にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人は西野ジャパンを見習うべき

 

ロシアワールドカップにおいて、サッカー日本代表は初戦のコロンビア戦に2-1で勝利した!!

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セネガル戦は引き分け

続くセネガル戦は2-2で引き分けた

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序盤からセネガルが攻めてくる。日本の守備陣が対応して、なんとか防いでいたが、前半11分に原口のクリアがセネガルのサバルの足元に行ってしまう。サバルのシュートを川島がパンチングして対処したが、パンチングした球がゴール前に詰めていたマネの足に当たって先制点を許してしまう

日本の守備陣がセネガルの攻撃をうまくしのいでいただけに、この失点はもったいなかったですね。


なんとか同点に追いつきたい日本は、柴崎を中心としたパスで攻める。そして前半34分、長友が突破したところを、乾がゴール隅に見事なゴールを決めた!!

その後はお互いに攻めきれず、1-1で前半終了

後半開始!日本がいい形を作るシーンが増えた。一方のセネガルはなかなか思うようなサッカーをさせてもらえず、少しいらだったようなプレーが増えてしまう。

後半15分に柴崎の絶妙なパスを出すが、大迫が合わせきれず、決定的なチャンスを逃してしまう。あそこは決めてほしかったところだけど・・・大迫も攻撃はポストプレーでも体を張ってるし、守備もかなりやっていて、攻守にフル回転してて、少し疲労があったのかもしれない。

後半19分に乾がシュートを放つも、惜しくもバー直撃で外れてしまった。

日本がいい攻撃の形を再三作っていたが、なかなか決めきれずにいたところに、後半26分にマネの個人技でのアシストからのワゲにゴールを決められてしまうセネガルはなかなかいい攻めができていなかったが、少しのスキをついて個人技で一瞬でゴールを決めてしまった。これがサッカーか・・・・・・

なんとか追いつきたい日本は、岡崎、本田と投入。すると後半33分、岡崎が潰れ役になって、乾の折り返しのパスに本田がゴールを決める!!これで同点!

お互いに攻め手を欠き、2-2で同点。試合終了。

試合全体だと日本がいい形をつくれてるシーンが多かったが、引き分けに終わってしまった。ただ2度も勝ち越されながらも、なんとか2度追いついたというのは、日本の粘り強さ、底力を見せられたのではないか。

ポーランド戦は負けたが決勝トーナメント進出

引き分け以上でグループリーグ勝ち抜けが決める、最終戦は0-1でポーランドに敗れてしまった。しかしながらフェアプレーポイントの差でグループ2位となり、決勝トーナメント進出を決めた!

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引き分け以上で良い日本は、ポーランドのカウンターを警戒しながらゆっくりとボールを回す。とはいえ勝ちを狙う日本は点を取りに行く。宇佐美やコーナーキックでは槙野がシュートを放つもなかなか決められない。

前半32分にカウンターからポーランドのグロシツキに鋭いヘディングシュートを打たれるが、川島がファインセーブによって守り切る。

なかなか攻めきれず、結局0-0で前半を終える

後半開始。日本は攻め込み、いい形をつくるがなかなかゴールを決められない。
そうこうしているうちに、後半14分にセットプレーから失点を許してしまうポーランドに先制を許す


追いつきたい日本だったが、高さもあるポーランドの堅い守備からなかなか点を奪えない。守備からの鋭いカウンターがあるので、なかなか思い切って攻められないのもあった。

同じ時刻にやっていたセネガル‐コロンビアでコロンビアが1点先制したため、このままだとフェアプレーポイント(イエローカードの差)で、このままだと日本が決勝トーナメント進出になる。そこで西野監督は長谷部を投入して、無理に攻めないように指示。後半40分からはパス回しに終始。ブーイングを受けるが、0-1のスコアを保持しきった

セネガル‐コロンビアの試合は1-0でコロンビアが勝利したことで、日本の決勝トーナメント進出が決定!ベスト16への進出を決めた。


ポーランドレバンドフスキだけのワンマンチームかと思っていたが、堅い守備からの鋭いカウンター攻撃がある非常に力があるチームだったな。試合開始20分まではポーランドの守備が日本の攻撃に対応しきれてなかったので、日本は決定機を作れていたが、30分からはなかなかポーランドの守備を崩し切るのが難しかったですね。

ポーランドのカウンターからの攻撃が非常に鋭く、川島のたびたびのファインセーブでなんとか抑えていただけで、3点ぐらい入っていてもおかしくない試合だった。


最後のボール回しについては賛否両論ありますが・・・・・・・、ポーランドはかなり実力のあるチームで、あのまま攻めていたら逆にカウンターから失点する可能性のほうが高かったので、あれで良かったんじゃないかと思いますね。

きっちり守り切っていればワールドカップに行ける、という状況だったにもかかわらず、攻め込んだせいで相手ボールになって、「スポーツとは常に正々堂々と攻め続けなければならない」という考えのせいで、コーナーキックからゴールを決められてワールドカップ行きを逃してしまったという「ドーハの悲劇」というのも日本サッカーは経験してます。いくら美学を追求して美しいサッカーをやろうと、負けて敗退したらそこで終わりですからね。

「そんなボール回しとかセコいズルいことをせずに、正々堂々と戦って勝つところが見たかった」?
勝負の世界はそう甘くねえんだよ
ドラマかアニメでも見てろよ

 

発達障害の人は西野ジャパンを見習うべき

おっと、思わずサッカーについて語ってしまったw
発達障害の人が、今回のサッカー日本代表、西野ジャパンから学ぶべきことは「勝つためならいろんなものを利用するべき」ということと、「自助会におけるファシリテーターの意義について」ですね。

勝つためならいろんなものを利用するべき

発達障害の人は、障害の特性によって定型の人なら当たり前に普通にできることでも、できなかったり、やるのが難しいことがある。そのせいで就労などで苦労したりすることもある。

ところが発達障害の人というのは、無駄にプライドが高かったりして、他人からの意見を受け入れられない、独りよがりな思考な人が多い。またはなかなか障害を受け入れられない人もいる。そのせいであんまり障害者や発達障害の機関やサービスを利用しない人もいる

まあ順風満帆な人生を歩んでいるんだったら、別にそれでも良いですけれども、うまくいっていないのであれば良くはないですね。定型の人と同じやり方でうまくいかないのであれば、自分にあったやり方を見つけていくべきですね。

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負けて正義を得るより、勝って不正義を得よ
高校野球で弱小校が強豪と同じ戦い方をしても勝てないように、弱者には弱者の戦い方がある。まずは弱さを認めること。そのうえでカッコよく生きようとするのではなく、泥臭く生きること。利用できるものはなんでも利用する。就労の障害者枠、発達障害の就労支援事業、自助会、利用できるものはすべて利用するつもりでいくべきだ。

西野ジャパンもルールを最大限に利用して、見事に決勝トーナメント進出を果たしたように、定型として生きて苦労してうまくいかないよりは、利用できるものは利用していって生きるのも1つのやり方だと思いますね。くだらない見栄やプライドは捨てて、利用できるものは利用して生きやすいように生きていくものありじゃないかと思いますね。

 

自助会におけるファシリテーターの意義について

自助会のファシリテーターというのは、何が大事なのか?というのを追求していくと、まずは会のコンセプトをはっきりさせることですね。「この会は何をする会なのか?」というのを明確にして、方向性を決めることですね。


自助会のファシリテーターの方に「どういう会にしていきたいですか?」って聞いたとき、よくある答えに「参加者の意見をよく聞いて、みんなが楽しめるような会にしていきたい」というのがありますね。非の打ち所がない、素晴らしい考えだと思います。

ただこれには1つ大きな落とし穴がある。
自助会とか当事者会に来る人って、来る理由は人それぞれバラバラです。「悩み事があって、解決方法を聞きに来た人」「当事者同士で話をしたいから来た人」「発達障害ならでは悩みをわかちあいたくて来た人」「とりあえずヒマだから来た人」とかいろいろありますね。けっこうバラバラなんで、これを一つ一つ聞いていったらキリがないですからね。変に一つの意見だけ聞いてその通りにしてしまうと、「その人には楽しめる会」にはなるが「みんなが楽しめる会」ではなくなってしまう危険性もある。


そうならないためにも、「ここに来る理由は人それぞれだろうけど、とりあえずこの会ではこれをやるんだ」とコンセプトをはっきりさせることですね。しっかり1つの方向にまとめることですね。

西野ジャパンも「ボール回しをして0-1のスコアを保持する」と決めたとき、「もしセネガル‐コロンビアの試合でセネガルが点を入れたら、セネガルが決勝トーナメント進出して日本は敗退してしまうぞ!!」という反対意見もあったそうですが、結局はそういう1つの方針にしっかり決めて、そうやってチームが一つの方向に向かわせたからこそ、見事に日本決勝トーナメント進出を果たした。

 

チームがバラバラじゃねえか - 新・なんJ用語集 Wiki*

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このようにチームが1つの方向にまとまるというのがとても大事ですね。ファシリテーターというのは、会をバラバラにするんじゃなくて、いかにして会をまとめていくかが大事ですね。まあ自由にフリートークをする、みんがな自由にバラバラにやるという会もありますけど、その中でも「どうすれば良い会になるか?」って考えて、もめごとが起きないような会の決まりとか雰囲気とかを作っていく、そういうまとめ方もありますね。


ただそこで大事なのは「みんなが楽しめるような会にするにはどうすればいいのか?」という視点で考えること。「自分が楽しめればいいや」って考えると、自分にとっては楽しい会かもしれないけど、他の人にとっては楽しくない会になってしまう可能性がある。とはいっても自分が会を楽しめないと、会を続けていくのが難しくなってしまうので、「自分も相手も楽しめる会にしていく」ということが大事ですね。


以上のように、「みんなが楽しめるような会にするにはどうすればいいのか?」ということをしっかり考えていけば運営していけば、よい会になっていく・・・・・・・。と言いたいところだが、これが難しい。発達障害の特性として「こだわりが強く、周囲のことよりも自分の都合で考えてしまう」「想像力が低く他人の気持ちを推し量るのが難しい」というのがある。「みんなが楽しめるような会にするにはどうすればいいのか?」と考えようとしても、なかなかできない

そもそも発達障害の自助会をやるのは、定型社会にうまくなじめず、爪弾きにされてしまったから、「発達障害の人だけで語り合える場をつくろう!!」と思い立って始めるものだ。もし、「自分の都合だけ考えるんじゃなくて、周りのことも考えないと」とか考えられるような人は、上(普通の定型の社会人サークル)でもやっていけるんで、そもそも発達障害の自助会に来ない。そりゃまともな人は、人の話を聞かずに自分の話ばっかりする奴とか、社会性がない奴といっしょにいると、神経をすり減らして疲れるだけですからね。普通の人と話した方がいいですよ。

みんなが楽しめるような会にするにはどうすればいいのか?」と自分だけじゃなくて、周りを見ていくべきだが、それができる人は基本的に発達障害の自助会に来ない、という二律背反があるので、なかなか難しいところですね。難しいですが、それを実現していくことが、発達障害の人の生きづらさから、少しでも生きやすい社会につながっていくと思いますね。