にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)を読んだ感想6 発達障害の人は考えが浅い

発達障害の人は考えが浅い

 
当事者会に行くと感じるのは、やっぱり下(当事者会)にいる人というのは基本的に考えが浅いですね

理解と配慮とは?

たとえば「会社や社会は発達障害の人に対して理解と配慮をするべきだ!」という意見を聞きます
なるほど、たしかに今の社会は発達障害への認知度は上がってきているけれども、まだまだ理解や配慮があるとはいいがたい
よってこの「会社や社会は発達障害の人に対して理解と配慮をするべきだ!」という意見は素晴らしい意見と言える。おわり
 
・・・と言いたいところだが・・・
「理解と配慮」っていうけど、「理解と配慮」って言っても具体的に何ですか?何をしてもらいたいんですか??
まずそこからですよね
 
あと以前に述べた個人的な意見を述べさせていただくと
「仕事のメモはどう取っているのか?
to doリストや、やるべきリストはどういういうのを使っているのか?どうやってやるべきことをまとめているのか?
当事者会などのメモは、どうやって取っているのか?
(日記はどう書いているのか?)
カレンダーなどの予定管理はどうやっているのか?
早く寝るために、どんな工夫をしているのか?」
という工夫を自分なりにやって上で
「これはいくら努力や工夫をしても、どうしてもできないことなので、これに関しては理解と配慮をしていただきたい」
というのであればわかる
 
しかし、これらのことをやっていない、自分の生活を自分自身で理解や配慮ができていないような人間に対して、赤の他人が何をどう理解して、どう配慮しろと??
自分の生活を見つめ直してやるべきことができていないのに、
「社会や他人に理解や配慮しろ!」
とか言うのは、ただの理解や配慮の乞食、物乞いと言わざるを得ない
 
こうやって言うと、
「うるさい!!悪いのは発達障害の人に対して理解と配慮がない会社や社会だ!
なんでそれがわかりやがらねえんだ!お前の頭はおかしいんじゃねえのか??」
と逆ギレして発狂して、わけのわからない、ブーメラン発言を連発する人が多いですね
まあしっかり話したところでわかってもらえないケースも多いですが、それでもわかってもらいやすいように他人に説明するのが大事じゃないんですかねえ
 
それにしても同じことしか言わない人も多いなあ。バカの一つ覚えかよ
 
そうやってワーワー愚痴を喚き散らしていれば、発達障害の人だと
「この人は発達障害からしょうがない」
と周りの家族とか支援者が気を利かせて意を汲んでくれて、都合の良いようにやってくれますが、一般社会ではただの駄々っ子と呼ばれますね
一般社会だと小学生か幼稚園レベルの行為なんで、
「小学生か幼稚園から人生をやり直せ」
と言われますね
 
 

思いつきで発言してしまう

おっと、少し愚痴を書きすぎたか・・・
定型の普通の人とか、バリ層の人だったら
「自分はこう思う。けど周りの人はこう思う、こう考える人もいる。じゃあこう言おう」
と考えてから発言している
 
けどムリ層、ギリ層だと
「自分はこう思う。だからこう言う」
と何も考えずに、思い付きだけでパッと言って終わりのことが多い
(これが奏功して初対面でも気兼ねなく話せるのですぐに仲良くなれることもあるが、何も考えずに発言しているので、そのうちに
「なんでそんなひどいことを言うの?」
「お前、本当にデリカシーがねえな」
と嫌われて絶交されるのが、発達障害の人が毎回繰り返す展開のパターン)
 
だから
「でもこういう意見もあるよね?こう考える人もいるよね?」
「けどそれが当てはまらないときもあるよね」
「それはあなたの都合を他人に押してるだけだよね」
などの反論には弱くて、答えられずに発狂するか、ファビョる人が多い
 
 
それにしても「弱い犬ほどよく吠える」という言葉がありますが
「攻めには強いが、守りに弱い」という人が多いですね
 
 
武田信玄が用いた「風林火山」という旗印は
「その疾きこと風の如ごとく
その徐かなること林の如く
侵掠すること火の如く
動かざること山の如し」
という意味ですが、
 
下(当事者会)の人は
「自己防衛本能に従って、保身のための言い訳の速きこと風の如く
正義感や怒りに任せ、言い立ててまくしたてること火の如し」
という人が多く
「『沈黙は金』の如く、むやみやたらに動くのではなく、あわてず冷静に静かに状況を見極めること林の如し
相手や他人を無視して、黙々と自分のやるべきことを淡々とやる
もしくは一喜一憂せず、感情的に動かずに耐え忍ぶこと山の如し」
ということができない人が多い印象がありますね
 
 
 
大学を出てたり、企業でプレゼンテーションとかやってる人だったら
「自分はこう思います」
という意見に対して
「でもこういう意見もあるよね。あとこういうリスクもあるよね。そこらへんどう考えてるの?」
と教授とか上司に意地の悪い質問をされて、それに答えさせられたりするから
「Aという意見のほかにも、B、C、Dの意見がある。その中でも自分はこう思う」
と説得力を増すために、いろんな意見や可能性を聞いてから、自分の意見を決めることが自然とできるようになっていく
だから話してても
「単なる思い付きで発言してるんじゃなくて、結構考えて発言してるなあ」
というのは感じますね
逆に
「こいつは思い付きでパッと言ってるだけで、何も考えてないな」
と考えが浅いと思う人は、高卒が多い気がしますね
 
 
では、考えが浅い人が、しっかり考えられるようになるにはどうすればいいか
 
急にできるようにならないので、日ごろからそういうことを意識することですね
 
 
その点、イイトコサガシワークショップは、イイトコドリリストやちょっとでも好きの8つのテーマで多面的に考えられるようになるワークショップもあるので、イイトコサガシに参加することで、しっかりと考えられるようになる人間になれるだろう

二元論、白黒思考の限界

あと、発達障害の人は特性の関係上
「良いか悪いかの二元論、白黒思考の極論でしか考えられない」
「1つの問いに対して、1つの答えがあれば満足する」
という人が多い
こういう人は多面的に考えられる人と議論すると、まず勝てないですね
 
たとえば
「当事者会で一方的なマシンガントークをする人がいたらどうするべきか?」
という議題の議論で
 
「一方的なマシンガントークをされると、周りの人がハイペースで聞きっぱなしになって疲れてしまうので、さっさと出禁にするべき」
という「当事者会に一方的なマシンガントークをする人間は不要である」という考えの意見に対して
 
「いや、発達障害の特性によって居場所がない人のための当事者会なんだから、もし当事者会から追い出してしまったら、その人は行き場所がなくなってしまう。それに、悪気があってやっているわけではなく、発達障害の特性で一方的なマシンガントークになってしまっているのだから、同じ発達障害の人間が集まる当事者会として理解していくべきではないか」
という「当事者会に一方的なマシンガントークをする人間にも理解していくべきである」と反論したとする
 
ここまでは互角か、もしくは互角以上かもしれない
 
だが、もし相手が多面的に考えられる人だった場合は
「一方的なマシンガントークをする人は、自分の思いついたことを言うだけで、他人の話を聞かない、聞けない。なので『もっと他人の話を聞こう』と言っても一切聞かずに、ずっと自分の話をし続けるので、どうしようもない」
「一方的なマシンガントークをし続けるということは、他の人は聞き手に回らざるをえず、自分の話をできないということになる。他の人が話す時間を奪っていると言えるので、これは当事者会で他人の時間を奪っている泥棒と言える」
「また、こういう人は早口でまくし立てるような口調の人が多いので、周りの人のメンタルが疲弊して擦り減ってしまう。また、こういう一方的なマシンガントークをし続ける人というのは、悪口とか愚痴をずっと言ってる人が多いので、周りの空気や雰囲気が悪くなってしまう」
「一方的なマシンガントークをする人がいると、『・・・えーと、何の話をしてたんでしたっけ?』と、そこで会話の流れが完全に止まってしまう。周りの会話の流れをせき止めることになる」
「こういう一方的なマシンガントークをする人というのは、相手や周りの表情を全く見ていない。相手が聞き疲れていても、さらに一方的に話し続けて、相手を疲れ切ってさせてしまいがちである。せっかくわざわざ当事者会に来たのに、逆に疲れ切って帰ってしまうことになる」
「つまるところ、一方的なマシンガントークをする人は、周りのメンタルを壊すこともあるし、下手をしたら当事者会そのものを壊す可能性もある、チームブレイカーである」
「もし一般社会で一方的なマシンガントークをすると、次回から人間扱いされなくなる。それぐらいめちゃくちゃ嫌われる」
発達障害の人間は言われるまで自分の悪いところに気づけない人が多いように、一方的なマシンガントークをする人というのは『自分は何も問題はない』と思ってる人が多い。『お前のせいで、周りの人間がどれほど迷惑していると思ってるんだ!』とはっきりと言ってあげたほうが良い」
 
と多面的に考えられる人から、いろんな角度からの様々な意見を述べられると
それらの意見に対応できずに数で押し切られてしまう
 
ラグビーでいうとスクラムやモールで押し込まれるイメージ
 
というか、野球のピッチャーでいうと直球で押すだけじゃなくて、多彩な変化球でかわされて打ち取られるように、いいようにうまく手玉にとられてしまう
 
「良いか悪いかの二元論、白黒思考の極論でしか考えられない」
「1つの問いに対して、1つの答えがあれば満足する」
という人は、多面的に考えられる人には一生勝てないと思ったほうがいい
こちらも多面的に考えられるようになるしかないですね
 

発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)を読んだ感想5 仕事で創造性は育たない

仕事で創造性は育たない

前にも述べたが、仕事というのは基本的にルーティンワークやパターン化でできる
だから会社の仕事っていうのは、決まったことをしっかりやっていればそれでいい
 
けれども、会話というのは創造力が必要である
単に決められたことを言うだけじゃなくて、そのから想像力(創造力)を働かせていかないと、なかなか面白い会話はできない
 
 
特にこれからの時代は人工知能(AI)の時代が来る、とよく言われています
今でもAmazonで買い物をしたら
「よく一緒に購入されている商品」
「あなたにおすすめの商品」
とか出てくるし
 
Yahoo!でいろいろニュースを見ていると
履歴を参考にして
「あなたにおすすめのニュース」
とかも出てきますし
 
Googleなんかでも、検索履歴とかから、興味ありそうなニュースを表示してくれたりしますね
 
もう今でも、情報に関連したニュースをパッと人工知能(AI)が勝手に判断して、集めてくれる時代になりました
 
ところが、いかに今後、人工知能(AI)が進化したところで、感情を表現するとか、感情を込めて話すといったことはできるようにならないだろう
たとえば「コロナウイルス」について人工知能(AI)に調べさせたとしても
「本日の日本や世界のコロナウイルスの感染者数、死亡者数」
コロナウイルス対策の安倍首相、小池都知事、専門家の発表」
とかのニュース記事とか、せいぜい関連すると思われるTwitterのツイートを集めるとかはできるだろうけど
 
コロナウイルスの感染が広まって悲しい・・・」
コロナウイルスの影響で人が集まるイベントが軒並み中止や延期になってぴえんぴえん・・・」
コロナウイルスの自粛期間に、部屋にいることが増えて、映画とか漫画を見る時間が増えて、見識や感性が広まって良かった」
とかの自分の感情とか感想を話し始めることはない
これは人工知能(AI)がいくら進化してもできるようにならない、人間にしかできないことですね
 
逆にデータの羅列しか話せないと、下手したらこれからの時代は
「お前と話すよりPCやスマホ人工知能(AI)のほうが情報が正確だし、もうお前はいなくていいよ」
と言われてしまう可能性がある
そういう時代なんで「感情を表現する」「感情を込めて話す」「想像力、創造力」といったものは、これからの時代では特に大事になってくると思いますね
 
 
いずれはパワポケとかみたいにサイボーグが普通になる社会が来るかもしれない・・・
けど仮にそうなっても、
「努力してこそ、苦労してこそ、成し遂げたってことなんだよ」
とかの、人間の感情はこれからも必要、不可欠なものとされ続けるだろう

発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)を読んだ感想4 失敗をする

失敗をする

発達障害の少しでも生きづらい人生を脱して、幸せにいきるためには、いろいろ失敗することだ

 

 

 

 

新しいことをする

「何言ってんだお前。発達障害の特性でミスや失敗してばかりだから人生がうまくいかず、生きづらい人生を送ってるんだろが!ふざけるな!」
と言われるだろうが・・・
 
少し言い方を変えると新しいことをするということですね
これまでの人生が順風満帆ならば、変にリスクを冒して新しいことをするより、これまでの生き方を続けたほうが良いかもしれない。けれども、これまで生きづらさを感じてうまくいかない人生を送っていた人が、これまでと同じような習慣、同じような考え方で生きていても、なかなか人生がうまくいくようにはならない
だから無理しない程度に、どんどん新しいことに挑戦していくことが大事だ
 
発達障害による生きづらさを克服するには、いろんな方法があるとは思いますが・・・
一番は自分自身を日々成長させていくことですね
 
では自分自身を日々成長させていくにはどうすればいいだろう?
これもいろいろな方法があると思いますが、一番は新しいことをすることですね
たとえば
ヨガとか瞑想とかやってみるとか
ストレッチとか筋トレを始めるとか
TwitterだけじゃなくてFacebookもやるとか
新しい趣味をやってみるとか、新しいことにチャレンジしてみるとか
とにかく何でも新しいことをやってみることですね
 
 
 
(ただ変に
「よし、腕立て伏せ、腹筋、背筋を毎日100回やるぞ!」
とかやると3日坊主になって挫折して自信を失うので
最初は少しずつやるのがいいみたいですね)
 
 
 

失敗による成長

 
しかしながら、新しいことでもパッと器用にすぐにこなせる人だったらいいが、発達障害の人は不器用なので、新しいことをするとうまくいかずに失敗することが多い・・・。
特に新しいことをやっていくと、これまでと違う生活リズムになって生活リズムが狂って生活全般がうまくいかなくなったり、それによってこれまでしなかったミスやトラブルが頻発してしまったり、それによってストレスが増えて心労が増してしまうときもある
 
あと、
「もっと休日をアグレッシブに過ごそう!」
と無理やり張り切りすぎて、身体に疲労がたまってしまい、平日からの勤務に支障が出てしまったり
「どんどん新しいものを買って新しいことを始めよう!」
とガンガンお金を使ってしまうと、生活費が足りなくなってしまって困ったりと
保守と革新、持続と挑戦、ディフェンスとオフェンスとのバランスも大事で、このバランスを変に崩すと人生がうまくいかなくなってしまうこともある
なので変に新しいことをやるよりも、これまで通りの自分のリズムで、これまでと同じ習慣や考え方で生きたほうが良い。おわり
 
 
・・・・・・と言いたいところだが、先ほど述べた通り、これまで生きづらさを感じてうまくいかない人生を送っていた人が、これまでと同じような習慣、同じような考え方で生きていても、なかなか人生がうまくいくようにはならない。むしろ、なかなか人生がうまくいかないまま、だんだん年だけとっていって、どんどんジリ貧になっていく恐れもある
 
自分もこの矛盾に悩んだことがあったが、「失敗が多いということは。それだけ新しいことに挑戦して成長していっている証拠だ」というネットニュースを見て合点がいきました 

2019年8月25日㈰のイイトコサガシ 話のネタを確実に増やすワークショップに参加した感想 - にっし~の日記

 
 
新しいことをやって失敗するうちに
「今回はうまくいかなかったけど、こうやったらうまくいくんじゃないか?」
「結果は出なかったけど、自分の中では前回より成長していけてるしいいや」
成功のきっかけをつかめることも多い
失敗は成功のもと
という言葉がありますが、失敗なくして成功はない
 
 
筋トレをやってる人はわかると思いますが、人間の筋力というのは、まず刺激や過負荷をかけることで筋組織が傷つく。しばらくすると筋組織は回復するけれども、そのときに以前よりも太くなって回復する
それといっしょで、新しいことをやっても、最初はうまくいかずに失敗することも多いけれども、経験値を積んだりして、だんだん身体が慣れていくことで成長していくことで、失敗やミスが減って成功が増えていく
だから最初はミスや失敗ばかりで大変かもしれないが、そこを乗り越えて成功できるようになる
それはつまり
「これまでできなかったことが、できるようになっている」
ということなので、自分でも気づかないうちにすごく成長することができる。そうすると
「最初は失敗やミスばっかりだったけど、今はこんなにもできるようになった。自分は新しいことをやることですごく成長できた。良かった。これからもっと新しいことをすれば、もっと成長、成功できるはずだ」
と、その達成感がものすごい自信になる
 
「自信」とは「自分を信じる」と書きますが、自信っていうのは自分で作るしかない
自分に自信が持てると、生きづらさもだいぶ緩和されてきます
結局、発達障害の人がこの社会を生きづらく生きるか、そんなに生きつらさをあまり感じずに生きるかは、環境とかにもよるところもありますが、結局は自分自身によるところが大きいと思いますね
 
 
 
自分の親族にたまたま京セラに勤めておられる方がおられるので、京セラの話を聞くことが多かったが、
京セラでは
「やってみて成功するのは良い。
やってみて失敗しても、その経験がいずれは成功につながるから良い
やらない、やってみないのが良くない」
とする会社の風土らしいですね
 
やらない、何もやらずに家に引きこもるのが一番よくない、というのはイイトコサガシファシリテーターさんと通じるところがある考えだと思いますね
 
 
 
 

失敗は悪という固定概念を壊す

あといろいろ失敗していくと
「別にこの失敗で自分の生活とか、他人にすごい迷惑や損失になるわけでもないしな~。失敗やミスはそんなに悪いこと、大したことじゃないのな」
失敗することに抵抗がなくなっていく
発達障害の人は
「失敗してはいけない」
という固定観点が強い人が多いので、それを壊せるのは大きい
 
それに
「『これやったらうまくいくと思ったんですけど、大失敗をしてしまいましたよ』と笑い話になるな」
と他人と話すときの話のネタにしたり
「自分もそのやり方のほうが良いんじゃないか?と思ってやってみたんですけど、自分には合いませんでした。だから自分はこっちのやり方をしています」
と説明できるようになって、自分のやり方に説得力が出る
 
 
 
以上、発達障害の少しでも生きづらい人生を脱して、幸せにいきるためには、いろいろ失敗することだと思いますね
 
 
先ほど述べたとおり「失敗は成功のもと」のとおり、失敗を通して経験して人は成長していく
ただ、一応言っておくと、その失敗を「なんで失敗したのか?」と反省なりして、次の成功のために生かしていくことが大事ですね
 
特に発達障害の人だと、良かれと思ってやったことでも、多くの人を巻き込んだ挙句に、迷惑だけかけて終わってしまった大失敗をした人が、翌年とかにまた同じように多くの人を巻き込んだ挙句に、また大失敗して迷惑だけをかける。という無限ループを繰り返してる
「この人は何を考えて生きているんだろう??学習能力がないのかな?何をして生きてるんだろう??」
と感じる人もいますね
PDCAをやるとか、次に生かしていく必要がありすね
 
 
 

失敗ができる場所

特に人間関係とかコミュニケーション力は、多く失敗しないと上手くならないですしね
 
たとえば野球がうまくなりたいと思うなら、野球の本を読むとか、野球関係のYouTubeを見るとか、パワプロとかプロスピとかやるのもいいですけど
やはり当たり前だが、野球をやる、野球の練習をするのが一番野球が上達する
 
 
それと同じようにコミュニケーション力を上げるには
心理学とかコミュニケーションの本を読んだり、コミュニケーション系のYoutubeを見たりするのも良いことですが
コミュニケーションをやり続けて、実践の中で失敗しながら学んでいくしかないですね
特に会話とか話すとかコミュニケーションっていうのは、経験とか知識とかも大事だけれども
「あっ、なんだ。こうすればいいんだな」
という感覚をつかむことが大事なので、どんどん経験していくことが大事ですね
こういう自分なりにコツや感覚をつかめると、ある日突然、会話が急にうまくなることもあるのが面白いですね
 
 
ただ、会話とか話すとかコミュニケーションとかは、会社で変な失敗すると
「ウザい奴」「ムカつく奴」「ジコチュー」「人間のクズ」「いらない人」「いないほうがいい人」
と思われてしまって、居場所がなくなってしまったり
発達障害の○○?そんな人はそもそもこの会社にはいない。というか、そいつに関しては嫌な思い出しかないので、その名前は出さないで欲しい」
と思われて、その後うまくいかなくなる可能性があるので、あまり思い切った失敗はできないですね・・・
 
というか会社や仕事っていうのは、そこで失敗して会社で迷惑をかけた場合、解雇になるどころか損害賠償とかの話になる可能性もあるので、変な失敗はできない
 
 
では発達障害の人が失敗を通じて会話やコミュニケーション力を伸ばすにはどうすればいいだろうか?
まずは当事者会に参加することですね
当事者会では、悩みを分かち合うことで、同じ発達障害の人同士で対人スキルなどを失敗しながら磨けるのがいいですね
とはいえ他の参加者も同じように生きづらさや悩みを分かち合うために、せっかく休日にわざわざ集まっているのだから、自分勝手なことをして他人に迷惑をかけることは、やはり許されない
けれども、当事者会だったら
「みんなに迷惑をかけてしまって、本当にすいませんでした」
と心から謝れば
発達障害の特性で人間関係がうまくいかないのはしょうがないよ」
となって、なんとかなることも多いので、失敗しやすい環境だと言える
 
前述したように会社で失敗するとクビとかになる可能性があるので、当事者会で
「自分としてはこれが正しいと思っていたけど・・・それでは人間関係とかうまくいかなくなるね・・・」
「自分が正しいと思ってたけど、こっちのほうが正しいのか」
とかいろいろやって失敗や成功をして、経験値を稼ぐべき
何回も言ってるとおり、これまで生きづらさを感じてうまくいかない人生を送っていた人が、これまでと同じような習慣、同じような考え方で生きていても、なかなか人生がうまくいくようになるのは難しい。どんどん新しい考え方を取り入れて、どんどん実践して、どんどん失敗していったほうがいいですね
 
ただやみくもにやっても他人に迷惑をかけるだけなので
「自分はなんで上(一般社会)で通用しないのか?何が足りないのか?」
という課題をしっかり持って
「どうしたら上(一般社会)でもうまくいくようになるんだろう??」
としっかり考えて実践することですね
 
一応言っとくと
「とにかく失敗して他人に迷惑をかけまくろう!」
というのは、ただのクズ人間なので
「もっとこうしたほうが良いのでは?けど変に変えて周りから変に思われたり、反感を買ったりしたら嫌だなあ」
と思っても、たしかに会社とかだと周りと違うやり方をやると怒られたり、周りの迷惑になってしまう可能性があるので
当事者会とかプライベートとかでは、できる限りリスクを承知でいろいろやったほうが良い、ということですね
 
当事者会で失敗してしまっても、パワポケみたいに消えたり、しあわせ島に送られることもたぶんないので、ここでいろいろ試行錯誤することですね
 
 
 
ところが、一部の当事者会では失敗するのは難しい会もある
以前に述べたとおり、二次会で悪口大会を始める当事者会のことだ
発達障害の特性がひどく、あまりにも自分勝手で平気で他人に迷惑をかけるような人を
発達障害だからって、あんなことはしてはいけない」
と反面教師にするのはいいと思いますし
「いくら生きづらさや悩みを分かち合う場所といっても、あまりにも他の人に迷惑をかけすぎてはいけないんだ」
と、その人だけじゃなくて、みんなが楽しめる会にするためにも、時には厳しい対応が必要になるときもある
特に発達障害の人は、他人に言われるまで気づけない人も多いので
「何が良いのか?何が悪いのか?みんなにとって良い当事者会にしていくにはどうすればいいか」
ということを十二分に話し合って、その当事者会としてのコンセンサス(一致した見解)を得たうえで
「あなたの勝手な言動のせいで、他人にどれほど迷惑をかかってると思っているんだ!」
と厳しく指摘することが必要なこともある。一人の自分勝手な行動で、他の参加者のメンタルを疲弊させて壊したり、下手したら会そのものを壊すときもありますからね
 
 
 
 
 
この漫画でも発達障害の(無自覚な)言動によって、他人や周りに迷惑をかけている。というか他人や周りの人を「カサンドラ症候群」に陥らせて、メンタルや生活環境を破壊していますしね。
ただ、だからと言って二次会で単に困ったちゃんとかの悪口大会をひたすらやりまくるだけだと
「自分も同じようなことを言われないように、変なことはしないようにしないとなあ」
「『あの人って、困ったちゃんを散々にボロカスに言うクセに、自分も結構失敗とかミスとかしてるよねw』と他人から陰口を言われたくないなあ」
と考えて、くだらないプライドができてしまって、当事者会で失敗とか思い切ったことはできなくなる
 
そうすると
「どうすれば失敗しないか?恥をかかないか?」
と考えてしまい、とにかく無難な言動に徹しがちになる。
そうなると、当事者会ではマシなほうだけど、上(一般社会)ではイマイチで下(当事者会)でしか通用しない当事者会の帝王になってしまい、1.5軍の中途半端で微妙な存在になりがちである
 
あと、こういう会の下(当事者会)のレベルとか、良くて1.5軍の奴らは
「自分は当事者会ではマシなほうなのに、一般社会ではうまくいかない・・・。これは一般社会が発達障害への理解と配慮が足りないからだ!」
という保守的な考えが強く、そういうところで
「いや、いろいろ失敗をしていろんな経験して、自分自身を成長させていくべきじゃないか?」
とか言うと
「そうやって周りの空気を読まずに、自分だけの考えを一方的に主張するのは、発達障害の特性だ!」
として、こっちが悪いみたいにボコボコに叩かれたりする
 
それにしても当事者会では
「日本の『普通はこうすべき』『普通はこうあるべき』という一般社会の同調圧力発達障害の人を苦しめてるんだ!もっと人間の多様性を認める社会になるべきなんだ!」
という主義主張をするクセに、気に入らない他人には同じように当事者会の同調圧力で潰しにかかったり、
「周りがみんなそう言ってるし、おかしいのは自分の考えではないか??」
と思わせて洗脳したり
 
「自分がされるのは嫌だけど、自分が他人にやるのは構わない」
という行動を無意識だろうけどやってしまうのは、定型とか障害者とか関係なしに、ただのクズ人間じゃないかと思いますけどね
 
まあ
「○○が悪いんだ!自分は悪くないんだ!!」
とする、自分以外の敵がいないと、自分の自我や精神の均衡を保てないのかもしれませんが
(本家のニコ動)
 
 
 
・・・おっと、思わず愚痴が長くなってしまった・・・
当事者会でも
「同じ障害の悩みを持つ人たちで話しあって、悩みを分かち合いましょう」
って会で
「適当に集まって話し合って、傷の舐めあいができればそれでいい」
って保守的な考えの人が多い会だと
「いや、いろいろ失敗をしていろいろ経験して成長して、上(一般社会)でも通用するような生き方、考え方をしていくべきじゃないか??」
という考えを表明すると、ウザがられたり、叩かれたりするので、なかなか当事者会でいろいろ失敗して成長するのは難しいかもしれない
 
けれでも新しいことをやって失敗しないと、なかなか自分自身の成長がない・・・
どうすればいいか・・・
 
発達障害の悩みを一人で抱え込むのではなくて、当事者会に参加して、他の人と悩みを分かち合うことが大事だ」
という考え方もあるが・・・ただそれは(多数の)他人が勝手に言ってるだけであって
「この会は本当に自分が正しいと思ったことを言える会なのか?自分が成長していける会なのか?」
という考えをもって、本当にこの会に参加することが自分の成長につながるのか?自分の人生に必要なのか?ということは考えていく必要はありますね
 
ここに自分の居場所はない、必要とされていない、または自分にとって必要ではないと思ったら、さっさと去ることも、ときには必要だ
 
 
 
 
前置きがかなり長くなったが、そう考えていくとこのイイトコサガシは、とにかく新しいことにどんどん挑戦して、失敗や成功をして成長していける、いろいろ試せるワークショップで、どんどん失敗ができる場所である素晴らしい場所だと思いますね
 

発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)を読んだ感想3 自分と向き合う

自分と向き合う

長く当事者会をやっておられる方の話を聞くと、
いかに自分と向き合えるか?認められるか?
かが大事だとよく言われます
 
自分と向き合えてない人が、いろいろ理論を身につけたところで、
発達障害への理解と配慮が足りない。社会は発達障害への理解と配慮が必要であり、発達障害への理解が足りない社会構造が悪い!」
「自分が他人には自分勝手に見えるだろうが、それは発達障害の特性で仕方がないことである。周りは自分に合わせるべきだ」
と、変に屁理屈だけこねくりまわして、机上の理論だけ立てるのがうまくなるだけだったり
「もし発達障害ではなく定型に生まれていたら、何の生活に不自由することなく、とても楽しい人生を生きれたのに!」
と、なろう作品のように夢物語を語るのが上手くなるだけだったり
自分の弱さから逃げて、うまく他責にして、自分を正当化する説明が上手くなるだけだ
 
 
 
3つの願いをかなえてくれるランプの魔人とかがいるならいいと思いますが
 
 
では自分と向き合うにはどうすればいいか?
いろいろと方法はあると思うが、1つの方法としてはやはりイイトコサガシワークショップに参加することですね
変に劣等感から逃れるために、人や物のせいにしたりとかの、自分の感情に嘘をついて生きるのではなく
自分の好きなものを、好きだとありのままに素直に表現することで、自然と自分の感情に素直に生きられるようになる
 
当事者会では「みんなで生きづらさや悩みを分かち合うんだ!」と言いながら、実際はええかっこしいしていたり、悲劇のヒロイン気取りで、自分の弱さから目を背けている人ばかりな会も多くある
 
その点、イイトコサガシワークショップ
「30秒間、好きなものを語るだけでしょw楽勝だろw」
と、いい感じに発表しようと思っても、意外とうまくいかないときも多い・・・
そのときにうまくいかない自分、思うようにできない自分、全力でやってもうまくいかない自分、と必然的に向き合うことになるので、自分と向き合う、という点でも良いのかもしれない
 
 
 

今年2月に亡くなったプロ野球の元監督の野村克也氏も「分を知って、分に生きる。」ということを語られていました

マチュア球界の4番やエースでプロ入りした選手でも、全員がプロ野球でも4番やエースになれるわけではない
自分の与えられたポジションで頑張るしかない
これと同じで、発達障害は治らない。普通の人ができることが、自分にはできないことも多い
これをできないことはできないと認めた上で、できることを探して、そのできることを一生懸命に頑張ることですね
そうやって頑張っていくうちに、気が付いたら定型の人よりもできるようになっていて、それが自信になって、生きづらさの緩和となる
 
発達障害を疑ったら、専門の診療機関で診てもらう」
発達障害の悩みを一人で抱え込むのではなくて、当事者会に参加して、他の人と悩みを分かち合う」
というのは、そうすれば
「こうすれば発達障害が良くなる」
「生きづらさが緩和されて幸せに生きられる」
とかではなくて
「ああ、自分は発達障害だからできないことも多いんだ・・・しょうがないんだ・・・」
とできないことはできないとして、できることを探す、そうやって気持ちの整理をつけることができる。自分と向き合えることで、生きづらさの緩和につながる、ということですね
だから当事者会は
発達障害の人が悩みを分かち合う中で、分を知って、分に生きるために、気持ちの整理をつける場所」
というのが一番正しいのかもしれない

発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)を読んだ感想2 目に見えないものに価値を見出す

目に見えないものに価値を見出す

「世の中は力がすべてだ!身体がでかくてゴツくて、ケンカが強い人が偉い」
「偏差値や学校のテストの点数が高い人が偉い。いい大学を出てる人が偉い」
「世の中は金がすべてだ!年収が高い人が偉い」
プリウスに乗れる上級国民が偉い」
「高級ブランドものを身に着けている人が偉い。タワーマンションの最上階に住んでる人が偉い」
とか、自分が中学生とか小学生のところは思っていたときはあるが・・・
 
たしかに年収とか学歴とか業績とか、目に見える部分も大事ではあるが・・・
まあ定型でもこういうことしか考えない、つまらない人もいますが
たいていこういう外見やステータスを着飾って、他人に見せびらかして自慢して、他人を見下して悦にひたることにしか興味がない人ってのは、どんな金持ちだろうと、どこか人望がなく、見下されてる人が多いですね
 
「周りへの気遣いができる人間が偉い」
「自分の考えに固執するんじゃなくて、他の人の意見もしっかり聞いて、取り入れられる人が偉い」
「他の人の意見に振り回されるんじゃなくて、しっかり自分の意志や考えをもって貫ける人が偉い」
(矛盾する?他人の意見を全く聞かずに意固地になるのも、他人の意見を聞きすぎて振り回されるのもダメだしなあ・・・)
「『ここで失敗したら多くの人に迷惑がかかる』とかのプレッシャーがかかる場面でも、平常心で力を発揮できる人が偉い」
「さっきの失敗を引きずらずに、すぐに気持ちを切り替えられる人が偉い」
臨機応変に物事に対応できる人が偉い」
とか、そういうなかなか目に見えない、人間の内面にすごさを見いだせると、見える世界も変わってきますね
 
特に発達障害の人は協調性がない人が多い
会社っていうのは何か?と突き詰めて考えると、いろんな人間が協力しあって、事業を達成していく組織なわけで、協調性がない人は基本的にはいらないわけで、協調性がない人は会社や社会で活躍するのは難しいですね・・・
 
といっても
「もっと周りに気遣いができる人間になりましょう」
といくら言ってもできるようにはならない・・・
どうすればいいだろうか・・・
チームの一員になって、何かを成し遂げる、という経験を積むしかない
「前は自分だけ楽しめればいいや。と思ってたけど、チームとして何か大きなことを成し遂げたことに、チームの一員として貢献できることが、こんなに嬉しいこと、楽しいことなんだな。」
と感じることですね。そういう成功体験というか、満足感や達成感を経験すると
「自分だけ良ければいいや。と思っていたけど、これからはみんなの役に立つようなことをして生きよう」
社会性とか協調性が芽生えてきます
 
マズローの法則(欲求5段階説)という、人間の「欲求」には5つの段階があるとする心理学理論もありますが
人間っていうのはある程度欲求が進むと、「自分だけ良ければいいじゃなくて、みんなの役に立ちたい」と思う欲求があるみたいですね
 
 
このイイトコサガシワークショップを通じて
「自分の気持ちをしっかり話すことがいかに大事なのか」
「一人でいるより、他の人といっしょに何かをする、ワークショップをすることがいかに大事なことか」
という
なかなか目に見えずらいことがわかるようになるワークショップでもあると思います
 
 
自分も大学時代に汝は人狼なりやとかTRPGをやったことで、一人で閉じこもるんじゃなくて、他の人といっしょにやる、チーム活動に貢献できる、ということがいかに楽しいことなのか?というのを体感できたのは良かった
ここらへんは、いかに説明したところでわかるものではないので、実際にやってみて体感するしかないですね
 
 

発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)を読んだ感想1 感情と論理

前回に「発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びるアイスブレイク&ワークショップ(こころライブラリー)」の概略を述べさせていただいたので、今回はこの本の個人的な感想を述べたい
 

感情と論理

感情的論理性のバランス、というか両方を大事にすることが大事だ
 
自分も昔は議論とかはできるけれど、雑談ができない、ということで悩んでいたことがあった。議論や論議、テーマに対して事実やデータに基づいて感情を排して論理的に意見を述べていくもの。それに対して会話とか雑談というのは、自分の気持ちや感情を自分なりに表現していくもの。似てるようで全く違うものですね
 
どっちが大事か、というとどっちも大事ですね。業種とか職種によりますが。基本的に会社だと上司とか取引先との仕事上の相手と話すときは議論、同僚の人とくだけた会話をするときは雑談をしていくことになる
 
たとえば仕事でうまくいかないときは
「うわあああああ、いくら頑張ってもできない・・・どうせ自分なんか何やってもダメだ・・・」
感情的になるんじゃなくて
「なんでうまくいかないんだろう?どうすればうまくいくんだろう?」
と考えて
「どの作業の工程でミスが多く起きているんだろうか?そのミスはどういう理由から起きてるんだろう?」
論理的に考えて、解決していく必要がある
 
あと仕事の打ち合わせとか会議では
「今年の売り上げを伸ばすためにはどうすればいいか??」
というテーマだったとして
「まあそのうちなんとかなりますよ」
「気合と根性でとにかく頑張ります」
とかの感情論とか精神論で発言するのではなくて
コロナウイルス蔓延による在宅勤務が社会で増加しているので、在宅勤務に役立つ商品を売り出していけば、売り上げを伸ばせるのではないでしょうか?」
「仕事でのミスを減らすために、チェックシートの提出をさせたらどうでしょう」
とかの論理的な具体案を出すことが大事になる
 
それに仕事でミスしてしまった場合は
「これから気をつけます」
だけじゃなくて
「作業開始前に安全をダブルチェックでしっかり確認したうえで、作業に取り掛かるようにします」
など
取引先とかのメールや電話のやり取りも論理性が重視されるので、やはり仕事をしていく上では論理性が大事である
 
それに
「定時は過ぎたが、なんとしてもこの仕事を納期までに終わらせないといけないので、今日は残業しよう」
「ちょっと疲れているけれども、会社のために仕事を頑張ろう」
と会社で働く以上は、個人の感情を押し殺して組織の論理を優先させないといけないときもある
 
 
 
 
あと発達障害だと特性上、生きづらさを感じることが多いが、そこで
「自分は発達障害だし、どうせ何やってもダメだよ・・・」
発達障害への理解や配慮が足りない、国と社会が悪い」
感情的になるのではなしに、
「なぜうまくいかないのか?どうすればうまくいくようになるのか?」
論理的に考えていく必要がある
 
 
以上のように、特に仕事をする上では感情より論理性が大事だ。だから論理性が身につけばすべて解決する。終わり
・・・と言いたいところだが・・・
 
ただ、あまりにも論理で動いて感情を切り捨てて生きていると
「会社で上司に怒られ続けて辛い?それは単にあなたが無能なだけでしょうwあなたのような無能な人間なんざ怒られても仕方がないでしょうwむしろあなたのような役立たずがクビにならないだけ感謝すべきなのに、身の程知らずもいいとこだw」
冷酷非情な冷たい人間になって、反感を買いやすくなり、友人はいなくなる
 
論理で動いて感情を切り捨て生きる、というよりは、常に本音で話してしまい
「これを言うと他の人にどう思われるか?どうなるか?」
というのを一切考えずに生きることですね
 
このメンバーには期待してたけど、ちょっとこの発言で、今後アイドルとして成功するのはもう厳しそうだな・・・
この子を見習えよw
 
 
まあ、ギャスビコー星人によってハタを立てられているなら仕方ないですが
 
 
 
他人に冷たいということは、自分にも冷たいということだ
「こんな当たり前なこともできないなんて、自分なんか生きてる価値なんかないんじゃないか??」
「やらなきゃいけないことなのにできなかった・・・自分なんか早く死んだほうがいいのではないか??」
自分で自分を追い込んでしまいがちになる
そうすると鬱になってしまうケースもある
 
あとそうやって変に感情を押し殺したり、無視して生きていると、あるときにいきなり怒りの感情が抑えられなくなって周りに当たり散らして迷惑をかけてしまったり、自分で自分の感情をコントロールができなくなってしまうときもある
 
特に想像力に乏しい発達障害の人間は上記の状況に陥りやすい・・・。
 
では感情をコントロールできるようになるにはどうすればいいだろうか??
まずは自分の感情に気づくことですね
 
それと、その自分の感情や今の気持ちを相手に伝えること
「自分はこう思っている」
「今はこんな気持ちだ」
と相手に伝えられるようになることだ
 
特に発達障害の人は、自分の気持ちを相手に伝えられるようになるのが苦手で、あまりできない人が多いので、そこができるようになることが大事だろう
 
このように「わさび~」「さいたま~」といくら叫んだところで、なかなか相手に気持ちは伝わらないですからね
 
 
 
人に自分の気持ちを言語化して説明することで、かえって自分で自分を客観視することにつながる
よくカウンセラーが傾聴してるのは、そうやって自分自身の感情に自分で向き合わせるためですね
 
 
そうやって自分の感情に向き合って、感情豊かに生きられるようになる
「会社で上司に怒られ続けて辛い?それはとても辛いですね・・・」
相手の感情も大事にできるようになるため、人情味のある人になる
 
 
このように人情味のある感情豊かな人になると
「今日は気分がすぐれないから、無理して頑張るんじゃなくて、早めに休もう」
「なんか気分がノッてきたし、今日はこのまま頑張ろう!」
と、自分の感情に向き合って、自分の感情にも優しい人になれる。他人に優しくできない人間は、自分にも優しくできない
 
人の感情を理解して向き合えるようになれば、
「みんなに気分よく仕事を能率よく進めるためにも、他人に不快な思いをさせないように言葉遣いを気を付けて礼儀を尽くそう」
「この意見を変に押し通しても反感を買うだけだからやめておこう。むしろ今は他人の意見に耳を傾けるときだ」
他人の感情を考慮して論理的に考えられるようになって、さらに論理性のキレが増してくる
 
論理性感情論のどっちが大事?どっちが良い?とかそういう問題ではなくて、車の両輪のようにどっちも大事。車は片方の車輪だけではしっかり走れないように、自分の人生をしっかり走らせるには感情論理の2つの車両が大事である
 
 
 
 
 
そこらへんを考えていくと、上(一般社会)でなかなか通用しない下(当事者会)のレベルの人は、どちらかが欠いている人が多い気はしますね
 
当事者会で悩みを分かち合って共感するだけで
発達障害への理解や配慮がない社会が悪い!」
「そうだ!その通り!」
とかの感情論だけで
「では発達障害が社会で成功していくにはどうすればいいか?」
という論理的や建設的な話し合いがなかったり
(まあ生きづらさを抱えて生きてきた発達障害の人が前向きに生きるためには、まずは悩みを分かち合って、「そうか、発達障害で悩んでいるのは自分だけじゃないんだな!」と共感するところから始まるので、一概に間違っているとは言えないが)
 
逆に
「コーヒーを飲んでカフェインを摂ると、脳が活性化されていいらしい」
ファシリテーターとして活躍するためには、ファシリテーター講座を受講して受講証をもらうと、すごいファシリテーターになれるらしい」
とかの、それっぽい小手先の理屈をこねくりまわしてるだけだったり
「バカアホな定型の人間と違って、自分は正しい物の見方や考えができる、優れた人間なんだ」
と社会でうまくいかないことへの劣等感から、自分は間違っていない、間違っているのは社会やその人間たちなんだ、と自己防衛本能からの自分を正当化しただけの
斜に構えた、自分だけの狭い薄っぺらい考えをぶつけ合うだけのしょうもない議論に終始して、それで
発達障害を理解しやがらない、定型のバカアホボケどもと違って自分たちはなんて素晴らしい議論をしているのだろう!」
と勘違いして高揚感に浸って
「いろいろ話を聞けて良かった」
と満足してしまっていたりしますね
 
 
 
 
おっと、思わず当事者会の愚痴を書いてしまった・・・
 
前置きが長くなってしまったが、イイトコサガシ
自分の気持ちを伝える」
ということができるようになるワークショップ
自分の気持ちを伝えるには、まずは
「自分はどういう気持ちなんだろう?どう思ってるんだろう?どう感じてるんだろう?」
自分の気持ちに向き合った上で、それを
「悲しい」「嬉しい」「面白い」「辛い」「楽しい」
とかの言葉で表現していかないといけない
そういう意味では感情論理の両方を自然と身につけられるワークショップだと言える
 
 

発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)の概略6 総評、読むべき人

総評

著者の冠地情さんと漫画家のかなしろにゃんこ。さんとその息子の発達障害の特性で人とのコミュニケーションに悩んでいるリュウくんの、漫画で3人のキャラクターの掛け合いで楽しく話が進行する
最近、書店でよく見る「漫画でわかる〇〇」に近い形式の本ですね
 
ワークショップもイラストで描かれていてわかりやすく、
「これはこんなことをするワークショップなんだな!」
とイメージしやすい
 
このように漫画やイラスト主体で描かれているので
「本を読むのは苦手・・・」
という人でも楽しく簡単に読める本だ
 
あと、ワークショップする際に気をつける点、心がける点も書かれているので
「なんか、このワークショップorアイスブレイクは面白そうで楽しそうだしやってみよう!」
と思う人は是非とも本を買ってよく読んで、実践すれば、きっと楽しいワークショップアイスブレイクができるはずだ
 
 
個人的にはスルメのような味がある本だと思いますね
はっきり言って読むだけだったら1日ですぐに読み終わる
ただ、実際にこの本のように自己紹介してみたり、30秒スピーチをやると、なかなか簡単ではない・・・
「どう言えば相手にうまく伝わるのか?」
「このワークショップをすることで、どんな意味があるのか?どんな効果があるのか?」
とか考えさせられるので、それを通じていろんなことに気づかされる本だ
 
「言うは易し、行うは難し」という言葉がありますが、
「30秒話すだけでしょw簡単でしょw」
と思っていても、実際にやってみると簡単ではない・・・
けれども、やっていくうちに自分の伝える力、コミュニケーション能力が上がってきている、と実感できます
 
ここらへんの運動もとても簡単に見えて実際にやってみるとかなり大変だが
それと同じで、簡単そうに見えるが、実際にやってみると難しく、コミュニケーション能力の筋肉が鍛えられるワークショップが揃っている
逆に言うと
「あれっ、そんなに難しくなさそうだな。これぐらいなら自分にもできるだろう」
と、とっつきやすい、敷居が低くお手軽にできそうで、楽しくできるワークショップが書かれているといえるので、誰にも勧められる本だと言えるだろう
 
 
 

この本を読むべき人

 
まずは福祉関係の支援者、教育関係の方ですね。コミュニケーション力が全くない人でも1からコミュニケーション力をつけられる本になっているので、
「子供や生徒のコミュニケーション能力を楽しく伸ばす方法があればいいんだけど・・・」
と悩んでいる人は大いに参考になる本だろう
 
 
次に当事者会のファシリテーターをやっておられる方。
「いや、自分の当事者会は発達障害の悩みを聞いて分かち合う会だから、こういうワークショップをやる会とは違う。会の方針がまるっきり違うので、参考にはならないだろう」
と思うかもしれない。けれども、ワークショップを円滑に進めるための準備や進行、なかなか発言できない人への対応なども書かれているので、この本を読むことで参考になるものもきっとあるはずだ
 
当事者会のファシリテーターをやっていると
「次の当事者会をどうするか?」
と、目の前の自分の当事者会のことで頭がいっぱいになりがちで、知らず知らずのうちに視野が狭まって
「こうしないといけない!!」
と考えが狭まってしまうこともある
けれども、忙しいからこそ、この本を読むことで
「そうか、『こうしないといけない』と思っていたけど、こういう方法もあるんだな」
と、会や自分自身の可能性を広げることにつながるかもしれない
 
 
あと
「イイトコサガシに参加しようかどうか悩んでいる・・・」
という人は、この本を読めば
「なるほど、イイトコサガシではこういうワークショップやアイスブレイクをやっているのか」
とわかるので、参加すべきかどうかの大きな判断基準になる
 
「イイトコサガシに参加しようと思っている」
と考えている人も、この本を読んでいったほうが、どういうワークショップやアイスブレイクをやるのか?というイイトコサガシを理解して参加できるので、より多くのイイトコサガシができるだろう
(まあ思い立ったが吉日で、まず行動するもの大事なんで、「ちょっと本を読んでから・・・」とか言ってないで、すぐにワークショップに参加したほうがいい気もしますけどね)
 
 
 
 
「てめえの話はよくわからねえんだよ」
「お前の話は長ったらしいだけでわからない」
「空気読めよ」
と言われることが多く、コミュニケーションがうまく取れない人も、ぜひこの本を読むべきでしょう
ワークショップは何人かでやるものですが、一人でもできるものもいろいろあるので、試してやってみるべきでしょう
 
「一人で話しても虚しいから嫌」?
それじゃずっと空気が読めないコミュ障は治らないぞ
 
才能があって、なおかつ一人でずっとバットを素振りし続けるような努力ができる人がプロ野球選手として成功するように
「こんだけ努力しても、うまくいくとは限らない・・・
それよりはダラダラとゆったり生きたほうが利口なんじゃないか?
だいたい、自分は悪いのではなく、自分の言ってることを理解しやがらない周りが悪いのでは?」
と語りかけてくる心の闇に負けずに
一人で黙々と努力し続けられる人が成功するものだ
 
とはいえ、やりすぎはよくないが・・・
 
 
 
・・・おっと、話題がそれてしまった・・・
自分もこの本の概略を書くのに
「このワークショップ、自分だったらこう言うなあ」
と書いてるだけでも、だいぶ自分の気持ちを表現する力がついた気はします
そうすると、これまでなんて返せばわからず会話に参加できなかったのが
「自分はこう思います」
「まるで○○みたいですね!」
社交的になって、いろいろ会話に参加できるようになる。そうするといろんな人と会話が弾んで、仲良くなりやすくなる。
 
やはり、一人でもこのワークショップをやればコミュニケーション力を目に見えて伸ばすことができる、素晴らしい本だと言えますね
 
 
特に発達障害の人は、いろいろな特性から人とのコミュニケーションが苦手な人が多い。そういうコミュニケーションが苦手な人でも、この本に載ってるものの、簡単なのからやって、成功体験を積んでいけば、1からコミュニケーション力を伸ばしていける
人とのコミュニケーションをさほど苦にしない人でも
「こんなもん30秒間話すだけでしょ?こんなもん楽勝だよw」
と、この本に書いてあるものをやっていけば、よりコミュニケーション力を伸ばすことができるだろう
 
 
 
そういえば、当事者会に行くと
「異性から好かれたい」
「モテたい」
という悩み(というか煩悩)を抱えておられる方が少なくないですね
 
ではモテるためにはどうすればいいか?
身だしなみを良くしてオシャレになる、美容院に行く、筋トレして日焼けする、ルックスを良くするとかいろいろあると思いますが・・・
まずは一番大事なのは
「この人と話していると楽しいな」
と思ってもらうこと
そのためにはまずはしっかり話せないといけないし、あとしっかり人の話を聞けないといけない
そんなこともできない人が美容院に行ったりとか、小手先のテクニックでモテようと思っても、なかなか難しい
というか、身近な人としっかりコミュニケーションをとれないような人が、いきなり好きな人から好かれるようなトークをしたり、OKをもらえるようなデートを誘えるわけがない
異性に好かれるようになるには、まず人間に好かれるような魅力のある人間になることが大事。というか他の人に好かれるような魅力的な人間になれば、自然と異性からも好かれやすくなる。
そのためにも、先ほど述べたように
「この人と話していると楽しいな」
と思ってもらえるように、まずは「自分の気持ちを伝える」というコミュニケーション能力をこの本で伸ばしていくのがいいんじゃないですかね
 
 
 
 
なんか文章が全くまとまりませんが、要は発達障害の人は全員この本を買って、読んで、実践しましょう。ということですね(見も蓋もない感想)
 
 

終わりに

上記したように
「一人で話しても虚しいから嫌」
という人は、まずはこのエア握手会を見てメンバーと話す練習をして
握手会が再開されたら、好みの子と握手会でしっかり話せるように努力しよう(ステマ)
 
 
 
さらっと本の概略だけ語って、いろいろと意見や感想を述べさせていただこうかと思っていたが、意外と長くなってしまったので、またの機会にさせていただきます。
 
 
 
 
一応言っておくと、このブログはあくまでも「発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)」の「概略」なので、恣意的にいろいろ省いていたり、勝手に解釈して書いている部分もあるので
「なんか本を買って読むのは面倒くさいので、このブログで読んだつもりになればいいや」
としていると、
「トリプルインパクトって、エヴァンゲリオンディープインパクトのことでしょ?」
とか、とんでもない思い違いをしてしまうことがあるのでご注意を
 
所詮は概略しか書いてないので、上っ面の薄っぺらいことしか書いていない。そもそも浅学非才な自分の駄文より、実際の「発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)」は楽しい漫画やイラストでよりわかりやすく、より詳しく描かれていているので、このブログを読んで
「なんか面白そうな本だ」
と思われた方は是非購入して読んでみてほしいですね。
できれば、当事者会や何かの集まりとかで、この本に書かれているアイスブレイクワークショップができればいいですね
 
 
最後に、イイトコサガシのこれからの発展と、この本のさらに多くの人に読まれることを願っています
 
 
それにしても、イイトコサガシファシリテーターの冠地情さんは、野球も知ってて、サッカーも知ってて、プロレスも詳しくて、いろんなことを知っててすごいなあ