にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)を読んだ感想9 失敗を恐れさせない

イイトコサガシの課題

イイトコサガシはこれまで述べてきたように素晴らしい会だと思うので、今後も継続して続けて行ってほしいですし、さらなる発展を願っております。
けれども、イイトコサガシのさらなる継続、発展のためにも、ここをもう少し良くしたら、さらに素晴らしい会になるのではないか?と思ったことがありますので、少し述べさせていただきます。
 
イイトコサガシに批判するメリットは?批判経験値を獲得する絶好のチャンス。
直接の批判は大歓迎らしいですので
 
 

会の開始前に身体を動かそう

人とのコミュニケーションが苦手な人っていうのは、基本的に人と関わらない生活をしていることが多い
趣味がゲーム、アニメ鑑賞、テレビや映画鑑賞という人が多いですね。だからコロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛、自宅待機、おうち時間を過ごそうとニュースで言われようが、そうでなかろうが、休日はずっと家で過ごすという人が多い
というか「人と会うのが好き」とか言って、休日はパーティや一緒にスポーツをやったり、友人と遊ぶのが趣味とかいう人は、それはそもそもコミュニケーションが苦手な人ではないですしね
 
そうすると休日は家に居っぱなしの、日ごろから運動不足とかの人が多いので、まずはラジオ体操とかやって身体を動かしたほうがいいと思いますね
 
身体を動かすことで、身体全体の血流の流れも良くなって、ワークショップにより効率良く参加できるようになる効果も期待できますし
 
他の当事者会でも身体を動かしてから会を始めたほうが、より活発な意見が出るようになると思います。また身体を動かして身体が筋肉がほぐれることによって、身体の張りとか疲労感も取れて、生きづらさが少し解消されるかもしれないので、イイトコサガシだけじゃなくて当事者会全体でやったほうがいいと思いますね
 
 
 
STU体操がオススメなんで、みんなやりましょう(ステマ
 
体操しすぎて、ワークショップが始まる前に疲れ切ってしまうのは良くないですが
 
 
 

失敗を恐れさせない

イイトコサガシは会のはじめに、会のおける注意事項として
・退室、休憩は自由
・このワークショップは各自にやる気を出させる会ではない
・失敗を恐れずにどんどん新しいことを試す会である
の3つ説明してから、会を始めておられます
それは良いと思いますが、もうちょっと3つ目の「失敗を恐れずにどんどん新しいことを試す会である」というのをしっかり説明する、というか、前に押し出したほうが良いと思いますね
 
イイトコサガシワークショップは、「30秒で好きなものを説明する」とか、日ごろやらない、これまでの人生でほとんどやったことがないことをやることが多い
 
そうやってこれまでやったことをないことを、急に
「30秒で好きなものを説明してください」
と言われても、困ってしまう。
人間は困るとどうするのか?
とりあえず(自分の中での)常識的な行動をとろうとする
基本的に日本人の常識とは
「あんまり自分だけ変なことをして失敗して、周りに迷惑をかけてはいけない」
「人前で失敗して、恥をかきたくない」
なんで、なるべく失敗しないように無難にやろうとしてしまう
そうするとファシリテーターさんから
「好きだという気持ちはあなただけのものなんだから、もっと気持ちを表現していきましょう!」
と言われて
「あれっ、今のダメだったの??」
と修正していくことになる
「そうか、もっと気持ちを出していっていいんだ」
と合わせられるようになるまで、ちょっと時間がかかる
 
まあファシリテーターさんの最初の説明をしっかり理解しなかった自分が悪いとは思いますが、
「失敗は成功のもと。ここでどんどん失敗して、この失敗を生かして実生活で成功させましょう。そのためにも、この会ではどんどん新しいことに挑戦して、どんどん失敗しましょう」
「できることだけやって成功する臆病者になるんじゃなくて、果敢にできないことにチャレンジしてやってみる勇者になりましょう」
ぐらい言ってくれたほうが
「ああ、ここは失敗していいんだな。むしろ積極的に失敗していかないといけないんだな」
と、参加者もやりやすいし、ファシリテーターさんと参加者の意思の齟齬がなく会に入っていけるので、より良いワークショップができると思います
最初の部分でそこらへんの意思の齟齬があると、もったいないですしね
 
 
 
 
重圧から調子を落としていた岡本に対して、阿部が
「自分が打とうとか、自分が決めようっていうのではなくて、打席に入る時に“ 何とかしよう”と思って打席に入れ」
とアドバイスしたことをきっかけに
「今までは打たなきゃいけないとか、打ちたいとか、打つ、っていう感じだったんですけど、阿部さんに“何とかしようと思って打席に入ってみ”って言われて、そこからですね。そこから徐々に徐々に進塁打を打てたりとか、打てたりというか進塁打になったりとか、チームにとってプラスの打撃になっていきました。
 マイナス思考とプラス思考の違いですよね。打たなきゃいけないの“いけない”はマイナス思考というか自分を追い詰めているので。でも“何とかしよう”って結構すごい気楽じゃないですか?
 だって別に打たなくて良いんですよ。別にランナー進めたら良いわけで、エラーでも何でも良いわけで、それって何とかしようと思った結果がそうなるので。全然違いましたね、気持ちの持ちようが。楽になりましたね」
と考えて復調したそうだ
 
 
 
「30秒を超える勢いで話します」
「自分らしさで話します」
と言わせるのも大事だが
「失敗したくないなあ・・・失敗するのは嫌だなあ・・・」
と思って発表するんじゃなくて
「失敗してもいいから、とにかく思い切ってやろう」
と思って発表できるように、ファシリテーターさんが説明というか、そういう雰囲気にしていったほうがいいかもしれないですね