にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の就労移行支援事業所を利用についての注意点1 都会でないと意味がない

 

 

 

 

 

 

障害者枠の求人が少ない地域だとなかなか就労できない可能性もある

 
 
就労移行支援事業所に通って就労への準備を整えても、障害者枠の求人が少ない地域だとなかなか就労できない可能性もある
せっかく就労移行支援事業所に通ったのに、そもそも障害者枠の仕事が少ないために就労につなげられない可能性もある
 
 

大企業のほうが障害者雇用は多い

 
 

障害者雇用率は2.3%

 
2022年5月現在の障害者雇用率は2.3%
だから、1000人の従業員がいる会社だと23人の障害者を雇わないといけない
 
ただ、1週間の所定労働時間が、20時間以上30時間未満の障害者の方は0.5人とカウントしたり
1週間の労働時間30時間以上の重度の身体障害者や重度の知的障害者は2人とカウントするなど、障害者によってカウントが若干異なる
 
だから、従業員が10000人の企業は230人の障害者を雇用する必要があるが、従業員が100人の企業は2、3人しか障害者を雇用する必要がない
このように、従業員が多い大企業のほうが障害者雇用が多い
 
 

ベンチャー企業障害者雇用をする余裕がない場合が多い

 
 
 
あと、従業員がそれほど多くない、これから大きくなるベンチャー企業の場合は、まだ経営基盤がしっかりしておらず、安定した利益を出せないことも多いので、利益を出すことが優先になる。障害者を雇用し、障害者が働きやすいような職場環境を整備してしっかり配慮できるようにしても、そのぶん利益を出すことがおろそかになってしまって、収支が赤字になって会社が倒産してしまっては本末転倒になってしまう。だから会社規模がそれほど大きくない企業はあまり積極的に障害者雇用を積極的に行わない傾向がある
 
 

大企業は福利厚生の一環として障害者雇用を行う

 
 
 
逆に経営基盤もある程度整っている有名な大企業の場合は、そこそこ利益も出ている以上は社員にも一応還元しないといけないので、福利厚生を充実させる。その一環として障害者雇用もしっかりと行うことが多い
 
特に障害者雇用を進めるには、単に障害者を雇えばいいわけではなくて、障害者の方が入社するにあたって、障害者への理解や配慮を進めないといけない。障害者の方でも利用できる多目的トイレ(バリアフリートイレ)を設置するなどのコストがかかったり、障害者の方が苦手、無理な仕事を割り振らないようにしながらも、企業として仕事をしてもらわないといけない
 
 

B to Cの会社は企業ブランドを気にする

 
 
あと、有名企業は企業ブランドを気にする。特にB to Cの企業の場合は
スキャンダルや不祥事が起きてしまい、それをニュースで報道されたりSNSで拡散されたりすると
「あの企業はってひどいなー。あんなことをやる企業でなんかで買いたくないなぁ・・・」
と思われると、売上ダウンに直結しかねない
 
だから企業は我々お客さんにいいイメージを持ってもらうために、テレビCMを打ったり、ネットで広告を出したり、スポーツに協賛してスポンサーになったり、最近は企業でTwitterなどを始めている
 
 
そうやってCMとかで
「わが社はお客様と社会貢献を第一に考えています!ダイバーシティやSDGsも推進しています!」
とか言ってるクセに、厚生労働省から障害者の雇用状況に改善が見られない企業として公表されたりすると
「あの企業ってCMでは良いことを言ってるクセに、障害者雇用率を達成できていないのかよwあの企業って口先だけなんだねw」
企業のイメージが悪くなってしまう
このリスクを避けるためにも、大企業なんかは障害者雇用を進めている
 
 

大企業は都会に集まっている

 
 
このように、大企業のほうが障害者雇用を積極的に進める傾向が強い
ところが、大企業は東京を中心とした都心に多く集まっていて、地方には少ない
 
 
 
だから障害者雇用の転職フェアも行われるような東京、大阪、名古屋、博多、仙台などの都心に住んでいる場合は、就労移行支援事業所に通所すれば就労できる可能性は高い
 
だが、それ以外の地域の場合は、障害者枠の求人が少ない。就労移行支援事業所に通所しても、就労につなげられない可能性もある
 
 
 

障害者雇用地域格差

 
 
東京や大阪などの大都市であれば、障害者求人も多くあり、就労移行支援事業所に通所すれば、就労につなげられる可能性が高い
だが、地方の場合は障害者求人が少なく、仮に求人があっても給与も少ない場合も多い。就労移行支援事業所も少なく、仮に通所したとしても就労につなげらない可能性も高い
 
自分も地方の田舎出身で、実家にいたときはなかなか障害者の求人が少なくて苦労しました・・・・
 
 
 

障害者支援の地域格差

 
 
 
そもそも東京や大阪などの大都会は人口も多い。そうなると発達障害の人も多く、自助会や当事者会を開いても人が集まりやすいので、発達障害の当事者会の数も多い。当事者会に参加しやすいので、障害の悩みを分かち合いやすい。また、当事者会の数も多いので、いろいろある当事者会の中から自分にあった会を選んで参加することもできる
 
 
だが、地方だと都心に比べると人口も多くないので、そうなると発達障害の人も多くない。自助会や当事者会を開いてもなかなか人が集まらないので、発達障害の当事者会も少ない。当事者会に参加しにくいので、障害の悩みを分かち合いにくく、悩みを一人で抱え込みがちだ。また、当事者会の数も少ないことが多いので、自分にあった当事者会を見つけにくい
 
 
東京一極集中にともなう地域格差が叫ばれて久しいですが
就労移行支援事業所以外の障害者支援も、都心は割と支援サービスがいろいろ整備されているが、地方はまだまだ整備されていないことも多い・・・
障害者支援の地域格差の是正について、今後、政治家や社会にもっと訴えていくべき事項かもしれない
 
 
 

地域格差は障害者のみならず日本全体の問題

 
 
 
もっとも、地域格差は障害者だけの問題でもないが・・・
都心は求人も多く、給与も高いことも多いが(そのぶん家賃などの物価が高いが)、地方は求人が少なく、給与も低いことも多い
 
というか人口そのものが地方から都心に移動するばかりで、人口は都心に集まりすぎて人口密度が高すぎて家賃などの物価が高くなり、一方で少子化で日本の人口がどんどん減っている上に地方は都心に人口が流出するから、ますます人口が減って過疎化が進む
 
道路などの社会インフラ整備も人口が多いところを優先しがちだから、地方は後回しにされやすいので社会インフラ整備がなかなか進まない
 
などなどの地域格差の問題は、障害者のみならず、定型というか日本全体の問題である

発達障害の就労移行支援事業所を利用について9 ここにしか来ない求人もある

 

いつでも相談できる

 
 
転職・就職活動、就職に向けての資格取得やいろいろな活動をするにしても、自分で情報を集めて、自分で行動して、自分で反省して・・・・といった孤独な戦いになりがちだ
(転職エージェントを利用するという方法もあるが)
 
ただ就職活動が長期化するにつれて心身が消耗してくると、メンタルが落ち込んでしまったり、不安や焦りに駆られることもある
そういうときは一人でいると病んでいきがち。けれども、就労移行支援事業所にはスタッフがいつでも相談に乗ってくれる。話す相手がいるだけでもだいぶ違うので、メンタルを安定させやすい
 
 
また、発達障害の人は悩みなどを一人で抱え込んでしまいがちだ
誰かや何かに依存するのではなくて、自分で考えて行動して自立するというのも大事だが・・・
自分で全部解決しようとするのではなくて、誰かに頼って、相談することも大事
 
特に会社では仕事の進捗状況などの報告・連絡・相談したりして、わからないことがあったら周りに相談しながら進めることが必要だ。そうやって会社でちゃんと周りに相談できるようになるためにも、就労移行支援事業所ではスタッフになんでも相談していくことが重要だ。そうやって誰かに相談する、誰かに頼ることが、かえって長期的な就労にもつながる
 
 
 
 

実習ができる

 
 
就労移行支援事業所には職場見学・体験の案内が来ることがある
事業所内でのプログラムに参加し、軽作業をやっていくことが大事だけれども、実際の職場でどれほどやれるか、という部分を体感してみることも大事だ
やってみて、やれれば自信になり、面接のときに説明できる材料になる。やれなくても反省として次に活かせる
また、職場体験の後にお礼状を書くケースもあり、そういう経験を通じてビジネスマナーを学ぶ機会にもなる
 
 
 

就労移行支援事業所にしか来ない求人もある

 
就労移行支援事業所にしか来ない求人、企業説明会もある
そういう求人の場合は、企業での職場実習があって何週間かあったうえで、その実習の様子を見た上で採用が決まるケースもある
これは応募者も企業も実習での様子を見てから考えられるので、お互いにメリットがある
 
 
 
 

就労定着支援

 
就労移行支援事業所は就労定着支援というサービスもやっている
利用者が内定をもらって入社して働き始めたら、就労移行支援事業所のスタッフと月に1回以上面談して、今の職場での悩み事を相談することができる
 
場合によってはスタッフが間に入って、企業の現場の方と話し合いもしてくれる。だからちょっと企業の方行き違いがあったとしても、なんとか解決することができて、長期就労につなげやすい
 
企業としても就労移行支援事業所に通所していれば、入社して最初の職場環境に戸惑ってしまい、うまく馴染めずにそのまま短期離職してしまう・・・というリスクが就労定着支援によって軽減されるので
「就労移行支援事業所に通ってる人は、入社してからも長く働いてくれる可能性が高いんじゃないか?」
と評価されて、選考が通りやすくなることもある
 
だから面接の場合は
「何か就労移行支援事業所などに通っていますか?」
と聞かれるケースもある。特例子会社の面接で聞かれることが多い
 
 
面接のときのよく聞かれる質問に
「ご自身の障害について、誰か相談できる人はいますか?」
という、障害について相談できる人について聞かれることもある。このケースでも
「病院のかかりつけの先生に通院の際に相談しています。あと、就労移行支援事業所の就労定着支援も受けているので、入社したあとも月に1回、就労移行支援事業所で相談できます」
とちゃんと答えられるので、この点でも選考で有利になる

発達障害の就労移行支援事業所を利用について8 模擬面接をしてくれる

面接対策が大事

 
 
就職活動においては、書類選考を通過するためにも履歴書職務経歴書が大事。ただ、書類選考を通過したあとにはかならず面接がある。その面接で面接官に評価されないと内定はもらえない。だから理想の就職、就労をするためにも、しっかりと面接ができる必要がある。そのためにも面接対策をしっかりとやることが大事だ
 
 
 
 

面接で緊張して答えられないと通らない

 
では面接への対策をするにはどうすればいいか?
基本的にはたくさん面接の練習をするしかない
 
人間は慣れない、新しい環境だと緊張してしまう
特に面接は
「ここでしっかりアピールできるかどうかで、入社できるかが決まる!」
と思うと、どうしても緊張する
 
 
だが面接で緊張すると、面接官の問いに対して
「えっ、あ、はい」
 
などの挙動不審な受け答えになったり
頭が真っ白になって、何を言ってるのかわからなくなったり
受け答えがしどろもどろになってしまう
 
面接もプレッシャーがかかって緊張をするけど、実際の仕事でもプレッシャーがかかる場合もある。そうやってプレッシャーがかかると力が発揮できなくなったり、しっかり受け答えができないと
「うーん、ウチに入社しても、日々緊張してしまって、あまり力を発揮できないかもなあ」
と面接官の人に思われてしまい、お見送りになる可能性が高くなってしまう
 
 
というよりは、履歴書や職務経歴書を見た感じだと、今回のポジションの仕事がやれそうだと思っていても
「この人はいったいどういう人なんだろう?
本当に今回のポジションの仕事をやってくれそうな人なんだろうか?
性格や雰囲気が自分の会社に合っているのだろうか?
ちゃんとコミュニケーションが取れる人なんだろうか?」
というのは、実際に会ってみないとわからないため、企業は採用の際に面接を行っている
 
にもかかわらず面接のときに緊張してしっかりと話せないと、いくら多くの面接をやって、多くの応募者と対応している人事の人と言っても、上記の判定ができないので
「これもうわかんねえな」
と思われてしまい、人事の人が責任をもって推薦ができないのでお見送りになりやすい
 
 
 

面接でよく聞かれる質問は決まっている

 
 
かといって、先述したように面接というのはどうしても緊張してしまうもの
どうすればいいのか?
 
 
Youtubeとかネット記事では
面接では緊張しないようにしましょう
という意見が多い
 
 
 
個人的には緊張してようとなんだろうと、ちゃんと答えられるぐらい練習するしかないと思う
 
 
企業や面接官で多少違うこともありますが、面接で質問されることはほぼ決まっている
面接は回数やってると慣れる
という意見も多い。たしかに毎回ほとんど同じことを聞かれるので、それを答えていたら
「ああ、またこの質問か」
とちゃんと答えられるようになります
 
 

面接で必ず聞かれる質問

 
 
具体的に言うと、障害者雇用中途採用の場合に面接で必ず聞かれることは、この10個の質問
 
  • 自己紹介
  • 志望理由
  • これまでやってきた仕事内容
  • これまでの会社の退社理由
  • 自分の障害について
  • 障害に対して会社が必要な配慮について
  • 通院の状況について
  • 服薬について
  • 入社時期について
  • 逆質問
 
 

面接で聞かれるときもある質問

 
聞かれることもあるのが、この10個の質問
 
  • これまで仕事をしていて楽しかったこと、楽しく仕事ができたこと
  • チームで働いた経験について
  • どのようなことにストレスを感じるのか
  • あなたの長所と短所について
  • 今回の〇〇(電話応対、多少の残業、郵便物などの荷物の持ち運び、データ入力の作業をしている途中で手を止めて急にやってほしいことを先にやる、在宅勤務に伴うzoomでのやりとり、ExcelとWordの作業、多少の立ち仕事などなど)という業務もあるが対応できるかどうか
  • どのように体調を管理しているのか、もし体調不良になったらどう対応しているのか
  • 体調が悪化する前の前兆はあるのか、ある場合は本格的に体調が悪化する前にどのように対応しているのか
  • 障害について相談できる人はいるのか
  • (すでに離職している場合)前職を退職してから何をしていたのか
  • 他社の選考状況
 
 
面接で聞かれる質問はこの20個が軸
この20個の質問をちゃんと答えられれば、面接はなんとかなります
企業や面接官によっては意外な質問をしてくることもありますが、基本ができれば応用もできるように、この20個の質問に答えられれば他の質問も答えられます
 
 

パターン化して面接を乗り切れ

 
 
面接官というか、企業の人事の人も面接以外にもいろいろ仕事があって忙しいので、1時間以内でこの会社に必要な人材かどうかを見極めるには、どうしてもこういう質問になる
 
 
意味不明な質問をされることはまずない
芸人とかアイドルへの無茶ぶりじゃないんだから
 
 
 
このように、面接で聞かれることはほぼほぼ決まっているので
「こう聞かれたら、こう答えよう」
というパターン化ができればいける
 
 
 
 
 

回答には一貫性を持たせること

 
 
面接官からの質問に答える
と言っても街中のアンケートじゃないんだから単に答えたらいいわけじゃなくて
「なるほど、わかりました(そうだな、この人はウチだったら長く活躍してくれそうだな・・・)」
面接官の方に納得していただけるように答えること
 
 
特に一貫性を持たせることが大事
「前職ではデータ入力の仕事をしていました。その経験やスキルを活かしたいと思い、今回のデータ入力の仕事に応募いたしました
前職の退職理由といたしましては、延々とデータ入力だけを毎日やる作業が苦痛になってしまいましたため退職いたしました」
と話すと
 
「えっ・・・・・・・?データ入力の仕事が向いていないと思って退職したのに、今回はまたデータ入力の仕事をしたいんですか?」
矛盾を突っ込まれて、それにうまく答えられないと
「(うーん・・・・・、この人はそれっぽいことをでまかせで言ってるだけだなあ・・・)」
と不信感を持たれ、お見送りになりやすい
 
 
志望理由なんかも、これまで職務内容、退職理由、自分の障害と配慮と絡めて言えないと
「(これあれだよね、面接の前に適当に会社のホームページを見て、5分で考えただけだよねw)」
と、理由付けが浅いと思われるとお見送りになりやすい
 
 
 
 

正直に話す

 
とはいえ
「たかだか10~20の質問をしただけで仕事できるかどうかなんかわかんのかよ?ぜってー無理だろw
にもかかわらず面接で採用の合否を決めるとかw面接でのコミュ力で採用の合否を決める、日本企業の採用ってクソだわw」
とか思いがちだけど、面接官の人は本当によく見ている
フィードバックも結構当たってることも多い
 
 
 
定型の器用な人だったら、面接官に受けそうなキャラを作ってうまくその場を取り繕う、ということもできる人もいる
けれども不器用な上に、正直で嘘をつくのが苦手な発達障害の人はこれは無理なので、正直に話すしかない
 
 
正直に話す、と言っても
「御社を志望する理由は、給与が良いからです。あと、自分でもできそうな仕事で、デスクワークでそんなにキツそうな作業ではないからです。さらに御社は大手有名企業で会社が安定しており、ボーナスもあり、福利厚生も充実していて、やはり大手有名企業に勤めていると周りに自慢できるからです」
と、バカ正直に話してもお見送りになる
 
一応、社会人である以上は建前は大事
 
 
そこらへんを気をつけながら、しっかりと話せるようにしよう
・・・と言っても、それが意外と難しい
 
 
 
 

感情を言語化して伝えること

 
 
「前の仕事は向いてないと感じた。こういう仕事のほうが自分には合ってるはずだ」
と、自分の中で感じたものがあっても、面接ではこの感情を言語化して伝えないられないといけない
 
「人に教えるには三倍理解していないといけない」
という言葉もあるとおり、
「なんで前の仕事を辞めたのか?何が向いていなかったのか?自分の障害の特性のどういう部分が影響したのか?」
「なぜあの仕事のほうが向いていると思ったのか?どういう出来事がきっかけなのか?」
という部分を深く掘り下げて考えて振り返っていかないと、なかなか面接官の方にわかりやすく話せない
自己受容、自己理解を進める必要がある
 
 
 

まとめ

 
面接について長く語ってしまった・・・
 
短くまとめると
面接がうまくなるには、とにかく面接の練習をするしかない
その点、就労移行支援事業所は模擬面接をやってくれるので、面接の練習もできて良い。フィードバックももらえるので、自分で気づかかない面接の悪い部分に気づいて修正できるので、面接が上達しやすいと言える
 

発達障害の就労移行支援事業所を利用について7 履歴書の添削をしてくれる

履歴書や職務経歴書の添削

 
就労移行支援事業所では履歴書や職務経歴書の添削をしてもらえる
 
いくら自分の中で「よく書けた!」と思っていても、他の人から見て良くなければ意味がない。だから他の人からの意見というものは大事
 
ハローワークに行っても、履歴書や職務経歴書の添削はしてくれる。だが、明らかにおかしいことを書いていない限りは
「いいんじゃないですか、よく書けていると思います」
と言われて終わってしまう
 
 

履歴書や職務経歴書は正しく書かないといけない

 
 
 
履歴書や職務経歴書というのは、企業に提出する書類なので、正しく書かれている必要がある
けれども、企業の人事部の人がその書類を見て、面接をするかしないかの書類選考を行ったり、面接をした場合の選考の判断材料になる以上、単に正しく書かれていればいいのではなくて
「この人だったら弊社での活躍してくれそうだな!」
と思ってもらえるようなことを書かなければならない
市役所とかに提出する書類と違って、単に正しく書くだけでは、企業の人事部の人の印象に残らず、書類落ちする可能性が高くなる
 
 
ただ履歴書や職務経歴書をきっちりちゃんと書けていないと
「履歴書や職務経歴書すらちゃんと書けないのでは、仕事もちゃんとやってくれないんじゃないか?」
と思われてしまい、その時点で不採用になる可能性が高くなるので、まずはきっちりとちゃんと書くことは大事だ
 
 
 
 
 

履歴書に貼る写真にこだわる

 
あとは履歴書に貼る写真にこだわること
 
履歴書に貼る写真も、スーパーの前とかにある証明写真ボックスで撮っても問題はない
けれども、選考の通過率を少しでも上げたいなら、
「ちょっとアゴを引いてください。はい、いい感じです。ではカメラのほうを見てください。はい、撮影しまーす」
とか写真屋さんでいろいろ言われながら撮影したほうが良い。やっぱりプロのカメラマンだけあって、証明写真よりもキレイに撮ってくれる。ただアイドルのオーディションじゃないんだから、顔やルックスが良いことと、仕事ができるかどうか、というのは全く関係ない。けれども人間の心理にハロー効果というものがあって、履歴書の写真の顔写りが良いと
「この人だったら弊社での活躍してくれるんじゃないか?」
と勝手に思ってもらいやすくなる
 
この子がSTU48 にいたころに握手会に行ったことがあるw
 
 
ただ証明写真ボックスで撮るより、写真屋で撮ると費用がかさんでしまう・・・。けれども写真のデータをCD-ROMを焼いてもらったら、あとはコンビニなどで現像することができる。転職活動の際に何十枚も履歴書を出しまくる場合は、そのたびに証明写真ボックスで撮影するよりも、写真屋で撮影してもらって、あとはコンビニで現像したほうがかえって安上がりになることもある。
 
「たかが履歴書に貼る写真」
と思わずに、書類選考通過率を少しでも上げるためにも、こういう1つひとつの細かいところにまでこだわっていくことが大事だ
 
 
 
 

細かいところから差がつく

 
「えー、そんなこといちいちやるなんて面倒くさい」
と思われるだろうが・・・・・。
ただ正直に言って
「こんな面倒くさいことはしたくない」
とみんな内心では思っている。だからこそ、こういう細かいところまでこだわることで、他の人よりも好印象を与えられる
 
趣味とかだったら自分の好きなことだけやっていればいいし、仮に買ったゲームをクリアできなかったとしても人生が終わることはない
 
ただ転職活動、就職活動で失敗すると、今後の人生が大きく変わることもある。仕事というのはフルタイムでやるとすると、平日毎日9時間、通勤などの時間を入れたら毎日10時間以上を費やすことになる。それだけ人生のうちの大きなウエイトを占める以上、自分に合っていて条件の良い仕事ならば、良い人生になる可能性が高いし、逆に自分に合っていない条件の悪い仕事だと、どうしても苦しい人生になる可能性が高くなる。
 
だから自分に合っていて条件の良い仕事に就職しましょう、おわり
 
 
・・・・・・・・と言いたいところだが
条件の良い仕事」というのは、他の人にとっても魅力的な仕事になるので、自分以外にも多くの人が応募することが多い。
 
 

売り手市場?

 
去年、一昨年あたりはコロナウイルスの感染拡大に伴って、緊急事態宣言やまん延防止措置などの国からの要請が出たこともあったが、最近は感染者数も収まってきていて、イベント開催の条件も緩和されつつある
 
こういった状況から
コロナウイルスの感染拡大もある程度は収まってきていて、日本経済も回復しつつある。それにともなって転職市場も回復してきていて、求人数も増えて売り手市場になりつつある」
という意見もある
 
たしかに
「とにかくなんでもいいから働きたい」
というのであれば、就労できる機会は増える

dic.nicovideo.jp

 

 

ブラック企業障害者雇用には少ない

 

 

ブラック企業の見分け方30選|求人票・面接から見極める方法【転職仕事に役立つ】 - YouTube

 
まあブラック企業とは従業員を社畜としていかにこき使って労働を搾取できるか?ということしか考えていないので、いちいち障害への配慮なんかやってられないし
障害者の法廷雇用率なんかもガン無視する企業が多いので、そもそも障害者枠雇用をやっていないことが多い
 
 
 
大企業でも、障害者枠の障害者に無理なノルマを課したり精神的に追い込んだりして、過労等で精神疾患などにしてしまった場合は、有名企業だと人権問題としてスキャンダルになりかねないので
障害者枠ではブラックな仕事は少ない
 
ただ人手不足で、猫の手も借りたいほど忙しい、プログラマーや介護職は、障害者枠の人でも多く仕事をさせられることもあると聞く
 
 

条件が良い仕事には人が集まる

 
このようなブラックな仕事は避けて
「給与や福利厚生などの条件が良い仕事で働きたい」
とは思う
だが、基本的にみんな同じように思っているので、そういう仕事には、売り手市場だろうと、やはりそういう仕事に応募者が多く集まる
そうなると4、5人の採用予定のところを、20人ぐらいの応募があることが多くなる(有名企業の場合はもっと集まることも)
 
 
ブラック企業とか、なんかよくわからない、制度が整っていないような企業に勤めて使い潰されたくない。良い条件の仕事でちゃんとした会社に転職したい」
という思いを持っている以上、みんなネットの転職サイトから応募する。ハローワークと違って、わざわざ直接行って応募しなくても、ネットで応募まで完結できるし。
ハローワークは怪しい企業が混ざっている可能性もある。転職サイトは掲載するのに毎月お金がかかるので、いかに利益だけを貪れるかしか考えていないブラック企業は少ない、一概には言えないが)
 
そうすると転職サイトに載っている条件の良い求人に応募が殺到する。みんな考えることは同じってことですねw
 
これは一般枠でも障害者枠でもほぼ似たような状況だ
だから、履歴書や職務経歴書などの提出書類がちゃんと書けていないと、書類選考の時点で他の人に負けてしまい、書類選考で落ちることが多くなってしまう
 
 
・・・就職活動というのは縁の問題というのもある
 
だからこういう他の応募者に勝つとか負けるとか、そういう問題ではない気もするけど・・・
 
 
 
日本の企業数は270万社もある。別に1社しかないわけではないので、自分と縁があった会社に入社できれば良い。だから他人と争うものではない
 
 
ただ、そういう縁をものにするためにもしっかり努力することは大事
 
 
 
 
 

志望理由をしっかりと書く

 
多くの場合は書類を見て、面接までやるかを判断しているので
「この応募者はウチで活躍してくれそうだな」
面接官から魅力的に思われるように、志望動機とかをしっかりと書いていく必要がある
 
 
まあせっかく頑張って書いても、企業の基準によっては履歴書の左半分を見ただけで足切りされて、履歴書の右半分や職務経歴書を読んですらくれないこともあるが・・・
 
そもそも有名な企業の場合は、障害者枠でも条件が良い代わりに、障害者でもあってもある程度はしっかり仕事はしてくれないと困る、と考えていることもあり、採用基準が厳しいことも多い
 
ただ、もし最後まで読んでくれた企業の人事部の人の心に刺さるように、履歴書をコピーして使い回さずに、1枚1枚企業に合わせて書いていくことが大事
 
 

まとめ

 
履歴書などについて長々と語ってしまった・・・
 
一言でまとめると
「よしっ、書けた!完璧だ!」
と自分の中では履歴書などを書けたと思っていても、他の人が見ると意外といろいろ抜けていたり、誤字脱字があることが多い
 
就労移行支援事業所だと専門のスタッフがしっかりと添削してくれるので、選考を通過しやすい書類を作りやすいと言える

発達障害の就労移行支援事業所を利用について6 掃除をやらされる

就労移行支援事業所では昼休みか、訓練の終わりに全員で清掃する時間あることが多い
 
軽作業などのいろいろと体験できる作業の一環でもあるし、施設の清掃をみんなで手分けをして何かを成し遂げるというグループワークの1つとも言える
 
スタッフの人が自分たちで施設の掃除をするのが面倒なので、通所者に作業の一環と称して代わりにやらせているだけ、とも言えなくもないが・・・
障害者雇用の求人には清掃などの庶務の仕事もあるので、それに向けた訓練の一環とも言える
 
個人的に感想としては、施設で訓練させていただいている以上、自分たちでちゃんと清掃するのは当たり前なこと
 
あと、発達障害の人は社会的なモラルがない場合もある。自分の机が散らかっていたり、汚れていても気にしない人も少なくない。まあ自分の家とか部屋のプライベートな場所だったら別に散らかっていたり、汚れていてもいいけれど、会社とかの社会的な場ではちゃんとしていたほうがいい
 
本当は自分の家とか部屋もきちんと整理したほうがいいとは思います
 
 
あと、会社にもよるけど、障害者枠で事務とか庶務とかやっていると
「今から部長がこのデスクを使うから、ちょっと片付けといてくれ」
といった片付け、清掃とかをやらされることが多い。そこらへんをきっちりやることで、それをきっかけに少しは評価されるかもしれない
 
 
 
 
大学選手権9連覇を含む、10度の優勝を果たした、帝京大学ラグビー部の岩出雅之前監督も、公園などの清掃員をやっていたことが根っこにあると話しています
 
 
 
 
この本に書かれている29の課題の、6つめの課題が「トイレ掃除をしよう」という内容だった
 
 
 
長期的な就労をするために必要なことというのはたくさんありますが、まずはしっかりと掃除がしっかりできるようになる、ということが大事だと思います

発達障害の就労移行支援事業所を利用について5 グループワークに参加できる

 

グループワーク

 
発達障害の人は集団行動やチームでの作業が苦手な人が多い
ただ、会社とは基本的にはチームでの作業が多いので、2人以上のチームでの作業ができない人は難しい
 
 
就労移行支援事業所では個人へのプログラムの他にも、チームで話し合ってディスカッションしたり、チームで作業するプログラムもある
それらを通してチームで作業する力を身につけることができる
 
 
企業での面接でも
「チームで仕事を進めていくことはできますか?」
という質問が来ることが多い
 
そのときにも
「はい。就労移行支援事業所でチームでの○○という作業をやりましたが、みんなで手分けをして、無事にやりきることができました。御社でもチームでの作業をできると思います」
と、就労移行支援事業所でのチームでの作業を踏まえて、しっかりと話すことができる
 
 

グループディスカッション

 
まあ、定型の人でもチームで話し合うというのは簡単ではなかったりする
新卒での就活のときに最初の壁になるのがグループディスカッション(GD、グルディス)だ
 
 
 
新卒の就活と違って、障害者の中途採用においてはグループディスカッションはないので、就活を見据えた上では特に対策する必要はない
 
けれども仕事をしていく上では、部署でのミーティングなどの話し合いがあることもある。そういうときに話し合いが適切にできないといけない
 
 

当事者会への参加

 
 
発達障害とかの話し合いをする系の当事者会に参加するのも良いとは思う。悩みを一人で抱え込むではなくて、周りの人と話し合ってわかちあうという意味でも良い
 
ただその経験は決してムダではないが、上(一般社会)に比べるとだいぶレベルが落ちるので気をつけたい
 
当事者会の場合は、公民館などの公共の場所を借りていて、会の時間が決まっている場合が多い
にも関わらず、上記のリンクのグループディスカッションと違って、ファシリテーターとかの司会進行の人はいても、タイムキーパーとか、ホワイトボードに書く書紀とか、あとから遅れてきた人の対応をする人とか、役割分担ができていない
 
そのせいで、ファシリテーターが全部やる形になっていて、あれしてこれしてとかやっててグダグダになっているのをよく見る
(まあ当事者会だとあんまり批判する人がいないが)
 
まあ、当事者会に来ている人というのは、上(一般社会)でなかなかうまくいかずに生きづらさを感じている、通用しないから下(当事者会)に来てる人が多い。だから、障害の特性の影響が大きくて、なかなか普通のこともできない人も多い。なので定型の人だったら当たり前にできることでも、当事者会の人には難しいことも多いから
「じゃあタイムキーパーやってよ」
と任せても役割をうまくやれず、逆に会の足を引っ張るクラッシャーになる恐れもある。それよりはファシリテーターが全部やったほうがいい、というのもあるかもしれない
 
5年ぐらい前に、さかいハッタツ友の会でヤングムーンという会があった。あの会はADHDが強い人が司会進行をやってて、ASDが強い人がホワイトボードへの書紀とタイムキーパーをやっていて、お互いがお互いの凸凹を補完しており、すごくいいシステムだと思った。あんまりよく知らないけど、ちょっと会で揉めちゃってなくなっちゃったらしいが。
 
 
 
あと、発達障害の人というのは、想像力の欠如から、他人や周りの都合よりもどうしても自分の都合で考えがちだ
 
だからファシリテーターの人が
「今日は○○にテーマについて話し合いましょう!」
というテーマを決めたとしても、参加者が思いつきでどんどん発言してしまうので、ちゃんとした議論ができないという問題もある。自分の都合だけじゃなくて、相手や周りの都合を踏まえた上での発言がちゃんとできるのならば、そもそも当事者会ではなくて上(一般社会)にいるはずである。そういうことができない人は上(一般社会)では難しいので、下(当事者会)に来ている。
 
まあ新卒採用の一環であるグループディスカッションと、そういう一般社会での生きづらさなどの愚痴を吐いて傷のなめあいをする場である当事者会を同一に考えること自体がナンセンスというのはあるが・・・。だからそんなに真面目にやらずに、適当に好き勝手に言いたいことを言っていれば良いというのも一理ある
 
 
 
とはいえ
「自分は当事者会の中ではそこそこしっかり話せるし、かなりマシなほうだから、もう自分は上(一般社会)でもやれるでしょw」
というノリで上(一般社会)の話し合いに参加すると、全くついていけないので気をつけよう
 
上(一般社会)って言ってもピンキリなのでなんとも言えないけど、基本的にはあの先述のリンクのグループディスカッションぐらいできて、まあまあって感じなので
「もし自分があのグループディスカッションに参加したとしても、あれぐらいはできそうだな」
という感覚があるのならば、そこそこ以上やれるんじゃないかな
まあコミュニケーション力といっても、議論する力と雑談する力は別物という気もするけどね
 
 
  • 自分の好きなことは辟易するぐらいしゃべるクセに、自分が興味のない話は全く聞かない
  • 自分の言いたいことだけ言って、他人の話はほとんど聞かない
  • 他人の細かな言い間違いには執拗に指摘するクセに、自分が言い間違いをして指摘されたら逆ギレする
  • 話がやたらと長い
  • 同じ話を何度も繰り返す
  • 「垂井で乗り換えがあって」「サンライズ瀬戸」など普通の人が知らないような専門用語を多用して話す。他人にわかりやすく話す気がない
  • 他人が話を明らかに聞く気がない状況でも、話を一方的に続ける
  • 他人を平気でディスりまくるくせに、自分がディスられたら怒り出す
 
という特性の影響が大きい人が集まっていて、レベルが低い当事者会の場合は
「こんなにマシンガントークをしまくって人に迷惑をかけまくっていても平気な人もいる。それに比べて自分はなんてまともなんだろう!この会では自分がまともなほうだから、上(一般社会)でも通用するだろう」
というノリで上(一般社会)に行くと、全く通用しない
 
  • 人と話すときにマシンガントークで一方的に話さない
 
とかは、「すごい」とか「マシ」とか「まとも」とかそういう話じゃなくて、(一部の病んでる人とか除いて)人間として当たり前のことだ。そんな当たり前にできることを「すごい」とか「マシ」とか「まとも」だと思っている時点でもう厳しい
 
 
 
「こいつら人間以下だな。というかもう人間じゃねえな。それにしても困ったな、今日は当事者会に来たつもりだったが、間違えて動物園に来てしまったようだ」
と内心、思うぐらいでやっと上(一般社会)に通用する感じ。
 
 
 
 
 
まあいい歳した大人が、お互いに自分の言いたいことだけ言い合いしてるだけの番組もあるけど
 
 
 
 
 

コミュニケーション能力とは?

 
 
 
・・・・・・おっと、いつの間にか当事者会へのただの愚痴を言ってしまっていた。失礼した
 
面接でも仕事でも大事なことはコミュニケーション能力、コミュ力
 
 
別に、誰とでも仲良くなれるようになりましょう、ということではなくて
「自分はこの件に関しては○○だと思っています」
「自分はこういうの能力で御社に貢献できます」
「自分はこういう作業は苦手なので、この作業が続くと辛いです・・・」
というように、面接でもしっかり自分のことを相手に話せないといけない
仕事でも報告・連絡・相談ができないといけない
 
このように、自分の気持ちをしっかりと言語化して相手に伝えられるようにはなるべきだ
 
 

就労移行支援事業所でコミュニケーション能力を上げよう

 
 
就労移行支援事業所でもそのへんを意識されていて、そういうことができるように指導してくださることが多いので
「自分はこの辺が課題だなあ・・・」
と感じている人は、就労移行支援事業所に通うのもいいかもしれない
 
コミュニケーション力っていうのは一朝一夕で身につくものではないので、就労移行支援事業所で通ってしっかりやっていくと良い
 
 
 

自分の悪いクセを指摘して矯正してくれる

 
あと、発達障害の場合は想像力の欠如により、本人は普通にしているつもりでも、周りをイラつかせて怒らせてしまっていることもある。
 
 
 
 
それによって会社で周りから冷たくされて厳しく注意されることが多く、精神的にしんどくなって、なかなか長期での就労ができないこともある
 
本人は無意識というか、無自覚なことが多いので、周りの誰かが指摘しないと直らない
 
 
とはいっても、そうやって本人が自覚できたとしても、障害の特性も影響していることもあって、直すのに結構時間がかかることもある。けれども会社というのは障害者(発達障害)の教育機関でも育成期間でも福祉団体でもなく、基本的にはあくまでも営利団体だ。だから利益を上げられない、会社に貢献できない、むしろ迷惑しかかけずに組織のマイナスになる人はいらない。なので周りにヘイトを撒き散らすだけで、言っても直らないような人はいらない、という扱いになりがち。
 
そうなると
「む~~~~ん、キミはクビなんだなぁ~~」
「む~~~~~~ん、キミはいらないんだなぁ~~」
「む~~~~~~~~ん、弊社にとってキミはゴミなんだなぁ~~」
「む~~~~ん、これは決定事項なんだなぁ~~」
「む~~~~~~ん、さようならなんだな~~」
「む~~~~~~~~ん、グッド・バイなんだな~~」
戦力外通告をされてしまい、短期離職になりがちである
 
 
 

就労移行支援事業所は欠点克服にじっくり取り組める

 
 
けれども、就労移行支援事業所は就労を目指すための訓練所で、利益を求められるわけではない。だからスタッフの方と相談しながら、欠点の克服に向けて長期的に取り組むことができる
 
他人から言われて初めて気づくことも多いし、そうやって欠点を自覚することが自分の成長にもつながる。どうしても努力しても直せないことは、そこは就職するときに配慮事項として伝えることになる。そうすることで自分の障害の特性への自己理解にもつながる
 
 
 

周りからアドバイスをもらえるとすごく良くなるケースもある

 
 
周りからアドバイスをもらえたり、言われたことを直すことで、すごく良くなることもある。
 
 
 
ただ良くなったのに、しばらくしたら元に戻っていたら意味がないので、いかに良い状態をどう続けるかが大事。その点、就労移行支援事業所ではスタッフの方が長期的にわたって指導してくれるので、しっかりと改善していきやすいといえる

発達障害の就労移行支援事業所を利用について4  ビジネスマナーを学べる

 

 
 

社会人としての常識やモラルが欠けていると、就労がうまくいかない

 
 
発達障害の人は想像力の欠如や、社会人の経験が不足しているせいで、社会人としての常識やモラルが欠けていることがある
それが就労のうまくいかない原因になっていることもある
 
 
  • 服装や身だしなみが乱れていても気が付かない、気にしない
  • 上司の方への報告・連絡・相談ができず、自分勝手に行動してしまう
  • こだわりの強さや、ワーキングメモリーの少なさにより、人の話を聞けなかったり覚えられなかったりして、言われた通りに仕事ができない
  • 上司の方がいろんな仕事をして欲しがっているのに、こだわりの強さなどから1つの仕事しかしない
  • 時間にルーズで、平気で遅刻してしまう。もし遅刻、欠勤になったときでもすぐに報告しない
  • 物事の優先順位がつけられず、至急の仕事をやらない
  • 敬語がちゃんと使えず、目上の人や電話応対や関連業者の方に失礼な対応をしてしまう
  • 挨拶ができない
  • 仕事へのノルマなどのプレッシャーがかかると出社できなくなる
  • 仕事におけるKY(危険予知)ができない
 
などの社会人基礎力や社会人としてのモラルに欠いていると、せっかく仕事する力があっても評価されなかったり、怒られっぱなしになって精神的に病んでしまったりして、なかなか安定した長期的な就労ができないこともある
 
 
就労移行支援事業所では社会人としてのビジネスマナーを学べるカリキュラムがあるので、それをしっかりと学んでいくことによって、社会人基礎力を身につけて、長期就労につなげることができる
 
 

行動認知療法

 
事業所によっては行動認知療法のディスカッションがある
 
「自分がいないところで悪口を言われてるんじゃないか?」
「なんか自分への態度が冷淡に感じるし、自分は会社で嫌われてるんじゃないか?」
 
 
といったように、発達障害の人は認知の歪みをこじらせていることもある
 
 
また、特定の行動パターンや環境へのこだわりが強い人や、予定の変更や見通しの立たない出来事に対しての不安が強い人も多いので、通勤に使う電車が遅延したり、システムエラーでいつものシステムが使えなかったりして、いつも使っているものが使えなかったりして、自分の思い通りにいかないと、
「うわあああああ、どうしたらいいんだああああああ」
とパニックを起こしたり、癇癪を起こしてしまうこともある
 
 
 
このようなことも、認知行動療法を行うことで改善する可能性がある
 
認知行動療法を通してこれらの認知の歪みなどが改善されれば、長期的な就労につながったり、生きづらさの緩和につながることもある