にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の新入社員の心得4 タイムスケジュールでパターン化する

職種にもよるとは思いますし、中には緊急対応で臨機応変に動かないといけないときもあるとは思いますが、基本的にはどんな仕事も一日の流れは決まっている
 
たとえば以前に勤めていたビルの警備なんかだと
 
8:30に出社して、制服に着替えて、引き継ぎをする
9:00から勤務開始
9:30〜10:00まで館内巡回する
12:00〜13:00まで休憩
13:30〜14:00まで館内巡回
17:00から外周の巡回
18:00に引き継ぎして帰る
 
とかやることは決まっていたので、まずはその流れを掴んで、タイムスケジュール表みたいなのを作っていました
「巡回ではこういうルートでこういうのを見る。こういうのを発見したら報告する」
「受付ではこういうケースはこう対応する。ああゆうケースはあのように対応する」
とメモにしてまとめて、仕事をマニュアル化して覚えていました
 
そういう手順とか流れをつかむと、上記の勤務の場合は
「朝8:30には会社に入って、更衣室で着替えて、同僚の方から引き継ぎをして、引き継ぎのノートを読む。9:00から9:30まで受付をして、それから「すいません、巡回に行ってきます」と所長に言って、懐中電灯とトランシーバーを持って巡回に行く。巡回ではエレベーターで15階に行き、蛍光灯が切れていないか?何か異常はないか?を見て回る」
とか
「こうやったらこう。この時間になったらこうする」
とか全部決めてやっていましたね
もっと言うと
「スーパーで値引きされた弁当とペットボトルを買っておいて、寝る前にその弁当とペットボトルと制服をカバンに入れて、アラームを朝6:00にセットする
翌朝、アラームで朝6:00に起床する。朝のニュースを見ながら、朝ごはんを作って食べる。歯磨きをして、髪など身だしなみを整えて、着替えて。スマホで出発報告をする。家を出る。駅に着いたら、9号車に乗る(降りる駅の出口の近くの列車に乗る)。なるべく7:22までの電車に乗る。あの駅で降りて、このルートで出口に出て会社に行く」
とか全部の流れを決めてやっていました。
 
こうやって全部流れを決めておいて、そのとおりにやれば、忘れ物もないし、仕事もソツなくできるのでミスとか失敗もないから、上司の人からも
「あいつはこの仕事に関しては、言われたことがちゃんと毎回できてるな」
と評価される
 
小説家、陶芸家とか、少年漫画の連載してる漫画家とかの芸術家だったら、独創的で面白いものを作らなくてはいけないし
 
証券マンだったら、日々刻々と変化する株価が上がるか下がるかを的確に予想しないといけないが
 
別に普通のサラリーマンだったら、言われたことをしっかりと問題なく日々こなしていけば、そのうち
「あいつはできるやつだ!」
と評価される
 
 
まあ家の家事はともかく、仕事なんざはマニュアル化して、その通りにやれば問題なくできて褒められる、というほど仕事は甘くはない。時にはイレギュラーな状況なことが起きることもあり、そのときは臨機応変な対応が求められるときもある。そこで対応できないと
「言われたことしかできない」
「マニュアル人間」
と呼ばれてしまう
 
ただ、言われたことしかできないって言っても、正社員なら違うけどアルバイトや派遣社員の業務だったら、言われたことができれば8割方は仕事ができる。わからないことは上の人を呼べばいいし。
 
 
 
あと臨機応変とか言っても、そういう応用は、基本がきっちりできていないとできない。やはり基本があっての応用。それに
「基本的にはこうする。ただこういうことがあったケースの場合はこう対応する」
イレギュラーなケースもマニュアル化すればいい
 
「どう?最近、元気にしてる?」
とか職場の人との会話は違うけど
電話対応とか受付の対応とかのお客さんに対応するとかも、臨機応変の対応が求められるように見えて、実はほぼ使う文言や流れは決まっているので、流れを覚えると対応しやすいですね
 
たとえば電話対応だったら
受話器を取って
「お電話ありがとうございます。こちら発達工業、にっしーが承ります」
と話して
「定型工業の○○です、△△さんはおられますか?」
と言われたら
「定型工業の○○様ですね。いまお繋ぎいたします、少々お待ちください」
と言って保留にして、
「△△さん!定型工業の○○様からお電話です」
と伝える
 
「あー、△△は今、会議に行ってる」
と別の人から言われたら、保留を解除して
「申し訳ありません。△△(さんとか部長はつけない)は今、席を外しておりまして・・・」
と伝えて
「そうですか・・・じゃあ、また掛け直します or  折り返し電話をするように伝えていただけますか?」
とたいていなるので(どれくらいで戻りますか?と聞かれるケースもあるが)
「わかりました、そのように伝えておきます。お手数をおかけして申し訳ありません。すいません、失礼いたします」
と言って、静かに電話をきる(会社によっては相手が切るまで切らないというルールがあるときもある。あといつかかってきたか時刻を把握しないといけないとか、会社によってルールは異なる)
「定型工業の〇〇様から△△さんにお電話」
とメモして、△△さんが戻ってきたら
「すいません、定型工業の〇〇様からお電話がありました。あとで掛け直す or 折り返して連絡がほしい とのことです」
と報告して完了。
 
というように臨機応変のその場その場での対応が必要に見えて、実は何を言って、どう対応するかはほぼ決まっている。こういう基本ができると、だんだん応用もできるようになる
 
そういう基本と応用のどちらもできるようになると、9割ぐらい仕事ができるようになってきますね。逆に
「仕事をする以上は全部完璧にできないと!」
変に最初から応用もできるようなろうとすると、仕事の基本的な流れがつかめずに
「おいおい、何やってんだよ!」
と怒られ続けることになってしまう。漫画やアニメのキャラとかなろう作品じゃあるまいに、最初から完璧にできる人はいないんで、まずは基本的なことができるようになって、8割仕事ができるようなることですね。8割から9割、ほぼ10割できるようになるのは、また別の力が要る