にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人にとって住みやすい町は東京??

発達障害の人にとって住みやすい町は東京じゃないか?と思ったので書いてみる

 

日本で一番人口が多いので、仕事も多いので求人も多く、障害者枠の求人も多いから

やはり東京は日本で一番人口が多く、会社も多く集まっているので、求人も多いですね障害者枠の求人も地方よりも多いので、仕事に就ける率も高くなる。やはりしっかり働いて収入を得ていると、いろいろと精神的にも経済的にも余裕ができて、充実した生活を送りやすいというのはありますね。

ただ業種などにもよるとは思いますが、仕事が多いぶん、繁忙期には遅くまで残業をさせられたりと、大変なこともあるみたいですけどね。

あと東京はいろんな企業が集まって来てることもあって、障害者枠専用の特例子会社による就労してる障害者の方も結構いますね。特例子会社で就労すれば、障害者への理解があるので働きやすいのでいいですね。基本的に働いてるの障害者しかいないので、同じ障害者同士で働きやすい、と思いきや、結構同じ障害者ということで衝突とかも少なくないみたいで、一概に働きやすいとは言えないみたいですけどね。

 

発達障害の人への就労支援も充実しているから

welbe(ウェルビー)とかKaienとか今は民間の障害者就職支援のところもいろいろありますけど、やはり東京や関東といった都市部に多いですね。地方とかにはないこともありますし。こういう地方格差を考えても都市部、特に東京の周辺に住んでいれば、そういう支援機関とかも利用しやすいので、地方に住んでるよりもかなり有利ですね。

あと発達障害の自助会、当事者会なんかも都市部のほうが多いですね。特に東京とかはNeccoもありますし、他にもたくさん発達障害の会やイベントをやってるので、東京近辺に住んでたほうがそういう会にも参加しやすいというのはありますね。

 

標準語だから

大阪在住の発達障害の人の話で、小学校でみんな関西弁で話しているなか、自分だけ標準語で話していたら「お前、何カッコつけた話し方してんねん、コラ」といじめられてしまった、という話を聞きました。

発達障害の人はあまり方言で話さず、標準語を話してしまう、というきらいがある人が多い。理由は諸説ありますが、一説には「人」が話した言葉よりも、「テレビ」で話された言葉のほうに影響を強く受けるから、という意見もある。

個人的には発達障害の人は自分の感情を表現するのが苦手なんで、その中で自分の気持ちをなんとか自分の言葉で相手に伝えようとすると、どうしても標準語になってしまう、というのはあると思う。

地方ではみんな方言で話してるのに、自分だけ標準語だと浮いてしまうケースもある。だが東京だと標準語は普通なので、標準語で話していても浮かないので良いですね。

 

地方と違って、意外と個性を受容する文化が東京にはあるから

日本っていうのは、秘密のケンミンショーとか見てればわかるとおり(あの番組はテレビ向けに誇大に脚色してるケースも多々あるが)地方に行くと方言など、独自の風習とか文化とかがあったりする。「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、やはり地方の文化や風習に合わせていくことも大事になってくる。ところが発達障害の人は空気を読むのが苦手だったり、自分のこだわりが強かったりして、なかなか風習や文化に合わせられないケースもあるように感じる。

ところが東京っていうところは、先祖代々東京で生まれ育ってきたって人よりも、地方から上京してきた人も多いので、いろんなところから集まって来た寄せ集めというところがあるので、多少変な奴でも少しは許容される部分はありますね。そういうところも発達障害の人には住みやすい気はしますね。

あと「東京の人は冷たい」ってよく言われますが、単に必要以上に絡んだり干渉しない、ややドライってだけだと思いますね。こういう距離感も発達障害の人には良いんじゃないかと思いますね。


自分は家が転勤族であと自分が実家から離れた大学に行ったので、大津(滋賀)、市川(千葉)、下関(山口)、滝川(北海道)、三軒茶屋(東京)といろいろと住みましたけど、良い思い出が多くて住みやすかったな、と思うのは市川と三軒茶屋ですね。東京はすごく住みやすかったですね。

下関は北九州とかと風土が同じで、思ったことはすぐ口に出す、喧嘩っ早い、って印象。けど小学校のときに住んでましたが、自分の悪い態度とかすぐ言ってくれるから良かったですね。京都の人と違って言ってることと思ってることが違うこともあまりなかったですし。

北海道も豪雪地帯のところだったので、温かい人が多くて良かったですね。

実家の地域、自分の故郷を悪くいうのはどうかと思いますが、住みにくかったのは滋賀ですね。特に高校は京都に行ってましたが、京都が一番嫌でしたね。京都人って陰険で、悪いところは面と向かって言わずに、コソコソ陰口ばっかり言われるしね。他の地域よりも空気を読まないといけないからしんどいですね。

大阪も大都市なんで前述したように発達障害への支援施設などがそろっていて、障害者求人も多くて、発達障害の会も多くて暮らしやすいとは思います。けど「なんかおもろいこと言うてみい」とかふざけて無茶振りされることもあって、臨機応変な対応を求められたりするんで、少しやりにくい感じはありますね。

単なるお前の個人的な感想じゃないのか?そうかもしれないですね


とはいっても「郷に入っては郷に従え」という言葉の通り、やっぱりそこの文化には自分がしっかり合わせていくことが大事ではありますね。「変化なくして進歩なし」って言葉もありますし。自分のこだわり、信念を貫くというのも大切なことだと思いますが、状況に応じて自分が変わる、変わっていくことも大事ですね。

それに自分の国や故郷に誇りを持てない人間は、どこに行ってもダメですね。そういう人は自分自身の自信をなかなか持てないんで、どうしても「自分の人生がうまくいかないのは他人のせい、環境のせいだ」って考えてしまい、責任転嫁ばっかりしてしまうので、何年たっても自分自身の成長がないような人が多いですね。

 

一人暮らしをしてる人が多いから

関西の発達障害の当事者会とか行くと、関西で生まれ育ってる人が多いですが、東京の当事者会だと「実は九州出身で・・・」「実は奈良出身で・・・」など地方出身の人も多い気がしますね。そうやって親元の実家から離れて、一人暮らしをしてる人が多いので、自立した考えを持ってる人が多いですね。そういう人と話していると感銘を受けることも多い。

自分もこの前から実家の滋賀を離れて、東京で一人暮らしをしていますが、やはり実家暮らしと一人暮らしは全然違いますね

まず1つはお金がかかること。東京は家賃が高いので、家賃を毎月払わないといけないし、あと電気代、ガス代、水道代、国民健康保険国民年金、NHK受信料、ネット代、スマホ代、食費とお金をどんどん払わないといけない。実家だと親が払ってくれたりしていたのも、一人暮らしを始めたら自分で払わないといけなくなる。けれどもこういうのを払うことで「生きる、ということはこんだけお金がかかるんだな」というのを実感しますね。だから「生きるためにはお金を稼がないといけないんだな」ということを実感させられる。

それと自分で考えて、自分で動かないと何も起きない。実家にいたときは7時ぐらいになったら休みの日でも「朝ごはんができたから起きなさい!」と起こされて朝ごはんを食べられた。けれども、一人暮らしになったら「今日は休みだしゆっくりするか」とずっとダラダラしてたら、気がついたら10時とか11時になってしまう。自分で動かないと、本当に何もせずに一日が過ぎてしまう。「なんか部屋が汚れてきたし掃除するか・・・」「今日は木曜日だし燃えるゴミを出さなきゃ」「今日の朝ごはんは何するかな」とかいろいろ考えて、いろいろやっていかないと、部屋もキレイにならないし、ゴミもたまる一方、お腹もすくし、何もできずに1日が終わってしまう。常に自分で考えて、自分で動いていく力が求められますね。


一人暮らしができている人は「生きるためにはお金を稼がないといけない」「自分で考えて、自分で動いていく」という、現実に立脚した自分のしっかりした考えを持ってる人が多いので、発達障害の当事者会でもレベルの高い議論になりやすいですね。だから東京の発達障害の会は、良い自助会が多い気がしますね。


発達障害の自助会っていうのは、社会でうまくいってない人たちが集まるので、どうしてもひたすら愚痴を言い合うだけの会になってしまったり、主催者も発達障害だから、「みんなが楽しめる会、みんなが楽しい、来て良かったと思える会」にするんじゃなくて「自分が楽しめる会、自分だけが楽しいと思える会」になってしまったりと(とはいえ、自分も楽しんでいないと他人も楽しませることはできないので、自分が会を主催することでしっかり会を楽しむ、というのは間違いではない)、なかなか難しいですね。

個人的には「楽しかったな、来てよかったな」と思える会、「みんな自分より重い障害をもっていて、しかも辛い経験をしておられるにもかかわらず、明るく前向きに生きておられる・・・・。自分ももっともっと前向きに、もっともっと頑張って生きないといけない!」と思わせられるような会が良い会だと思いますね。その点、自立した社会性のある人が多いと、自助会全体もいい方向に進みやすいですね。

 

 

東京のデメリット

マンセーだけするのもアレだし、一応デメリットも挙げておこう

家賃が高い

いざ東京に住もうと思うと、家賃の高さにびっくりする。特に山手線沿線内だと、狭い部屋でも平気で10万ぐらいする。東京の土地代の高さはおかしい。
東京五輪が2020年には一気に土地の値段が暴落する、という説もあるが・・・

東京で一人暮らしを始めようとすると、高い家賃に加えて、敷金礼金などで最初に35万ぐらい払わないといけない。さらに電子レンジ、洗濯機、冷蔵庫とか家電を揃えていくと15万ぐらいかかるので、生活を始めるだけでも50万ぐらいかかってしまう。

一部の企業だと家賃援助してくれるところがあったり、社宅に住まわせてくれるところもありますが。

またシェアハウスに住むという手もある。それだと初期費用もかなり安く抑えられるのでおすすめ。ただ他人との共同生活になるので、人によってはストレスになるので注意が必要がある。ただ一人暮らしだとそれはそれで一人で寂しい。特に都会っていうのは隣近所のつながりが希薄なんで、発達障害の会とか趣味の会にも積極的に顔を出すなりすることが大事になってきますね。

人混みが多い

やっぱり人が多いんで、人混みが嫌いな人は避けたほうがいいですね。
自分が通ってた國學院大学は渋谷にあったので、よく渋谷には行ったが、あそこはいつ行っても人でごった返してる。よくテレビでも映る渋谷ハチ公前のスクランブル交差点なんかは、朝7時8時から人でいっぱいだし、10時ごろも、昼ごろも、15時とかでも、夕方になっても、夜になっても、夜更けになっても、人がいっぱいですね(さすがに終電回った深夜、朝5時6時はほとんど人はいない)。「どこからこれだけの人が湧いて出てくるんのだろう??」と不思議でしょうがなかったですね。

まあ東京にずっと居たら、少しは人混みにも慣れますけどね。毎日、渋谷駅に行ってたときは、それが普通なので何も感じなくなる。けれども久しぶりに東京に来た時は「やっぱり東京は人が多いなあ・・・疲れるなあ・・・」と人混みに揉まれてかなり疲れましたね。

朝の通勤ラッシュが地獄

朝の会社に向かう電車は地獄ですね。本当に地獄ですね。ぎゅうぎゅう詰めになって、スマホを見るスペースもないケースも多い。ぎゅうぎゅう詰めなんで、駅から発車、停車するのときの重圧がもろに体にかかって疲れてしまう。会社に着く前にかなり疲れてますね

よく東京嫌いの関西人が「東京は人が冷たい!水が臭い!空気が汚い!」とか知ったかぶりしてる奴も多いけど(大阪の人のほうが人情がある気もするが、はっきり言って水と空気は大阪とそんなに大差はない)、実際に東京に住むと一番しんどいのは朝の通勤ラッシュですね。

東西線が一番ラッシュがキツイ。あと田園都市線もキツイ。」とよく聞く話ですね。自分は大学のときは三軒茶屋、今は浦安に住んでるから両方経験したけど、両方とも本当にしんどい。東西線から門前仲町駅都営大江戸線に乗り換えてるけど、都営大江戸線もキツイから、東京は田園都市線東西線だけじゃなくて、どこの路線も朝の通勤ラッシュはキツいですねね。

あまりにも朝の通勤ラッシュがキツすぎて、「朝の通勤ラッシュが大っ嫌いだから」という理由で東京を嫌って住みたがらない人も多いですね。定型の人でも本当に大変なのに、発達障害の人だったら、それに輪をかけて大変かもしれないですね。