4月29日㈪に池袋のがんばれ!子供村で開催されたDMP Staion「GW最中の茶話会」に参加させていただいたので、感想を述べさせていただきます。
皆様、こんばんは(^^♪
— DMP Station (@dmp_station) April 24, 2019
DMP Station事務局です。
直前の告知で申し訳ありません。m(__)m
平成最後ならびに令和へカウントダウン1日前の
4月29日(月・祝)に「GW最中の茶話会」を開催します。 pic.twitter.com/tmsSD7Pr5B
アクセス
池袋駅から10分。池袋は山手線やいろんな路線が停まるので、アクセスが良い駅だ。ただ住宅街の細い道を入っていくので、「どの出口から出て、どう進めばいいのか?」というのはあらかじめ確認したほうがいいですね。
今回は目白駅から行きました。左手に学習院大学がそびえ立っていて、荘厳な雰囲気がありますね。目白駅からも10分ほどで行けます。
会の進行
会に参加するにはまず参加費500円を払って、次に本名とニックネームと住所(市)を記入し、名札をもらってつける。
14時からスタッフのT-sjさんの挨拶と会の禁止事項の説明がある
おはようございます。
— DMP Station (@dmp_station) March 31, 2019
代表管理者です。
当コミュニティへお越しになられる皆さまへ、注意事項の一部を改定致しましたので一読くださいませ。
特に多発している宗教勧誘等の事案を受け
一番目の注意事項に記載しております。#発達障がい#居場所#当事者会 pic.twitter.com/fuCE8LktEw
次に各自の軽い自己紹介が回ってくる
それが一通り終わったら、18時までフリートークとなる
18時前には、他の当事者会のイベントの告知が行われて、会は終了になる
その後、残った人で部屋の片付けをする。それが終わり、まだ残って話がしたい人たちで二次会も行われた
感想
関西ほっとサロンの模倣
スタッフのT-sjさんが関西におられたとき、発達障害の生きづらさに悩んでおり精神的に追い込まれておられたが、関西ほっとサロンに行って、すごく元気づけられたそうだ。東京に来られたあとも、
「生きづらさを抱えている発達障害の人のために、関西ほっとサロンのような当事者会を作りたい」
と、このDMP Staionを始められたそうだ。
そのためにT-sjさんは実家の関東に戻られたあとも、何度も関西に行かれて、関西ほっとサロンに参加されたそうだ。そうして会の運営方法を学んで、このDMP Staionの運営に生かしておられる。
やはり関西ほっとサロンを参考にしただけあって、会の雰囲気が関西ほっとサロンにかなり近いですね。「茶話会」と言っているとおり、各テーブルにお菓子がおかれていて、ソフトドリンクも自由に飲める環境で、お菓子や飲み物を飲みながら、自由に話せる空間ですね。
「関西ほっとサロンによく行っていたが、関東に引っ越してしまった・・・。関西ほっとサロンにまた参加したいが、関東から芦屋までは遠いしな・・・、困ったなあ・・・。」
と感じている人にはDMP Staionはうってつけの当事者会である。
また、過去の事案等からセクハラや宗教勧誘には厳しい姿勢をとっているので
「当事者会には参加したいが、なんか最近はセクハラ案件とか宗教勧誘とかあるらしいし、そこは怖いなあ・・・」
と感じている人でも、安心して参加ができるだろう
予約不要で途中参加、途中退室が自由なので、
「ゆっくり自由に話せる当事者会に行きたい」
という人にはおすすめの会ですね。
告知あり
東京の当事者会の中では珍しく、会の終わりに他の当事者会やイベントなどの告知タイムがあります
関西の当事者会だと、会の終わりに告知タイムをやっている会が多いですが、東京ではほとんどないですね(Neccoでは少しやってますが)
当事者会で発達障害の人で力を合わせることも大事ですが、当事者会同士で連携して力を合わせていくというのも大事だと思うので、こういうのは良いと思います。ぜひとも続けていってほしいですね。
引き立て役
会の最中、途中参加者のために、ずっとテーブルを回って、参加者のテーブルにお菓子を補充していったり、空にあったコップにドリンクを補充して回っているスタッフの方がおられた。そのおかげで手持ち無沙汰になることなく、ずっとお菓子や飲み物を飲みながら、楽しく歓談することができました。本当にありがとうございました。
当事者会というのは、会場の手配、名札などの準備、当日に早めに会場入りしての準備、会が始まったら問題が起きないように気を配りながら進行、会が終わったあとの片付けなど、目に見えないところでいろんな準備をしておられる。こういう目に見えない、大変な準備をしておられるからこそ、参加者は楽しく当事者会に参加できるのだから、参加者はスタッフの方々への感謝を忘れてはいけない。
支援機関
当事者会に参加するメリットについて、以前に語らせていただいたが
これに加えて、発達障害と診断された人が利用できる制度、支援機関などの情報を得られるのは大きいですね。
障害年金の受給資格、作業所などの利用など、これまで知らなかった有益な情報を得られることもあるので、ぜひとも発達障害の人は当事者会に参加していくべきだろう。
人が集まる
この日はNeccoが休みだったこともあって、20人弱もの人が集まった。DMP Staionも会の回数を重ねて、毎回10人以上もの参加者が集まるようになったそうだ。喜ばしいですね。会を運営するにあたっては、なかなか大変なことも多いとは思いますが、池袋の新たな発達障害の人の居場所として、続けていってほしいですね。
人が集まる理由は、前述したように
- 開催場所の最寄り駅が池袋・目白でアクセスが良い
- 開催場所が閑静な住宅街の中で、お菓子やドリンクが準備されていて、環境や会の運営が良い
課題
実に楽しい当事者会で、自分も参加ができてとても良かったです。楽しい時間を過ごさせていただき、スタッフの方々、他の参加者の方々は本当にありがとうございました。そしてお疲れ様です。
そもそも発達障害という障害を持っていて、生きづらさを抱えているにもかかわらず、前向きに生きているのみならず、当事者会を開いている、という時点で賞賛に値する
素晴らしい当事者会だと思いますが、下記の事項が良くなれば、参加者より楽しめる、より良い会になるのではないか?と思ったので、僭越ながら感じたことを述べさせいただきます。
片付けをスムーズに
14時から18時までのDMP Staionの会の本編は楽しく終えられて良かったと思います。なので特に言及する必要はないかもしれません。
けれども、あえて述べさせていただくと、DMP Staionの会が終わったあとは、残ってる人で片付けて、それが終わったら夕食を食べながら二次会に行く、というのが毎回の流れのようです。
しかし、ちょっと片付けに時間がかかりすぎですね。
- より良い会にするため、みんなが喜んでくれる会にするために、自分のすべてを懸けてやってるのはよくわかる。会の準備や最中も常に気を配っているので、会の終了時には気力が残っていない
- 良い会にするために、わざわざ川越からいろいろなものを車に乗せて持ってきているので、どうしても片付けに時間がかかってしまう
- 発達障害の特性で「早く片付けよう」と思っても、なかなか思うように片付けられない
というのはあると思います
けれども、発達障害は治らなくても、それを踏まえて「どうしたらいいか?」と考えて、工夫していくことはできるとは思いますね
- 早く片付けるのが難しいなら、17時ごろから少しずつ片付け始める
- 車に乗せて帰るものは分けて、残ってる人にそれらを車の前まで持っていってもらう
- 毎回、会に使うものはそう変わらないはずなので、「先にこれをこう片付けて、次にこれをそう片付ける」とかの順番を考える
とかやるだけでもだいぶ変わるとは思います。
別に40秒や3分でやれというつもりはないですが
>僕が5分遅れたら20人×5分で100分が無駄になる。
「片付けが遅くなるのは発達障害の特性だし、しょうがないじゃん」
だけじゃなくて、こういう意識は持ってほしいですね。
二次会の場所
自分も大学は渋谷だったから、サークルの帰りに近場のサイゼリアに行っても満席だったりして、みんなで夕食をとる場所を探すのに苦労しましたね・・・。
だから池袋のような都市の日暮れに、大人数でゆっくりダベれる飲食店を探すのが、いかに難しくて大変かはよくわかりますが・・・。
あと想定していた場所が満席で入れなかったので、突発的な難しい対応だったとは思います。けれども二次会の場所はパッと決まったほうが良かったですね。ここは準備不足ですね。
それと、ある先導するスタッフの方が、
「サンシャイン通りに行って、どこか入れる店を探そう」
という話だったのに、
電車カフェの前を通ったら立ち止まって電車について語りだしたり、
https://metropolitana.tokyo/ja/archive/maruzen_railcafe
「あの居酒屋にしよう」
と目に入った居酒屋に勝手に決めて、後ろを置き去りにして勝手に信号をわたってしまったり、ちょっと自分だけの判断で周りを振り回しすぎではないか、という印象はありました。
それにしても、片付けにしてもこれにしても、会が1、2、3回目だったらまあ「まだまだ慣れてないしね、うまくいかないこともあるよ」と思うけど、回数を重ねてる中でこれでは「何してるのかな?」と感じますね。
何度目の当事者会か
乃木坂46 『何度目の青空か?』Short Ver. - YouTube
エアーマンじゃないだから、なんとか対応してほしいですね
エアーマンが倒せない(TEAMねこかんversion) - YouTube
入った居酒屋のサービスに疑問符がついたのは残念ですが、これはしょうがない。
ただ厳しいことを言うと、18時半過ぎまで片付けをチンタラしてないで、パパッと片付けて18時15分ぐらいに子供村を出れてたら、もしかしたら最初の店はまだ満席ではなく、入れてたかもしれない。
また、大人数でゆっくりできそうな、池袋の他の店の目星がついていれば、もっとゆっくり夕食ができていた世界線もあったかもしれない。その可能性は考えたほうがいいかもしれないですね。
「サービスが悪い」とか言う前に、「まず自分たちのやるべきことはしっかりできていたのか??」と考えることが大事だと思います。
まあ二次会なんざ流れで決めるもんだから、いちいち計画性などを求めるのは野暮な気もしますが。
それと、スマホを見てるときの独り言が多すぎる
マシンガントーク対策
当事者会だとたまに一方的なマシンガントークする奴がいて困りますね。これにはどのように対応したらいいのだろうか?
マシンガントークによる不都合
まずは一方的なマシンガントークをすることによって、会や他の参加者にどのような迷惑がかかるか挙げていきたい
周りを疲れさせる
一方的にハイペースでの話をずっと聞かされ続けることになるので、周りの人が疲れ切ってしまう。せっかく社会での生き辛さを分かち合うために、わざわざ休日に当事者会に来たにもかかわらず、かえって心労が増してしまうことにもなる。
定型の人でもカウンセリングの方でもない限り、一方的な話を聞き続けるのは難しい。
一方的に話すとしても
・「自分は○○だと思います。なぜなら〜」
と、まず結論を言ってから、論理立てて理由を述べる
・「もうダメだ・・・と思った、その時でした!」
など、うまく感情を交えたり、話に強弱をつけてメリハリをつける
・落語や漫才みたいに、途中で笑いやユーモアを入れる
・「ここで問題です!このとき上司の人はなんと言ったでしょうか??」
「これに対して自分はこうしました。するとどうなったと思いますか?」
とかの途中でクイズを入れたり、他の人に問いかけをする
・ジェスチャーやリアクションを入れる
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・途中で歌う
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・途中で声色を変えたり、モノマネをする
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といった工夫があれば、聞くほうもあまり疲れずに聞ける。
しかしマシンガントークで話す発達障害の奴はこういったものもなく、たいして面白くもない、考えが浅い話を同じトーンで一方的に続けるのみなので、聞いてて疲れるだけですね。
そういや学校で「集会のときの校長先生が長くてつまらないから眠くなる」とよく言われてたのは、こういう工夫がなくて長ったらしいからだなw
xn--h9jua5ezakf0c3qner030b.com
Neccoの「ペガサス代表・木村志義さんによる就活セミナー・第60回」に参加した感想 - にっし~の日記
- 頭の中で事柄をうまくまとめられないから、わかりやすく人に伝えられず、ただの情報の羅列になってしまい、結果として話が長くなってしまう
- 社会性がなく、とにかく自分の考えを相手に主張してしまうため、一方的にマシンガントークのようになり、話が長くなる
と話が長くなる理由は一概に言えない気はするが、いずれにしろダラダラと話が長いと聞いてるほうの体力を奪い、疲れさせてしまう。
理解力が低く、会話が成立しない
こういう奴は高卒が多くて、物事の構造を理解する力がない。だからこっちが言いたいことをきっちり理解せず、字面で勝手に解釈してしまう。
たとえば
「発達障害の人は興味のある目の前のことにしか気づかず、周りのことに気づけず、生きづらさを抱えている人が多い。
しかし、街路樹の木々も4月始めには桜が満開だったけれども、今ではとっくに桜の花びらは散って葉っぱ生い茂っているとか、日頃から目の前のことだけでなく、周りにも目を向けて、興味を持つようにしていれば、自然と目の前だけじゃなくて周りのことに気がつけるようになる」
と話したとする
これで
「なるほど、日頃から目の前じゃなくて、周りの風景とか喧騒とかを見ていくことが大事ってことですか?」
などを返すのが普通
けれども一方的にマシンガントークする奴とかは
「4月の桜ですか?そういえば4月上旬に花見の会に行ってきましたが、とても楽しかったです」
とかの結構ズレた返しをしてしまう。
当店のポイントカードはお餅でしょうか?じゃないんだから
「今日は晴れですね。 晴れといえば、僕の誕生日は来月だけど、 君はお肉が好き?」(支離滅裂な思考・発言)かよ
あとマシンガントークの奴は、黙ってじっくり人の話を聞く、ということができず、横からしゃしゃり出て、思いつきでしゃべり出してしまう。
だから仕事について話してたところを、趣味とか生活とか仕事とか、コロコロころころと場の話題を変えられて、落ち着いて話ができなくなってしまう。
その上、そもそも理解力が低いので、「もっと人の話を聞いたほうが良い」とか説得しようにも、話を理解しやがらないので、どうしようもない。
他の人が話せない
ネットの掲示板とかチャットとかTwitterなら、文章を書いて送信するだけなんで、一応同時に話すことはできる(LINEの場合は相手がトークしてから、こっちがトークするという、不文律がある気もするが)。
しかし実際に人と話す場合は、同時に話すことはできない。だから誰かが話してたら、他の人は聞き手に回ることになる。
だから一方的にマシンガントークを続けるということは、他の人はずっと聞き手にならざるをえないことになる。
言ってしまえば、他の人たちの話す時間を奪ってしまっている、せっかく話してくて当事者会に来たのに、話せない状況にさせられてしまい、他人の時間を奪っている、
という言い方もできるだろう。
はっきり言うと、一方的なマシンガントークをする人間は、会で他人の時間を奪う泥棒である。
早口でまくし立てる
発達障害の人だったら「おい、何やってんだよ。早くしろよ。なんでそんなにノロマなんだ」とか上司の人に急き立てられて、
あくしろよ - YouTube
焦ってしまってそれがもとでミスが出てしまって、さらに遅れて「何やってんだよ」と怒られて、それでさらに焦ってミスが多く出てパニックになって・・・
という経験をしたことがあると思います
このように早口で急き立てる口調というのは、言われるほうは大きなプレッシャーや心理的負荷になる。特に発達障害の人はメンタルが繊細な人が多く、プレッシャーに弱い人が多い。そうやってメンタルが疲れてしまうと、楽しむのが難しくなってしまい、むしろしんどい思いをしてしまうことになる。
それと、一方的にマシンガントークしてる奴は、大抵は愚痴、悪口、攻撃、怒りを喚き散らしてることが多い。
同じ場に機嫌が悪い人、怒ってる人がいると、その人に気を使ったり、こっちもイライラしたりして、せっかくの場の空気がかなり悪くなってしまう。
定型社会だとそういう「場を雰囲気を悪くする人」というのは、かなり嫌われる。たとえイケメンや美人、スタイルが良くて、仕事ができて高収入だろうと、こういう場の雰囲気を悪くする人は嫌われますからね。
発達障害の人は「場が読めない」という特性があるので、これをどうするか?というのは発達障害の人の全員の課題と言える。
それにしても、つぐつぐの周りには穏やかな時間が流れている・・・
テンポが悪くなる
ある当事者会で「自己肯定感とは何か」と議論したとき
「自己肯定感とは何か?」
「自分に自信を持つこと」
「自分に自信を持つにはどうすればいいんだろうか?」
「自分を受け入れること」
「けど自分のダメなところはなかなか受け入れられない」
「他人を許したりして、受け入れてみる」
「けど平気で他人を傷つける人など、到底受け入れられない人もいる」
「たしかに」
「他人全員、すべて許さないといけないわけじゃない」
「他人をすべて敵視するんじゃなくて、許すことで見えてくるものもある」
「無理せず、少しずつでも自分のペースでやることが大事」
といった感じで一人ひとりの話が短いと、どんどん意見が出て、スムーズに議論が進む
ところが一方的にマシンガントークする奴がいると
「自己肯定感とは何か?」
「自分に自信を持つこと」
「自分に自信を持つにはどうすればいいんだろうか?」
「自分を受け入れること」
「けど自分のダメなところはなかなか受け入れられない」
「他人を許したりして、受け入れてみる」
「そんなことはできない!ちょっと話をしたいんですけれども。自分の同じ職場に発達障害の人がいて、その人が本を貸してほしいというので本を貸してあげた。ところが2か月経っても3ヶ月経っても返してくれない。ついには半年経っても返してくれない。これはどうなんだ!普通、物を借りたら、3ヶ月までに『ありがとうございました』と言って返さないといけないんじゃないのか!そんな常識が違う奴とはわかりあうことなんかできやしない!
そもそも物を借りたら、3ヶ月までに返す。それに『ありがとうございました』と言って礼を言う。これが人間として当たり前のことだ。その当たり前のことすらできていない。ということはそいつは人間としておかしいんじゃないか、と思う。なぜ人間として当たり前のことを当たり前にできないのだろうか?理解できない。そういう行動原理が理解できない人間とはわかりあうことなんかできない」
「・・・」
「・・・」
「・・・えーと、どこまで議論してたんでしたっけ?自己肯定感から始まりまりましたよね」
「それで他人を受け入れるという話でしたね」
といった感じで、1人のせいで議論の流れ、スピード、テンポ、リズム感が完全に止まってしまう。
このように、場の会話の流れを完全にせき止めてしまい、一人のせいで場の流れや空気がよどんでしまいますね。
単に
「自分の思ってること、考えはすべて言わないといけない!」
と思ってる人も多く、根は真面目で良い人も多い。
このように良く言えば
「裏表がなく、しっかり思ったことは全て言おうとしている素直で真面目な人」
と言えるが、悪く言うと
「言うべきこと、言わないといけないことの区別や取捨選択ができていない」
「相手のことを考えず、自分の正義を他人に無理やり押し付けてるだけのジコチュー」
と言える。
ただ「言うべきこと」「言わないほうがいいこと」をしっかり見極めるようになれるかどうか、というのは、発達障害の人の全体の課題ではある。
相手の表情を察せない
この一方的にマシンガントークする奴は、相手に表情を全く見ていない。だから
「なんか相手が疲れてるな・・・」
「なんかあんまり聞いてくれてないなあ・・・」
とかを察しない。
だから相手が疲れていても、さらに勢いづいて一方的にマシンガントークを続けてしまう。そうすると相手はヘトヘトに疲れ切ってしまい、下手をすると大きな失敗経験になってしまい、当事者会に来るのが嫌になってしまうかもしれない。
あとこのようにして、「人の話をしっかり聞いて、お互いに楽しい会にしていこう」という、まともな人が潰されることにもなる。こうして「悪貨は良貨を駆逐する」「悪が正義を討ち滅ぼす」ということにもつながってしまう
以上のように、一方的なマシンガントークは、自分の言いたいことを思う存分に話せて、本人はさぞかし満足だろうが、周りからすれば迷惑この上ない。下手をすると、参加者のメンタルを壊したり、会そのものを壊しかねない。
当事者会とは発達障害による生きづらさなどを共感しあい、みんなが楽しめる場であるべきだ。1人だけが楽しくて、他の人が楽しめないということはあってはならないと思うので、対策が必要ではないか?
マシンガントークへの対処
普通の対応では無理
一方的なマシンガントークする奴は当事者会では対応が難しい。
普通は間違ってるということを人に伝えるときは、「あなたは間違ってる!」と主張すると、
人間は自尊心を傷つけられると攻撃的になる性質があるので
「いや、私は間違っていない!間違ってるのはお前のほうだ!」
など激しく言い返して意地を張ってしまい、かえってなかなか行為を改められなくなる。
なので
- 遠回しに注意する
- 「人に迷惑をかけないようにするにはどうすればいいと思う?」などの問いかけを行って、自分で思いつかせる
- 優しく諭す
- 人を変えるのは難しいので、まずは自分が変わる
といったように、なるべく相手の面子を潰さないようにするのが大事になってくる。
ところが一方的にマシンガントークする奴は、諭しても問いかけても理解できない。前述したように傾聴しても、ますます調子に乗るだけ。変わるまで待っても、何も気づかないのでずっと変わらないから、ずーっと耐え続けるだけになる。
どうしようもない。
このように一方的なマシンガントークする奴は、普通の対応ではどうにもならないので、特別な対応が必要になってくる。
傾聴が無意味
デール・カーネギーの著書の「人を動かす」の第6章に「聞き手に回る」として、他人の話を心の底から一生懸命に聞くことが、他人から好かれる秘訣だとしている。
定型の人など普通の人だったら、多少我が強い人でも、相手の話に対して相槌を打ち、一生懸命に聞いていれば、
「自分の話をこんなにも聞いてくれるとは、なんていい人なんだろう!こちらもこの人に良くしよう、しっかり話を聞かないと」
と無意識に思うものだ
けれども一方的にマシンガントークをする奴は、傾聴して、話に相槌を打ち、「そういう考え方は良いと思いますね〜」と褒めても、ますます図に乗って、さらに一方的に話し続けるだけ
これどうしようもねえな。いったいどうしたらいいんですかね
出禁にする
これまで述べたように、一方的にマシンガントークをする奴は周りにとって百害あって一利なしだ。不都合しかないし、対応しようがない。
当事者会とは、発達障害の生きづらさを分かち合い、みんなが安心して参加できる場所であるべきだ。みんなが楽しく過ごせる場所であるべきであって、1人だけが楽しくて他の人が楽しめない場所ではあってはならないはずだ。
そうした考えから、DMP Stationは
- セクハラの禁止
- 宗教勧誘の禁止
と言っておられたが、「一方的なマシンガントークをする」にも同じように厳しい姿勢をとるべきではないのか?
出禁はやりすぎとしても、「会として許さない」という姿勢は少しは示すべきではないかと思います。
一喝する
一方的なマシンガントークする奴は、
「とにかく自分の思ってることを話さなくちゃ」
と感情的になって周りが見えなくなってしまっていたり
「自分は考えてることを相手に伝えられる、しっかりコミュニケーションがとれる人間なんだ!」
と勘違いしてしまっているケースが多い。
だから、
「それは違うんだ」
とはっきり伝えて、目を覚まさせる必要がありますね
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発達界隈で「あなたは一方的なマシンガントークになってますよ」ということを相手に伝えるサインみたいなのがあるといいかもしれないですね
説教する
この前の会で
「『お前!ちゃんと人の話を聞けよ!なんで人の話を聞かないんだ!』と怒ってくれたのが、自分にとって、とても大きかった」
と話されている方がおられた。
このように発達障害の特性として「言われないと気づけない」というのはあるので、
「お前のせいで他の人にどれほど迷惑をかかってると思ってるんだ!」
とはっきり言ってやったほうがいいですね。
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マシンガントークの直し方
本をたくさん読む
まずはしっかり人の話を聞いて理解できるようになることですね。そのためには一番良いのは本を読むことですね。「本を読む」というのは、ほぼ人の話を聞き続けるのといっしょですからね。それと本を読んで頭で理解することができれば、人の話を聞いて理解できるようにもなってくる。文章力も身につきます。
当事者会では一方的なマシンガントークする奴には
「傾聴しよう」
「傾聴を身につけよう」
という指導が多いですが、
こういう人は
「人に対して話さないといけない」
「話を聞くのではなく、しっかり相手に自分の考えを全て伝えるのがコミュニケーションだ」
「自分が話してないと、目立たないと意味がない」
とか独自の価値観があったり、人間はこれまでのクセを急には直せないので、なかなかうまくいかないですね・・・。
「本一冊読み終わるまでは来るな」
と当事者会を追い出すほうが、かえってその人のためにはなるんじゃないかと思います。
それにしても大卒だと、国語で良い点とれないと大学に入れないし、卒論を書くのに論文とか読みまくらないといけないし、変な発表したら教授からダメ出しを食らうのでこういう人は少ない。やっぱり一方的なマシンガントークする奴は高卒が多いですね。
ブログを書く
そんなに言いたいことがあるんなら、俺みたいにブログにして書いてみればいい。どうぞお好きに、心ゆくまで思う存分に書けばいい。
書くって思いの外難しいので、しっかり書けるようになれば、しっかりした考え方とかも身につきます
人間性を高める
こういう奴は「自分が話したい、目立ちたい」という欲望だけで動いている。
「自分さえ良ければそれで良い」
ではなくて、
「自分も相手も良くなるにはどうすればいいか??」
とかいろいろ考えられる人間になっていく必要はありますね。
たまには上(一般社会)に行く
以前に「当事者会ばかりに行っていると、当事者会では良い人でも、一般社会では全く通用しない人になってしまう可能性がある」と述べたが
やはりずっと下(当事者会)にいると
「当事者会に来る人には、人に迷惑をかけまくっても平気な、自分よりひどい人もたくさんいる。それに比べて、自分はなんてまともで素晴らしい人間なんだろう!」
と、自分よりダメな人と比較して満足しきってしまう。
そうではなくて、たまには上(一般の社会人サークルなど)に行って、
「当事者会では『俺Sugeeeeee』と思ってたけど、一般社会の中じゃこんなもんか・・・。現状に満足してちゃダメだな・・・」
と思ったり、感じることは大事ですね。
あんまり当事者会に深入りしすぎても、変なトラブルとか揉め事に巻き込まれるケースもありますしね。
まとめ
おっと、マシンガントークについて書いていたら、ゴールデンウィークもとっくに終わってしまった・・・。
DMP Stationは去年にできたばかりの当事者会ですが、何回も回数を重ねて、人が集まるようになってきたそうです。
うまくいかないこと、大変なこともいろいろあるかと思いますが、ぜひとも発達障害の人の一つの居場所になれるように頑張ってほしいですね。
なかなか当事者会に顔を出せない状況が続いていましたが、久しぶりに参加できてとても良かったです。
他の参加者の方々と、素に戻って心からいろんな話ができて本当に楽しかったです。
参加者の方々、スタッフの方々はお疲れ様でした。そしてありがとうございました。