にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)を読んだ感想8 制限があるからこそ成長できる

制限があるからこそ成長できる

自由は不自由、不自由は自由

このイイトコサガシワークショップは、1分、30秒、15秒とかの時間制限があるのが良いですね
 
これが、1時間とかだったら、何の工夫もなくダラダラと話していればいい。だが、1分、30秒、15秒とかの短い時間制限があるので、
「これを話す」
というしっかり意思を持って話すとか、無駄を削ぎ落として話すとか、1から10まで話す時間はないのでとにかく勢いで気持ちは伝わるように話すとか
いろいろと工夫をしていく必要がある
そうやって
「限られた時間で、どうすれば話を伝えられるんだろう?」
悩んだり、工夫したり、チャレンジすることによって成長がある
 
こういう30秒とかの短い時間でどうするか?どう伝えるか?といろいろ考えていくことが、かえって自由な発想を生んだりする
逆に
「1時間ずっと自由に話して良いですよ」
となると、自由過ぎて何をしていいかわからなくなって、何も生み出さない
 
自由は何も生み出さないが、不自由は
「制約がある中でどうすればいいか?」
と悩み考えていく中で智慧がでてくる。
 
自由は何も生み出さないが、不自由はその中での自由さを求めて、多くの発想が生まれるとはなんとも皮肉なものだ・・・

自粛時間中に楽しむ工夫ができる人が、楽しく生きれる人

コロナウイルスの感染拡大によるイベントの自粛、延期が相次ぎ、なかなか好きなイベントに参加できない億劫な日々が続いています
 
そういうときに
「家にいるばっかりでつまんねー、おもんねーわ」
とブーたれて愚痴ばかり言って過ごすんじゃなくて
「家にいる時間が増えた、なんか家でできることをいろいろやってみよう」
と積極的に何かやってみたり、楽しもうと創意工夫できる人は、日々を楽しく過ごせるし、そうやって日々成長できますね
 
 
AKBグループも公演とか握手会も三密になって、コロナウイルスの感染が広がってる今ではそういう活動はできないから、別の活動方法も考えていかないと今後は厳しそうだなあ
 
こういう画面越しに握手会みたいなのをするが主流になるのかな
 
 

ホウレンソウ(報告、連絡、相談)は端的に伝える

あと、会社の仕事はダラダラやらずにパッと終わらせることが求められるが
会社における「ホウレンソウ(報告、連絡、相談)」においても、物事を端的にわかりやすく相手に伝える必要がある
 
このように、聞かれたことに短く端的に早く答えることですね
 
 
 
たとえば
「14:30に電話がかかってきて、他の人が忙しそうだったので自分が『発達工業です』電話に出たら、『こちら定型工業の〇〇と申します。△△様はおられますか?』と言われた。『すいません、少々お待ちください』と言って保留にして、『△△さん、定型工業の〇〇さんからお電話です』と叫んだが、他の人に『△△は今は会議で席を外している』と言われたので、保留を解除して、〇〇さんに『すいません、△△は今、席を外しておりますが・・・』と伝えたら、『次の受注商品についての△△さんに聞きたいことがあったんですが・・・。では、折り返して電話をしていただくようにお伝え願えますか?』と言われたので『わかりました、そのように伝えます』と話して電話を切りました」
と話すのではなくて
「△△さん、先ほどに定型工業の○○様から次の受注商品についてのお電話がありました。折り返して電話してほしいとのことです」
とパッと、相手が欲しい情報だけ短く伝えることですね
 
逆に前述のように全部話すと
「ああ、この人は仕事ができない人だな。全然使えない人だ。所詮は発達障害だな、とてもじゃないが大事な仕事は任せられない」
と思われて、一発で信頼を失います
 
このように真面目に出社して、そこそこ仕事していても、ホウレンソウが長いだけで
「仕事ができない人、使えない人」
という評価になる
それぐらい評価を落とすことになる
 
にもかかわらず、当事者会で
「ホウレンソウで話がどうしても長くなってしまい、短く端的に用件を伝えることができません。どうしたらいいでしょうか?」
という話し合いをしているのは見たことがない
 
 
「前述のほうが状況を一つ一つ丁寧に事細かに説明しているのに、なんで
『ああ、この人は仕事ができない人だな。全然使えない人だ。所詮は発達障害だな、とてもじゃないが大事な仕事は任せられない』
と思われないといけないのか??おかしいだろ!意味わかんねえよ」
と思われる人もおられるかもしれないが・・・・・・
 
そうやって自分の言いたいことだけを言うだけで
「相手は何を言ってほしいんだろう??相手は自分に何を求めてるんだろう??」
とかを考えないから、上(一般社会)でなかなか通用せずに下(当事者会)にいるんじゃないですか?
 
 
まあ上記のケースでも、自分では処理しきれないクレームとかだったら、事細かに説明したほうがいいんで、そこらへんの
「相手や上司が何を求めているか?どういう情報を欲しているのか?」
「会社は組織にとって何が大事なのか?」
とかを考えて、臨機応変に対応できるかどうかが大事ですね
 
 
発達障害の人は根が真面目なぶん、自分の情報をすべて話そうとしがちであるが、本人としては真面目に必死に相手に情報を伝えようとしたつもりでも、それはただの自己満足であって、相手や周りからしてみれば
「話が要領を得ずにダラダラと長い説明しかできない、いらない人」
となるときがある
いかに短くわかりやすく説明できるか?をできるようになるかが大事ですね
 
 

短い指示を理解する

実際の仕事だと
「定型工業の〇〇様から△△さんにお電話です」
「よしわかった、つないで」
「わかりました、△△さんの電話に転送します」
 
「定型工業に送信するメールの下書きができました。確認をお願いします」
「うん、これでいいよ。送っといて」
「わかりました、メールを送信します」
 
「提出する書類が完成しました。確認をお願いします」
「よし、これでいいよ。出しておいて」
「わかりました。プリンターで印刷して机に置いておきます」
 
「悪いんだが、これを頼む」
「(会議で配布する用の書類の場合)わかりました、参加者の枚数コピーして、ホチキスでとめて会議室に配布しておきます」
「(整理する書類の場合)わかりました。書類内容をスキャンして、PCの共有フォルダに入れてアップロードしたあと、ファイルに整理します」
 
 
「おいっ、これどうなってんだよ、おい!」
「(目線の先が、作業道具を出しっぱなしにして散らかっている机の場合)申し訳ありません。作業道具を片付けるのを忘れていました。すいません、今すぐに片付けます」
「(目線の先が書類の場合、記入漏れか入力間違いなどの重大なミスがある可能性が高いので)申し訳ありません。すぐに書類を確認して作り直します!」
 
といった感じで、短い会話で理解してパッと対応しないといけないときも多い
仕事の流れとか、仕事内容をしっかり理解して、すぐに対応していく必要がある
定型の人だったらなんとなくでできるけど、発達障害の人が短い会話を理解するには、日ごろから短い言葉で表現していかないと難しいですね
 
 
 

AKBの握手会は20秒

それとAKBとかの握手会だと、握手券1枚で20秒ぐらいしか話せないので、とにかく要件を短くわかりやすく推しメンに伝えることが大事ですね
 
STUの2期生はフレッシュでかわいい子が多いのでオススメです(ステマ
 
 
 
 
その点、イイトコサガシワークショップは自分の言いたいことを短く伝える、物事を端的にわかりやすく相手に伝える、ということができるようになるワークショップである