にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の新入社員の心得6 自分の部屋を掃除、整理する

仕事の能率を上げるには、やはり仕事を努力するとか、やり方を工夫するとか、仕事がしやすいように環境を整える、ということが大事である
 
けれども、一番大事なのは自分の部屋を掃除、整理することですね
自分の家より会社にいる時間のほうが長い人もいるが、基本的には家にいる時間が一番長いはずである
だから部屋が整理整頓されて片付いていれば、ムダな体力とか気力を使わなくて済む快適に過ごしてリラックスできるほうが気力も体力も充実する
 
 
逆に部屋が散らかっていたり、全然掃除ができていないと。家でリラックスするどころか、逆に気力を使って疲れてしまう場合もある
足元が散らかっていると、変なもんを踏んで壊したり、紙を踏んで足を滑らせたりしないように、家を歩くだけで気を使って消耗する。そうすると部屋を歩くだけで気力を消耗して疲れてしまう
それと
「よし、Amazonで欲しかったものが届いたぞ!さっそく開けるか!・・・あれっ、ハサミってどこにあるんだっけ??」
「あー、前にもらった会社の書類を提出しなきゃ・・・・・・。えーっと、あの書類どこに行ったんだっけ・・・・・・・・。あれっ、ここにあると思ったんだけどなあ・・・・・・」
と探し回ると、それだけで疲れる。それを毎日やってると、地味に気力とか体力を消耗していってしまう
 
 
 
 
とはいっても発達障害の人は片付けや整理整頓ができないという特性がある
「片付けよう!と思っても、ADHDの特性が強く、いつの間にか違うことをしてしまって永遠に片付かない」
「いらないものは捨てよう!と思っても、これがもし必要なものだったらどうしよう・・・と怖くなって捨てられない」
「優先順位をつけるのが苦手なので、どこをどうしまったらいいかわからない」
「いろんなことに疲れて、部屋を片付ける気力がわかない」
とか、理由はひとそれぞれですね
 
 
 
自分もそうだったけど、基本的に
「片付けろ!整理整頓しろ!と言われても、どう片づけたらいいかわからない」
という人が多い
 
 
 
これができるようになるには、アルバイトでも派遣社員でもいいから、とにかく会社で働くしかない
まともな会社だったら3S(整理、整頓、清掃)5S
1. 整理(seiri) 要るモノと、要らないモノを分類し、要らないものを捨てること
2. 整頓(seiton) 要るモノを、誰にでも、すぐに取り出せるようにすること
3. 清掃(seisou) ゴミや汚れがない綺麗な状態を維持すること
4. 清潔(seiketsu) 3S(整理・整頓・整頓)が維持されている状態
5. しつけ(shitsuke) 3Sが定着し、決められたことを守れる風土になっている状態
というのが徹底されている
 
だから備品はこう片付ける、文房具はここに片付ける、書類はこのファイルに綴じてここに片付ける、ということがちゃんと全部決まっている
これらをよく見ていくと
「これは受付で使うものだから、受付の横においてあるんだな」
「この作業をするときに、すぐに取り出せるようにここに置いてあるんだな」
とかがわかってくる
 
そういうのがわかってくると
「自分の部屋も、これはこう配置したほうがもっと良くなるな」
「これは新しく棚を買って配置したら、もっとうまく整理できるんじゃないか?」
とか気付けるようになる
 
特に
「これはこの辺のどっかにある」
じゃなくて
「これはここ。あれはここ」
としっかり配置できるようになると
「あれはたしかここにあったな」
と物を探すときの時間が地味にすごく短くなるので大きい
 
 
自分も偉そうなことを言っているけれども、以前はなかなか部屋を片付けられない、どう片づけたらいいのかわからない人間だった。けれども、いろいろ仕事をやっていったり、経験を積んでいく中で、
「あれっ、これはこうしたら片付くんじゃないか??」
「やっぱり床にものを置いてちゃダメだな」
と気づいけるようになって、どんどん部屋が片付けられるようになって、整理されていった。個人的には部屋を整理整頓する力は、社会経験のスキルとリンクや比例してる気がします
 
 
 
まあ
「うるせー、いちいち片づけるのとか面倒臭いし気力が足りないんだよ。他人には散らかってる汚い部屋に見えるだろうが、自分にとって住みやすかったらそれでいいだろうがw
だいたい職場とか公共の場所だったらちゃんとほかの人も使いやすいように片付けないといけないだろうが、自分の部屋なんざどうしようと勝手じゃねえかw」
というのも正論ではある
それに無職ニートだったり、仕事をフルタイムでしてなかったりして、時間とか余裕があるんだったら、多少部屋が散らかっていても問題はない
 
あと、部屋の配置を変えたりして、いつも使ってるものの位置が変わってしまうと、
「あれっ・・・いつもと違うから違和感しかない・・・・・・なんか気分がしっくりこないなあ・・・」
と違和感からどうもリズムが狂ってしまい、それをきっかけにしてミスが重なったりしていろんなことがうまくいかなくなってしまって、1日のリズムが狂ってしまう
「これなら変えないほうが良かった・・・」
と思うときもある。特に発達障害の人はこだわりが強く、自分の決まった流れで作業ができないとものすごいストレスを感じてしまうので、なかなか新しいことをするのが難しいという面はある
 
 
ただ、フルタイムで働いていると、家でゆっくりできる時間も限られるので、短い時間で家事をパパッとこなさないといけない。そう考えると、部屋が片付いていないとなかなか厳しいですね。というより、自分の部屋すらきっちり片付けられないような人は、フルタイムで働くのは難しい気はしますね。
それと、同じことを繰り返すのは発達障害の特性で考えれば安心感があって良いだろうが、それだけだとなかなか自分自身の成長はない。やはり新しいことをやっていかないと自分の成長というのはないので、無理しない程度に新しいことをやっていくことも大事である。
 
 
 
また、「脳と部屋はつながっている」「部屋の状態は自分の頭の中と同じ」という言葉がある
部屋がぐちゃぐちゃっで片付けられないってことは、自分の頭の中もぐちゃぐちゃで整理できてないってことですね