にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害サバイバルガイドを読んだ感想3 物事がわかると人生が楽しくなる

この本の中で「34歳でコンビニバイトの楽しさに気づいた」と書かれています
昔にコンビニのバイトやってたときは苦痛で苦痛で仕方なかったそうですが、今はコンビニに行くと、業務オペレーションのシステムや、新商品の陳列などを見るのが面白くてたまらないそうです
 
これと同じように、物事が理解できるようになると、物事の面白さがわかってくる
というか物事の基本がわかってくれば、どう応用するか?どう捉えるか?ということができるようになる
 
この本の中でも、食事の項において「肉じゃがを作れるようになると、他の料理でもやり方を応用できる」と書かれています
最初は誰でも肉じゃがを作るときは、レシピとにらめっこしながら、見様見真似でなんとか作っていく感じだと思います
けど何度も作ってるうちに
「こういう味付けにするためにみりんと醤油を入れるんだな」
「食べるときの食感のためにこういう切り方をするんだな」
ということがわかってくる
そうすると
「もうちょい濃い味付けにするために醤油を多めにするか」
「なんか冷蔵庫に玉ねぎがあるから、これも入れてみようかな」
とか、いろいろ応用ができるようになってくる
「時短のためにこの作業は省くか。そんなに大差ないし」
「もっとおいしい料理にするために、この調味料を入れてみるか」
と、自分で創意工夫ができるようになると、料理が楽しくなってくる
 
 
仕事も最初は上司や先輩に言われたことを、必死にしっかりと覚えていくことが大事だ
けれども一通り仕事を覚えてだんだん慣れてくると
「そうか、議事録の書類を整理してファイルにこうやって綴じているのは、前回の会議でどこまで話が進んでいて、次にどうプレゼンテーションするかを確認するために、営業の人たちが議事録ファイルを見て確認できるようにするためにやってる作業なんだな」
「午前中に会議で使う書類整理を行うのは、比較的に会議は午後に行うことが多いからなんだな」
とか何のための作業、仕事なんだろう?ということがわかってくる
それを踏まえて
「あとで営業の人たちが見返しやすいようにファイリングしよう」
「会議で使う書類整理はなるべく午前中に終わらせよう」
と考えて仕事ができると、仕事もやるのも少しは面白くなってくるし
「あいつは考えて仕事をできてるな」
と上司からも評価される
 
そうやって物事がわかってくると、他の事柄を見るときでもこれまでとは違った目線で見えてきて、面白くなってくる
 
 
人生とは積み上げ行くもの。失敗や成功体験を積み重ねることとでわかることもある
 
 
 
 
 
ただ、そういうことができるようになってきたり、そういう考え方ができるようになると
当事者会では
「やはり発達障害への理解と配慮が足りない会社と日本社会が悪い!」
「いや、それはそうだけど・・・けど自分なりに努力したり工夫することも大事だと思います」
「そうやって自分の考えを一方的に言ってしまうのは、発達障害の良くない特性だ!!」
と、下(当事者会)の人たちとは考えが合わなくなってズレてきてしまう。なんか一人だけ変なことを言ってる感じになって、周りとは考えなどが合わなくなって居場所がなくなってしまい、下(当事者会)を卒業していくことになりがちですけどね