にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人はゲームをやるべき1 ゲームの利点

発達障害の人はゲームをやるべきだと思ったので書いてみる
 
今回はボードゲームテーブルゲーム)ではなく、
 
PlayStation5やNintendo Switchなどの、俗に言うテレビゲームについて語りたい
 
 
 
 
 
 

娯楽になる

 
発達障害の人が生きづらさを少なくして、楽しくいきていく方法は
発達障害の本を読んで、自分の特性を理解する」
「自分が楽しめる娯楽を見つける」
「当事者会に参加する」
SNSなどで自分の意見を発信する」
発達障害に理解や配慮がある会社で仕事をする」
「生活環境を見直して、自分がラクに過ごせる環境を構築する」
「様々な価値観に触れて、いろんな考え方や価値観を増やすこと」
ということが大事だと自分は思います
 
その中でもゲームは楽しめる娯楽になりやすい
ゲームというものは、やっていて楽しい、面白いと思えるように作られている
だからゲームをやれば、ゲームにハマッて
発達障害で生きづらさを抱えて生きているけれども、まあゲームをやってるときは楽しいからいいや」
と思えるようになる可能性もある
 
まあゲームによって好き嫌い、合う合わないはあると思いますが
クソゲーもありますし
 
 
 
 

新しいことをやる

 
やったことがない、新しいことをやってみることで、これまでにはなかった新しい価値観が身についたり、新しい感覚が身につくこともある
以前に「様々な価値観に触れて、いろんな考え方や価値観を増やすこと」が大事と述べさせていただいたが
新しいゲームをやることで、新しい価値観や新しい感覚に出会って発達障害の生きづらさの軽減につながる可能性もある
 
特に野球ゲームをやれば、野球のルールなどがわかって、野球に興味を持っていくうちに野球が好きになって、野球の世界に触れることによって価値観などが広がるかもしれない。今回はそういう可能性があるゲームを紹介していきたい
 
 
 

没入感がある

 
ゲームには、現実世界とは別の世界が広がっているので、ゲームをすることで別の世界に行ったかのような感覚を味わえることも多い
それだけの非日常感や没入感があるので、発達障害の人にとっては辛い現実から一時期は逃れられていいかもしれない
現実逃避が良いか悪いかは微妙なところという気はするが・・・
 
とはいえ、日頃の仕事を忘れて、何か没頭できる趣味や娯楽を持っておくというのは良いと思う
 
 
 
 

達成感がある

 
ゲームを進めていって、苦労の末にある程度成し遂げたり、ステージをクリアした経験というのは、大きな達成感になる
こういう努力や苦労をした成し遂げたことというのは、本人にとって大きな成功体験となる
 
このような成功体験があると
「なんだ、発達障害の自分なんか何やってもダメだと思ってたけど、がんばったらできることもあるんだな」
という自信になる
そうなると
「こうやってがんばってゲームをクリアできたんだから、他のことでもがんばったらできるんじゃないか?」
という行動意欲にもつながる
 
そういうやってできた、という経験があると、会社の仕事がうまくいかないときがあっても
「なんか会社の仕事がうまくいかないけど、がんばっていけばそのうちできるんじゃないか?」
と前向きに取り組めるようになる
そりゃあ、たかが趣味のゲームをクリアできたからといって、お金をもらう仕事もできるようになるほど甘くはない
だが
「なんか自分にはあれができたんだし、これもできるような気がする」
という根拠のない自信を持てるのは大きい
「失敗してうまくいかなかったけど、がんばってればそのうちうまくいく気がする」
という失敗しても何度でもゾンビみたいに立ち上がれる人が、最後には成功するような気がする
 
人間には向き不向きはあるから、特に発達障害だと特性上できないこともある。けど、できないことに対して
「こんなもん自分にはできねーよ・・・」
と思うものは無理してやらなくてもいいけど
「ちくしょう、悔しいなあ・・・このままできないままで終わりたくない」
と思うことにはやれるまでやったほうがいいと思います。仮にがんばってもできなかったとしても、できるように精一杯頑張ったことは、今後の人生に何かの役に立つこともある
 
 
自己肯定感を持つにはどうすればいいか?
という議論が当事者会ではよく行われているが、こういう根拠のない自信を持つことが大事だと思う
根拠のない自信を持つには、こういう将来の何の役に立たないような、どうでもいいような趣味やゲームでも
「なんか夢中でがんばってたら成功した!」
という成功体験を積むのが重要だと思います
 
 
それと趣味やゲームでうまくいった感覚というのは
「ゲームでなかなかクリアできなかったときに、こういう風にやってみたらうまくいった。ちょっと今回もそうやってみよう」
と仕事でも応用できるときがたまにある
なかなか難しい作業でも、気の持ちようとか、考え方を変えたり、ちょっとコツをつかむだけで、できるようになるときもありますし
 
芸は身を助く
という言葉がある通り、趣味が発達障害の人の助けになるかもしれない
 
 
 
 
 
 
 

プレッシャーに慣れる

 
発達障害の人は豆腐メンタルというかプレッシャーに弱い人が多い
ちょっとでも緊張する場面やミスが許されない厳しい場面になると場面だと、力を全然発揮できなくなってしまう人が多い
 
まあ発達障害の人HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)の人も多く、視覚や聴覚などの感覚が敏感な人も多いのが大きな要因になっていて、これは生まれつきのものだから仕方がない。こういう繊細な性質の人は、いかにプレッシャーなどの負担がかかる状況を避けていくことが重要となる
 
それもあるだろうけど、個人的にはあんまりプレッシャーがかかる場面を経験してないことも大きいと思う
定型の人は空気を読める人が多いから
「ここで自分だけ勝手なことをして、他の人に迷惑をかけるわけにはいかない」
「みんながんばってるから、自分もがんばらないといけない」
といった子供の時の学校生活なんかで常にプレッシャーを感じながらも、それに打ち克ってやってきている
 
一方の発達障害の人は自分の都合しか考えられない人が多く、周りの空気とか視線などを気にせずに生きてきたという人が多い。だから、そういうプレッシャーとはあまり関わらずやってきたので、社会人などになってそういうプレッシャーがかかる場面には弱いという傾向がある
苦労とか挫折などをしている人は多いけど、プレッシャーがかかる場面とは別物ですしね
 
 
ではプレッシャーに強くなるにはどうすればいいか??
 
やっぱりプレッシャーがかかる場面を多く経験して、乗り越えていくしかないと思います
ゲームをすることで多少は経験はできる
強敵との戦いとか、ここで負けたらまたセーブしたところからやり直しの場面とかの、力が入る場面もあるので、そこを経験していくことでだんだん慣れてきます
まあたかがゲームだし、実際のリアルのプレッシャーがかかる場面とは重圧は段違いだけれども、全くやらないよりは良いだろう
 
 
当事者会にたくさん行くのも良いとは思う
「初めて行く当事者会で上手く話せなかったらどうしよう」
「最初の自己紹介で上手く話せなかったらどうしよう」
と緊張やプレッシャーがかかる場面もある。
また、当事者会で失敗しても、
発達障害からしょうがない」
で割と済むし、多少恥をかくぐらいで終わるので、どんどん挑戦したらいいと思いますね。仕事と違って失敗したら責任を取らされることもない
世の中には、もっとプレッシャーや重圧などがかかる場面も多くあるので
「当事者会はプレッシャーがかかるから嫌だ」
とか言ってるようだと、社会ではなかなか難しいので、生きづらいんじゃないかと思います
 
多少のプレッシャーは慣れていく必要はあるとは思いますが
「強い人間になろう!メンタルを強くしよう!頑張ろう!」
と気張る必要はないと思います
「自分は強い人間になるんだ!ならなきゃいけないんだ!なるしかないんだ!」
と気負いが自分を追い込むことにもなりますし
 
寺の修行僧じゃないんだから
 
個人的にはノルマが重いとかのプレッシャーがかかる仕事をやることになったら、自分なりにしっかり準備して、全力でやることが大事だと思いますね。
それでうまくいかなかったとしても
「自分なりに全力でやりきった。うまくいかなかったのは残念だけど、そういう仕事の割り振りをした会社が悪い」
と開き直ってました。うまくいかなかったことに関しては、反省して、次はうまくやれるようにしっかりと準備していきます。けど自分も決して全知全能とかチートではない、というか所詮は定型の人より能力が劣る発達障害なので、ベストは尽くしますけど、できないものはできない。そのできない人にできない仕事を割り振ってる会社がそもそも悪い。だからシフトとか人員配置を見直すとか、求人を出してできる人を新たに雇うとかをするべきですが、それはトップの方の仕事なんで
警備会社のときに新たな現場でたった1週間の研修で1人で行かされたり、2週間連続勤務とかやらされたときは、そういう気持ちでやってました
 
失敗した、うまくいかなかったときは辛いですけど、しばらくしたらたいていのことは笑い話になりますし
 
 
定型の人だとプレッシャーを力に変える、という人もいたりしますけど・・・
発達障害の人はプレッシャーをどうこうというか、いつもと違う環境、新しい環境でもいつもと変わらず力を発揮することが大事なことなんじゃないかと思う
 
ではいつもと違う環境、新しい環境でもいつもと変わらず力を発揮するにはどうすればいいのか?
 
これを読んで、なるほどと思った
常に新しいことをやっていって、初めてのことではなくてやったことがあることを増やしていけば、本当に初めてのことでも、それなりにできる可能性が高まる
だから自分のできることしかしない、いわゆる退化硬直よりも、日頃からできる範囲で新しいことをやっていくことが大事なことだ
 
とにかく新しいことをやることだと思う
明日、朝起きたら急にプレッシャーに強い人になっている。ということは無理だろうけど
当事者会に行って新しい話をしたり、初めて会う人と話したり、別の初めて行く当事者会に参加したり、初めて行く場所に行ったり、新しいゲームを買って始めたりとか
新しいことをちょっとずつでもやっていくことで、そのいろんな経験から徐々に新しいことに対応できるようになるんじゃないかと思います
 
 
 

勝負勘が身につく

発達障害の人、特に当事者会に来る人の話を聞いていると、なんか勝負の厳しさをわかっていない人が多い印象がある
 
当事者会でよく聞く悩み相談が
「がんばってるのにうまくいかない」
ということを聞くことが多い
本人としてはがんばってるんだろうし、それが報われないのはとても辛いことだ・・・
 
とはいっても、発達障害の人はがんばってるとは思うけど、定型の人もなんだかんだで生活のためにがんばってる人が多い
だから自分の都合しか考えられない発達障害の人が、自分の中ではがんばってるつもりでも、周りの人も同じようにがんばっているので、なかなか差が埋まらないですね
 
 
ボードゲームとか、ゲームの通信対戦とかをやると、勝負の厳しさを痛感する・・・
こういうゲームを対人でやってると、たかがゲームでもみんな勝ちたいと思ってやっているので
「勝ちたい」
と自分で思ってやっていても、相手も必死に勝ちにきている状況だとなかなか難しいですね・・・
五分五分ぐらいならかなりやれてるほう
これを常に勝てるように持っていくには、相当努力とかをしていかないと、なかなか難しい・・・
特に相手も必死に勝ちに来てるので、勝ってても少しの油断で逆転されることもありますし、これが勝負に勝つ、勝ち切ることの難しさ、厳しさですね
「他の人もがんばってるんだから、その上に行くには相当努力していかないと難しいだろうな・・・」
ということが理解して、覚悟を決めてやっていく必要がある。自己満足な生半端な頑張りだけではなかなか難しい
 
エビ中は10人か8人の頃は良かったなあ
そういえばこの前に新メンバーが加入していたな
 
 
それとゲームでも何でも、定型の人と互角かそれ以上にやれるものを見つければ
「なんだ、定型の人って自分と違って障害がないから、全てにおいて自分より能力が上なのかと思ってたけどそうでもないのなw自分と違って障害がないのに、これに関しては自分と互角ぐらいなのかよw定型と言ってもこんなもんか。定型と言ってもたいしたことないな」
とかなりの自信になって、自己肯定感になる
 
当事者会でよく
自己肯定感を得るにはどうしたらいいか??」
と議論しているけど、定型の人とも同じかそれ以上にできるものを見つけることが一番じゃないかと思う
 
 
 
 
 

ゲーム的思考

 
今の時代はゲーム的思考が大事だと思う
たとえば会社で仕事を任されたとして
「とりあえず会社の期待に応えられるように、がむしゃらにひたすら気合と根性で頑張る!!」
ということだけじゃなくて
 
勝利条件は何か?」
ということをまず確認して
「1ヶ月で新人用の作業手順書を作成する」
であることがわかったら、その勝利条件を満たすためには何をすればいいかを考える
「まずは他の部署の新人用の作業手順書を確認する」
「レイアウトを作成する」
「作業工程の様子を撮影して、写真をPCに保存する」
という作業を勝利条件を満たすために実行していく
逆に
「提出期限に間に合わない」
「記入ミスがないようにする」
などの敗北条件を満たさないように気をつける
 
といった
勝利条件は何か?勝利条件を満たすにはどうすればいいか?逆に敗北条件は何か?」
というゲーム的思考は仕事をする上では大事ですね
 
まああんまりゲームと現実の区別がつかない人間になってもダメですが
「ゲームをやりすぎるとゲーム脳になって頭がおかしくなる」
という意見が一時期ありましたし(今はトンデモ科学扱いみたいですが)、ゲームばっかりやるのは良くないと思います。
 
けれども、こういうゲーム的思考は、意外と感情的になって感情論で動きがちな発達障害の人にとっては特に大事じゃないかと思います
 
 
 
 
 
 

雑談のネタになる

 
「自分はこの前にドラゴンクエスト5をやりました」
「ああ、ドラクエ5ですね。自分もSFC版をやりました。自分はフローラ派ですね」
「えっ・・・何それは・・・(ドン引き)」
といった感じで、同じゲームをやっていると雑談のネタになって、会話が盛り上がって仲が良くなるきっかけになることもある
 
雑談というのは、共通で知っているものがあると盛り上がりやすい
当事者会の場合は、お互い発達障害という共通点があるので
「自分は発達障害の特性で仕事がうまくいかなくて困ってるんですよ~」
「そうなんですね!自分も発達障害の特性で仕事でミスしてばかりで辛くて・・・」
と共通項から話を盛り上がれる
 
ところが定型の人と話すときは、発達障害という共通項は使えないので、相手との共通点を探す必要が出てくる
「最近は毎日雨ばっかりで嫌になっちゃうよ~」
「そうですよね~、こう雨が続くと嫌になりますよね~
自分も昨日の休みに神社に参拝に行ったんですけど、さっきまで晴れていて暑いぐらいだったのに、急に大雨が降り出して、神社の門のところで30分ぐらい雨やどりしましたよ~」
といった感じで、相手の話を聞いて反応しながら
「相手は何に興味があるんだろう??」
というところを探りながら話してくことになる
 
こういうときに同じゲームをやっているなどの、同じ趣味があるとその話題で盛り上がって仲良くなりやすい
 
 
 
 
 
 
 

注意点 中毒になる

ゲームには中毒性があって、延々とやり続けてしまって、時間や労力を浪費してしまう恐れがある
 
この前、「毛利元就 誓いの三矢」というゲームのプレイ動画を見て、毛利輝元本能寺の変のあとに和睦を破って羽柴秀吉を攻めて滅ぼして、そのまま京都に攻め込んで明智光秀を滅ぼし、柴田勝家も倒して、最後に関ヶ原徳川家康を倒して天下統一するストーリーに感動したので
自分も「信長の野望 創造 戦国立志伝」をやって、天王山のシナリオの毛利輝元で進めていたけど
終盤になると1ターン(1ヶ月)進めるのに1時間以上かかるようになって、ちょっと進めるだけでも3時間ぐらい平気でかかるようになってしまった
3時間もあればいろんなことができるので、結局あきらめたな・・・
このゲームをやってるうちに人生が終わる気がする・・・
 
 
あと、スマホゲームの場合、ガチャに課金してしまいがちなので注意したい
発達障害ADHDが強い人だと、スマホゲームのあまりの面白さに衝動的に課金をしまくってしまって、クレジットカードを使用できなくなった人を何人も知ってる・・・