にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人は自分にあった仕事をやるべき1 ライン作業、警備員

「楽に金を稼げたらいいのにな~」
とはみんな思うものだ。個人的に思うのは、自分な得意なことを仕事をすることによって、結果的に楽になるということ



自分は以前は
「仕事なんかやりたくねえ。なるべく楽な仕事をして、趣味だけやって生きよう」
と思っていて、人並みに稼げれば良しとして、楽な仕事をして、早く帰っていろいろ趣味をやりたい、と思って20代を過ごした

「とにかく楽な仕事がしたい!」
と思ってたので、

  • 工場のライン作業
  • 警備員
  • ビルメンテナンス

 

の3つの底辺職を経験した


「この辺の仕事って楽って言われてるし、適当に仕事を頑張って、あとはいろいろ趣味に生きよう」
と思っていたが・・・
そううまくはいかなかった・・・

 

 

工場のライン作業

 

使い捨て

 

決まった作業をやるだけなので、仕事内容はそんなに難しくはない(担当箇所による)
ただ、あまりに単調作業すぎて、逆に自分は精神的にキツかった・・・
工場に合わせて動きっぱなしになることが多いので、肉体労働だから大変。1時間に10分ぐらい休みはあるけど、機械に合わせて動き続けないといけないので、体力や気力がどんどん削られていく感じがある・・・

このように誰にでもできる仕事というのは、いいように酷使させられて使い潰されて終わる。企業(パナソニックではなくて、パナソニックの工場に派遣している派遣会社)からすれば、使えなくなったら、また募集すればいいという考えだし

「誰にでもできる仕事」
のような、いくらでも代わりはいるような仕事をしていたら、使い潰されて終わりだと感じた・・・
やはりキャリアを積んだりして、専門性を身につけることが大事だと感じた・・・

 

思い出

 

工場のライン作業というのは朝・夕・夜の3交代制朝、夜の2交代制のところが多い
自分は途中から夕方のシフトになったが、15~24時の微妙な時間の仕事はキツかった・・・

ギリギリの人数でやっているので、急病等で誰かが抜けると、1人2役とかで無理やりラインを回さないといけないのがしんどかった

「単調作業だけ」
とは言うものの、前後の工程の人とのコミュニケーションなどもいろいろ必要になる

底辺職だけあって、喫煙室での偉い人が話し合って、次の工程などが決まっていたw
自分はタバコを吸わないから喫煙室にはほぼ行かないので、なんか自分が知らない間にいろいろ決まっていっていた・・・

機械がトラブルを起こして止まるとその時は暇だが、あとで遅れを取り戻すために残業があったり、休日出勤させられる・・・
「残業一切無し!」
とか求人に書いてあったけど、大嘘じゃねえかw

 

感想

 

以上が工場でのライン作業
決められたことをやればいい仕事
というのがいい人には向いているかもしれない。だが、自分には合わなかったのか、あんまり良い思い出がないなあ・・・

「人を相手にするより、機械を相手にするほうがいい」
という人も良いかもしれない。まあいい人も多かったけどなあ。

工場の機械と連動して淡々と作業し続けるのが、なんか機械の一部分になってしまった感じがして、どうも性に合わなかった・・・
どんどん自我が壊れていってる感じがして、休日でも気分が憂鬱になっていたので
「これもう無理だな」
と思って退職した

ただ、パナソニックの工場で働いていたけど、
「まずはゆっくりでいいから、とにかくミスがないように正確に作業をしよう。そうやって正確に作業していくうちに、だんだん正確に早く作業できるようになる」
という考え方は、今の仕事に役に立った

 

警備員

 

夜勤がキツイ

 

とにかく夜勤がキツイ・・・・・・
日勤に行って夜勤に行って、また夜勤とかで、生活リズムがぐちゃぐちゃで自律神経も乱れて精神的にキツかった

それに加えて仕事をガンガン入れられる
一般的な仕事だったら
「平日会社に行って、土日休み」
などの週休二日制のところが多いけど、警備員は土日祝も普通に仕事があるので
(土日祝などに開催されるイベントの雑踏整理などがある
スーパーなどの駐車場整理も土日祝がお客さんが多くて忙しい
ビルの警備も会社が休みでも、誰かがいないといけない)
「次はこの現場行ってね~」
と仕事を入れられまくるので、休みが不定

立ちっぱなしの作業が多いので、体力勝負になりがち

人と話すことも多いし、派遣先の所長などとのコミュニケーション力も大事


自分は1人現場をやらされていたので
「ごめん、ちょっとど忘れしちゃったんだけど、このときってどうするんだっけ?」
と、もし困ったことがあっても相談できる人はいない。1人現場は1人なので気楽でいいが、もしミスがあったら全部自分のせいになるので、プレッシャーが大きかった。

自分は1人現場を2つ兼任させられていたが、2つのそれぞれの現場でやり方がまるっきり違うので
「あれっ、ここではこうなったらどうすればいいんだっけ??」
とど忘れすることも多かったので、忘れないようにいろいろ工夫していた。メモはマインドマップで取るようにしていた。

taniryo.hatenablog.com



そうやって忘れないように必死で覚えるようにしていたのは、それからの仕事で役に立った

 

いざというときの対応

 


「今は警備員の仕事をやってます」
と話すと
「夜の巡回とか、お化けとか出そうで怖くないですか?」
「不審者に襲われたらどうしよう?とか思わないですか?」
とかよく聞かれるけど、そんなことより
問題が起きたらどうしよう・・・」
という不安のほうがよっぽど大きかった


ビルの警備をやることが多かったけど、(そんなに起きることはないけれども)火災や地震などの災害が起きたら、まず一番に対応できなければならない。警報が出たりなど、ちょっとでも異常が起きてたら真っ先にすぐに対応できないといけない

 

そこで対応できないと
「おい!お前、ここで何しに来てるんだ!こういうときのためにお前がいるんじゃねえのかよ!!」
と真っ先に批判される
お客さんからしてみれば、せっかく金を出して警備員を雇ってるんだから、ちゃんとやれよ、という話だが・・・
そういう意味では
「もし災害が起きたときに適切に対応できないといけない・・・」
という心労のほうが大きかった・・・

日に5回ぐらいビルの巡回に行ったり、朝はカードキーを忘れた人への貸与、警報の確認など、日頃の業務もいろいろ忙しい

もう都市再開発で取り壊されたビルだが、所長さん、ビルメンテナンスの設備員2人、警備員が1人で、警備員はシフトで交代する形だったが
「おい、お前ちゃんとやれよ!」
と設備員には厳しくコキ使われたw
特に設備員のうち1人は、発達傾向がある人で、言う通りにしなかったらすぐに声を荒らげる人で面倒だったな。
「障害者は不幸を作ることしかできません」
と言った、植松聖の言う通りかもしれない・・・

 

感想

 

とにかく夜勤から日勤、日勤から夜勤とかのシフトがめちゃくちゃで、生活リズムがぐちゃぐちゃだったのがキツかった・・・
まともに寝れないので、寿命がだんだん減っていく感じが嫌だったので退職した

ただ、多少寝れなくても気にしない人はいいかもしれない

とはいっても、寝るのって身体にとって大事だよなあ・・・

yashiroazuki.blog.jp




電話対応ができるようになったり
「こういう問題が起きたら、こう動かないといけない。そのためにもこういう準備をしないといけない」
といった、社会人にとって大事な考え方は、警備員の経験でいろいろ身についた