報して利用者を増やしてほしかったんじゃないかな
「これを読んでいる就労に悩む発達障害の人たち!就労移行支援事業所はいいもんだぞ!就労移行支援事業所は楽しいぞ!」
とか言って、インフルエンサーを活かして就労移行支援事業所の広告塔をやって欲しかったんじゃないかと思う

発達障害の就労移行支援事業所を利用についての注意点7 就職活動への対策が不十分

 

 

 

 

 

 
 
 

就職活動への対策が不十分

 
就労移行支援事業所では、履歴書の添削や模擬面接をやってくれるなど、就職活動をサポートしてもらえる
なので、事業所のスタッフの方の就職活動のアドバイスをしっかりと聞いて、その通りにやっていけば、就職活動がうまくいく。おわり
 
・・・と言いたいところだが、正直に言って、就労移行支援事業所の就職活動への対策は不十分だった
 
 
 
 

面接で大事なこと

面接で大事なのは
  • 面接官に聞かれたことにしっかりと答える
  • 「自分とはどういう人間なのか?」ということを答える
 
ことが大事だと自分は思う
 
 
 

面接官に聞かれたことにしっかりと答える

 
まず1つ目の「面接官に聞かれたことにしっかりと答える」ということ
 
「当たり前だろw」
と思われるだろうが、これが意外と慣れるまで難しい
 
 
単に聞かれたことを答えれば良いのではなくて
「面接官はこの質問をどういう意図でしているんだろう?」
という、行間を読み取って答えなければならない
 
だから、場の空気を読むことが苦手な発達障害の人は、自分の中では答えたつもりでも、面接官からは
「聞かれた質問にちゃんと答えられない人だ」
という評価をされて、お見送りになりやすい
 
 
 
障害者雇用中途採用でよく聞かれる質問と意図
 
「自己紹介をお願いします」
→自分の自己紹介をちゃんとできるかどうかを見ている
 
「わが社への志望理由をお聞かせください」
→入社への熱意があるかどうか?入社したあともすぐに辞めずに長く働いてくれそうか?また、入社してやりたいことと、実際に入社したあとにギャップを感じないかの確認
 
「前職でやってこられた職務内容についてお聞かせください」
→この人がどういう職務経験があるのか?その職務経験でウチの仕事でもやっていけそうか?
 
「よろしければ、前職の退職理由についてお聞かせください」
→ウチに入社したあとに、前職と同じ理由ですぐに辞められたら困る
 
「履歴書を拝見させていただいたところ、2015年から2018年まで定型コーポレーションで勤務されたあとに、前職である定型工業に転職されておられますが、どのような考えで定型工業さんに転職されたのですか?」
→どういう転職軸を持っている人なのか?転職理由に一貫性があるかどうか?もし何も考えずに場当たり的に転職をしている場合、ウチにも何も考えずに応募しているので、またすぐに辞める可能性もある
 
「これまで仕事をしていて楽しかったこと、楽しく仕事ができたことはなんですか?」
→その人の向いていることと、今回のウチの仕事が合っているかどうか?
 
「これまで仕事をされていて、特にストレスを感じたのはどのような業務でしょうか?」
→今回の仕事にそれが当てはまっていないかどうか?あと、しっかりと自分の特性について自己理解ができているかどうか
 
「あなたの長所と短所を教えてください」
→その人の性格がウチの仕事に合っているかどうかの確認。あと、しっかりと自分の特性について自己理解ができているかどうか
 
「ご自身の障害の内容と、業務上、必要な配慮があればお聞かせください」
→どういう障害なのか把握しておきたい。必要な配慮を会社として行えるかどうか
 
「現在、通院はどれくらいの頻度で行っていますか?」
→業務を抜けて病院に行くといった配慮は必要ですか?
 
「服薬はされていますか?」
→業務の合間に休憩時間を設けて、薬を飲む時間の確保などの配慮は必要ですか?
 
「現在の体調はいかがですか?」
→前職など、過去に体調不良で退職しているみたいけど、もしウチに入社して来月から勤務ということになったときに、ちゃんと体調に不安なく働けますか?
 
「どのように体調を管理しておられますか?もし体調不良になったらどのような対応をしておられるのでしょうか?」
→しっかりと自身の体調への自己理解があるかどうかの確認。もし体調が悪化したときはどのような配慮が必要なのか?
 
「体調が悪化する前兆はありますか?ある場合は本格的に体調が悪化する前にどのように対応しておられますか?」
→しっかりと自身の体調への自己理解があるかどうかの確認。体調が悪化したときに、長期的な入院など、長く仕事を休まざるを得なくなる前に、自分で気づいて対応できるかどうかの確認
 
「休みの日は何をしていますか?」
→仕事のストレスを発散できる趣味を持っているかどうかの確認。また、趣味等からその人の性格を知って、ウチの会社に合っているかどうかを知りたい
 
「ご自身の障害について、他に相談できる人はいますか?」
→障害について会社の外で相談できる相手がいるかどうか?
 
「チームで働いた経験はありますか?」
→今回の業務をチームで動くことになるので、問題がないかの確認
 
「パソコンのExcelは使えますか?関数は使えますか?」
→どれくらいのExcelのスキルがありますか?
 
「今回の職務には、電話対応の業務もありますが、この点は問題ないでしょうか?」
→今回の業務には電話対応もして欲しいが、問題なくできるかどうかの確認
 
「事務職は未経験なようですが、問題はないでしょうか?」
→これまでの職務経験では今回の業務の経験がないようだけれども、ちゃんと業務を果たせそうなのかどうかの確認
 
「前職を退職してからしばらく空いておられますが、何かされておられたのでしょうか?」
→なんか空白期間が長いようだけれども、今まで何をしていたのかの確認
 
「他社の選考状況はどうなっていますか?」
→高く評価しているので、他の企業に取られないか心配。もし内定を出しても、他の企業に行かないかどうか確認している。または、他のどういう企業を受けているか確認することで、志望動機や転職軸などの整合性を確認している
 
「ここまで何分ぐらいで来れましたか?」
→通勤時間があまりにも長過ぎないかどうかの確認
 
「電車での通勤になりますが問題はないでしょうか?」
→そのままの意味。障害者は通勤ラッシュの電車での通勤が難しい人もいるので大丈夫かどうか確認
 
「いつごろから入社できますか?」
→そのままの意味。在職中の場合はいつごろ退職できるかどうかの確認
 
「何か質問はございますか?」
→逆質問を受け付けます。意外とここが大事で「特にありません」と答えると、逆に「あんまりウチに興味がないのかな?」と評価されなくなる可能性もある
 
 
 
 
 
このように、単に聞かれたことを答えるのではなくて
面接官はどういう意図でこの質問をしているのか?
というところを考えて答える必要がある
 
 
 
障害についての質問
 
企業によっては面接で発達障害について執拗に聞かれることもある
「障害の特性によって、精神的に辛くなったり苦しくなってしまったときに、どういう対応をしていますか?」
発達障害の人は感情のコントロールが苦手な人も多いですが、その点大丈夫でしょうか?」
発達障害の人は仕事の優先順位をつけられずに、複数の仕事を抱えるとパニックに陥る人も多いですが、その点大丈夫でしょうか?」
などをしつこくしつこく執拗に聞いてくる企業もある
 
 
転職エージェントさんからの紹介である企業と面接をしたけど、こういう質問を執拗にしてくる企業だった。思わずイラッとして
「前職では一般枠で2年も働いていたので大丈夫ですよ。PCスキルも十分あるので、データ入力の作業も問題なくできますし」
と答えてしまったことがある
 
面接結果は不採用で
「しっかりと話せているが、自身の障害への理解が足りていないと感じた」
という転職エージェントさんを通じたフィードバックをもらってショックだったことがある・・・
 
 
面接では
「自分は仕事で役に立つ人間なんだ」
というのをアピールするために、職務経験などをアピールすることも大事だ。けれども、面接官に聞かれた質問に粘り強くしっかりと真摯に答えていくことが大事だ
 
そこがちゃんと答えられないと
「うーん、この人は発達障害として自己受容や自己理解ができていないようだ・・・・。発達障害の人は特性によって精神的な負担を多く抱えてしまってすぐに退職したり、場をわきまえない発言をしてしまったり、感情のコントロールが苦手な人も多くて職場で暴れて問題を起こすリスクもあるしなあ・・・。残念だが、今回はお見送りにしよう」
となる可能性が高い
 
 
ある企業との面接では1時間の面接のうち、45分ぐらい発達障害について執拗に聞かれたこともある。発達障害の特性は人それぞれ違うので、じっくり聞かないとわからないのと、ちゃんと自己受容や自己理解できているかどうかを評価する企業もあるので、粘り強くしっかりと答えられるようにしていく必要がある
 
 
 
面接への準備
 
ただ、面接に聞かれてパッと答えるのは難しいので
「こう聞かれたら、こう答えよう」
練習をして、一貫性をもって答えられるようにしておくこと
 
 
 
本当はzoomとかで自分の面接で答えてる様子を撮影したのを、自分で見ると
「自分ってこういう感じで答えてるのか・・・」
というのが客観的にわかって良いらしい
 
 
 
 
 
 

「自分とはどういう人間なのか?」ということを答える

 
あと面接で大事なことは、「自分とはどういう人間なのか?」ということを答えること
 
 
面接官は味方だ
 
まず前提として、面接官は落とそうとする敵ではなく、受かって欲しいと思っている味方だと思うこと
 
 
面接官を敵だと思うと
「あんまり余計なことを言ったら、減点されて落とされるんじゃないか・・・?」
と思うと、余計なことを言って言質を取られるぐらいなら、黙秘とは言わないけどあんまり話さないほうがいいんじゃないかと思ってしまいがち
 
けどそうやって話さないでいると
「なんか聞いても全然答えてくれないし、この人についてはよくわからないから入社させるのは怖いな・・・。そもそも入社したあとも周りとコミュニケーションを取れないかもしれないし」
と思われて不採用になってしまう可能性が高い
面接官は自分を受からせてようとしている味方だと思うようにしよう
 
 
ただ当然ながら話しすぎるのも良くない。質問に対してだいたい1分間以内で答えるにしよう。結論を先に話して、簡潔に語るのが理想。日頃のコミュ力が問われる
このようにちゃんと面接官の方と会話ができないといけない
 
 
 
面接の答えに正解はない
 
SPIやMOSや(今は)簿記などの資格の試験の場合は機械が判定するので、きっちりと正解を書かないと合格にはならない
けれども面接は人間が判定する
 
 
 
そもそも面接はクイズではないので
「これを答えれば正解」
というような正解は存在しない
面接官の問いに対して、ちゃんと答えようとする姿勢のほうが大事
 
 
 
正直に自分をさらけ出して話す
 
あと、面接官の人は
この人は一体どんな人なんだろう?
というところを確認するために面接している
 
これに対して一番良いのは、企業が求めている人物像に似せて答えていくことだけど、不器用な発達障害の人にはほぼ不可能。あと、仮にそうやって実際とは別のキャラを演じて入社しても、自分と会社が合わずに早期に退職してしまうことになる可能性もある
 
 
個人的におすすめなのは
「自分はこういう人間です」
というのを正直にさらけ出して話していくこと
 
 
 
正しいことを言おうとしない
 
「面接において正しいことを言おう。面接官の方からよく思われるようにしよう」
とすると
「御社の企業理念に感銘を受け、自分も社会に貢献したいと思い応募いたしました」
といった、どうしてもカッコつけた感じになってしまいがち
 
 
 
それよりは自分の言葉で語ったほうが、面接官のウケは明らかに良い
そのほうが自分のことをわかってもらいやすい
 
 
 
このように、面接では正しいことを言おうとするよりは、しっかりと面接官の問いに自分の言葉で答えていくことが大事
 
ただ、そのためには、自分の感情を掘って掘って掘り下げて考えて自分と向き合わなければならない
 
「前の仕事はむかついたから辞めた」
ではなくて
 
「なんで前の仕事は嫌だったのか?どういうところが嫌だったのか?じゃあどういう仕事ならできそうなのか?」
という部分をしっかりと考えていかないといけない
 
そうやって
「自分はこういう部分で前職ではうまくいかなかった。この仕事なら自分に合っているので活躍できると思うので、御社を志望します」
という風に退社理由と志望理由がセットになると良い
 
 
 
志望理由の書き方
 
志望理由は
「自分の転職軸(転職先に求める優先条件)はこれです。その点、御社は自分の転職軸にマッチしているので志望しました」
という形がセオリーではある
 
 
 
 
ただ、このセオリー通りに志望理由を作ると
 
「前職の工場の勤務では、昼勤を夜勤を交互にやる勤務で生活リズムが乱れてしまいました。また、納品に間に合わせるために残業することも多く、なかなか疲れを取ることができませんでした。工業での生産作業よりも、生産量を集計するなどExcelでの表計算や、Wordでの日報作成といった事務作業のほうがやりがいを感じていて、また日中での勤務によるワークバランスが両立できる事務職を探していました。その点、御社はExcelやWordを用いたPCでの事務作業なので、自分の前職の事務経験を活かせると思い応募しました」
 
という感じの文章に、どうしてもなってしまう
 
「自分の転職軸と合致しているのが御社です」
と自分の中では正しい文章になってるつもりだ
けれども、これを読む面接官からすると
「なんかこの仕事が楽そうだからって応募してるんじゃないの?仕事がしんどくなったらすぐに辞めそうだなあ」
と思われてしまう
 
 
志望理由って転職サイトなどに例文が落ちているので、適当にコピペしてアレンジするだけでもそれっぽい文章にはなる
ただ、面接官もこういう履歴書はたくさん読んでいるので、それっぽいだけの文章はスルーされる
 
 
 
それよりは
「御社の製品を子供の頃から使っていました。自分も御社に入社して、他の人の幸せにしたいと思って応募しました」
と言うほうが面接官のウケは良い気がする(安直な気もしないでもないが・・・)
 
コピペしたものではない、自分の思いを自分の言葉で伝えた文章というのは相手に届く
 
 
ただ、単に会社を褒めるだけの文章になってはいけない
 
あと、ちゃんと業務をできるということの自己PRもしなければならない
 
 
ちなみに自分は
「御社の野球部が出場した都市対抗野球の試合を東京ドームでみたことがありますが、スタンドとグラウンドとで一体となって戦う姿勢に感動しました。自分のその一員になりたいと思い応募しました」
という志望理由を転職フェアで2社に言ったら、1社は反応が良かったけれども、もう1社は反応が微妙だった・・・
 
 
 
 
自分の就活体験
 
自分は履歴書でも面接でも
「正しいことを言おう」
と思ってやっていた。しかし面接フェアで10社と面談しても、1社もその後の連絡が来なかったりと、なかなか就活で苦戦した
 
「面接官の問いにしっかり答えるようにして、自分の言葉でありのままの感情を話すようにしよう」
と方針を変えても、なかなか結果は出なかった。けど以前よりは面接官の反応が良くなったのを感じた
「こう言ったほうが面接官の方にわかってもらいやすいので、説明の仕方を変えよう」
「これについて聞かれてうまく答えられなかったので、次はしっかり答えられるようにしよう」
とブラッシュアップしていくうちに、だんだん面接官の反応も良くなっていって、面接も通りやすくなって、内定もいただけました
 
 

新卒採用も参考にしよう

 
「お前、さっきからしゅんダイアリーの動画をベタベタと貼ってるけど、障害者雇用中途採用と、新卒採用では全然違うじゃねえかwバカじゃねえのw」
と思われた方もいるかもしれない
 
たしかに新卒採用は今後のポテンシャルや伸びしろに期待して採用するのに対して、中途採用はこれまでの実績を評価して採用する
障害者雇用の場合は、自身の障害についてちゃんと説明をしなければならない、という大きな違いはある
 
ただ、それ以外は面接で聞かれる内容はほとんど同じなので、新卒採用向けの動画でも結構参考になる
 
そりゃあ
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を教えてください」
という質問は来ない
 
けれども、中途採用は代わりに
「これまでやってこられた職務内容についてお聞かせください」
という質問が来る
「これまで発達工業で○○という仕事をしてきました。そこではこういう経験をしていましたので、御社でもその経験を活かしたいと思います」
というエピソードを通じて、自分が仕事ができることと、自分の人間性を面接官に伝えるという点では、新卒のガクチカと共通する部分は多い
 
 
 
一般の転職サイトや動画も参考にしないと勝てない
 
 
ある企業のオンライン説明会に参加したとき、人事部の人が一通り説明したあとに
「質問を受け付けます。何か質問はございますか?」
という逆質問の時間になった
 
このときに
「仕事についてどのような点を評価していますか?」
「あなたの働く上でのやりがいはなんですか?」
「入社したあとのキャリアパスはどうなっていますか?」
「1日の仕事の流れを教えてください」
といった、なかなか鋭い質問を他の方はしていていた
 
「こんな逆質問ができるなんて、なんてすごいんだ・・・」
とレベルの差を痛感した・・・・
 
けど、いろいろ転職関連のサイトや動画を見ていくうちに、上記の逆質問のほとんどがこの動画で言ってることをそのまま言ってるだけだというのがわかったw
 
 
 
 
障害者雇用ということで、面接では障害について聞かれることも多いので、それに対する対策は必要
 
だが、それ以外の志望理由、自己PR、逆質問などの質問への対策は、一般の面接とほぼ同じなので、一般の面接対策のサイトや動画は参考になる
というよりも、障害者枠の面接対策のサイトや動画よりも、一般の面接対策のサイトや動画のほうがわかりやすくて質も良いことが多い
 
「自分は障害者枠での採用を目指しているんだから、障害者向けの面接対策だけ見ないといけないんだ。一般の面接対策は障害者向けではないので意味がないんだ」
と頑なに障害者向けの就活情報しか集めない人と
 
「自分は障害者枠での採用を目指しているから、必ずしも一般の就活情報が合っているとはいえないこともある。けれども、一般の就活情報でも障害者枠での就活に大いに参考になることも多いので、一般の就活情報も見ていこう」
一般の就活情報も参考にする人とでは、大きな差になることもある
 
自分に使えそうな情報は障害者枠だろうが一般向けだろうが、どんどん集められる人が有利になりやすいので、選り好みせずにどんどん情報を集めて自分のものにしよう
 
 
 
自分はしゅんダイアリーをいろいろ見て
「この面接でもダメって言われるんだな・・・じゃあ自分の面接って全然じゃないか・・・」
という危機感を持ったことが、成功につながったとは思う
 
 
発達障害の人は発達障害のやり方を見つけていかないといけない?
 
 
当事者会とかの発達界隈では
発達障害は定型発達の人間とは違うんだから、発達障害の人は発達障害のやり方を見つけていかないといけない」
とか言う意見を耳にすることもある
 
たしかに自分の障害の特性と向き合って、それに合わせて生きていく必要がある
 
ただ、人生がうまくようにするには、同じく人生がうまくいっていない当事者会の人より、人生がうまくいっている定型の人を参考にしたほうが圧倒的にうまくいきやすい
発達障害のやり方」
なんてものはありそうでない。普通に定型の人のやり方を参考にして、普通に努力するのが、生きづらさ解消への最短ルートなことが多い
 
 
そりゃあ、大谷翔平のマネをしたらメジャー二刀流ができるわけでもないし、佐々木朗希のマネをしたら160キロの球を投げれるようになって完全試合ができるわけでもない
 
だが、上手くいってる人のマネをしたほうが
「なるほど、こういう体の使い方をしてるから活躍できるんだな・・・・」
「やっぱり成功する人はそこらへんの考え方が違うよね・・・」
と参考になるところは多い
 
佐々木朗希も子供の頃に田中将大ダルビッシュのマネをして、いろいろ体の使い方などを覚えたそうだ
 
 
就活とは情報戦
 
就活とは
「いかに自分に有益な情報を集めて、自分のものにできるか?」
という情報戦という側面も強いので、情報収集能力、情報を取捨選択する能力も大事
まずはいろんな情報を集めることが大切
だが良さげな情報でも、情報を見極めて自分に合わないものは捨てていくことも大事
 
 
 

面接での意地悪な質問への答え方

 
あと繰り返しになるけれども、発達障害だと企業によっては
「障害の特性によって、精神的に辛くなったり苦しくなってしまったときに、どういう対応をしていますか?」
発達障害の人は感情のコントロールが苦手な人も多いですが、その点大丈夫でしょうか?」
発達障害の人は特性の影響から、チームでの作業が苦手な方も多い。今回はチームで仕事になりますが、その点は問題ないでしょうか?」
といったことを、こういう感じでしつこく執拗に意地悪な質問をされることもある
 
 
 
こういうときに
「なんとかなると思います」
「気合で乗り越えます」
「PCスキルは高いので業務に問題はありません」
「やればできる」
とか言ってごまかすのではなくて
 
 
「たしかに以前は感情のコントロールが苦手な時期があり、頭に血がのぼって感情的になると自分でも何を言ってるのかわからなくなってしまい、会社で迷惑をかけてしまうこともありました。それは良くないと思い反省して、今は頭に血がのぼって感情的になる前に、トイレにいくなどして一度席を外して落ち着くようにしました。すると、頭が一度クリアになって、いろいろ冷静に物事を考えられるようになれるので、建設的な話し合いができるようになりました。それからは頭に血がのぼって感情的になると自分でも何を言ってるのかわからないことはなくなりました」
 
「自分はワーキングメモリが少なく、聞いたこともすぐに忘れてしまう特性があるので、朝礼で言われたことをすぐに忘れてしまって作業チームで迷惑をかけてしまうこともありました。それは良くないと思い反省して、朝礼のときにかならずメモをとって、作業に入る前に読み返すようにしました。すると記憶が頭に定着して、朝礼で言われたことを覚え続けられるようになったので、作業チームでも覚え忘れによるミスが減らすことができました」
 
という風に挫折経験を乗り越えたと話すと評価されやすい
そこらへんは一般の面接対策を参考にしたほうが答えやすい
 
 

面接は自慢大会ではない

 
 
そりゃあ
「前職ではなかなか営業成績を伸ばせない時期が続きましたが、営業先の企業をしっかりリサーチすることにより、経営方針にコミットした提案ができるようになった結果、営業成績は前月比160%増を達成し、支店の30人の営業課の中でもトップの成績をおさめることができました」
 
「前職ではチームマネジメントを任せられましたが、なかなかチームとしての成績を上げることができませんでした。そこで、チームの1人1人と面談し、モチベーションを上げることで、チームとしての一体感を上げることができました。その結果、チームの営業成績は前月比130%増を達成し、支店30店のうちの営業成績トップを獲得することができました」
 
といった話をして
「おお、素晴らしい成果ですね。ぜひともわが社へ来てください」
と言われて褒め称えられたい、という気持ちはわかる
だが、面接は自慢大会をする場ではない
 
 
質問に誠実に答えてベストを尽くせ
 
 
企業としても仕事はできても大きな欠点があったり、すぐに辞める人はいらないので
「仕事ができるのはわかったけど、本当に問題はないだろうか?辞めずにやってくれるだろうか?」
というところを徹底的に追及してくることのほうが多いので、そこに対して誠実に答える力のほうが大事
 
 
「前の仕事はすぐに辞めているし、ウチもすぐに辞められた困るなあ」
と思っているので、特に退社理由については追及されやすい
「俺は悪くない。発達障害への理解と配慮がない、会社と日本社会が悪いんだ!」
と言うのは当事者会ではいいかもしれないが、そうやってすぐ他に責任転嫁する、他責にするような人は会社にはいらない
「期待してせっかく雇っていただいたにもかかわらず、期待に応えられずに短期で離職してしまったことに対しては、申し訳なく思っております」
というように反省している姿勢は見せよう
 
 
 
まあベストを尽くしても落ちるときは落ちる。優秀だからと言って通るとは限らない
採用は縁の問題
落ちても反省することは大事だけど
「縁がなかったな」
と割り切って、いちいちクヨクヨ悩まないことも大事
 
 
 
 
 

就労移行支援事業所の面接対策の課題

 
 
ここまでダラダラと就活や面接についての持論を語ってきたが、何を言いたいか一言でいうと
就労移行支援事業所で指導されたことを無視して、転職サイトや動画を参考にしたら成功しました
ということ
 
 

丸暗記したことを話すのではなく、面接官の人と会話すること

 
 
就労移行支援事業所は自治体から補助金を申請して利益を得て運営しているからか、履歴書や面接では
「ミスがないようにしましょう。正しいことをしましょう」
という指導が多い
 
転職フェアで就労移行支援事業所から来たっぽい人も来てたけど、内容を丸暗記してしゃべってる感じになってて会話になってない人も多い。就労移行支援事業所ではそういう風に指導されるけど、実際の面接官のウケは良くない
 
 

自己紹介では自分のことを簡潔に話す

 
 
 
自分は最初に面接について指導を受けたときは
「自己紹介では『○○からやってきました発達太郎です。本日はよろしくお願いします』と言いましょう」
と指導されたけど、意味不明
「仕事ができるかどうか?ウチの会社とマッチしているかどうか?」
を確認しているのに、なんでどこから来たかを言うんだよw
文句を言ったらさすがに修正された
 
アイドルの自己紹介、キャッチフレーズじゃねえんだから
 
 
 

形式にこだわらず、話す内容にこだわる

 
 
 
就労移行支援事業所の面接対策は
「入室の際にノックは2回やってから『失礼します』と言って入室しましょう」
「入室したら『面接に参りました発達太郎です。本日はよろしくお願いします』と挨拶しましょう」
「『どうぞお座りください』と言われてから座りましょう」
といった形式への指導が多い
 
たしかにこういう面接のマナーを守ることも大事
 
 
 
 
だが、面接で話す内容のほうがよっぽど重要
形式についてはそこそこ普通のことができれば十分だ
形式が完璧だろうと、面接で話す内容が悪ければ通らない
 
 
 

就労移行支援事業所の面接対策についてのまとめ

 
 
このように就労移行支援事業所のスタッフは無能なので、スタッフに言われた通りに面接を対策を進めて
「最初は注意されてばかりだったが、最近はスタッフの方からも褒められるぐらい面接ができるようになったぞ!よしっ、これで面接対策は万全だ!」
と思っても、実際は不十分なことも多い
 
 
ただ就労移行支援事業所のメリットで話した通り、模擬面接をしっかりやってもらえるのは大きい
自分ではちゃんとできているつもりでも、変なクセがあったり、知らず知らずに人を不快にさせる仕草があるケースもある。そういうものがあると、面接対策を自分できっちりやっていても、なかなか選考が通らないということになってしまうこともある
 
スタッフ全面的に敵と見なすのではなく、かといってスタッフを盲信もしない。自分では気づけなかったことなどの必要な情報は参考にする、ぐらいの距離感がちょうどいいとは思う。信頼はするけど信用はしない。
発達障害の人は0・100、白黒思考で、1人に対して盲信したり敵視してしまいがちだけど、いい感じの距離感を取れるようになるとすごく生きやすくなる
 
 
 

余談

 

ハローワークの職員の面接対策も使えない

 
ついでに言うと、ハローワークの職員の面接対策なども使えない
一度、相談したことがあったが
「これまでやってきた業務の実績の中から、これからやる仕事に活かせそうな経験をアピールすることが大事です」
ということをリピートしかしない
 
オウムかよ
 
 
ある当事者会に参加したときに、参加者の方が
ハローワークの職員の方に相談したら、すごく良いアドバイスをもらえた」
と話していたが、これを参考にしていたのか・・・・
所詮は当事者会の意見なんざこんなもんか・・・・
 
たしかにこんな感じの当事者会や自助会の意見ばっかりのところも多いしなあ・・・
 
 
逆にすごく参考になるのが転職エージェント
あと転職フェアの相談員の方も割りと参考になる
 
 
やはり就活とは情報戦。その情報が使えるか使えないかを自分でしっかり判断できないと、戦いには勝てない
 
 
 

反省して次の面接に活かせ

 
ついでに言うと、面接が終わったときに
「あの質問にうまく答えられなかったなあ・・・・」
といった感じで毎回反省すること
 
しゅんダイアリーとか見ながら、面接を毎回反省していくうちに
「あの質問にあの答えはまずかったかもしれない・・・・落ちるとしたらそこだな・・・・」
「この企業さんはExcelの関数まで使えて欲しいみたいだったけど、自分は入力しかできないんだよなあ・・・・」
と、面接が終わったあとにだいたいわかるようになってくる
その課題について修正して、次は同じ質問が来ても答えられるようになっていくと、だんだん面接も上達していく
 
 
 

なぜうまくいかないのか考えよう

 
 
「面接でうまくいかず、なかなか選考が通りません。どうしたらいいでしょうか?」
という質問を当事者会でもよく聞く
 
 
「面接のときに障害の特性について聞かれたときにうまく答えられません。どうしたらいいでしょうか?」
という質問だったら
 
「自分はワーキングメモリが少なく、一度に覚えておくことができる記憶の容量が少ない特性があります。言われたことをメモに書いておいて、時間をおいてあとで見直すことでしっかりと覚えられるので、仕事中は常にメモ帳と筆記用具を携帯して、何か言われたらすぐにメモを取るようにします。ただメモを取らないと記憶ができずに忘れてしまうことが多いので、指示を受ける際はメモを取る時間がくださればしっかりと仕事ができます。
というように、自分の特性、それに対する自分の努力、企業に求める配慮、を3点セットで話すといいですよ」
という風に具体的に答えられる
 
 
けれども
「面接でうまくいかず、なかなか選考が通りません。どうしたらいいでしょうか?」
という単なる質問だと
 
「あきらめずに頑張りましょう」
 
 
「このさーやんは毎日暗い顔で帰宅してたけど、アイドルになってからは選抜にも入ってる」
 
 
「このぱせりは25回落ちてもアイドルになった」
 
 
「ああ ヘタレたちよ ここらでいっちょ走ってみないか?
さあ 一度くらい 何がなんだかわからないまま本気出せ!
10秒だけやってみるか 何年かぶりに全力で
最高 最高 最高 最高 気持ちいい 自分に せ~の 頑張れ!
 
僕はずっとヘタレだって言われて来た。自分もヘタレだって思って来た。
ここで一回ぐらい頑張ったって、それは変わらないけど、なんかちょっとやってみようかな
ヘタレだってやる時はやるよ」
 
 
といった抽象的でそれっぽいものしか答えられない
「あきらめずに頑張りましょう!」
としか言えないですし
 
 
 
「なんでうまくいかないのか、どこがうまくいかないのか、どうやったらうまくいくのか?」
という、うまくいかない原因から考えることが大事だ

発達障害の就労移行支援事業所を利用についての注意点6 スタッフに無能が多い

 

 

 

 

 

 
 
 
 

謝れないスタッフの人も多い

 
スタッフは良い人は多かったけど、仕事が早い人や的確なアドバイスをくれる人が少なかった
あと、謝ったら負けみたいな感じで、自分から謝らない人も多かった
 
 

MOS資格事件

 
 
自分が通っていた就労移行支援事業所では、2月連続で皆勤賞を取ると、資格取得にかかわる受験料の代金を1回肩代わりしてくれる制度があった
その制度を利用してMOSの資格を受験したので、受験料の請求を行ったら
「受験票を見せてくれたら、受験にかかった費用をお支払いします」
と言われたので、受験票を印刷して提出した
 
ところが、それから
「受験票だけじゃなくて、受験代金の領収書がないと費用を払えないので、領収書を出してください」
と言われた
 
仕方ないので、MOSのサイトから領収書を発行してもらって、印刷して提出した
そうすると
「領収書というものは、言わないとくれないものです。もし、会社の備品を店で買った場合でも、支払いをしたときに領収書がないと清算してくれないことがあります。なのでかならず領収書をもらうようにしましょう」
とこっちが悪いみたいに注意された
 
 
えっ?最初に受験票を見せろって言ったお前の指示が悪いでしょ。なんでこっちのせいみたいになってるんですか?
「すいません、受験票を見せてください言ったんですけど、清算するには受験票だけじゃなくて領収書も必要なので、申し訳ないのですが領収書のほうも提出していただけますか?最初の指示が誤っていたせいで、二度手間になってしまい本当に申し訳ないです」
と言ってくれれば
「あっ、いいですよ。気にしないでください」
と普通に対応できる
 
 
けど、今回みたいに
「俺は悪くねえ、お前が悪い(そのスタッフ女性だけどw)」
みたいな感じで言われると
「はあ?悪いのはあんたの最初の指示でしょ?」
と思ってしまって納得いかないですね
 
 
 

謝ったら死んじゃう病気?

 
 
一言謝ってくれたら、気にしないし、わだかまりもなく円滑に物事を進行できるのに、なんでそれができないんですか?
謝ったら死んじゃう病気なんですか?
 
就労移行支援事業所では「ビジネスマナー講座」とか言って
「遅刻、欠席はしないようにしましょう。万が一、そういう事態になった場合はすぐに会社に連絡しましょう」
「身だしなみに気をつけましょう」
「敬語は正しく使いましょう」
とかビジネスマナーについて言ってるクセに、
「自分が誤っていても謝れない」
というビジネスマナーの基本が、指導してる人ができないってどういうこと?お前がビジネスマナーについて勉強したら?
こんなビジネスマナーの基本すらできていない人が、ビジネスマナー講座とかやっても全く説得力ないですし
 
 
まあ、そのときはあんまり揉めたくなかったから
「わかりました、すいません」
って言って丸く収めたけど、あれからわだかまりは残ったね
けどまあ
「カラスは白い」
みたいに、入社したら理不尽なことも多いから、リアルといえばリアルではあるが
 
 
 

当事者会でも謝れない人が多い

 
 
まあ発達界隈だと、そういう謝ったら死んじゃう病気を患っている人も多いけど、そういう人は控えめに言ってゴミ
 
当事者会の主催をやってるような有名な人でも、そういう人が驚く
「悪いことをしたら謝りましょう」
と小学校や幼稚園で先生から教わらなかったんですか?そんな小学生や幼稚園児でもできることもできないんですか?これまでの人生はいったい何をして生きてきたんですか?そんな当事者会とかやってないで、小学生か幼稚園から人生をやり直したらどうですか?どうせ自分の生きづらさからの劣等感から、メサイアコンプレックスをこじらせてるだけでしょ。そんなことやってるから、自分が間違っていても絶対に謝れないようなクズ人間になるんじゃないですか?そんな人間になるために当事者会をやってるんですか?そんな当事者会なんか辞めちまえ
 
 
どの面下げて生きてるんだ?
 
 
 
ロックマンの悪役のDr.ワイリーでも土下座するのに、お前らときたら
 
 
 
おっと、発達界隈への愚痴が過ぎたか・・・・
 
 
 
 
 

的確なアドバイスができない

 
話を戻すと、これ以外にも
「ああ、スタッフが無能だなあ」
と思うことは何回もありました
 
 

どっちだよw

 
スタッフと会議室での面談があったときに
「何か悩んでいることはありますか?」
と聞かれたので
「毎朝、なかなかきっちり朝6時に起きれなくて困っています」
と答えたところ
「問題解決のためには、うまくいかないことに対していろいろ対策をしていくことが大事です。何か対策をしましょう」
とか言ってきたので
「いや、朝に起きれないときは疲れてるときなので、変に朝早くに起きて、疲れた状態で事業所に来てもなかなか成果が上がらないので、無理はしないようにしています」
と返した
 
それとは別に
「あるSPIの損益算の問題を夜に解いていたのですが、どうしてもどこかでミスをしてしまって、何回やっても解けない問題があった。けど、翌朝に解いたら解けた。疲れていたんでしょうか?」
と聞いたところ
「そうですね、疲れている可能性があるので、ゆっくり休んだほうがいいと思います」
と返された
 
 
いや・・・・・・どっちだよ?
「規則正しい生活のためにも、今は多少大変でもやりぬいてください」
「無理しないでゆっくり休んでください。あんまり無理して、入社前に体調が悪くなっても良くないですし、無理して体調が良くない状態で事業所に来ても、なかなか成果も上がらないですし。そうやって焦らずじっくり休んで毎日の体調を整えることも就労には大事です」
のどっちだよw
 
「休まずがんばってください」
なのか
「ゆっくり休んでください」
なのかどっちなんだよw
これもうわかんねえな
 
結局、的確な指導をしてくれるわけではない無能なので、ある適度は自分で解決策を考えて自分で行動できる人にとっては役に立たない
 
 
 
 
 
 

スタッフがマニュアルを直せない

 
あと、前述したように就労移行支援事業所はマニュアル主義
マニュアルに書かれた通りにやりなさい。もし違うやり方をする場合は必ず相談するようにして、自分勝手にやらないようにしましょう
という指導をしているのは前述した通りだ
 
 
ところが、就労移行支援事業所のスタッフは無能な人が多いので、一度作ったマニュアルがそのまま放置されていて、今とはやり方が変わっていてもそのままになっていることもある
 
 

古くなったマニュアルを改正できない

 
気になったので面談で
「あのマニュアルおかしいですよね。今はない道具もあるので、あのマニュアルは実行不可能ですよね。あれってなんで直さないんですか?」
と聞いたら
「単にマニュアルに書いてあることをその通りにする。だけではなく、マニュアルに書いてあることが異なる場合は、人の話を聞いてメモを取るなどして理解してできるようにする力を養うために、直していません」
という答えだったので
「いや・・・・『マニュアルに書かれた通りにやりなさい。もし違うやり方をする場合は必ず相談するようにして、自分勝手にやらないようにしましょう』という指導をしていますよね。じゃあマニュアルが間違っていたら、間違ったやりかたをするか、そのたびに相談しないといけない、ということになりますよね。にも関わらず、この作業に関してはマニュアルを無視して勝手にやることが暗黙の了解みたいになってます。
『マニュアルに書かれた通りにやりなさい。もし違うやり方をする場合は必ず相談するようにして、自分勝手にやらないようにしましょう』
という基本原則から考えたら、みんなマニュアルを無視して勝手なことをやっていることになりますけど、その点どう考えてますか?」
と問うても、さっきの答えを繰り返すばっかり
 
 
どうやら、マニュアルの担当しているスタッフが無能なので、マニュアルを改正する力がないらしい
 
 

あなたがマニュアルを直して下さいと言われる

 
 
とはいってもやっぱり意味がわからないので、1ヶ月以上ずっとワーワーと問い続けていたら
「ではあなたが主導して、みんなと話し合ってマニュアルを改正してください」
と言われた
 
「うるせーよ、じゃあお前がやれ」
ということらしい
 
でもたしかに、こっちは就労に向けて訓練を受けさせていただいてはいる立場ではある。だが就労の訓練のために通っている客でもある。スタッフはその客が過ごしやすいように環境を整えるのが仕事の一つでしょ。あなたは何の仕事をしてるんですか?お前はちゃんと仕事をしてないのに給料をもらってるんですか?それって給料泥棒じゃないですか?
 
あと、その自分の仕事を他人にやらせる時点で意味不明。こっちは客なんですけど?
 
というより、自分は就労に向けた訓練を受けるために就労移行支援事業所に来ているのであって、マニュアルを改正をしに来てるんじゃないんですが。実際、マニュアルの改正作業に時間が取られてしまいますね。
 
「そういう作業をすることも就労に役立つからいいんじゃないですか?」
という意見もあるかもしれないが、それってただのやりがい搾取でしょ
自分はMOSの資格を取ってさっさと就職活動に入りたかったので、自分のやりたい作業ができずによくわからない作業をさせられるのは困る
 
 
例えるなら、ある居酒屋に通っているとする。その店の食事メニューが非常に分かりづらかったので、店員の人に
「すいません、このメニューがわかりづらいので、メニューをもっとわかりやすく作り変えてくれませんか?」
と言ったら
「なるほど。それではあなたがわかりやすいようにメニューを新たに作り直してください」
と言われるものだ
 
「はあ?俺は酒を飲むのと飯を食べるために、お金を払ってこの店に来てるんだ。なんで俺がメニューを作らないといけないんだ。俺は客だぞ。ふざけるなよ、こんな店なんか二度と来るか!
百歩譲って、自分がこの店のメニューを作るとしても、その分、作成費として代金をくれ」
という話です
 
 

自分は就労移行支援事業所に転職したほうがいいかもしれない・・・

 
 
 
けど、
「ゴチャゴチャ言ってるけど、結局それって文句ばっかり言うだけの口だけのヤツってことだよねw」
と思われたくなかったので、散々文句を言いながらもマニュアル改正の作業をやりました
1週間弱ぐらいでできた
 
「みんなで話し合って」
とか言われたけど、面倒だったので
「この改正案を作りました。異存ない人はここにサイン、意見がある人はここに書いてください」
って感じで回した。それが一通り回るのに時間がかかっただけで、実質3日ぐらいで終わらせた
もっと仕事ができる人だったら1、2日で終わらせられる作業だったので、これに3日も時間がかかるようでは、自分も有能ではないね・・・自分の菲才さに恥じ入るばかりだ・・・
 
 
(マニュアル改正だけが仕事ではないとはいえ、)けれどもスタッフが1ヶ月かかっても全くできなかった作業を、自分は3日でできた。どうやら自分はスタッフよりは優秀みたいなので、就労移行支援事業所のスタッフに転職したほうがいいのかものしれない
 
 
 
 
 
 

仕事や対応が遅い

 
他にも提出した書類の処理が遅かったり、いろいろ対応が遅い場合が多い
前に「就労移行支援事業所にしか来ない求人がある」とはいったが、そういう求人に応募する場合は就労移行支援事業所のスタッフを通じて求人に応募することになるので、対応の遅さに悶々とすることになる
 
 

ある求人に応募

 
 
自分も就労移行支援事業所にしか来ないある求人の、オンラインの企業説明会を見た上で応募した
 
そこは某大手企業の子会社の新しくできた企業で
「できれば来月にも入社して欲しい」
と説明会でも話していた
けれども、応募して2週間経っても返事がなかったので、担当のスタッフの人に
「あの求人はどうなりましたか?」
と聞いたが
「まだなんの連絡もありません」
と返事するだけ
 
それから1週間後、応募してから3週間後に
「あの求人はどうなりましたか?応募して3週間になりますが」
と聞いたら
「まだなんの連絡もありません。けど来週に一度、電話で確認しようと思っています」
と返してきた。そこで
「いや、すぐに確認してくれませんか?」
と言っても
「こちらにはこちらの順番があります」
とか、よくわからないことを言われて断られた
 
それから1週間後、応募してから1ヶ月後に、スタッフが企業に確認したところ、書類落ちしていたというオチだった
 
これは絶対、書類落ちしたのを企業の人事部の人が連絡し忘れていただけだろw
選考に時間がかかってるからといって、企業には電話して聞いて急かすのは礼儀に反する、というのは一理あるが、
「できれば来月にも入社して欲しい」
と言っていた企業が2週間経っても返事がないのはおかしいだろw
なんですぐに電話できないんだよw
 
そもそも
「こちらにはこちらの順番があります」
ってなんだよwてめえの都合なんざ知るかよwというか事業所の利用者の都合に合わせて対応するのがスタッフの仕事だろ。お前、何をやって給料をもらってるんだ
 
 

真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である

 
 
ナポレオンの言葉に
真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である
というのがありますが、このように就労移行支援事業所だと、仕事が遅い無能なスタッフに足を引っ張られることも多い
 
 
 
 
 

なぜスタッフは無能なのか?

 
以上のように、就労移行支援事業所のスタッフは無能な人が多い
 
 
 

就労移行支援事業所に素晴らしい指導者はいない

 
就労移行支援事業所には、こういう素晴らしい指導者はいなかった
 
 
 
良い人は多いが、有能な人はそんなにいないので、就労移行支援事業所に通えば優秀なスタッフの方が的確な指導をしてくれると思ったら大間違い
 
 
 

無能なスタッフが多いのはなぜか?

 
 
このように就労移行支援事業所は無能なスタッフが多かったのはなぜだろうか?
理由は給料がそこまで高くなく、発達障害の人の相手をしないといけない仕事だから
 
 
 

コミュ力に難があり、接するのにストレスがたまるから

 
 
 
発達障害の人でもまともな人もいるが、就労移行支援事業所に来ている人というのは、なかなか仕事でうまくいっていない人である。仕事がうまくいっていない発達障害の人というのは特性が強く、コミュニケーション力にも難がある人も多い
 
 
 
自分も発達障害の当事者会に行って
 
  • 自分の好きなことは辟易するぐらいしゃべるクセに、自分が興味のない話は全く聞かない
  • 自分の言いたいことだけ言って、他人の話はほとんど聞かない
  • 他人の細かな言い間違いには執拗に指摘するクセに、自分が言い間違いをして指摘されたら逆ギレする
  • 話がやたらと長い
  • 同じ話を何度も繰り返す
  • 「垂井で乗り換えがあって」「サンライズ瀬戸」など普通の人が知らないような専門用語を多用して話す。他人にわかりやすく話す気がない
  • 他人が話を明らかに聞く気がない状況でも、話を一方的に続ける
  • 他人を平気でディスりまくるくせに、自分がディスられたら怒り出す
 
といったコミュニケーション力に難がある、特性がひどい人とも話したことも何度もありますが
「こんなことも知らないんですか?バカですか?」
などの平気で失礼なことを言ってくる人も多い
 
「こいつふざんけんなよマジで。いっぺんぶち殺してやろうかな?こいつらに言ってもわからないので、殴るしかないだろう」
と思ったことも結構ある
 
 
 
そういう嫌な当事者会は行かなければいいが、仕事の場合はこういう人と毎日付き合わないといけないので、スタッフの方は本当にストレスがたまって大変だと思う
 
 
 

給与が高くない

 
 
また、スタッフの方と話していたときに
「ウチは給与が低いんだよ~」
と愚痴っていました。給与が高くない上にストレスフルな仕事をしないといけないというのは大変だと思います
(全国展開している大手事業所の場合は給与は良いという話もある)
 
 
そういう条件が悪い福祉系の仕事には
「条件はともかく、とにかく人の役に立ちたいんだ」
という人は多いけれども、能力が高い人は少ない。だって能力が高い人は福祉系よりも他の業界に転職したほうが収入が増える。
自分が行っていた事業所のスタッフも、他の事務職などから転職してきている人が多かった
 
 
このように就労移行支援事業所のスタッフは良い人が多いが、仕事をする能力が高い人は少ない
だから
「どうしたらもっと企業で稼げる人になれるのか?」
ということに対して、的確なアドバイスをもらえることは少ない
 
 
 
 
 
 

ビジネスマナー講座も大した内容ではない

 
 
 
ビジネスマナー講座」というプログラムもあるが、そういう能力が低いスタッフが授業をしているので、大した内容はない。自分が通っていた事業所のスタッフはいろいろネットとかで調べて頑張ってはいたけど、やはりそんなに社会経験があるわけではないので
「ネットにこう書いてあるし、会社ってこんな感じでしょう」
という指導にどうしてもなってしまうので、大した内容ではない
 
 

ビジネスマナー会社によって大きく異なる

 
 
そもそも、ビジネスマナーといっても業種や職種、会社によって大きく異なる
 
たとえば、近年はコロナウイルスの感染拡大にともない、どの会社でもマスクをつけるように言われている
接客業の場合は白色の不織布マスクで鼻出し厳禁で、わざとじゃなくても鼻を出してた場合は厳しく注意される
けど内勤の場合は、色付きナイロン製で、多少鼻を出していてもそこまで注意されなかった
 
やっぱり接客業の場合は、お客様に不快感を与えないようにするのが大事だし
「あの人は鼻出して接客していた」
というクレームにつながる恐れがあるので、そこらへんは厳しく注意される
 
 
 
このようにビジネスマナーと一言で言っても、業種や職種、会社によって大きく異なる
  • 遅刻、欠席はしないようにする。万が一、遅刻や欠席してしまう場合はすぐに会社に連絡する
などはどこもいっしょだろうけど、職場の雰囲気もそれぞれ違うし、そうなるとマナーも違ってくる
 
 
だから就労移行支援事業所でビジネスマナーを理解したとしても、入社した先の会社のまた別のビジネスマナーや風習などがあるケースも多い
 
 

変にビジネスマナーを覚えたと勘違いしているとトラブルに

 
 
 
むしろ、就労移行支援事業所のビジネスマナー講座を完全に覚えて
「自分はこんだけしっかり覚えたんだから、これでビジネスマナーは完璧だ!」
と思いこんでしまうと
 
入社したあとに
「えっ、以前に勤めていた企業ではこういうマナーはありませんでした。就労移行支援事業所のビジネスマナー講座ではこういう話はなかったです。なんでこんなルールがあるんですか?」
「以前に勤めていた企業ではこういう風にやっていました。就労移行支援事業所のビジネスマナー講座ではこういうにしなさいと指導されてましたが、この職場ではやらなくていいですか?おかしくないですか?」
など、職場のやり方を頭から否定してしまいがちになる
 
「いや・・・・ウチの会社のやり方はこうだから・・・。以前勤めていた企業や就労移行支援事業所ではどうだったか知らないけどさ、ウチで仕事する以上は、ウチのやり方に従ってよ・・・・」
とウザがられて、煙たがれてしまう
 
「前の会社ではこうだったのに・・・・・」
とか言ってくる新入社員は面倒臭いので一番嫌われる
 
 
ビジネスマナー」とは、働く上で必要とされる、仕事を円滑に進めるための礼儀作法である
にもかかわらず、就労移行支援事業所でビジネスマナー講座を学ぶことで、逆に職場でギクシャクしてしまうのは残念なことだ・・・・
 
 
 
 
 

適応力のほうが大事

 
 
仕事を円滑に進めるためにも、就労移行支援事業所のビジネスマナー講座を完璧に覚えるよりも、むしろ
「入社してから半年間は上司への返答は『はい』か『Yes』で答える」
ぐらいの勢いで、早く職場のルールやマナーを覚えて、職場に早く適応することのほうが大事。そういう適応力のほうが大事だと思います
 
 

郷に入っては郷に従え

 
 
入社してからいくら一生懸命に頑張って成果を出していても、会社の価値観に合っていないと評価されないこともある
 
たとえば、製品を作る作業をしていて、頑張ってたくさん製品を作ったとしても、不良品が多かったら
「おいおい、早くたくさん作るのではなくて、ゆっくりでいいからミスなく作業してくれよ」
と注意されて評価されないこともある
 
逆に雑でもいいからたくさん作っていい製品を、ミスがないように時間をかけてゆっくり1つ1つ丁寧に作業していても、それはそれで評価されないこともある
 
自分なりの美学、哲学、ポリシーをもって仕事をするのは良いことではなるが、仕事としてやる以上は、それが会社の利益につながっていないと意味がなく、ただの自己満足で終わってしまう。
 
「この会社はどのようにして利益を上げているのか?」
「この部署はどのようにして会社に貢献しているのか?」
「この会社や部署に貢献するには、自分はどうすればいいのか?」
というメタ認知を持つこと
 
そういうことを考えていくと
「なるほど、もしこういうミスがあったら会社への大きな損失になる恐れがあるから、こういうルールがあるんだな」
「こういうことをやっていると、こういうミスにつながる可能性があるから、こういうことをやると厳しく注意されるんだな」
などのルールやマナーへの理解にもつながる
 
 
「上司の人や周りの人がこう言ってるから」
ではなくて
「こういう理由から、こういうことはやってはいけない」
理由を理解しているかどうかで、大きな差になることもある
 
違う部署のこと、専門的なことなどは、下っ端にはわかろうとしてもわからないことも多いが・・・・、理解しようとすることとそうでないのとでは大きな差になる
 
 
 
 
 

おわりに

 
このように就労移行支援事業所のビジネスマナー講座は、はっきりというと無駄と言える
 
とはいっても、発達障害の特性がひどく、短期離職を繰り返しているような人は、社会人としてのマナーやモラルに根本的に欠けている人も多いので、そういう人には良いかもしれない
 
ただ、就労に悩んでいる発達障害の人といっても、それぞれのスキルはまちまちだ
これまで一般枠での仕事で、特に周りと揉めることがなかった人は、ある程度は社会人としてのマナーができている人なので、就労移行支援事業所のビジネスマナー講座は受ける必要はない
 
 
まあ、発達障害の人は想像力の欠如しているという特性があるので
「自分は問題なくできている。当事者会では周りよりはマシである」
と自分では問題ないと思っていても、実際に職場の周り人から見れば問題が大有りというケースもあるので、一概には言えないが・・・

発達障害の就労移行支援事業所を利用についての注意点5 マニュアル主義

 
 
 

マニュアル主義の利点

 
 
就労移行支援事業所は
「言われた通りにやりなさい」
という指導が基本
だから作業書などのマニュアルがある場合は
マニュアルに書かれた通りにやりなさい。もし違うやり方をする場合は必ず相談するようにして、自分勝手にやらないようにしましょう
と指導される
 
 

言われたことができない人というのは、社会ではいらない

 
 
たしかに発達障害の特性として、衝動性などからちゃんと人の話を聞けない、周りの意見よりも自分の考えをしてしまって、自分勝手な行動をしてしまう人も多いので
「言われた通りにやる」
「マニュアルに書かれた通りにやる。もし違うやり方をする場合は必ず相談するようにして、自分勝手にやらないようにする」
ということができるようになることは、就労する上で大切なこと
 
 
言われたことができない人というのは、社会ではいらないですからね。良い・悪いとか、正しい・正しくない、ではなくて、いらないんで
 
 
 

言われたことがしっかりできる人は評価される

 
 
自分勝手に行動して問題を起こす人は、会社の損失につながる可能性があるので嫌われやすい
一方で言われたことがしっかりできる人
「あの人は言われたことをしっかりできるな」
と思われると、部署の仕事を進めるうえでの計算が立つので評価されやすいので、長期的な就労につながりやすい
 
 
会社で必要な人は(特に障害者枠)、成果を出すがミスや問題を起こすことが多い人ではなくて、ミスや問題を起こすことが少なく、そこそこ仕事ができること
 
 
ミスや問題を起こすのを減らすにはどうすればいいか?というところを考えていくと
「言われた通りにやる」
「マニュアルに書かれた通りにやる。もし違うやり方をする場合は必ず相談するようにして、自分勝手にやらないようにする」
という基本的なことを忠実にやること
 
 
 

何かあったらすぐに報告しよう

 
 
 
あと、ミスしてしまったらすぐに報告すること
早めに報告したら、問題が大きくなる前に上司の人が対応して、なんとかなるケースもある
これをしっかりとできると
「あいつはミスしたらすぐ言ってくれる」
と逆に評価されることもある
 
 
ただ、変にミスを隠して報告しなかった場合、大きな問題になって会社に大きな損害が出ることもある
そうなるとかなり叱責される
「あいつはミスしても言わないから、ちょっと大きな仕事を任せるのは怖いなあ」
と思われる可能性もある
 
こういうことが続くと、会社で大きな問題が起きたが誰のミスかわからないときは
「あいつって前にミスして言わずにいて大きな問題になったことが何回もあったし、どうせ今回もあいつがやったんだろ」
と、常に疑いの目を向けられるようになって、信頼されなくなってしない、居場所がなくなってしまいがちになる
 
 
あと、作業を進めていてわからないことがあった場合は
「うわあ、これはどうすればいいんだろう・・・?どうしよう、どうしよう・・・・・・・・」
と自分の席でずっと思い悩んで、塞ぎ込んでるんじゃなくて
「すいません、これってどうすればいいですか?」
とちゃんと聞きに行くことも大事
 
まあExcelの関数とかネットでググればわかるようなことだったら、なんでも教えてクレクレ君になるんじゃなくて、自分で調べることも大事だ。けど、自分で調べてもわからないことは、すぐに聞きに行くことも大事だ
 
 
 
 

指示待ち人間

 
 
このように就労するためには
「言われた通りにやる」
「マニュアルに書かれた通りにやる。もし違うやり方をする場合は必ず相談するようにして、自分勝手にやらないようにする」
ということを就労移行支援事業所でできるようになれば、長期的な就労もできるようになるだろう
「これまで短期離職を繰り返していたので、就労移行支援事業所に通所して、次はとにかく長く働きたいです」
という人は、まずはこれができることが大事だ
おわり
 
 
と言いたいところだが・・・・
 
だが、シビアな意見を述べさせていただくと、体調面は問題なく、週5日間フルタイムで週40時間以上働くとして
「年収200万、月に16万ぐらいもらえれば十分です」
と思っている人はそれで問題なく、長期的な就労ができる
 
「いやいやいやいや、週5日フルタイムで働いてるんだから、いくら障害者枠といってももう少し欲しいよ。仕事ってお金をもらうために働いているんだから。せめて年収250万は欲しいよ」
という人は、一概には言えないけれども、ちょっとそれだとスペック不足かもしれない
 
 
発達「この作業が終わりました。次は何をすればいいですか?」
上司「何をすればいいですか?じゃなくて、もう少し自分で考えて仕事してよ」
発達「ええっ?でも就労移行支援事業所では、言われた通りにやりましょう。言われた作業が終わったら必ず報告して、次の指示を上司の人に仰ぎましょう。絶対に自分で判断して、自分勝手に動かないようにしましょう、と言われたんですけど」
上司「それ就労移行支援事業所の話でしょ・・・。ウチの会社では、最初はその通りにやってしっかり作業を覚えてもらうことが大事だけど、慣れてきたらもう少し自分で考えてやってくれないと・・・。こっちも忙しいんだからさ・・・・」
 
指示待ち人間と言われてしまうかもしれない
 
 
 
 

考えて仕事をする

 
 
年収200万の場合は、言われたことだけやっていれば問題ないが
年収250万以上の場合は、そこそこ給与をもらってる以上は、障害者枠であっても他の定型の人と同じぐらいの仕事はできないといけない
そうなると言われたことをしっかりやる、ということは当然で、さらに自分で考えてやっていく必要がある
 
 

上司に「1時間で60個作ってくれ」と言われたら?

 
 
 
たとえば、仕事をしているときに
「作業しているところすまないが、至急、これをいまから1時間で60個作ってくれ。頼んだよ」
と上司から仕事を振られたとして、さっそく作成作業に取り掛かったとする
 
慣れている作成作業なので、1分に1個以上のペースでどんどん作ることができ、45分経過時点で60個を作ることができた
 
このときに
  • 上司に依頼された個数を作ることができたので、「60個できました」と言って上司に報告に行く
  • 「1時間作ってくれ」と言われているので、残り15分間、作成作業を続けてから上司に報告する
  • (依頼された60個はすでに作り終わった。作業して疲れたので残り15分はなにかやってるふりして休む、はナシでw)
の2つの選択肢があるが、どちらをするのが正解だろうか?
 
仮に後者の
  • 「1時間作ってくれ」と言われているので、残り15分間、作成作業を続けてから上司に報告する
を選んだとして、結局、1時間で75個作った。その上で上司に報告したらどうなるか?
 
「おお、1時間で60個できればいいかな、と思っていたが、まさか75個も作ってくれるとは。素晴らしい!これからもこの調子で頼むよ!」
と褒めてもらえるかもしれない
 
けれども
「おいおい、60個作ってくれと言ったよね?なんで60個を超えて作るの?必要なのは60個だけなんだから、それ以上は無駄になるじゃないか。あと、それを作るのに使った材料も無駄になってしまう。他にもやってほしいこともあるんだから、60個作った段階で作業をやめて報告に来てくれないとダメだよ」
と注意されるかもしれない
 
 
この前者みたいに上司から評価されれば良いが、後者みたいに上司から注意されるリスクもある
なので、このケースは
  • 上司に依頼された個数を作ることができたので、「60個できました」と言って上司に報告に行く
というのが正解と言える
やはり「言われた通りにやる」「自分勝手な判断はせずに、必ず上司の判断を仰ぐ」という基本に忠実にやることが大事だ
 
 
たしかにリスク回避にそうするのがベターだ
ただ、ここで大事なのは
「上司に1時間で60個作るように言われたので作りました」
と単に字面だけで捉えてやるのではなくて
「なんで上司はこれを60個作るように言ってるんだろう?これをどういうことに使うんだろう?」
というところを考えていくこと
 
「これを100個でも200個でも仕事で要るので上司は1つでも多く欲しい。ただ目標を設ける意味で1時間に60個、という指示を出している」
「上司は60個だけ欲しいので60個という指示を出している」
ということを考えながら作業すると、自然とどっちが正解かわかる
 
 
仮に考えが間違っていて、1つでも多いほうがいいんじゃないか?と思って、1時間75個まで作って報告したときに
「おいおい、60個作ってくれと言ったよね?なんで60個を超えて作るの?」
って言われてしまったときも
 
「いや・・・・・・前回は300個ぐらい作らないといけなかったので、1個でも多く作ったほうが思って作りました」
と根拠を持って話せれば
 
「まあそうなんだけど・・・・・
あれは例外でたまたま300個の発注が急にあったので作らないといけなくなっただけ。いつもは50個とか60個ぐらいしか発注がないから、そのぶんだけ作ればいいよ。余計に作っても在庫として保管するのも、置き場所がないから面倒だし。じゃあ次は頼むよ」
という風に言われて
「ああ、こいつは考えて仕事ができているな・・・」
と逆に評価される
 
 

微差は大差

 
「だらだら言ってるけどさー、でもそんなもん大した差じゃないじゃんw」
と思われたかもしれない
微差は大差
じゃないけど、こういうほんのちょっとした差が年収200万の仕事しかできないのか、年収250万以上の仕事もできるのか、という差になると思う
 
「自分の部署はどういう形で企業の利益になっているのか?自分の仕事はどう会社への貢献になっているのか?」
というメタ認知を持てるかどうかが大事になってくる
 
 
 
 
 

指示待ち人間の発達障害らしい人がクビになった例

 
 
実際、250万の一般枠の仕事で働いていたときに、自分より先に入社していたある先輩がいた。診断を受けていないので断言はできないが、発達障害っぽい傾向がある人だった
 
あるときに、ポンプ室で機器の数値を確認してくるようにと、上司からその人へ指示があった。その人は言われた通りポンプ室の機器の数値を確認した。このとき、機器から水漏れを起こしていたことに気づいていたが、上司に報告しなかった
 
これに対し、上司がその人を咎めると
「えっ?自分はポンプ室の機器の数値を確認するように言われただけです。別に機器から水漏れを起こしていたら言うようには言われていないので報告義務はないでしょ?なんでそんなに言われないといけないんですか?」
と言い返してしまった
 
「いやいや・・・・・ポンプ室の機器の数値を確認するのは、単に数値を確認すればいいのではない。ポンプ室の機器が異常なく動いているかどうかを目視で確認して、念のため数値も確認することで、ポンプ室の機器に異常がないか確認しているんだよ。だから水漏れとかあったらすぐ報告しないとダメじゃないか
君は言われてないからやらなかった、ってよく言うけど、言われてないことでも自分で考えてできないとこの仕事はダメだよ」
と厳しく注意されていた
 
これに対してカッとなったのか
「なんでそんなに厳しく言われないといけないんですか?じゃあ自分はこの仕事に向いてないって言いたいんですか?この仕事を辞めろってことですか?」
と激しい口調で言い返してしまった
 
それに対して上司は
「ああそうだね。君、この仕事は向いてないから辞めたほうがいいかもね。もし辞めるのならば、この退職届に一通り書いてくれ。書き終わったら代わりに部長に提出しておくから、明日からもう来なくていいよ。
はい、お疲れ様。今日はもう帰っていいよ」
という流れになって、正社員だったけどその場で辞めさせられたのを見たことがある
 
 

行間を読む力

 
 
「上司の人がこう言ったから」
「マニュアルにこう書いてあるから」
ではなくて
「なんで上司の人はこういう指示を出してるんだろう?」
「マニュアルにはなんでこう書いてあるんだろう?」
という行間を読む力が大事
 
ところが就労移行支援事業所では
「こう指示したので、こうやってください」
「マニュアルにこう書いてあるので、書かれた通りにしてください」
「言われた通りにだけやってろ」
と言わんばかりの指導をするので、本当に大事な行間を読む力は身につかない
 
 
 
 
 
 

就労移行支援事業所でやったグループワーク

 
 
そういえば、就労移行支援事業所で、封入封緘の流れ作業を5人で行うグループワークがあった
 
1 宛名が印刷された封筒の名前を見て、名簿から探す。名簿にあることを確認できたら、男性なら水色の付箋、女性なら赤色の付箋をつける
2 封筒に案内状、案内図の順番で重ねる。さらに水色の付箋には男性向けの求人一覧、赤色の付箋には女性向けの求人一覧を重ねて、3の人に送る
3 送られてきたものが、封筒、案内状、案内図に加え、水色の付箋には男性向けの求人一覧、赤色の付箋には女性向けの求人一覧を重ねられているのを確認する(上下の向きも)。確認ができたら、当日引換券をそれに重ねて4の人に送る
4 送られてきたものを、封筒の中に入れる
5 送られてきた封筒を糊付けする
 
という内容だった
前のコマに事前に話し合いの時間もあったが、どのように進めればグループワークを問題なく遂行できるだろうか?
 
 
やはりチームでの作業、特に流れ作業の場合は、みんなで力を合わせることが大切
誰かの力が欠けても、グループワークは成功しない。みんなが協力することが大切である
 
ではみんなが力を合わせて協力するにはどうすればいいか?
やはり各々が与えられた役割をしっかりと果たすことだ。1の人は1の作業、2の人は2の作業をしっかりとやることで、みんなが役割をしっかりと果たすことで、チームとして物事を成し遂げられる
 
このように、グループワークというチームとして物事を成し遂げるには、みんなが力を合わせて協力することが大切である。そのためにも、各々が自分の役割をしっかりと果たし、お互いが協力して、チームが団結することで、このミッションは初めて遂行できるのである!おわり
 
 
イイハナシダナー
 
 

誰がどのポジションをやるかを決めることが重要

 
 
それはそうなんだけどね・・・・
グループワークを問題なく遂行する上で、事前の話し合いで決めるべきことは、誰がどのポジションをやるかを決めること
はっきりというと1と2を優秀な人がやればこのグループワークはほぼほぼ成功する
 
 
このグループワークは、繰り返しになるがみんなが力を合わせて協力し、各々が自分の役割をしっかりと果たすことが大事だ
その前提を踏まえた上で語ると、1、2、3は作業が難しいが、4、5は作業が比較的カンタン
 
 
まず1は名簿を早く確認して、付箋を貼っていく必要がある
あと今回の流れ作業は1→2→3→4→5と渡してくので、いくら2、3、4、5の人が優秀でも、1の人が能力不足でパニックになって作業が止まってしまったら、流れ作業が完全に止まって終わる
(この状況だと、2~5の人が1の作業を手伝ってカバーする、ということもできなくはないが・・・)
 
 
2も順番に2つの書類を重ねたあと、男性か女性かで重ねる書類を変えないといけない
あと今回の流れ作業は1→2→3→4→5と渡してくので、いくら1、3、4、5の人が優秀でも、2の人が能力不足でパニックになって作業が止まってしまったら、流れ作業が完全に止まって終わる
(1、3~4の人が2の作業を手伝ってカバーする、ということもできなくはないが・・・)
 
 
3も書類を確認した上で、さらに書類を重ねないといけない
あと今回の流れ作業は(略)
 
 
4は書類を封筒に入れるだけなので、比較的簡単。誰でもできる
 
 
5も封筒に糊付けするだけなので、比較的簡単。誰でもできる
 
 
 
1、2、3の作業が比較的難しいので、このポジションの人は優秀な人が担当しないといけない。4、5の作業は簡単なので、誰がやってもできる
 
特に3の「2の人から送られてきた書類を確認した上で、さらに書類を重ねないといけない」という作業はからこの中だと一番難しい
だが、2の人がミスをしなければ、3は書類を重ねるだけの簡単な作業と化す
よって、1、2の人が優秀なら、ほぼほぼ成功する
 
 
 
 
そこまでわかる、行間を読める人間ならば、あとは体調面さえ問題なければ、もう就労移行支援事業所に来る必要はない
 
 
 

ゲーム的思考を身につけよう

 
 
 
これができるようになるには、単に就労移行支援事業所で勉強するとか、仕事を頑張るだけではできるようにならない
ボードゲームをやるとか、シミュレーションゲームをやるとかのゲーム的思考も必要になると思う
 
 
ゲーム的思考を身につけるのには、とりあえず7ならべかドラエグをやるのがおすすめ(ステマ
 
 
 
 
個人的には、太閤立志伝5が先月にリメイクされた太閤立志伝5 DXをやるのがおすすめ(ステマ
 
 
今ならねこ武将モードもついてくるし

発達障害の就労移行支援事業所を利用についての注意点4 履歴書、職務経歴書は早く書こう

 

 

 

 

 

 

早くに模擬面接を受けよう

 
就労移行支援事業所が決まったら、なるべく早くに模擬面接を受けよう
模擬面接を受けるには履歴書や職務経歴書を書かないといけないので、模擬面接に向けて履歴書や職務経歴書を作成しよう
 
 
「えっ?でも障害者枠で応募する際の履歴書には障害の特性とかも書かないといけないでしょ?だったら、就労移行支援事業所での作業をいろいろやって、自分の特性などが一通りわかったうえで書いたほうがいいんじゃないの?」
と思われただろう
 
たしかに、自分の障害の特性などを言語化できるまで深く理解しないと、履歴書や面接でなかなかしっかりと相手に伝わるように話すことはできない
 
けれども、それでも履歴書と職務経歴書は早く書いたほうがいい
なぜなら履歴書、職務経歴書を1から書いていくより、いったん書いたものを修正するほうがはるかに簡単だから
 
 
履歴書や職務経歴書は就職活動の要になるものなので、毎回書いていく必要がある
特に志望理由、自己PRは企業に合わえて毎回書き直さないといけない
コピペというか、どの企業にも同じ履歴書、職務経歴書を提出していると、選考が通過する可能性が低くなる。時間がないときは仕方ないが
 
ただ学歴、職歴、保有資格などは、どの企業に出す場合も同じである
というか、そもそもこれらを変えていたら学歴詐称、職歴詐称となって、場合によっては会社ではなく刑務所で働くことになってしまうw
 
 
 

志望理由の書き方

 
志望理由、自己PRは出す企業によって変えたほうが良いと思います
 
 
 
たとえば前に工場で勤務していた場合
同じく工場の仕事に転職する場合は
「前職は定型工業で工場勤務をしていました。前職ではおもに金属のプレス加工の作業をやっていましたので、その経験を活かしたいと思い貴社に応募しました」
 
事務職に転職する場合
「前職は定型工業で工場勤務をしていました。前職では金属加工の作業の他に、納品した製品数をExcelの関数での集計も行っていました。またWordを使って日報も書いていました。これらの事務経験を活かしたいと思い貴社に応募しました」
 
接客業に転職する場合
「前職は定型工業で工場勤務をしていました。前職では金属加工の作業を主にやっていましたが、どのように金属を加工すればいいのか?を業者の方からしっかりとヒアリングを行い、その内容を部下に伝えて作業していました。このような対人経験を活かしたいと思い貴社に応募しました」
(自己PRに自分はコミュニケーション力があります!と言うのは地雷なので注意)
 
というように、自分のこれまでの経験を相手によりアピールできるように、志望理由や自己PRは企業によって変えたほうが選考は通りやすい
 
 
本当は業界研究、企業研究もやったほうがいいけど、障害者枠だったらそこまでしなくても良いと思います
新卒採用で超大手企業への応募の場合は、ここまでやらないといけないですが
 
 
 
 
 

なかなか最初から完璧な履歴書や職務経歴書は書けない

 
 
このように履歴書、職務経歴書は提出する企業によって毎回書き直す必要がある
といっても毎回1から書き直すより、前に書いたものを書き直すほうが楽なので、早めに書いたほうがいい
 
学歴、職歴、保有資格は変わらないが
「自分は高校を卒業したのは何年だっけ?2008年か。2008年って平成何年だっけ?」
「自分は定型工業に入社したのは2020年5月だったな。2020年って平成何年だっけ?いや、もう年号が令和になってたんだっけ?」
「自分が自動車の免許を取ったのはいつだっけ?」
というのを毎回調べるのは大変。元になる履歴書を作って、そこから修正したほうが楽
 
 
あと、面接は面接官が履歴書や職務経歴書を読みながら
職務経歴書では定型工業でプレス加工の作業をされておられるそうですが、具体的にはどのような作業をされていたのでしょうか?」
などの質問をしていく形になる
 
だから
「最初は(ネットの転職サイトのコラムなどをいろいろ読んで)履歴書や職務経歴書をこう書いた。けれども、自分の経歴の場合はこう書いたほうが面接官の方にわかってもらいやすいんじゃないか?」
というように、面接を重ねる度に自分なりにブラッシュアップしていくことで、より良い履歴書や職務経歴書になっていく
 
なかなか最初から完璧な履歴書や職務経歴書は書けない。添削してもらいながら、何回もたくさん書いていくうちにだんだん良くなっていくもの
 
 
「履歴書とか職務経歴書とか、企業への応募が決まってから書けばいいでしょwそんなに早くやる必要なんかないよ」
と思う人もいるだろう
 
けど面接直前に焦って履歴書や職務経歴書を書いて
「『御社』じゃなくて、履歴書の場合は『貴社』。あとこの入社日が年号じゃなくて西暦になってる。志望理由が全然志望理由になっていない」
とかスタッフから指摘されてバタバタしてしまいがち
 
そういう状態であわてて準備しても、選考はなかなかうまくいかないことが多い
履歴書や職務経歴書を書いた最初のほうはそうなりがちなので、早めに準備したほうがいい
 
 
 
 
 
 

何のために就労移行支援事業所に来ているのか?

 
 
というよりも、そもそも何のために就労移行支援事業所に来てるんですか?という話だ
遊びに来てるんですか?暇つぶしに来てるんですか?
就労するために来てるんじゃないですか?
 

選考に通らないと就労はできない

 
じゃあ就労するためにはどうしたいいと思いますか?
  • 会社で働き続けるための体力をつける。
  • 軽作業をやったり、PCスキルを身につけて、会社で仕事ができるスキルを身につける
  • グループワークに参加して、コミュニケーション力やチームで作業できる力をつける
 
という、長期的就労に向けていろんな能力を身につけることも大事だ。だが、いくら長期的に就労できる能力があっても、採用選考に通らないと意味がない
意味がない、というのは語弊があるが・・・。一気にやろうとしてパニックになるよりも、焦らずに1つ1つをしっかりとやっていって、1つずつステップを上がっていくことも大事だが・・・
 
 
ただ、いくら長期的に就労できる能力があっても、採用選考に通らないと就労はできない
そのためにも
「じゃあ採用選考を通るにはどうすればいいんだろう?」
ということを考えられるように、早めに準備するのは良いと思う
 
 

早めの準備が就活での勝敗を分ける

 
 
 
早めに履歴書や職務経歴書を書いて、模擬面接の練習をしておくと
MOSの資格を取れれば、面接でもPC操作についてはアピールできるな」
「就労移行支援事業所での軽作業で封入封緘作業をやっていました、と面接でも話せるな」
「就労移行支援事業所での軽作業でも、この細かい作業はどうしてもできなかったので、これに関しては配慮して欲しい、と面接で話せないとな・・・」
と、面接や履歴書、職務経歴書を書くときのイメージがしやすくなる
 
 
このように、就労移行支援事業所で訓練するときも、単に何も考えずにやるのと、面接を見据えてやるのとではだいぶ変わってくる
とはいえ、気持ちだけが焦って身体がついていかずに体調を崩したりしまうのは避けたいので、徐々にやっていくことも大事だ
 
 
けれども何も考えずにやっていると、練習のための練習になってしまったり、就労移行支援事業所では良くても実際の仕事で通用しなくなる可能性もある。そうなると意味がないので、実戦のためにどうしたらいいのか?というところを日々考えて訓練をするのが大事だと思う
 
 
 

中日ドラゴンズ落合監督のキャンプ初日からの紅白戦

 
 
04年に中日ドラゴンズの監督に就任した落合博満は、キャンプ初日に紅白戦を行い、その年にリーグ優勝を果たした
 
 
模擬面接は早めにやったほうがいいと思います
それにともなう履歴書や職務経歴書も早く書いたほうがいいですね

発達障害の就労移行支援事業所を利用についての注意点3 死ぬ気でやろう

 

 

 

 

 

 

 

就労移行支援事業所の1日の流れ

 
自分は就労移行支援事業所についていろいろ調べて、何箇所かの事業所で体験させていただきましたが、だいたい基本的な1日の流れはどこもこんな感じ
 
10:00~10:20 朝礼、準備
10:20~11:00 1限目
11:10~11:50 2限目
12:00~13:00 休憩
13:00~13:40 3限目
13:50~14:30 4限目
14;30~14:45 清掃
14:45~15:00 今日の感想を記入して、スタッフの方と今日の感想を話して帰宅
 
 
昼の休憩が終わって、3限目が始まる前に清掃する事業所があったり、16時までプログラムをやる事業所もあったが、基本的な1日の流れだいたいこんな感じ
 
 

この5時間の通所をどう捉えるか?

 
 
このように5時間の訓練をやっていくことになる
「週20~30時間の仕事につければ充分だ」
と思っている人は、この通所を続けていれば、勤務もしっかりやれるような体力もつけれらるだろう
 
そうではなくて
「毎日8時間勤務のフルタイムの仕事に就きたい」
と思っている人だと、正直言って物足りない
 
けれども、スタッフの方は
「家に帰ったら無理しないでゆっくり休んでください」
と言われることが多い
これを真に受けて
「なんだ5時間だけでいいのかwよっしゃー、訓練は適当にやって、あとは遊びまくるぜw」
と思ってるようでは、たぶん良い就労にはつながらないと思う
 
 
 
「就労に向けてやらなきゃ!頑張らなきゃ!」
と思って、変に張り切って頑張りすぎて、心身ともに疲弊してしまって、入社して就労する前に壊れたらなんにもならない。変に頑張ってしまって、持病とかが悪化してしまい、また闘病生活になってしまっては意味がないので
「無理しないでゆっくり休んでください」
というのは非常に理には適っている
焦らずに、じっくりと就労できる体力をつけることが大事だ
 
このように
「就労移行支援事業所への通所を通じて、就労できる体力をつけていきたい」
という目的で通所している人は良い
 
 
ただ、
「毎日8時間勤務のフルタイムの仕事で条件が良いところで就労したい。そのためにも半年以内で就職したい」
と思っている場合は、もうちょっと頑張らないといけない
というか死ぬ気でやらないといけないと思う
 
とはいえ
「前職では他人とのコミュニケーションがいろいろうまくいかずに退職せざるをえなかった・・・。しっかり他人とのコミュニケーション力をつけたい」
という場合は、焦らずにじっくりとやったほうがいいかもしれない
 
発達障害の人は痛感していると思うけれども、コミュニケーション力を上げることは、そうそう一朝一夕でできるようにはならない。無理せずに、しっかりとできるようになっていくべきだ
 
 
だが
「次はもっと良い条件で就労したい。そのためにも書類選考で足切りされないようにするために、SPIの勉強を進めたい」
「次はもっと良い条件で就労したい。そのためにもMOSの資格を取得したい」
という場合はちょっと頑張ったほうがいい
 
・・・と思ったけど
「2年間しっかり通所して、焦らずにじっくりと就労できる力をつけていきたい」
という場合は、毎日5時間も2年も勉強してれば余裕があるので、家に帰ってからは遊んだりして、ダラダラとやっていても問題はない
2年も時間はあるんだし、別に焦ってやる必要は無い。ゆっくりやればいい
 
 
けれども
「毎日8時間勤務のフルタイムの仕事で条件が良いところで就労したい。そのためにも半年以内で就職したい」
という考えで就労移行支援事業所に通所してる場合は、ダラダラやっていると時間が足りない。ちょっと死ぬ気でやったほうがいいですね
 
 
まずは就労するには、当たり前ですが就労したい企業に応募して、書類選考や面接などの選考を受けないといけない
パッと履歴書を書いて、パッと面接を受けて、パッと内定をもらえればいいが、なかなかそううまくはいかない
特に条件が良い求人は履歴書とか職務経歴書も、書類選考を通りやすくするためにもいろいろ書き直していかないといけないし、面接の練習もやっていかないといけない
 
MOS資格も1ヶ月は勉強しないといけない
SPIも意外と難しいので、1ヶ月以上は勉強しないと、なかなか点が取れるようにはならない
(人による。高校時代に数学を捨ててて、新卒採用のときにSPI対策をしなかった人は、解けるようになるまで時間がかかる
個人的には非言語分野がいくら勉強してもなかなか安定して解けるようにならなかったが、簿記3級を取得してからは一気に理解できるようになったので、解けるようになるのにコツがいると思う)
 
 
 
これらを毎日5時間、というか3時間ぐらい就労移行支援事業所でやって、あとは遊ぶ、という感じだと時間が足りない
ここらへんのことはテキストを書店で買ったら、家でも勉強できるんだから、家に帰ってからも勉強するようにしよう
 
 
 
 

何をしに来ているのか?

 
だいたい就労移行支援事業所に何をしに来てるんですか?
遊びに来てるんですか?
暇だから来てるんですか?
「毎日8時間勤務のフルタイムの仕事で条件が良いところで就労したい」
という理由で来てるんだよね?
じゃあ、やれよ
 
 

生か死か

 
 
個人的には
「もし就労移行支援事業所にも行って、条件の良い仕事で就労できなかったら、人生終わりだな」
という考えでやっていたので
「やるしかない」
という、生きるか死ぬかぐらいの気持ちで危機感を持ってやっていました
 
 
だから
「就労移行支援事業所って言っても10:00~15:00でしょ?それ以外は遊ぼう」
じゃなくて、なるべく家に帰っても勉強するようにしていました
 
 
10:00からスタートなので、通っていた事業所が近所だったので8:00に起きても問題ありませんでしたが、自分は6:00に起きていました。実際に会社への通勤が始まったら6:00に起きないといけないので、早く起きるようにしていました。
 
THE TIMEなどの朝のニュースを見て
 
朝ごはんを食べて、体操して、部屋の掃除をやっても、2時間ぐらい家を出るまで暇になるので、転職サイトを見たり、面接について調べたりしていました。まあ疲れてるときは休みましたが
 
前述の通り、就労移行支援事業所の訓練では休憩の時間も多いが、条件の良い就労を目指す人間には休み時間などない。疲れているとき以外は勉強しよう
 
 
 
 
 

朝礼

 
10:00の朝礼がありますが
「おはようございます。○○株式会社から企業実習の案内が来ましたので、あそこに張り出しておきますのであとで確認してください。
今日は13時から面談の方が来られます。
あと今日は14時からグループワークがあるので、参加される方は中央に集まってください。
以上です、今日もよろしくお願いします。」
といった業務連絡をして、ラジオ体操をやって終わりだ
 
 
別に試合前の円陣を組んだりするわけではない
 
 
やっぱりダイヤのAの青道高校野球部の円陣だな
 
 
スタッフから檄を飛ばされるわけでもない
 
 
 
 
 
部歌、校歌、社歌を歌って士気を上げるわけでもない
 
 
 
 
 
そもそも事業所はこういう厳しい環境でもない
 
 
 
なので、ダラダラしていたら、なかなかモチベーションが上がる機会が少ない。自分自身でモチベーションは上げていかないといけない
そのためには
「なんで自分は就労移行支援事業所に来ているのか?」
という自分の目標、意思を持つことだ
 
 
 

自分の目標、意思を持とう

 
 
就労移行支援事業所は先述したように
「家に帰ったら無理しないでゆっくり休んでください」
という風に言うことが多い
周りも危機感を持ってやっているというよりは、無理せずに体調や障害の特性に考慮しながらやっている人が多い
 
このような環境なので
「今が生きるか死ぬかの瀬戸際だ!やるしかない」
という感じで必死にやっていると、スタッフからも引かれるし、事業所の他の利用者の方に比べても浮いてしまう
 
「スタッフの人もこう言ってるしなあ・・・・・。周りの人もそんなに頑張ってる感じでもないしなあ・・・・・・。自分は場の空気を読めない言動をして、過去に大きな失敗をしたこともあるし、ここはちゃんと空気を読んで、周りに合わせよう」
発達障害による特性から中途半端にしか空気を読めず、なんか空気を読めて気を使った気になってしまって
「他の人も無理してやってる風でもないし、スタッフの人からも無理しないように言われてるし、そんなに頑張ってやらなくてもいいかな。そもそも入社前に無理して心身を壊したら意味ないし。むしろ入社したら毎日仕事で忙しくなっちゃうから、今のうちにゲームやスマホゲーをやろう」
周りに流されがち
 
 
「自分はいったい何をしに就労移行支援事業所に来てるんだろう?」
という自分の目標、意思はしっかりと持ったほうがいい
 
 
就労移行支援事業所で自分の障害特性に合わせて、週2、3日から始める人もいれば、いきなり毎日入って皆勤賞を取る人もいる
どっちが良い、悪い、ではなくて、目指すゴールがそれぞれ違うだけ。
「他の人がこうだから」
ではなくて
「自分は就労移行支援事業所でどうなりたいのか?」
という自分の意思はしっかり持つようにしたい
 
 
就労移行支援事業所に行ったほうが就職に有利な部分はあるけれども、別にいかなければならないわけではない
行きたくないのではあれば、来なければいい
「親が行けと言ったから」
「なんか当事者会で行ったほうがいいみたいなことをみんな言ってたから」
「なんかスタッフの方がこう言ったから」
という、きっかけはそれでもいいんだけれども、行くことを決めたのは自分のはず
自分で決めたことはしっかりやるようにしよう
 
 
「こうすればこうなると思ったんだけど、思ったようにいかなかった・・・どうも頑張れなかった・・・」
と思うようにならないのが人生ですが・・・
ただ、そういう失敗もまた成功のきっかけにつながることもある
 
 
 
 

疲れたら休む

 
頑張ると言っても、そうやって頑張りすぎると心身ともに疲れてくる
疲れてるときにダラダラやっても意味がない
 
特に就労にかかわる、SPIやMOS資格の勉強、履歴書の作成や面接対策などは、集中してやれないと成果が上がってこない。そういう集中できない状態でダラダラやってもまったく成果が上がらない
疲れたときは休むのも大事
 
一回、MOS資格の勉強を徹夜でやったことがあるけれども、その徹夜で勉強したところだけ全く頭に入っていなかった。眠い目をこすって必死に勉強しましたけど無駄でした
むしろ、自律神経が狂ったのか夜に目が覚めるようになって寝れなくなったりして、疲れがたまるようになってしまって、あれだけ頑張ったのに良いことがなかった
「自分が集中できている状態とはどういう状態なのか?それを維持するにはどうすればいいのか?」
というところも考えてやっていく必要がある
 
勉強できる人、というか社会でパフォーマンスを発揮できている人というのは頭が良い、才能がある、というのもあるんだろうけど、
「自分が集中できている状態とはどういう状態なのか?それを維持するにはどうすればいいのか?」
というところがわかっている人なのかもしれないなあ
 
 
 
「心・技・体」という言葉があるけれども、「頑張ろう」と思っても心と体が弱っていたら頑張れない
机にずっと向かっていると、どうしても肩が凝ってきたり、座りっぱなしだと腰が痛くなってくる
ストレッチや体操などをして体のケアをしよう
 
 
勉強をしたり、履歴書を書いたり面接練習などの就職活動といった新しいことをやるのは、発達障害の人には心身をすり減らすこともある。人間っていつもやっていることや、やり慣れていることは問題なくできるけど、新しいことを覚えるのは大きなエネルギーを使う
そうやって
「頑張ろう!早く就労しよう!」
と頑張っていると、メンタルが疲れてくることもあるので、たまにはゲームをやったりして気分転換して、メンタルを回復させることも大事だ
 
 

努力と休養のバランス

 
とはいってもずっと休んでいると、勉強や就職活動が進まない・・・・
 
 
かといって、頑張ると心身が消耗する・・・
下手したら心身に不調が出る・・・・
 
どうしたらいいのだろうか?
 
練習しないと能力が上がらない、かといって練習しすぎるとケガのリスクがある
ニンテンドウ64の頃はケガ率の表示にバグがあるせいで、故障率1%(実質0%)のはずなのによく骨折などの大ケガも発生していた、パワプロのサクセスっぽいw
 
 
 
 

自分の最も頑張れる勉強法を探す

 
「まずは毎日やるべきタスクを決めましょう。それをしっかりやるようにしましょう。このようにしてしっかりスケジューリングするようにしましょう」
「18時まで勉強。それが終わったら休み。というように、勉強をやる時間を決めて、その時間はしっかりやるようにしましょう」
という感じで定型の人だったら規則正しくやるのがベスト
 
 
ただ自分は真面目にコツコツというのは向いていないので、気持ちでやるタイプだったので、とにかく必死にやっていました
 
今年の箱根駅伝を見ていたときに
「その一秒をけずりだせ!」
というスローガンを東洋大学が掲げていたのを見て
これはいいなと思って、勉強時間はその1分を削り出すという気持ちでやっていました
 
1分でも時間があったら1分勉強する。そのうち調子が出てきて10分ぐらいは勉強できる。たかが10分でも、これを6回やったら1時間になる。ただ全然調子が出ないときは無理せずに休む。という感じで猪突猛進な感じでやっていました。良いか悪いかは微妙なところだけど、自分の特性とかを鑑みたときにこのやり方が一番集中できている、力を発揮できていると思った
 
 
 
 
 

頑張ったことは無駄にはならない

 

まあ頑張ってもうまくいかないこともある
採用というのは社会の景気や経済の動向の影響を大きく受けやすい
昨今はコロナウイルス感染拡大にともなう緊急事態宣言の発令や、ロシアのウクライナ侵攻などの情勢の変化によって、業績が悪化して障害者枠の採用を取りやめる企業も増えてしまうかもしれない
 
2020年はコロナウイルス感染拡大で、甲子園やインターハイが中止になったりして大変だったなあ・・・
 
ただ、結果が出なくても頑張ったことは無駄にはならない
「ガチれば自分はこれに関してはどれくらい頑張れるのか?」
ということもわかるし、それが自分の特性への自己理解などにつながる
 
 
就労移行支援事業所で必死にやろう、死ぬ気でやろう。という気持ちでやっていたので
「じゃあどうやったら自分は頑張れるのか?」
というところをいろいろ悩みながら、試行錯誤しながらやれて、ある程度は自分のスタイルが決めることができた
その勢いで就職活動も頑張れたので、自分の中では良かったと思っています

発達障害の就労移行支援事業所を利用についての注意点2 就労移行支援事業所もピンキリ

 

 

 

 

 

自分にあった就労移行支援事業所を選ぼう

 
就労移行支援事業所、と一言で言ってもいろんな事業所があるので、自分に合った事業所を選ぶことが大切
 
 
 

就労移行支援事業所もピンキリ

 
 
そもそも就労移行支援事業所という制度ができたのが2006年。就労移行支援事業所が誕生してから16年しか経っていない
だから組織としてまだまだ未成熟だったり、充分なサービスを行えていない事業所もあるようだ
また、事業所で行っているプログラムもそれぞれで違っているので、自分に合う合わないということもあるので、自分に合った事業所を探すことが大事
 
 
(前に就労移行支援事業所についてかなり批判していたTwitterアカウントがあったけど見つからなかったなあ・・・圧力がかかって消されたか?)
 
 
 
 
サービスが就労移行支援事業所が多少違うので、自分に合った就労移行支援事業所を考えて行くことが大事
 
 
 
 

自己分析が必要

 
就労移行支援事業所どうこうと言うより
そもそもなんで前職をなぜ辞めることになってしまったのか?
前職を続けるには何が足りなかったのか?
何が向いていなかったのか?じゃあ何が向いているのか?何の仕事ならできそうなのか?
 
というところを自己分析をまずしていくこと
 
 
 
いろいろ自己分析ツールとかあるけど、まずはマインドマップでとにかく書き殴るのがおすすめ
 
 
そうやっていろいろ考えた上で
「じゃあどうしたら次は長く働けるのか?」
ということを考える
 
「人にいろいろ聞くのが苦手で、ミスしたときに言い出せなかったことが大ごとになってしまい、会社で居場所がなくなってしまった・・・。ちゃんとなんでも人に言えるようになりたい」
 
 
 
「PC操作になかなか慣れずに、仕事についていけずにしんどくなってしまった。PCをしっかり使えるようになりたい」
「感情のコントロールができずに、うまくいかなかったときに周りに当たり散らしてしまったこともあった。感情のコントロールをできるようになりたい」
 
 
などなど、人によってそれぞれ違うだろうけど、このようにして自分の課題を明確にしておくことだ
そうすることによって
「自分はこれが課題だから、これが解決できそうな就労移行支援事業所に行こう」
という、就労移行支援事業所を探す上での自分の中での軸ができる
 
 
 
ある転職セミナーに参加したときに
転職活動をする上で一番大事なことは、まずは自分の転職軸をはっきりさせることだ
という話をしていました
 
就労移行支援事業所を選ぶ上でも
「自分はこれが課題だから、これが解決できそうな就労移行支援事業所に行こう」
という自分の軸をはっきりさせることが大事だと思う
 
 
「とりあえず就労移行支援事業所に行けばなんとかなるだろう」
という考え方じゃなくて、こういう自分の軸を持って選ぶことが大切。そうやって自分で考えて決めたことは後悔もないし、意欲的に取り組める
 
 
 
 

他責にしない

 
「うるさい!悪いのは発達障害への理解が足りない会社と日本社会なんだ!自分は悪くないんだ!」
という社会批判ばかりして自己正当化している人もいる
 
 
 
まあ人間、メンタルが弱っているときもあるので、休むときは休んで、辛いときは辛いと言うことも大事だ
ただ、いくらTwitterや当事者会で、社会批判をしても憂さ晴らしにはなっても、あなたの課題の根本的な解決にはならない
 
 
 
そもそも
「自分は発達障害なんでしょうがないんです。」
と言えば、何をしても、何を言ってもいいことにはならない
 
 
 
 
人間はいつも頑張れるわけじゃないから、愚痴を吐いたり、馬鹿騒ぎして憂さ晴らしするのは良いと思う
 
けれども、そうやっているうちに
「ああ、別に自分は悪くないんだ。悪いのは発達障害への理解や配慮が足りない会社や日本社会なんだ」
と満足してしまうとあんまり良くない。そうやって他責にして逃げるのは精神衛生上は良いけど、結局は課題をうやむやにして逃げてるだけ。根本的な課題の解決にはなっていない。課題を先送りにして先送りにしているだけ。そういうことをやってるから人生がうまくいかずに下(当事者会)にいるんじゃないですか?
まあ1つの失敗を気にしすぎるのも良くないですが
 
 
 
まあ自分と向き合う、というのは大変なことではある
 
 
 
1度きりの人生なんで、自分の課題に向き合わずに先延ばしにし、ひたすら社会批判など他者を否定することで自分を肯定しようが、何をして生きようと自由です。けれども、そうやって罪や業ばかり重ねる人生を生きていると、しっかりと生きれない。しっかりと生きれないということはしっかりと死ねない、ということにもなる
 
 
 
・・・・・・おっと、当事者会への愚痴が過ぎたか
 
 
 
まあそもそも、発達障害の人は想像力の欠如という特性もあり
「なぜうまくいかないのか?」
と考える力が低いケースも多いというのもあるが
いろいろなことを感じて、いろいろな角度から物事を考えられるようになる必要もある
その点、作業の様子を見て、スタッフの方からフィードバックがもらえるという点では、就労移行支援事業所に通うのは良いかもしれない
 
 
 
 
 
 

どの就労移行支援事業所が良いか自分で決めること

 
このように
「なんか就労移行支援事業所に行ったほうがいいらしいから」
「なんか当事者会で就労移行支援事業所が良いみたいに言ってたし」
とか他人からの情報を鵜呑みにして決めるのではなくて
 
「なんで前職を辞めることになったんだろう?何が足りなかったんだろう?どういう特性によるものなんだろう?」
というところを自己分析、自己理解して
「じゃあどうすればいいんだろう?そもそも就労移行支援事業所に行く必要があるんだろうか?」
というところも考えながら、行くかどうか、行くにしてもどの就労移行支援事業所にするかしっかり決めていく必要がある
 
自分の人生なんだから、自分で考えて自分で決められるようにしよう
 
 
 

自分の就労移行支援事業所の決め方

 
 
自分の場合は、次の就労の前にPCの勉強してMOS資格(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)を取得しようと思っていた。
近所の2箇所の就労移行支援事業所と面談、体験をした。1箇所のほうが全国規模で展開しており訓練プログラムもしっかりしていて、設備も良く、昼ごはんの弁当もおいしかった。だが、通所中に貸与してくれるノートPCのメモリが4ギガぐらいしかなくて、動きがもっさりしていた
 
もう1箇所の就労移行支援事業所は弁当は出るがあまりおいしくはないが、通所中に貸与してくれるノートPCの性能がまずまず良かった。
 
 
全体的に見たら、全国規模で展開しておりプログラムもしっかりしていて、設備も良い前者の事業所のほうが良かった。けど、自分はPCの勉強してMOS資格を取りたかったので、PCの性能が良かった後者の事業所に通所した。MOS資格取得に向けての訓練プログラムもありましたし。
 
あと、事業所の昼の弁当がおいしくなかったのも良かった。
そりゃあ、昼ごはんはおいしいほうが良いに決まっている。勤務先ならば、昼においしいものを食べて、また午後から頑張ろう、というのはモチベーションの向上にもつながる
けれども、就労移行支援事業所に通所している期間というのは、まだ就労していない、就労に向けて頑張らないといけない時期だ。
「あ~、今日も昼ごはんがおいしかった~。満足だ~」
と現状に満足してはいけない時期だと思う
 
「昼ごはんはそんなにおいしくなかったな・・・・。お金を稼いで、おいしいご飯を食べられるように頑張らないとな」
とハングリー精神を持って、気合を入れ直して頑張ろう!と思えるので、個人的にはこっちのほうが良かった