にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)の概略5 創造力を伸ばすワークショップ

第6章 創造力を伸ばすワークショップ

ここまでのワークショップがしっかりできれば、受けて、返すというコミュニケーションの土台ができる
とはいえ、会話とは想像力、創造力が大事で、それができると会話の中で自分らしさ、独自性を発揮できるようになる
 
 
たとえば、最近に行ったラーメン屋について話すとして
「東京駅のラーメンストリートの一角にある六厘舎というラーメン・つけ麺屋に行きました。メニューは人気の得製つけ麺が1060円で、つけ麺が860円、つけ麺シュリンプが930円、辛味つけ麺が950円、中華そばが700円、得製中華そばが900円(、朝つけ麺が630円 ※7:30~9:45限定)です。食べログでも3.79の評価がついている人気店です」
データを羅列して話すよりも
 
「東京駅のラーメンストリートの一角にある六厘舎というラーメン・つけ麺屋に行きました。つけ麺が有名なんでつけ麺を食べましたが、麺が太くて、小麦の味がしっかりして、しかものどごしがあっていいですね。割と量があって食べ応えがあるものいいです。スープが魚介の味が出てて、そのスープに麺を浸して食べると、麺とスープの味が絶妙に混ざり合ってもう最高ですね。そば湯もあるので、残ったスープをそば湯で割って飲んで、最後にスープの味をゆっくり味わって、食事を終えられるのもいいですね」
自分の気持ちを表現して話せたほうが、
自分らしさが出て会話が魅力的になるし、相手にも良さが伝わりやすくて
「なんかこの人の話は楽しいな」
と相手にも魅力的に映る
 
ただ、データを羅列して述べるだけだったら誰でもできるが、自分の思いを表現して伝えるには、自分の思いを作って形にするには、創造力が必要
この章では創造力を伸ばすワークショップを行っていく
 
 

キャッチコピー

架空の映画をまったく新しく創造して、こういう映画のキャッチコピーを作ってみるワークショップ
 
みんなで映画のジャンルを考える
そのジャンルをもとに、新たな映画を創造してみて、その映画のタイトル、キャッチコピー、内容を30秒で発表していく
タイトル、キャッチコピーで15秒、内容を15秒で発表するイメージ
 
一通りやったら、今後はリーダー、演者にわかれて15秒のプロモーションをする
リーダーが映画監督みたいに主体となって10分で、誰がキャッチフレーズナレーションを読み上げて、誰が演者となってセリフを言って演技をするか
「こうしたほうがいいんじゃない?」
という意見も聞きながら決めていく
こうしてみんなで協力して15秒のプロモーションを作って演じる
 
 
なんか本当の劇団サークルのワークショップだな・・・
 
 

漢字結婚式

みんなでとにかくたくさんの漢字をホワイトボードに書いていく
 
ホワイトボードに書かれた漢字から熟語になるものを見つけて、熟語とその意味を発表する
 
次にホワイトボードに書かれた漢字から、新たな熟語を創造して、その意味を発表する
 
 

連想力ワークショップ

ファシリテーターさんが「山」「ビル」など何かテーマを発表する
 
テーマが「山」だった場合は発表者が
「富士山」「長野県」「川」「森」「ハイキング」「斜面」「崖崩れ」「キノコ」「祖母」
など、発表者は連想する単語を30秒間挙げ続ける
 
それに対し、参加者が
「どうして山というテーマで祖母を連想したのですか?」
質問する
 
「えっ、なんとなく。気分で」
とかの曖昧な回答はなしで
「自分の祖母の家は滋賀県の山奥のほうにありました。夏休みにその祖母の家に行くのが楽しみでした。」
説明する
 
 
次に全員でテーマについて連想するものを紙になるべく書きだしていく
 
その中で自分で書きだしたもので意外だったものを、30秒で発表する
 
 
 

ビフォア・アフター

様々な問題を抱えた家が、一流の建築士である「匠」たちの見事なリフォーム術によって劇的に大変身する番組
 
 
・・・ではなく、歌詞の一部の創作するワークショップだ
 
参加者の一人が、好きな歌詞を一節を発表する
「できなかった 何かを残して」
 
各自でその歌詞の前後が歌詞は何なのかを考える
 
 
「今日も過ぎていくよ
できなかった 何かを残して
その後悔が 僕を強くするんだ」
など、1人ずつ発表する
 
最後に元の歌詞を発表する
 
 
 

気持ちよく歌うシミュレーション

みんなで気持ちよく歌える理想のシーンを考える
 
発表者がその理想のシーンを発表する
 
その設定に対して、参加者が質問して、発表者が答える
 
発表者が30秒で、その情景を語る
 
 
ほかにも、「気持ちよくなれる映画のワンシーン」、「気持ちよく食事ができるシチュエーション」についても考えてみる
 
 

思い出の曲、懐かしいメロディ

みんなで自分にとっての思い出の曲、懐かしいメロディを思い出す
 
「自分の思い出の曲は、T.M.Revolutionの『Zips』です。プレイステーション2のゲームの『機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ』の挿入歌でもあります。このゲームを高校時代によくやっていたので印象深い曲というのもありますが、アップテンポな曲調とT.M.Revolutionの力強い歌唱と、『今にも 飛びぬける 駆ける思いは ダテじゃない』とかの空を駆けるような歌詞が好きですね。この曲を聴くと、本当にどこにでも行けそうな気分になって最高です」
(権利関係でMSVのOP全編はyoutubeには落ちてないか・・・)
 
と、思い出の曲について発表者が30秒で発表する
 
 
それに対して、参加者がひとりずつその曲の思い出、関連する自分の体験などを語る
まったく知らない曲だった場合は質問する
 
 
 
 
 
 
以上が、発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)の概略となる