にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

東京と大阪の当事者会の違い4 大阪の特徴

続いて大阪の当事者会について語っていきたい
 
 

大阪の当事者会の特徴

ファシリテーターがしっかりしている

 
大阪も大きな都市ではあるけれども、東京に比べるとやや人口などが少ない部分がある。だから
「当事者会をやりま~す、来てくださ~い」
と告知したとしても、なかなか思うように参加者が集まらないことが多い
 
あと、東京に比べると参加者のレベルが低い人が多いので、特性の影響から自分の都合しか考えられない人が多かったり、人とのコミュニケーション力に難がある人が多いので、そこをどうまとめていくか?という力が必要なので
「自分は何のために当事者会をやるのか?それを実現するには何をすればいいのか?」
というところがわかっていて、できている人が多い
 
「平日は仕事が大変で疲れたなあ。最近は暑いし、休日は部屋にクーラーをつけてゆっくりしよう・・・
と思ったけど、今週土曜日はあの人の当事者会があるのか・・・あの人がやる当事者会なら行こうかな」
と思えるような、人間性があるファシリテーターの当事者会は続いてますね
 
なんだかんだ言って、小手先のテクニックより、ファシリテーターはこの人間性が一番大事な気がするなあ
 
大阪や関西で当事者会を何年もやられているようなファシリテーターの方は、そのへんがちゃんとできているイメージがある。逆に言うと、そこらへんができないと大阪や関西では、なかなか当事者会を続けることは難しいんじゃないかと思う。そう考えると、当事者会を続けられておられる方はすごいなと思います
 
 
 

横のつながりが多い

大阪や関西の当事者会は、当事者会の終わりに他の当事者会の告知タイムがあって、横のつながりがあるのは良いですね
そういう告知があると
「いやー、今日の当事者会は楽しかったなあ。来週に○○で別の当事者会があるのか、行ってみようかな?」
参加者がいろいろ行くことで、発達界隈全体が活性化してくる。やっぱり参加者が多いほうが、当事者会も盛り上がりますからね。こういう文化は非常に良いと思います
 
 
 
 

行政と連携している

 
大阪や関西の当事者会のほうが、行政と連携していろいろやっているイメージがある
さかいハッタツ友の会は堺市の人といろいろ話していると聞きますね
 
東京の当事者会でも、議員の方と話をしたという話もちょっと聞いたことはありますが、大阪や関西のほうがそういう話を聞くことは多い印象がありますね
 
 
「会社は発達障害への理解と配慮が必要だ!そもそも日本社会は発達障害への理解と配慮が必要だ!欧米に比べて日本は発達障害への理解と配慮が遅れている!このように日本社会が発達障害への理解と配慮が足りないのは、首相と自民党の責任である!!」
と叫んでる人が当事者会などでたくさんいるけど
「当事者会で署名を集めて、これを持って市長や県知事、国会議員の人に提出して、法案提出や発達障害者向けの施設の建設、サービスの拡充を訴えます!」
「外国語の勉強をして話せるようになって、お金を貯めて引っ越し資金を貯めて、発達障害の理解や配慮のある国に引っ越します」
「『発達障害の会』みたいな政党を結成して、次の選挙に出馬して、国会議員となって国政を動かして、日本を発達障害へ理解と配慮のある国にします」
といった実際に行動を起こしている人はほとんど見たことがない
 
 
「そもそも日本社会は発達障害への理解と配慮が必要だ!欧米に比べて日本は発達障害への理解と配慮が遅れている!」
とか、そんなに日本が嫌いなら、日本を出ていって海外でもどこでも行けばいいのに(今はコロナ禍で外国人の入国制限があるケースもありますが)
まあ、ひろゆきもそうだけど、自分の故郷に誇りを持てない人間は、自分に誇りや自己肯定感を持てないから、どこの国に行っても一緒だろうけど
 
 
その点、大阪や関西の当事者会は、行政と連携したり、市長や市議会議員の方と話をされていたりと、実際に行動を起こしているからすごいですね
 
この前の石橋さんの石橋ムーン七月を視聴させていただきましたが
市議会議員などの方ホームページに、SNSなどのアドレスを掲示しているので、そこにダイレクトメッセージを送ると、意外とすぐに返信があるらしい
そうやってコンタクトを取ると、市議会議員などの方と話ができて、もしかしたら行政を動かせるかもしれない
 
 
 

家族会も開催している

 
大阪、関西の当事者会、というよりはさかいハッタツ友の会は、普通の当事者会の他にも家族会も開催している
 
発達障害の人が生きづらさを減らして、なるべく楽しく生きれるようになるには
発達障害の本を読んで、自分の特性を理解する」
「自分が楽しめる娯楽を見つける」
「当事者会に参加する」
SNSなどで自分の意見を発信する」
発達障害に理解や配慮がある会社で仕事をする」
「生活環境を見直して、自分がラクに過ごせる環境を構築する」
「様々な価値観に触れて、いろんな考え方や価値観を増やすこと」
ということが大事だ
それ以外にも
親子で家族会に参加して、発達障害の家族の悩みを分かち合う。それを通して、親の意識を変える
ということも大事だろう
 
なんだかんだ言っても、発達障害の人でも家族や親と接する機会が一番多いので、発達障害の人の親の意識が変わらないと、発達障害の人の生きづらさがなかなか改善しないケースも多いので、家族会は大事じゃないかと思う
 
 
東京の当事者会では発達障害の家族会という話はあまり聞かないので、関西だけではなくて、東京他の地方でもやっていくべきだと思います

東京と大阪の当事者会の違い3 東京の課題 ネット上でのケンカがある

先述したように、大阪や関西の当事者会の人たちは、ネットやTwitterもやるけれども、基本的には当事者会に行って、会の終わりの他の当事者会の告知を見て
「来週に○○で当事者会があるのか、行ってみようかな?」
と他の当事者会を知って、参加していく
 
一方で東京の当事者会は、Twitterをやって、気になった人をフォローしてツイートを読んでいって
「あの人はあの当事者会に行って楽しかったと言ってたし、自分も行ってみようかな?」
と他の当事者会を知って、参加していく
というイメージがある
 
このように東京は比較的ネット中心と言える
 
 
 
 
けれどもそのネット中心がアダとなって、ちょうど3年前ぐらいに大きな争いが起きてしまった
 
ある当事者会で、S氏(仮名)が女性に対してセクハラのようなことを行った。セクハラを受けた女性は大きなショックを受けてしまったそうだ
 
これに対して
「女性が嫌がることをするなんて許されないことだ!」
S氏を糾弾したが、S氏は
「(被害者女性に)手相を見てほしいと言われてたので見てあげただけ。ついでにハンドマッサージをしてあげただけだ」
と反論し、反省する素振りを全く見せなかった
 
S氏は発達界隈では良くも悪くも存在感のある人物だったので、S氏の信者も多くいたが、反面、悪い噂も多く反感も多く買っておりよく思わない人も多かったので
「そうだ、S氏の言う通りだ!S氏を悪く言う奴をやっつけろ!」
「S氏は最低最悪の人間だから許してはいけない!S氏とS氏の信者はやっつけないといけない!」
S氏信者とS氏糾弾派で発達界隈のTwitterを二分する大騒動になってしまった
 
とはいっても、(小山田圭吾ほどではないにしても)S氏のこれまでの行いがあまりにも悪かったので、S氏糾弾派が優勢で、5人ほどの人が中心となってS氏被害者の会も結成された
 
ただお互いに誹謗中傷の悪口合戦をするだけで、決め手に欠いて戦いが長期化してしまった
 
これを打開すべく、S氏被害者の会はS氏を訴えるための裁判費用をクラウドファンディングで集めて、訴訟しようとした。だが弁護士に相談したところ「訴訟は難しい」と言われてしまう
これによりクラウドファンディングで集めたお金が無駄になってしまい、S氏被害者の会への反感が強まって失速した
 
 
 
こうしてお互いに戦い疲れて、戦いはいつの間にか自然消滅した。S氏被害者の会も解散した
 
 
 
 
 
自分はS氏とは面識がないので、なんともいえないですが
当事者会とはなるべくみんなが楽しく過ごすべき場所なので、一人だけ楽しくて他の人は楽しくない会であってはならない
当事者会は女性の方でも安心して楽しく過ごせる場所であるべきなので、セクハラを行ったS氏は断じて許されないことだ
 
ただ当事者会の中でのトラブルなので、当事者会の中で話し合って解決するべき問題である。ネットやTwitter上で争って解決するべき問題ではない。セクハラを行ったS氏を許さない、という義憤は大いに結構だが、ここまで争いを大きくしたことに関してはいささか疑問が残る。あまりにも無関係の人々を巻き込みすぎたのではないか?
 
個人的な意見を述べされていただくと、S氏被害者の会は
「どう相手を追い込んで、どう勝つか?」
という道筋がまったく見えてなかったように思う
 
S氏を糾弾して、ひたすら罵詈雑言を並べていけば、そのうち相手の心が折れて
「すいませんでした、許してくださいおねがいします」
と謝罪なり何かやるだろう、と思っていた節があるが
実際は相手の態度を硬化させただけで、手詰まりになって戦いが長期化した原因になってしまった
 
ひたすら糾弾して罵詈雑言を並べても相手は態度を変えない、とわかった時点で別の方策を考えないといけなかった
 
2018年日本シリーズで甲斐キャノンに盗塁を仕掛けまくった広島カープの緒方監督かよ
 
こっちも必死に勝ちに行ってるが、相手も必死に負けないようにしている中で、気合や根性以外でどうしたら勝ちに持っていけるか?
というところを考える、勝負勘とかゲーム的思考が足りなかった
将棋でいうところの相手の駒を取る、王手をかける、じゃなくて、いかに相手の王将を詰ますか?というところができなかったですね
 
 
 
ただ、当事者会というものは
「会社は発達障害への理解と配慮が足りない!そもそも社会は発達障害への理解と配慮が足りない。このように日本社会が発達障害への理解と配慮が足りないのは、首相と自民党の責任である!」
「そうだ、そのとおり!!さすが○○さん、良いこと言いますねえ!」
と定型社会や定型発達の悪口を言い合ってホルホルマンセーしていたり
当事者会の二次会で発達界隈の困ったちゃんとかの悪口大会をしているところが多いので
気に入らない人の悪口を言い倒すことによって、すごいことや素晴らしいことを話し合っている、何かが根本的な解決をしている、と勘違いしている人が多いので
そういう当事者会や発達界隈の甘さが露呈した感がありますね
 
「瓶子(平氏)が倒れたぞ」と喜んでた鹿ヶ谷の陰謀かよ
 
 
「セクハラを行ったS氏を許さない」
という義憤は良いとは思うが
「S氏を倒したあとにどうするのか?」
「どうすれば発達障害の人が楽しく、幸せに生きられるようになるのか?」
というビジョンが全く見えなかったのも残念ですね
 
 
何度も言ってる通り
「セクハラを行ったS氏を許さない」
という義憤は良かったとは思いますが
じゃあS氏をやっつけて倒せれば、発達障害の人が楽しく、幸せに生きられるようになるんですか??
ゲームのラスボスを倒したあとみたいに、世界が平和になるんですか??
 
 
「敵将、S氏上野介をにっしーが討ち取ったり~」
と戦国時代であれば、敵を討ち取れば褒美として殿様から恩賞や所領がもらえる可能性があるけど、今は戦国時代じゃないからなあ・・・
 
 
それに、S氏を倒すためにネット上やTwitterを戦場にしたせいで、多くの無関係な人が戦いに巻き込まれてしまった
その上、
「S氏も良いところはあるので、そこまでやらなくても」
「さすがにやりすぎではないのか?」
「もっとこう攻めたほうがいいんじゃないか?」
という意見も
発達障害の当事者ならば、悪のS氏を倒そうとしている正義のS氏被害者の会を応援するはずだ!こんなに頑張ってるS氏被害者の会を悪く言うなんて、お前はS氏信者だな!」
と自分たちへの悪口を言っているとして、S氏信者のレッテル貼りをして、冷静な他の人の意見を聞かなかったのはいただけない
 
そもそもS氏被害者の会は、S氏への批判ではなく、かなりの罵詈雑言や誹謗中傷を行っていましたし
他にも手段を選ばない行為を数々行っていた
「S氏を倒すためならば、何をやっても構わない」
という、行き過ぎた正義というか、傍目から見るともはやどっちが正義なのかわからない、ただの無法集団にしか見えなかった
 
 
S氏被害者の会には前述したようにS氏を倒したあとのビジョンも見えなかったので、仮にS氏を倒せていても、
「自分たちは正義なんだから何をしても構わないんだ」
と横暴な振る舞いをしただろうから
それをまた倒そうとする者たちが現れて
戦いによる悲しみが悲しみを呼び、怒りが怒りを呼び、憎しみが憎しみを呼んで、戦いが戦いを呼ぶ、はてのない覇権争いが続く地獄の戦乱になっていたかもしれないな

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それと、S氏被害者の会の中心人物がファシリテーターをやっていた当事者会に参加していたが
セクハラや宗教勧誘には厳しい姿勢を取る割には、一方的なマシンガントークをする人は野放しにするなどなど、当事者会の運営には課題が多かった
 
発達界隈を乱すS氏をやっつけようとするのは大いに結構なことだが、その前に参加者がより喜んでくれるような自分の当事者会を運営していくことを、先にやるべきだったと思います
 
 
デール・カーネギーの「人を動かす」という本で
自分の家の玄関がよごれているのに、隣家の屋根の雪に難癖をつけるな
という孔子の言葉が引用されている通り、他人がどうこうよりも、まずは自分のできることをしっかりやることが大切なことだ
 
 
 
以上のことを鑑みて、あくまでも個人的な印象を述べさせていただくと、S氏被害者の会は、当事者会においてセクハラを起こしたS氏を徹底的に糾弾したことにより。
「当事者会において女性でも安心して参加できるようにするためにも、当事者会におけるセクハラは絶対に許してはいけない」
という発達界隈において大きな方針を示したこと
また、この騒動がきっかけとなって、(東京オリンピックにおける小山田圭吾降板騒動のように)S氏が行った悪行の数々が明らかになり、発達界隈においてS氏への注意喚起がなされたことへの功績は大きい
 
だが、別にS氏をやっつけたい人だけで勝手にやっていれば良かったものを、
発達障害の当事者ならば、悪のS氏を倒そうとしている正義のS氏被害者の会を応援するはずだ!」
と無関係な人も協力するように同調圧力による圧をかけ、S氏信者派かS氏被害者の会派のどちらにつくかの二者択一を迫り、無関係な人を争いに多く巻き込んだこと
 
関ヶ原かよ
 
「いくらS氏が悪いと言ってもやりすぎではないのか?もっとこうしたほうが良いのではないか?」
という意見も
「こんなに正義のために頑張ってるS氏被害者の会を悪く言うなんて、お前はS氏信者だな!」
とレッテル貼りをして聞く耳を持たなかったこと
 
「S氏を倒すためならば、何をしても構わないんだ」
と言わんばかりの無法行為、はっきり言うと数々の違法行為を行ったこと
 
 
このように無関係な人を多く巻き込み、数々の無法行為を行い、半年以上も戦い続け、さらにS氏を訴訟するためにクラウドファンディングをも行うなど、長期の戦いによって多くの犠牲を払いながらも、何一つの目に見える成果が出せなかったというのは、あまりにも無能、無能な働き者と言わざるをえない
 
「この件を通して、どうすれば発達障害の人が楽しく、幸せに生きられるようになるのか?」
「みんながより楽しいと思えるような当事者会や発達界隈にするにはどうすればいいのか?」
というビジョンや展望があるわけでもなく、ただひたすらにS氏を手段を選ばずやっつけようとしていたであった
 
「悪のS氏をやっつけようとしていて、正義な行いをしている自分SUGEEEEEEEEEEEEEE!」
「劣等感や不安感が強いので、悪いやつをやっつけることで『ああ、自分はコイツよりはマシなんだな』と安心感を得たい、マウントを取りたい、日頃のストレスの憂さ晴らしをしたい」
という自己満足、独り善がりな自己陶酔にひたっていたようにしか見えなかった
 
結局は、発達界隈の内輪もめ、派閥争い、縄張り争いで終わってしまった
それにしては、あまりにも多くの人を巻き込みすぎた
 
 
いろいろ厳しい意見を述べさせていただいたが、いろんな人の協力を得て、一生懸命に努力しても、今回のように目標に到達できないことはある
 
東京オリンピックでも素晴らしいパフォーマンスを見せてメダルを獲得する選手もいれば、コーチ、家族、チームメイト、スポンサーなどなどの人々の協力を得て、4年間一生懸命に頑張った人でも、メダルに手が届かない人、国内予選で結果を出せずにオリンピックに出れなかった人もたくさんいる
 
勝敗は兵家の常
 
勝てるときもあれば、頑張っても負けるとき、うまくいかないこともある。人生とはそういうものだ
 
 
ただ「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉もある
なんで負けたのか?なんでうまくいかなかったのか?というところは反省して、敗北を糧にして次に活かしていかないといけない
まあ、
「ああ、あのときに負けたのは、こういう理由だったのか・・・」
と10年ぐらい経って気づいたり、わかることもあるけどね・・・
 
 
あと、負け戦、旗色や風向きが悪いときは、変に戦い続けて損失が増える前に、さっさと負けを認めて敗戦処理をして撤退したほうが良い
意地になってだらだらと戦い続けて、損失や被害が増えていくのみ。そのまま一気呵成に相手に攻め込まれて、完膚なきまでに叩きのめされると、再起は難しい
いかに損切りができるかどうかが大事ですね
 
源頼朝足利尊氏劉邦劉備曹操星野仙一など、一敗地に塗れた人が、再起して天下統一した例はいくらでもある。今日負けても、明日勝てれば良いのだ
 
ちょっと負けただけで臆病風に吹かれてすぐに逃げるのもアレだが・・・。そういう勝負の流れを見極められる、勝負勘をつけることが大事
 
 
 
 
このように、
「勝敗は兵家の常。がんばってもうまくいかないこともあるからしょうがない」
と、S氏被害者の会の人には言ってあげたいところだが・・・・
 
 
その後のS氏被害者の会の主要メンバーの人々は、この負けに対して、ひたすら言い訳に終始したり、責任の押し付け合いばかり。挙句の果てには自分がやったことを棚に上げて他人の批判ばかりしている人もいて、ちょっと腑に落ちなかった
あれだけ多くの人を巻き込んでおいて、その態度はないんじゃないかなと思いますね
 
 
 
 
 
 
 
 
3年前のことについて長々と語ってしまったな・・・
ただあの争いがあまりにも無駄な、不毛な、意味がない戦いだったので、戦いには意味がないとみんな痛感したのか、あれからは変な争いは少なくなったと思います

東京と大阪の当事者会の違い2 東京の課題 横のつながりが少ない

課題

 

良いファシリテーターが少ない

 
「この人すごいな、周りをよく見えてるな」
と思うような良いファシリテーターの方もおられますけど、比較的、東京より大阪のほうが良いファシリテーターの方が多い印象がありますね
 
東京日本で一番人口が多い。だから発達障害の当事者も多い
なので
「当事者会やりま~す」
といえば、結構多くの人がすぐに集まって会を開催できることが多い
 
あとレベルが高い人が多く、割と周りに気を遣える人が多いので、自由に話し合いさせてるだけでなごやかな雰囲気で話し合いが進むことが多く、揉め事も少ない
 
仮にトラブルメーカーな人がいても
「そういう言い方は良くないよ。そういう態度はダメだ」
と参加者が注意してくれるから、ファシリテーターの人は特に何もしなくても良い場合が多い
 
レベルが高い人が多いと、集まって話し合うだけで和気あいあいと盛り上がるので、そういう語り合える場所を提供するだけで喜ばれていることが多いですね
 
だから
「はい、当事者会を始めま~す。自己紹介をお願いしま~す」
「はい、時間が来たので終わりま~す。お疲れさまでした~」
だけ言ってるだけの、大してファシリテーターとしての力がない人でも
「毎回20人以上集まる会を開催しているすごい人」
となっているケースもよく見る
 
 
 
ファシリテーターというものは、大して力がないファシリテーターでもレベルが高い人が集まっていて和気あいあいと盛り上がっていれば問題ないし
力があるファシリテーターの人でも、トラブルメーカーみたいな人がやってきてめちゃくちゃに暴れられたらどうしようもない
所詮、ファシリテーターとは無力な存在なのかもしれない
 
 
ただプロ野球でも監督が変わるとガラッと雰囲気が変わることがあるように
 
 
キャッチャーの良し悪しでピッチャーの成績も変わることもあるし
 
 
ファシリテーターの良し悪しで雰囲気が変わったりとか、より参加者が楽しめる会になることもある
 
 
 
けれどもファシリテーターというものは
「このプロ野球選手は打率.300ホームラン20本か、いいバッターだ。あのプロ野球選手は打率.100ホームラン1本か、あまり打てないバッターだ」
「この人のテストの点数は100点か、勉強ができるんだな。あの人のテストの点数は10点か、あまり勉強ができない人なんだな」
と数値化できない、目に見えないものだから、ファシリテーターの良し悪しというものは、自分でも周りの人もわかりにくいものだ
 
 
だから楽しい雰囲気でやれたら
「なんだ、ファシリテーターって大変、難しいと聞いてたけど、意外と簡単じゃないか。楽勝!」
と慢心してしまいがち。そうやって慢心するとファシリテーターとしての成長はない
 
「あそこはもっとこうしたほうが良かったな」
とか反省して自分で気づいて、自分で改善していければ、当事者会や自分自身の成長にもつながる
「もっとこういうふうにしてみよう」
など、自分でいろいろやってみて、うまくいくこともうまくいかなかったことも大きな経験になって、成長につながる
 
そうやって会も自分自身も成長させていって
「参加者の人が楽しみやすいように気配りや気遣いができて、全体を見渡す視野の広さがあって、参加者の意見をしっかり聞くが、聞きすぎないバランスがとれる人。」
というファシリテーターになれるのが理想
 
けれども、そこまでできる人というのは、上(定型社会)でも通用してしまうので、わざわざ当事者会でファシリテーターをやるより、上(定型社会)の社会人サークルなどに参加したほうがラクで楽しいので、下(当事者会)を卒業してしまって、当事者会でファシリテーターをやらなくなってしまう、というジレンマがある・・・
とはいっても、ファシリテーターの人がもっとレベルが上がっていけば、もっと良い当事者会になっていくんじゃないかと思う
 
 
 
 

横のつながりが少ない

大阪や関西の当事者会は、当事者会同士の横のつながり強い
会の終わりに
「来週の日曜日に○○で当事者会をやりま~す。着てくださ~い」
という告知タイムがあることが多かった。ところが東京の当事者会はあんまりやっているところが少なかった。大阪や関西の当事者会みたいに、もっと他の当事者会の告知もやっていったらいいのにな、と思った
 
 
まあたしかに他の当事者会を告知されると
「おお、他にも当事者会をやってるんだ、行ってみようかな?」
と他の当事者会に行ってしまい
「この当事者会は楽しいな、次からこの当事者会に参加していこう」
とそのまま参加者が違う当事者会に行ってしまう恐れはある
 
 
とはいっても、参加者の立場からしてみれば
「おお、他にも当事者会をやってるんだ、行ってみようかな?」
と他の当事者会に行って
「この当事者会は楽しかったな。もっと他の当事者会にも行ってみよう」
という気持ちになる。人間とは欲深い生き物なので、楽しかったらもっと楽しみたいと思うものですからね
 
そうやって参加者がいろんな当事者会に行くようになれば、発達界隈全体が活性化する
他の当事者会も盛り上がってくれば、当事者会に参加する人が増えてくるので、自然と自分の当事者会の参加者も増えて盛り上がる
 
これぞ「損して得とれ」ということですね
 
 
 
あと他の当事者会に参加した人が、また自分の当事者会に戻ってきたときに
「他の当事者会ではこういう話をしていた」
「他の当事者会ではこういう風に会を進行したいた」
という話を聞くことができる
 
そうすることによって
「そうか、そういう意見もあるんだな・・・」
「そうか、他はそういう風にやっているのか・・・自分もやってみようかな?」
「他はこんな感じなんだな。自分も負けないように頑張ろう!」
と参考になったり、刺激を受けたりして、お互いに切磋琢磨してより良い当事者会をやれるようになっていく
 
ファシリテーターとか当事者会の主催者をやっていると、大変なことも多いですし、
「自分だけが大変な思いをしているなあ・・・」
という孤独を感じることも少なくないですが、他の当事者会と連携していくことによって
「他の当事者会も頑張ってるし、自分も頑張ろう」
と気持ちの張り合いもできますしね
 
 
 
「でも参加者が他の当事者会に行ってしまって、自分の当事者会に来なくなるのは嫌ンゴ・・・」
と変に参加者を囲おうとしてしまうと
「生きづらさを抱える発達障害の人たちが、悩みを分かち合う場所を作りたい」
と思って当事者会を開いていたはずなのに
「わざわざ当事者会を開いている自分を、参加者から褒めて認めてほしいから、崇め奉られたいから当事者会を開く」
だんだんと当事者会の目的が変質してきてしまう
 
そういう自分の自己顕示欲のために当事者会を開くようになると
「ちょっとでも他の当事者会の話を出したら、ファシリテーターの人が露骨に不機嫌になるから面倒くさいなあ」
「『次も絶対来いよ、来なかったら殺すぞ』とか冗談でもぶっちゃけウザいな・・・。
メンヘラ地雷女かよ・・・」
「今はファシリテーターが自分の説教や自慢話するばっかりで、他人の話をほとんど聞かなくなって、楽しくなくなっちゃったなあ・・・。前は楽しかったのになあ・・・。
最近めっちゃ暑いし、休日に当事者会に行くのは面倒くさいから、東京オリンピックも見たいし、今日は行くのやーめた」
参加者にとって楽しくない当事者会になってしまって、滅んでしまう可能性もある
 
「何のために当事者会をやるのか??」
という初心を忘れないようにしたいですね
 
 
まあファシリテーターも人間なんで
「こんなに当事者会を頑張ってるんだから、みんなに認めてほしい、褒められたい、
多少は儲けたい」
 
「有名になってTwitterのフォロワーを増えて、イイネをたくさんもらいたい」
 
「発達界隈に多くの影響を与えられる、インフルエンサーになりたい」
 
などの欲や煩悩が湧いてくるのは仕方がない
 
そこで自分を見失わずに、欲を昇華できるかどうかも、当事者会のファシリテーターを続けるために必要な素養の1つなのかもしれない
 
 
 
 
以上のことから、当事者会の横のつながりや連携していくことによって、かえって自分の当事者会の発展につながる。なので東京の当事者会でも、もっと当事者会同士の連携を深めていくべきである
 
 
 
・・・と言いたいところだが、リスクもあるので述べておきたい
 
まず、いろいろ他の当事者会で告知をすると、逆に参加者が多く来すぎてしまう恐れがある。これまで10人ぐらいで当事者会をやっていたが、これが30人ぐらいに急に増えてしまうと、とっていた部屋に人が入り切らずにパンクしてしまったり、ファシリテーターの方の対応できるキャパシティを越えてしまってパニックに陥ってしまう可能性もある
 
特に東京は人口が多いので、あちこちで告知すると人がたくさん来すぎてしまう可能性もあるので気をつけたい
 
昔にケンカして辞めた当事者会は、参加者が増えてきて部屋に人がいっぱいになってたのに、さらに参加者を増やそうとしていたのは意味不明だった
 
 
 
あと、普通の人、まともな人、良い人が新たに来てくれるのであれば大歓迎だと思いますが、困ったちゃんとかのトラブルメーカーも来てしまう可能性もある
他の当事者会で問題を起こして追い出されて出禁になった人が来る可能性があるということだ
 
 
発達障害の当事者と一言で言っても、ASDが強いとかADHDが強いとか特性は人によって違うし、性格や考え方や価値観も人それぞれだ
だから
「あの当事者会に行ったけど、あまり楽しくなかった・・・。この当事者会はいろいろ話せて楽しかった」
という発達障害の当事者会と合う合わないというのもあるから、自分に合った当事者会を見つけることも大事
 
けれども、当事者会で嫌われるような人は、別の当事者会に行っても嫌われる可能性がある
はっきり言ってしまうと、嫌われてる人というのはどこに行っても嫌われるということだ
 
  • 自分の好きなことは辟易するぐらいしゃべるクセに、自分が興味のない話は全く聞かない
  • 自分の言いたいことだけ言って、他人の話はほとんど聞かない
  • 他人の細かな言い間違いには執拗に指摘するクセに、自分が言い間違いをして指摘されたら逆ギレする
  • 話がやたらと長い
  • 同じ話を何度も繰り返す
  • 「垂井で乗り換えがあって」「サンライズ瀬戸」など普通の人が知らないような専門用語を多用して話す。他人にわかりやすく話す気がない
  • 他人が話を明らかに聞く気がない状況でも、話を一方的に続ける
  • 他人を平気でディスりまくるくせに、自分がディスられたら怒り出す
 
という人は、どこに行っても嫌われることが多い。いくら発達障害の特性の影響が大きいと言っても、あまりにも自分勝手な人は当事者会でも持て余してしまう
 
このようにいろいろ他の当事者会で告知をすると、こういう問題を起こす人が来てしまって、自分の当事者会をぶち壊される恐れもある
入ってくる人の間口を広げると、そういう可能性も高まってしまうリスクもありますね
 
 
 
 
地下アイドルのファンの集いとか、マイナーなゲームのファンの集いとか、コアなファンが集まる和気あいあいとしている雰囲気が好きだったのに
ブレイクして一気に有名になって、新規のファンが多く入ってくると、ガラの悪いニワカのファンとか、他の界隈で追い出されたような問題がある奴とか、ただ騒いで暴れたいだけのピンチケの奴らなどが増えてしまう。そうするとファンの気質や雰囲気が変わってしまって、昔の雰囲気が好きだった古参のファンが去っていく、という話はヲタあるあるでよく聞く話だけどね

東京と大阪の当事者会の違い1 東京の特徴

今回は東京大阪の当事者会の違いについて語っていきたい
 
・・・と言いたいところだが、当事者会とは発達障害の人が集まって話すだけなので、東京大阪とで場所が変わったからといってそんなに差はない
吉野家とかセブンイレブンとかスターバックスコーヒーとか西友とかに、東京の店に行こうと大阪の店に行こうとそんなに差がないように、東京大阪とでそんなに大きな差があるわけではないですね
 
あと
東京の当事者会」
大阪の当事者会」
と一言で言っても、東京大阪も当事者会が数多くあり、開催場所、開催者、参加者などなどがそれぞれ違い、会の雰囲気や特徴もそれぞれ違う
 
大阪、というか関西で言うと、有名なところで言うと「関西ほっとサロン」とか「さかいハッタツ友の会」ですが、それぞれ会の進行や雰囲気とかが全然違う
「関西ほっとサロン」はNPO法人DDACというところが主催していて、そこが主催している「関西ほっとサロン」と「北摂ほっとサロン」はそんなに差がないかな、という気はしますが
「さかいハッタツ友の会」は代表は石橋さんですが、○○ムーンという形でいろんな当事者会をやっていて、それぞれ別のファシリテーターの方が主催されているので、それぞれの○○ムーンで会の雰囲気も違う
 
だから「東京の当事者会」「大阪の当事者会」と一概に言い切ることはそもそも無理がある
 
そもそも、自分は東京大阪の当事者会に多少は参加したことはあるものの、別に全ての当事者会に参加したことがあるわけではないので、そこまでよく知っているわけではない
 
以上のことから
「この当事者会はこうである。こういう傾向がある」
ということは一応語れるかもしれないが
東京の当事者会は全般的にこうである。こういう傾向がある」
大阪の当事者会は全般的にこうである。こういう傾向がある」
と十把ひとからげに語ることはそもそもできない
 
 
・・・だが、東京大阪の当事者会に参加させていただいた少ない知見や経験をもとに、自分の主観に基づいた独断と偏見によって、東京大阪の当事者会の傾向や違いを書いていきたい
 
とはいっても、コロナウイルスが日本でまん延し、政府から東京都大阪府にも緊急事態宣言が発令されてからは、これまでやってきた当事者会を中止、延期して、コロナウイルスの感染拡大が収まるまで当事者会の開催を見合わせたり、開催するにしても参加者の人数を減らしたり、ZoomによるWebカメラでの会議に切り替えたりして、コロナ禍によって各々でだいぶ様変わりしている当事者会が多いので、そこはご留意ください
 
まず東京の当事者会について語っていきたい
 
 
 
 

いろんな当事者会がある

 
東京日本で一番人口が多い。だから発達障害の当事者も多い
なので
「当事者会やりま~す」
といえば、結構多くの人がすぐに集まって会を開催できる
だから大阪よりも東京のほうが、当事者会の数は多いですね
 
自分の特性や性格や趣味嗜好などによって、当事者会の合う合わないというのがあるので、当事者会の数が多いほうが、自分にあった当事者会を見つけやすいかもしれない
 
あと、「当事者で話し合って、悩みをわかちあう」という当事者で集まって話し合う会が多いが、東京はNeccoカフェのイベントスペースを中心に、麻雀をやる、人狼をやる、ボードゲームをやる、などの「何かをやる当事者会」も多いですね
 
関西当事者で集まって話し合う会が多いですが、当事者で何かをやる会というのがあまり多くないので、関西も当事者で何かをやる会みたいなのが増えてくると、もっと良い方向に行くんじゃないかと思います
 
 
 

理解と配慮を求める人が割と少ない

 
関西の当事者会に参加すると
「会社は発達障害への理解と配慮が足りない!そもそも日本社会は発達障害への理解と配慮が足りない!このように日本社会は発達障害への理解と配慮が足りないのは、日本の首相と自民党の責任である!!」
「そうだ、そのとおり!さすが○○さん、良いこと言いますねえ!!」
ホルホルマンセーしてるのを見て
「こいつらアホちゃうか、ほんまに」
と感じることが多かったですが、東京は割とこういう主張をしている人やノリの人が少ない気がしますね
 
理由としては、東京障害者求人が多いのと、障害者手帳精神障害者保健福祉手帳)のメリットが大きいことじゃないかと思う
 
まず東京障害者求人が多い
千代田区では高層ビルが立ち並び、多くの大企業の本社が東京にある。現在、企業は従業員の2.2%の比率で障害者も雇用しなければならないので、1000人の従業員がいる企業なら22人、10000人の従業員がいる企業なら220人の障害者を雇用しなければならない
前述したように、東京は大企業の本社が集まっているので、事務作業など障害者への仕事も多く、ハローワークに行っても求人数も多い。だから障害者や発達障害の人でも、就職しやすい環境であると言える
 
自分は実家の滋賀にいたときは、障害者雇用の求人がほとんどなかったので、クローズで働いていた・・・。地方と都心では、障害者雇用の求人数も全然違うし、当事者会や支援施設の数も全然違う。都心のほうが障害者の人は比較的住みやすいですね
 
 
次に障害者手帳精神障害者保健福祉手帳)のメリットが大きいこと
 
東京都民精神障害者保健福祉手帳を持っていると、都営地下鉄が無料になったり、他の交通機関も半額になるなど、優遇措置がすごく大きい
 
東京都だといいけど、他の都道府県で精神障害者保健福祉手帳3級とかだと、美術館や博物館の入館料が安くなるぐらいで大したメリットがない。発達障害の人がより生きやすい世の中にするためにも、他の都道府県でも優遇措置を進めてほしいですね
 
 
 
 
 

一人暮らしの人が多い

 
発達障害の当事者と一言で言っても、ASDの傾向が強い人、ADHDの傾向が強い人など特性の強さも人それぞれだ
東京の当事者会もいろいろあるし、バリ層が比較的多い会、ムリ層やギリ層が多い会もあって、一概には言えない。だが、基本的に有名で多くの人が集まる会を比較したときに、大阪より東京の当事者会のほうが全般的にレベルが高い印象がある。
 
理由としては東京の当事者は一人暮らしをしている人が多いから
大阪や関西の当事者会に来ている人は、大阪や関西で生まれ育って、今も大阪や関西の実家で住んでいる人が多い
 
ところが東京の当事者会に来ている人は、今は東京や関東に住んでいるけれど、実家は九州とか、東北とか、茨城のほうとか
地方出身の人が多いイメージ。たまに東京などの首都圏近郊の出身の人いるけど、体感的には3分の1もいないイメージですね。だから参加者の半数以上が一人暮らしで東京に住んでいる人が多い
 
一人暮らしをしていると、家の掃除、洗濯、買い物、料理などを一通りの家事をやらないといけない。その上、家賃、水道代、電気代、食費、ネット通信費、NHK受信料とか暮らすだけでもいろいろとお金がかかる。だから引きこもりニートをやっていると、どんどんお金が減っていってしまう。ある程度以上は働いて金を稼いでいかないと、一人暮らしの生活を続けられない
 
 
だから発達障害で生きづらさに悩んでいると言っても、東京で当事者会に来る人は一人暮らしはできる人が多いので、前述したように自分で家事をして、ある程度毎月の収入がある人が多い。なのである程度以上の生活力や社会性がある人が多い。そういう人は当事者会でも自分の都合だけ考えるのではなく周りのことも考えられたり、発言もしっかりしているまともな人が多い。そういう人が集まっているので会のレベルも高い
 
ムリ層、ギリ層の人も
発達障害だしどうせ何もできないよ」
と言ってる人も、そういう人に感化されて
発達障害でも頑張ってやってる人も多いから、発達障害を言い訳にしていたらダメだな・・・」
と考えを改める人も多い。一人暮らしができているレベルが高い人が多数派なので、低いレベルの人が高いレベルに引き上げられて、全体のレベルが上がっている感がある
 
このようにレベルは大阪より東京のほうが高いですね。東高西低と言える
 
 
まあ発達障害の人は特性の関係で、1人で家事を全部やることが難しい人もいる。そういう人は変に一人暮らしをして、無理して鬱になってしまうなどうまくいかなくなってしまうより、家族や福祉関係者のサポートを得ながら実家で暮らしたほうが良いケースもある
それに、一人暮らしをしようとしても、賃貸物件の敷金礼金や、冷蔵庫や洗濯機などの家電を一通り買い揃える必要があるので初期費用が結構かかる
(シャエハウスの場合は部屋に家電などが揃っているので初期費用がそんなにかからないし、一人ではなくいろんな人と暮らせて楽しいが、他人と合わせるのが苦手な発達障害の人に合っているかどうかは微妙なところだ)
その上、前述したように家賃、水道代、電気代、食費、ネット通信費、NHK受信料などの暮らすだけでも月々の出費がかさんでしまう。特に発達障害の人は収入が少ない人が多いので、このような月々の出費に追われて、貯蓄などが難しくなってしまうことも多い
 
なので、このように発達障害の人は変に不安定で出費の多い一人暮らしは避けて、「子供部屋おじさん」と揶揄されようと実家で暮らしたほうが、生活を安定させやすいと言える
 
 
このように一人暮らしは発達障害の人には不安定で出費が多い。けれども不安定で出費の多いからこそ
「しっかり日々の暮らしをやらないといけない。しっかり働いて収入を得ていかないといけない」
自立することで、自分を大きく成長させられることもある
 
 
あと実家で自分なりに頑張っていても
「親が厳しくて、いろいろ口出しされるからしょうがない」
「実家が勤務地まで遠くて、通勤が大変だから仕方がない」
「家の門限が厳しいからしょうがない」
無意識のうちに言い訳や甘えが出てしまう
 
それに
「生活リズムが大変だろうけど、収入は良いこの夜勤の仕事に転職しようかな?けど生活リズムを合わせるのが大変だから、親が反対するだろうしやめとこう」
と、無意識のうち同居人の親の意向を気にしたり、顔をうかがうようになって、自分が思ったように動けなくなってしまう
 
これが一人暮らしをしていると、親の意向を気にせずに、転職にしろ何にしろ自分の思う通りに思い切って決められる
そうやって自分で考えて、自分で決めたことについては、
「もっとこうしておけば・・・」
という反省はあっても後悔はない。成功も失敗も大きな経験になる
 
このように何でも自由に自分で決められるが、自由には責任が伴う
掃除、洗濯、ゴミ出しなどの家事をやらなかったら、あっという間に家がゴミ屋敷と化すし
「親が厳しくて、いろいろ口出しされるからしょうがない」
「実家が勤務地まで遠くて、通勤が大変だから仕方がない」
「家の門限が厳しいからしょうがない」
といった言い訳はできないので、全部自分の責任になる
良い成果が出ていたら良い生活ができているということだし、良い成果が出ていなかったら生活を見直す必要が出てくる
 
発達障害への理解と配慮が必要!」
とかの、しょうもないことを言ってる暇はない
独り言で語るくらいならば、黙ったまま何かしよう
 
 
一人暮らしをしていると、人や環境のせいなどの他責にできない。全部を自由にできるぶん、良い成果が出れば自分のおかげだが、良い成果が出なければ自分のせいになってしまう。けど、そうやって自分で考えて決めて、自分で動いてどんどん実行していけるぶん、実家にいたときよりも成長できている気はしますね
 
このように同じ発達障害の人でも、実家暮らしの人より一人暮らしの人のほうが精神的に自立していて、レベルが高い人が多いですね
 
 
 
 
あと、東京プログラマーの仕事が多いので、生活面や人間関係はダメなところが多いけど、プログラミングのコードを書くのは上手い、という人は結構収入があったりする。そういう人も当事者会にも顔を出す人もいるので、収入がそこそこある人もいる印象がある

発達障害の新入社員の心得19 上司への返答は「はい」か「Yes」3 上司のやり方、考え方に合わせる

上司のやり方、考え方に合わせる

ここまで社会人のマナー会社のルールと語ってきたが、それに加えてさらに上司の考え方、価値観を理解しなければならない


会社の組織というのは、トップに社長と役員がいて、役員会議で会社の方針が決定される
その下に(大きな会社だったら地方統轄とかあるけど)支店長がいて、その下に部長、課長とかがいる。障害者枠の平社員だったら、その部長とか課長とか係長の下にいることになる
だから組織系統図的に見ても、直属の上司の課長や係長の指示にしっかり従って、会社の一員として組織の駒となって動くことが大事だ


そうやって組織の駒となって会社の利益に貢献することによって、会社から給料をもらってるわけですしね

taniryo.hatenablog.com

あと会社においての人事評価は、職種によって営業成績などによって評価されるけど、基本的には上司の人の評価によるところが大きい


とはいえ、上司って会社の中では序列が上の人ではあるが、序列が上だからといって人間性や能力的に優れているとは限らないので、クソな上司も少なくはない
けど、上司から仕事を任されて、上司の言う通りにやって、それで仕事でミスをしたとしても、基本的には上司の責任になる
だから自分にはできる仕事を割り振ってくれることが多い


「なんで自分がこの仕事をやらなきゃいけなんだ??」
と思うこともあるだろうけど、下っ端の人は目の前の仕事しか見てないけど
上司の人は全体の仕事を見た上で、どうしたら一番リスクなく仕事ができるか?生産性が上がるか?将来性を考えてどうか?というところをいろいろ考えて仕事を割り振っているので、
「こんな仕事なんかやってられるかよ」
と腐らずに、どんな仕事でも頑張ってやることが、自分の実績や経験やスキルアップにつながったり、意外と昇進につながることもある

 

 


このように仕事をしっかりやること、とにかく仕事をがんばることが、会社や組織への貢献につながる

・・・・・・と言いたいところだけれども、その仕事の頑張りが会社においてプラスになっていないといけない

 

たとえば
とにかく丁寧にミスなく作らないといけない製品を、雑にたくさん作ったり
逆に雑でいいからたくさん作らないといけない製品を、ミスなく丁寧にやっていたりすると
いくら頑張ってもあまり評価されない
自分なりに美学やこだわりを持ってやっていても、自分のやった仕事が会社や組織の利益にならないと意味がない


あと、同じ会社の業務といっても、人それぞれで考え方や価値観は違う
上司がどういう性格で、どういうことを重視しているのかは理解して、仕事をしないといけない


別に上司に媚びへつらえと言ってるのではなく、上司の考え方、価値観をしっかりと理解して、それに合わせていって、会社の駒として動かないといけない

 

野球やサッカーの監督でも采配や考え方や価値観が違いますしね

number.bunshun.jp

メガネからの逆転人生!古田敦也「超ID駆け引き術」!イチローを封じた秘策&野村監督の今でも忘れられない名言とは!? - YouTube

 


はっきり言ってしまうと、仕事を楽しんでやってる人はほとんどいない
会社にはなるべく遅くに来て、いかに早く帰るか?仕事中も大変な仕事は避けて、なるべく楽に過ごして給料だけもらいたいと、心の中では会社員みんな思っている

 

だが会社っていうのは営利団体であって、利益をあげていく必要がある。みんながこういう考えだと業績は上がらないので、上司の人は叱咤激励したり、規律を正したりして、なんとか仕事をさせている

【数字が全て】超ノルマ主義企業の末路がやばすぎる……【ドラマ】 - YouTube

 

そういう中で自分の考えた通りに従って動いてくれる人というのは、すごくありがたい。定型でも意外とできる人は少ないので、これができる人は評価されて重宝されますね


当事者会を主催したときに
「今週の土曜日に○○で当事者会をやりま~す。来てくださ~い」
と告知したときに
「行けたら行きます」
「おう、考えといてやるよ(来るとは言っていない)」
というんじゃなくて
「行きます行きます」
と言ってくれたり

当事者会の当日でも自分勝手に動くんじゃなくて、周りに合わせられたり、いろいろ手伝ってくれる人がありがたいのと同じかな(?)

 

 


とはいっても
「金がどうしても欲しいから、キツいシフトもやる」
というのであればいいが、
「会社のため!上司のため!」
と思いすぎて、毎日深夜まで産業したり、休日出勤したりして、自分をすり減らすもの良くないけどね

 

 


ただ、発達障害の人は周りの人の気持ちを汲み取ったり空気を読むことができず、自分の都合しか考えらない人が多いので
「いかに発達障害の自分への理解と配慮をしてもらうか?」
他者を変えることばかりに苦心する人が多く
「違法な労働が行われていた場合は労働監督署に通報してやっつけないといけない」
発達障害などの障害者への合理的配慮を欠いているとして労働監督署に通報してやっつけてやる」
自分が他人や周りに合わせられないので、「発達障害への合理的配慮」を盾にして、他人や周りを自分の都合の良いように変えていこうとする人が多い

www.paradisearmy.com

 

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企業というのはとにかく人を集めたいから
「駅チカ」「誰でもできる簡単作業」「福利厚生充実」
とか求人広告で都合の良いことしか書かないから、言ってることと実際の仕事が違うことも多いですし
最初の契約を反故にして賃金を下げられたり、発達障害の配慮がなかったり、サービス残業とか休日出勤が横行していたら、ちゃんと権利を主張して抗議することも必要だ

 

 

けれどもお金をもらって仕事をする以上は、会社や上司には従う姿勢は見せていかないといけない
発達障害への合理的配慮は企業の義務であり、理解と配慮を求める!」
みたいな喧嘩腰だと、うまくいくものもうまくいかなくなる可能性もあるので、そうやって言うのは当事者会の仲間内の中だけにとどめたほうがいい

 

 


「地球に住む者は自分達の事しか考えていない、だから抹殺すると宣言した」
「世界の歪みは俺が断つ!」「俺は…俺達は世界を変革する!」「武力による戦争根絶…ガンダムがそれを為す!」
「そう、間違っていたのは俺じゃない。世界の方だ」「力ある者よ、我を恐れよ!力なき者よ、我を求めよ!世界は!我々、黒の騎士団が裁く!!」「私は今ここに、ブリタニアからの独立を宣言する。 だがそれは、かつての日本の復活を意味しない。 歴史の針を戻す愚を、私はおかさない。 我らがこれからつくる新しい日本は、あらゆる人種、歴史、主義を受け入れる広さと、強者が弱者を虐げない、矜持を持つ国家だ。 その名は、合衆国日本!」
とか、アニメとか漫画、特に少年漫画とかガンダムシリーズだと、悪い国家組織を正義の主人公がやっつけて正すという、厨二的なストーリーが多い

dic.pixiv.net

Code Geass - Openings 1-2-3-4-5 - YouTube

アカメが斬る!op2 「Liar Mask」 - YouTube

エビ中真山りかがいいね

森口博子/鳥籠の少年 (SANKYO「CRフィーバー機動戦士Zガンダム」搭載曲) - YouTube

森口博子さんが地元に来た時があって、生演奏を見て、アルバムを買ったら握手してもらえた

GUNDAM 00 - YouTube

鋼の錬金術師 リライト(2016) - YouTube

小学生でもわかる項羽と劉邦の戦い(キングダムのあとの時代)【中国史第2弾】 - YouTube


勧善懲悪というか、悪い敵を正義の主人公がやっつけるというのは、とても痛快でありカタルシスがあり、金がかからず手軽に見れるし娯楽としては素晴らしい。だが、アニメや漫画の知識というものは、ヲタ界隈から一歩出ると、社会人としては基本的には何の役に立たない
漫画やアニメを見て、社会をわかったつもりでいると非常に危ないので、漫画やアニメは所詮は二次元の世界の虚構のものとして頭の中から捨てて、現実とフィクションの区別をつけて、現実は現実として1から知識を吸収していく必要がある

 

 

けれども、「サラリーマンの主人公が会社や上司の理不尽な指示に振り回され、毎日仕事でクタクタになる」という話の漫画とかアニメがあっても嫌だな・・・


所詮、現実の仕事なんてものはクソゲーなのかもしれない

dic.nicovideo.jp

 

 


「上司の指示には、はいかYesで答えよう。聞き分けの良い人材になろう」
と自分も前の会社では、期待に応えようと頑張りすぎたのかもなあ・・・

発達障害の新入社員の心得19 上司への返答は「はい」か「Yes」2 会社のルール

会社のルール

 
職業準備支援や就労移行支援を受けることによって、社会人として必要なマナーなどのスキルが身につけることができる。こうして社会人として必要なマナーなどのスキルが身についていれば、会社での仕事ができるようになる。終わり
 
・・・・・・と言いたいところだが、そう仕事は甘くはない
 
まず「社会人のマナー」は職業準備支援や就労移行支援では基本的なことは教えてもらえるが、それは基礎の基礎に過ぎない
 
たとえば高校でも校則が厳しい高校もあれば緩い高校もあるように
会社によって規則やルールや習慣(暗黙の了解)は異なる
郷に入れば郷に従え」と言うように、会社に入って仕事する以上は、会社の慣習やルールに従っていかなくてはならない
 
いろいろ転職とかしてると
「前の会社は契約社員も休憩室などを使えたのに、この会社では正社員しか使えないのか」
「この会社は昼の休憩は12:00~13:00で固定か。前の会社は昼休憩は1時間いつでも自由に取れたから、11:00~12:00とか13:00~14:00とか混雑時間を避けて取れたのに」
「前の会社は冷暖房を自由に使えたのに、この会社はいちいち上司の許可を取らないといけないのかよ」
とか、いろいろ思うところはあるけどね
 
けどやっぱり会社に所属する、組織に所属して仕事する以上は、会社のやり方に従っていかなければならない
 
 
 
それと一見、意味がない、面倒くさいだけのルールや習慣でも、会社の仕事と密接に繋がっているケースが多い
 
「こんなことなんでやらなきゃいけねえの?面倒なだけじゃんw」
と思う業務やルールも、割と会社にとって大事な業務やルールだったりする
だから
「こんな面倒な作業なんかやってらんねー」
と自分で勝手に判断してやらないと、会社にとってリスクになってしまう恐れがある
そうなると
「あいつの仕事を任せるのは怖いな」
という評価になって、仕事をやらせてくれなくなる可能性がある
 
 
 
まずは入社して半年ぐらいは言われたことになんでも従うイエスマンになろう
 
とはいえ、単に言われたからやる、のではなしに
「これってなんでそういう決まり、ルールなんですか?」
「その作業ってなんでやらないといけないんですか?」
積極的に質問して
「そうか、これはこういう理由でそういうルールなんだ。それはこういう理由でやらなきゃいけない業務なんだ」
ということを理解して、しっかり意図をもって仕事をするのは大事なことだ
 
このときに
「こういう決まりだから」「こういうことになってるから」
と上司や先輩の人も意図がわかってない場合はブラック企業の可能性が高いので、場合によっては転職を考えたほうがいいかもしれない・・・
 
 
 

作業内容改善の提案は半年以上経ってから

 
入社してしばらくは社内のルールや習慣などを遵守することが大事だけど
入社して半年ぐらいしたら、だいたい社内の業務内容とか雰囲気がわかってくる
 
そうやって会社の業務内容等を把握した上で、あまり意味がない習慣やルール、非効率な業務があれば
「この業務はなくしたほうがいいじゃないでしょうか?」
「あの業務はもっとこうしたほうが良いんじゃないでしょうか?」
と提案するべきだ
「ムリ・ムダ・ムラ」な作業をしていると、社員の負担が大きくなってしまい、結果的に仕事のクオリティも落ちてしまうことになる
最近はいちいち会社まで通勤して仕事するんじゃなくて、家でできる仕事はリモートワークで行い、会議もWeb会議で行われることが主流になりつつあるように
業務の合理化、効率化が企業により求められるようになっているしね
 
以前のお客様の一時的な要望等でやっていたことを、そのまま慣習としてやっていたり
「このやり方でずっとやってきたから」
と作業が慣習になってしまってるケースもあるので
気になった点は改善するように意見していくのは大事なことだ
 
まともな会社、部署、上司だったら
「これもっとこうしたほうがいいんじゃない?」
「そういやそうだな。よしっ、試しにやってみるか」
と、いろいろ仕事のやり方が変えてやってみたり、事務の人に頼んで文房具などをモノタロウで発注して新たに設置したりしている
コロコロ変えすぎても現場が混乱してしまうので、1,2ヶ月に1回ぐらいでちょくちょく変わるのがいい部署だと思う
 
 
立場が弱い下請けの会社とかだったら、お客さんにいろいろ要望されて
「この製品はもっとこう製造しないといけない」
「あの製品は2週間で納品していたのを、今回は1週間で納品しないといけない」
とか注文をつけられて、その言われたとおりにやらないといけない場合もありますが
 
 
 
あと仕事をやるのに、最初は指導されたとおりに仕事をやっていくことが大事だけれども
慣れてきて作業内容がわかってきたら、
「もっとこうしたほうがやりやすいんじゃないか??」
とかいろいろ自分なりに工夫することも大事ですね
 
 
発達障害の方のTwitterとかを見ていると
「仕事や作業をとにかく早く終わらようと思ってやっている」
と言われている方が多い
 
基本的に仕事というのは、正確に早くできる人が評価されやすい
あと仕事内容にもよる。とにかく速さが求めれる仕事の場合は、速くやらないといけない
上司が「おう、早くしろよ」とTNOKみたいにせっかちな場合は、早く手際よくやらないといけない
このように
「仕事や作業をとにかく早く終わらようと思ってやっている」
という考えというのは一概に間違いとは言えない。というより正しい意見だと言える
 
けれども会社や上司の人が
「一刻も早くやって欲しい」
という仕事の場合は、早くやる必要があるが
「時間がかかってもいいから丁寧にやってほしい」
という仕事の場合、そういう姿勢で仕事をすると、評価を落とす可能性がある
 
そこは上司への返答は「はい」か「Yes」、じゃないけど、上司の考えに沿って動かないといけない
そこが足りないから下(当事者会)にいるんじゃないですかねえ
 
まあ、定型の人でもおばちゃんとかで
「なんか面倒くさいからパパッとやって終わらせよう」
しか考えてない人も結構いるけどね・・・
 
 
 
 
 
このように前述したように入社して半年以上経って、ある程度は業務内容や雰囲気がわかってうえで、業務などで気になった点があれば
「もっとこうしたほうがいいんじゃないですか?」
と提案するのは良い
 
けど入社していきなり
「こんな業務とか面倒くさいだけでしょ。意味ないからやめたほうがいいですよ」
「こんなやり方より、こうやったほうがいいですよ」
とか言うのは避けたほうがいいですね
「生意気に口答えばっかりして、仕事をしない、いらない人」
と言われる可能性が高い
 
金貨を数えるだけでSugeeeeeeと言われる、なろう作品の異世界じゃないんだから
 
 
 
ただ、同じ会社で同じ部署でずっと同じ作業を毎日やっていると
「これはこうしないといけないものなんだ。こういうもんなんだ」
という固定概念みたいなものができてしまう
そういうときに、別の仕事をしていた人が中途採用で入ってきた人のほうが
「あれっ・・・この作業って、こうしたほうが良くないですか?」
と気づきやすい
けどこうやって言うと
「あぁ??俺はこちとらこの仕事を10年やってきてるんだ!新入りの人間がごちゃごちゃと俺のやり方に口出しするんじゃないよ!」
と不機嫌な表情をされることが多い
10年間やってきたことを否定された感じがして、プライドが傷つけられてしまいますからね
 
とはいえ、より良い仕事をしたい、より効率的に仕事をしたい、という気持ちがいっしょだと思うので、理にかなっていれば他の人にもそのうち理解してもらえます
 
 
発達障害の人も同じことが言える
特性の影響でこだわりが強かったり、自分のことしか考えられなかったりして
「これはこうじゃなきゃダメなんだ!」
と思い込んでしまう人も多い
だから定型の人が
「もっとこうしたほうがいいんじゃない?」
という助言にも
「うるさい!これは発達障害の特性で仕方がないことなんだ。お前は発達障害について何もわかっていない!」
聞く耳を持てない人が多いですね・・・
 
こういうことを聞いて
「なるほど、そういう意見もあるのか~」
取り入れられる人は、いろんな視点を得て成長していける
 
 
だが、そういう意見を聞けない、視野が狭い人は、自分だけの狭くて浅い世界に閉じこもりがちになるので、何年経ってもほとんど成長がない人、ということになりがちだ
 
ゼロベースという考え方があるらしい
発達障害特有のこだわりやくだらないプライドをなくして、ゼロベースで考えることで新しい可能性が見つかるかもしれない

発達障害の新入社員の心得19 上司への返答は「はい」か「Yes」1 社会人としてのマナー

仕事で大事なことは上司への返答は「はい」か「Yes」で答えることが大事だと思うので書いてみる
 
 
 
昔に「ナイトウィザード」ってアニメを見てたら、キャラが毎回ヒロインに「はい」か「Yes」で答えさせられてて、ひどいと思った思い出があるw
このアニメの元ネタはTRPGだけど、もともとのTRPGのキャラ設定とアニメのキャラ設定が全然違うから、原作ファンからの評判はあんまり良くなかった印象がある
 
 
 
 
会社で仕事をしていくには、当然仕事をしっかりとこなすことが大事ではあるが
仕事をしっかりとこなすためには、「社会人のマナー」「会社のルール」「上司の考え」を理解して実行する必要がある
そのためにも上司への返答は「はい」か「Yes」で答えることが大事だと思います
 
 

社会人としてのマナー

まず発達障害の人は社会人のマナーができていない人が多い。はっきりというと社会人としての基本的なことすらわかっておらず、当たり前のこともできない人が多い
 
たとえば
  • 遅刻が多いなど、時間にルーズ
  • 上司やお客様に平気でタメ口を使うなど、言葉遣いが雑
  • 忘れ物が多い
  • 「9時から始業」となってたら、9時から仕事を始められるように着替えて机を整理しておくのではなく、9時ギリギリに出社する
  • 勤務時間内にしっかりと仕事しない。暇だったとしても、書類整理するとか何か仕事を探してやるか、なにかをやってるフリをするとかせず、スマホをいじるなどあからさまにだらける
  • 納期ギリギリの仕事があってみんなが残業して必死に頑張ってる中、特に予定もないのにさっさと定時で帰宅する
  • 挨拶をしない
  • 報告連絡相談もなしに自分勝手に行動する
  • うまくいかなかったり、機嫌が悪いときに態度に露骨に出す。イライラしてたりする態度をすぐに表に出す
  • 髪に寝癖がついていたり、服装が乱れていたり、みだしなみがなっていない
 
などなど、仕事以前に社会人としての基礎を欠いているケースが多い
ボランティアとか当事者会だったらそこまできっちりできなくても良いが、やはりお金をもらって仕事をしている以上、そこらへんはきっちりできないといけない
 
発達障害の人は想像力がなく、場の空気が読めないので、直接言われるまで気づけないのと
相手や周りのことについて考えることがほとんどなく、自分本位な薄っぺらい考えしか持てないことに由来するんだろうが
 
理由はともあれ、多少仕事ができても上記のような社会人の基本的なマナーができていないと、会社ではいらない人という扱いになりがち
お金をもらって仕事して、組織に所属する以上は、社会人のマナーをしっかりとしなければならない
 
学校気分から抜けきらず、そこから成長がないことが要因だと思われるが、そこらへんの社会人のマナーがしっかりしていないと、仕事が多少できてもなかなか評価されない
 
とはいっても、中学校、高校だったら
  • 席に座って、静かにして、先生の言うことを聞いてそのとおりにする
とか、先生の言うことを聞いてそのとおりにやってればなんとかなったけど
社会人になると自分で考えて自分で動く、自発性も大事になってくるなど、学校と社会人の違いは大きい
 
けれども発達障害の人は空気が読めないので、学校と社会人の違いに気づけない。学生気分のままで社会人の考えが身についてない人もいますが、そういう人はなかなか仕事とか会社でうまくいかない人が多いですね
 
このように学生と社会人の壁は大きい
定型の人だったら「なんとなく」で適応できるけど、発達障害の人だと、まず壁の存在を知って、その壁がどういうものなのか、どうやったら対応できるのか?というのをしっかり考えていかないと、なかなか対応できない
 
では発達障害の人がこの社会人の壁を乗り越えるにはどうすればいいんだろうか?
 
まずは上司とか同僚の先輩に指摘されたことには、基本的には「はい」か「Yes」で答えること
 
発達障害の人は自分の都合だけで考えてしまったり、自分だけの狭い考えしか持ってなかったりするので、その指摘に納得ができず
「えっ、なんだそんなことを言われないといけないんですか??なんでいちいちゴチャゴチャと口出しされないといけないんですか??」
とか言ってしまいがちだ
それを言ってしまうと
「あいつは社会人のマナーがなっていない上に、言っても聞かない上に口答えしてくるからどうしようもないな。所詮は発達障害だ、ウチの会社じゃ使い物にならない」
と不要の烙印を押されることになる
 
会社に入社して1年、最低でも2、3ヶ月は内心では「えっ?」と思うことでも、とにかく「はい」か「Yes」で答えて、その通りにしていくこと
 
自分のくだらないこだわりとかプライドとかを捨てて、(いろいろ準備とかも大事だけど)まっさらな状態で入社して、スポンジが水を吸うように、上司や同僚の先輩の言うことをどんどん吸収していくことですね
 
そうやって仕事のやり方とかを早く覚えるとともに、会社のルールとか社会人のルールやマナーを身につけて、しっかりと社会人の基本や基礎を身につけることが大事だ
 
 
「でもそれって会社の社畜になることじゃんw社畜乙wwwwww
自分なりの生き方とかこだわりとかプライドを持って生きることのほうが大事でしょ
そんな自分のこだわりとかプライドを捨て去った人生なんか、生きてる意味ないよ」
と言われる方もおられると思うが・・・
そういうくだらないこだわりとかプライドがあるせいで、人生がうまくいかないんじゃないですか?
 
それぞれの人がどういう哲学、どういう人生観、どういう価値観で生きようと自由だ
だが会社という組織に所属してお給料をもらう以上は、少なくとも勤務時間内は会社の価値観に合わせていかないといけないですね
 
それができないと
「あの障害者枠の発達障害の人って好き勝手にやるばっかりで、本当に他人に迷惑かけてばかりだよね。マジあの人いらないんだけど。人事部はなんであいつを入社させたんだよ、何やってんだよふざけんなよ本当に」
と、なかなか会社での居場所がないというか、居心地が悪くなりがちですね
 
 
ただ、発達障害の人が会社で急に社会人のマナーとかを一気に身につけるのは難しい部分もある
嫌われないように一気にいろいろと覚えようとしすぎて、頭の処理が追いつかずにパニックになってしまったり
逆に変なことをやってしまって迷惑になったり、ミスが増えたりしてうまくいかず、それでパニックになってさらにミスをする、の悪循環に陥ってなかなか仕事を長く続けられないことが続くこともある
 
そうやって変に無理に転職を繰り返すよりは、障害者職業センターの職業準備支援を受けるとか、就労移行支援を受けたほうがいいかもしれない
これらの福祉サービスでは、社会人のマナーを学べたり、決められた時間に通うことで生活リズムを整えることができたり、軽い作業をすることでスキルを得られたり、職員の方と話し合うことで客観的な意見などをもらうことができる
 
急がば回れ」とこれらの福祉サービスを利用して、社会人としてのスキルを上げたうえで就職したほうがいいかもしれない