にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害は怒られるべくして怒られている

 

 

発達障害の人はミスの過程(プロセス)が悪い

 

「会社で少しミスをしただけで上司に怒られたのが辛かったです・・・」
と話す発達障害の人が多い
それは悲しいことだ
だが、発達障害の人の言動を見ていくと、ミスするまでの過程が悪すぎることが多いことに気づく

 

 

ある発達障害の人の話

 

ある発達障害の人は、当事者会で会った人と意気投合したので、LINEを交換してまた会って話すことにした

定型駅から徒歩10分ほどの定型公園で14時に知り合いの人と待ち合わせた
Googleマップで調べたら、家から50分で着くらしいので13時に家を出た

ところが新宿駅での乗り換えで、次の電車の乗り場がなかなか見つからずだいぶ時間がかかってしまった

やっと定型駅に着いたものの、逆の出口に出てしまって、どこにいるのかわからなくなってしまった・・・
パニックに陥って、とにかく歩いても、ますます迷うばかり
暑い中、迷いまくりながらも必死に歩き回って、15時過ぎにやっと定型公園に着いて、その人と合流することができました

「この野郎!お前がよくわからない駅の、駅から離れたところで待ち合わせにしたせいで、ずっと暑い中を歩き回って大変だったじゃないか!どうしてくれるんだ!」
と会うなり、この発達障害は怒り出してしまいました

 

 

 

この発達障害の人はどうすれば良かったのだろうか

ちゃんと謝る

 

この発達障害の人はどうすれば良かったのだろうか

まず、会って最初にやることは、怒り出すことじゃなくて、自分が遅刻をした方がいいんだから
「遅れてすいませんでした」
謝ること

悪いことをしたら謝ろうということは、小学生や幼稚園の先生に言われたと思いますが
小学生や幼稚園児でもできることがなんでできないんですか?
小学生か幼稚園から人生をやり直したほうがいいんじゃないですか?

人を無駄に待たせてしまうというのは、はっきりと言うと人の時間を奪う泥棒である

発達障害の人は自分が悪くても謝れない人が多い
それは身体は大人になったものの、精神年齢は小学生のままということなのかもしれない

 

早めに家を出発する

 

次に13時に家を出るのは遅い
知ってる場所で行き方がある程度わかっているのならば、ギリギリに出てもいいけれども
知らない地域の知らない場所の場合は、かなり早めに行ったほうがいい
特に都心の徒歩10分というのは、いろいろ迷って目的の場所に着くのは30分以上かかることはザラだ

だからもし自分だったら12時過ぎには家を出て、遅くても13時半には定型駅に着くようにする


あと、定型駅についてバタバタしないように、新宿駅から電車に乗ってからは、Googleマップなどで行き方は調べておく
「なるほど。定型駅から定型公園に行くには、4番出口を出て、コンビニがあるほうへしばらく歩いて、コンビニまで歩いたら交差点を右折して進めばいいんだねー、わかるよー」
と、だいたいの行き方をイメージしておく

定型駅の4番出口を出たら、スマホGoogleマップとにらめっこしながら進んでいく

たいていは目的地に早めに着く
けれども、トイレに行ったり、のどが乾いたらコンビニでペットボトルなどを買いに行ったり、近くを散策したり、読書などをして適当に時間を潰す

「じゃあその時間って無駄だし、ギリギリに行ったほうがいいじゃんw」
と言われるかもしれないが、ギリギリになって知らない町で迷って焦るのが大嫌いなので、なるべくそれは避けたい
知らない町でGoogleマップを見ながらいろいろ散策するのは好きだけど、時間がなくて焦るのはすごいストレスになるから嫌い。時間に追われるのは仕事中だけで十分だ・・・

 

いろいろ反省する

 

「暑いなあ・・・汗を拭けるようにタオルや汗ふきシートを持ってきたほうが良かったなあ・・・
帽子をかぶった方が良かったかなあ
水分補給できるように水筒かペットボトルを持ってくれば良かったなあ・・・
みんなサーキュレーターを買っているし、自分も買おうかな・・・」
自分で考えて、自分で反省する

 

 

 

まともな人は自責にする

 

このように、
「もっとこうすれば良かったなあ・・・」
「こういう風にやれば、もっと良くなったかもなあ・・・」
ということを考えて、まともな人は基本的に自責にする

こうやって自分にできることをすべてやり切って、自分ではこれ以上はどうしようもない、どうにもならないと思ったら初めて他責にする

「最終的に他責にするんだったら同じじゃんw」
と思う人もいるだろう
けど、何もせずにうまくいかなかったのと、自分なりに頑張ってやり切ったけどうまくいかなかったのとでは、同じ失敗でも大きく違う

こうやって自分なりに工夫して努力したことというのは、仮に結果が出なかったとしても経験として必ず次に生きる
「あのときは自分なりに一生懸命に頑張っていたけど、もっとこうすれば良かったかもしれない」
と、あとで気づくこともある

 


それにしても
「もっとこういうことを考えて若いときを過ごしていれば、だいぶ違っただろうな・・・」
とは、考えてしまうことが最近増えたのは、歳をとったからだろうか・・・

 

 

できる人は過程(プロセス)を重視する

 

できる人はこのように過程(プロセス)を重視する
「頑張ったけどうまくいかなかったんだからしょうがないじゃん」
で終わらせるのではなくて
「頑張ってもうまくいかないことはある。台風接近で電車が運休になるなど、万全な準備をしても、天命などによりうまくいかないことはある。
ただ、自分にできることをやらないより、一通りやったほうが失敗する可能性は減るのならば、やったほうがいいよね」
と言う風にできる人は考える

アドラー心理学でも過程を重視する

taniryo.hatenablog.com



そういう風に見ていくと、上記の発達障害の人は失敗までのプロセスが悪すぎる
これが事故が起きて電車が大幅に遅れて、しかも定型駅に行くには基本的に電車でしか行けない等だったら、仕方ない
あと、知らない町なので、上で書いたことも一通りやっていても、それでも迷って遅れたかもしれない

ただ、自分でできる努力を今回はできていない。しかもただ他人に怒鳴り散らして人のせいにするだけとは、それはただのジコチューなクズだ
せめて自分にできる努力を全部やってからしろよ

そもそも暑い季節に公園を待ち合わせ場所にするのがおかしい
駅の近くで屋内でクーラーが効いていて涼しくて、もっとわかりやすい場所はなかったのか?
いろいろ考えたけどいいところがなかったので、仕方なくわかりやすい公園を待ち合わせ場所にしたのならしょうがないが
なんとなくの気分で公園にしたのならばあまり良くない
所詮は発達障害


慶應高校野球部は、1つ1つのプレーを考えてやることが求められる。「なぜそうしたのか?」と後輩は毎回、先輩の選手に聞かれて詰められるらしい
さすが慶応

sports.yahoo.co.jp

 

 

発達障害はミスまでの過程が悪い

 

「会社の上司にちょっと失敗しただけで、めちゃくちゃ怒られて辛かったです・・・」
と話す発達障害の人も多い

本当にひどいパワハラ上司の場合もあるけれども
たいていはそのミスの過程が悪すぎることが多い

「いろいろ考えて、ミスをしないように工夫や努力もしながら頑張っているけれども、それでも人間なのでたまにはうまくいかなかったり、ミスをしてしまいます・・・」
というケースは、そんなに怒られないことが多い

ところが発達障害の場合は
「なんかよくわからないけど、いちいち聞くのが面倒だし、もうこれでいいや」
って感じでやってミスをしているケースが多い

ミスするのは人間なら仕方ないけれども、ミスの過程が悪すぎる
こんな奴は怖くて大事な仕事は任せられない
会社の上司や周りの人はそこらへんの
「考えて仕事をしているのか、何も考えずに仕事をしているのか」
をよく見ている

このように厳しいことを言うと、コンプライアンスに厳しい今の時代で怒られている人というのは、怒られるべくして怒られている人が多い

防げるミスは防げるかどうかも、発達障がいと発達障害の違いだろう