にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害と新卒

4月になって新卒の社会人が企業に入社する季節になりました!

 

自分はアスペルガーが強い、発達障害として生きてきましたが、親からの理解もあってそんなに苦労せずに成長していきました。高校のときは人間関係がうまくいかずに苦労しましたが、短大からの編入を経て大学にも行きましたし、そこでサークルも楽しくやってました。ただ大学4年のときの入社試験はうまくいかなかったので、そこからなかなか正社員になれず、苦労はしてますね。

 

普通の人は小学校→中学校→高校→大学と生きていれば、かなり人間として必要な要素を持ち合わせている(それでもサラリーマンとしてやれてる社会人に比べたらまだまだだが)。ところが、発達障害持ちの人間ってのは特定のことにしか関心を持たないし、それ以外のことにあまり興味を持ったりしないから、どうしても定型の人に比べると人間としての成長が遅い。22歳までに必要な力がつききっていないから、いざ社会に出ると苦労しますね。まったくついていけず適応障害を起こしてしまう。

 

人にもよるけど、発達障害の人が社会にある程度適応できる力が身につくのは、だいたい30歳ぐらいかな、と思いますね。ただ30歳になると、一般の転職だと、他の企業でかなりの実績を残しているような人じゃないと、なかなか採ってくれない。発達障害の人が「やっと社会に適応できるようになってきたぞ!」と思うころには、時すでに遅し、となってるケースが多いのが現実の辛さですね。