- 発達障害の職場でのトラブル
- 終身雇用制度のせいで、企業と発達障害の関係がlose-loseになっている
- 終身雇用制度がなくなれば、発達障害への理解や配慮が進む
- ジョブ型雇用になれば、発達障害の人でも活躍する機会が増える
発達障害の職場でのトラブル
2.3%の障害者雇用をしなければならないと国で定められたので、企業は仕方なく障害者雇用を進めている。だが、事務仕事なら問題なくやれそうな身体障害者はみんな大企業に取られて残っていないので、仕方なく発達障害などの精神障害者も採用して、事務補助として現場に丸投げする
そうやって採用した発達障害が職場でトラブルを起こして問題になるケースが増えてきているようだ
だが、だからと言って表立って発達障害を批判すると
「障がい者を差別するな!生きづらさを抱えて生きている発達障害の人を悪く言うな!」
と人権派みたいな人たちにバッシングを浴びてしまう
なので、X(Twitter)などでの匿名での批判が増えてきており、いわばサイレントマジョリティーの状態になっている
そのうち、何か一つのきっかけでネットで大炎上して、発達障害へのネットでの猛バッシングが起きるかもしれない
「報道の公平性を守るためにも、障がい者、発達障害の人を悪く言ってはいけない」
という姿勢から、テレビは発達障害についてあまり悪く報道していない。けれども、ネットで大きな話題になっていたらさすがに無視するわけにもいかないので
「最近、職場でトラブルを起こす発達障害が問題になっています」
と、いずれテレビでも報道されるようになるかもしれない・・・
終身雇用制度のせいで、企業と発達障害の関係がlose-loseになっている
この問題も、発達障害が悪い、というよりは社員を簡単にクビにできないのが問題だと思う
会社としても、発達障害がいくら問題を起こして仕事ができなかろうが、それだけの理由でクビにはできない
発達障害の社員にしても、ここを辞めたらまた就職活動をしないといけない。下手をしたら再就職ができず、就労継続支援に行くしかなくなるかもしれないので、なんとかしてここの職場にしがみつくしかない
だから会社で問題を起こしまくる発達障害が働き続けるケースも出てくる
もし社員を簡単にクビにできるようになれば、定型だろうと発達障害だろうと、仕事ができなかったら会社都合でクビにできれば問題ない
発達障害の人も、こういう風にすぐにクビにできる状況なら、クビになったとしてもまた就活すれば
「発達障害だけど、やる気があるみたいだし雇ってみるか。ダメだったらクビにすればいいし」
とすぐにまた内定が出て再就職もしやすい。そうやって転職を繰り返していくうちに、自分の特性に合った仕事につける可能性もある。変に自分に合わない仕事にしがみつくよりもずっと良い
このように今の日本の風潮だと
「発達障害が悪い」
とされがちだけど、こう見てみると終身雇用制度の弊害の影響を一番受けているのは発達障害であって、現代社会の被害者と言えるのかもしれない
終身雇用制度がなくなれば、発達障害への理解や配慮が進む
もし終身雇用制度がなくなって、正社員でもクビにできるようになれば
「この人は発達障害だから、ちゃんと仕事ができないのではないか?雇ったはいいけど、理解や配慮だけを求めるだけで全然仕事をしてくれなかったらどうしよう・・・」
と発達障害の雇用に二の足を踏んでいた企業も
「発達障害の人だろうと、いっぺん雇ってみよう。もしかしたら特性がハマって活躍するかもしれない。全然ダメだったらクビにすればいいし」
と、数撃ちゃ当たると発達障害でも雇用する企業は増える
まあ大半が半年以内にクビになるだろうけれども、まれに凹凸の長所をうまく発揮できて、意外と職場で活躍できるケースも出てくるだろう。そのうちに発達障害のすごい才能を発揮して、ものすごい活躍をするケースも出てくるかもしれない
ソフトバンクの育成枠みたいな感じ
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そういう
「たまたま雇用した発達障害の人がものすごい活躍をしてくれたので、会社の利益もうなぎのぼりです!我が社は発達障害でガッチリ!その発達障害の人があまりに仕事ができるので、もともと居た定型の人をクビにしました」
という成功事例が出てくると
「おお、すごいな・・・。こちらでも発達障害を雇用してみようかな・・・」
と二匹目のドジョウを狙って、発達障害の雇用が加速するだろう
また
「なんであの企業は発達障害を活躍させられたんだろう・・・?」
という研究が進んで、
「なるほど!発達障害の職場で活躍させるには、こういう理解や配慮が必要なんだな!」
と勝手に今よりも発達障害への理解や配慮が進んでいく
「欧米に比べて、日本は発達障害への理解や配慮が遅れている!」
という意見も多いけれども、こういう社会制度、というか雇用制度の違いは大きいと思う
ジョブ型雇用になれば、発達障害の人でも活躍する機会が増える
また終身雇用制度がなくなれば、メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用になるだろう
今の日本の雇用はメンバーシップ雇用が一般的だ
「朝礼が終わったらメールをチェックして、電話が来たら対応する。来客が来たらお客さんを迎えに行って来賓室にご案内して、それが終わったら会議の資料作成をして、午後には会議の進行を行って、終わったら議事録を作成して、空いている時間にデータ入力や領収書・書類の整理をやる」
というような、一通りの仕事をそつなくこなせるジェネラリストになることが求められる
ところがジョブ型雇用になることで、
「これをやる人」「あれをやる人」
と仕事が分業化されていくだろう
今のメンバーシップ雇用では
「A、B、Cの業務をみんなで協力しながらやります」
という感じでやっているのが
ジョブ型雇用になれば
「Aだけやる人、Bだけやる人、Cだけやる人と、それぞれの分野でそれぞれの人が頑張ることで、チームの目標を達成する」
という感じになるだろう
工場の流れ作業、特例子会社みたいな感じかな
こういうジョブ型雇用が一般的になれば、限られたことだけできれば良くなる
仕事で大事なことは、いかにポジションを掴めるか
「今日の担当はあの人だって」
となったときに
「ああ、あの人だったら安心、大丈夫だな」
と思われるかどうか
仮にミスをしたとしても
「あの人がミスするとは珍しいなあ。お互い、人間は誰しもミスするものだしな。あの人にはいつも助けられてるしなあ」
「もしかして今日は体調が悪いのかな・・・?最近、冷えてきたしね・・・。というか、ウチのマネージャーはあの人に働かせすぎじゃないですかね・・・」
と思われるように、信頼されることだ
「自分は必死に一生懸命にやっているんだ!会社から理解や配慮がないのが悪いんだ!」
という風に言う発達障害の人もいるけど、そうやって必死にやっても仕事ができない無能な人は会社にはいらない
発達障害でもジョブ型雇用になることで、
「自分は発達障害の特性で人よりできないことが多い。あれもできないし、これもできない・・・。けれども、これに関してはできるぞ!」
という1つのことができて、そこのことはしっかりできるようにならば、発達障害でもポジションを掴みやすくなるかもしれない
あと、ジョブ型雇用になることで
「とにかく会社のために仕事を頑張れ!」
とやや曖昧に言われていたことが
「君にはこの業務を担当してもらう。これを毎日50個作ってくれ。週200個以下しか作れなかったらクビだ」
と業務や目標が明確になって、発達障害の人にとっては働きやすくなるかもしれない
今の日本は終身雇用制度でメンバーシップ型雇用が主で
仕事ができる人がそのまま管理職に上がっていくことが多いけれども
ジョブ型雇用になれば、適性がある人が管理職や技術職などそれぞれの職につくようになるかもしれない
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そうなると、自分の個性や適性をより活かしやすい社会になるかもしれない
そういえば、発達障害だと技術職などの個人でやっていたときには良かったけれども、そのうちに出世して人をまとめる管理職になった途端にダメになるケースも多い。ジョブ型雇用だとその仕事だけやっていれば良いので、そういうケースも減るかもしれない。