お久しぶりです。
転職してからなかなか忙しく、発達関連のイベントに参加できていませんでしたが、久しぶりに発達関連のイベントに参加できたので感想を書かせていただきます。
1か月前に行ったのを今更書くのも自分でもどうかとは思いますが・・・・・・・仕事がかなり忙しかったので・・・。
アクセス
BRATsは渋谷から歩いていける距離にある
自分は、大学は國學院大學だったので、田園都市線(半蔵門線)から、毎日のように渋谷駅を降りて大学へと通っていました。しかしながら、今の渋谷駅は工事の影響で以前とは出口が違っていたりして、だいぶ迷いましたね。渋谷駅もだいぶ様変わりしたなあ、という印象。「渋谷ストリーム」という新しいビルもできてますし。
渋谷駅で降りてハチ公前に行った。あそこのスクランブル交差点は人があふれまくっていて、その中を歩いていると「俺も東京にいるぞ!!」という気分になっていいですね(田舎者並みの感想)。
BRATsに電車で行くには銀座線、千代田線、半蔵門線の表参道駅で降りていくのが、徒歩の距離は近いとは思う。けれどもBRATsは表参道駅と渋谷駅の中間ぐらいにあるので、渋谷駅からも歩いていくことは可能なんで、今回は渋谷駅からBRATsまで歩きました。だいたい歩いて20分ぐらいで行けますね。
感想
ハロウィンパーティを健全に盛り上がった
自分が行った10月27日(土)だったので、ちょうどハロウィンパーティをやっていた。
ハロウィンらしく派手なコスプレをしている人もいて、その人に注目が集まったりと、コスプレで盛り上がった。この日はコスプレをしてきた人には店員からロールケーキをサービスされていた。
またいつも通り、お客さんも多く集まって、それぞれの席で酒を飲みながら発達障害の生きづらさを静かに語りあう人が多かった。
同じ時刻、近所の渋谷では暴動みたいになってるのに対して、こっちは健全にハロウィンを楽しんでいた
Twitterでリツイートすれば値引き
BRATsは店内に入ったら、店員の方から「ドリンク飲み放題のみにするか?(2500円)、アルコールも飲み放題にするか?(3500円)」と聞かれるので、どちらかを答えて料金を支払って入店する。
このときに自分がTwitter のアカウントを持っている場合、BRATsのツイートをリツイートすれば、500円引きになるというサービスをしている。
自分は滋賀県出身で、大阪の発達障害の当事者会や自助会にいろいろと参加していた。一方で、今年に東京に引っ越してきたからは、東京の発達障害の当事者会にいろいろと参加しました。そこで感じたのは、大阪は当事者会内でのつながり、当事者会同士の横のつながりが深いのに対して、東京はTwitterでのつながりが深いことですね。
大阪や関西の当事者会は、会の終わりに他の当事者会を告知する時間がある。そこで、「来週の土曜日に○○で会をやります。よかったら来てください」という告知をしたり、前のホワイトボードに掲示したりする。「へぇ、来週の土曜日にやるのか……行ってみようかな」といった感じで、告知されたり人づてに聞いた会にいろいろと行って、自分に合った会を探していく感じですね。こうやって実際に当事者会に行って、発達関連の情報を集めて深めていく感じですね。
一方で東京の当事者会は、こういう会の告知はほとんどない。代わりにTwitterでのつながりが主という気はしますね。
当事者会で話して、意気投合して親しくなった人と、Twitterで相互フォローする。そしてフォローした人の「○○の会に行ったら楽しかった」「明日の△△の会に行く」というツイートを見て、「自分も○○の会に行ってみようかな」「あの人も来るし、自分も明日に△△の会に行こうかな」と情報を集める。またフォロワーのリツイートを見て、「なんかこの人良いこと言ってるなあ」とフォローしていく。そうやって発達関連の情報網を作っていく。
特に発達関係のフォロワーが多くて発言力がある人は、リツイートされやすく、当事者会でも名前を知らているので、「あの人最近大変みたいだけど大丈夫かなぁ・・・」という形で会話の話題にのぼることもある。これは大阪には当事者会ではあまりない特徴だと思いますね。
まあ大阪や関西の人でも石橋さん(さかいハッタツ友の会の主催者の石橋尋志氏)を始めとして、Twitterで積極的に発信しておられる方もいる。
東京でも一部のNeccoでのイベントでは他の発達関連のイベントの告知をしているところもあるので、一概には言えない。
neccocafe.com
けれども、個人的には大阪と東京の当事者会では、こういう傾向があるという印象がありますね。
東京の発達関連はTwitterの影響力が大きいので、BRATsの「リツイートしたら値引きする」という手法はなかなか良い手なんじゃないかと思いますね。
通はチップスなどを買ってくる?
BRATsは夜の営業時間はソフトドリンクやアルコールは飲み放題だが、フードの提供は基本的にない。けれどもスナックなど、おつまみの店内への持ち込みは黙認されているようなので、常連のお客さんなんかはコンビニでスナックを買って持ち込んだりしてますね。
こういうおつまみがあると、さらにドリンクやアルコールもおいしく感じて、会話もより弾むので、これはオススメですね。
社交的で社会性がある人が多い
Bratzはオシャレの街の表参道にあり、店内の雰囲気もオシャレで明るいので、社交的な人がいつも集まってきている気はしますね。あと夜の代金は2000円(アルコールだと3000円)とハッタツにとっては安くはない。
だから、そこそこ収入がある人が来るので、それだけ比較的社会性がある人が集まる気がしますね。
ソフトドリンクやアルコールも飲み放題なんで、明るい雰囲気で楽しくいろんな人と話せましたね。
CHT会
千葉県の発達障害の当事者会のCHT会の運営に関わる人とお話をしました
https://www.facebook.com/cht.jp/
CHT会は千葉県の当事者会として長く続いてきた会だそうですが、主催者の方が辞められるので今後の運営が課題みたいな話をされておられました。
近年はいろんな発達障害の当事者会が増えてきてうれしい限りですが、会を主催したりファシリテーターを務めるのも、かなりの負担がかかるので、いかに会を続けていくか?というのが、これからの当事者会の今後の課題なんじゃないかと思いますね。
課題
ハロウィンパーティの割に仮装をしている人がやや少なめ
せっかくのハロウィンイベントにもかかわらず、コスプレしている人が少なめだったのが残念でしたね。発達障害の特性というかサガとして「規則性や法則性を好むため計画通りに行動するのは得意だが、ハプニングや急なスケジュール変更があるとパニックになり対応が困難になる」「失敗を極端に恐れる」というのがあるので、仕方がないのかもしれないですが。
たしかに発達障害の人にとっては、予想不能な事態とか、失敗してしまうのではないか?という不安があるというのは、ものすごいストレスになるので、なかなかやろうとしてもできない。
しかしながら、人間というものは失敗を経験しないとなかなか成長、成功はできない。いろいろ新しいことをすると、うまくいかないことも多いが、それを乗り越えていくことで成長していくのが人間だと思いますし。
友人から『ユダヤ人大富豪の教え』という本を読むように勧められて、読んでみたら、途中に
「実際の人生では、間違ったり、失敗しなければ何も学べない。自転車を乗ることから、テニス、ゴルフ、恋愛でも、仕事でも、失敗なしにうまくやることはない。行動するときに、無意識のうちにこの失敗への恐れは出てくる。それを乗り越えて、行動できるかが鍵だ。セールスでもそうだ。失敗に強くならなければ、いい成績を上げることはできない。断られた数の分だけ、収入が増えると言う人もいるぐらいだ。」
と書かれてあってハッとしましたね。
ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)
- 作者: 本田健
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/02/09
- メディア: 文庫
- 購入: 11人 クリック: 143回
- この商品を含むブログ (154件) を見る
発達障害の人は「白黒思考」をしがちという特性がある。
だから「失敗は悪いことだ」「だから失敗すればとんでもないことが起きてしまう!」とかの極端な考えを持ちがちである。なので、わざと規則性を崩してわざと失敗して、「なんだ、失敗してもたいしたことないんだな。別に死ぬわけでもないし」という失敗への免疫や耐性をつけていくことが大事だと思いますね。まあ仕事で変なことしまくって失敗してクビになるのはアレなんで・・・。プライベートで「いつも朝にお茶を飲んでから出勤してたけど、コーヒーにしてみよう」「今日はわざと遠回りして帰ろう」とか、そうやって新しいことをやって、あえて規則性を外れることも良いことだと思いますね。
乃木坂46 『帰り道は遠回りしたくなる』 - YouTube
そういう意味では、会社で大失敗したらクビになってしまうが、当事者会などで失敗しても特に給料が減ったりするわけでもないので、当事者会ではどんどん失敗したほうが良いと思いますね(人に迷惑をかけてしまうのは良いことではないですが・・・)。ただ失敗したり悪いことには「何が悪かったのか?どこが悪かったのか?」というのをしっかり反省して、次に生かしていくことがやっぱり大事ですね。
あと会社で仕事をしていると、どうしてもミスや失敗は出てきてしまう。機械とかAI(人工知能)だったら、プログラミングされた通りに毎回同じ作業を行えるが、人間である以上、慣れてる仕事でもどうしてもミスや失敗してしまうこともある。そのときに大事なのは、失敗したことにショックを受けて感情を引きずるんじゃなくて、「どうしたら失敗の影響を最小限にできるんだろうか??」という解決に全力で取り組むこと。「ミスしてしまった。自分はなんでダメな人間なんだろう・・・」「やっぱり自分は何をやってもダメな人間なんだ・・・・・・」と失敗した過去に生きるんじゃなくて、「じゃあこれからどうしたらいいんだろう??」とこれからの今に生きることが大切ですね。
【れんたんの応援歌】 乃木坂46岩本蓮加 - YouTube」
まあ理屈でわかっててもなかなか実践できないですけどね・・・。ただ失敗していくうちに、「失敗したことを気にしててもキリがないから、切り替えるしかないな」と直感や感覚でわかるようになってくるので、やっぱりたくさん失敗して、失敗を経験してくことが大事ですね。
酒が入る分、思ったことを言ってしまう
自分は日ごろあんまり酒を飲まないので、久しぶりに酒を飲めたので、飲み放題なのでガンガン飲みまくってしまった。すると思わず調子に乗って、他の自助会の愚痴を散々に語ってしまった。
酔っぱらうと思ったことをどんどん言ってしまうので、ちょっとここは気をつけたほうがいいですね。まあ酔っぱらうと素の自分が否が応でも出てくるので、「自分ってのは本当はこういう人間なのか」というのはわかりますね。
Twitterの功罪
これを言ってもいいものか・・・・・・??????少しだけ触れておこう。
上記で「東京の当事者会はTwitterでのつながりが深い」と述べました。しかしながら、7月にTwitterを中心に大きな事件、というか発達関連の多く人を巻き込む騒乱が起きてしまったのは残念でなりません。
うーん・・・。そもそもTwitterはいろんな人との交流を楽しむSNSであって、ケンカする道具ではない(意見を主張していく中で、意見が異なる人との軋轢とかはどうしても出てくるケースもあるとは思いますが・・・)。発達界隈のTwitterもそこをしっかり念頭において、みんなが楽しめるような場所にするにはどうすればいいのか??という部分を、これを契機にして、一人一人が考えていかないといけないのではないかと思いますね。やはり7月からの騒動をもう2度と繰り返してはいけないと思いますしね。
最後に
仕事がとても忙しく、なかなか人とゆっくり話せる機会がなかったので、久しぶりにBRATsに行って、いろんな人と様々な話ができてとても楽しかったです。
楽しい時間をありがとうございました。
また機会があれば行かせていただきたいです。
東京には発達障害の当事者会はいろいろとありますが、「なんか今日は予定が空いてるし行こうかな?」とふらっと行けて、オシャレな雰囲気で酒を飲みながら楽しく話せる店です。店は渋谷駅や表参道駅の近くとアクセスもよく、行きやすい場所なんで、興味を持たれた方がおられたら、ぜひとも行ってみてはどうだろう。
ただ営業日は基本的に木金土の営業なので、ホームページで営業時間、営業日を確認したのちに行くべきだろう