にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)を読んだ感想4 失敗をする

失敗をする

発達障害の少しでも生きづらい人生を脱して、幸せにいきるためには、いろいろ失敗することだ

 

 

 

 

新しいことをする

「何言ってんだお前。発達障害の特性でミスや失敗してばかりだから人生がうまくいかず、生きづらい人生を送ってるんだろが!ふざけるな!」
と言われるだろうが・・・
 
少し言い方を変えると新しいことをするということですね
これまでの人生が順風満帆ならば、変にリスクを冒して新しいことをするより、これまでの生き方を続けたほうが良いかもしれない。けれども、これまで生きづらさを感じてうまくいかない人生を送っていた人が、これまでと同じような習慣、同じような考え方で生きていても、なかなか人生がうまくいくようにはならない
だから無理しない程度に、どんどん新しいことに挑戦していくことが大事だ
 
発達障害による生きづらさを克服するには、いろんな方法があるとは思いますが・・・
一番は自分自身を日々成長させていくことですね
 
では自分自身を日々成長させていくにはどうすればいいだろう?
これもいろいろな方法があると思いますが、一番は新しいことをすることですね
たとえば
ヨガとか瞑想とかやってみるとか
ストレッチとか筋トレを始めるとか
TwitterだけじゃなくてFacebookもやるとか
新しい趣味をやってみるとか、新しいことにチャレンジしてみるとか
とにかく何でも新しいことをやってみることですね
 
 
 
(ただ変に
「よし、腕立て伏せ、腹筋、背筋を毎日100回やるぞ!」
とかやると3日坊主になって挫折して自信を失うので
最初は少しずつやるのがいいみたいですね)
 
 
 

失敗による成長

 
しかしながら、新しいことでもパッと器用にすぐにこなせる人だったらいいが、発達障害の人は不器用なので、新しいことをするとうまくいかずに失敗することが多い・・・。
特に新しいことをやっていくと、これまでと違う生活リズムになって生活リズムが狂って生活全般がうまくいかなくなったり、それによってこれまでしなかったミスやトラブルが頻発してしまったり、それによってストレスが増えて心労が増してしまうときもある
 
あと、
「もっと休日をアグレッシブに過ごそう!」
と無理やり張り切りすぎて、身体に疲労がたまってしまい、平日からの勤務に支障が出てしまったり
「どんどん新しいものを買って新しいことを始めよう!」
とガンガンお金を使ってしまうと、生活費が足りなくなってしまって困ったりと
保守と革新、持続と挑戦、ディフェンスとオフェンスとのバランスも大事で、このバランスを変に崩すと人生がうまくいかなくなってしまうこともある
なので変に新しいことをやるよりも、これまで通りの自分のリズムで、これまでと同じ習慣や考え方で生きたほうが良い。おわり
 
 
・・・・・・と言いたいところだが、先ほど述べた通り、これまで生きづらさを感じてうまくいかない人生を送っていた人が、これまでと同じような習慣、同じような考え方で生きていても、なかなか人生がうまくいくようにはならない。むしろ、なかなか人生がうまくいかないまま、だんだん年だけとっていって、どんどんジリ貧になっていく恐れもある
 
自分もこの矛盾に悩んだことがあったが、「失敗が多いということは。それだけ新しいことに挑戦して成長していっている証拠だ」というネットニュースを見て合点がいきました 

2019年8月25日㈰のイイトコサガシ 話のネタを確実に増やすワークショップに参加した感想 - にっし~の日記

 
 
新しいことをやって失敗するうちに
「今回はうまくいかなかったけど、こうやったらうまくいくんじゃないか?」
「結果は出なかったけど、自分の中では前回より成長していけてるしいいや」
成功のきっかけをつかめることも多い
失敗は成功のもと
という言葉がありますが、失敗なくして成功はない
 
 
筋トレをやってる人はわかると思いますが、人間の筋力というのは、まず刺激や過負荷をかけることで筋組織が傷つく。しばらくすると筋組織は回復するけれども、そのときに以前よりも太くなって回復する
それといっしょで、新しいことをやっても、最初はうまくいかずに失敗することも多いけれども、経験値を積んだりして、だんだん身体が慣れていくことで成長していくことで、失敗やミスが減って成功が増えていく
だから最初はミスや失敗ばかりで大変かもしれないが、そこを乗り越えて成功できるようになる
それはつまり
「これまでできなかったことが、できるようになっている」
ということなので、自分でも気づかないうちにすごく成長することができる。そうすると
「最初は失敗やミスばっかりだったけど、今はこんなにもできるようになった。自分は新しいことをやることですごく成長できた。良かった。これからもっと新しいことをすれば、もっと成長、成功できるはずだ」
と、その達成感がものすごい自信になる
 
「自信」とは「自分を信じる」と書きますが、自信っていうのは自分で作るしかない
自分に自信が持てると、生きづらさもだいぶ緩和されてきます
結局、発達障害の人がこの社会を生きづらく生きるか、そんなに生きつらさをあまり感じずに生きるかは、環境とかにもよるところもありますが、結局は自分自身によるところが大きいと思いますね
 
 
 
自分の親族にたまたま京セラに勤めておられる方がおられるので、京セラの話を聞くことが多かったが、
京セラでは
「やってみて成功するのは良い。
やってみて失敗しても、その経験がいずれは成功につながるから良い
やらない、やってみないのが良くない」
とする会社の風土らしいですね
 
やらない、何もやらずに家に引きこもるのが一番よくない、というのはイイトコサガシファシリテーターさんと通じるところがある考えだと思いますね
 
 
 
 

失敗は悪という固定概念を壊す

あといろいろ失敗していくと
「別にこの失敗で自分の生活とか、他人にすごい迷惑や損失になるわけでもないしな~。失敗やミスはそんなに悪いこと、大したことじゃないのな」
失敗することに抵抗がなくなっていく
発達障害の人は
「失敗してはいけない」
という固定観点が強い人が多いので、それを壊せるのは大きい
 
それに
「『これやったらうまくいくと思ったんですけど、大失敗をしてしまいましたよ』と笑い話になるな」
と他人と話すときの話のネタにしたり
「自分もそのやり方のほうが良いんじゃないか?と思ってやってみたんですけど、自分には合いませんでした。だから自分はこっちのやり方をしています」
と説明できるようになって、自分のやり方に説得力が出る
 
 
 
以上、発達障害の少しでも生きづらい人生を脱して、幸せにいきるためには、いろいろ失敗することだと思いますね
 
 
先ほど述べたとおり「失敗は成功のもと」のとおり、失敗を通して経験して人は成長していく
ただ、一応言っておくと、その失敗を「なんで失敗したのか?」と反省なりして、次の成功のために生かしていくことが大事ですね
 
特に発達障害の人だと、良かれと思ってやったことでも、多くの人を巻き込んだ挙句に、迷惑だけかけて終わってしまった大失敗をした人が、翌年とかにまた同じように多くの人を巻き込んだ挙句に、また大失敗して迷惑だけをかける。という無限ループを繰り返してる
「この人は何を考えて生きているんだろう??学習能力がないのかな?何をして生きてるんだろう??」
と感じる人もいますね
PDCAをやるとか、次に生かしていく必要がありすね
 
 
 

失敗ができる場所

特に人間関係とかコミュニケーション力は、多く失敗しないと上手くならないですしね
 
たとえば野球がうまくなりたいと思うなら、野球の本を読むとか、野球関係のYouTubeを見るとか、パワプロとかプロスピとかやるのもいいですけど
やはり当たり前だが、野球をやる、野球の練習をするのが一番野球が上達する
 
 
それと同じようにコミュニケーション力を上げるには
心理学とかコミュニケーションの本を読んだり、コミュニケーション系のYoutubeを見たりするのも良いことですが
コミュニケーションをやり続けて、実践の中で失敗しながら学んでいくしかないですね
特に会話とか話すとかコミュニケーションっていうのは、経験とか知識とかも大事だけれども
「あっ、なんだ。こうすればいいんだな」
という感覚をつかむことが大事なので、どんどん経験していくことが大事ですね
こういう自分なりにコツや感覚をつかめると、ある日突然、会話が急にうまくなることもあるのが面白いですね
 
 
ただ、会話とか話すとかコミュニケーションとかは、会社で変な失敗すると
「ウザい奴」「ムカつく奴」「ジコチュー」「人間のクズ」「いらない人」「いないほうがいい人」
と思われてしまって、居場所がなくなってしまったり
発達障害の○○?そんな人はそもそもこの会社にはいない。というか、そいつに関しては嫌な思い出しかないので、その名前は出さないで欲しい」
と思われて、その後うまくいかなくなる可能性があるので、あまり思い切った失敗はできないですね・・・
 
というか会社や仕事っていうのは、そこで失敗して会社で迷惑をかけた場合、解雇になるどころか損害賠償とかの話になる可能性もあるので、変な失敗はできない
 
 
では発達障害の人が失敗を通じて会話やコミュニケーション力を伸ばすにはどうすればいいだろうか?
まずは当事者会に参加することですね
当事者会では、悩みを分かち合うことで、同じ発達障害の人同士で対人スキルなどを失敗しながら磨けるのがいいですね
とはいえ他の参加者も同じように生きづらさや悩みを分かち合うために、せっかく休日にわざわざ集まっているのだから、自分勝手なことをして他人に迷惑をかけることは、やはり許されない
けれども、当事者会だったら
「みんなに迷惑をかけてしまって、本当にすいませんでした」
と心から謝れば
発達障害の特性で人間関係がうまくいかないのはしょうがないよ」
となって、なんとかなることも多いので、失敗しやすい環境だと言える
 
前述したように会社で失敗するとクビとかになる可能性があるので、当事者会で
「自分としてはこれが正しいと思っていたけど・・・それでは人間関係とかうまくいかなくなるね・・・」
「自分が正しいと思ってたけど、こっちのほうが正しいのか」
とかいろいろやって失敗や成功をして、経験値を稼ぐべき
何回も言ってるとおり、これまで生きづらさを感じてうまくいかない人生を送っていた人が、これまでと同じような習慣、同じような考え方で生きていても、なかなか人生がうまくいくようになるのは難しい。どんどん新しい考え方を取り入れて、どんどん実践して、どんどん失敗していったほうがいいですね
 
ただやみくもにやっても他人に迷惑をかけるだけなので
「自分はなんで上(一般社会)で通用しないのか?何が足りないのか?」
という課題をしっかり持って
「どうしたら上(一般社会)でもうまくいくようになるんだろう??」
としっかり考えて実践することですね
 
一応言っとくと
「とにかく失敗して他人に迷惑をかけまくろう!」
というのは、ただのクズ人間なので
「もっとこうしたほうが良いのでは?けど変に変えて周りから変に思われたり、反感を買ったりしたら嫌だなあ」
と思っても、たしかに会社とかだと周りと違うやり方をやると怒られたり、周りの迷惑になってしまう可能性があるので
当事者会とかプライベートとかでは、できる限りリスクを承知でいろいろやったほうが良い、ということですね
 
当事者会で失敗してしまっても、パワポケみたいに消えたり、しあわせ島に送られることもたぶんないので、ここでいろいろ試行錯誤することですね
 
 
 
ところが、一部の当事者会では失敗するのは難しい会もある
以前に述べたとおり、二次会で悪口大会を始める当事者会のことだ
発達障害の特性がひどく、あまりにも自分勝手で平気で他人に迷惑をかけるような人を
発達障害だからって、あんなことはしてはいけない」
と反面教師にするのはいいと思いますし
「いくら生きづらさや悩みを分かち合う場所といっても、あまりにも他の人に迷惑をかけすぎてはいけないんだ」
と、その人だけじゃなくて、みんなが楽しめる会にするためにも、時には厳しい対応が必要になるときもある
特に発達障害の人は、他人に言われるまで気づけない人も多いので
「何が良いのか?何が悪いのか?みんなにとって良い当事者会にしていくにはどうすればいいか」
ということを十二分に話し合って、その当事者会としてのコンセンサス(一致した見解)を得たうえで
「あなたの勝手な言動のせいで、他人にどれほど迷惑をかかってると思っているんだ!」
と厳しく指摘することが必要なこともある。一人の自分勝手な行動で、他の参加者のメンタルを疲弊させて壊したり、下手したら会そのものを壊すときもありますからね
 
 
 
 
 
この漫画でも発達障害の(無自覚な)言動によって、他人や周りに迷惑をかけている。というか他人や周りの人を「カサンドラ症候群」に陥らせて、メンタルや生活環境を破壊していますしね。
ただ、だからと言って二次会で単に困ったちゃんとかの悪口大会をひたすらやりまくるだけだと
「自分も同じようなことを言われないように、変なことはしないようにしないとなあ」
「『あの人って、困ったちゃんを散々にボロカスに言うクセに、自分も結構失敗とかミスとかしてるよねw』と他人から陰口を言われたくないなあ」
と考えて、くだらないプライドができてしまって、当事者会で失敗とか思い切ったことはできなくなる
 
そうすると
「どうすれば失敗しないか?恥をかかないか?」
と考えてしまい、とにかく無難な言動に徹しがちになる。
そうなると、当事者会ではマシなほうだけど、上(一般社会)ではイマイチで下(当事者会)でしか通用しない当事者会の帝王になってしまい、1.5軍の中途半端で微妙な存在になりがちである
 
あと、こういう会の下(当事者会)のレベルとか、良くて1.5軍の奴らは
「自分は当事者会ではマシなほうなのに、一般社会ではうまくいかない・・・。これは一般社会が発達障害への理解と配慮が足りないからだ!」
という保守的な考えが強く、そういうところで
「いや、いろいろ失敗をしていろんな経験して、自分自身を成長させていくべきじゃないか?」
とか言うと
「そうやって周りの空気を読まずに、自分だけの考えを一方的に主張するのは、発達障害の特性だ!」
として、こっちが悪いみたいにボコボコに叩かれたりする
 
それにしても当事者会では
「日本の『普通はこうすべき』『普通はこうあるべき』という一般社会の同調圧力発達障害の人を苦しめてるんだ!もっと人間の多様性を認める社会になるべきなんだ!」
という主義主張をするクセに、気に入らない他人には同じように当事者会の同調圧力で潰しにかかったり、
「周りがみんなそう言ってるし、おかしいのは自分の考えではないか??」
と思わせて洗脳したり
 
「自分がされるのは嫌だけど、自分が他人にやるのは構わない」
という行動を無意識だろうけどやってしまうのは、定型とか障害者とか関係なしに、ただのクズ人間じゃないかと思いますけどね
 
まあ
「○○が悪いんだ!自分は悪くないんだ!!」
とする、自分以外の敵がいないと、自分の自我や精神の均衡を保てないのかもしれませんが
(本家のニコ動)
 
 
 
・・・おっと、思わず愚痴が長くなってしまった・・・
当事者会でも
「同じ障害の悩みを持つ人たちで話しあって、悩みを分かち合いましょう」
って会で
「適当に集まって話し合って、傷の舐めあいができればそれでいい」
って保守的な考えの人が多い会だと
「いや、いろいろ失敗をしていろいろ経験して成長して、上(一般社会)でも通用するような生き方、考え方をしていくべきじゃないか??」
という考えを表明すると、ウザがられたり、叩かれたりするので、なかなか当事者会でいろいろ失敗して成長するのは難しいかもしれない
 
けれでも新しいことをやって失敗しないと、なかなか自分自身の成長がない・・・
どうすればいいか・・・
 
発達障害の悩みを一人で抱え込むのではなくて、当事者会に参加して、他の人と悩みを分かち合うことが大事だ」
という考え方もあるが・・・ただそれは(多数の)他人が勝手に言ってるだけであって
「この会は本当に自分が正しいと思ったことを言える会なのか?自分が成長していける会なのか?」
という考えをもって、本当にこの会に参加することが自分の成長につながるのか?自分の人生に必要なのか?ということは考えていく必要はありますね
 
ここに自分の居場所はない、必要とされていない、または自分にとって必要ではないと思ったら、さっさと去ることも、ときには必要だ
 
 
 
 
前置きがかなり長くなったが、そう考えていくとこのイイトコサガシは、とにかく新しいことにどんどん挑戦して、失敗や成功をして成長していける、いろいろ試せるワークショップで、どんどん失敗ができる場所である素晴らしい場所だと思いますね