にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人が生きづらくなった理由3 強者にも弱者にもなれないから

 

国のセーフティネット

 

前置きが長くなったが、これらを踏まえて発達障害の生きづらさを語る

これまで述べてきた通り、今の日本は激しい競争社会の渦中にあるので
特性によるハンデがある発達障害は大半が競争についていけずに負け組になる



資本主義社会においては、競争に勝った、成功した人は大金を得られるけど、競争に負けた、というか勝てない障害者などの弱者は無職になりやすい。そうなるとお金を得られずに無一文になりやすい

そうやってお金がなくて餓死する人が続出しかねない
「このまま飢え死にするぐらいだったら、殺してでも奪い取る!」
と犯罪行為に走る人が増えてしまう
弱者を切り捨てていると、そうやって犯罪行為に走る人たちが続出してしまい治安が悪化してしまう

 

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【ロマサガ1】殺してでも うばいとる アイスソードを持つ男 アルツール ガラハド - YouTube

 

 

そうならないために、高年収者からは累進課税として税金を多く徴収して

【日本の闇】お金を稼ぎすぎるとどうなるのか? #shorts #東京ウーバーズ #tiktok #あるある #社会人 #会社員 #サラリーマン #年収 #給料 #出世 #結婚 #子育て #税金 #末路 - YouTube



そういう生活困窮者などへのセーフティネットとして、障害者への福祉を充実させて障害年金を支給したり、どうしても生活できない人には生活保護費を支給している。あと、無職になった人には失業保険を支給している

 


これと同じように、発達障害というのは障害者であって、競争に勝てない弱者なのだから、国によって保護されるべきである
よって国は発達障害を理解と配慮を進め、他の障害者と同様に支援を進めなくてはならないのである

おわり

 

 

弱さの競争でも勝てない発達障害

 


・・・と言いたいところだが、ここで1つの問題がある

こういう障害者福祉というのは、ほぼ国の税金で賄われている。とはいえ、国の税金も限りがあるので、重度の障害者には手厚く支援されるが、軽度の障害者にはあまり支援がされないことが多い

「寝たきりで動けないとか、下半身などの四肢が動かせないとかの、体が動かせないわけじゃないんでしょ?だったら国に頼るんじゃなくて、自分である程度はなんとかしてよ」
という国からの扱いに発達障害はなりやすい

このような弱者は弱さを競い合う競争があるが、その弱者の競争でも発達障害は不利になりやすい

 

「弱さを競う競争」によって社会が衰退していく理由 - YouTube



弱者として弱さを競い合う競争にも勝てないので、普通に働いて金を稼ぐしかない・・・

昔だったら弱者や無能でもできる仕事もあったので、それが割り振られていたのでそこそこ金を稼げていた
だがテクノロジーが進歩して作業効率が上がった現代は、そういう仕事はなくなってしまった。事務職でもマルチタスクが必須なので、なかなか仕事ができない・・・。あと会社の仕事は社会性も必須だが、発達障害それらが低いので、なかなかクローズでは仕事を続けるのが難しい・・・

このように、普通に働くのは厳しいが、かといって弱者として弱さを競い合う競争にも勝てない
こういう中途半端な立ち位置が、発達障害の生きづらさ、息苦しさがある

 

 

発達障害ヒエラルキー

 

企業は2.2%の割合で障害者を雇わないといけない。発達障害を医者から診断されれば障害者手帳を取れるので、障害への理解と配慮を得ながら障害者枠で働くことがベストになる

ただ、身体障害者と違って、発達障害の人には理解や配慮をしなければならないことが多すぎる
ただでさえ現場は忙しい上に、発達障害への理解や配慮をしなければならないと、現場は疲弊してしまう。給料をもらう従業員としている以上は、給料分の仕事ができないと、会社でも厳しい立場になりがちだ

他の障害者でも言えることだが、発達障害の場合は軽度の障害の特性であれば、障害へ理解や配慮をしてもらい、障害によるハンデがあまり問題にならない仕事を振ってもらって部署や会社に貢献できる
ところが障害の特性が大きい場合は、いくら障害者枠であっても給料分の仕事ができないと、なかなか仕事を続けることができない

このように発達障害でも働ける人と働けない人で差が生まれてしまう

 

  • クローズで働けている人
  • 障害者枠で働けている人(週5日8時間フルタイム)
  • 障害者枠で働けている人(時短)
  • 就労継続支援A型で働けている人
  • 就労継続支援B型で働けている人
  • 無職の人

 

という上から順にヒエラルキーカーストがある

 

 

ビジネスは結果がすべて。結果を出して見返す

 

発達障害の人が生きやすくなるにはどうすれば良いのだろうか・・・

発達障害でもみんな働けるように、企業はもっと発達障害への理解と配慮を進めなければならない!
そのためにも発達界隈で一丸となって社会に発達障害の生きづらさを訴え、啓発活動を進めるよう!そうやって発達障害の生きづらさを日本社会でわかってもらおう!そうすれば発達障害への理解と配慮を社会で得られるようになるはずである!

おわり


そういう思いから、発達界隈の人たちは社会へ発達障害への理解と配慮をしてくれるように訴えてきたが
「ああ、発達障害ってこんなに職場で使えない上に問題を起こすんだ・・・
ちょっとウチの業務は忙しいから発達障害の人を雇う余裕はないなあ・・・」
と、ある意味で発達障害への認知と、理解と配慮が進んだ結果が、発達障害フィルター


今年の夏の甲子園で慶応高校が優勝したことで
「坊主になって、生徒に厳しい上下関係のもと指導して、激しい練習を課して勝つのは時代にそぐわない
髪型も自由にして、エンジョイベースボールで勝つんだ」
というのがトレンドになったが

これと同じように
発達障害の人を雇用し、このような理解と配慮を行った結果、多くの実績を上げることが出来ました!そのおかげで我が社は東証一部に上場できました!」
といった
発達障害でガッチリ!」
と日曜日朝にやってる番組のガッチリマンデーなど取り上げられるぐらい実績を上げられれば
「ウチも発達障害へ理解と配慮をして、実績を上げよう!」
発達障害へ理解と配慮は進むだろう


ビジネスは結果がすべて
結果を出せないものはいらない。結果を出して見返すしかない

このブラック通信企画の木久留井マネージャーみたいに凹凸のある人たちの凸の部分を上手く発揮させて、それぞれの良さを発揮させられるのが良いんだが

 

【ドラマ】意外な2課の絆!タレ男vs2課全員の絶望勝負【タレ撲#2】 - YouTube

【ドラマ】木久留井の悪魔的戦略!常識を捨てたタツナリ!【タレ僕#8】 - YouTube

 

 

 

だが、発達障害と診断された人というのは、凹凸の凸の部分を生かせるように理解と配慮をある程度やれば職場でも大いに力を発揮するような特性が軽い人はほとんどいない。そんな人は発達障害でも発達障害にならずにたいていクローズで働いている

taniryo.hatenablog.com



忌憚なき意見を述べると、病院で発達障害の診断を貰って障害者手帳を持ってるような発達障害の人というのは、当事者会に来ている人たちを見ればわかる通り、
発達障害の人でも一般社会でやれている人も多い中で、一般社会で通用せずに消された、発達障害の人の中でも社会不適合者の、負け犬で落ちこぼれの底辺層であることが多い
下(発達界隈)にいる社会性、人間性、IQ、修正力が低い人が多い。ここらへんの能力が低いと会社でも仕事ができないことが多い

taniryo.hatenablog.com



そういう人たちに対して、マニュアルを作って理解と配慮をしまくったとしても、せいぜい単純な作業ならができるようになるぐらいだ

まあ障害者枠だし、最低賃金ならこれぐらいできれば十分と言えなくもないが・・・
ただマニュアルを作って理解と配慮をしまくって、これではコスパが悪すぎる・・・
前述したような結果を出して見返すのは無理だろうな・・・

「何のために会社に来たのか・・・
会社に水を差す、水差し野郎!
そのまま自分のデスクから荷物をまとめて、就労継続支援A型・B型事業所に行け」
というのが、企業の本音だろう

wikiwiki.jp




そういえば、当事者会に行くと
「ちゃんと会社から自分に理解や配慮があればちゃんと仕事ができていたはずなんだ!しっかり障害への理解と配慮をしない会社や社会が悪い!」
と他責にしている発達障害の人もいるが

発達障害であっても、できる人は理解や配慮なんかなくてもある程度はできる。
理解と配慮がないとできないというのは、所詮はその程度の人間だということだ


発達障害の人は話す言葉を理解するのは難しいが、書いてある言葉を理解するのはそこまで難しくないんだから、企業は発達障害への合理的配慮として、ちゃんとマニュアルを整備するべきだ!」
という意見も発達界隈ではよく聞くが・・・

実際に働いたことがある人だったらわかると思いますが、特に事務職なんかだと
「客先からこういう要望があったので、明日からはこういうやり方に変えます」
「支店長会議の結果、紙削減の業務効率化の一貫として、これはこう変えることになったので、来月からはこういう方式で作業をお願いします」
「営業所とこういうトラブルがあったので、次からはこういう風にやりましょう」
と、理由はいろいろだけど、仕事のやり方が変わることが結構多い。自分の仕事も入社当初に比べるといろいろ変わっている。

このようにやり方がちょこちょこと変わる事が多い。そのたびにマニュアルも書き直さないといけないというのは大変だ。さらにこういうマニュアルが必要な発達障害というのは、仕事の理解力も低いので
「これは次からこうやってくれ!」
と言ってもすぐに対応できないことが多い。わかりやすく何度も指示しないといけない・・・

こういうことをやるんなら、全部自分がやったほうが早い、となりがち



発達界隈にいる人というのは、発達障害の人でも一般社会でやれている人も多い中で、一般社会で通用せずに消された、発達障害の人の中でも社会不適合者の、負け犬で落ちこぼれの底辺層であることが多く、社会性、人間性、IQ、修正力が低い人が多いので
あんまり実際に企業の戦力となって働いたことが少なく、社会経験が浅いので、そこらへんのことがわからないんだとは思いますが

発達障害の悩みを一人で抱え込むのではなく、当事者会に参加してみんなで悩みを分かち合おう!」
とかよく言われますが、所詮は発達障害の底辺が集まってるだけですし、こんな奴らいくら集まって話し合ったところで、こういうゴミのような意見しか出てこないってことですね