にっし~の日記

発達障害のにっしーが思ったことを綴っていくブログ

発達障害の人が空気の読めるようになるにはボードゲームをやるべき

発達障害の人が生きていくうえで一番苦労するのは、場を読めない、空気が読めないので、他人とのコミュニケーションに苦労する点である。コミュニケーションがうまくいかないので、学校や会社での人間関係がうまくいかず、それが原因で会社に長く勤められず、会社を辞めてしまい、生活に難儀する。

 

 

 

空気を読めないとは何か?


そもそも空気を読めないとは何か?
一言でいうと「自分の都合しか考えない」ことから、他人や周りの人が考えてることに気がつかないこと。それは他人から見れば「自分さえ良ければそれで良い。他人がどうなろう知ったことか」という態度にしか見えないことも多い。そうなると知らず知らずのうちに他の人に迷惑をかけてしまったり、負担をかけてしまっているケースも多い。

具体的に例を挙げると

・自分の言いたいことだけ言って、他人の話はほとんど聞かない
・話がやたらと長い
・同じ話を何度も繰り返す
・「垂井で乗り換えがあって」「サンライズ瀬戸」など普通の人が知らないような専門用語を多用して話す。他人にわかりやすく話す気がない
・他人が話を明らかに聞く気がない状況でも、話を一方的に続ける
・自分の興味のある話しかしない
・他人を平気でディスるくせに、自分がディスられたら怒り出す
たとえば「かとう学園じゃなくて加計学園でしょww何を間違えてるんですかwww」「そんなことも知らないんですか??ww」など他人の細かい間違いは執拗に指摘するクセに、自分の間違いを指摘されたら「そんなことどうでもいいでしょう!!」などと逆ギレする
・恩を仇で返す。というか恩をかけられても感謝しない。
・人の話の腰を折る
たとえば「帰りに駅前のパン屋で買ってかえったら、結構おいしかった」と話したとして
「そんなことより昨日に乗った鉄道が~」など関係ない話をする
「帰りにどこか寄るなんてヒマな人ですねww自分なんてすぐに家に帰りますよww」「それがどうかしたんですか?いちいち話すような内容ですか??」などと相手をディスって話を展開しにくくしてしまう
「そうですか・・・・・・」「はい・・・」など反応が薄い


■桃太郎とアスペの鬼退治

アスペ「桃太郎さんきびだんご下さい」
桃太郎「鬼退治についてきてくれるんだったらあげる」
アスペ「きびだんご下さい(^∀^)ノ」

数分後

アスペ「眠いんですけど寝ていいですか?」
桃太郎「ちょっとだけだよ」

30分経過

桃太郎「鬼退治行こうよ」
アスペ「おなかいっぱいだし眠たいし鬼退治メンドい」
桃太郎「話が違うじゃん(怒)」
アスペ「あなたが休憩時間を決めなかったのが悪いんです。それに鬼退治行くなんて一言も言ってません。
ましてや私の意に反して働かせるのは人権違反だから違法だ訴えてやる!」

桃太郎ブチギレて単身鬼ヶ島へ

鬼「桃太郎、何で俺が鬼になったか気持ちがわかっただろ?」
鬼&桃ふたりで仲良く帰島
アスペ「僕のおかげで友達できたじゃん、今だったら仲直りしてあげる」
鬼&桃こん棒振り回してアスペを追いかける
アスペ「僕のことみんなでいじめるんです」


というコピペが5ちゃんねるのハンディキャップ板の某スレでありますね。自分の都合しか考えないと、自分の都合に相手が合わせないといけなくなる。そうすると相手の神経をすり減ってしまったり、知らず知らずに相手にものすごい苦労とかけてしまったりしまいますよね。

だから以上のことばかりしていると、周りから「唯我独尊」「自己中心的」「ジコチュー」「身勝手」「わがまま」「人間のクズ」「ゲスの極み」と呼ばれてしまいますね。こうなるとコミュニケーションを築くのは難しい。そうやって周りから嫌われる、鼻つまみ者になってしまうと、職場でもコミュニティでも居続けるのは難しくなりますね。

 

空気を読めるようになるにはどうすればいいか?

 

では空気が読めるようになるにはどうすればいいか?

その前に、win-winについて話をしたい
スティーブン・R・コヴィーの著書「7つの習慣」の第4の習慣において「Win-Winを考える」というのがある。

人間関係におけるパラダイム
Win-Win:自分も勝ち、相手も勝つ。それぞれの当事者が欲しい結果を得ること
Win-Lose:自分が勝ち、相手は負ける。相手を蹴落としてなんぼの世界
Lose-Win:自分が負けて相手が勝つ。相手が幸せになるならば、自分は常に踏み台でかまわない
Lose-Lose:相手が負けて自分も負ける。相手に勝たせるくらいなら足を引っ張って共倒れしたほうがマシ
Win:自分の勝ちだけを考える。自分が勝てば相手がどうなろうと知ったことではない
No Deal:Win-Winの合意、または取引条件に至らなければ、取引しないことに合意する。妥協するくらいなら白紙に戻す
の6つに集約されるとし、win-winの関係を目指すべきである、とする考えだ。

以上のように、win-winの関係となるようにしていくべきである。終わり
と言いたいところですが、そんな単純な話ではない

発達障害の人は、残念ながら「Win-Win」ではなく「Win」を目指す人が多い。悪気はなくても「自分さえ良ければそれで良い」と考えて、他人のことが眼中にない。うまくいけば「Win-Win」になるときもあるが、たいていは「Win」の形になってしまう。こうなると問題が起きてしまう。そうではなくて「Win-Win」を目指すべきである。

自分の都合しか考えず、winしか考えないと、相手は以下の行動を取らざるをえなくなってしまう。

Lose-Win 聞きたくない話を延々と「そうですね・・・」と聞き続ける。「そうですか、すいませんでした」「ごめんなさい」とこちらが折れて、苦痛を甘受する。

Lose-Lose 「お前!さっきから好き勝手にしやがって!ふざけんなよ!ぶっ殺すぞてめえ!」とぶちギレて大喧嘩する。一見、Win-Loseに見えるが、「あの人って怒り狂ってて怖いよね・・・・・・・なんか自分も怒られたら嫌だしあまりあの人とは関わりたくないなあ」と他の人から距離を置かれるので自分もLoseになる。

No Deal 「お前、もう俺に話しかけるな」「もうお前とは絶交だ」と縁を切る

のどれかの行動を取らざるをえなくなってしまう。

一番よくあるのが
「なんかあいつって自分の話しかしなくてウザくね?」「あいつって本当に人をイライラさせるよな」って包囲網を作られて
「あいつっていないほうがいいよな」「今度はあいつ抜きでみんなで飲みに行こうぜ」とどんどん居場所を失くされていってしまい、だんだんWin-Loseの関係を作られていってしまう。

以上のように
Win:自分の勝ちだけを考える。自分が勝てば相手がどうなろうと知ったことではない
の態度だと、Win-Winの関係を築くのは難しいことがよくわかる

「会社と会社の交渉」「会社と従業員の関係」「国と国の交渉」とかだとかなり複雑になってきますけど、「人と人」の場合は、「まず相手のwinとは何かを考えて、そのうえで自分のwinを考える」ことですね。
ここで大事なのは「まず自分のwinとは何かを考えて、そのうえで相手のwinを考える」のではない。「まず相手のwinとは何かを考えて、そのうえで自分のwinを考える」ことである。
とにかく「まず相手のwinとは何かを考えること」が大事である。しっかり相手の気持ちを忖度(そんたく)する・・・、と言い方はアレだがw相手の気持ちを推し量ることが大事である。そのためには相手をしっかり観察することが大事になってくる。

実際、定型の人って相手をすごくよく見てる
特に会話のときなんかは「興味を持って聞いてくれてるな」「なんか適当に話を聞き流してるだけだな」「なんか今、顔をしかめたな・・・なんかまずいこと言ったかな・・・」「なんかこの話題には食いつきがいいなwこの話題に興味があるんだな」とかを、表情とか仕草とかから分析しながら見ている。そうやって様子を見ながら、共通で盛り上がれる、楽しめる話題を探して、Win-Winでお互いに楽しめる話にしていっている。

鉄道に興味ない人に鉄道の話をしても聞き流されてしまう、下手したらウザがられるので、あんまりしないか、するにしても相手が知ったり興味あるものに組み合わせてわかりやすく話をするとかしてますね。

ところが発達障害の人は、話すときに相手の反応を全く見てない人が多い。だから上記みたいな、相手をないがしろにするようなことをしてしまい、相手を怒らせてしまうことが多々ある。ここに大きな差がある。あと興味がない話を延々としてしまって、ウザがられてたりと。

 

空気を読む方法


かの世界一有名な兵法書と言っても過言ではない、孫子の兵法も「彼を知り己を知れば百戦殆うからず(敵と味方の実情を熟知していれば、仮に百回戦っても負けることはない)」という文から始まる。
以上のように、空気を読むには相手の気持ちを考える、相手や周りの人の都合を考えることが大事です。だから空気が読めずに悩んでいる発達障害の人は、しっかり相手や周りの人たちの気持ちを考えられるようになれば、改善されていくでしょう。終わり。

・・・・・・と言いたいところが、そう簡単な話ではない。そもそも想像力を働かせ、しっかり相手や周りの人たちの気持ちを考えられるのであれば、「空気が読めない」と悩むことはない。それがなかなかできないから悩んでいるのである。

かといって空気が読めない発達障害の人が「空気を読もう、読もう」と思ってもなかなかうまくいかない。吉田兼好徒然草という「(双六の上手い人にその秘訣を聞くとこう答えた)勝たんと打つべからず。負けじと打つべきなり」とあるように、「空気を読もう、読もう」としても「読まなきゃいけない」と気持ちだけが焦ってしまって、なかなかうまくはいかない。

ではどうしたらいいんだろうか?
自助会とかでよく聞くのが、自分でいくら考えてもわからない、気づけないので、周りの人に言ってもらう、ダメ出ししてもらう、というのがいいって聞きますね。それをノートに書き留めていって、自分なりに修正してく。そうすると良くなっていくという話を聞きますね。

 

ボードゲームがおすすめ

 


個人的にオススメなのが、趣味でボードゲームを始めること。
ボードゲームとは何か?いろいろありすぎて定義が難しいですが、人生ゲームとか、あと将棋とか麻雀とかのテーブルゲームですね。

発達障害の人がボードゲームをやるべき理由は「相手の心理を考える」「論理的思考が身につく」「マナーが身につく」の3点である。

まず「相手の心理を考える」という点について。ゲームをする以上、やっぱり勝ちたいと思うのが人間の心情。けれども他の参加者の人も勝ちたいと思っている。その中でゲームで勝つには、他の人を出し抜いていかないといけない。特に「相手はどう考えているのか?」「相手から自分はどう見えているのか?」といった心理戦を制していかないといけない。

ポーカー、汝は人狼なりや、といったゲームはそういったことが大事ですね。そういうゲームをやっていくと「相手はどう考えているのか?」「相手から自分はどう見えているのか?」といったことが自然と身についてくる。

次に「論理的思考が身につく」という点。ゲームに勝つにはいかに勝利条件を満たすか、というのを考えていかないといけない。「勝利条件を満たすにはどうすればいいか?」「そのためにはどうしないといけないのか?」といったことを考えていく必要がある。そこをしっかり考えていかないと、他の人を出し抜いてゲームに勝つのは難しい。だから、ボードゲームをいろいろやっていくうちに、論理的思考が身についていきますね。

論理的思考が身につける、って言っても難しい本を読んだり、算数や数学を勉強したりするんじゃなくて、ゲームだと楽しく身につけられるのもいいですね。

そして「マナーが身につく」という点。PS4やニンテンドー3DSとかのテレビゲームと違って、1人ではできない。ボードゲームは対面する人がいて、初めてゲームができる。だから人と接する以上、自分勝手なことはしないとか、「今日は一緒にゲームをしてくれてありがとうございます」とか礼を言うとか、そういうマナーも自然と身についていきますよね。やっぱり人とのコミュニケーション力って、人と接していかないと身につかないですし。

あと、趣味でボードゲームをやる奴なんざ、どこかヲタっぽい、ヲタ気質がある奴ばかりなので、やや発達っぽいところがある奴も多いので、ノリが合いやすいというのもあるw


以上のように、ボードゲームを趣味でやっていくことによって、相手の心理を考えられるようになるし、論理的思考も身につくし、マナーも身につくので、空気が読める人になりやすい。よって発達障害の人はボードゲームをやっていくべきである!


まあ全員が全員、ボードゲームをやれば良くなるか、というと個人差はやはりある。やっぱり人間は好き嫌いがあるので、ボードゲームがあまり楽しくないと思うなら、向いていないと言える。

あと昔に大学でTRPGボードゲームをやるサークルにいたが、そのサークル員にアスペルガーと判断されてた人がいて、自分勝手で自分の都合でしか考えない、平気で人の神経を逆なでするような言動をする人がいたが、何年かいたが状態は良くならなかったな。なんというか・・・・・・・「そういう態度はやめろよ」とか注意しても、「いや俺は悪くねえし。アイツの説明が悪い」とかすぐ責任転嫁したり、人のせいにしたりして、自分の過ちを絶対に認めずに言い訳ばかりする奴だったしな・・・。そういう過ちを認めず、反省しない奴はいつまで経っても成長はしないですね。

 


とはいっても、他の自助会でトランプとか、ちょっとしたボードゲームをやったら結構盛り上がって好評でした。また別の自助会でも、自助会が始まる前に1時間ほどボードゲームをやったら、いい感じで盛り上がって、また初参加の人でも打ち解けて、非常に良い雰囲気で自助会に入れてとても良かったですね。このように自助会で取り入れてもいい結果が出てるケースもありますね。

自分の発達障害の知り合いの人で、最近はやってるボードゲームバーに行くことを趣味にして、いまでは自助会にボードゲームを持ってきて広めている人がいるが、「ボードゲームをやって良かった」と話していました。このようにボードゲームをやることで得られるものも多いですし、何より楽しいですしね。ぜひとも発達障害の人はボードゲームをやってみるべきではないだろうか?

 

STU48の7並べ

 

「とはいってもいきなりボードゲームバーにいくには敷居が高いし・・・」と悩む人もいるかもしれない。
そういう人におすすめなのがこのスマホゲーム「STU48の7並べ」

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ゲームは7並べをやるだけなので、他のソシャゲと違って今日ゲームをインストールしても、ベテラン重課金ユーザーが相手でも五分五分の勝負ができる。7並べルールがシンプルで始めやすい。けれども運によるところもあるが、どこに出すか、どこでパスを使うか、どこでジョーカーを使うか?と考えることもあるので、思考も鍛えられるゲームだ。無料で始めれられるので、まあまずは入れてみて遊んでみてはどうだろう。

STU48のメンバーのボイスもついているので「4位、悔しい~」「いっしょに1位になれて嬉しい~」という声を聞いたら、愛着がわいてきてやる気が出てくるはず。

www.showroom-live.com

気になったメンバーがいたら、STU48のメンバーはshowroomというサイトでほぼ毎日配信を行っているので、無料で見れるので、ぜひチェックしてみよう。