にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害サバイバルガイドを読んだ感想7 悩みの解決方法

ここまで長々と語らせていただいたが、正直に言ってあまり参考になる本ではなかった
金玉さんは一時期、飲食関係の仕事をされていただけあって、「食事」の項は参考にはなったが
 
この本の帯には
発達障害者の困りごとを全て網羅」
「圧倒的な解像度で悩みが解決!」
「世界一意識が低くて、世界一役立つ本」
と銘打ってるけれども、特にそこまで悩みが氷解する本ではなかった
 
発達障害の人は、というより人間というのは生きていく上でうまくいかないこと、悩み事というは尽きないもの
だが、発達障害の人は
言われたことしかできない
という特性があるので
自分で考えて、自分で動く
ということがなかなかできない
だから、悩み事、困りごとができてきた場合に
自分で解決策を考えて、自分で解決する
ということができないので、悩み事や困りごとを一人で抱え込みがちになってしまう
なので、そうやって悩み事や困りごとを一人で抱え込むのではなく、当事者会でみんなで話し合って、みんなで悩みを分かち合うということが大切なので、発達障害の人は当事者会に参加していかなければならない。おわり
 
・・・と言いたいところだが・・・
「悩み事や困りごとを一人で抱え込むのではなく、みんなで分かち合うべき」
というのは正しいけれども・・・
先ほどに言った通り、人が生きていく中で悩み事や困りごとは尽きないので、それをいちいち当事者会で
「○○がうまくいきません、どうすればいいですか??」
と聞いていてはキリがない
 
あと、当事者会というのは基本的に上(定型社会)でうまくいかない、いわば人生がうまくいっていない人が来る場所なので、そういう人生がうまくいっていないダメな人たちが集まっているところで悩みを話し合っても、なかなか良い解決策は出てこない
 
特にフルタイムの毎日8時間、週5日で働いていると、仕事量や作業量も多いのでいろいろ対応していかないといけない。自分の時間も短いので、うまくいかないことについて自分でパッと考えて、パッと解決していけないと、なかなかフルタイムで働くのは難しい
そういう修正力がある人じゃないと、フルタイムで働くのはなかなか難しいですね
 
今はネット社会なので、悩み事とか困ったことがあったら、ネットでググって、いろいろ記事を見ながら情報収集し、そうやって得た情報を自分なりに整理して
「こうやったらうまくいくんじゃないかな?」
と考えて実行していける力が今の時代には必要
 
あと、日頃からネットニュースをいろいろ読むとか、様々なテレビとかラジオを聞くとか、いろんな人と関わっていろんな話を聞くとかのアンテナを張って
「今の話は参考になったな」
「そうか、そういうものがあるんだ。自分もこれをやれば、もっと暮らしやすく、生きやすくなるんじゃないか?」
とか良いと思ったものはどんどん取り入れていって、自分に合ってたものは続けて、合わなかったものはやめていって、常に自分をアップデートして生活を向上させたり、成長していける人が、だんだんと発達障害の生きづらさを減らして、楽しく幸せに生きられるようになると思いますね
 
 
 
あれ、何の話だっけな・・・
ああそうだ、発達障害サバイバルガイドを読んだ感想だったな
 
この本の帯には
発達障害者の困りごとを全て網羅」
「圧倒的な解像度で悩みが解決!」
「世界一意識が低くて、世界一役立つ本」
と銘打ってるけれども
実際の内容は借金玉さんがこれがうまくいかなかったから、こうしたらうまくいった、という事柄がダラダラ書いてるだけですね
 
「なるほど、こう悩んでいて、こう対策なりしてる人もいるんだな」
という感想しかないですけど
その中で自分も参考になることがあれば取り入れればいいし
「自分とは特性が違うな」
「自分とはやり方が違うな」
「自分には合わなさそうだな」
ということがあれば
「自分だったらこうするな」
「自分はこう考えるな」
「これを聞いてこう思った」
とか、自分なりに理解して、自分なりに解釈する。自分なりに話を消化して、自分なりに栄養にする。ということができるかどうかが、発達障害の人が生きづらさを克服していく上で大事だと思いますね
 
当事者会とかだと、自分の興味がある話はよく聞くけど、興味関心がない話は全く聞かない人とかいますね
まあ当事者会は基本的に途中参加、途中退室は自由ですし、自由に動けばいいと思いますし、発達障害の人は興味関心のある話しか聞けない特性があるので仕方がないとは思います
けれども、最初は興味関心がある話ではない、どうでもいいと思って聞いてたことが、
「そんなに力説するんなら、なんか意義があるのかもしれないなあ」
「そんなに良いって言うんなら、自分もやってみようかな」
と意外と何か参考になったり、何か新しいことをやってみるきっかけになる可能性もある
だから興味関心のある話しか聞けないって人は、そういう可能性を自分からなくしてしまっている、可能性を自ら狭めていると言えますね
 
 
 
「謀多きは勝ち、謀少なきは負ける」
という言葉がありますが、定型の人よりできないことも多い発達障害の人が悩みや困りごとを解決し、楽しく生きられるようにしていくには、人よりもしっかりといろんなことを考えていく必要がある
 
 
逆にロクに考えもせずに、ただひたすら理解と配慮だけを他人に求めているだけでは、なかなか悩みや困りごとも解決しませんし、他の人からも愛想を尽かされてあまり助けてもらえなくなってしまい、ますます生きづらくなってしまう