にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の新入社員の心得18 致命傷を避ける

会社で仕事をする上で大事なことは、たくさんあってどれも大事だし、職種によって変わるから一概に言えないが
 
一番大事なことは「ミスや失敗をしないこと」じゃないかと思う
 
 
 

会社の評価基準

 
たとえば1日にやらないといけない作業量の基準が100だとして、毎日100の作業をやれるとしても、書類仕事や電話対応などの他の作業でミスが多い、遅刻が多い、やり忘れが多く
「おい君、ちゃんとやれよ!」
と、それについて注意したら
「自分としても一生懸命にやってんだ!そうやって上から目線で部下を悪く言うなんてパワハラだ!」
と、他の人と揉め事を起こす
といった場合は、仕事が基準である100できていても
「あいつは仕事はやれてるけど、いろいろと問題を起こすからなあ・・・」
マイナス評価されてしまい
上司の「異動候補者リスト」などに載りがちである
 
このケースだと130ぐらい仕事ができてやっと
「あいつはいろいろ問題起こすけど、仕事はできるからなあ・・・」
と、ギリギリ評価される
 
逆に遅刻もせず、他の作業もしっかりやって、他の人ともあまり揉めずにやっていれば
仮に80ぐらいの仕事しかできなくても
「あいつは仕事はそんなにできないな・・・。けどちゃんとマジメに仕事してくれてるしな」
と、そこそこ評価される
発達障害を会社でオープンにしていて、障害者枠だったら50でも評価されると思う
 
 
まあ業界とか職種にもよりますけどね・・・
 
営業の場合は他の作業は全然ダメで人間性にも問題があっても、毎月のノルマの業績を上げたら何も言わないですし(お客さんとトラブルを起こすのはダメですが)、いい人でもノルマを達成できなかったらポンコツ呼ばわりされるみたいですけど
プログラマーなんかの技術職とかもこういう傾向がありますね
 
逆に言うと、前述したとおり他の作業で失敗だらけで、発達障害の特性から人間関係に難があっても、100が基準として150ぐらいの仕事ができれば
「あいつはいろいろアレだが、仕事はめっちゃできるしなあ・・・すごいよなあ・・・」
と一目置かれるぐらいの評価をされる
 
だから
発達障害で人よりできないことが多い・・・。けどこれだけは誰にも負けない」
という、他の不得手を吹き飛ばすぐらいの得手を見つけることが重要なことと言える
このような自分の得意なこと、できること、好きなことを見つけることですね
 
 
 

ミスはなくせない

 
といっても、なかなかそんなに突出した才能があるケースは少ない・・・
 
となると、多少仕事ができなくても大目に見てもらえるように(?)、いかにミスや失敗をなくせるかが大事だ
 
よってミスや失敗をなくして、しっかり仕事をすればいいのである。おわり
 
 
・・・と言いたいところだが、発達障害の人は
「ミスや失敗をしてはいけない。ミスしないように頑張ろう」
と思っても、どうしてもミスが多いのが発達障害
(生活面ではめちゃくちゃだけど、プログラミングのコードは早くほぼ正確に書ける、という人もいるし、職種や特性にもよるんだろうが)
 
まあどんなに仕事ができるベテランの定型の人でもミスするときはする。ミスをしない人はいない
 
体調が良くない日もあるし、最近みたいに急に気候が暑くなると頭がボーッとしてくるし、仕事が忙しくなったり、残業が続いて頭が回らなくなってきたりすると、どんな人でもどうしてもミスは出てくる
 
 
このようにミスをなくすことは不可能
ではどうすればいいのか・・・?
 
 
 

やってはいけないミスを見極める

 
個人的にはやってはいけないミスを見極めて、そういうミスはできるだけ避けることが大事だと思う
 
たとえば
  • あとで書類整理と清掃をやるように言われていたが、忘れてしまった
  • 朝の朝礼で訓示などを言い間違える
  • 作業で使った道具を戻し忘れる
  • ファイルや引き出しを開けっ放しにしたままにしてしまう
  • 明日以降に完了させれば良い仕事をやり忘れる
  • 明日以降が期限の提出物を提出し忘れる
  • 部屋から出るときに電気を消し忘れる
  • 別の部屋で作業したときに、机や椅子を戻し忘れる
  • PC作業が終わって退社するときに、PCの電源を切り忘れる
というミス
 
 
あと
  • お客さんへに対してクレームを受けるような、失礼な対応をしてしまう
  • 勤怠表などの提出物を期限までに提出しない
  • 遅刻する(特に派遣社員)
  • 嫌味を言われたことなどにカッとなって、お客さんや他の部署の人や上司と口論する
  • お客さんから問い合わせの電話があったことなど、連絡事項を報告し忘れる
  • 鍵をなくす
  • お客様へのメールで失礼なことや不適当なことを書いて送ってしまう
  • 今日中に終わらせないといけない仕事をやり忘れる
  • 外に出たときに、ドアが壊れているとか、建物から水が漏れているとか、人が倒れているとか、何か異常が起きていたが「別に壊れていたりしたら言うように言われなかった」として報告しない
  • 「これを持って入っても大丈夫ですか?」とお客さんに聞かれて、よくわからないが適当に返事をする
  • 上司などの会社から着信があっても無視する
  • 書類整理したときに、いらない書類といっしょに重要な書類を捨てる
  • 会社の備品購入などで商品を発注するときに、10を100と誤って入力して確定する
  • シフト制の仕事で、いろいろとあったけど引き継ぐ事項を伝えるのを忘れる
というミス
 
 
当然ながらこういうミスを一切しないことが理想ではある。けど自分は上のミスはやってしまっても、下のミスだけは絶対にしないように心がけていました
 
職種とか状況や会社や上司の価値観にもよるけど、下のミスを1つするぐらいだったら、上のミスを3つやってもいいぐらいの気持ちでやっていた。最悪、下のミスを1つやるぐらいだったら、上のミスを10個やったほうがマシかもしれない。それぐらい下のミスは絶対に避けたいですね
 
下のミスは場合によっては会社にとって重大な損失になってしまう可能性もある
そうなると会社や上司などの監督責任や責任問題にもなりかねないリスクになる
そうでなくても、管轄する上司のすごい手間になってしまう可能性あることを誘発するような従業員は
「こいつは問題を起こしそうで怖いな」
と評価されて、信頼を失いやすい
 
 
 
やっぱり会社で働いていて、その対価として給料をもらっている以上は、会社の駒や歯車にならないといけない
自分の果たすべきことをしっかりとやって、会社や組織において利益になるべきだ。会社にとって不利益となるようなことは避けない
 
このように軽微なミスはやっても、致命傷になるようなミスはしないようにして、あとはそこそこ仕事ができれば
「ちょくちょくミスはするが、そんなに大きなミスはしない。マジメにそこそこ仕事している人」
というキャラになって、少なくともクビになる可能性は低く、長く勤められる
 
職種などにもよるが、日本の企業というのは
「大きな成果も出すが、大きな失敗も多い」
「そんなに成果は出さないが、そんなに失敗もない」
という人だと、後者の人のほうが評価されやすいですからね
仕事をする上では失敗、特に致命傷になるような大きな失点は避けることが大事だ
 
 
 

致命傷を理解する

ただ何が軽微なミスになって、何が大きなミスになるかは、職種や会社によって結構異なる
ここは会社の空気を読んでいくしかない
・・・と言いたいところだけど、空気を読めないのが発達障害か・・・
 
「この会社は何をやって利益を得ているんだろう??」
「それでウチの部署は会社にどういう貢献をしてるんだろう??」
「この部署の中で自分はどういう仕事をしてるんだろう??」
という仕組みや流れがわかってくると
「これについて上司がガミガミとうるさいのは、こういうミスをやっちゃうと、上司の人がいろんなところに頭を下げて回らないといけないからか・・・」
といった地雷などの致命傷になるようなミスがだんだんわかってくる
 
 
基本的に会社というものは、お客さんからお金を払ってもらうことで、その代価として商品なりサービスなりを提供して利益を得ている
だからお客さんを怒らせるようなことをして
「ふざけるな!じゃあ次からは別の会社から商品を買うことにする」
という形になると、お金が会社に入ってこなくなって利益を得られなくなって大きな損失になってしまう
だからお客さんに失礼なことをすることは、致命傷になりかねない
 
 
書類整理や清掃をし忘れたというケースは(お客さんが使う部屋だったら別だが)社内の人が少し嫌な思いをするだけなので
「おいおい、なんでやってないんだよ。今日はもういいから、明日にやっとけよ」
と言われるだけで済む
(上司や所長や会社の気風が、きっちりしてないと気がすまない厳しい雰囲気だったら違いますが・・・)
 
 
自分はある会社に入社したときは、覚えることや気をつけないといけないことががめちゃくちゃ多くて、頭が追いつかなかった
その会社では、朝礼で上司の人とかが連絡事項を話したあとに、
「本日の安全標語です。『 心と体の健康管理 今から 自ら 職場から
ご唱和ください『 心と体の健康管理 今から 自ら 職場から
本日もご安全に」
とランダムで本日の安全標語を言うということをしていたが、他に覚えなきゃいけないことが多すぎて、入社してからしばらくそれが言えず詰まったりしていた
それを周りからよく失笑されて、面白がられてバカにされたりしてましたが、個人的にはあんまり気にしなかった
 
朝礼でこういうのを言い間違えても、所詮は社内だけの話なので
「おいおい、ちゃんと言えよ~」
と言われるだけで済む(当然、良いか悪いかというと悪いけどね)
ところがお客様に迷惑になるようなことをすると、本当にシャレにならないので、そこだけは気をつけていました
 
自分は物覚えが悪いので、こういうミスしてばかりで風采の上がらないからか、最初はあまり評価されていませんでしたが、そのへんを考えてやっていることを理解されて、だんだん評価されていきました
 
 
 
会社で仕事をする上で大事なことは、仕事をしっかりやることだけど
仕事の優先順位をしっかりつけること
このようにミスを減らす、特に致命傷になるようなミスをしない
ということが大事だと思いますね
 
 
定型の人はいちいち言われなくても、空気を読んでなんとなくでできる。けど、発達障害の人は空気が読めないので、言われないとわからない、物事の優先順位がつけられなず、暗黙の了解がわからないので地雷を踏んでしまう。
 
細かいところでなかなか目につかないところだけれども、そこらへんが発達障害の人が会社で仕事を頑張っても、なかなか評価されない大きな理由になっている気がする
 
 
 
まあ失敗の過程にもよる気もするけどね
 
テナントの庭先で枯れ葉がたくさん落ちていたので、それで排水溝が詰まってしまわないように、雨上がりの日に落ち葉をビニール袋に入れて回収する作業をした
だが、作業してる過程で気が付かない間にビニール袋に穴が空いてしまっていたらしく、そこから水が漏れていて、自分が庭先からごみ処理室までの歩いたコースに床に水がついていてしまっていた。それがどこかからクレームが入ったらしく(警備の人が見つけて報告した?)、上司の人とかが出てきて対応していたことがあった
 
それを知ってテナントの人に謝りに行ったが
「もう水滴は拭き取って清掃したからいいよ。ビニール袋を二重にするとかやってさ、次から気をつけてね」
と軽く言われただけだった。自分のせいでいろいろ動き回るハメになった上司の人からも
「まあ次からは気をつけろよ」
と言われただけだった
 
たぶん作業の過程が
「絶対にしなければならない作業というほどでもないが、やったほうが良い作業を自分の空いている時間に自分から進んで作業した結果、ちょっと良くない部分もあった」
というところをテナントの人も上司の人もわかっていたから、怒ってもしょうがない、変に怒鳴って萎縮させてしまってもアレだなという感じだったと思う
これが
「しなくてはいけない作業だったが、サボッてやらなかった結果、ちょっと良くない結果になった」
という過程だったら
「なんでやらなかったんだ!」
と結構怒られていたかもしれない
 
失敗の過程とか印象によってはめっちゃ怒られるかどうか変わる気はしますね
過程や印象が悪すぎると厳しく言われますね
 
 
 
 

どんどん失敗したほうが良い?

 
会社によっては「どんどん失敗しろ」と言われることもある
京セラという会社は、会長の哲学の下で上層部だろうと平社員だろと
「やって成功するのは良い。やって失敗するのもその経験が成功につながるから良い。やらないのが一番良くない」
と指導されるらしい
 
所詮は入ったばかりの人間には(障害者雇用ならなおさら)大した仕事は割り振られないんだから、失敗を恐れてやらないよりも、どんどんやって失敗してほうが、経験を積んで大きく成長できる。という考えが会社の風土になってる場合もあるので、そういう場合は会社の風土に合わせていったほうがいいだろう
 
まあ職種とか、会社の考えとかその部署の上司の人の考えとか、そこの支店長の人の考えにもよるが
 
「自由にやれ」と言っておいて、問題が起きたら「お前のせいだ」と責任逃れする上司の場合は最悪ですが
 
 
自分が派遣社員とか契約社員とかだったときは、そこらへんの仕事だと1、2週間やれば仕事は覚えられる。自分で対応できないことは社員の方を呼んで対応してもらうけど、立場や仕事内容で自分ができることは自分でやって、明らかな失敗を避けるようにして、あまり社員の方の迷惑や面倒にならないように仕事していってうまくやってた
 
 
今度は自分が正社員になったときも
「他の人へのあまり迷惑にならないようにしよう」
と要領良くやってたつもりだったけど、派遣社員とか契約社員と違って、正社員は覚えることやできないといけないことがたくさんあった。だから、プライドを捨ててどんどん失敗してやっていったほうが良かったかな・・・?
と、今思い返すときもある
 
けど鬱寸前までやりきってダメだったし、そういう問題ではなかったかもな・・・
 
 
 

ミスを減らすには頭を休ませること

 
頭を使いすぎるとミスが増えたり、メンタル的にキツくなってしまうので
頭を使わない時間。頭を休ませる時間
ということのほうが大事かもしれない
 
自分も一時期にミスが多くて悩んでいたけど、これをやって少し良くなったときがある
 
発達障害の人は根がマジメな人が多く、走り続けてしまう人が多いので、頭を休ませる時間というのを意識的に作ることが大事なのかもしれない
今の社会はスキマ時間もすぐにTwitterとかを見てしまいがちなので、頭の使いすぎになりがちですからね
 
 
 
 

上司の人の話を聞くこと

 
上司の人の話をしっかり聞くことも大事ですね
「まったく近頃の若いモンは・・・」
「この前にパチンコも競馬も負けちゃってさあ・・・」
という話は聞き流してもいいですがw
 
「こういうミスされると、いろんなところに確認に行かないといけないから手間がかかって困るんだよね~」
「自分としてはこういう作業より、ああゆう作業を優先してやって終わらせてほしいんだよね~」
「シフト表をなかなか出さない奴がいるけど、そうすると勤務表がなかなか組めなくて困るんだよ~」
という話は聞くこと
 
そういう話を理解して、そのとおりにやれば
「あいつは考えて仕事ができてるな。自分が考えている通りに動いてくれて助かるな」
と評価される
 
 
別に「上司に媚びを売ろう」とか言う気はないが
会社などの組織に所属する以上は(自分の考えも大事ではあるけど)会社の駒になって、会社や上司の考えややり方を理解して、そのとおりに動いて、会社や上司の理想を実現できるようにしていかないといけない
 
カラスは白い
と上司に言われたら、なるべくカラスが白くなるように努力はしないといけない
 
発達障害の人は他人の意見を聞けずに、自分の考えだけでしか考えられないので
「えっ?wwカラスって黒いですよね??カラスが白いとか意味分かんないですよw何を言ってるんですかw」
と言ってしまって
 
「カラスは白いとか、バカなことを言ってる会社だったんで辞めてやりました。あんな頭悪いことを言ってる会社なんか、辞めてせいせいしましたよw」
と当事者会で得意気に語ってる人もいます。それはそうかもしれないが、けどそれって結局のところ自分の考えだけが認めてほしいだけで、他人の意見を聞くことができず、会社や上司のやり方に合わせることができないだけな気もする。それじゃあどこに行っても一緒じゃないですかねえ
 
まあどうしてカラスは白いとなってるのか?という根拠による。カラスは白いことにしたほうが、必要悪というか会社全体の仕事が回るというケースもありますし。会社ってしがらみとかいろいろあるんで、綺麗事だけではないこともある
 
ときには清濁併せ呑むことも必要かもしれない
わーすたは一人卒業発表して残念だ・・・
 
 
一応言っとくとカラスが白いというのは比喩表現です
とはいえ、深夜までのサービス残業が横行していて、それを指摘したら「仕事を終わらせるため、会社のために当たり前のことだ」と怒られて、空気読めない悪いやつ呼ばわりされるのであれば、それは会社がおかしいと思いますが
 
あんまり悪どい、倫理観に欠くようなやり方をしている企業はどうせそのうち消えますよ
 
どうしても納得できないなら、会社勤めではなくてフリーランスにでもなればいいんじゃないですか
 
 
 
 

もし重大なミスをしてしまったら

 
もし重大なミスをしてしまったら、すぐに上司に報告して、謝って反省している姿勢を見せること
大きなミスでも早めに報告して対応すれば、なんとかなることもある
 
大きなミスをすると
「うわあああああああああ、どうしたらいいんだああああああああああ」
とパニックになったり
「こんな大きなミスをするなんて・・・自分はどうしようもない人間だ・・・」
と落ち込んでしまいがちだが、いくらパニックになっても落ち込んでも解決はしないので、切り替える力というのは大事ですね
 
あとは謝って反省している姿勢を示すこと
ちゃんと謝って反省していれば
「大きな失敗だけど、本人もとても反省しているし、真面目な性格だから強く言うと萎縮するしなあ・・・」
とあんまり言われない
 
けれども
「えっ、ちょっと失敗しただけですよね??なんでそこまで言われないといけないんですか??そもそも会社の仕事はチームプレーだからお互いフォローすべきでしょ。ちょっとしたミスを寄ってたかって悪く言うなんて、それってパワハラなんじゃないですか??大人の対応をするべきなんじゃないですか??あと自分は発達障害だしミスするのは仕方ないじゃないですか。これは障害者への合理的配慮を欠いていて、会社としての労働基準法の違反なんじゃないですか??」
などと言って反省している素振りが見えないと、厳しく言われてしまいがちですね
 
「ああ、所詮は発達障害だ。言ってもわからない・・・。面倒臭いやつだし、こいつに仕事を任せるのは怖いな・・・」
と評価されると、大事な仕事は任せてくれなくなる
 
 
 

ミスを減らす修正力

 
会社から会社へ下請けの仕事を受注して、その勤務で重大なミスを起こすと顛末書などの提出を求められる
 
たとえば
  • テナントの清掃業務を委託されていて、清掃業務を行っていたが、バケツを倒してしまって床が水浸しになって浸水被害が出てしまった
  • ビル設備の点検保守業務を委託されていて、点検作業を行っていたが、操作や点検方法を誤ってビル設備を壊す
  • テナントへ車で配達に来た業者が、テナントの敷地内で車をぶつけてしまって建物などを破損する
などのケースだと、顛末書などを書かないといけない
 
顛末書というのは
  • どういう事故があったのか
  • どのような被害が出たのか
  • どのような原因で起きたのか
  • 今後の事故の再発を予防するためにどうするのか
ということを書かされる
 
「これからは注意してがんばります」
だけじゃなくて、具体的な再発防止策とかを挙げないといけない
 
 
まあ発達障害の人、特に障害者雇用だと大した仕事はしないので、よほどのことがない限り顛末書などを書くことはないとは思うけど、何かしらミスした場合
「どうして失敗したのか?どうしたら防げるのか?」
というところは考えて、修正していくことだ
 
たとえば
「今日は会社に遅刻してしまった・・・。6:30に起きて7:00に家を出ようとしても、準備が間に合わないので、これからは6:00に起きるようにしよう」
「製品点検の確認事項をチェックし損ねた・・・。チェック項目は10個あるので、メモを印刷して作業場に持っていって、項目を確認するようにしよう」
といった感じで修正していける人は、日々成長していけます
 
 
まあ全部が全部のミスをなくせるわけではないけど、そうやって防げるミスはなくしていけば
「前はミスばかりで自分が嫌になっていたけど、今は前よりはミスも減って良かった」
自己肯定感や自分への自信になる
「あいつは入った当初はミスばかりで、どうしたもんかと思っていたが、なんか今はミスも減ってしっかり仕事してくれているな!」
と上司からも信頼度も上がることもある
そうなると
「あいつ、最近は仕事もちゃんとやれてるみたいだし、ちょっと別の仕事も任せてみようかな?」
となって、出世とか昇給につながる可能性もある
 
このようにミスを減らしていく修正力というのは大事だ
 
 
 
 

地雷を踏まないこと

 
ちょっと話がズレるが、人との会話で地雷を踏まないことも大事だ
 
会社で長く働いていくためには職場での人間関係も大切。そのためにも人との会話に参加していくことが大事なことではあるが、そのときに地雷を踏まないことだ
 
「そういえば○○さんってバツイチなんですよね?なんで離婚したんですか?」
「そういや年齢も30過ぎなのに、結婚とかしないんですか?」
「部長ってもともとは本社勤務だったのに、なんでこの支店に来たんですか?」
「有名大学出身なのに、こんな仕事をしてるんですね」
といったものは、場合によっては失礼になって、恨まれて目の敵にされる可能性もある
 
 
発達障害ってぶっちゃけただの甘えでしょ」
「なんでこんな当たり前のこともできなんですか??普通の人ができることをできないなんて、人間の欠陥品なんじゃないですか?そんなんで生きてて楽しいですか?」
津久井やまゆり園事件を起こした植松聖は『障害者は不幸を作ることしかできない』と言ってたらしいですけど、これについてどう思いますか?」
「茨城一家殺傷事件を起こした岡庭由征も発達障害らしいですけど、やっぱり人殺しに興味を持ったりするんですか?」
うつ病とか言ってないで頑張れよ!気合があればいけるだろ!だいたいどんだけ休んでるんだよ、早く治せよ!どれだけ他の人の迷惑になってると思ってるんだ!そもそもずっと家に居るから良くならないんだろ、これからどっか出かけようぜ!」
といったことを言われたくないと思いますが
 
やっぱり発達障害の人でも定型の人でも、人それぞれ言われたくないこと、触れられたくないこと、言うと怒らせてしまうこと、というのはあるので、そこはなるべく触れないほうがいいですね
 
 
 
発達障害を腫れ物扱いするんじゃなくて
発達障害じゃいかんのか?」
「いかんでしょ」「ええんやで」
と気軽に言い合えるようにならないと、なかなか社会で理解や配慮が進まない気もするけどなあ

侵略!イカ娘 OP【HD】 - YouTube

 
 
 
 
 

終わりに

 
このように仕事を長く続ける上で大事なのはミスをしないこと
そりゃ仕事量をたくさんやって成果を出して
「さすが○○さん、すごい!」
と褒められたい、思われたいと思いがちだけど、いくら成果を出しても、ミスをして損失が出てしまうとプラスマイナスゼロになってしまう
 
まずはミスを減らして足元を固めていくことが大事
アニメとか漫画とかなろう作品とか見てるとそう考えがちだけれども、二次元ではなくて現実世界で大事なことは攻撃より守備
現実の仕事だと派手さがある人より、堅実な人のほうが好まれる
(まあ少年漫画で堅実な主人公が派手さもなく手堅く敵を倒してく作品なんか、面白くも何もないだろうけど・・・)
 
あと日常生活でもそうだけど、ミスすると
「うわあ、ミスった。どうしよう・・・」
と少なからず動揺してストレスになるし、ミスの対応に余計な労力や神経を使って、心身ともに疲れてしまう・・・
 
ミスが減って余計な労力や神経を使わなくなれば、そのぶん仕事に集中できて、成果も出しやすくなる
守備がしっかりできると、攻撃のリズムができる
 
 
 
 
アクシデントやインシデントになるようなことは避けていくべきだ
 
 
 
ノイミーはこの前に対バンを見たけど良かったなあ