にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の就労移行支援事業所を利用について2 生活リズムができる

自分も去年に一時期、就労移行支援に通っていたので、発達障害の人間が就労移行支援事業所に通うメリットを挙げていく
 
 

就職してから働き続ける体力がつく

 
就労する(就職して働き続ける)ということになった場合は、当然だけど会社に出社し続けないといけない。最近は在宅ワークもあるけど、それでも規定の時間は作業し続けないといけない
なので、就職してから長く働き続ける体力が大事になってくる
 
 
 

障害者雇用の退職理由の多くは体調不良によるもの

 
 
就職して新しい会社に出勤すると
「よしっ、頑張ろう!!」
と、どうしても気張ってしまう。また、新しい環境で新しい仕事をしていくと、覚えることもたくさんある。新しい職場、新しい通勤ルートなど、新しい環境にも慣れていかないといけない。こうやっていろいろと新しいことが起きすぎて、対応できずに心身ともに疲弊してしまい、体調を崩して短期離職をしてしまいがちである
 
実際、障害者雇用の退職理由の多くは、体調不良で仕事が続けられずに辞めている
 
いくら仕事をできる人でも、すぐに体調を崩して仕事ができなくなってしまう人は、なかなか長期的に働くのが難しい。
 
そのため、まずは長期的に働けるような体力をつけたり、持病を悪化させないために服薬の継続などの、しっかりとした習慣や生活リズムを身につけることが一番大事になってくる
 
 
日本ハム監督の新庄ビッグボスも
「あのね、プロとしていくら足が速くたって、ケガをしてしまったら一般人やからね。意味ないのよ。そういう選手はいらないよね」
と話している通り
いくらスキルがあったり、仕事ができる人でも、すぐに体調を崩してしまって入院してしまったりして、会社に行けなくなったりしまっては、なかなか長期的な就労は難しい。まずは会社に通勤して仕事を続けられるだけの体力と生活リズムを身につけることが大事
 
 
 

就労移行支援事業所に通えば通勤する体力を少しずつつけていける

 
 
その点、就労移行支援事業所に通えば、自分のムリがないペースで通所ができて、通勤する体力を少しずつつけていくことができる
 
会社に入社したら、原則として決められた勤務時間には出社して仕事をしないといけないので、自分の体力を超えて勤務させられると、どうしてもしんどくなってくる。だが、就労移行支援事業所ならば、絶対に毎日通わなくてはならないわけでもないので、自分のペースで通所を続けられる。心身ともにしんどくなったら無理せずにしばらく休むこともできる。また、通所時間は10:00~15:00ぐらいが多いけれども、無理せずに午前中だけ通うということも可能。そこから少しずつ時間を伸ばしていくこともできる。このようにして体調をスタッフの方と相談しながら、会社で仕事をし続ける体力をつけていくことができる
 
そうやって通所して休んでを繰り返すことで、体調を整えて、仕事を続ける体力をつけていくことができる鬱病などの持病が良くなってきたので、リハビリがてらに訓練したい人にも無理なく通えるのでおすすめだ
 
 
 
 

企業との面接でも有利に

 
 
 
 
また、企業との面接においても、就労移行支援事業所にしっかり通えていると有利になる
 
就職活動での企業との面接において
「前職は体調不良により退職されてますが、現在の体調はいかがでしょうか?」
という質問をされることが多い
 
だが、就労移行支援事業所にしっかり通えていれば
「半年ほど前から就労移行支援事業所に通所しております。平日10:00~15:00までの通所を毎日しっかりと皆勤できていますので、通勤も問題なく行えると考えております」
と自信を持ってしっかりと答えられる
 
面接官の方もそれに安心して
「なるほど、わかりました!」
と答えてくれて
「(もしこの人が入社しても、体力不足や持病の悪化によってすぐに短期離職してしまう可能性は低そうだな)」
と、その点は評価してもらえる
 
 
 
 

面接で大事な話し方

 
 
面接においてはいろんなことが大事になるけれども、特に大事になってくるのが自信を持って答えられるかどうか
 
そのためにも元気よくハキハキと答えるとか、虚勢を張るというのも必要ではあるが
「できます!」「やれます!」
と単に質問に対して勢いよく答えるだけだと
「(この人は本当に仕事ができるのかな?口だけのでまかせを言ってるだけじゃないのかな?)」
と思われて、あんまり面接官の方から評価されないこともある
 
 
かと言って
「御社でのこの仕事はたぶんできるんじゃないかな、と思っております」
とかの自信なさげに答えても
「(おいおい、この人大丈夫かな??心配だな・・・。もし入社してくれても、あんまり仕事ができないんじゃないかな?)」
と思われて、やはりあまり面接官から評価されない
傲慢な態度よりも謙虚な姿勢のほうが好まれるのはあるが、あまりにも自信なさげだったり、元気がない人も好まれない
 
 

面接では根拠を上げた上で自信を持って話すこと

 
 
 
「自信満々でもダメだし、自信なさげでもダメって、じゃあどうすりゃいいんだよ?」
という話ですが、面接で大事なことは根拠を上げた上で自信を持って話すこと
 
「面接とは、セールスマンとして自分という商品を会社に買ってもらうことである」
という話があります
 
たとえば、いきなりセールスマンから
「この商品を買ってください!お願いします!ウチの今月のノルマがやばいんで」
と言われても
「ええっ・・・。いきなりそんなことを言われても困るよ・・・」
となって、なかなか買う人はいない
 
けれども
「この商品には発達障害の人にとって役立つ機能があります!だからあなたはこの商品を買ったほうがいいですよ!」
と言われると
「そうなのか、じゃあちょっと買ってみようかな」
と、商品を買おうとする人は出てくる
 
 
このように、人間というのは根拠をもとに論理的に説明されると、納得しやすい
だから面接においても
「できます!」「やれます!」
と単に勢いよく言うんじゃなくて
「前職でもPCを使ったデータ入力をしていました。だから御社でもデータ入力作業をできます」
「就労移行支援事業所で封入封緘などの軽作業をやっていました。だから御社での軽作業の仕事ができます」
根拠を示しながら説明すること
「(なるほど、じゃあウチでの仕事もやってくれそうだな)」
と面接官も納得してくれて、評価してもらいやすくなる
 
 
 
 
 

就労移行支援事業所に通うことで根拠となる実績を作れる

 
 
 
「これができるんだから、会社での仕事もできるんじゃないか?」
と、成功体験などの経験や実績があると自分自身の自信や、自己肯定感にもつながる
それが面接のときにも、自信があったり元気があるように自然と見られるようになる
 
たとえば、面接のときに
「前職は体調不良により退職されてますが、現在の体調はいかがですか?業務を行う上で差し支えはないでしょうか?」
と聞かれたときに
 
「(一応、通院してしっかり休んだから体調もだいぶ回復したけど、仕事したときにまた体調が悪化したら嫌だなあ・・・)」
と内心で思っていると
「退職したあとに半年ほど通院して、しっかり休んで体調はだいぶ回復しましたので、仕事もちゃんとやれるんじゃないかな、とは考えております」
と、どうしてもはっきりしない答えになってしまいがち
発達障害の人は正直で嘘がつけない人も多いしね
 
こうなると、面接官の方も
「なるほど、わかりました・・・ありがとうございます・・・」
とは答えるけれども
「(うーん、なんかはっきりしない答え方だなあ・・・。この人本当に大丈夫かなあ・・・。入社してすぐに体調が悪化して短期離職するんじゃないかな??)」
と判断して、なかなか評価しづらくなってしまう
(会社の職種によっては、まずは週4日以下の少ない日数の勤務や、早めに終わる時短勤務を勧めてくれることもある)
 
 
 
就労移行支援事業所に通所していた場合は
「半年ほど前から就労移行支援事業所に通所しております。平日10:00~15:00までの通所を毎日しっかりと皆勤できていますので、通勤も問題なく行えると考えております」
自信を持って堂々と答えられる
 
そうすると、面接官の方も
「なるほど、わかりました!ありがとうございます」
と答えてくれて
「(前職を体調不良で辞めてるから体調面での不安があったけど、それに関しては大丈夫そうだな)」
と評価してもらいやすくなる
やはり、面接で評価されるには実績を根拠を上げた上で自信を持って話すこと
 
 
とは言っても退職したあとに実績は作るのは難しい・・・
その点、就労移行支援事業所に通うこと
「就労移行支援事業所でこういうことをやっていました」
と、根拠となる実績を多少は作れるので良い
 
 
 
 

鎌倉殿の13人の源義経

 
 
 
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」において、菅田将暉が演じる源義経
「経験もないのに自信もなかったら何もできない。違うか?」
と豪語していたが
 
 
そののちに大きな失敗をしてしまい、自信を失ってしまった源義経に対して、北条時政坂東彌十郎)が
「自信を得るには、まずは経験をしていくことだ」
と諭していた
自信を得るには、まずは小さなことでいいから成功体験を積み重ねることなのかもしれない
 
 
 
 
鎌倉殿の13人は、これからどんどんキャラが死んでいくから悲しいなあ・・・