- お金を貰う以上はプロ
- 仕事の給料
- お金をもらう以上は責任が生じる
- 発達障害の人は金銭感覚がルーズ
- 発達障害なら何をしても良いことにはならない
- 金銭トラブルは交友関係を一瞬で破壊する
- お値段以上な当事者会を目指そう
お金を貰う以上はプロ
さきほどに述べた
「主催者の方も一生懸命にやってるのに、どうしてそんなに悪く言うんだ！そんなに悪く言うんだったら、お前が代わりにやってみろよ！」
という意見は、正直ちょっと甘いんじゃないかと思う
そういう考えだから下(発達界隈)にいるんじゃないですか？
「一生懸命に頑張ってるんだからいいじゃないか！」
というのはアマチュアの考え
当事者会でも少額だが参加費を貰っている会が多い
そうやって少額だろうがお金を貰っている以上はプロなので、それ相応サービスが求められる
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たとえばマクドナルドに行った時に、５００円のハンバーガーセットを注文したとする
ところが黒焦げのハンバーガーとポテトが出てきて
「一生懸命に頑張って作ったんですが、火加減を間違えて焦がしちゃいました♪てへぺろ」
と言われたらどうしますか？
「一生懸命に頑張って作ったんならしょうがないよね」
と言いますか？
「ふざけるなよコノヤロー！こっちは金を払ってんだぞ！こんな黒焦げの料理に金を払えるか！客を舐めているのか？金を返せ！」
と言うと思います
これと同じように、お金を受け取った以上は、それ相応のサービスを行うことが求められる
「一生懸命に頑張って作ったんならしょうがない」
というのは基本的に許されない
お金を貰った以上は結果が求められる
仕事の給料
これは仕事でも同じ
給料をいただいている以上は、勤務時間は仕事をして会社に貢献しないといけない。給与の金額に見合った成果を上げられなければ、基本的には減給されるか解雇される
まあ日本は労働基準法で守られているので、歩合制でもなければ、そうそう減給や解雇されることはないが
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給料などの話になってしまったが、お金を貰った以上はそれ相応の責任が伴うということです
お金をもらう以上は責任が生じる
「とはいっても障害を持ちながらも活動しているんだから、定型の人と同じ視線で考えるんじゃなくて、温かく見守ろうよ」
という意見もあるだろう
ただ、仮に当事者会の参加費が500円だったとする
500円あったらさっき言った通り、マクドナルドのハンバーガーセットを買える。他人から500円貰う以上は、それと同じ価値を提供しないといけないとは思います
お金が動いている以上、定型だとか障害者とか、発達障害や障害者だからしょうがない、という言い訳はできない
ある会議室を借りるのに、１時間８００円するとする。２時間の当事者会を開催するとして、準備や片付けの時間も入れて３時間会議室を借りたら、２４００円かかる。それで参加費５００円にしたら、参加者が４人だけならむしろ出費のほうが多くなってしまう。参加者が５人なら、やっと収入がプラスになる。だが、準備やら、ファシリテーターとして活動して精神的にすり減らして、この収益ではやってられない
ただ、それはあくまで主催者側の主張
参加者からしてみれば参加するのに500円かかるというだけ。お金が支払われている以上、やはりそれ相応の責任はある
そもそも他人からお金を受け取って、それ相応のサービスをしない、というのは、相手の気持ちを裏切ることになりますし
発達障害の人は金銭感覚がルーズ
「当事者会の参加費なんかたかが知れてるだろwそんな少額の代金にごちゃごちゃ言うなよ、女々しい奴だなwお前、どんだけ金がねえんだよw」
という意見もあるだろう。たしかにそうだ
当事者会の参加費が高いか安いかとかの値段について言いたいわけではなく
先程に言った通り、お金を貰った以上はそれ相応の責任が伴うという話をしている
発達界隈の人を見ていると、お金を貰うことへの考え方や責任感、金銭感覚がちょっとルーズじゃないかなと思う時がある
発達障害だとアルバイトなどでお金を稼ぐのが難しいので、親御さんが心配してお小遣いを多めに渡すことが多い
また、障害年金が受理されれば、毎月何もしなくてもお金が入ってくる
こうやって発達障害の人は何もしなくても、他人にねだればお金が貰えることが多いので
「障害者なんだから、自分はお金をもらえて当たり前だ。定型発達はもっと理解と配慮(お金)をくれ」
「お金は周りにねだれば恵んで貰えるもの」
として乞食みたいに考えてるような人が多くて、それが金銭感覚のルーズさにつながっている感じがある
発達障害なら何をしても良いことにはならない
特に気になったのは数年前にクラファンの問題が出たこと
「発達障害の人は様々な特性から、普通の人ができることがなかなか難しいこともあるので、理解と配慮が必要」
というその通り。だが、だからといって発達障害だからといって何をしても許されたり、何をしてもいいことにはならない。特に犯罪行為は決して許されることではない。クラファンなどの金銭問題に関しては明らかに一線を超えていると思う
たとえば
「発達障害の過集中で電車を乗り過ごしたり、方向感覚や地図を読むのが難しかったので、遅刻してしまいました」
「衝動性や、感情のコントロールができずに暴言を吐いてしまった」
というのは、発達障害だから仕方ないとするのはわかる。当然、周りへの迷惑になっているし、良いか悪いかと言うと悪いことだし、あまりに頻度が多いとさすがに問題だが
だが
「発達障害の特性による衝動性や、感情のコントロールができずに他人を殴ったり蹴ったりして暴力を振るってしまった」
「公共や他人のものを壊してしまった
当事者会の会場の貸会議室のイスや机を故意に壊してしまった。他の参加者のNintendo Switchを壊してしまった」
というのは、いくら発達障害の特性が影響しているといっても、さすがにこれ許されない
発達障害だからと言って、何をしてもいいことにはならない
個人的には、当事者会でマシンガントークをして一方的に話し続けるもアウトだと思う
これと同様に
「金を借りたのに返さない」
「クラファンでお金を集めたけど、発達障害のいろいろ特性から、予定を上手く実現できませんでした」
といった金銭問題もアウトだと思う
いくら発達障害の特性が影響しているといっても、これはやってはいけないと思いますね
法律上でも上記のは暴行罪、器物損壊罪になりますし、これも場合によっては詐欺罪になる
金銭トラブルは交友関係を一瞬で破壊する
あと、金銭トラブルというのは、信頼関係を一瞬で破壊することもある
どんだけ心の底から信頼できるいい人であっても、
「貸した金をずっと返さない」
「金を受け取るだけ受け取って何もしない」
ということをやられると
「この人ってこういうことする人なんだ。こういう人なんだ」
と思われて、一瞬で嫌われることもある
信頼というのは、得るのは難しいけど、壊すのはあっという間だ
本人からしたら
「ちょっと失敗しただけじゃん。発達障害なんだからしょうがないじゃん。理解と配慮をしてよ」
という軽い気持ちなんだろうが、やられたほうからしたらたまったものではない
「本当はぶん殴ってやりたいところだけど・・・・
こいつとはもう関わらないでおこう。いないということにしよう」
と、このように金銭感覚がルーズだと、知らず知らずに嫌われていってしまうことにもなる
このように金銭問題、金銭トラブルというのは、他人との交友関係をいとも簡単に破壊してしまうことがある。
「発達障害だからしょうがないじゃん」
という言い訳は一切通用しない
お値段以上な当事者会を目指そう
「参加費５００円で、こんだけ楽しいなら充分すぎるぐらいだ！むしろ倍の１０００円払うから、当事者会を倍の時間やって欲しい」
と思ってもらえるような、お値段以上、プライスレスな当事者会が出来たらいいですね
このように、当事者会が良いかどうかは決めるのは主催者ではなく参加者。いくら主催者が必死に一生懸命に頑張っていても、参加者に評価されなかったら意味がない。逆に手を抜いて適当にやっていても、参加者が満足していれば問題ない
参加費が高いか安いかを決めるのは参加者だ
「一生懸命に頑張ってるんだからいいじゃないか！」
で終わらすのでなくて、お金が動いている上に、休みにわざわざ来てもらっている以上
参加者にこうやって喜んでもらえるように努力するのが、当事者会の主催者のあるべき姿だと思う
