にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

2019年9月22日㈰にNeccoカフェで行われた「第86回Neccoアナログゲーム会」に参加した感想

2019年9月22日㈰にNeccoカフェで行われた「第86回Neccoアナログゲーム」に参加させていただいたので感想を述べさせていただきます

neccocafe.com

 

進行

参加費を払って名札を受け取っていく

それから最初の卓分けが行われる
どのゲームをやるのか?そのゲームのルール説明、進行などを誰が行うのか?そのゲームに誰が参加して、どの机でやるのか?というのを決めていく感じですね
いろんなゲームの卓が立ちます(机でゲームが開始される)が、UNOやトランプなどのルールがわかりやすいゲームの卓も立つので、初心者の方にも楽しめる会ですね

21時までやって、片付けをして会は終了になる

 

感想

アルスラーン戦記ボードゲーム

アルスラーン戦記ボードゲームの卓に参加させていただきました。

アルスラーン戦記 ボードゲーム 盤上演義 CM動画 - YouTube

game.watch.impress.co.jp

4人の参加者とGMゲームマスター)の卓でした
丁寧にルールを説明していただけたので、初めての参加でしたがとてもゲームを楽しむことができました

 

ボードゲームにしては珍しく、プレイヤー同士で全員で協力して、苦境を乗り切ってゲームクリアを目指すゲーム。どちらかというとTRPGに近い感じ。参加者が原作の漫画やアニメを読み込んで、キャラを演じてやれたらTRPGみたいな遊び方もできそう(笑)

 

大国パルス王国軍が、侵攻してきたルシタニア軍と第一次アトロパテネ会戦で戦うが、家臣の裏切りもあって大敗。主人公のパルス王国の皇太子のアルスラーンは命からがら戦場から脱出するが、戦いに乗って勢いに乗る多勢のルシタニア軍が執拗にアルスラーン王子を追撃してくる!
プレイヤーはアルスラーン王子の家来を操作して、ルシタニア軍からアルスラーン王子をうまく逃がして、脱出ポイントまでアルスラーン王子を逃がしきればプレイヤー方の勝利となる。一方で徐々に増えるルシタニア軍にマップを埋め尽くされてしまったり(多く制圧されてしまったり)、アルスラーン王子が逃避行の途中の戦闘で傷ついてしまい、ライフがゼロになった場合はプレイヤー方の負けになるゲームだ

 

原作漫画だとダリューンとかの部下が強キャラに描かれていて、三國無双ばりにキャラが無双するので、そこまで苦戦するイメージがあまりない。けれどもこのゲームだと敵兵がわらわらと集まってくるとなかなか苦しいですね・・・。原作のイメージを引きずってキャラ性能に頼るのではなくて、しっかり戦略を立てないと勝てないですね。

 

プレイヤーはみんな知恵を絞って全力で立ち向かいましたが、残念ながらアルスラーン王子が脱出ポイントに到達する前に、ルシタニア軍がマップに増えすぎてしまい、ゲームクリアとはなりませんでした・・・。

 

漫画・アニメ原作のボードゲームの割にはなかなか難易度が高いゲームでしたね。何回かやっては負けて、やっては負けてを繰り返して、シャドウハンターズみたいにカードとか全部把握して、やっと五分以上勝てるようになる気もする

boku-boardgame.net

 

このトリケラトプスを倒す並みに難しいなあ

わーすた / うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ MUSIC VIDEO Short Ver. - YouTube


ゲームクリアにならなかったのは残念だったが、いろいろ冗談も言いながらも和気あいあいとした雰囲気の楽しい卓であった。自分も久しぶりにガッツリとボードゲームができてとても楽しかったです。とても楽しい時間を過ごすことができて良かったです。GMのたけぴょんさん、参加者の方々もお疲れ様でした、そしてありがとうございました。

 

 

ボードゲーム発達障害の人はやるべき

自分はボードゲームにやってたことでいろいろ成長させてもらったんで、他の発達障害の人もボードゲームをやっていくべきだと思いますね

 

まずはゲーム的思考というか、論理的思考が身につきますね


こういうルールがある、その中でルール内でどうやっていくか?勝利条件は何なのか?勝利条件を満たすためには何をすればいいのか?どれが確率が高いのか?
といったことを考えることですね
ボードゲームは気合とか根性ではどうにもならないので、頭を使って、どうやっていくか?というのを考える力が身に付きました

会社でも仕事をするにしても、なかなかうまくいかなかったときに
発達障害の自分にこんな仕事なんか無理だよ!!」
と感情的に考えるんじゃなくて
どうしたらうまくいくんだろう?そもそも仕事の成功の条件ってなんだろう?それを満たすためにどうすればいいか?というのを考えていくと、仕事がうまくいくときもありますね(それでもどうしようもないときはありますが・・・そのときはもう仕事を変えてもらうか、転職するしかないですね・・・)


次に空気を読めるようになること
ボードゲームっていうのは「勝利条件はこれだが、他の人も同じように勝ちたがっている・・・」という状況の中で、他のプレイヤーとの駆け引きも必要になってくる。
「相手がこう来るだろうから、次にああしよう」
「相手からは『次はこうしてくるだろう』と思われてるだろうから、ここで裏をかいてこうしよう」
とか、相手の動きを読んだうえでのプレーが大事になってくる

これができないとなかなかボードゲームでは勝てない、特に「汝は人狼なりや」とかだとほぼ勝てないんで

dic.nicovideo.jp


相手の動作一つ一つに注目して
「この人はこう考えてるのかな・・・?」
「ここではみんなこう考えるよね・・・?」
「自分は相手からどう見られてるのかな・・・?」
とか空気を読むというか、場の流れを感じるとか、相手の考えてることを推察するとか、そういうことをするクセが身につきましたね

 

アニキの超配球論。異常に好評。 - YouTube

アニキの超配球論…ストライク入らない投手はどうしたら良い? - YouTube

 

この考え方ができるようになって、会社で仕事するうえでもすごく役に立ちましたね
会社って人が集まるところなんで、自分勝手にやるよりは、周りとかの場の流れに乗れたほうが仕事はしやすくなりますね


特に会社というものは(公務員とかの関係を除いて)「利益を出す」ために存在している。「じゃあどうやって利益を出しているのか?」を考えて、次に「ウチの部署はどのようにして利益を出しているのか?または会社の利益にどのように貢献しているのか?」
というのを考えて
「部署のために自分は何をすればいいんだろう??」
というのを考えて、仕事をしていくようにすると
「気が利く人」「考えて仕事ができる人」「頼りになる人」
と評価されやすくなりますね


まあこの話をとある当事者会でやったら
「あなたの話は変に難しすぎて面白くない。つまらない。くだらない。意味がない」
と言われて締め出されてケンカ別れしましたね

発達障害の当事者会の功罪(弊害) - にっし~の日記

 

 


それとマナーを守ることができるようになる
発達障害の人は
「自分さえ良ければそれで良い。他人のことなんざ知ったことか」
と考えてしまう人が多く、その協調性のなさから対人関係に支障をきたしてうまくいかない人も多い

プレステ4とかニンテンドーSWITCHとかは基本的に1人だけでできるが、ボードゲームは他の参加者がいないとできない。たしかに対戦しているときは敵同士ではあるが、ゲームが終われば同じくボードゲームを楽しもうとする仲間だ。

ゲームが終わったらノーサイド

【ラグビーワールドカップ】試合が追われば敵も味方もない!ノーサイドの精神 - YouTube

[新ドラマ]『ノーサイド・ゲーム』7/7(日) #1 会社組織に立ち向かう君嶋の戦略とは… 復讐と再起をかけた戦い【TBS】 - YouTube

 

そこをちゃんと理解して
「自分だけが楽しければそれでいいや」
じゃなくて
「自分だけじゃなくて、みんなと楽しむにはどうすればいいんだろうか?」
と自然と考えられるようになる

 


忌憚なき意見を述べされていただくと、ここで述べたようにNeccoカフェは、平気でディスる方とか態度が悪い方もいて、厳しいことを言うと、所詮は上(定型社会)では通用しない、下(当事者会)でしか居場所がない、そういうレベルの人間の掃き溜めだよね、という印象だったが
この「Neccoアナログゲーム」に参加する人がマナーが良い人が多い気はしますね。やはりいろいろボードゲームをやっていくところで、そういうマナーも自然と身についてくるのかなと思いました


以上のようにボードゲームをやっていくうちに、自分で考える力が身について、一般社会でも通用する力を自然と身につけられるんじゃないかと思います

 

けど自分の大学でのサークルでもボードゲームとかいろいろやってましたが、ある同期の人の発達障害の症状がひどく、問題行動を起こして卓に迷惑をかけまくる人がいた。その人は
「そういうのは良くないよ」
と言われたら
「自分は悪くない。周りが悪い。GMゲームマスター)がちゃんと説明しないのが悪い」
とか、すぐに責任転嫁ばかりする人で、反省を全くしない人だったので、何年いても全く成長はなかったですね
「あのときどうしたら良かったのかな・・・?」
とか、ある程度は素直に人の言うことを聞いて失敗を次に生かせる人でないと、なかなか成長はないですね

 


近年は発達障害の当事者会もいろいろ増えてきていますが、「悩みや生きづらさを分かち合って話し合う」という会が多いですね。それはそれで大変素晴らしいのですが、「障害で悩んでいるのは自分だけではないんだ、という心の安定」とかの点ではいいですが、一般社会でも通用する力っていうのはなかなか身につかない気はしますね。

 

そうやってちょっと当事者会にも慣れてきたところで
「そろそろ一般社会にも行けるだろう」
と思って一般社会に行っても、全く通用せずに定型の人からウザがられて邪険にされて
発達障害への理解や配慮がない社会が悪い!!」
と逆恨みして、被害者意識だけが強くなって
「会社は発達障害の人への理解や配慮が必要!そもそも社会は発達障害への理解や配慮が足りなさすぎる!このように日本社会が欧米に比べて発達障害への理解や配慮が足りないのは、安倍首相と自民党の責任である!!」
「そうだ、その通りだ!!さすが〇〇さん、良いこといいますねえ」
ホルホルマンセーして、
発達障害に対して理解しやがらない定型発達のアホバカどもと違って、自分たちはなんてすごい、素晴らしい議論をしているんだろう!!」
と悦に浸っている、勘違いしている人も結構いますね
そうやって当事者会ではヒーロー、スター、アイドルでも、上(定型社会)では全く通用しないような人も少なくない

 

まあ別にその人がどういう主義主張でどう生きようと、どういう人生を歩もうとその人の自由ですが・・・楽しければいいんだ、という意見も一理ありますしね
けどそういう会に100回参加したとしても、一生成長はないんじゃないかと思いますけどね


自分はもっとボードゲームとかやるような、
「何かをやる会」
みたいのがもっと発達界隈で増えてきたら、もっともっといい方向に変わってくるんじゃないかと思いますね

偉そうに語ってますけど、大学でなり行きでたまたまボードゲームとかをやるサークルに入ったから良かっただけで、入らずにぼっちで大学を過ごしていたら、そういう経験をして成長することもなく、つまらない人生だったのかな・・・とも思いますが。ちょっと運が良かっただけなのかもしれないですね

 

 

ボードゲームの進行役

ボードゲームの運営役というか、進行役というか、インスト役(ルールのインストール。このゲームに初めて参加される方に、ルールなどを説明する)はなかなか難しいし大変だなあと思いますね
大学のサークルの頃は、11月の学園祭でのボードゲームの出し物に向けて、9、10月は「ルールを知らない初めてゲームをされる来場者にわかりやすく説明する」という練習をするが、意外と悪戦苦闘しましたね。できそうでなかなかできない。
「何が目的のゲームなのか?」
というのを最初に説明すると、少しはわかりやすく説明できる気もするが、それでも難しい

ファシリテーターはどうするべきか?というのは前に述べさせていただきましたが

taniryo.hatenablog.com


「自分も会のファシリテーターになりたい!」
と思う人は、まずボードゲームの進行役をやるといいと思いますね。これを言うと怒られそうだけど、基本的に当事者会のファシリテーターよりも、ボードゲームの進行役のほうが難しいから。まあ当事者会のファシリテーターは独特の難しさはあるとは思いますが、ボードゲームの進行役ができれば、ファシリテーターの感覚とか基本とか身につくので、良いと思いますね。

 

またアイスブレイクとして、当事者会の前にボードゲームをやるのもいいんじゃないかと思いますね
2年前ぐらいに関西の利他カフェという当事者会に参加させていただいたことがあるのですが、そのときは会の前に少しアナログゲームをやっていました。ちょっと会の前に、みんなでいっしょにアナログゲームを楽しむことで、初めての参加でしたがスッと他の人との輪の中に入って、緊張もほぐれてリラックスして会に入れたので、すごく良かったですね。とても良いアイスブレイクだと思うので、他の会もどんどん真似していったらいいんじゃないかと思いますね

 

最後に

久しぶりにボードゲームを始めとしたアナログゲームをみなさまと楽しむことができて、とても楽しかったです。本当にありがとうございました。みんなが好きなことを楽しんでやってる雰囲気が伝わってきて、こちらもすごく楽しませていただきました。ココペリ& yuccoのライヴも良かったですが、やっぱり自分の好きなこと、得意なことといった強み生かしている会っていいですね

また機会がありましたが参加させていただこうと思っております。本当に楽しかったです。会を開いていただいてありがとうございました。