にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人が事務職をやるには

 

 

事務職をやるのに必要なスキル

 

  • マルチタスクができる
  • 1つ1つ確認してもらう、報告・連絡・相談ができる
  • 作業の優先順位をつける
  • うまく言語化ができる
  • 社会性、コミュニケーション力がある
  • ミスしたあとに、それを繰り返さないように修正、対応する
  • 全体の流れを理解して仕事をする
  • 論理的に根拠をもって仕事する

 

以上が事務職で求められるスキルになる

 

 

 

発達障害には事務職は難しい

 

 

(それぞれの発達障害の特性の症状によって異なるとは思うけれども)
ところが、発達障害の人にとっては、発達障害の特性上、難しいものも多い

・ずっとパソコンの前に座って作業する

ADHDが強いと、じっとしているのが苦手なので不向き

 


マルチタスクができる

ASDが強いと1つのことに集中してしまうので、いろんな作業を並行して進めることができない

 


・作業の優先順位をつける

物事の優先順位をつけるのは発達障害の人にとっては難しい

 

 


・うまく言語化ができる
・全体の流れを理解して仕事をする
・論理的に根拠をもって仕事する

発達障がいではなく、発達障害の人はIQが低い人も多いので、これが難しい人も多い

taniryo.hatenablog.com



 

・社会性、コミュニケーション力がある

発達障害の人は社会性が低い人が多いので難しい

taniryo.hatenablog.com

hattatu-matome.ldblog.jp




・ミスしたあとに、それを繰り返さないように修正、対応する

発達障害の人は修正力や対応力が低い人が多い

taniryo.hatenablog.com

 

 

 

事務職になれそうなら、クローズで派遣社員から正社員になる道も

 

以上のように、発達障害の特性上、なかなか難しいことも多い。

だから発達障害の人が事務職をやろうとしてもキャパオーバーになって難しい

 

よって、発達障害の人が事務職をやるには、発達障害をやめるしかない

俺は人間をやめるぞ!ジョジョーーーーーーーッッッ - YouTube

 

 

俺は発達障がいだから我慢できたけど、発達障害だったら我慢できなかった

dic.nicovideo.jp

dic.pixiv.net



逆に
「できらぁ」

と逆にこの程度なら出来そう、と思うなら、クローズで働くのもありかもしれない

dic.nicovideo.jp




まずは派遣社員として働いてみて、なんかできそうなら正社員登用を狙う手もある

【実演】派遣を38歳まで続けた男の末路!遠のく正社員その先に待つものは・・・ - YouTube

 

 

障害者枠ならば、事務職でも業務が限定されている場合もある

 

ちなみに就労移行支援では、事務職の障害者枠への就労を目指したカリキュラムが組まれているが、これまで述べてきたようなマルチタスクやメールのやり取りなどのカリキュラムはないので、事務職で通用するようなスキルは身につかない。
「就労移行支援事業所って、初歩的なことばっかりだったし、なんか行く意味なかったな~」
ぐらいの感覚じゃないと、事務職への就労は難しい


まあ事務職といっても、幅が広い
自分がやってるようなメールのやり取りやいろんな作業をやるのが一般的な事務職ではあるけど
こういうガチ事務職だけじゃなくて、障害者枠だとひたすらデータ入力だけやる作業もある
各種備品の管理とか、郵便物を郵便局に持っていったり、逆に会社に来た郵便物を部署ごとに分けて持っていく作業もある

内勤作業だとなんでも事務と呼ぶ傾向があるので、仕事内容をしっかり確認するようにしよう
疑問に思うことは面接時にこちらからも質問して確認するようにしよう

そうやって自分の特性に合った仕事をしっかりと探すことが一番大事だ

特に特例子会社の場合は作業内容が細分化されていて、データ入力が得意な人はデータ入力だけ、という風に1つの作業だけできることも多いのでおすすめだ


 

事務職に向いている人

 

パソコンの前でずっと作業する仕事になるので、休みの日にずっとパソコンの前で座っていてもあまり苦にならない人が向いている
あと単調作業の繰り返しになりがちなので、そういう作業を黙々と続けられる人が向いている

以上のことを考えると、ASDで社会性もある発達障がいの人には適職だと思う


個人的にはネトゲが好きな人は向いているんじゃないかと思う

全人生をゲームに捧げて破滅した男、「ネトゲ廃人」の実態が闇すぎる・・・ - YouTube



ずっとPCに向かって延々とプレイしててもあまり苦痛にならないし、延々とレベル上げの単調な作業も黙々とやれるし
単に一人だけで作業するだけじゃなくて、ギルドのコミニュティーに入っていろいろやり取りすることもあるし、いっしょに冒険するときうまく仲間と連携してやらないといけないので社会性や協調性もある。
「どうすればクエストをクリアできるか?」
「バフ、デバフをどういう優先順位でかければいいのか?」
というゲーム的思考というのは、会社の仕事でも役立つこともある

taniryo.hatenablog.com



そうやって長くプレイしてレベル上げて良い装備を集めてクエストをクリアすれば、ギルドの仲間からは称賛されるだろうが、リアルでは両親から怒られるだけ
ところが、事務職に就いて、事務作業をこなしていけば、リアルで会社などから褒められる上に、給料ももらえる
まあゲームと違って、仕事はやっててそんなに面白いもんじゃないけどね


 

自分はネトゲはほとんどやったことがないからよくわからないけど
去年に太閤立志伝5 DXを買って、200時間弱ぐらいプレイして、自力で1322枚の全札コンプリートした

【太閤立志伝V DX】開封&10時間プレイした感想【Switch】 - YouTube

 

PCに向かってひたすら作業するだけという点では、このゲームをやるのと、仕事をするのもそこまで差がない。

ただ太閤立志伝5 DXの全札をコンプリートすれば達成感からの自己肯定感が上がるだけで、別に誰に褒められるわけでもない、ただの自己満足だ。
だが仕事で請求書を作り終えれば、会社から評価されて、給料ももらえるので、会社の仕事のほうがいいかもしれないw
まあゲームと違って、仕事はやっててもそんなに面白くはないが

 

 

 

そもそも自分に向いてる仕事とは?

 

発達障害の人が就職しても、過剰適応からの適応障害に悩まされる」
という話もあるが、そもそも発達障害の人が向いている仕事とはなんだろうか?

発達障害、といってもASDが強いとか、ADHDが強いとか、人によって特性もそれぞれだし、向き不向きも人によって変わる。だから
発達障害だからこの仕事が向いている」
というのは一概には言えない

「自分は発達障害だけど事務職をできている!だから他の発達障害の人も事務職を目指すべきだ!」
とは、とてもじゃないが言えないしね

「自分も発達障害による特性で、社会で疎外感を感じ、生きづらさを感じていましたが、当事者会に参加して救われました!だから発達障害の人は一人で悩みを分かち合うのではなくて、当事者会に参加して悩みを分かち合うべきなんだ!」
と、自分の成功体験を他人にも押し付ける人が発達界隈には多いですが
他の発達障害の人がそれでうまくいったからと言って、自分もそれでうまくいくとは限らない。

極論を言うと、同じ日本人である大谷翔平がメジャーで二刀流で活躍しているからと言って、自分も野球をやればメジャーで活躍できるとは限らないのと同じ
所詮は他人。自分に向いていることは自分で見つけるしかない


ではどうすれば自分に向いているものを見つけられるだろうか?

いろんなことをやってみて、自分に向いているものを探すのもいい
個人的には自分の好きなものから連想したものを仕事にするとやりやすい

(就労移行支援での受け売りではあるけど)
休日にやっていることなど、自分の好きなものを挙げる(寝る、ジャニーズ以外)

次にその好きなもの、休みの火になんとなくやってるものは、なんで好きなのかを考えてみる
たとえば一人で散歩するのが好きだったら、他の人とやるよりはマイペースで一人でやれる仕事が向いている
逆に誰かと会って話すのが趣味な人は、人と話すことが多い接客業なんかが向いているかもしれない

こういう感じで自分の素でやれる仕事を見つけられると、仕事をすることがあまり苦にならずに、過剰適応することなく、長く活躍できるかもしれない

togetter.com



「仕事なんかやりたくねえ。楽な仕事をやって、あとは趣味に生きよう」
と以前の自分は思っていて失敗したように、どんな仕事でも楽なものはない。それよりは自分の得意なものを仕事にすれば、仕事をしてもあまり苦にならないので、結果的に楽に仕事ができる

taniryo.hatenablog.com

 

 

現実的にどこを目指せるのか考えてみる

 

あと、自分自身がどこまで行けそうなのか、自分で自分を理解するのも大事かもしれない

ドラフトキングという漫画を試し読みして思ったけど
子供のときからずっと野球をしている人がいても、必ずしもメジャーリーガーになれたり、プロ野球選手として活躍できるとは限らない
今の時代、社会人野球まで続けられればエリートだ

【全員二刀流】第94回都市対抗野球大会 スペシャルムービー15秒ver - YouTube

第94回都市対抗ハイライト&インタビュー7/14 - YouTube

 


どこかで現実を見ないといけない時期がある

これと同じで、
「自分がどこのレベルまで行けるのか?」
と現実も考えて生きる必要がある
発達障害にはトーマス・エジソンレオナルド・ダ・ヴィンチスティーブ・ジョブズといった天才がいる。だから自分も天才なんだ!」
と自己肯定感や夢を持つのはいい。最近はイーロン・マスク発達障害だという説もある。
だが、仮にイーロン・マスク発達障害だったとして、他の発達障害の人もイーロン・マスクのような大社長になれるとは限らない

イーロン・マスクみたいなダメな発達障害Twitterを買収したから上手くいっていないんだ!俺みたいな良い発達障害ならTwitterをまともにできるから、大社長になってイーロン・マスクからTwitterを買収する!」
と思う人は、頑張ってください



・クローズで働く、フリーランスで働く
・障害者枠で配慮を得て働く
・就労継続支援A型で働く

【2ch】発達障害ワイ、B型作業所で地獄を見る【ADHD,ASD,会社,職業訓練】 - YouTube

【2ch】ADHDとASD、就労支援施設の日常【発達障害,修羅場,会社,職業訓練】 - YouTube

障害年金で静かに暮らす

 

どのレベルを目指すか
一般的には(定型発達の世界の価値観では)1番上が良い、というかそれが普通だが
社会は社会、自分は自分
自分が精一杯頑張れるところを目指せばいい