にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人は自分にあった仕事をやるべき2 ビルメンテナンス

 

ビルメンテナンス

 

仕事時間



警備員のときにビルメンテナンスの設備員にコキ使われたことから
「自分がビルメンテナンスになればいいんじゃねw」
と思い、ビルメンテナンスに転職した

警備員は当直勤務は朝9時から仮眠もとって、翌日の朝9時までやって引き継ぎをやって、それからその日にまた18時から夜勤があったりするけど
ビルメンテナンスの場合はそうやって当直勤務をした場合は、その日は「明け」として休みになり、さらにその翌日も休みになって(基本的には)必ず2連休になる
このように警備員と違ってビルメンテナンスは専門職だから、休みもしっかりある


ただ、ビルメンテナンスで自分が配属されたのは、大手町のオフィスビルで20階建ての高層ビル。仕事が多かったので、「明残(明け残業)」として、当直勤務のあとに16、17時頃まで残業していた・・・
あと、「特別作業」として、休みや明けに他の現場の手伝いに行くこともある

なかなか疲れが取れないので、よく整体院などに行っていたが
「仕事終わりですか?」
「はい。昨日の9時から今日の17時まで仕事して、疲れたので来ました。よろしくお願いします」
「・・・・・・えっ?」
という反応をよくされたw

まあ寝ずにやってるわけじゃなくて、仮眠の時間もあるけれども、職場の仮眠室ではあんまり寝れないよね・・・

 

広く知識が必要

 

ビルの機器の簡単な修理ぐらいだったらできないといけない。けどそのためには、いろいろ資格をとって
「なるほど、電気の仕組みや流れというのは、こういうことになっているんだな~」
ということを理解していないといけない

ビル全般について広く浅くわかっていないといけないので、電気、消防関係、水道ポンプなどの機械関係などを一通り勉強しないといけない。だから

 

の通称「ビルメン4点セット」と呼ばれる資格はもっていないといけない。もっていないといけないというわけではないが、ここら辺の知識がないと、ビルの機械について理解が進まない


東京都のビルに勤務する場合は

  • 自衛消防技術認定

も要る

あと、消防関連の資格もいる

自分は自衛消防技術認定は取ったけど、危険物取扱者乙4はテキストを買って勉強をし始めたものの、全く頭に入らず挫折した
日本史とか歴史関係とかはYou Tubeとかを見るだけですぐに頭に入るが、理系関係は全然頭に入ってこない。この時点で無理だと思った

また、ビル全般の構造についても頭に入っていないといけない

 

主な業務

 

主な業務としては、ビルの設備を点検して異常がないことを確認する
もしビルで異常が発生したり、
「なんかドアがしまらない。ドアなどが壊れた」
「蛍光灯が切れたので交換して欲しい」
などの、テナントの人から要請があったらすぐに駆けつけて解決すること
あと、防火戸とか警報が鳴ったらすぐに見に行かないといけない

自分が勤務するビルはLEDだったから蛍光灯の交換はあんまりなかったけど
空調を点検したときに、Vベルトが摩耗していることがよくあったので、その交換はよくやったなあ

それでも直らない場合は、専門の業者を呼んで修理してもらう
そのときのやりとりもビルメンテナンスが中心となってやるので
「電気系統のここの部分で、こういうトラブルが起きていたので、こうやって直しました」
という説明を受けて
「なるほど」
と理解して、ビルオーナーやビル管理会社に報告しないといけない。そのためには電気などの基本的なところはわかっている必要がある

業者が入館、退館ときに、どこで何をしたか聞いて書かないといけない。そのときに自分は無知なので、電気工事技師の人に
「今日はどういう作業をされましたか?」
「はい、電気回路のリレーのシーケンスを確認しました」
「すいません、電気回路のリレーのシーケンスとはなんですか?」
「えっ?」
「えっ?」
となったのは申し訳なかった


あと、土日祝などに点検業者がビルの点検、工事をする際に、要請にしたがって(警備員さんと協力して)施錠や警報を解除したり、作業箇所の電気をつけたりしないといけない。そこらへんの設備のシステムを全部理解しないといけない

たとえば空調関連の点検の場合は空調を切ったり、点検が終わったらまたつけないといけない。

空調を切ったままにして、またつけるのを忘れていると、
「おい、なんかビルの中が空調が効いてなくて暑いんですけど~。わざわざ休みに会社に来て仕事してるのにふざけんなよ!ビル賃貸代を返せ!」
などのテナントからクレームがビルオーナーやビル管理会社に入ると
「おい、これはどういうことだ!!どう責任を取るつもりだ!!」
と問われて、大きな責任問題につながる恐れがある。

かといっても作業途中に空調をつけてしまうと、作業員が機械に巻き込まれて大怪我をする危険性もある・・・
そういう意味では神経をすり減らす・・・




あと、これを言ってもいいのかな・・・
警備員もそうだったけど、ビルメンテナンスも、清掃員と同様に社会的な地位が低く見られがちなところがある・・・

また、オーナーさんやビル管理会社からしても、多額の金額を払って派遣常駐してもらってる以上、問題とか起きてもパパッと対応できなければならない。そうでないと
「おいおい、何やってんだよ!ちゃんと金払ってるんだからちゃんとやれよ!ちゃんとできないんだったら、もう契約を打ち切って別の会社に来てもらうよ?」
という責任問題にもなりかねず、立場が弱い。だから常にプレッシャーがかかる。なので上司もみんなも余裕がない・・・

そういう状況なので、発達傾向があって気が利かない人は、ブチギレられて辞めさせられる

taniryo.hatenablog.com

 

働いた感想

 

「マジで何もすることない!監視室でお茶飲んでいるだけで勤務終了」
スマホゲームをやってるだけで今日の勤務終了」
オフィスビルはマジで楽すぎワロタw」
とかネットで書かれてたけど大嘘じゃねえかwどこがだよw別の世界線の話か何か?世の中にそんなにうまい話はないか・・・

まあ警備員にしろビルメンテナンスにしろ、待機時間(何かあったときのためにすぐに動けるようにする待機時間)が多いから、勤務時間の割には楽な気もしないでもない。

あと夜勤や残業や年末年始の出勤にはちゃんとお金を出してくれる会社だったから、給与は今よりずっと良かった。仕事自体はそんなに大変じゃないのに給与は良いのはいいね。
ただ、警備員やビルメンテナンスのころより今のほうが仕事を頑張ってるのに、今のほうが給与が安いとか、これもうわかんねえな・・・
スキル無い人間が、手っ取り早く月手取り20万以上稼ぐには、夜勤をやるのが1番だな

 

自分がこの仕事を向いていないと思った理由

 

配属されたビルが三◯系がオーナーのビルで、三◯系の関連会社がきっちり管理しているビルだったので、業務日報はもちろん、点検結果などを細かく記載して提出しないといけなかったので、PCでの書類作成の事務作業も多かった

ただ、ビルの点検作業よりも、こういうPCでの事務作業をするほうが好きだった。点検などをずっとやるのは大変だったが、PCに向かってずっと事務作業をするのはあまり苦にならなかったので
「この仕事は向いてねえな。PCでの事務作業の仕事をやったほうがいいな」
と思った

そういえば自分の父親も三◯系で働いてたし、このビルも三◯系、現在に働いている会社も三◯系だ
三◯とは縁がある人生だなあ・・・



「ものが燃えるには、可燃物、酸素、熱の3要素が必要。だから出火したときには、このどれかをなくせば火は消えます」
「クーラーはなぜ冷たい空気を出せるのか?それは外気の冷たい空気を取り込んで、熱い空気を外気に放出しているからです」
といった機械の仕組みといったものに全く興味を持てなかったので、資格の勉強が進まなかった・・・。点検とか修理に同行するのもあんまり好きではなかった。

一方で、エクセルにデータを打ち込んで、書類を作成する作業はあんまり苦にならず、1日中ずっとやれていた

(ビルの)機械などを点検、整備、修理する、機械いじりをするのが仕事なのに、そういう機械いじりがあまり好きではなくて、他の仕事のほうが好き、とかいう奴が機械いじりの仕事をしていたらダメでしょ・・・。
定型の人だったら、苦手な作業でも頑張って経験を積んでればそのうちなんとかできるなったりするけど、自分は好き嫌いがはっきりしていて、嫌いや興味がわかない作業は全くできるようにならないので無理だった


「まあせっかく入った会社だし、もうちょっと頑張ってみよう」
と休日でも仕事のデータを整理したり、仕事内容などを覚えたりしていたけど
あるときに自分のちょっとしたミスがきっかけて、大きな問題になってしまった。そこである上司に厳しく叱責されたときに
「ああ、もういいや。もうこの仕事を辞めよう」
と思ってしまった。

普通だったら、
「こういうミスをしたらダメだなあ。今後は怒られないように気をつけないとなあ」
「この野郎!厳しく叱責しやがって。ふざけるなよ、見返してやる!」
と思わないといけないところを
「ああ、もういいや。もうこの仕事を辞めよう」
という感情が先に出た時点で、自分はこの会社では、もう終わったと思った。実際にこれ以降、気持ちが切れて、やる気がなくなった。



けれども、当時はコロナ禍だったので、コロナ禍が終わってから辞めようと思っていたので、しばらくは仕事を続けた。
だが、それから1ヶ月後ぐらいに、前に厳しく叱責されたある上司に仕事を教わっていたときに、マインドマップでメモを書いていたら

studyhacker.net


「おいおい、なんだその落書きみたいなメモは?そんなんじゃ絶対に覚えられないぞ。ちゃんとしっかり書けよ」
と言われたので、理不尽さに納得できず、翌日には所属長に
「この仕事を辞めます」
と言いに行った

所属長には必死で止められて、その後に飲みに連れて行っていただいたが、決意は変わらなかった
「そこまで引き止めてくれる、必要としてくださっているなら残ろうかな・・・」
と一瞬思ったけれども
「一度、辞めようとした人間なんざ、残っても信用されないだろう・・・」
と思ったし

ちなみにそのときに
「メモの取り方が悪いと言われたそうだけど、そこまで怒ることもないのではないか?」
と聞かれたので
「あの上司の方は大学はどちらですか?自分はこのメモの取り方で授業でノートを取って、大学に行って卒業しました。
自分より良い大学を出ていらっしゃるのであれば、ご指摘も甘んじて受けますが、なんで大学も出てない人に、そのメモの取り方を悪く言われないといけないんですか?
あと前職で警備員をやっていたときに、普通にメモを取るよりも、こういうメモの取り方をしたほうが仕事を覚えられると感じたので、こういうメモの取り方でやっています。
そもそも、メモの取り方にしろ、やりやすいやり方というのは人それぞれのはずです。自分にはこれが合ってるからといって、他人にもそのやり方を押し付けるのは違うと思います」
と返した



けれども、その所属長の人には悪いことをしてしまった・・・

自分が辞めたのは3月だったが、ちょうどその時期に会社での人事異動があり、自分が勤務していたA棟と、隣のB棟の両方のビルの統括長だった人が出世して本社勤務になった。
これで2つのビルの統括長が空きになったので、誰かがそこに入ることになった。

自分のビルの所属長の、A棟の所属長は、電験二種などの多くの資格を持っていて、電気などの知識も経験も豊富。こういうすごい資格を持っていて技術系の知識が豊富な人というのは、えてして人格的には難がある人が多いけれども、この人は人格的にもすごくいい人だった。事務作業も得意でExcelもマクロも使いこなしていて、仕事もできる上にいろんな特別作業にも喜んで参加するなど、(ジョークが多いのと、下ネタが多い、あとヘビースモーカー、ワーカーホリックな以外は)非の打ち所がないような人だった。一方でのB棟の所属長もすごい人だけど、A棟の所属長に比べると落ちる部分があった、

普通に考えたら、優秀なA棟の所属長が統括長に上がるのが筋だった。ところが自分が辞めたことで
「部下の退職が多いのは、所属長の監督責任
とされたらしく、B棟の所属長が統括長になってしまった・・・

それにしてもA棟の所属長には期待していただいて、いろいろ教えていただいたりとお世話になったにもかかわらず、期待に応えられずにこういう結果になったのは本当に申し訳なかった・・・
評価はしていただいていたけど、周りに忙しそうなのにあんまり貢献できずに申し訳ない・・・


まあ、あのまま無理して続けていても良い結果にはならなかったので、仕方ないといえば仕方ないんだが・・・