にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)を読んだ感想2 目に見えないものに価値を見出す

目に見えないものに価値を見出す

「世の中は力がすべてだ!身体がでかくてゴツくて、ケンカが強い人が偉い」
「偏差値や学校のテストの点数が高い人が偉い。いい大学を出てる人が偉い」
「世の中は金がすべてだ!年収が高い人が偉い」
プリウスに乗れる上級国民が偉い」
「高級ブランドものを身に着けている人が偉い。タワーマンションの最上階に住んでる人が偉い」
とか、自分が中学生とか小学生のところは思っていたときはあるが・・・
 
たしかに年収とか学歴とか業績とか、目に見える部分も大事ではあるが・・・
まあ定型でもこういうことしか考えない、つまらない人もいますが
たいていこういう外見やステータスを着飾って、他人に見せびらかして自慢して、他人を見下して悦にひたることにしか興味がない人ってのは、どんな金持ちだろうと、どこか人望がなく、見下されてる人が多いですね
 
「周りへの気遣いができる人間が偉い」
「自分の考えに固執するんじゃなくて、他の人の意見もしっかり聞いて、取り入れられる人が偉い」
「他の人の意見に振り回されるんじゃなくて、しっかり自分の意志や考えをもって貫ける人が偉い」
(矛盾する?他人の意見を全く聞かずに意固地になるのも、他人の意見を聞きすぎて振り回されるのもダメだしなあ・・・)
「『ここで失敗したら多くの人に迷惑がかかる』とかのプレッシャーがかかる場面でも、平常心で力を発揮できる人が偉い」
「さっきの失敗を引きずらずに、すぐに気持ちを切り替えられる人が偉い」
臨機応変に物事に対応できる人が偉い」
とか、そういうなかなか目に見えない、人間の内面にすごさを見いだせると、見える世界も変わってきますね
 
特に発達障害の人は協調性がない人が多い
会社っていうのは何か?と突き詰めて考えると、いろんな人間が協力しあって、事業を達成していく組織なわけで、協調性がない人は基本的にはいらないわけで、協調性がない人は会社や社会で活躍するのは難しいですね・・・
 
といっても
「もっと周りに気遣いができる人間になりましょう」
といくら言ってもできるようにはならない・・・
どうすればいいだろうか・・・
チームの一員になって、何かを成し遂げる、という経験を積むしかない
「前は自分だけ楽しめればいいや。と思ってたけど、チームとして何か大きなことを成し遂げたことに、チームの一員として貢献できることが、こんなに嬉しいこと、楽しいことなんだな。」
と感じることですね。そういう成功体験というか、満足感や達成感を経験すると
「自分だけ良ければいいや。と思っていたけど、これからはみんなの役に立つようなことをして生きよう」
社会性とか協調性が芽生えてきます
 
マズローの法則(欲求5段階説)という、人間の「欲求」には5つの段階があるとする心理学理論もありますが
人間っていうのはある程度欲求が進むと、「自分だけ良ければいいじゃなくて、みんなの役に立ちたい」と思う欲求があるみたいですね
 
 
このイイトコサガシワークショップを通じて
「自分の気持ちをしっかり話すことがいかに大事なのか」
「一人でいるより、他の人といっしょに何かをする、ワークショップをすることがいかに大事なことか」
という
なかなか目に見えずらいことがわかるようになるワークショップでもあると思います
 
 
自分も大学時代に汝は人狼なりやとかTRPGをやったことで、一人で閉じこもるんじゃなくて、他の人といっしょにやる、チーム活動に貢献できる、ということがいかに楽しいことなのか?というのを体感できたのは良かった
ここらへんは、いかに説明したところでわかるものではないので、実際にやってみて体感するしかないですね