にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

良い当事者会のファシリテーターとは4 分析力

 

 

難しく見えて簡単

 

 

当事者会のファシリテーターとは難しく見えて簡単、簡単に見えて難しいものだと思う


会の主催者、ファシリテーターと言っても、やることは実はそんなに多くない

 

まずは場所の確保。借りる会議室を予約する

次に「当事者会をやりまーす。来てくださーい」とネットなどで告知する
いろんな当事者会に参加して、知り合いを増やして
「今度、自分で当事者会をやるんだけど来てくれない?」
と何人か誘って、参加者を数人でも確保できたら完了
あとは、何回かやっていくうちに参加者は増えていく

当日に貸会議室の受付に行って、当事者会で使う部屋の鍵を開ける
机とイスを並べて、ホワイトボードなどをセットする
参加費などを集める準備をする

参加者が来たら適当に談笑する

開始時刻になったら
「はい始めまーす。よろしくお願いしまーす。まず自己紹介をお願いします」
といって始める
適当に参加者に話をさせる

終了時刻になったら
「はい終わりまーす。お疲れ様でした」
といって、会議室を片付けて、机などを元の位置に戻す
受付に鍵を返して、集めた参加費で使用料を払う

余力があったら適当に二次会をやる


以上
正直、これらをやるのはそんなに難しくない
変に難しいと思わずに、1つ1つをしっかりとやっていったらできる。
終わったあとに鍵をしっかり返却することだけをしっかりやれば、あとは流れでなんとかなる



このように当事者会の主催者、ファシリテーターというのはほぼ誰でもできるものだ。
こうやってやるだけだったら誰でもできる。だから会の主催者というのは誰でもできる簡単なものである。おわり

 

 

メタ認知で分析する

 



たしかにそうなんだけど・・・
ただよく見ると、
「この人はいいファシリテーターだなあ」
「1年以上やってこれか……」
と思う人にわかれる

 

では、これはどういう差なんだろうか?
それは良い会の再現性の高さだと思う

big-mac.jp



会の主催やファシリテーションが最初から上手い人はいない。他の会の見よう見まねでやりながら必死にやるしかない

そうやって半年か1年ぐらいやっていったら、だいたい何回かは
今回の会は良かったな!
と思える会ができるはず

そのときに
なんで今回の会は良かったんだろう?
メタ認知で分析すること

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逆にうまくいかなかった会について
なんでうまくいかなかったんだろう
と考えることも大事

 

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この会は何がいいんだろう?

 



反省することも大事だけど
まず最初にやるべきなのは、
なんで今回の会は良かったんだろう?この会の良さってなんだろう?この会の良さを出すためにはどうすればいいんだろう?」
ということを分析すること

  • 自由に雰囲気なので、みんなリラックスして話せているから
  • 「これはやってはいけない」と規律がしっかりしているから、みんなが話に集中できているから
  • Aさんが主導して、会を引っ張ってくれているから
  • AさんとBさんが仲が良いから、この2人の和やかな会話から話が広まっているから

 

ど要因は会それぞれで違うだろうけど、
「この会は何がいいんだろう?」
というのは把握しておくこと

 

 

会の良さを引き出して改善する




そこらへんを把握できたら、次に
もっと会が良くなるにはどうすればいいんだろう?会の良さを出すにはどうすればいいんだろう?」
というところを考える
逆に
うまくいかないようにならないためにはどうしたらいいんだろう
というところを考えるのもあり

そうやっていろいろやり方を変えて、会を改善していくこと

 

10人中9人が楽しめる会を目指す

 

 

たとえば、会を始めるときに
「はい、これから始めまーす。よろしくお願いしまーす。まず自己紹介からお願いします」
と言って始めても
「えっ?いきなり自己紹介しろ、と言われてもどうしていいかわからないよ・・・」
となるときがある

そうならないように
「今日読んでほしい名前、障害の診断名(自己診断でも可)、この会に来たきっかけ・この会で聞きたいこと・最近悩んでいること、の3つを話してください」
と説明する

「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。」
という東郷平八郎の言葉じゃないけど

note.com


まず自分でもその自己紹介をやってみせる

「自己紹介してください」
と急に言われてもできない人、難しい人もいるので、各席にA4の紙とボールペンを配って、自己紹介で話す内容をあらかじめ書いてもらうようにする

こうやってやることによって、最初にスムーズに自己紹介ができるようになる

そうやってやっても
「自己紹介なんか急に言われてもできないんだよコノヤロー」
って言うヤツはいるだろうけど・・・
いくら説明してもわかってもらえない人にはわかってもらえない

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いくら手を尽くしても、全員に満足してもらえる会をするのは不可能


ただ、いくら発達障害で生きづらさを抱えてるといっても、さすがにここまでやれば、10人中9人は自己紹介でつまずかずにできる

個人的には、昔にファシリテーター的なことをやってたときは
「全員に楽しんでもらえる会は無理でも、10人中9人は楽しめる会になるだろう」
と思えるようにやっていました
10人中7、8人だとやや不十分。それだと5人に1人は楽しくない会になってしまう。10人中9人は目指していました

 

会が良くなることをやっていく



あとは、話し合いの最中に
「今の話にすごく共感しました!えーと、すいません、お名前はなんでしたっけ?」
とならないように、全員の名前がわかるように名札をつける


「今は何をするときなのか」
を理解して、会に参加してもらえるように
「これから会を始めまーす。よろしくお願いしまーす
まずこれから会の注意事項を話します。次に1人ずつ自己紹介をしてもらいます。それが終わったら、自己紹介のときに出たテーマにそって話し合います。16時になったら会は終わりです。良かったら後片付けを手伝ってください」
というように、ホワイトボードにも書いて、会の流れを説明する


「いやー今日は来ていただいてありがとうございました。今日、話していただいた○○という話はとても興味深かったです。良かったらまた来て、その話をしてください」
と参加者が帰るときに一言ずつ声をかけて
「なんか良く言ってもらえたな。この会に来て良かったな」
と参加者の方に思ってもらえるようにする


このように、
こうしたらもっと良くなるな
ということをやって会を改善すること

 

 

会の改善の注意点

 

 

ただ変に余計なことをやって、かえって以前のより良くなくなる恐れもある

特に、さきほどに言ったような
「この会は何がいいんだろう?」
という会の良さが消えるようなことはしないほうがいい

たとえば
自由に雰囲気なので、みんなリラックスして話せているのが良さの会で、
「これをしてはいけません」「人に迷惑をかけないようにしましょう」とか決まりをいろいろ作って、「ちゃんとやりましょう!」みたいな空気感にして緊張感のある雰囲気にしてしまったりとか

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逆に規律がしっかりしていてほどよい緊張感があるのが良さの会で
「もっとリラックスして気軽にやりましょう」みたいな感じで弛緩した雰囲気にしちゃったりとか

Aさんが主導して話をして、会を引っ張ってくれているのに
「1人だけがしゃべるのではなくて、もっと公平に全員が同じ時間話せるようにしましょう」とかやってしまったりとか

 

良かれと思ってやったことが、会の良さを消してつまらない会にしてしまったりして、かえって良くない方向に行ってしまうこともある
まあうまくいかなかったらやめたらいいだけですが

このように
「この会は何がいいんだろう?」
というところを考えて、さらに良くできる人が、良いファシリテーターじゃないかと思う

 

 

修正力

 


こうやって準備していても、人間がやることなので何が起きるかわからない問題が起きたとき、うまくいかない方向に行ったときに修正できるかどうかが良いファシリテーターかどうかの差という気はする


たとえば、自由に雰囲気なので、みんなリラックスして話せているのが良さの会だとしても
あまりにみんながリラックスしすぎて、やや自分勝手な振る舞いが鼻につくようになったら、ちょっと厳しいことを言って緊張感を持たせたほうがいいケースもある

www.football-zone.net



「いや、それは違うと思います」
とか否定から入る人とか、一方的なマシンガントークを始める人が出たら、ちょっと止めないといけない
ただあんまり厳しく言って周りが萎縮しちゃうと、会全体が萎縮して雰囲気が悪くなる可能性があるので、そこらへんいいバランスでやらないといけない


こういう感じで、会の途中でみんなが楽しめる会に修正ができることも大事だと思う

 

 

考える力

 



そうやっていろいろ考えられる人がいいファシリテーターじゃないかと思う

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こうやって
「なんとなく」
で会をやってる人と
「もっとこうしたほうがいいから、こうしよう」
考えてやっているかどうかが差になる

「なんとなく上手くいってるし、これでいいだろう」
と思ってやっていると、うまくいかなくなったときの修正がきかない
「こううまくいってないな・・・じゃあこうしよう」
と、ある程度は理詰めで考えられるようにしよう

こういうことを考えてやってる人とそうでない人
「この人はいいファシリテーターだなあ」
「1年以上やってこれか……」
という差になる

 

 

12人中、5、6人が話している会

 



よくあるのが、12人で集まって議論する会をやったとして、前の5,6人だけがいろいろ話して盛り上がっていて、後ろの7、6人がほとんど話せていない状態だった場合。

 

こういう会で参加者の人が
「いやー今日の会は楽しかったです」
と話していて、それを受けて会の主催者が
「そうですか、楽しい会ができて良かったです」
答えて満足していることが多い

参加者は自由に感想を言うのはいいが、個人的には
ファシリテーターのあなたがそれではダメでしょう」
と思いますね

自分だったら
「後ろの7、6人が話せてなかったな」
と反省する
改善するために
話せる人を後ろのほうの席に座ってもらうとか
「この話について〇〇さんはどう思いますか?」
と話を振ったりして、一部の人だけじゃなくて、みんなが話しやすいように心がける

  • 参加者によっては、急に話を振られても答えられないこともあり、逆に困ってしまい、場の雰囲気が悪くなる可能性がある
  • そうやって主催者が変にしゃしゃり出て仕切ると、場の自由闊達な雰囲気が失われて、雰囲気が悪くなる可能性がある
  • そうやって全員がしゃべり始めると、ワーワーとした雰囲気になって、場の収拾がつかなくなる恐れがある
  • そもそも、自由に発言するような場では、自分でどんどん発言していかないといけない。それができないのは自己責任である


というリスクもあるが・・・

ただ、この状況で満足しているファシリテーターというのは、
「ちょっとこの会の主催者の人は、周りを見れてないんじゃないのかな。視野が狭いんじゃないかな」
と感じる

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まあ参加者がみんな満足していたらいいとは思いますが
ちょっと厳しいことを言うと、ファシリテーターも視野が狭い、参加者もそうやって自分のことしか考えていないから、周りが見えていないから下(発達界隈)にいるんじゃないですか?