にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人はマンダラチャート(大谷翔平目標達成シート)を書くべき

発達障害の人はマンダラチャート(大谷翔平目標達成シート)を書くべきだと思ったので書いてみる
 
 

マンダラチャート(大谷翔平目標達成シート)とは

 
マンダラチャートとは、9×9の81マスで構成される目標達成ツール。81マスの中心に達成したい「目標」を記入し、周囲のマス目一つ一つに、その目標を達成するために必要な「要素」や「アイデア」を書き出していく
 
 
これをやってみて一番成功した人は、たぶんエンゼルス大谷翔平選手ですね
だからマンダラチャートじゃなくて大谷翔平目標達成シートと呼ばれることもあります
 
大谷翔平選手岩手県花巻東高校出身ですが、大谷翔平選手の高校の先輩の菊池雄星投手もこの目標達成シートを書いてたみたいですね
そうやって目標達成シートを書いて、両名ともメジャーで活躍されているのは本当にすごいです
 
 

マンダラチャートの利点

このようにマンダラチャート(大谷翔平目標達成シート)を書けば、エンゼルス大谷翔平選手のようにメジャーで二刀流で活躍できるようになる。大谷翔平選手菊池雄星投手にようにメジャーで活躍できる選手になれます。おわり
 
・・・と言うほど単純な話でもない
大谷翔平選手菊池雄星投手も、高校時代から150キロを超える球をバンバン投げるすごい選手だったので、マンダラチャート(大谷翔平目標達成シート)を書いてようとなかろうと、メジャーで活躍する選手になっていたかもしれない
 
 
自分も最近に書き始めましたが、マンダラチャートを書く大きな利点としては、
目標を達成するためには何をすればいいのか??
という道筋がはっきりする点ですね
「自分の目標はこれ」
「この目標を達成するにはこういうことが必要」
「こういうことができるには、こういうことをやらないといけない」
というのがはっきりする
 
 

マンダラチャートの書き方

たとえば
「今は職に就いていないので、早く内定をもらって就職したい」
という「内定獲得」が目標だったとして
その「内定獲得」という目標を達成するにはどうするのか??という問いに対して
「気になった企業にどんどん応募してしていく」
と答えたとする
 
発達障害の人というのは1つの問いに1つの答えがあれば満足しがちですし、これはこれで問題ないように見えるが・・・
たしかに「数撃ちゃ当たる」「バットを振らないとボールを打てない」という言葉もあるし
「応募しても落ちたら嫌だなあ・・・」
と思って応募しないのが一番良くないので、「当たって砕けろ!」とまずは応募していくことが大事ではある
 
それに、過去の実績が十二分にある人とか、履歴書の書き方や面接での受け答えが上手い人は、あとは適当に応募していけば、そのうち内定はもらえるだろう
 
 
ただ、そうでない人がそうやってやみくもに応募しまくっても、いくらやってもうまくいかずに不採用ばかりで心身ともに疲弊していってしまう恐れもある
 
そうやって応募しては不採用になる、を繰り返していると
「どうせ自分なんか何やってもダメだよ」
と自暴自棄になったり
発達障害だから内定をもらえないんだ!発達障害への理解が足りない会社や社会が悪いんだ!」
とうまくいかないことの不満を社会批判に向けてしまったり
違う方向に行ってしまうこともある
まあたまには愚痴を吐いたりして、ストレス解消というか気分を発散させるのは必要なことですが
 
 
それよりは「内定獲得という目標を達成するにはどうすればいいのか??」ということについて、もっと深く考えていったほうがいい
「内定獲得という目標を達成するにはどうすればいいのか??」
ということに対して
「気になった企業にどんどん応募してしていく」
ということ以外にも
 
「面接のときに緊張している場面でもしっかりと話せるようにする。また当たり前だけど、より面接官に好印象をもってもらえるような受け答えができないといけない」
「面接などでよりやる気を見せて、『この人は会社に必要な人材だ』と思ってもらえるように、業界研究や企業研究といった情報収集を進める」
「面接というのは見た目で評価される部分が大きいと思うので、服装などの身だしなみに気をつける」
「急がば廻れで、資格を取得して自分をアピールできるようにする」
「就職活動って意外と体力を使うし、入社してからも仕事をやっていけるような体力が必要なので、運動して体力つくりをする」
「就職活動はなんだかんだいって心身をすり減らすので、気分転換になる趣味を見つけてリフレッシュする」
「入社してからは仕事に忙しくなるので、今のうちに部屋を整理して、生活環境を整備する」
「コミュ障から面接でうまく話せずに終わることが多い気がする・・・。あと入社してからもいっしょに働く人との人間関係が大事だから、コミュニケーション力をつける」
 
といったところも必要になってくる
 
これらがマンダラチャート(大谷翔平目標達成シート)の9×9の最初の9つの部分になる
 
これらをマンダラチャート(大谷翔平目標達成シート)に書くとしたら、真ん中の目標が
内定獲得
になるとしたら、そのまわりに
「応募」「面接」「情報収集」「服装」「資格、スキル」「体力」「趣味」「生活環境」「コミュニケーション力」
9つ書く
 
その上で、たとえば
「面接のときに緊張している場面でもしっかりと話せるように、またより面接官に好印象をもってもらえるような受け答えができないといけない」
という「面接」の力を上げるには具体的にどうすればいいのか??ということを次は考えないといけない
 
「日頃から人と話していないと緊張して話せなくなってしまうので、当事者会に参加したり、人と会話する時間を増やす」
「志望動機、過去の経歴などをちゃんと話せるように、こう聞かれたらこう答える、という事前練習をしっかりとやる」
「今はYou Tubeで面接対策動画も多くあるので、それらを視聴していって参考にしていく」
「就活サイトにも面接のコラムもいろいろあるので、それらをしっかり読む」
「転職エージェントさんに登録してる場合はエージェントさんに相談する。ハローワークの相談員の方などにも聞いてみる」
「本屋に行って面接に関する本を買って読む」
「最近はネット面接も増えているので、ウェブカメラなどを準備する」
ハローワークや民間の就活セミナーなどの、面接対策セミナーに参加してみる」
「ボソボソと小声で話してしまって好印象をもらえないことが多いので、カラオケに行ってしっかり大声を出せるようにする」
 
とか、無理やりでも9つ挙げていく
 
そうやってマンダラチャート(大谷翔平目標達成シート)の「面接」の項を
「人との会話」「事前練習」「You Tube」「面接コラム」「ハローワークの人に相談」「面接の本」「ウェブカメラの購入」「セミナーの参加」「カラオケ」
9つを埋めていく
 
 
 

マンダラチャートを書いた効果

このようにしてマンダラチャート(大谷翔平目標達成シート)を埋めていくと
 
「今は職に就いていないので、早く内定をもらって就職したい」
という目標を達成するには
「面接のときにしっかりと受け答えできないといけない」
という、面接での力をもっとつけないといけない
では、面接での力をもっとつけるにはどうすればいいのか?ということで
「人との会話」「事前練習」「You Tube」「面接コラム」「ハローワークの人に相談」「面接の本」「ウェブカメラの購入」「セミナーの参加」「カラオケ」
とかをやっていく必要がある
とこのように目標や、それにむけてやることが自分の中で明確になる
 
そうやって目標に向かってやることが明確になってくる
「ダラダラとスマホゲーをやってないで、とりあえずYou Tubeの面接動画でも見ようかな」
「今日は家でゆっくりしようかと思ったけど、人との会話機会を増やすためにも近所の集まりに行ってみようかな」
「今日はハローワークに求人検索や失業保険の認定に来たけど、ついでに面接対策について職員の方に聞いてみようかな」
「駅前に来たから、電気屋に行ってウェブカメラでも見ようかな。あと本屋にも行って面接とかの就職関連のコーナーの本でも見てみようかな」
意識が変わってきて、それに伴って行動も変わってくる
 
そうやって細かいことでもしっかり目標に向かってやるべきことをやっていけば、少しずつでも自分を成長させられて、目標に近づいていける
このようにして面接の力などがついてくれば、仮に応募しても不採用が続いても
「以前よりなんか面接で話せている気がする」
「以前は自分ではできてるつもりなだけで全然話せてなかったけど、今はだいぶマシにはなってきている」
といった
「結果は出ていないけど、自分自身としては日々成長できているな」
という感覚が出てくる
 
そうするとあんまり自暴自棄にならずに、根気よく地道に頑張れる
地道にやってるうちに、気がついたらものすごく成長できているケースもある
「目に見える結果は出てないけど、自分自身は成長できてるんだから、そのうち結果もついてくるだろう」
と前向きになれる
 
こういう経験があると、そのうちなんとか内定を得て、入社して仕事していくときに、どうしてもうまくやれない作業が出てきて挫折したときも
「どうやったらうまくいくのか??」
「どういう努力をしたら乗り越えられるんだろう??」
と考えて努力や工夫をして修正したり、自分を成長させてできるようになっていく
発達障害の特性上、どうしてもできるようにならないものもあるけど、それはもうしょうがないね)
 
 
 
 
自分も就職活動でなかなか通らなかった時期が一番辛かったけれども、一番成長できていた時期でした
あのときに苦労しながら、いろいろ試行錯誤してやったことがすごく成長につながったし、それから入社してからの活躍につながったと思います
ただ、あのときは
「なんとなく、とりあえず日々成長できてればいいだろう」
という感覚でやってたので、あのときにこのマンダラチャート(大谷翔平目標達成シート)を知って書いていれば、もっと成長できていたかもしれない
 
 
 
 

9×9を書くことでいろんな方法論を考えられる

 
発達障害の人は1つの問いに1つの答えがあれば満足しがちで
「生きづらさを脱して、楽しく幸せに生きるにはどうすればいいのか」
と考えたときに
発達障害への理解と配慮を求める」
と短絡的にパーンと答えを出して終わってる人が多いですけど
そういう人こそ、このマンダラチャートを書くことで、自分の課題が明確になるんじゃないかと思いますね
 
 
 
「自分に合わない仕事をしていて、常に怒られ続けてて心身ともにとてもしんどい。鬱病も進行している」
毒親に怒鳴られ続けていて、精神的にとてもつらい」
鬱病などの病気が悪化していて、何もできない」
といった場合は
「場合によっては退職代行を使ってでも、とにかく早く退職しましょう」
「とにかく早く家を出ましょう」
「とにかく休んで病気を治しましょう」
とマンダラチャートの9×9とか言ってないで、1つの行動をすぐやらなくきゃいけない
 
ただ
鬱病などの病気が悪化していて何もできない」
というケースは病気が治って元気になるまでとにかく休む。休むことに専念しないといけないですが
仕事を辞めた場合は、落ち着いたらまた転職活動をしないといけないので、それをどうするのかを考えていかないといけないですし
家を出て一人暮らしを始めたケースでも、落ち着いたら、今後どうやって生活していくかを考えていかないといけないですけどね
 
 
 
 
 
大谷翔平選手は花巻東高校の高校1年生のときにマンダラチャートを書いたときに、「ドラ1 8球団(高校3年生になったときに、10月頃に行われるプロ野球ドラフト会議において、プロ野球12球団中、8球団以上からドラフト1位指名を受ける選手になる)」という目標を掲げて
その目標を達成するためにどういう力、スキル等が必要か??というところで「球速160キロ」「(投球するボールの)キレ」「変化球」「コントロール」「体づくり」「メンタル」「人間性」「運」の9つを挙げている
 
まあ先ほど述べた通り、大谷翔平選手は才能にあふれたすごい野球選手なので、別にマンダラチャートなんざ書いてなくても、メジャーで活躍する選手になっていたかもしれない
けれども、その人ごとの性格とか考え方にもよるけど、基本的にピッチャーをやってる人というのは
「もっと速い球を投げられるようになりたい!」
とう願望が強い人が多いので、もし大谷翔平選手がマンダラチャートを書いていなかったら
「とりあえずめっちゃ速い球を投げられるようになれば、プロ野球に入れて、それでプロ野球でも活躍する選手になれるだろう」
という考え方で練習していたかもしれない。それでもプロ野球では活躍する選手になったとは思うけど、そうだったらもしかしたらこういう選手どまりだったかもしれない
 
 
 
 
 

マンダラチャート(大谷翔平目標達成シート)の注意点

 

一喜一憂しない

 
ここで大事なのは結果にとらわれて一喜一憂しないことですね
「応募しても不採用ばっかりだし、努力してもしなくてもどうせいっしょだな」
とか目先の結果にとらわれると苦しくなる
やっぱり結果も大事だけど、その結果を出すための過程、プロセスを重視していく必要がある
 
漫画とかアニメとかなろう作品じゃねえんだから、やってみてすぐにはパッと結果が出ないことが多い。ちょっと結果が出ないからといって、やり方をコロコロ変えるとなかなかうまくいかないので、結果が実感できるまで、根気よくやり続けることが大事だ
 
ただ人によって合う合わないはあるので
「これをやるのは本当に苦痛だ。嫌で嫌でしょうがない」
「あれをやるのはどうしてもやる気が起きない。だから毎日やれない」
というものは、自分には向いていないという可能性が高い
「ああ、これがどうしてもできない・・・やっぱり自分はダメだ」
と、変に自分を責めて自信をなくしてしまうこともあるので、あきらめて別のやり方を探したほうがいいでしょう
 
 
「あれ・・・頑張ってる割には、良くなってる実感が全然ないなあ・・・」
という場合は、やり方を見直したほうがいいかもしれない
「カラオケは娯楽とかストレス発散には良いけど、面接の役には立たないな」
「面接対策のセミナーとか本とかYou Tubeとか見ても、なんかわかったような気になるだけだな。その言ってた内容を実践するなど、自分なりにアウトプットしていかないと意味がない」
など、「練習のための練習」になっていないか?などを都度確認して、軌道修正することは大事ですね
 
 

当事者会との付き合い方

あと、こうやって頑張っていて
「なかなか結果は出てないですけど、自分としては成長できてる実感はあるので、この調子でやっていきたいです」
と話してると
「けど結果が出てないじゃんw結果が出てないってことは意味がないってことでしょ?結果が出てないってことは、その努力とやらマンダラチャート(笑)とやらは無駄ってことだよw」
と、心ない人から言われたりする
 
特に発達障害の当事者会の人といった、発達界隈の人にこういうことを言われることが多い
理由としては、周りの空気を読むのが苦手で、相手の立場とか気持ちとかを考えずに自分の思ったことを口にしてしまうから
あと、人間というものは自分の経験とか知識をもとに判断する生き物なので、これまで努力しても上手く行かなかった人は
「努力しても無駄だ」
という価値観を持っているので、
「努力しても意味がないから、やめたほうがいい」
ということを他人に言ってしまいがち
 
そもそも下(当事者会)にいるというのは、頑張ってもなかなか上(定型社会)でうまくいかないから下(当事者会)にいる、という人が多いので、やっぱり当事者会や発達界隈の人
「頑張ってもムダ、無意味。そうやって頑張ってる奴がいるとウザい」
という価値観の人が多い。だから当事者会とか発達界隈だと頑張っていたり、新しいことにチャレンジする人は叩かれることが多い印象がある
 
それと
「変に上(定型社会)でも通用するような考え方を身につけるんじゃなくて、下(当事者会)で楽しくやれればそれでいいや」
という考え方の人が多いので
「上(定型社会)でも通用するようにやっていこう」
と考えていると、どうしても考えが自分だけズレてきてしまって、周りと合わなくなってしまいがちだ
 
 
 
発達障害の人というのは障害の特性のせいで、普通の人ならできることもできず、定型の人よりも能力が劣っている人が多いけれども、はっきり言わせてもらうと能力のみならず人間性も劣っている人も多いですね
(良い人もいるんですけどね・・・)
 
障害の特性の影響によって、他人の気持ちとか都合を考えられず、自分の都合しか考えられないことが原因だったり
生きづらさから自分のことでいっぱいいっぱいで、他の人のことなどを考える余裕がなかったり
認知の歪みがあったり
子供のときから社会に適応できずにいじめられたり、怒られ続けたせいで、性格や自己肯定感が歪んでしまっていたり、劣等感が強いという要因もあるんだろうけど
 
忌憚なき意見を述べさせてもらうと
・自分のことは棚に上げて他人を批判とかディスりまくるくせに、自分が悪く言われたら言い訳しまくるか、逆ギレし始める
・自分の言いたいことだけ言って、他人の話は聞かない
・他人に迷惑をかけても謝れない
・「自分には理解と配慮してほしい」と他人には理解と配慮を求める割には、他人が困ってても知らんぷり。自分さえ良ければそれで良し、他人がどうなろうと構わない
・上記の「頑張っていきたいです」とか、自分たちの気に食わない意見を言う人がいれば、「他の人の意見を聞かずに、自分の意見を一方的に言ってしまうのは、発達障害の良くない特性だ!」とその人だけ悪いみたいに仕立て上げて、同調圧力で潰しにかかる
・自分より成功してる人を嫉妬から悪く言う
・特性がひどくて周りに迷惑ばかりかける困ったちゃんな人の悪口をみんなで言うことで
「自分はこいつよりはマシなんだな」
「これまでも今も、職場などで他人から怒られてたり否定されることが多いけど、こういう困ったちゃんを批判することで自分は正しいことを実感したい」
と自分の優越感や正義感を得るために、自分よりダメな奴の陰口を言い倒して、弱いものいじめが行う
 
とか自己中心的、ジコチュー、利己主義、自分勝手、わがままというか、本当にクズ野郎だなと思う
 
以前に冠地情さんは「ずるい当事者」と表現しておられたが
個人的には「ずるい」と表現するのではなく、卑劣で汚く、醜い人が多く、そういう人が集まった腐りきった当事者会が少なくないのが発達界隈の現状じゃないかと思う
 
当事者会とか発達界隈でもすごく良い人、尊敬できる人もいるし、素晴らしい当事者会もありますけど、こういう腐ってる当事者会もまだまだ少なくない
 
 
 
発達障害への理解や配慮が足りないとかじゃなくて、社会でうまくいかないのはあなたのその人間性の問題じゃないんですか??」
「そういうことをやってるから上(定型社会)でうまくいかず、下(当事者会)にいるんじゃないですか??」
と言いたくなるような
発達障害の特性の影響がある部分もあるんだろうけど、発達障害とか障害者という以前に、人間性の問題ではないかと思う人は多い
 
こういう人に限って
「会社で発達障害の自分への理解や配慮が足りないから、会社や社会でいろいろうまくいってない」
とか言って、自分の問題をうまく他責に問題をすり替えて、ひたすら他責にして他人とか社会のせいばかりにしていることが多くて反吐が出る
 
 
 
 
 
おっと、当事者会への愚痴が過ぎたか・・・
 
良い当事者会や、本当に尊敬できる当事者の方もたくさんいますけど
生きづらさから他人の足を引っ張ったり、自分を肯定するために他人の否定ばかりする人も当事者会には少なからずいる
そういうクズな人に惑わされるんじゃなくて、自分に必要な情報や人を取捨選択していかないといけない
 
 
 
発達障害の人は生きづらさなどの悩みを抱えているので、その悩みを1人で抱え込むのではなく、当事者会で集まってみんなで分かち合わないといけない!」
というのは当事者会の関係者の発達界隈の人らが勝手に言ってるだけだ
本当にそうしないといけないと国の法律で決まってるわけでもないですしね
まあ多くの発達障害の人が当事者会が必要としているのは事実で、他の多くの発達障害の人にとっては必要だとは思います。
けれども、それが自分にとって必要なものとは限らない
「本当に当事者会へ行かないといけないのか??行く意味が本当にあるのか??」
という部分も含めて、しっかり考えていかないといけない
 
 
 

周りの意見も聞くようにする

 
とはいっても周りの意見も聞くのも大事なことです
あまりに無謀な目標を立ててる場合は、周りの意見も聞きながら見直したほうがいいかもしれない
 
発達障害の人の場合は
「一度立てた目標はなんとしても成し遂げないといけないんだ!」
という義務感によって視野が狭くなってしまって、身体や心身に負担がかかって無理をしてしまっているケースもある
(サッカーの本田圭佑みたいにあえて難しい目標を公言する、ビッグマウスをすることで自分にプレッシャーを与えてモチベーションを上げる手法もありますが)
 
けど最後に決めるのは自分
「周りが言ったからそうした」
という決断ばかりしていると、周りの顔色をうかがうだけの人生で終わる
そうやって決断してやってうまくいかなかったことは
「周りがそう言ってたからやったのにな・・・」
と後悔も残る
 
かといって周りの意見や話を聞かずにいると、自分の狭い考えの中でしか決断ができなくなってしまう
 
周りの意見や話を聞きながら
「自分の考え」「周りの意見」
と分けて考えて、それらを踏まえた
「それら全部をひっくるめて考えた意見」
として考えていくと、いい決断ができる可能性は高いですね
 
とはいえ、発達障害の人というのは、自分の都合しか考えず、周りの空気や考えを想像できないので、他人の話を聞けずに自分の浅はかな考えで突っ走ってしまったり
 
逆に物事を字面のそのままの意味で受け取ってしまうので、他人の話を鵜呑みにしてしまって
「そうか、仕事での集中するためにはカフェインを摂るといいんだな!どんどん摂ろう」
 
発達障害の人が元気に生きるためにはエナジードリンクを飲むのがいいんだな!どんどん飲もう」
 
「やはり障害者雇用の低賃金で働いている限り、このつまらない生きづらい人生からは抜け出せない。こんな人生を抜け出すために、起業して権利収入を得てリッチな生活を手に入れるんだ」
と極端に一つの意見を盲信してしまって破滅してしまったり
このように両極端なことが多い
 
だからいかに他人の話を聞けるか?
それで聞いた上で、うまくバランスをとりながら他人の意見も取り入れながら決断できるか?というところが大事だ
 
ただそれを口で言うのは簡単だけど、実際にやるのは難しい・・・
 
 
これはたくさん失敗して、感覚をつかむしかない
 
やって失敗して
「自分の考えだけじゃなくて、もっといろんな人の考えを聞かないとな・・・」
「その人にとってはそれで良かったんだろうけど、自分がやってみて良くなるとは限らない」
「ちょっと試しにやってみて、良かったらどんどんやっていけばいい」
感覚をつかんでいくことが大事ですね
こういう感覚をつかめている人は、他人の話を聞いて、うまくその話を取り入れて、徐々に自分を向上させていけている人というのは、自分をレベルアップさせて、生きづらさを少しずつ脱して楽しく生きている人が多い印象はある
 
 
野球も「間」が大事らしいですが
自分の「ペース」というか「間」を作るというのが大事なのかもしれない
 
 
今から思うと、自分も一人で、自力で頑張ろうとしすぎて前の会社で失敗してしまったかもしれない
もっと会社の人といろいろ話ができていれば良かったかなあ、と思います
 
 
 

9×9が埋まらなくて焦らない

マンダラチャート(大谷翔平目標達成シート)を書こうと思っても、9×9の81の欄をパッとはなかなか書けないですね・・・
 
ただ建物を作るのにも図面をしっかり作るのが大事なように、目標を達成するのにもどうやって目標を達成するのか??という具体性が重要なので。必要な作業だ
全部埋めるのに1週間、2週間、1ヶ月とかかるケースもありますが、焦らずじっくり埋めていくことが大事
 
けれどもマンダラチャートをなんとか全部埋めて、それを実行していくうちに
「これはぶっちゃけいらないな」
「もっとこういうことも必要」
「これは自分には合わないな・・・」
とか違う発見も出てくるので、その都度、臨機応変に書き変えていくことも必要ですね
 
 
実際、マンダラチャートを高校1年生のときに書いた大谷翔平選手は、ピッチャーとして高校3年生のときの岩手大会で160キロを計測しました。けど、それからみなさんご存知のようにピッチャーのみならずバッターとしての才能も開花させ、二刀流として覚醒。高校から二刀流で直接メジャーリーグに行こうとして、ドラフト会議でのプロ野球の指名を断る姿勢を見せた。
けれども、日本ハムファイターズのスカウトや栗山監督に
日本ハムファイターズで二刀流で活躍してから、メジャーリーグに行ったほうが成功できる可能性が高くなる」
と説得されて、2012年のドラフト会議で日本ハムファイターズから単独1位指名を受けてプロ野球入りしている
 
このように高校1年生のときにマンダラチャートで書いていた「ドラ1 8球団(高校3年生になったときに、10月頃に行われるプロ野球ドラフト会議において、プロ野球12球団中、8球団以上からドラフト1位指名を受ける選手になる)」とは全然違う結果というか、目標達成になってしまっている
 
けれども現にメジャーリーグで二刀流で活躍されておられますし、このマンダラチャートを書いて目標やビジョンといったものを明確にしたことが、現在の成功につながったんじゃないかなとは思います
 
 
 

計画、実践、反省

 
計画、実践、反省の3つが必要だと思う
まずはこうやってマンダラチャートを書いて、目標ややるできことを明確にする。そういう計画をしっかり立てること
次に計画に沿って行動して目標を達成していく行動
あと行動への反省
「今日は行動せずにサボってしまった・・・また明日は頑張ろう」
とかですね
 
反省のときに大事なのは計画実践の差について考えること
たとえば
「資格を取ろうと、1日で1冊の参考書をすべて覚えようと思ったが無理だった」
とかの絵に描いた餅みたいな計画は意味がない
 
「参考書を1ヶ月かけて覚えようと思ったが、意外と2週間ぐらいで一通り覚えられた」
「参考書を2週間で覚えようと思っていたが、意外と手こずって1ヶ月以上かかった・・・」
のような場合は
「なんで早く終わったんだろう?なんで時間がかかったんだろう?」
というところを考察しないといけない
 
こうやって計画、実践、反省のサイクルを回していくと
「この作業はだいたい1週間あれば終わるかな」
「あの作業は1ヶ月ぐらいかかるな」
とかの予測がだいたい当たるようになってきて、より的確な予測ができるようになってくる
そうすると
「これをやるには、あれが必要だから、今のうちにあれを準備しよう」
「これをやると、こういうトラブルがよく起きるから、こういう準備をしておこう」
といった、よりミスやスキの少ない目標達成ができるようになる
 
 
プロ野球の先発ピッチャーの場合は
「1番バッターにはこう投げて抑えて、次の2番バッターにはこう攻めて・・・」
とか試合前に、まず頭の中で試合をシュミレートする
それをもとに試合をする
試合が終わったら
「あそこはストレートより変化球のほうが良かったかな・・・。」「
「4番の前にランナーを出したのはまずかったな・・・」
「フォアボールはヒットと同じだし、チームのテンポも悪くなるから避けないとな・・・コースを狙いすぎたんで、もっと腕振ってストライクでも勝負していかないと・・・」
などいろいろ反省をして、次の登板に備えるという
1回の試合につき3回試合をする、という言葉があるらしい
 
 
 
当事者会の時も、特にファシリテーターなんかは1回の当事者会につき、3回当事者会はやらないといけないと思いますね
 
当事者会の前に
「11時半に昼ご飯を食べて、持ち物はこれを持って12時に家を出て、新宿駅で都営新宿線に乗りかえて、○○駅で降りて建物の鍵を開けて机を並べて、参加者が来たら談笑して、13時になったら会を開始してまず自己紹介から始めて、こういうことやあんなことに気をつけながら会を進めて、15時には一旦会を閉めて、16時には机とかを元に戻して鍵をかけて、受付に鍵を返す」
と一旦、頭の中で当事者会をする
 
次にそれをもとに実際に当事者会をやる
 
終わったら
「あそこでの参加者への言葉遣いはまずかったな・・・。」
「片付けに時間がかかって、鍵を閉めるのが15:59と本当にギリギリだったな・・・。」
といった課題を見つけて
「もっと違う優しい言い方をしたほうが良かったな・・・次は気をつけよう・・・」
「会が終わって気が抜けてたな・・・慣れないのはしょうがないけど、部屋を出るまでが当事者会なんだからちゃんとやらないとな・・・」
反省して、次に活かす
うまくいかなかったことが次にうまくいくようになれば、次はより良い会ができるということだし、それを通して自分の成長になるしね
 
逆に
「みんな楽しそうで良かった」
と反省とかやらずに流していると
何回やってもあんまり成長がないということにもなりかねい
 
 
細かいけどそういう小さな積み重ねをしている人と、そうでない人では大きく差が出る
当事者会を見てても
「何も考えてなさそうだけど、意外と会全体をよく見てるな。周りに気を配って、しっかり考えてファシリテーターやってるなあ」
「ちょっとこの人は何回も当事者会のファシリテーターをやってる割には、何も考えてないな・・・。たまたま今日は調子が良くないだけかもしれないけど・・・これまでの当事者会でこの人は何してたのかな?」
大きな差になってるケースも多いですね
 
何度目の当事者会か
 
 
まあ自分が楽しんでいないと他人も楽しませられないし、しんどくなって当事者会のファシリテーターも続かないんで、自分も参加者も楽しむということは大事ですけどね
 
あと人生が全然うまくいかない、何やってもうまくいかないときは
しっかり休むとか、思い切って旅行に行くとか、常識をいったん外れて思い切ったことをして流れを変える、ということが必要だとは思います
 
 
 
 
 
 
 

自分にあったツールを使うこと

 
あくまで目標やビジョンを明確化することが目的なので
「マンダラチャートだか知らねえが9×9も書くのとか面倒くさそう。自分にはたぶん合わない」
という人だったら
 
マインドマップを書くとか
 
Neccoカフェのイベントの自己の感情を分析する会みたいにやるとか
 
単にToDoリストを書くとか
もっと自分にあったやり方をあるんだったら、そっちのほうがいいと思います
 
 
ただ発達障害の人は失敗を恐れて
「どうせ自分には向いていない」
とやらない、食わず嫌いする人が多い
 
「現状維持のこのままで良い」と思っているんならそれで良いと思います
けど「生きづらい人生を変えたい」というんだったら、何か新しいこともやっていかないと難しいんじゃないかと思いますけどね
 
 
 

終わりに

 
おっと、なんかいろいろと語ってしまってずいぶん長くなったな・・・
 とりあえずこれを読んで、興味を持てたらやってみるのがいいんじゃないですかね
 
まずノートに9×9の81マスを定規とボールペンで引いて書くものいいですけど
結構、iOSとかAndroidのアプリもあるので、それをダウンロードしてやるのもいいと思います
 
自分はいろいろ試しましたけど、これがシンプルで使いやすいですね
まあ合う合わないはあると思うので、自分に合ったものを選ぶのがいいと思います
 
 
 
 
 
目標達成」といっても
「これを達成したら、もっと自分の人生が楽しくなる。ラクになる。他人に自慢できる」
とあくまで自分をラクにするための手段に過ぎない
「これをしなければならない」
「これができなかったらダメだ」
とか責任感や義務感で自分を追い込むと苦しくなってくるので、いかに楽しくやりがいをもってやれるかが大事ですね
 
 
人生は課題(Task)だらけ、だったらそんなTaskを楽しみながらクリアしちゃおう!という「Task have Fun」という考え方が重要
 
 
 
 
Task have Funをこの前の対バンで見たけど良かったなあ