発達障害の人は好きなことは時間を忘れて集中ができる人が多い
それに作業を始めるまでに時間がかかって、作業を始めてもなかなか思うように集中できなかったり、気持ちが乗らなかったりして、なかなかエンジンがかからない(好きなゲームとかだったらすぐに気持ちが入ったりしますが)
しばらく作業していくうちに、やっと集中できてきて、気持ちが入って良い仕事や作業ができる。というケースが多いので、変に休憩を入れるとまた集中力がない状態からのスタートになるので、あんまり休まずに作業したいというのはある
逆に作業に集中できて、気持ちも入ってくると、過集中モードに入ってずっと作業を続けられる。夢中になりすぎて朝から晩までやってしまう。人によってはそのまま徹夜でやってしまうこともある。
夢中でやってるぶん気持ち的には問題ないんだけれども、そうやってずっと作業がしている分、自分の気持ちには問題なくても、身体に負担がかかってしまい、身体がクタクタのボロボロになってしまう
あと人間の集中できる時間は90分が限度だ
2時間ぐらいなら良くても、3時間以上経つとだんだん集中力が知らずしらずのうちに落ちていって、ミスが増えてきてしまう
このような集中力が落ちた状態で作業を続けても、生産性が悪いので、ここで休むことが大事になってくる
発達障害の人は根が真面目なので
・5時間以上ぶっ通しで作業する
・1時間ぐらいやって、疲れてきたら休んで、作業して、また疲れてきたら休んで
という作業だと、前者のほうが休まずに頑張ってて良さそうに見えてしまうので、どうしても前者をやってしまいがち
(会社での仕事で朝9時から12時まで仕事、1時間の昼の休憩をして、13時から18時まで仕事、と決まっている場合はそのとおりにやらないといけないが)
そうやって自分自身で自分に無理な負担をかけてしまいがちである
それで集中できない中、「頑張らないと!」と無理して頑張ろうとしすぎて、逆にますます集中できなくなる、という悪循環に陥る
休まずに真面目にやるのは大事なことだけど、イマイチ集中できていないときにダラダラやっててもあまり意味がないので、ここで思い切って休むことが大事である
自分も前はそういう考えだったからなあ・・・
もっと早く休憩することをできてればな・・・・
あと発達障害の人は根が真面目なので、納期があるものだと
「早く終わらせなきゃ。早く済ませないと」
と気負ってしまい、焦燥感に駆られてしまって、休まずやろうとしてしまう
たまには1日中休んでリフレッシュする、ということがなかなかできない
1日休むぐらいなら作業を進めないといけない、と思ってしまいがち
けど、同じ作業をずっとしていると頭が疲れていく。疲れた状態でさらに作業をしているため、能率が上がらず
「うわあ、全然進んでない・・・・・・。もっと頑張らないと」
とますます頑張ろうとして、さらに頭が疲れて作業効率や能率が落ちて、いくら頑張ってもなかなか作業が進まず、時間がだけが過ぎてどんどん納期が迫ってきて、焦りからますます頑張ろうとして・・・
という負のループに陥りがちである
自分もこういう傾向があるが、良く言えば真面目、勤勉なんだろうが
結局のところ
「納期がある仕事なんだから、なるべく休まずに頑張らないといけない」
「このまま頑張らずに、納期に間に合わずに『もっと頑張れば良かった・・・』と後悔したらどうしよう・・・」
という義務感、恐怖感に打ち克てないただの小心者なんだろうな・・・
それか
「バカみたいにしゃかりきに頑張るより、いったん休んだほうがより良い結果がでる」
「いったん自分の常識を外れることで、かえっていろんな可能性が広がる」
という発想ができない
発達障害の特性の想像力の欠如による視野の狭さ、考えの浅さなんだろうな・・・
なんかひたすら自分語りをしてしまったな・・・
この本のCHAPTER8において休息の必要性が書かれていた
発達障害の人は人生がうまくいかないことが多いので
「このままじゃダメだ、なんとかしないと」
「なんとかこの状況を打開しないと」
と不安やプレッシャーによる焦りから、いろいろやろうとして動き回ってしまいがちだが
焦りからの行動っていうのは得てしてうまくいかないものだ
定型の人だったら、「うわぁ、やべー」と言ってパッとやって、パッとうまくいって成功する人もいるけど、不器用な発達障害の人はたいてい失敗して、体力や気力を消耗して、ますます状況が悪化してしまうことも多い
うまくいっていないときこそ、まずはしっかり休むことが大事だ
うまくいっていない不安なときは、当事者会に参加して不安な気持ちや悩みを分かち合うということも大事だけど、あえて行かずに家で朝から晩までゆっくりすることも、ときには必要なことだ