にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人はスポーツを現地観戦すべき 箱根駅伝

 

 

箱根駅伝

 

日本の大学対抗の長距離駅伝競走で、毎年1月2、3日に開催される。正式には「東京箱根間往復大学駅伝競走」と呼ばれ、東京から箱根までの往復約217.1kmを10区間に分けて、各大学の代表選手たちがリレー形式で走り、1番早く大手町のゴールに帰ってきた大学が優勝となる

 

箱根駅伝2024】「負けてたまるか大作戦」丨 第100回箱根駅伝総集編

https://youtu.be/-kKXBVZqYvA?si=lHuregluDaaf9C_p



 

 

正月の風物詩

 

正月休みに箱根駅伝を見ていると、いよいよ新しい年が始まったことを実感する
正月から大学生が箱根路を頑張って走っている姿を見ると
「よしっ、自分も今年頑張ろう!」
と思えるものだ
特に自分の母校の大学が出ていたら、自分も頑張ろうとより思える


このように箱根駅伝を見ると、正月から自分も頑張ろうと思える


また、1月1日には群馬で実業団による駅伝大会のニューイヤー駅伝が行われ
かつて箱根駅伝で好走していたランナーが、社会人になっても活躍している姿を見れることもある

駅伝好きは1月1日はニューイヤー駅伝
1月2、3日は箱根駅伝を見るのが毎年の流れだ

 

 

展開が読めない

 

「駅伝って言っても、かけっこみたいなもんだし、どうせ足が速い人が勝つだけでしょ?」
と思いがちだけど、意外と展開が読めないのが魅力

たしかにエースと呼ばれる人や留学生の人が力を発揮すると、前と大きく距離を詰めたり、多くの人を抜いて大きくランクアップする、いわゆるごぼう抜きをすることもある

第97回箱根駅伝にて思わず笑ってしまったシーン(良い意味で) 東京国際大学イェゴン・ヴィンセント

https://youtu.be/6X6u4dPGhN0?si=X3dBJ25nzQouDj6L

 

令和最初の箱根駅伝区間賞』まとめ

https://youtu.be/qgmh6HwWHGQ?si=IVMukFFtgPuVZMzk



ただ、箱根駅伝は10人でリレーをして襷(たすき)を繋いでいくチーム戦だ
いくら1人だけ速い選手が居ても、他の人がそこまで走れないと、なかなか上位へ成績を残すのが難しい。
走れる人を10人揃える選手層も大事になる
(外国人留学生頼みのチームもあるが・・・)
また、そうやってみんなで頑張ろうという意識、チームワークも大事

箱根駅伝がここまで人気があるのは、ただ走るだけの個人競技に見えて、チームのため、大学のためにみんなで力を合わせて頑張る、みんなの思いを乗せて走る姿に心を惹かれる、感動させられるからだろうな


また、箱根駅伝は東京から箱根までの道のりを走って行くことになる
東京周辺は平坦な道程だけど
神奈川県に入ると海沿いを走るので、日差しも強くて海からの風も強い
箱根の山に近づくにつれてアップダウンも多くなり
往路最後の5区は箱根の山を延々と登ることになる。特にこの5区の山登りの区間は、心身ともに大きな負担がかかるので、陸上トラックでは速く走れる選手でも、なかなか速く走れず苦労することが多い
だが、たまにこの山登りの区間でもあまり苦にせずスイスイと登れる選手もいる

このように区間によって必要となる能力が変わってくる。監督が選手の適性や性格などを把握して、上手く選手を適性に合った区間に配置できるかも大事になる
特に5区の区間は、登りの坂道でも苦なく走れるような、山登りのスペシャリストの選手を育成できるかどうかの監督の育成手腕、チーム作りの手腕も問われる


あと駅伝は故障が多い競技。よりしっかり走れるように、箱根駅伝に向けて追い込む選手が多いので、故障したり風邪やインフルエンザに罹患してしまい、病み上がりで調子が上がらないケースもある

「あれっ、この選手は去年の箱根駅伝や、出雲駅伝全日本大学駅伝(箱根駅伝と合わせて、三大駅伝と呼ばれる)では好走したのに
今日はそんなに良くないな・・・表情も苦しそうだし・・・」
ということも多い


それと心身の両面のタフさも必要になる
当然ながら速く走れる速さが大事だ
ただ箱根駅伝では約20キロを走り続けなければいけないので、速く走り続けるスタミナも必要
先程に言った通り、箱根駅伝では陸上トラックではなくて一般道路を走ることになるので、気候や風の強さ、起伏があるコースでも問題なく走りきれるタフさも必要
厳しい練習をこなしながら、怪我や病気になることなく走り続けられる体力
また、そういう疲労をしっかり回復させるケアも大事

 

 

 

メンタルも大事

 

 

箱根駅伝で走るランナーは、中学、高校時代から有名な選手ばかりだ
そういう選手と競り合っていかないといけない


強豪校の場合は、そういう有名な選手が多くスカウトされて集まって来ているので、その部内での競争に勝たないと、箱根駅伝で走ることができない
(箱根駅伝だけでなく、他のスポーツでも同じ)
1、2年生のときから箱根路を走る選手もいれば、4年生になって最初で最後の箱根駅伝を走る選手もいる

そういう競走に気持ちで負けない、メンタルの強さは必要だ


「うわぁ、箱根駅伝だ!頑張らないと・・・」
と緊張感から力むと、変な力が入って体力を消耗したり、走行フォームが崩れたりして、いつもの走りができなくなる恐れもある
これまで仲間が頑張って走ってきて、必死に繋いできた汗と涙でまみれた襷を受け取って走るというのは、想像以上の重みがある

こういうプレッシャーや重圧を力に変えていくことも大事だ

特にレース展開によっては、自チームが遅れて順位を落としていて、なんとか自分で遅れを取り戻さないといけないこともある
だが、ここで力んでしまったり、焦ってしまうとペース配分で失敗して失速してしまうこともある

そうやっていつもの走りができずに失速する選手がいる一方
そういう重圧やプレッシャーを力に変えて、逆にいつもより好走する選手もいる

特に5区の区間は山登りで苦労して、みんななかなか速く登れない選手も多い
けどその中でスイスイと駆け上がって、速く走れる選手は「山の神」と称されることもある

 

 

 

駆け引き

 

ライバルと並走しているときはいろんな駆け引きがあるときもある
どこでスパートをかけて追い抜きにかかるか?というタイミングも重要だ
だが、抜かされてたまるかとすぐに追いつかれては、ただ体力と気力が消耗するだけだ・・・。一気に追い抜いて、突き放せるタイミングを見計らうことも大事だ

追い抜かずに、わざと後ろにピッタリとついて、風避けにして体力を温存するとともに、後ろからプレッシャーをかけ続けて心身ともに疲弊させて、疲れ切ったところで終盤にスパートをかけて一気に追い抜いて引き離すこともある

経験や実力がやや落ちる選手でも、実力がある選手にがんばってついていくことで、実力以上の走りができることもある
こうして仲間だけでなく、ライバル校の選手たちと切磋琢磨してお互いに高めあっていくのが箱根駅伝

 

 

箱根駅伝】駒大・大八木監督が國學院大学の選手にゲキを送る!?

https://youtu.be/VX7f8fEq_60?si=uVDdy7VpUWmvBrjf

 

 

 

デメリット

 

あっという間に走り去っていく

 

箱根駅伝をリアルで観戦すると、あっという間に選手が走り去っていって終わる

箱根駅伝を現地で観戦しようとすると、箱根駅伝は人気があるので場所取りが大変
場所にもよるが、ランナーが走っていくだいぶ前に場所取りをしていないと、なかなか前で見れないことが多い

そうやって正月の寒い中、事前に早めに行って場所取りをして観戦しても、あっという間に走り去っていって終わる・・・

だが、街頭から直接に選手に声援を送れて
リアルの現場の雰囲気を味わえるのはやはりいいものだ

 

 

駅伝に特化し過ぎで、マラソンランナーが育たない

 

箱根駅伝が毎年に大きく盛り上がる弊害として、
「俺も箱根駅伝で走るんだ!」
と長距離や中距離ランナーの高校生がみんな箱根駅伝を目指しがち
そのせいで日本の陸上選手は20キロぐらいを速く走れる選手が多いけれども、42.195キロのフルマラソンを走れる選手があまりいない

あと、山登りが得意で箱根駅伝の5区を好走して「山の神」と持て囃された選手も、平地を走るのはそこまで速いわけではないので、卒業後に実業団へ入ったあとに伸び悩むケースもある

ここらへんを箱根駅伝の弊害と呼ばれることもある


ただ留学生がこれまで身体能力だけで走っていたのが
大学の陸上部で練習法やペース配分などを学び、母国に帰ったあとにオリンピックのマラソンランナーとして大成するケースもある

また留学生が日本の学生よりも真面目に練習に取り組むこともあり、それが日本の学生にも良い影響を与えることもある

 

 

関東の大学ばかり

 

箱根駅伝には関東の大学しか出場できない
関西や地方の大学だと予選すら出られないので、関東の大学ばかりに有力な選手が集中しがち

ただ、今年の第100回大会では関東の大学だけでなく、関西や地方の大学も予選に出場できたので、今後は関西や地方の大学も箱根駅伝に出場できるようになっていくかもしれない

 

 

青山学院大学が強すぎて面白くない

 

先程に「展開が読めない」と言ったが
近年は青山学院大学が原監督の指導の下、強いランナーを多く揃えた厚い選手層で、圧倒的なタイムでトップを独走して、新記録を樹立して圧勝するケースも多い。優勝がどの大学になるのかわからない面白さがややなくなってきた気もする

 

箱根駅伝2024 青山学院大学総合優勝の瞬間!!

https://youtu.be/yZJPO8R6qKU?si=MUeg0Sw9V_3FyOmD



あれだけ強い選手を多く擁しているので、箱根駅伝でもその時の調子が良い選手をエントリーさせられるので、毎年総合優勝して連覇できそうなものだけれども
それでもうまくいかない年もあるというのが、箱根駅伝の難しいところか・・・

あと、その割には青山学院大学出身の選手は実業団ではあまり活躍できないケースも多い

ただ、箱根駅伝の優勝監督の肩書きを活かして原監督がメディアに多く出演しているおかげで、箱根駅伝を陸上ファン以外の人にも宣伝できているのは大きい

また、箱根駅伝を優勝させるマネジメント術をセミナーや本やネットニュースで語っており
管理職などのビジネスパーソンなどへ大きな良い影響を与えていると思われる