発達界隈からの卒業
「下(当事者会)を卒業して、上(定型社会)に早く行こう」
と自分がいろいろと言いまくったせいで
「もう発達界隈から卒業します!」
と言って卒業した人もいるらしい。そうやって発達界隈から本当に卒業して居なくなった人もいるけれども、2、3週間後にまた発達界隈に戻ってくる人もいるらしい
まあ新しいチャレンジをすることは素晴らしいことだし、そうやって新しいことをすることで、新しい感性や発見ができることもある。成功すればいいけれども、失敗も次の成功につながることもある。だから発達界隈からの卒業したのにまた戻ってくることが悪いことだとは一概には言えない。
「発達障害の人は当事者会や自助会に参加して、悩みを一人で抱え込むのではなくて、みんなで悩みを分かち合わなければならない!」
とかいう
「発達障害の人はこうしなければならない!」
という同調圧力がある中、発達界隈からの卒業を宣言できること自体、勇気があることなので、個人的にはすごいと思います。まあ思い通りにうまくいかないこともあると思いますが、それが人生。そもそも、失敗するリスクを背負えない人間にしか、成功はないですし
本当に卒業する人は消える、蒸発する
ただ、発達界隈を本当に卒業する人は、アイドルみたいに
「卒業します!」
と宣言して卒業していくんじゃなくて
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いつの間にか消えて、発達界隈から蒸発する
そもそもいつも当事者会に来ていた人が急に来なくなるのは
- うつ病などの持病が悪化して来れなくなる。または転職や引っ越しなどの生活の変化で来れなくなる
- どっかの別の会や集まりに傾倒して来なくなる
のどちらか2パターンが大半
前者はともかく、後者の場合は定型の集まりになじんで、こっちのほうが楽しいと思えると、わざわざ当事者会に行く必要がなくなり、行くのが単に面倒なだけになって、行かなくなってしまう
そうやって急に来なくなって消えてしまう、蒸発してしまう。という形で発達界隈から消える、卒業する人が実際は多い
「卒業します!」
と宣言しても、実際に上(定型社会)で居場所を作れるとは限らないないので、戻ってくる人もいるんじゃないかと思う
けれども
「発達界隈を卒業します!」
と言って、そのまま卒業できる人と、それができずにまた下(発達界隈)に戻ってくる、戻らざるをえない人もいる。この差はいったいなんなんだろうか?
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「この人は下(発達界隈)ではいいけど、上(定型社会)ではちょっと厳しいだろうな・・・」
と、当事者会で話していて感じる人の特徴を今回は挙げていきたい
障害以外の話題で話せない
この前に、発達界隈とかじゃなくて、普通の飲み屋である女性と話す機会があったが
「なんか好きなこととかあります?」
「野球が好きです。今年はヤクルトが良いですよ~」
「ヤクルト・・・?ああ、たしか東京の球団でしたね・・・。
自分の知り合いに千葉ロッテマリーンズの球場で売り子をしてる子がいて、その子のインスタグラムをフォローしているので、よく球場の写真を見たりしますけど、自分は野球には興味はないですね」
「そうですか・・・」
「他になにか好きなこととかないですか?」
「歴史が好きです。鎌倉殿の13人を見てます!」
「鎌倉・・・?鎌倉って、あの鎌倉幕府とかの?」
「そうです」
「すいません、歴史は全然わからないので・・・」
「そうですか・・・」
となって、なかなか共通の話題が見つからなくて困ったことがある・・・
この後
「何の仕事されてるんですか?」
と聞かれて、30代にも関わらず転職を繰り返していることを言うと、めっちゃ説教された・・・
これが上(定型社会)の厳しさだ・・・
このように、上(定型社会)だと共通言語、というと大げさだけど共通の話題を見つけることが大事になる
下(当事者会)だったら
「自分は発達障害なので、その特性によって仕事でミスしてばかりで辛いです・・・」
「そうですよね・・・。自分も発達障害の特性で、仕事での人間関係がうまくいかなくて・・・」
と障害に関する話をすると、話題が盛り上がりやすい
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「Twitterで○○さんをフォローしてますけど、なんかあの人病気で入院されたそうですね・・・心配です・・・」
「Twitterで○○さんがこういうことをこの前に言ってました」
「なんか○○さんが新しく当事者会を始められるそうですね~」
といった発達界隈についていろいろ知っていれば事情通になれて、他の人とも話しやすい
このように発達障害の障害や、発達界隈の内部事情にも精通していると、当事者会では盛り上がりやすく、いろんな人と話せて仲良くなりやすい。Twitterでもこういう発達障害や発達界隈のことについてつぶやいていたほうが、イイネやリツイートされやすく、フォロワーさんも増えやすい
ところが、上(定型社会)に行くと、これらの話題はほとんど使えない
「自分は発達界隈では割とどんな人でも仲良く話せるほうだから、自分は上(定型社会)でもやれるでしょw」
と思って上(定型社会)に行くと、障害以外の話ができないと詰む
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このように上(定型社会)だと障害以外の普通の話ができないと厳しい
「自分は発達障害です」
とカミングアウトした上で、障害について語り始めるのも手な気もするが
「そうなんだ、大変なんだね~(棒読み)」
と言われて終わり
定型や一般の人は、発達障害についてあんまり興味がないですしね
「先週の台風やばくなかったですか?東西線も止まってましたし」
「ヤクルトの村上って本当にすごいですよね。王貞治と同じく55本塁打ですからね」
「NHK朝ドラのちむどんどんって、あのドラマの脚本っておかしくないですか?」
とか、障害以外の普通のことを話せるようにならないと上(定型社会)では厳しい
このように、下(当事者会)だと障害に関することについて話したほうが盛り上がる
けれども、上(定型社会)だと障害以外の話をしなければ盛り上がらないという、ジレンマがある。
だから下(当事者会)から上(定型社会)に行くには、話す内容をガラッと変えないといけないので、なかなか難しい
そういう意味では
「発達障害の障害の特性で、生きづらくて生きづらくて仕方がない・・・。この悩みを話したい。また、他の発達障害がどんな悩みを持っているか聴きたい」
という人は当事者会のが向いているので、無理して上(定型社会)に行くことはない
「発達障害が大変なのはわかるけど、なんか障害以外の普通の他愛もない話をしたいなあ」
という人は、上(定型社会)のほうが向いているかもしれない
自分も昔、アニヲタでニコ厨(ニコニコ動画好き)だった頃は
「これはあのアニメのあのキャラのセリフが元ネタだ」
などの、アニヲタにとってはいかに多くの漫画やアニメを見て、知識をどれだけ持っているかがステータスだった
ところが
「どれだけアニメを見ているか?知っているか?声優について知っているか?」
といったものは、アニヲタ界隈から一歩出れば、一般社会では何の役にも立たないことを知って絶望した思い出がある・・・(黒歴史)
まあ他人に合わせるだけのキョロ充になるのも良くないが・・・
ぼっちを見下し、陽キャを崇める「キョロ充」の生態 - YouTube
夢中になって打ち込めれる趣味があるのは良いと思う
ただ、
「自分だけ楽しめれば良い」
だけじゃなくて
「この趣味はこういうところが面白いんだ!」
と、その趣味に興味がない人に対しても話せるようにならないといけない