にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

東京と大阪の当事者会の違い4 大阪の特徴

続いて大阪の当事者会について語っていきたい
 
 

大阪の当事者会の特徴

ファシリテーターがしっかりしている

 
大阪も大きな都市ではあるけれども、東京に比べるとやや人口などが少ない部分がある。だから
「当事者会をやりま~す、来てくださ~い」
と告知したとしても、なかなか思うように参加者が集まらないことが多い
 
あと、東京に比べると参加者のレベルが低い人が多いので、特性の影響から自分の都合しか考えられない人が多かったり、人とのコミュニケーション力に難がある人が多いので、そこをどうまとめていくか?という力が必要なので
「自分は何のために当事者会をやるのか?それを実現するには何をすればいいのか?」
というところがわかっていて、できている人が多い
 
「平日は仕事が大変で疲れたなあ。最近は暑いし、休日は部屋にクーラーをつけてゆっくりしよう・・・
と思ったけど、今週土曜日はあの人の当事者会があるのか・・・あの人がやる当事者会なら行こうかな」
と思えるような、人間性があるファシリテーターの当事者会は続いてますね
 
なんだかんだ言って、小手先のテクニックより、ファシリテーターはこの人間性が一番大事な気がするなあ
 
大阪や関西で当事者会を何年もやられているようなファシリテーターの方は、そのへんがちゃんとできているイメージがある。逆に言うと、そこらへんができないと大阪や関西では、なかなか当事者会を続けることは難しいんじゃないかと思う。そう考えると、当事者会を続けられておられる方はすごいなと思います
 
 
 

横のつながりが多い

大阪や関西の当事者会は、当事者会の終わりに他の当事者会の告知タイムがあって、横のつながりがあるのは良いですね
そういう告知があると
「いやー、今日の当事者会は楽しかったなあ。来週に○○で別の当事者会があるのか、行ってみようかな?」
参加者がいろいろ行くことで、発達界隈全体が活性化してくる。やっぱり参加者が多いほうが、当事者会も盛り上がりますからね。こういう文化は非常に良いと思います
 
 
 
 

行政と連携している

 
大阪や関西の当事者会のほうが、行政と連携していろいろやっているイメージがある
さかいハッタツ友の会は堺市の人といろいろ話していると聞きますね
 
東京の当事者会でも、議員の方と話をしたという話もちょっと聞いたことはありますが、大阪や関西のほうがそういう話を聞くことは多い印象がありますね
 
 
「会社は発達障害への理解と配慮が必要だ!そもそも日本社会は発達障害への理解と配慮が必要だ!欧米に比べて日本は発達障害への理解と配慮が遅れている!このように日本社会が発達障害への理解と配慮が足りないのは、首相と自民党の責任である!!」
と叫んでる人が当事者会などでたくさんいるけど
「当事者会で署名を集めて、これを持って市長や県知事、国会議員の人に提出して、法案提出や発達障害者向けの施設の建設、サービスの拡充を訴えます!」
「外国語の勉強をして話せるようになって、お金を貯めて引っ越し資金を貯めて、発達障害の理解や配慮のある国に引っ越します」
「『発達障害の会』みたいな政党を結成して、次の選挙に出馬して、国会議員となって国政を動かして、日本を発達障害へ理解と配慮のある国にします」
といった実際に行動を起こしている人はほとんど見たことがない
 
 
「そもそも日本社会は発達障害への理解と配慮が必要だ!欧米に比べて日本は発達障害への理解と配慮が遅れている!」
とか、そんなに日本が嫌いなら、日本を出ていって海外でもどこでも行けばいいのに(今はコロナ禍で外国人の入国制限があるケースもありますが)
まあ、ひろゆきもそうだけど、自分の故郷に誇りを持てない人間は、自分に誇りや自己肯定感を持てないから、どこの国に行っても一緒だろうけど
 
 
その点、大阪や関西の当事者会は、行政と連携したり、市長や市議会議員の方と話をされていたりと、実際に行動を起こしているからすごいですね
 
この前の石橋さんの石橋ムーン七月を視聴させていただきましたが
市議会議員などの方ホームページに、SNSなどのアドレスを掲示しているので、そこにダイレクトメッセージを送ると、意外とすぐに返信があるらしい
そうやってコンタクトを取ると、市議会議員などの方と話ができて、もしかしたら行政を動かせるかもしれない
 
 
 

家族会も開催している

 
大阪、関西の当事者会、というよりはさかいハッタツ友の会は、普通の当事者会の他にも家族会も開催している
 
発達障害の人が生きづらさを減らして、なるべく楽しく生きれるようになるには
発達障害の本を読んで、自分の特性を理解する」
「自分が楽しめる娯楽を見つける」
「当事者会に参加する」
SNSなどで自分の意見を発信する」
発達障害に理解や配慮がある会社で仕事をする」
「生活環境を見直して、自分がラクに過ごせる環境を構築する」
「様々な価値観に触れて、いろんな考え方や価値観を増やすこと」
ということが大事だ
それ以外にも
親子で家族会に参加して、発達障害の家族の悩みを分かち合う。それを通して、親の意識を変える
ということも大事だろう
 
なんだかんだ言っても、発達障害の人でも家族や親と接する機会が一番多いので、発達障害の人の親の意識が変わらないと、発達障害の人の生きづらさがなかなか改善しないケースも多いので、家族会は大事じゃないかと思う
 
 
東京の当事者会では発達障害の家族会という話はあまり聞かないので、関西だけではなくて、東京他の地方でもやっていくべきだと思います