にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

就労で苦しむ発達障害の人の、障害者職業センターの職業準備支援の利用について

 

 


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発達障害という障害を持っていると、この世の中を生きていく上でいろいろな苦労がありますが、特に苦労するのが就労についてのことが一番苦労するのではないでしょうか。障害者枠で就労を目指そうとしても、自分の障害や特性をうまく説明ができずに面接がなかなか通らない。面接が通っても、自分の障害や特性のせいで仕事でミスしてしまったり、職場での人間関係がうまくいかずに、長く勤められずに辞めざるを得なくなってしまったりしてしまう。

そんな発達障害の人の悩みを解消してくれるのが、障害者職業センターの職業準備支援である。

地域や県によって差があるみたいだが、障害者職業センターでは就労支援を受けることができる
まずはいろいろな診断から職業診断を受けることができ、自分の能力を知ることができる
次に1か月~3ヶ月にかけて、作業所において職業準備支援を受けることができる。9時から15時まで平日の月曜日~金曜日(水曜日は午前中までで、土日祝日は休み)に通うことになる。まずはピッキング作業、ボルトを外す作業、パソコンのタイピング、郵便物の仕分け、事務の数字入力といった作業を行う。時間内にどれだけやれたかを担当の指導員の人にチェックされて、ミスが多い作業については指導員の人と「どうしたらミスをなくせるか?」というのを話し合って対策を考えてくれる

また教材のビデオを見たり、SST(ソーシャルスキルトレーニング)もあった。SSTとは「会社に遅刻しそうなとき」「仕事でわからないことがあったとき」など場面を設定して、そのシチュエーションに合った行動を演じていく。これによって、職場でのコミュニケーションが苦手な人でも、職場でのコミュニケーション力をつけることができる

深呼吸筋弛緩法ストレッチによるリラックス法を学ぶ時間もある。

職業準備支援の終盤には部屋を掃除して、その様子をジョブコーチの人に見てもらって添削してもらえる。さらに実習として近所の料理屋に行って皿洗いを実際に体験させていただくこともできた。面接練習もしてもらえる。最後には職業準備支援の集大成として、自分の障害の特性を自分で整理してまとめて、面接の際の履歴書を完成させていく。


職業準備支援が終わったあとも、アフターフォローとして職業相談にのってもらうことができる。また月に一回に自助会のような、みんなが集まって悩みを相談して、みんなで意見を出し合う懇談会にも参加できる。

面接が通って、障害者枠での採用が決まった際には、ジョブコーチの人についてもらうこともできる。


以上のような充実した支援内容を無料で受けることができる。

自分は職業準備支援を受けていたが、うつ病などで長く入院したりして、就労からしばらく離れていた人が、生活リズムや仕事の勘を取り戻すために、軽作業をする「リワーク」というのもある。

 

 


まずは障害者職業センターで職業準備支援を受けることの個人的に感じたメリットを挙げていきたい

メリット

1、いろんな作業を体験できる

さまざまな作業を体験することで、自分は何が苦もなくできて、何ができないのかを身をもって知ることができる。どれも単純作業で簡単にできそうなのに、意外とミスを連発してしまったりしてうまくできず、自分の考えの甘さを思い知らされることもしばしば。そういう体験をしっかりできるのも大きい。

前述したように、ミスが多い作業については、「どうしたらミスを減らせるか?」と話し合っていっしょに対策も考えてもらえる

 

2、仕事の基礎が学べる

作業を見てもらいながら、良くないことについては指導員の方に指摘してもらえる。
なかなか就労でうまくいってない発達障害の人というのは、うまくいかない理由は人それぞれで一概には言えない。けれどもあくまでも自分の私見、自分の独断と偏見による意見を述べさせていただくと、自己評価と他者評価でかなりズレてる人が多い印象がありますね。自分ではかなりできていると思っていても、実際に他人から見たら全然できていない、というケースが多いですね。そこを一致させていかないと、職場で評価されるのは難しいですね。

「職場で少しミスしただけで、上司の人から厳しく注意された!自分は頑張ってるのになんで注意されないといけないんだ!そもそも会社や社会は発達障害への配慮が足りなさすぎるんだ!」
と自助会で声高に主張しておられる方がいらっしゃいますが、そういう人には
「そうなんですか・・・・・・大変ですねえ・・・。やはり会社に発達障害への配慮が足りないと苦労しますよねえ」
と一応、話を合わせておくが
「そりゃ自分の言いたいことだけ言って、他人の話をロクに聞かなかったらウザがられるよw会社でうまくいってないのはそこが原因じゃねえの?」
とツッコみたくなる人も多いですしね。
こういう自分の都合ばかり押し付けて、人の意見は聞かない。なぜ人の話を聞かないのか?聞けないのか?聞きたくないのか?聞く度胸がないのか?と思わず問い詰めたくなる人は、やっぱり就労でもうまくいってない人が多いですね。

椎野四段活用 - 新・なんJ用語集 Wiki*

自分ではできているつもり、じゃなくて他人や上司の人から見てもできている、という形にしていかないと就労は難しいですね。
そのためにも、職業センターでは仕事の様子や結果を評価してもらえるので、これは大きいですね。

3、懇談会に参加できる

月に1回、就活中の人が中心となって職業センターで懇談会が開かれる。参加者一人一人の悩みを言って、それを議題にしてパネルディスカッションの方式でみんなが意見を出し合う方式だ。
やはり就活というのは、落ちると気分が落ち込むし、1人で進めるので孤独な戦いになりがちである。その中で悩みを相談したり、自分の体験談を語れる機会があるというのは大きいですね。

4、ジョブコーチを利用できる

これはかなり大きいですね。発達障害の人というのは、新しい環境に大きな不安を感じるので、味方になってくれる人がついてくれているというのはとてもありがたいですね。話もしっかり聞いてもらえますし。

それに職場と自分との緩衝材になってくれるのも大きい。職場の上司の方も直接言うより、ジョブコーチの人のほうが話しやすいので、「もっとこうしてもらいたい」というのをいろいろと言ってもらえる。それをジョブコーチの人が話を整理して、当事者に伝えてくれる。発達障害の人っていうのは空気が読めない人が多いので、直接言ってもらえたほうがありがたいですしね。あと、職場や上司の人への直接言いにくい不満も、ジョブコーチに言える。ジョブコーチの人が話をうまく整理して、職場や上司の方に伝えてくださって、改善されるケースもありますし。それに、初めての新しい環境で、初めてやることばかりでプレッシャーやストレスや疲労も多いと思うので、苦痛とか不満をジョブコーチの人に言える、吐き出せるのは大きいですね。

このようにジョブコーチの人が来てくれるのは大きい。ただジョブコーチはドラえもんではなく、なんでもかんでもやってくれるわけでもないので、ジョブコーチがいればすべて安心、というわけではないので、早く自分自信で職場環境や仕事に慣れていくことが大事ですね。

5、場合によっては仕事を紹介してもらえる

職業準備支援での、障害者職業センターでの評判が高い場合、仕事を紹介していただける場合もある。こういう紹介していただける企業は、障害者職業センターとのつながり深い。だから障害者やジョブコーチへの理解度も非常に高いので、配慮もしっかり行っていただける。発達障害の人でも働きやすい環境を作ってくれやすいので、定着しやすいですしね。

 

一応、デメリットも挙げておく

デメリット

1、反省しない人は行っても無意味

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発達障害の人はプライドが高い人が多い。理由としては「失敗してはいけない」という気持ちが強すぎて自分のミスを認めらないとか、負けず嫌いだからとか、正義感が強すぎて他人に悪く言われてはいけないという思いが強すぎるとか、自分の主義主張を優先してしまって他の人の都合を考えないとか、いろいろありますが。だから「それは良くないよ」と指摘されると「これが俺のやり方なんだよ!!」「別にいいだろ!!」「自分はこう思うんで!!」とか逆ギレする人が多い。よく言えば自分なりの強いこだわりを持っておられる方といえるが、悪く言えば人の意見を聞けない人自分の都合しか考えないわがままな人と言える。

やはり自分の良くないところや悪いところは、反省して修正していける人でないと、就労は難しいですね

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自助会に来るような発達障害の人は「会社は発達障害に配慮すべきだ!そもそも社会は発達障害に対して理解や配慮が必要だ!このように会社や社会に発達障害への理解や配慮が足りないのは、安倍首相や自民党の責任である!!」と声高に叫んで、「自分の人生がうまくいかないのは社会のせい」みたいにそれっぽい主張を振りかざすだけで、他人や環境のせいにばっかりして、自分の非を認めない人もいますね。ただそういう人は全く自分について反省しないんで、成長がない人が多いですね。自助会に毎月来ているのに、何年経っても何の成長もない人もよく見ますし。

個人的にはこういう人は「社会のせいにばっかりしてないで、自分のできることをやることをやっていけばいいんじゃないですか」とか助言しても一切聞かないし、反省しないからいつまで経っても成長しないし、自分の世界だけで生きてる人ばかりだから精神年齢が低く人間性が幼稚で、話していても何も楽しくないし、むしろこういうダメな人と関わっていると、自分もどんどんダメになっていくような感覚もあるので、なるべくこういう人とは早く見限って距離を置くようにしてますね。まあそういう人の話を傾聴して、しっかり認めていけば、変わっていくのかもしれませんが、自分はカウンセラーではないので。


・・・おっと、前置きが長くなってしまった。せっかく障害者職業センターで職業準備支援を受けたとして、いろんな作業をして良くない点を指導員の方に指摘してもらっても、しっかり言われたことを反省して次に生かせるような人じゃないと難しいですね。カウンセリングもしっかり行ってもらえるが、基本的にはカウンセリングルームではないので、反省しない人っていうのは来てもあまり意味がないかもしれないですね。

2、自分で判断せずに、何かやる前に必ず聞きに来るように徹底される

発達障害の人は「自分で勝手に判断して、勝手なことをしてしまう」という特性があるので、これを修正するために「何かする前に、かならず確認をとること」「わからないことがあったら、かならず聞きにくること」というのを徹底して指導されますね。

やはり就労で苦労されている発達障害の人は、自分勝手に判断して勝手なことをしてしまって会社に迷惑をかけてしまったり、会社の都合よりも自分だけの都合の主張を強くしてしまったりしてしまって、それで職場での立場が悪くなってしまうケースもあるので、そこを修正するためにも、何かをする前にかならず確認をとるというのを徹底するのは良いと思いますね。


以上のように、何かをする前にかならず確認をとれるようになることで、しっかり就労することできるようになる。終わり。
・・・・・・・と言いたいところですが、この考えには2点の落とし穴がある。

まず1つが「人に言われたことしかできない、自分で考える力が身につかない」と言う点。わからないことがあったら、全部他人に聞いてその通りにするだけで、自分で考えて自分で動くという考えが全くできなくなってしまい指示待ちの人間になってしまう恐れがある。そうなると「自分がこうしたいから、こう生きる!」っていう自分の人生じゃなくて、「他人にこう言われたから、こう生きよう」という、他人に言われた人生を歩むことになってしまいかねない。

あともう1つが、この考えを徹底されすぎてると、就活、就労のときに逆に苦労しますね。就労のときに「家でニートしてるより、もっとお金を稼いでもっと趣味を楽しみたい」とかのそういう自分の願望、欲望があると、就活も就労もがんばろうと思える。そうやって働いてるうちに「上司や職場で評価されて、より多くの金を稼ぐためにも自分の都合だけ考えてたらダメだな。もっと職場全体のことを考えないと」と、自分だけの願望、欲望だけで働いていたのが、だんだんみんなのことを考えられるようになりますね。
ところが「人に言われたから」ってだけで、単に人に言われた通り履歴書を書いて面接してっていう、そうやって真面目にがんばるだけではなかなか通らないですね。ある程度は欲とかがないと、人はがんばれないですし。


ただ、「自分で考えて、自分で動ける人間」になれるのが理想ではある。けれども、人間は階段を1段ずつしか上がれないし、変に2,3段上がろうとしたら転んでしまいかねない。一歩ずつ着実に成長していくためにも、まずは「何かする前にかならず人に聞くこと」「わからないことがあったらすぐ人に聞くこと」をしっかりできるようになる、というのは大事なことかもしれないですね。

あと、就労で苦労している発達障害の人は、いい大学を出ている人が少なくてたいして勉強もできないし、人の話をロクに聞かず、自分だけの狭い興味の知識しか持たない人が多いので、そんな人がいくら自分で考えようとしても大した考えが浮かばないので、それならばさっさと定型の他人に聞いたほうが早いし、まともな意見を得られる可能性が高い。だから「(自分だけで考えようとしても、思考力が低く正しい判断をするのが難しいので)何かする前に、かならず確認をとること」「(自分で考えようとしても、どうせ大した考えが出ないのだから)わからないことがあったら、かならず聞きにくること」というのは、あながち間違いでもない。特に前述したように就労で苦労している発達障害の人は、人の話を聞かない、聞けない人が非常に多いので、まずは人の話をしっかり聞くところからスタートするのは、かなり理にかなってはいる。

3、長所を見つけて伸ばす指導ではなく、短所や苦手を矯正する指導

障害者職業センターの職業準備支援を受けた感想としては「定型の人と違って、障害者は障害の特性のせいでなかなか就労できずにいる。ゆえに苦手なこと、欠点を直していけば、定型の人と同じように就労ができるようになる」って思想で指導しているな、という感じはある。だから作業をしてミスした点、良くなかった点をあげつらって、改善するまで作業させることが多い。できた作業については特に褒めることもなく、もうできるとして別の作業のほうをやらされる。

これによって、自分の弱点であったり、できないことにしっかり向き合える、というか向き合わされる。そこから「たまたまミスしただけでしょ」と逃げるんじゃなくて、「どうしたらミスをなくせるか?」ということを向き合える。頑張ってもうまくいかない、どうしてもミスしてしまうのは辛い、苦しいことだが、そういうことを通じて成長がある。

ただ「できることは普通。できないことをとことん追求して直させる」という指導方針なので、長所や得意を見つけるよりは、短所や苦手を指摘され続けるので「自分はこれができない。あれもできない。ああ、なんてダメな人間なんだ・・・」とどんどん自信と失っていく、下手したら心が壊されていく感じがあるので、ここは気をつけたほうがいいですね。

 

4、仕事への考え方が民間の企業ではなく公務員

障害者職業センターというのは、独立行政法人、すなわち国からの税金で運営されているので公務員とほぼ同じである。だから職員や指導員の方の仕事への考え方がかなり公務員に近く、そういう人が「民間の仕事ってこんな感じだろう」といった感覚で指導しているところがある。だから民間の実際の仕事で求められることとは少し齟齬があって、「あれ・・・職業準備支援ではこれをやったら評価されてたのに、この職場だと逆に注意されてしまうぞ・・・??」という、職場に入ってから戸惑ってしまうときがありますね。

一番の違いは、民間の企業は「成果主義」で評価されるところ。たとえば1日の作業で100個作らないといけないとき、150個も作ったらかなり良い評価されて、場合によっては昇給もあるかもしれない。このように頑張ったら頑張っただけ評価される。

ところが公務員の場合は「減点主義」で評価される。1日の作業で100個作らないといけないとき、150個作っても特に評価はされない。逆に80ぐらいしか作れないと評価が落とされてしまう。このように公務員独立行政法人は、国民の血税である税金によって運営されているので、失敗などして税金をムダにすることは許されないので、ミスや失敗がない仕事が求められる。

ではミスや失敗がない仕事をするにはどうすれいいのだろうか?そこを考えると「上司に言われたことをしっかり聞いて、その通りに仕事をすること」。自分勝手に仕事を進めて失敗しては、自分の失敗になってしまうので、上司の言う通りにやって、その通りにやることが重要になってくる。次に「これはすごく得意で人の何倍も仕事ができるが、あれは苦手で失敗ばかりしてしまう」という仕事スキルよりは「どんな仕事もそこそこできる」という平均的で短所や苦手がない、そういう失敗やミスが少ない仕事スキルが求められる。だから「ミスや失敗はしてはいけない」と口を酸っぱくして言われ、とにかく短所や苦手をなくす指導をされるのはそのためである。

そのまま公務員、独立行政法人などに就職されるのなら、ここでの指導されたことをやっていけば評価されるだろう。ところが民間の企業ではそれだけでは足りない

民間の企業では「成果主義」で、より多くの成果を求められる。最初はしっかり仕事を覚えていけばいいが、慣れてきたらより多くの成果が求められることも多い。その場合、言われたことだけやるのではなく、より成果が上がるように自分なりにいろいろ工夫したり、より効率の良さを追求していかないといけない。また、わからないことを上司の人に聞こうにも、上司の人も忙しくしていてなかなかつかまらない場合もあるので、自分で考えて自分で行動することも求められる。やはり障害者職業センターの職業準備支援で学んだことからの、さらなるプラスアルファが必要になってきますね。

やはり苦手な作業を嫌々やるよりは、自分の長所を生かしたり、楽しいと思える作業をしたほうが能率も上がって成果もあげやすいし、評価もされやすい。また気分的にもあまりしんどくならないので長く仕事を続けやすい。苦手を克服することも大事ではあるけど、自分の長所や好きなことを探してなるべくそれを生かせる仕事を探してやっていったほうがいいですね。


ただ、民間の企業はいくら成果主義といっても、始業時間に遅刻してしまったり、仕事でミスを連発したり、職場で自分勝手な横柄な態度をとってしまったりすると、よほどすごい成果を上げないと取り戻すのは難しくなってしまう。まずは自分が真面目にがんばった仕事をしっかり評価してもらうためにも、まずはなるべくミスをしない、ということは大事ではある。

自分はパナソニックの工場で一時期働いていたことがあるが、パナソニックでは「まずはミスなく正確に仕事をすること」というのを指導されましたね。しっかりミスなく正確に仕事ができていれば、そのうちに作業に慣れてきて、ミスなく正確で速く仕事ができるようになる、という考え方だった。変に張り切って多く作業しようとしても、焦ってミスばかりでは何にもならない。まずは焦らずにしっかりできることをやっていく正確さを重視してやっていくことは大事ですね。

5、懇談会では基本的に大した意見は出ない

月に1回、就活中の人が中心となって職業センターで懇談会が開かれる。就活中の人がお互いに悩みに対する意見を出し合ったり、指導員の人に相談することができる。

ただ、厳しい意見を言わせていただくと、要は就活がうまくいっていない人たちと、前述したように「民間の企業の仕事ってこんな感じだろう」とよくわかっていない職員が話し合ったところで大した意見は出ない。そこは留意したほうがいいだろう。

しかしながら、就活はがんばってもなかなかうまくいかない、孤独で厳しい戦いになって、精神的にもしんどくなりがちである。そういうときに懇談会に参加することで「自分以外にも頑張ってるんだ。自分も頑張ろう」「職員の方にも応援してもらってるんだし、もうちょっと頑張ろう」とモチベーションを得られるのは良い。

6、就活の苦労もなくパッと仕事先を紹介するのはいかがなものか?

前述したとおり障害者職業センターでの職業準備支援での態度が職員の方々から高評価だった場合、障害者職業センターから仕事を紹介してもらえることがある。こうして紹介してもらえる企業は、障害者やジョブコーチへの理解がかなりあるので、配慮などもしっかり行ってもらえるので、働きやすい環境であることが多い。

自分も障害者職業センターから仕事を紹介していただけで、ジョブコーチも入ってもらったおかげで長く勤めることができた。

ただ個人的には、職業準備支援が終わった後、半年ほど就活をしていたが、面接が苦手だったのもあってなかなか通らなかった。何社受けても落ちる、苦しい日々だったが、この期間に「なんで面接に落ちたのか」「どうすれば面接で通るのか」というのを試行錯誤していろいろと苦労したのが、その後の仕事でも役に立ったと思う。

中には職業準備支援が終わってすぐに仕事の紹介を受けて、就労している人もいたが。しかし、いくら職業準備支援での態度が良かったからといって、就活の苦労を経験させずに、ポッと就労させるというのはいかがなものかと、自分は思いますね。

7、入れるまで時間がかかる

自分はハローワークで紹介してもらってから、実際に障害者職業センターで職業準備支援が始まるまで半年ぐらいかかった。受けたいからと言ってすぐに受講できるというわけではないので注意が必要だ。

 

おわりに

やはり就労の際にジョブコーチさんを入れてもらえるようになるのは大きい。このためにも職業準備支援を受けるのもありかもしれない。

ネットとかで見てるとボロカスに書かれるところもありますね。やはり短所を直す指導が主体で自分の障害の特性と向き合わされるので、結構しんどい部分はある。まあ合う合わないとかはあると思いますけど、職業準備支援すら続けられないんなら、他の職場で就労を続けるのはなかなか難しいんじゃないかなと思いますね。

ただ短所を直させる指導ばかりされて、自分の自信を失いそうになるときもあるので、「自分の長所ってなんだろう?」「自分のやりたいことってなんだろう?」と自分で考えていく必要はあると思いますね。


就労がうまくいかず悩んでいる発達障害の人のための講座なので、しっかり働くことができていた就労で困っていない人は特に来る必要はないと思いますね。逆に就労で上手くいっていない人は「どうすればいいんだ・・・」といくら嘆き悲しみ悩んでいても、なかなか状況は良くならないので、何でもいいから良いと思ったことは行動していくことが大事だと思うので、ハローワークなどでの紹介してもらって、これを受けるのもありだとは思います。

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この歌のように悩んでないで挑戦していくことも大事だと思いますね

 

以上、自分が障害者職業センターの職業準備支援を受講したことを参考に思ったことを書かせていただきました。何か参考になれば幸いです。