にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の就労移行支援事業所を利用についての注意点8 利用者は金づるである

 

 

 

 

 
 
 

就労移行支援事業所とは営利企業である

 
 
就労移行支援事業所とは福祉団体ではあるが営利企業である
 
就労移行支援事業所は利用者から利用代金をほとんど取らない代わりに、地方自治体から福祉サービスを請け負う代わりに補助金を得て利益を得ている
 
はっきりと言うと、就労移行支援事業所は発達障害の人のためにサービスを提供しているのではない。発達障害の人にサービスを提供するとお金がもらえるからやっているのだ
 
ただ就労移行支援事業所なら誰でも地方自治体からお金がもらえるわけではなく、厚生労働省が定める基準によって、支払われる報酬が決まる
 
近年の改定で、就職したあとに半年以上継続して働き続けられているかどうか?という職場定着率への比重が大きくなっているらしい
 
これによると、1単位でだいたい11円ぐらいらしい
 
 
 
 
 

就労移行支援事業所の利益を増やすには?

 
 
これらの資料などを見ていくと、地方自治体から多く補助金をもらって利益を出すには
「就労移行支援計画をちゃんと立てて提出する」
「ちゃんと利用者の方が訓練を行えるような環境を整える」
といった、厚生労働省で決められてることをちゃんとやって減点されないようにすること
 
 
次に利用者を集めること
利用者が利用を開始すると1人あたり1ヶ月で約20万円支給される
 
自分は前職で年収350万ぐらいもらっていたため(残業が多すぎたけどね・・・・)市町村から所得税を課されていたから、就労移行支援事業所の利用料として毎月9300円を払っていたが、そのときの明細にそういう感じで書かれていた
 
 
そして、その利用者に来てもらうこと
不確定情報だけれども、利用者が実際に事業所に来ると1人1万円もらえるらしい
ただ、週5日までという制限はあるので、毎日来させることは不可能
 
また、就職後の半年後の職場定着率が高いこと
職場定着率が高ければ高いほど、多く補助金が出る
 
以上の条件を満たしていくことが、就労移行支援事業所の利益を上げる上で大事なこと
 
 
 
 
 
 

就労移行支援事業所の利益をより増やすにはどうすればいいか?

 
 
これらの条件をうまく利用して、違法なことをせずに厚生労働省からのルールを遵守しながら、就労移行支援事業所の利益を増やしていくにはどうすればいいのだろうか?
 
 
 
 
 
 
ここからは一利用者ではなく、就労移行支援事業所のスタッフの目線でしばらく語る
 
 

利用者を増やすこと

 
就労移行支援事業所の利益を増やすには、まずは利用者を増やすこと
とにかく利用者がいないと何も始まらないので、ホームページ、TwitterYou Tube、市町村での広報などを通じてとにかく告知して、利用者を増やす
また、就労継続支援A型の事業所と提携して、企業への就労を目指したい人を移籍させて囲い込んでいるところもある
 
「おお、この就労移行支援事業所がなかなか良さそうだな。ちょっと話を聞いてみようかな」
と思った人がいた場合、まず事業所に電話をかけてくることも多いので、そこで軽くヒアリングを行い、とりあえず面談しに来てもらう
 
 

面談、体験では全肯定する

 
そうやって面談しにきた人には、とりあえず全集中、じゃなくて全肯定する
 
 
 
就労でうまくいかずに悩んでいる人というのは、メンタル的にも弱っている人が多いので、そういう人に優しい言葉をかけると
「自分なんて何やってもダメだから、生きてる価値もないと思っていたけど、こうやって認めてくれる人もいるんだ!」
と好意を持って信頼してもらいやすい
 
そう思ってもらったところで
「ウチに通所すれば、就労できるようになりますよ!過去にも同じことで悩んでいた人も、ここに通って成長して、入社して今でも楽しく働いています。あなたも同じようになれます!」
と説明して、とりあえず体験に来てもらうように仕向ける
 
 
次に2、3日ほど体験として、事業所で実際に作業してもらう
ここでも基本的に褒めて、全肯定するようにする
「前の職場では怒られてばっかりでメンタルが辛くなってしまったけれども、ここはスタッフも優しいし楽しくやれそうだ!」
と思って通所してくれるようにするのが狙い
 
体験期間の最後の面談で
「通所する場合は電話で連絡してください。スタッフが市役所まで同行して通所への手続きをします。もし、違う事業所に通所するなどで、こちらに通所しない場合でも電話で連絡してください」
と言って、断りにくい流れに持っていく事業所もある
 
本当はすぐに入所させたいんだろうが、
「就労移行支援事業所に無理やり通所させられた」
と言われないためにも、面談→体験を経て、利用者が自ら通所を申し出た、という形にしないと行政から指導が入ったりするらしい
 
 
 
 

最初は無理はさせない、月一の面談では全肯定

 
晴れて通所が決まったら
「最初は無理しないで、通えるときだけ通ってください。午前中だけ、午後からだけでも良いので、体調に気をつけて無理はしないようにしてください」
と言葉をかけて、しばらくは無理はさせない
 
前職を辞めた直後というのは、やはり心身ともに疲弊していることが多い。無理に通所して、体調などを崩されてずっと休むことになったら困る。なので無理はさせないようにする
 
 
月に1回、会議室でスタッフと利用者とでの一対一での面談があるが、ひたすら聞き役に徹して、
「発達太郎さんは軽作業もちゃんとできているので、この調子で続けていけばきっと就労もできると思います」
褒めて全肯定して、気分良く通所を続けさせてもらう
 
前職を退職した直後の2、3ヶ月は
「どうせ自分なんか就労なんかできねえよ・・・・」
と自信を失っていることが多いので、簡単な作業をやらせて成功体験を積ませて、自己肯定感を取り戻させることが先決。
 
 
逆にこの時点で否定的なことを少しでも言ってしまうと
「就労移行支援事業所おもんねーわ」
と早く辞めてしまう恐れがあるので、とりあえず褒めて全肯定する
 
 
 
 

なるべく毎日通所させる

 
2、3ヶ月ほど経って、前職を辞めたショックもやわらいできていて、事業所にも慣れてきたら、今度はなるべく毎日通所させるようにする
 
「事業所にはなるべく毎日来るようにしましょう。企業の方と話す機会も多いですが、企業の方は仕事ができるかどうかよりも、毎日会社に来れるかどうかを一番気にしておられています。だから、なるべく毎日事業所に来るようにしましょう。午前中だけ、午後からでも良いので、事業所にはなるべく毎日来るようにしましょう」
とか言って、毎日来るように仕向ける
そうやって通所する利用者が増えれば、事業所の利益を増やすことができる
 
 
皆勤を達成した利用者を朝礼で表彰して褒め称えたりして
「無理は良くないけど、皆勤するってすごくいいことなんだなー」
と利用者の頭に刷り込んでいくことが大事だ
就労移行支援事業所によっては、皆勤を達成した利用者に2000円のクオカードを配っているところもある
 
 
 
 
 

短所をあげつらって、長く通所するようにする

 
そもそも就労移行支援事業所は、利用者が長期的な就労ができるようにサポートしていくことを目的としている。もし利用者が就職できれば大変喜ばしいことだし、
「わが就労移行支援事業所から就職者数」
にもカウントできる
その上、就職してから半年後まで就職を継続できれば
「わが就労移行支援事業所の職場定着率」
としてカウントでき、補助金もプラスされる
 
 
だが、就職活動をして内定をもらって入社してしまうと、当然ながら就労移行支援事業所は辞める、卒業することになる
 
 
 
利用者が就職できれば大変喜ばしいことではあるが、入社したあとはその利用者分の収入は入ってこなくなり、事業所の利益は減ってしまう・・・・
 
このように利用者が2、3ヶ月という短い期間で自己肯定感を取り戻して、そのまますぐに就職されても、それはそれで困る・・・・
 
 
では、利用者が2、3ヶ月ぐらいですぐに就職しないようにするにはどうすればいいのか?
それは利用者の欠点をあげつらうことだ
 
 
「発達太郎くんは、1つの作業に集中してしまうと、他のことができなくなってしまう特性がある。これだと、希望の事務職に入社できたとしても、作業をやりながら電話対応をする、といったことができずに困ってしまい、もしかしたら早く辞めることになるかもしれないよ。1つの作業をやりながらも、他の作業もできるようになってから就職したほうがいいと思うよ。
あと、事業所で作業するだけではなくて、もっと企業の実習にも参加してフィードバックをもらったほうがいいよ。事業所で作業するのと、実際の企業で作業するのとでは全然違うから、そこでしっかり慣れてから就職したほうがいいよ」
 
などと言って、利用者の欠点をあげつらって不安にさせる
 
「うーん、スタッフの言う通り、このまま就職しても仕事についていけずに早くに辞めることになるかもしれないな・・・・・。もっといろいろできるようになってから就職しよう・・・」
という考えにさせて、なるべく長く事業所に居させ続けるように仕向けていく。就労移行支援事業所を利用できる最長期間は2年間なので、あれやこれやと短所をあげつらって不安にさせて、2年間ずっと通所させたうえで就職ができるのが理想
 
 
就労移行支援事業所に来るような人なんざ、就労がなかなかうまくいかない社会不適合者なんだから、欠点をあげつらうのは容易い。さらにそういう短所というのは障害の特性からくるものなので、努力したところでなかなか良くなるものでもない
「うーん、まだまだできるようにならないね・・・。けどちょっとずつ良くはなってきているので、この調子で頑張ろう!」
と声掛けさえやっておけば、就職までの時間稼ぎができる
 
 
ただ、あまりに欠点をあげつらって厳しく言い過ぎると
「自分なんか何やってもダメだ・・・・就労移行支援事業所に行くのも辞めよう」
と考えてしまったり、精神的に病んでしまって事業所に来れなくなってしまっても、収入が入ってこなくなるので困る
貶したあとはしっかりと褒めるなどして、鞭と飴をしっかりと使い分けていくことが大事だ
 
 
2016年の大河ドラマ真田丸」の最終回では、真田信之大泉洋)が
「領地をしっかりと治めるにはどうすればいいでしょうか?」
と聞かれたことに対して、徳川家康の家臣の本多正信近藤正臣)が
「百姓を生かさず殺さずにおくことだ」
と答えるシーンでドラマを締めくくられていた
 
このように就労移行支援事業所においても、利用者は金づるとして生かさず殺さず、いい塩梅にすることが大事だ
 
 
 
 

年収が低い仕事への入社を勧める

 
そうやって生かさず殺さずでいい塩梅で就労移行支援事業所に通所させ続けても、いずれは就職させなければならない。とはいっても就労移行支援事業所は就職斡旋する場所ではないので、利用者の判断で企業に応募していくことになる
 
だが、このときになるべく年収が低い、そんなに仕事が難しくない就労先を勧めること
 
なぜなら、就職したあとの半年後までは仕事を続けてくれないと、職場定着率としてカウントされないから
 
一概には言えないが、年収や月収が高いほど、求められる業務量は増えてしまう発達障害の人の場合は、新しい環境で多くの業務量を課されると対応できずに、体調を崩して早期退職するリスクが高くなってしまう。そうなってしまうと、職場定着率が逆にマイナスでカウントされてしまう
 
そうならないためにも、求められる業務量が少ない傾向がある年収や月収が低い仕事を勧めたほうが、長期的に継続して勤務できる可能性が高くなるので、そっちのほうを勧めよう
 
特に大手企業の特例子会社への入社を勧めたい。障害者雇用専用の会社とあって障害者対応専用のスタッフも多くいて配慮も手厚い。業務も細分化されていて、障害の特性に合わせて業務が割り振られるので、業務の負担も少ない。大手企業だけあって福利厚生も充実していて、仕事しやすい環境も整っていることが多い。配慮へのコストから年収や月収は安くなりがちだが、このように障害者が働きやすい環境が揃っているので、職場定着率としてカウントされる率が高い。利用者がどの会社に応募するか迷っていたら、このような大手企業の特例子会社をガンガン推すようにしよう
 
 
 
就労移行支援事業所のホームページをよく読めばわかるが、あくまで職場定着率としか書いていない
大学受験の予備校じゃないんだから、別に無理して年収が高い大手企業などを狙わせる必要はない
 
転職エージェントの場合は、自分が斡旋した仕事に利用者が入社して1年以上勤務すれば、その利用者の収入の10分の1が企業にも支払われるシステムだから、なるべく年収が高い仕事に応募させる旨味がある
 
だが就労移行支援事業所にとっては、先述したように年収や月収が高いほど、求められる業務量は増えてしまい、職場定着率が逆にマイナスでカウントされてしまうリスクでしかない。年収や月収が安いが簡単な仕事、特に特例子会社に行くように勧めよう
 
 
 
 
 
 

就労移行支援事業所の養分になるのも意外と悪くはない?

 
以上が、就労移行支援事業所のスタッフ目線の考えだ
 
障害者を利用するだけ利用して、国民の血税を貪る拝金主義者どもを許すな!国民の血税で食らう飯はうまいか?地獄に堕ちな、go to hell. お前らの血は何色だ?
このように就労移行支援事業所のあぶく銭のために利用されるだけ利用されないように、強い自我を持って徹底抗戦しよう!
 
 
 
 
 
 
・・・・・・・と言いたいところだが、スタッフの言いなりになるのも悪くはない
 
皆勤賞を取れるようになれば、入社後も毎日会社に勤務し続けられる体力が身につく
 
発達障害による特性も人によっては
  • 単調な作業をやりつづけられる高い集中力がある
  • 細かいところも気にしてこだわりを持って完璧な作業ができる
  • 周りの意見ばかり気にするのではなく、自分の感性だけで意見することができる
などの長所になりえる特性を持っている人もいるが、あまりにも短所の部分が大きすぎて、なかなか社会で長所の部分を活かせずにいる人もいる
 
そういう人は、短所をある程度克服できれば、長所を活かせるようになれることもある
あと、大きな苦手がなくて、どの作業もある程度ソツなくこなせる人のほうが、長期就労はしやすい傾向はある
 
就労移行支援事業所に来ているということは、短期離職を繰り返しているなど就労がうまくいっていないケースが多い。そういう人が年収が良い大手企業に入っても、業務量についていけずに、また短期離職をするのがオチ。それよりは無理せずに長く働ける企業で長期的に就労したほうが、社会人としていろいろな経験を積めるので良い
どうしてももっと年収の良い企業で働きたい場合でも、まずは特例子会社などの負担の少ない企業で3、4年ほど働いて、実績を作ってからのほうがその人にとっては良い。急がば回れ
 
 
このように就労移行支援事業所のスタッフの言いなりになっていれば、そこそこのスキルや体力が身につき、そこそこの企業に就労できる。就労移行支援事業所にも利益になる。このようにWin-Winの関係になれる
 
・・・まあ人によりけりだ・・・
 
 
 
 
 

就労移行支援事業所への対策

 

苦手を指摘され続けると自己肯定感がなくなる恐れ

 
就労移行支援事業所に通っていようと、どこの企業に応募しようと自由だ
ゴチャゴチャ言ってきても無視すればいい
 
ただ、短所をあげつらってくるのは割としんどい
欠点ばかり指摘されて、自己肯定感がゴリゴリと削られる恐れもある
 
実際、1年以上通所してる割とまともな利用者の人といろいろ話していたこともあったが、割とできる人にもかかわず
「いやー・・・・・、自分はダメなんで・・・・」
といった感じで妙に自信がない人が多い印象があった
 
定型の人でもどうしても苦手なことというのは、たくさん練習してもなかなかできるようにならない。苦手をずっとやるというのはしんどく、自信を失ってしまいがちだ
 

短所を補うより長所を活かすべき

 
そもそも仕事というのは、長所や得意なことを活かせるようなものを選ぶべき。そのためにも就労移行支援事業所では苦手なことができるようにするよりは、得意なことを伸ばしていったほうが良いケースもある
 
得意なことで企業に貢献できたほうが
「あの人は障害のせいか、細かい作業はミスが多くて全然ダメだね・・・・。けどあの作業はできるからすごく助かるよね」
という形で、ダメなことも見逃されるケースもある
 
発達障害でもあまり生きづらさを感じていなくて、むしろ楽しく生きている人というのは、自分の長所が生きて、短所があまり目立たないような仕事を選んで、キャラ立ちさせてうまく立ち回ってる人が多い印象。だから長所を伸ばすようにしたほうが発達障害の人は生きやすくなる気はする
まあそうやって自分の長所と短所を把握するためにも、就労移行支援事業所でいろんな作業をして把握するというのはアリといえばアリだが
 
よって就労移行支援事業所ではなるべく長所を伸ばしていったほうが良い
 
 

スタッフには短所を矯正するように言われれることへの対策

 
とはいっても、発達障害の人より就労移行支援事業所のスタッフのほうが弁が立つことが多いので
「もっと短所を克服するより、長所を伸ばすプログラムをやりたいです」
と主張しても
「これまでできないことができるようになったほうが、もっと仕事ができるようになるよ」
「あなたの○○ができない、というのは企業で仕事するうえでは致命的だから、これができるようにならないと長期的な就労はできないよ」
とか、いろいろ論理で言いくるめてくるので、論破はできないことが多い
前述したように就労移行支援事業所のスタッフは自分が誤っていても謝れない人も多いですし
 
 
ではどうすればいいのか?
対策としては
の4つが有効だ
 
 
休む
 
まずは「休む」
「もっと短所を克服できるようにしよう」
とかゴチャゴチャ言ってきたら
「スタッフさんの言う通り、短所克服のために作業してきましたが、いろいろしんどくなってきました。精神科の先生にも無理をしないように言われていますし、ちょっと明日は事業所を休みます」
バンバン休む
 
事業所を休むと
  • 皆勤賞が取れなくなる
  • 休んだ分、就労移行支援事業所で就労に向けての作業ができない
  • 入社して就労したら、そう簡単に休めなくなる。だから今のうちに毎日通えるように体を慣らしたほうがいい
というデメリットはなくはないが、正直言ってそんなにデメリットはない
 
むしろ、就労移行支援事業所のほうが、利用者通所の補助金がもらえなくなって困る
だからスタッフがゴチャゴチャ言ってきたらバンバン休むと、スタッフのほうが困るので牽制になる
 
これをやっていると、スタッフから
「1日ずっと参加するのが難しいならば、午前中だけか、午後からでも来るようにしましょう」
「作業するのが難しいなら、せめてスタッフとお話だけでもしに事業所に来るようにしましょう」
とか言ってくるだろうが(ちょっとでも事業所に来れば、利用者が通所したことになるため)
「いやー、短所克服しろって言われるのが本当に辛いので、1日しっかり休みたいです」
無視して休むようにしよう
 
そうやって休みまくっていれば
「こっちが短所克服について言うと休んじゃうから、利用者通所が減って困るから、あんまり言わないようにしよう。休みが続いて事業所を辞められたら大変だしなあ」
とスタッフも考えて、そのうち言ってこなくなるはず
 
 
 
 
辞める、転所することを示唆する
 
それでもゴチャゴチャ言ってくるなら
「短所克服しろって言われるのが本当に辛いです・・・正直、就労移行支援事業所を辞めることも考えています
というものあり
 
利用者が減ったら利益が大きく減ることになり、この大きな減収は下手すればスタッフの責任問題にもなりかねないので、さすがにもう言ってこなくなるはず
 
「今は○○という就労移行支援事業所に通っていますが、なんかちょっと自分には合っていないようなので、そちらの就労移行支援事業所で一度話を聞きたいです」
他の就労移行支援事業所に連絡して面談してみるのもいい
所詮、就労移行支援事業所の利用者は取り合いなので、利用者を引き抜けると思って喜んですぐに面談できるはずだ
 
そうやって他の就労移行支援事業所と面談したあとで
「短所克服しろって言われるのが本当に辛いです・・・正直、就労移行支援事業所を移ることも考えています。こないだに別の就労移行支援事業所の人と面談しました」
という話をすれば、スタッフの態度もガラッと変わるはず。本当に他の就労移行支援事業所に移られたら利益も減るし、面子も丸つぶれになるので、スタッフの顔色が変わるはず
 
 
 
 
面談のときはボイスレコーダーで録音する
 
 
「発達太郎くんの様子を見ていたところ、こういう短所がある」
という話は、月に1回ある面談のときに言われることが多い
「自分はそんなに記憶力が良い方がではないですし、またスタッフの方と面談できる貴重な機会ですので、あとでまた聞き返したいと思いので録音してもいいですか?」
と面談の内容もスマホボイスレコーダーで録音するのも有効
さすがに録音されれば、なかなか短所をあげつらうのもしづらくなる
 
 
 
 
 
市役所の障害福祉課にチクる
 
「こんなこともできないんじゃ社会では全然やっていけないよ」
など、あまりにもひどい言い方をされた場合は
「その言い方はひどくないですか?市役所の障害福祉課に言いますよ?」
市役所の障害福祉課にチクるのも有効
 
就労移行支援事業所の補助金の認定を行っているのは、市役所の障害福祉課が管轄していることが多い。障害福祉課にチクれば、場合によっては行政指導が入ったり、下手すれば問題ある就労移行支援事業所と見なされて、補助金の認定が厳しくなる可能性もあるので、スタッフはとても困る
 
 
 
 
 
 

そこまでやるぐらいなら、就労移行支援事業所を辞めたほうがいい

 
・・・・・・と、いろいろと対策を考えてみたけれども、そこまでやるぐらいだったら、さっさと就労移行支援事業所を辞めたほうがいい
 
そもそもなんで就労移行支援事業所に通っているんですか?長期的な就労を目指すために訓練を受けるために行ってるはず
あくまで目標は、長期就労を実現すること面接などの選考を通過して入社することである。別にスタッフをやっつけることではない
 
スタッフをやっつけることに余計なエネルギーを使うぐらいだったら、長期就労に向けてのスキル獲得に使いたい。就労移行支援事業所に通うことでその長期就労につながると思えば通所すればいいし、そうでないと思ったならさっさと辞めたほうがいい。あくまでも長期就労を実現するための手段でしかない
 
発達障害の人、というか定型の人でもあるけど、手段と目的が入れ替わってはならない
 
 
 
 
 
 
 
 

余談

 
これを言っていいのかわからないが・・・・
発達界隈のある人が、とある有名就労移行支援事業所のアドバイザーに就任したけれども、いろいろと揉めて喧嘩別れした、という話があったが・・・・
その人や、その就労移行支援事業所について全く知らないので、実際のところは全然わからない
 
けど個人的に推測するに、その発達界隈の人は字面で判断して発達障害についてのアドバイザーをやっていたけれども、就労移行支援事業所は利益に貢献して欲しい、というところでの齟齬があったんじゃないかと思う
 
就労移行支援事業所の利益に貢献、と言っても
  • 利用者を増やす。興味を持って面談や体験に来てくれる人を増やす
  • 週3日、週4日しか来ていない人を、週4日、週5日など多く通所させる
  • なるべく長く期間にわたって訓練させてから就労させる
  • 就職してから、半年以上は継続して就労させる
 
ということだろうけど・・・・
だが下3つはアドバイザーがやるのは難しい・・・。なので就労移行支援事業所を広報して利用者を増やしてほしかったんじゃないかな
「これを読んでいる就労に悩む発達障害の人たち!就労移行支援事業所はいいもんだぞ!就労移行支援事業所は楽しいぞ!」
とか言って、インフルエンサーを活かして就労移行支援事業所の広告塔をやって欲しかったんじゃないかと思う