にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の新入社員の心得10 仕事の流れを理解する

前述したように、会社での1日の流れとかのタイムスケジュールを理解するのも大事ですが、仕事の流れを理解することも大事ですね
 
たとえば前にやっていた点検作業とかだと
1、点検項目が書かれた書類をバインダーにセットする
2,点検する部屋のカギを取って、キーストラップに身につけて、カギを借りる
3,借りたカギを「カギ貸出表」に記入する
4,上司に点検に行くことを報告する
5,点検に向かう
6,点検項目に従って点検を行う
7,点検が終わったら、戻し忘れなどがないか確認して戻る
8,カギを返却して、「カギ貸出表」に記入する
9.日誌に点検内容を書く
10,PCに点検結果を入力する
とか、基本的には仕事というのは何をするかほぼ決まってるので、その流れを早く掴むことですね
 
発達障害の人は想像力が低く、字面でしか物事を理解できないので
「点検をやってくれ。まず書類とバインダーとカギを持ってきてくれ」
と言われて、それから動くという形になる
 
ただ発達障害の人はモラルがなく、周りの空気や価値観よりも、自分だけの浅い考えの価値観を優先してしまったりして、自分勝手な行動をすることが多いので
「自分勝手に判断・行動するのではなく、人の指示を聞いてそのとおりにやる」
ホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしっかりやる」
というのが基本にはなってくる

障害者職業センターの職業準備支援でもこういう感じで指導されますね

 
 
自分もこういう指導はどうなんだ?とは思ったが、現実として、就労で苦労されておられたり、障害者枠で働かれている発達障害の方っていうのは、
いい大学を出ている人が少なく、たいして勉強もできない。人の話をロクに聞かず、自分だけの狭い興味の知識しか持たない人が多い。そんな人がいくら自分で考えようとしても大した考えは浮かばないし、どうせ変な判断しかできない。それならばさっさと定型の他人に聞いたほうが早いし、まともな意見を得られる可能性が高い。という点では正直に言って間違ってはいない。
 
 
以上の点を考えると
「これから何をすればいいですか?」
「すいません、ここはどうすればいいかわかりません。教えてもらえますか?」
「この作業が終わりました。次は何をすればいいですか?」
とか逐一報告して
「じゃあ今日はこの作業をやってくれ」
「ここはこうしてくれ」
「次はこの作業をやってくれ」
と上司から指示を受けて、自分で判断するんじゃなくて全部上司の指示を仰ぐ、上司のロボットと化せばいいのである。終わり。特に特性がひどく、障害者枠でギリギリ働けてる人はこのやり方のほうがいいだろう
 
 
まあこれも悪くはないが、こういう人は
「言われたことしかできない人」
「指示待ち人間」
「自分で考えて動けない」
と評されることになる。そういう人は指示を出さないと動かないので、いちいち毎回指示を与えないといけなくなって面倒くさくなる。まあ「上司とは、自分の仕事に加えて、部下に指示を出したりして管理したりマネジメントして、自分の部署を統轄するのが仕事である」というのは正論ではあるが・・・。でもそれを言ったら「仕事とは単に言われたことだけやるのではなく、自分で考えてやっていくべきだ」も正論になる
 
 
では「言われたことしかできない人」「指示待ち人間」「自分で考えて動けない」を脱して、自分で考えられる人間になるにはどうすればいいだろうか??
 
 
まずは上記のような仕事の流れをつかむことですね
それには前述したように、仕事をマニュアル化、パターン化しておくこと。そうすると、
「じゃあ点検に行ってくれ」
と言われたら
「わかりました、書類とカギを準備します」
と上司が指示するより先んじて動けるようになる。そうすると
「ああ、こいつは仕事を理解して、指示しなくてもちゃんと勝手にやってくれるな」
と評価されるようになる。先、先に動く、こういう動きが大事ですね