にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の就労移行支援事業所を利用について8 模擬面接をしてくれる

面接対策が大事

 
 
就職活動においては、書類選考を通過するためにも履歴書職務経歴書が大事。ただ、書類選考を通過したあとにはかならず面接がある。その面接で面接官に評価されないと内定はもらえない。だから理想の就職、就労をするためにも、しっかりと面接ができる必要がある。そのためにも面接対策をしっかりとやることが大事だ
 
 
 
 

面接で緊張して答えられないと通らない

 
では面接への対策をするにはどうすればいいか?
基本的にはたくさん面接の練習をするしかない
 
人間は慣れない、新しい環境だと緊張してしまう
特に面接は
「ここでしっかりアピールできるかどうかで、入社できるかが決まる!」
と思うと、どうしても緊張する
 
 
だが面接で緊張すると、面接官の問いに対して
「えっ、あ、はい」
 
などの挙動不審な受け答えになったり
頭が真っ白になって、何を言ってるのかわからなくなったり
受け答えがしどろもどろになってしまう
 
面接もプレッシャーがかかって緊張をするけど、実際の仕事でもプレッシャーがかかる場合もある。そうやってプレッシャーがかかると力が発揮できなくなったり、しっかり受け答えができないと
「うーん、ウチに入社しても、日々緊張してしまって、あまり力を発揮できないかもなあ」
と面接官の人に思われてしまい、お見送りになる可能性が高くなってしまう
 
 
というよりは、履歴書や職務経歴書を見た感じだと、今回のポジションの仕事がやれそうだと思っていても
「この人はいったいどういう人なんだろう?
本当に今回のポジションの仕事をやってくれそうな人なんだろうか?
性格や雰囲気が自分の会社に合っているのだろうか?
ちゃんとコミュニケーションが取れる人なんだろうか?」
というのは、実際に会ってみないとわからないため、企業は採用の際に面接を行っている
 
にもかかわらず面接のときに緊張してしっかりと話せないと、いくら多くの面接をやって、多くの応募者と対応している人事の人と言っても、上記の判定ができないので
「これもうわかんねえな」
と思われてしまい、人事の人が責任をもって推薦ができないのでお見送りになりやすい
 
 
 

面接でよく聞かれる質問は決まっている

 
 
かといって、先述したように面接というのはどうしても緊張してしまうもの
どうすればいいのか?
 
 
Youtubeとかネット記事では
面接では緊張しないようにしましょう
という意見が多い
 
 
 
個人的には緊張してようとなんだろうと、ちゃんと答えられるぐらい練習するしかないと思う
 
 
企業や面接官で多少違うこともありますが、面接で質問されることはほぼ決まっている
面接は回数やってると慣れる
という意見も多い。たしかに毎回ほとんど同じことを聞かれるので、それを答えていたら
「ああ、またこの質問か」
とちゃんと答えられるようになります
 
 

面接で必ず聞かれる質問

 
 
具体的に言うと、障害者雇用中途採用の場合に面接で必ず聞かれることは、この10個の質問
 
  • 自己紹介
  • 志望理由
  • これまでやってきた仕事内容
  • これまでの会社の退社理由
  • 自分の障害について
  • 障害に対して会社が必要な配慮について
  • 通院の状況について
  • 服薬について
  • 入社時期について
  • 逆質問
 
 

面接で聞かれるときもある質問

 
聞かれることもあるのが、この10個の質問
 
  • これまで仕事をしていて楽しかったこと、楽しく仕事ができたこと
  • チームで働いた経験について
  • どのようなことにストレスを感じるのか
  • あなたの長所と短所について
  • 今回の〇〇(電話応対、多少の残業、郵便物などの荷物の持ち運び、データ入力の作業をしている途中で手を止めて急にやってほしいことを先にやる、在宅勤務に伴うzoomでのやりとり、ExcelとWordの作業、多少の立ち仕事などなど)という業務もあるが対応できるかどうか
  • どのように体調を管理しているのか、もし体調不良になったらどう対応しているのか
  • 体調が悪化する前の前兆はあるのか、ある場合は本格的に体調が悪化する前にどのように対応しているのか
  • 障害について相談できる人はいるのか
  • (すでに離職している場合)前職を退職してから何をしていたのか
  • 他社の選考状況
 
 
面接で聞かれる質問はこの20個が軸
この20個の質問をちゃんと答えられれば、面接はなんとかなります
企業や面接官によっては意外な質問をしてくることもありますが、基本ができれば応用もできるように、この20個の質問に答えられれば他の質問も答えられます
 
 

パターン化して面接を乗り切れ

 
 
面接官というか、企業の人事の人も面接以外にもいろいろ仕事があって忙しいので、1時間以内でこの会社に必要な人材かどうかを見極めるには、どうしてもこういう質問になる
 
 
意味不明な質問をされることはまずない
芸人とかアイドルへの無茶ぶりじゃないんだから
 
 
 
このように、面接で聞かれることはほぼほぼ決まっているので
「こう聞かれたら、こう答えよう」
というパターン化ができればいける
 
 
 
 
 

回答には一貫性を持たせること

 
 
面接官からの質問に答える
と言っても街中のアンケートじゃないんだから単に答えたらいいわけじゃなくて
「なるほど、わかりました(そうだな、この人はウチだったら長く活躍してくれそうだな・・・)」
面接官の方に納得していただけるように答えること
 
 
特に一貫性を持たせることが大事
「前職ではデータ入力の仕事をしていました。その経験やスキルを活かしたいと思い、今回のデータ入力の仕事に応募いたしました
前職の退職理由といたしましては、延々とデータ入力だけを毎日やる作業が苦痛になってしまいましたため退職いたしました」
と話すと
 
「えっ・・・・・・・?データ入力の仕事が向いていないと思って退職したのに、今回はまたデータ入力の仕事をしたいんですか?」
矛盾を突っ込まれて、それにうまく答えられないと
「(うーん・・・・・、この人はそれっぽいことをでまかせで言ってるだけだなあ・・・)」
と不信感を持たれ、お見送りになりやすい
 
 
志望理由なんかも、これまで職務内容、退職理由、自分の障害と配慮と絡めて言えないと
「(これあれだよね、面接の前に適当に会社のホームページを見て、5分で考えただけだよねw)」
と、理由付けが浅いと思われるとお見送りになりやすい
 
 
 
 

正直に話す

 
とはいえ
「たかだか10~20の質問をしただけで仕事できるかどうかなんかわかんのかよ?ぜってー無理だろw
にもかかわらず面接で採用の合否を決めるとかw面接でのコミュ力で採用の合否を決める、日本企業の採用ってクソだわw」
とか思いがちだけど、面接官の人は本当によく見ている
フィードバックも結構当たってることも多い
 
 
 
定型の器用な人だったら、面接官に受けそうなキャラを作ってうまくその場を取り繕う、ということもできる人もいる
けれども不器用な上に、正直で嘘をつくのが苦手な発達障害の人はこれは無理なので、正直に話すしかない
 
 
正直に話す、と言っても
「御社を志望する理由は、給与が良いからです。あと、自分でもできそうな仕事で、デスクワークでそんなにキツそうな作業ではないからです。さらに御社は大手有名企業で会社が安定しており、ボーナスもあり、福利厚生も充実していて、やはり大手有名企業に勤めていると周りに自慢できるからです」
と、バカ正直に話してもお見送りになる
 
一応、社会人である以上は建前は大事
 
 
そこらへんを気をつけながら、しっかりと話せるようにしよう
・・・と言っても、それが意外と難しい
 
 
 
 

感情を言語化して伝えること

 
 
「前の仕事は向いてないと感じた。こういう仕事のほうが自分には合ってるはずだ」
と、自分の中で感じたものがあっても、面接ではこの感情を言語化して伝えないられないといけない
 
「人に教えるには三倍理解していないといけない」
という言葉もあるとおり、
「なんで前の仕事を辞めたのか?何が向いていなかったのか?自分の障害の特性のどういう部分が影響したのか?」
「なぜあの仕事のほうが向いていると思ったのか?どういう出来事がきっかけなのか?」
という部分を深く掘り下げて考えて振り返っていかないと、なかなか面接官の方にわかりやすく話せない
自己受容、自己理解を進める必要がある
 
 
 

まとめ

 
面接について長く語ってしまった・・・
 
短くまとめると
面接がうまくなるには、とにかく面接の練習をするしかない
その点、就労移行支援事業所は模擬面接をやってくれるので、面接の練習もできて良い。フィードバックももらえるので、自分で気づかかない面接の悪い部分に気づいて修正できるので、面接が上達しやすいと言える