にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の就労移行支援事業所を利用について1 就労移行支援事業所とは?

この前に就労移行支援事業所を利用したので、就労移行支援事業所について語っていきたい
 
 
 

就労移行支援事業所とは?

 
まず就労移行支援事業所とは何か?
 
 
就労移行支援事業所とは、平日の10:00~16:00まで通っていろいろと就職に向けたプログラムを受けられるところである
 
障害者の方の場合は(特に発達障害)、障害の特性や二次障害の影響によって、就職しても体調面や精神面が悪化して、働き続けるのが難しくなって退職してしまうことも多い
また会社というのは営利団体なので、給料を払っている以上は利益を出すなりして、障害者だろうとなんだろうと(基本的に)すぐに役に立ってくれないと困るというのがある。ところが発達障害の人というのは、障害の特性でミスが多かったり、なかなか仕事を覚えられなかったりしてしまって、仕事がうまくできずに、職場で怒られっぱなしということになってしまったり
 
 
 
鬱病などの二次障害の治療や、自閉症の影響で自分の世界に長い間引きこもってしまっていたりしたせいで、体力が不足していたり、いろいろ社会人としてのスキルや常識が欠けていたりして、就職ができてもなかなか長く勤められなかったりして
 
 
 
なんとか就職しても、なかなか長く勤められずにすぐに退職する、という短期離職するループにハマってしまい、職歴も短いので実績やスキルも身につかずに年齢だけ重ねてしまう、という人もいて、なかなかこの無限ループから抜け出せないケースも多い
 
 
 
 
 
 
このように就職→離職の短期離職の無限ループを延々と繰り返してしまうことも多い
 
そうではなく、いったん就労移行支援事業所に通い、就労に向けたいろんなプログラムをこなすことによって、就労する体力をつけて就労に向けたスキルなどを身につけることができ、長い安定した就労につなげることができる場合もある
 
実際、有名な就労移行支援事業所だと、全国平均の障害者の就職率や定着率も、就労移行支援に行った人の平均のほうが大きく上回っている
 
なので就労移行支援事業所に通ってから就職活動を行うことによって、就職率や定着率が高くなる。つまり、ずっと長く働きやすくなるといえる
 
だから短期離職を繰り返していて就労に悩んでいる障害者、特に発達障害の人は、就労移行支援に通うことで、長期的な就労につなげられる可能性がある
 
 
 

利用可能な人

 
よって就労に悩んでいる障害者、発達障害の人は就労移行支援を利用するべきである!
 
と言いたいところだが、利用するには条件があるので、誰でも彼でも利用できるわけではない
 
まず年齢が18歳以上から65歳未満であること
 
次に現在、就労していないこと
アルバイトなどをしながら就労移行支援を受けることはできない
 
一応、障害者手帳がなくても利用は可能らしい
けど、障害者手帳がないと、この就労移行支援の手続きも少し面倒になるし、障害者枠での就職ができなくなって一般枠で就労することになるので、やはり障害者手帳があったほうがいいだろう
 
就労移行支援とは、自治体の障害福祉サービスの一つで、自治体が補助金を出して民間委託して行われているサービスになるので、基本的には無料で利用できる
短期離職を繰り返してるような就労に困ってるような障害者だったら、そんなに年の収入がないはずなので、ほぼ無料で利用できる
 
ただあくまで世帯収入なので、同居している親が高収入だったりした場合は、利用料として毎月9,300円か37,200円ほどかかる可能性がある
 
 
 

利用までの手続き

 
 
まず、利用したい就労移行支援事業所のホームページに載ってある電話番号に電話しよう
就労移行支援事業所が営業している時間に電話するようにしよう。平日の10:00~17:00ぐらいが多い
 
電話したら
「とりあえず面談しましょう」
という流れになると思うので、自分の予定が空いている日に行こう。一応、持っていく物は聞いておこう
たぶん障害者手帳、メモ帳と筆記用具ぐらいだろうか。履歴書とか職務経歴書を持っていったほうが、どういう経歴かわかってもらいやすいかもしれない
 
 
まず面談することになると思うので
「就労移行支援でこういうことをしたいんです。それでこういう職種に就労したいんです」
という話をして、施設の見学をして一旦帰る
 
次に体験をする。就労移行支援事業所で2、3日ほど体験を行って、実際にプログラムに参加することができる
 
 
面談や体験を通して、
「よしっ、この就労移行支援事業所で通うぞ!」
と決めたら、体験のときに市役所に出す申請書をもらっているはずなので、その書類にいろいろ記入して、市役所に提出する
 
ただ、市役所の専門の係の人による聞き取りがある。約1時間弱ほどのいろいろ質問に答えないといけない
なので、市役所にいきなり行っても対応してくれないケースもある。担当の係の人の予定が空いているときに市役所に行く必要があるので、事前に市役所に電話してから予約をとって行くようにしよう
 
 
 
 
市役所に申請書を提出してから約1週間ほどで、就労移行支援を利用するための受給者票が就労移行支援事業所に届く
 
これで正式に自治体から就労移行支援の開始が認められたことになり、晴れて就労移行支援が始まる
 
まあ市役所に申請書を提出して、すぐに体験という形で就労移行支援を利用を始められる。ただ市役所から受給者票が来るまではあくまでも仮という形にはなる